JPS594052Y2 - 二重撚糸機の振動防止装置 - Google Patents
二重撚糸機の振動防止装置Info
- Publication number
- JPS594052Y2 JPS594052Y2 JP11643179U JP11643179U JPS594052Y2 JP S594052 Y2 JPS594052 Y2 JP S594052Y2 JP 11643179 U JP11643179 U JP 11643179U JP 11643179 U JP11643179 U JP 11643179U JP S594052 Y2 JPS594052 Y2 JP S594052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- twisting machine
- double
- motor
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は二重撚糸機の振動防止装置に関するものであ
り、特に駆動方式として、撚糸機内のスピンドルがその
駆動用モータの回転に直接接合された形式(個別駆動方
式)の二重撚糸機における振動防止装置に関するもので
ある。
り、特に駆動方式として、撚糸機内のスピンドルがその
駆動用モータの回転に直接接合された形式(個別駆動方
式)の二重撚糸機における振動防止装置に関するもので
ある。
一般に上記個別駆動方式の二重撚糸機としては、回転テ
゛イスク、給糸コーン、テンサー及びスピンドル等を有
する二重撚糸機本体、前記スピンドルを駆動するための
モータ、更にこれらを支持するためのフレームとから戒
っている。
゛イスク、給糸コーン、テンサー及びスピンドル等を有
する二重撚糸機本体、前記スピンドルを駆動するための
モータ、更にこれらを支持するためのフレームとから戒
っている。
この様な二重撚糸機にあっては、その運転時にモータの
回転に伴って二重撚糸機本体に上下左右方向の振動が発
生する。
回転に伴って二重撚糸機本体に上下左右方向の振動が発
生する。
このため二重撚糸機本体の回転ディスタにおいてその回
転の軸心が変化してしまい撚りむらが発生したり、撚糸
の巻き上げが一定に行なわれなくなってしまう。
転の軸心が変化してしまい撚りむらが発生したり、撚糸
の巻き上げが一定に行なわれなくなってしまう。
即ち、二重撚糸機におけるバルーンは通常の運転時には
ほぼ紡錘状をなしているが、二重撚糸機本体にその回転
軸の軸長及び軸径の方向に不規則な振動が発生すると、
これが回転ディスクに伝わることによって前記バルーン
に乱れが生じる。
ほぼ紡錘状をなしているが、二重撚糸機本体にその回転
軸の軸長及び軸径の方向に不規則な振動が発生すると、
これが回転ディスクに伝わることによって前記バルーン
に乱れが生じる。
このバルーンの乱れにより糸(撚糸)の張力が変化し、
撚りむらが発生したりボビンでの巻上げが狂ってしまう
。
撚りむらが発生したりボビンでの巻上げが狂ってしまう
。
また、振動に伴い二重撚糸機本体のスピンドルの回転軸
が変化することにより、スピンドル及びこれと一体に回
転しているモータの回転軸に接している各部に偏摩耗が
生じたり、各部の摩擦の増大によって発熱したりするた
め各部の部品の寿命が著しく低下してしまう。
が変化することにより、スピンドル及びこれと一体に回
転しているモータの回転軸に接している各部に偏摩耗が
生じたり、各部の摩擦の増大によって発熱したりするた
め各部の部品の寿命が著しく低下してしまう。
更に、上記の摩耗によって部品間のガタが大きくなるこ
とによって増大する騒音も無視しえないものがあった。
とによって増大する騒音も無視しえないものがあった。
この考案は上記の二重撚糸機の欠点に鑑みなされたもの
で、その目的とする所は二重撚糸機の運転時にモータの
回転に伴いモータの回転軸及び撚糸機本体に発生する振
動を吸収し、これらがモータ外枠及びフレームに伝わる
のを防ぐことにより、撚糸動作を安定させ、よって良質
の撚糸が得ることができ、更に各部の偏摩耗や振動に伴
い発生する発熱や騒音を少なくできる二重撚糸機におけ
る振動防止装置を提供することにある。
で、その目的とする所は二重撚糸機の運転時にモータの
回転に伴いモータの回転軸及び撚糸機本体に発生する振
動を吸収し、これらがモータ外枠及びフレームに伝わる
のを防ぐことにより、撚糸動作を安定させ、よって良質
の撚糸が得ることができ、更に各部の偏摩耗や振動に伴
い発生する発熱や騒音を少なくできる二重撚糸機におけ
る振動防止装置を提供することにある。
即ちこの考案は、二重撚糸機本体を駆動するモータ回転
軸とモータ外枠との間に、スピンドルの軸長及び軸径方
向にそれぞれ弾性体を配設し、モータ外枠のフレーム取
り付は軸とフレームとの間に、フレーム取り付けの軸の
軸径及び軸長方向にそれぞれ弾性体を配設し、更にフレ
ーム取り付は軸の周囲にバネを取り付け、このバネが前
記フレームに圧設されていることを要旨とする。
軸とモータ外枠との間に、スピンドルの軸長及び軸径方
向にそれぞれ弾性体を配設し、モータ外枠のフレーム取
り付は軸とフレームとの間に、フレーム取り付けの軸の
軸径及び軸長方向にそれぞれ弾性体を配設し、更にフレ
ーム取り付は軸の周囲にバネを取り付け、このバネが前
記フレームに圧設されていることを要旨とする。
以下添付の図面を用いて更に詳細にこの発明について説
明する。
明する。
添付の図面は本考案に係る振動防止装置を取りつけた二
重撚糸機の要部を示す断面図である。
重撚糸機の要部を示す断面図である。
この二重撚糸機は、二重撚糸機本体1、その駆動用のモ
ータ2とからなり、フレーム3に固定支持されている。
ータ2とからなり、フレーム3に固定支持されている。
モータ2は回転軸201.回転子202、固定子203
、外枠204とから構成されており、回転軸201は本
体1内に設けられたスピンドルと一体となって回転する
。
、外枠204とから構成されており、回転軸201は本
体1内に設けられたスピンドルと一体となって回転する
。
回転軸201と外枠204との間にはベアリング205
,206及び弾性体r1.r2が回転軸201を周回す
るように取り付けられており、更に回転軸201の下方
にはプレー) 207が上記弾性体r2、ベアリング2
06を支持するように設けられている。
,206及び弾性体r1.r2が回転軸201を周回す
るように取り付けられており、更に回転軸201の下方
にはプレー) 207が上記弾性体r2、ベアリング2
06を支持するように設けられている。
モータ外枠204とフレーム取り付は軸208とは一体
成型されており、フレーム取り付は軸208はフレーム
3上に透通形成されたフレーム孔304よりフレーム内
に挿通されている。
成型されており、フレーム取り付は軸208はフレーム
3上に透通形成されたフレーム孔304よりフレーム内
に挿通されている。
モータ2とフレーム3との間には前記フレーム取り付は
軸208に密着するようにフレーム孔304より大径の
弾性体r4が設けられ、更にフレーム取り付は軸208
とフレーム孔304との間、フレーム3とワッシャ30
2との間にはそれぞれ弾性体r5.r6がフレーム取り
付は軸208を周回するように設けられている。
軸208に密着するようにフレーム孔304より大径の
弾性体r4が設けられ、更にフレーム取り付は軸208
とフレーム孔304との間、フレーム3とワッシャ30
2との間にはそれぞれ弾性体r5.r6がフレーム取り
付は軸208を周回するように設けられている。
そしてフレーム取り付は軸208には押しバネ303が
挿通され、爾後フレーム取り付は軸端に形成された雄ネ
ジにナツト305を螺合することにより上記押しバネ3
03を固定支持している。
挿通され、爾後フレーム取り付は軸端に形成された雄ネ
ジにナツト305を螺合することにより上記押しバネ3
03を固定支持している。
以上の構造を有する二重撚糸機の振動防止装置において
、二重撚糸機が運転を開始すると、モータ2の回転軸2
01及びこれと一体となった回転子202、更に二重撚
糸機本体1の回転テ゛イスク102が回転を開始する。
、二重撚糸機が運転を開始すると、モータ2の回転軸2
01及びこれと一体となった回転子202、更に二重撚
糸機本体1の回転テ゛イスク102が回転を開始する。
これらの回転に伴なってモータ外枠204及びフレーム
3に振動が伝わる。
3に振動が伝わる。
モータ外枠204に伝わる振動のうち回転軸201の軸
径方向のものは弾性体r、、r2により、軸長方向のも
のは弾性体r3によって、また上記以外の方向の振動は
弾性体r1.r2.r3の共働によりそれぞれ吸収され
る。
径方向のものは弾性体r、、r2により、軸長方向のも
のは弾性体r3によって、また上記以外の方向の振動は
弾性体r1.r2.r3の共働によりそれぞれ吸収され
る。
これによって回転軸201の回転によって起る振動がモ
ータ枠204に伝わるのを防止できる。
ータ枠204に伝わるのを防止できる。
一方二重撚糸機本体の回転に伴い発生する振動はモータ
の回転軸201の回転に伴い発生する振動に比べてその
周期が長く、また振幅も大きい成分を含んでいる。
の回転軸201の回転に伴い発生する振動に比べてその
周期が長く、また振幅も大きい成分を含んでいる。
このためモータ2内に配設された弾性体r1.r2.r
3ではこれを十分に吸収することができない。
3ではこれを十分に吸収することができない。
本考案においては、この振動は弾性体r4.r5.r6
と押しバネ305との共働により解消する。
と押しバネ305との共働により解消する。
即ち、この周期が長く振幅の大きな振動を押しバネ30
3の働きにより吸収し、周期が短く、振幅も小さな振動
や押しバネ303の伸縮に伴い発生する振動は弾性体r
4.r5.r6により吸収する訳である。
3の働きにより吸収し、周期が短く、振幅も小さな振動
や押しバネ303の伸縮に伴い発生する振動は弾性体r
4.r5.r6により吸収する訳である。
以上の説明においては弾性体r2.r3及びr4゜r5
.r6をそれぞれ別体のものとして説明したが、必要に
応じこれらを一体のものとしてもよい。
.r6をそれぞれ別体のものとして説明したが、必要に
応じこれらを一体のものとしてもよい。
またフレーム取り付は軸端に螺合されているナツト30
5の位置を調整(即ちフレーム取付は軸の軸長方向の上
下に適宜移動)することにより、吸収し得る振動の範囲
及び振動を吸収し終るまでの時間を変化させることがで
きる。
5の位置を調整(即ちフレーム取付は軸の軸長方向の上
下に適宜移動)することにより、吸収し得る振動の範囲
及び振動を吸収し終るまでの時間を変化させることがで
きる。
更に上記押しバネの圧縮状態を変化させるのにフレーム
取り付は軸に穿設されたネジ孔とネジ山を用いたが、こ
れらも必要に応じて適宜別の手段を用いることも可能で
ある。
取り付は軸に穿設されたネジ孔とネジ山を用いたが、こ
れらも必要に応じて適宜別の手段を用いることも可能で
ある。
以上のように本考案に係る二重撚糸機の振動防止装置に
よると、二重撚糸機の運転時に二重撚糸機本体、その駆
動用のモータの回転軸に発生する振動がモータ外枠及び
フレームに伝わるのを防止することができる。
よると、二重撚糸機の運転時に二重撚糸機本体、その駆
動用のモータの回転軸に発生する振動がモータ外枠及び
フレームに伝わるのを防止することができる。
このため安定な撚糸動作、巻き取りが可能となり、また
この振動に伴う関係各部の偏摩耗発熱、騒音を減少させ
ることができるという大きな効果が得られる。
この振動に伴う関係各部の偏摩耗発熱、騒音を減少させ
ることができるという大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本考案に係る二重撚糸機の振動防止装置の
一実施例を示す要部断面図である。 1・・・・・・二重撚糸機本体1,2・・・・・・モー
タ、3・・・・・・フレーム、101・・・・・・給糸
パッケージ、102・・・・・・回転テ゛イスク。
一実施例を示す要部断面図である。 1・・・・・・二重撚糸機本体1,2・・・・・・モー
タ、3・・・・・・フレーム、101・・・・・・給糸
パッケージ、102・・・・・・回転テ゛イスク。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 個別駆動方式である二重撚糸機において、その駆動用モ
ータの外枠204と回転軸201との間に弾性体r1.
r2.r3が配設されており、前記モータの外枠204
とフレーム取り付は軸208及びフレームとの間にそれ
ぞれ弾性体r4゜r5.r6が配設されており、かつ 前記フレーム取り付は軸208の周囲にバネが設けられ
、このバネがフレーム取り付は軸208とフレームとに
より圧設支持されている事を特徴とする二重撚糸機にお
け振動防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11643179U JPS594052Y2 (ja) | 1979-08-23 | 1979-08-23 | 二重撚糸機の振動防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11643179U JPS594052Y2 (ja) | 1979-08-23 | 1979-08-23 | 二重撚糸機の振動防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5634877U JPS5634877U (ja) | 1981-04-04 |
JPS594052Y2 true JPS594052Y2 (ja) | 1984-02-04 |
Family
ID=29348641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11643179U Expired JPS594052Y2 (ja) | 1979-08-23 | 1979-08-23 | 二重撚糸機の振動防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594052Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089909A (ja) * | 2004-09-23 | 2006-04-06 | Mas Fab Rieter Ag | 遮蔽部材を備えたスピンドル |
-
1979
- 1979-08-23 JP JP11643179U patent/JPS594052Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089909A (ja) * | 2004-09-23 | 2006-04-06 | Mas Fab Rieter Ag | 遮蔽部材を備えたスピンドル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5634877U (ja) | 1981-04-04 |
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