JP4979782B2 - 刈払機 - Google Patents

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Description

本発明は、庭の草等を刈るための刈払機に関するものである。
従来、操作杆の先端に略鉛直方向の軸心廻りに回転する円板状刈払刃が設けられており、操作杆を把持して、刈払刃の地面からの高さを変えることによって、草の長さを所望の長さに揃えて刈る背負い式の刈払機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−9051号公報
操作杆や刈払刃等は重く、かつ、刈払刃は高速回転しており操作杆が振動によって振れるので、一定の高さに維持しながら移動させつつ刈払い作業を行うには熟練を要し、刈払機を使い慣れない者にとっては、使用中に刈払刃の地表面からの高さを一定に保つのが難しく、田畑や庭の雑草等を所望の長さに揃えられない。また、刈払刃が不意に地表面に接地してしまう虞れがあり、刈払刃が跳ね上がる危険がある。また、刈払刃が地表面に接すると地表面上を這うように移動することもあり、スムーズに刈払い作業できない。
そこで、本発明は、刈払い作業に関して熟練者でなくても、容易に、田畑や庭の雑草等を所望の長さで、美しく揃えて刈り払うことができ、しかも、安全に作業できる刈払機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る刈払機は、肩又は背中に掛けて用いられる刈払機に於て、円板状刈払刃と、該刈払刃の下面に固着した取付板と、を有し、鉛直状の一軸心廻りに回転駆動される刈払刃付き回転体を備え、該回転体の下方側に、該回転体に対して上記一軸心廻りに空転自在として碗型接地部材を設け、上記取付板が、上記碗型接地部材の周壁面部の上縁部に接近して配設されると共に該上縁部を外径側から包囲する草巻付防止用の環状垂下壁を備え、該環状垂下壁は、上記取付板の周端縁が下方へ折曲げられて形成されると共に上記上縁部の上端縁から上下所定寸法の部位を外径側から包囲し、該所定寸法が、上記碗型接地部材の高さ寸法の15%以上に設定されたものである。
また、肩又は背中に掛けて用いられる刈払機に於て、円板状刈払刃と、該刈払刃の下面に固着した取付板と、該取付板の下面側に固着されたベアリング保持部材と、を有し、鉛直状の一軸心廻りに回転駆動される刈払刃付き回転体を備え、該回転体の下方側に、該回転体に対して上記一軸心廻りに空転自在として碗型接地部材を設け、上記取付板が、上記碗型接地部材の周壁面部の上縁部に接近して配設されると共に該上縁部を外径側から包囲する草巻付防止用の環状垂下壁を備え、該環状垂下壁は、上記取付板の周端縁が下方へ折曲げられて形成されると共に上記上縁部の上端縁から上下所定寸法の部位を外径側から包囲し、該所定寸法が、上記碗型接地部材の高さ寸法の15%以上に設定され、さらに、上記碗型接地部材が、その内部中央に取付軸部を有し、上記ベアリング保持部材にベアリングを介して該取付軸部を挿入状に取着して、上記ベアリング保持部材に空転自在に設けたものである
発明の刈払機によれば、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係る刈払機は、回転体の下方に配設された碗型接地部材が地表面に接地するので、回転体の刈払刃を地表面から一定の高さに保つことができる。よって、熟練者でなくても、草を一定の長さに刈り揃えることができ、美しく平坦面状に刈ることができる。
また、碗型接地部材は、回転体に対して空転し、刈払い作業中に地表面に対し非回転状態で接地するので、回転体が不意に接地して跳ね上がる危険を防止でき、さらに、刈払機の先端側の重量を地表面にて支持させつつ楽に作業が可能となり、片手での刈払作業さえ可能となることもある。また、回転体を従来のように極端に軽量化せずに済み、十分な強度を与えることも可能となる。また、地表面から受ける摩擦抵抗が回転体に伝わらないので、無駄な燃料消費がない。しかも、回転体の回転効率が良いため、草刈り作業がはかどる。
また、刈くずや紐(つる)状体が環状垂下壁によって阻まれて、碗型接地部材と回転盤部材の間に巻き込まれて回転の妨げとなるのが防がれるので、刈払い作業をスムーズに行い得る。
本発明に関係の深い刈払機を参考例として示す使用状態説明用斜視図である。 参考例の使用状態説明用斜視図である。 参考例の断面側面図であって、(A)は要部断面側面図で、(B)は一部拡大断面側面図である。 参考例の刈払機を傾斜状態にした使用状態を示す側面図である。 本発明に係る刈払機の実施の一形態を示す要部断面側面図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
図1〜図4は本発明に関係の深い刈払機を参考例として示した図である。
まず、参考例から説明すると、この刈払機は、原動機42を背中(図1参照)に背負ったり、或いは、原動機42に連結された操作杆43を肩掛け紐材で肩(図2参照)に掛けて用いられるものであり、操作杆43の先端に、原動機42の回転駆動力が伝達され略鉛直方向の一軸心L廻りに回転する回転駆動軸4を有する回転伝達部材40が、設けられる。そして、回転伝達部材40に刈払刃付き回転体1が取付けられて、回転駆動軸4の回転力により、回転自在となる。かつ、回転体1の下方側には、一軸心L廻りに(回転体1に対して)空転自在として、地表面Gに接地して回転体1の高さを一定に保持する碗型接地部材7が、設けられる。
回転伝達部材40は、下部に、下向き嵌込短円筒部44aを有する取付円盤44を備え、嵌込短円筒部44aの中心孔には、回転駆動軸4が挿入されて下方突出状として固着される。回転駆動軸4は、取付円盤44から下方に突出した部位に、雄ネジ4aが形成されている。
次に、回転体1について説明する。回転体1は、上記取付円盤44の嵌込短円筒部44aに下方から外嵌する中心孔部45aを有すると共に外周縁45bが僅かに下方に折り曲げられた硬質材料から成る固定円板45と、固定円板45の外周縁45bに外嵌状に固着されると共に雌ネジが形成された大径孔部48aを有する略短円筒状連結円盤48と、連結円盤48の下面48bに下方突状に固着され(後述する)回転盤部材17の下外鍔部14上に当接する複数のコード引掛小柱49…と、を具備する。連結円盤48の下面48bは、(後述の)回転盤部材17の上外鍔部27上面に当接すると共に、大径孔部48aの雌ネジには、回転盤部材17の雄ネジ10aが螺着される。また、コード引掛小柱49は、回転による遠心力を受けた後述の樹脂製コード11が引っ掛かる。また、固定円板45の外周縁45bは、連結円盤48の大径孔部48aの上縁部に埋込状に、固着されている。
さらに、回転体1は、連結円盤48に取着される回転盤部材17と、回転盤部材17に巻設され一端側11aが刈払刃12を成す樹脂製コード11と、を具備する。
具体的には、回転盤部材17は、上方開口状の円筒胴部10と、円筒胴部10の内部下方に配設されるベアリング保持用小円筒部13と、円筒胴部10の下端縁と小円筒部13の外周面とを一体状として連結する内鍔部16と、上下に離間して円筒胴部10の外周面に一体状に付設された上外鍔部27,下外鍔部14と、上記一軸心Lを中心軸として下外鍔部14の下面に一体状に付設された短円筒状環状垂下壁15と、を有する。上外鍔部27は、下外鍔部14よりも外形寸法が小さく形成されている。
なお、固定円板45、連結円盤48、円筒胴部10、小円筒部13は一軸心Lを中心軸として形成されている。
次に、回転体1を回転伝達部材40に取着する手順について説明する。先ず、取付円盤44の嵌込短円筒部44aに、固定円板45を孔部45aにて外嵌する。次いで、回転駆動軸4に、中心孔付きの円板状の挟着部材46を下方から嵌め、回転駆動軸4の雄ネジ4aにナット部材47を螺着して締付ければ、挟着部材46と取付円盤44が、固定円板45を強く挟持する。これにより、固定円板45が回転駆動軸4と一体に回転する。
次いで、回転盤部材17の円筒胴部10の雄ネジ10aを、連結円盤48の大径孔部48aの雌ネジに螺着して、円筒胴部10の上端縁を、固定円板45の下面に当接させる。かつ、コード引掛小柱49は、その外周面が上外鍔部27の外周縁に当接すると共に、下部が下外鍔部14上面に当接するように、配設される。以上の手順により、刈払機がセットされる。このような構成により、回転盤部材17の軸心が回転駆動軸4の一軸心Lに確実に一致した状態で保持されて、回転中に軸が相互に振れるのを防止できる。なお、回転駆動軸4が平面視左ネジ方向に回転する場合、上記雄ネジ10aは、左ネジに形成される。
また、下外鍔部14が、(後述する)碗型接地部材7の周壁面部9の上縁部19の上方に接近して配設されると共に、環状垂下壁15が、周壁面部9の上縁部19(上端縁から所定寸法Hの部位)を外径側から包囲し、外径側から雑草等の刈くず38が巻付くのを防ぐ。また、小円筒部13内にベアリング5が内嵌されて、内周面13aに固着される。小円筒部13の上端縁・下端縁は内径側に僅かに折曲げられており、ベアリング5の上下位置が確実に保たれる。本発明に於ては、一対のラジアルボールベアリング5,5が、一軸心Lを中心として上下に積み重ね状に配設されている。ベアリングは、例えばスラストベアリングを用いて、碗型接地部材7が接続される構成としてもよい。
なお、上記所定寸法Hは、碗型接地部材7の高さ寸法Eの15%以上に設定されるのが好ましく、刈くず38が、環状垂下壁15と碗型接地部材7の上縁部19の隙間部37に入り込んでも上縁部19の上端に到達することなく落下する(図3(B)参照)。
また、樹脂製コード11について説明すると、回転盤部材17の上・下外鍔部27,14間にて、2本の樹脂製コード11,11を上下に配設すると共に、各他端を円筒胴部10に上下で固着して、円筒胴部10に巻設する。そして、各コード11の一端側11aが、回転盤部材17の回転による遠心力で外径方向に伸びてコード引掛小柱49に引っ掛かり、刈払刃12を成す。
次に、碗型接地部材7は、その内部中央に取付軸部6を有し、回転盤部材17にベアリング5を介して取付軸部6を挿入状に取着して、碗型接地部材7を回転盤部材17に空転自在に設けてある。
具体的には、碗型接地部材7は、碗型部材本体30と、該本体30の内部中央に鉛直状に取付けられた取付軸部6と、取付軸部6を固定するためのボルト部材29とから成る。碗型部材本体30の底壁面部8は、一軸心Lに直交状の平坦面8aを下面に有する。かつ、底壁面部8の中央部の下面を凹ませることで(上方へは膨らみ状にすることで)頭部収納部20が形成され、かつ、頭部収納部20の中心に孔が形成される。また、取付軸部6は円筒状に形成されると共に下端寄りの外周面に外鍔部6aを有し、かつ、内周面に雌ネジが形成されている。この取付軸部6を、碗型部材本体30の底壁面部8の中心孔に上方から差込んで外鍔部6aを係止させ、次いで、ボルト部材29を、底壁面部8の頭部収納部20の孔部に差込み、取付軸部6の雌ネジに螺着して、固定すれば、碗型接地部材7が形成される。そして、この取付軸部6を、上下一対のベアリング5,5の内部に下方から挿入し、内輪5a,5aに固着する。このとき、ボルト部材29の頭部は、頭部収納部20に収まるので底壁面部8の平坦面8aより突出することがなく、地表面Gには当接しない。
また、碗型部材本体30は、一軸心Lを中心軸心とする円筒状周壁面部9と底壁面部8とを連結する弯曲面部18を一体に有する。碗型部材本体8の高さ寸法をEとし、かつ、弯曲面部18の縦断面における曲率半径をRとするとき、0.25×E≦R≦ 0.9×Eに設定するのが好ましい(図4参照)。Rが0.25×E未満であると、碗型接地部材7を傾けた場合に、弯曲面部18と地表面Gとの接触面積が小さいため、傾斜状態を保つのが困難である。一方、Rが 0.9×E超過であると、底壁面部8の(下面の)平坦面8aの面積が小さ過ぎて、通常の水平状態での使用の際に、地表面Gとの設置面積が小さくバランスが悪い。
次に、図5は本発明に係る刈払機の実施の一形態を示し、この刈払機において回転体1は、円板状刈払刃2と、刈払刃2の下面2aに固着した取付板25と、取付板25の下面側に固着されたベアリング保持部材3と、を備え、かつ、取付板25は、碗型接地部材7の周壁面部9の上縁部19を外径側から包囲する草巻付防止用の環状垂下壁26を、備えている。即ち、図5の刈払機は、図1〜図4の刈払機の回転盤部材17,樹脂製コード11,固定円板45,連結円盤48に代えて、円板状刈払刃2,取付板25,ベアリング保持部材3を具備しており、図1〜図4のものと同じ回転伝達部材40に、回転体1を取り付け可能である。
具体的には、取付板25は、上記取付円盤44の短円筒部44aに外嵌される孔部を中心に有する薄型円形状に形成され、かつ、その周端縁が下方へ折曲げられて形成された環状垂下壁26を、有する。また、取付板25の下面には、ベアリング保持部材3をボルトナット結合で取着するための複数のナット部材24…が、固着されている。
そして、回転伝達部材40の取付円盤44の短円筒部44aに、下方から円板状刈払刃2、取付板25を順に嵌めると共に、回転駆動軸4の雄ネジ4aに(図3のものと同じ)挟着部材46を嵌めて、ナット部材47を螺着して締付ければ、刈払機がセットされる。
次に、ベアリング保持部材3は、下方開口状のベアリング保持円筒部33と、円筒部33の上端縁に一体に形成される外鍔部32とを有し、外鍔部32の上面には、取付板25の下面に当接して回転駆動軸4に対し間隙を形成するための大径・小径の短円筒状間隔保持部34,35が上記一軸心Lを中心軸として、突設される。また、外鍔部32は、ナット部材24…に対応する位置に、雌ネジ孔36…を有しており、ベアリング保持部材3の間隔保持部34,35を取付板25の下面に当接させた状態として、ボルト部材23…を、雌ネジ孔36…、ナット部材24…に螺着し締付けて、ベアリング保持部材3を取付板25に取付ける。
また、ベアリング保持部材3の円筒部33の内周面33a内にベアリング5が内嵌状に固着される。かつ、円筒部33の内周面33aの上端縁・下端縁が内径側に僅かに折曲げられ、上下位置が確実に保たれる。図5に於ては1つのラジアルボールベアリング5が固着されているが、図3と同様に2つ以上のベアリング5…を上下に重ねて設けてもよい。
また、碗型接地部材7の構成は、図1〜図4で説明したものと同様であり、取付軸部6がベアリング5の内部に挿入状に固着される。図5に於ては、取付軸部6は、下部外周面が段付部をもって縮径して、先端に差込部が形成され、この差込部が碗型部材本体30の中心孔部に差込まれる。また、取付軸部6の頭部が外鍔状に形成されてベアリング5の内輪5aの上縁部に係止する。即ち、取付軸部6の外鍔状頭部と、碗型部材本体30の底壁面部8の上面とで、ベアリング5の内輪5aを挟持する。
また、ベアリング保持部材3の間隔保持部34,35により、挟着部材46,回転駆動軸4,ナット部材47は、取付軸部6との間に間隙が形成され非接触の状態に保たれるので、回転駆動軸4の回転駆動力が取付軸部6即ち碗型接地部材7に伝わらない。
なお、図1〜図4の刈払機において碗型部材本体30,回転盤部材17(図5の刈払機においてはベアリング保持部材3)、さらに、回転伝達部材40をプラスチックにより成形することで、刈払機の先端側を軽量にすることができて、刈払作業中に操作し易くなる。
次に、本発明の刈払機の使用方法・作用について説明する。
図1〜図3に示したように、まず、参考例の刈払機の使用方法について説明すると、刈払機は、碗型接地部材7を地表面Gに当接させながら、使用される。そして、原動機42の駆動力が操作杆43を介して回転駆動軸4に伝達して、刈払刃12付き回転体1が回転し、2本の樹脂製コード11,11が遠心力によって外径方向に伸び、刈払刃12,12となって草等が刈り払われる。このとき、碗型接地部材7の底壁面部8の平坦面8aが地表面Gに当接したまま移動し、刈払刃12,12は略一定高さ、かつ、地表面Gに対し略平行状態に保たれる。これにより、熟練者でなくても、草を一定の長さに刈り揃えることができて美しく平坦面状に刈取られる。そして、刈払刃が不意に接地することがないので、跳ね上がる危険がない。
また、碗型接地部材7は、ベアリング5を介して回転体1や回転伝達部材40の重量を受けており、底壁面部8が地表面Gから摩擦力を受けるので、碗型接地部材7は、ベアリング5によって、回転体1に対して空転する。つまり、刈払い作業中に、碗型接地部材7は地表面Gに非回転状態で接地するので、刈払機の先端側の重量を地表面にて支持させつつ楽に作業が可能となり、片手での刈払い作業さえ可能となる。また、回転体1が従来のように極端に軽量化せずに済み、十分な強度を与えることも可能となる。また、碗型接地部材7が非回転なので、雑草等の刈くず38…や紐(つる)状体等が周囲に飛散することもない。また、碗型接地部材7が地表面Gから受ける摩擦力が回転体1に伝わらないので、無駄な燃料消費が抑えられ、回転体1の回転効率が良い。
また、刈り払われた草等の刈くず38…は、矢印28のように環状垂下壁15に阻まれて、碗型接地部材7と回転盤部材17の間に巻き込まれるのが防がれる。また、図3(B)に示したように、環状垂下壁15が、碗型接地部材7の上縁部19を所定寸法H(例えば5mm以上)包囲しており、刈くず38が、上縁部19を達するまでに落下する。
また、図4に示したように、操作杆43を操作して回転体1の回転する軸心Lを傾けることができる。これにより、刈払刃12によって芝生を平坦面状に地表と同一乃至地表面下まで刈払って、地表面以下の雑草の根を刈払うことが可能となる。碗型接地部材7は、弯曲面部18によって、軸心Lを鉛直状と傾斜状とに、スムーズに変わる。
また、図5に示した本発明の刈払機においても、図1〜図4に示した刈払機と同様に、碗型接地部材7を地表面Gに載置して刈り払い作業を行う。そして、碗型接地部材7が回転体1に対して空転すること、軸心Lを傾斜させて円板状刈払刃2の周端縁を地表面Gに接近させて刈り払う作業を行い得ること、及び、環状垂下壁26によって刈くず38の巻付が防止されることは、図1〜図4の刈払機と同様である。
なお、図3,図5の刈払機において、碗型部材本体30の高さ寸法Eを様々な大きさに変えた一揃えの碗型接地部材7…を用意して、その中から選択した碗型接地部材7を回転体1に取付けて使用することで、草を所望の長さに刈り揃え可能である(図示省略)。
以上のように、本発明に係る刈払機は、肩又は背中に掛けて用いられる刈払機に於て、円板状刈払刃2と、刈払刃2の下面2aに固着した取付板25と、を有し、鉛直状の一軸心L廻りに回転駆動される刈払刃付き回転体1を備え、回転体1の下方側に、回転体1に対して一軸心L廻りに空転自在として碗型接地部材7を設け、取付板25が、碗型接地部材7の周壁面部9の上縁部19に接近して配設されると共に上縁部19を外径側から包囲する草巻付防止用の環状垂下壁26を備えたので、碗型接地部材7が地表面Gに接地し、回転体1の刈払刃を一定の高さに保つことができる。よって、熟練者でなくても、草を一定の長さに刈り揃えることができて、美しく平坦面状に刈ることができる。
また、碗型接地部材7は、回転体1に対して空転することから、刈払い作業中に地表面Gに非回転状態で接地するので、回転体1が不意に接地して跳ね上がる危険を防止でき、さらに、刈払機の先端側の重量を地表面にて支持させつつ楽に作業が可能となり、片手での刈払い作業さえも可能となることもある。また、回転体1を従来のように極端に軽量化させずに済み、十分な強度を与えることも可能となる。また、地表面Gから受ける摩擦抵抗が回転体1に伝わらないので、無駄な燃料消費がなく、回転体1の回転効率が良いため、草刈りが非常にはかどる。
しかも、刈払刃2に刈られた刈くずや紐(つる)状体が環状垂下壁26によって阻まれて、碗型接地部材7とベアリング保持部材3の間に巻き込まれるのを防ぐことができ、刈払い作業をスムースに行い得る。
また、肩又は背中に掛けて用いられる刈払機に於て、円板状刈払刃2と、刈払刃2の下面2aに固着した取付板25と、取付板25の下面側に固着されたベアリング保持部材3と、を有し、鉛直状の一軸心L廻りに回転駆動される刈払刃付き回転体1を備え、回転体1の下方側に、回転体1に対して一軸心L廻りに空転自在として碗型接地部材7を設け、取付板25が、碗型接地部材7の周壁面部9の上縁部19に接近して配設されると共に上縁部19を外径側から包囲する草巻付防止用の環状垂下壁26を備え、さらに、碗型接地部材7が、その内部中央に取付軸部6を有し、ベアリング保持部材3にベアリング5を介して取付軸部6を挿入状に取着して、ベアリング保持部材3に空転自在に設けたので、碗型接地部材7が地表面Gに接地し、回転体1の刈払刃を一定の高さに保つことができる。よって、熟練者でなくても、草を一定の長さに刈り揃えることができて、美しく平坦面状に刈ることができる。
また、碗型接地部材7は、回転体1に対して空転することから、刈払い作業中に地表面Gに非回転状態で接地するので、回転体1が不意に接地して跳ね上がる危険を防止でき、さらに、刈払機の先端側の重量を地表面にて支持させつつ楽に作業が可能となり、片手での刈払い作業さえも可能となることもある。また、回転体1を従来のように極端に軽量化させずに済み、十分な強度を与えることも可能となる。また、地表面Gから受ける摩擦抵抗が回転体1に伝わらないので、無駄な燃料消費がなく、回転体1の回転効率が良いため、草刈りが非常にはかどる。
しかも、刈払刃2に刈られた刈くずや紐(つる)状体が環状垂下壁26によって阻まれて、碗型接地部材7とベアリング保持部材3の間に巻き込まれるのを防ぐことができ、刈払い作業をスムースに行い得る。また、簡単な構造でありながら、碗型接地部材7をベアリング保持部材3に対して確実に空転自在となり、回転体1の回転効率を非常に優れたものとすることができる。
また、環状垂下壁26は、上縁部19の上端縁から上下所定寸法Hの部位を外径側から包囲し、所定寸法Hが、碗型接地部材7の高さ寸法Eの15%以上に設定されるので、刈くず38が、環状垂下壁26と碗型接地部材7の上縁部19の隙間に入り込んでも上縁部19の上端に到達することなく落下し、刈くず38の巻き付きを確実に防止することができる。
1 回転体
2 刈払刃
2a 下面
3 ベアリング保持部材
5 ベアリング
6 取付軸部
7 碗型接地部材
9 周壁面部
19 上縁部
25 取付板
26 環状垂下壁
E 高さ寸法
L 軸心
H 所定寸法

Claims (2)

  1. 肩又は背中に掛けて用いられる刈払機に於て、
    円板状刈払刃(2)と、該刈払刃(2)の下面(2a)に固着した取付板(25)と、を有し、鉛直状の一軸心(L)廻りに回転駆動される刈払刃付き回転体(1)を備え、
    該回転体(1)の下方側に、該回転体(1)に対して上記一軸心(L)廻りに空転自在として碗型接地部材(7)を設け、
    上記取付板(25)が、上記碗型接地部材(7)の周壁面部(9)の上縁部(19)に接近して配設されると共に該上縁部(19)を外径側から包囲する草巻付防止用の環状垂下壁(26)を備え、該環状垂下壁(26)は、上記取付板(25)の周端縁が下方へ折曲げられて形成されると共に上記上縁部(19)の上端縁から上下所定寸法(H)の部位を外径側から包囲し、該所定寸法(H)が、上記碗型接地部材(7)の高さ寸法(E)の15%以上に設定されたことを特徴とする刈払機。
  2. 肩又は背中に掛けて用いられる刈払機に於て、
    円板状刈払刃(2)と、該刈払刃(2)の下面(2a)に固着した取付板(25)と、該取付板(25)の下面側に固着されたベアリング保持部材(3)と、を有し、鉛直状の一軸心(L)廻りに回転駆動される刈払刃付き回転体(1)を備え、
    該回転体(1)の下方側に、該回転体(1)に対して上記一軸心(L)廻りに空転自在として碗型接地部材(7)を設け、
    上記取付板(25)が、上記碗型接地部材(7)の周壁面部(9)の上縁部(19)に接近して配設されると共に該上縁部(19)を外径側から包囲する草巻付防止用の環状垂下壁(26)を備え、該環状垂下壁(26)は、上記取付板(25)の周端縁が下方へ折曲げられて形成されると共に上記上縁部(19)の上端縁から上下所定寸法(H)の部位を外径側から包囲し、該所定寸法(H)が、上記碗型接地部材(7)の高さ寸法(E)の15%以上に設定され、
    さらに、上記碗型接地部材(7)が、その内部中央に取付軸部(6)を有し、上記ベアリング保持部材(3)にベアリング(5)を介して該取付軸部(6)を挿入状に取着して、上記ベアリング保持部材(3)に空転自在に設けたことを特徴とする刈払機。
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