JPH0623226Y2 - モーア - Google Patents

モーア

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JPH0623226Y2
JPH0623226Y2 JP1987165526U JP16552687U JPH0623226Y2 JP H0623226 Y2 JPH0623226 Y2 JP H0623226Y2 JP 1987165526 U JP1987165526 U JP 1987165526U JP 16552687 U JP16552687 U JP 16552687U JP H0623226 Y2 JPH0623226 Y2 JP H0623226Y2
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JP
Japan
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ring
bearing
mower
cutting blade
hard
Prior art date
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JP1987165526U
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JPH0168727U (ja
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正剛 村川
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、縦軸芯周りに回転駆動される刈刃の駆動軸
を、上下一対のベアリングを介して刈刃ハウジングに固
定の軸受ボス部に内挿支持させてあるモーアに関する。
〔従来の技術〕
従来における上記モーアでは、例えば実開昭62−104636
号公報に示されるように、前記駆動軸は上下一対のベア
リングのみによって前記軸受ボス部に支持させる構造と
なっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが上記従来構造では、刈刃が高速回転する芝刈り
作業中において、高速回転する刈刃による起風力や芝と
の接触作用に起因して、駆動軸が上方方向の負荷荷重に
より高速で上下に微少振動し、ベアリングの端面と前記
軸受ボス部の受止め段部との間で生じる微振動が刈刃ハ
ウジングに伝わり、刈刃ハウジングが共鳴して大きな騒
音が発生する欠点を有していた。
この騒音を抑制するためには、ベアリングと軸受ボス部
との間に、例えば、金属製の皿バネを介在させて予圧荷
重をかけておくことが考えられたが、皿バネはバネ定数
が大きいために加工誤差によって予圧荷重のバラツキが
大きく、大きい予圧荷重状態に組付けられた場合には、
ベアリングに対して余計なスラスト荷重が作用して寿命
の低下を招く弊害があった。
本考案は、耐久性を低下させることなく、騒音を可及的
に抑制することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、冒記構成のモーアにおいて、前記軸受
ボス部の上下一対の位置決め用段部と、前記各ベアリン
グの夫々の端面との間に、硬質リングにゴムリングを付
着したリング状の緩衝部材を、前記ゴムリングが前記ベ
アリングに接し且つ硬質リングが前記段部に接する状態
で介在させてある点にあり、その作用・効果は次の通り
である。
〔作用〕
上下のベアリングを軸受ボス部に組付ける際に、上下段
部と各ベアリングとの間に前記緩衝部材を介在させる。
このとき、各緩衝部材のゴムリングをベアリングに接す
る状態で介在させることで、振動の発生源である刈刃に
連結固定され、駆動軸を介して伝わるベアリングの微振
動がゴムリングによって有効に緩和され、この箇所での
金属衝突による騒音の発生が生じないのである。
又、各部品間に予圧荷重を与えるゴムリングは皿バネに
比較してバネ定数が充分小さく、組付け時における潰し
代の変化に対する弾性反力、すなわち、予圧荷重の変化
が小さいものであるので、ベアリングに対する適正な予
圧荷重に容易に設定対応できるのである。
特にゴムリングの断面形状を以下に示す実施例のように
山形に構成しておくと、リング潰し代の変化に対する予
圧荷重変動を一層小さくでき、予圧荷重の設定をより精
度よく行えるものである。
このようにして、刈刃に対する上下方向の振動負荷が駆
動軸を介してベアリングに伝わっても、上下一対の緩衝
部材によってその上下振動が確実に吸収されるので、ベ
アリングと軸受ボス部との接当による騒音を抑制できる
のである。
又、ゴムリングを硬質リングに付着させることによっ
て、組付け時において半径方向に変形して所定の装着位
置から外れるようなことがなく、取扱いが容易になると
ともに、耐久性も向上する。
〔考案の効果〕
従って、ベアリングに対して適正な予圧荷重を与えるこ
とにより、ベアリング並びに緩衝部材自身の耐久性を低
下させることなく、騒音の発生を可及的に抑制できるも
のとなった。
〔実施例〕
第3図に本考案に係るモーア(1)を装備した乗用型芝刈
機を示している。この芝刈機は、乗用型走行機体(2)の
前部にエンジン(3)を搭載するとともに、このエンジン
(3)の動力がベルト式伝動機構(4)を介してミッションケ
ース(5)に伝達され、後車輪(6),(6)を駆動して走行可能
に構成し、前後車輪(7),(6)の間の機体下腹部にリンク
機構(8)を介して昇降自在に前記モーア(1)を連結してあ
る。又、機体(2)後部には、モーア(1)によって刈取られ
た芝くずを回収するための集草容器(9)を着脱自在に取
付けてある。
次に前記モーア(1)の構成について説明する。
第1図に示すように、モーア(1)はフレーム兼用の刈刃
ハウジング(10)の内方に縦軸芯(P)の周りに回転駆動さ
れる刈刃(11)を備えるとともに、縦方向に延びる刈刃(1
1)の駆動軸(12)の上端に固定取付したプーリ(13)とエン
ジン(3)の出力軸(図示せず)に取付けたプーリとに亘
って伝動ベルト(16)を巻回し、エンジン(3)の動力によ
って刈刃(11)を回転駆動するよう構成してある。
前記駆動軸(12)は、刈刃ハウジング(10)に固定してある
筒状の軸受ボス部(17)に内挿され、上下一対のベアリン
グ(18),(18)を介して該軸受ボス部(17)に支持されてい
る。前記軸受ボス部(17)は、刈刃ハウジング(10)に形成
される挿通孔に内挿してあり、刈刃ハウジング(10)を軸
受ボス部(17)に固着したフランジ部(21)のボルト(22)で
締め付け固定してある。
そして、前記軸受ボス部(17)の上下位置決め用段部(2
3),(23)と各ベアリング(18),(18)の端面(24),(24)との
間にリング状の緩衝部材(25),(25)を介在させてある。
前記緩衝部材(25)は、第2図に示すように、金属材から
なる硬質リング(26)に断面が山型形状のゴムリング(27)
を焼付け固着して構成してあり、このゴムリング(27)は
組付けた状態においては第1図に示すように、弾性変形
して潰れた状態となる。又、各緩衝部材(25)は、硬質リ
ング(26)が前記段部(23)に接し、且つ、ゴムリング(27)
がベアリング(18)に接する状態で介装してある。このよ
うな山型形状のゴム材を用いることによってその潰し代
の変化に対するベアリング(18)への弾性荷重の変化が小
さく、組付け時における予圧荷重の設定が容易となり、
寿命低下を招くことのない適正な荷重、例えば、20kg/c
m2程度に容易に設定できるのである。
〔別実施例〕
硬質リング(26)としては金属材の他に硬質プラスチック
の利用も可能である。又、ゴムリング(27)の断面形状は
必ずしも山形である必要はなく、第3図(イ)に示すよう
な台形でもよく、又、第3図(ロ)に示すように溝(28)を
備えた矩形断面のものでもよく、更に、第3図(ハ)に示
すように、弾性係数の小さいゴム層(27a)と弾性係数の
大きいゴム層(27b)を有する矩形断面のものとするもよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るモーアの実施例を示し、第1図は要
部の縦断面図、第2図は緩衝部材の一部切欠斜視図、第
3図(イ),(ロ),(ハ)は夫々緩衝部材の別実施例を示す要部
縦断面図、第4図は乗用型芝刈機の全体側面図である。 (10)……刈刃ハウジング、(11)……刈刃、 (12)……駆動軸、(17)……軸受ボス部、 (18),(18)……ベアリング、(23)……段部、 (24)……端面、(25)……緩衝部材、 (26)……硬質リング、(27)……ゴムリング。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦軸芯周りに回転駆動される刈刃(11)の駆
    動軸(12)を、上下一対のベアリング(18),(18)を介し
    て、刈刃ハウジング(10)に固定の軸受ボス部(17)に内挿
    支持させてあるモーアであって、前記軸受ボス部(17)の
    上下一対の位置決め用段部(23),(23)と、前記各ベアリ
    ング(18),(18)の夫々の端面(24),(24)との間に、硬質リ
    ング(26)にゴムリング(27)を付着したリング状の緩衝部
    材(25),(25)を、前記ゴムリング(27)が前記ベアリング
    (18)に接し且つ硬質リング(26)が前記段部(24)に接する
    状態で介在させてあるモーア。
  2. 【請求項2】前記ゴムリング(27)の断面形状が硬質リン
    グ(26)との接合面側を広幅とした山形に構成されている
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載のモーア。
  3. 【請求項3】前記硬質リング(26)が金属リングである実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載のモー
    ア。
JP1987165526U 1987-10-29 1987-10-29 モーア Expired - Lifetime JPH0623226Y2 (ja)

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JPH0168727U JPH0168727U (ja) 1989-05-08
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