JPH0626104Y2 - 回転刃カバーの取付け構造 - Google Patents

回転刃カバーの取付け構造

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JPH0626104Y2
JPH0626104Y2 JP1989055970U JP5597089U JPH0626104Y2 JP H0626104 Y2 JPH0626104 Y2 JP H0626104Y2 JP 1989055970 U JP1989055970 U JP 1989055970U JP 5597089 U JP5597089 U JP 5597089U JP H0626104 Y2 JPH0626104 Y2 JP H0626104Y2
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JP
Japan
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cover
flange
rotary blade
mounting structure
fastened
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JP1989055970U
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牧三 平田
道男 西村
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Priority to US07/766,286 priority patent/US5156217A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、芝刈機や各種切断機などにおける回転刃用
樹脂製カバーの取付け構造に関するものである。
[従来の技術] たとえば芝刈機の機能部分である回転刃は、支持軸(回
転軸)の先端部に取り付けられ機体内のエンジン等によ
って駆動されるが、芝を刈るのに全回転範囲(360゜)
を用いることはないので、普通はその一部がカバーで覆
われる。特開昭62-236406号公報に示される草刈機にお
いても、回転刃の一部はカバーで覆われている。こうい
った回転刃カバーは、上記支持軸の軸受ハウジングなど
の金属部分に取り付けられるが、成形が容易で軽量なの
がよいことから、樹脂で製造されることがある。
樹脂製の回転刃カバーを軸受ハウジングに取り付けるに
は、従来、第3図(および第4図)に示す構造が多用さ
れていた。すなわち、軸受ハウジング3に溶接などで一
体に設けられた金属製のフランジ4′に対し回転刃カバ
ー5′の内周部分を重ね、さらにフランジ4′と外径の等
しい金属板6′を重ね合わせて、これらの厚み方向にボ
ルト・ナット7′で締着する構造である。金属板6′は、
樹脂製のカバー5′に対しボルト・ナット7′の締結力を
分散するために使用されるが、その代わりに同様の目的
で、カバー5′のボルト挿通孔5′hに金属製のカラー
(図示せず)が装着されることもある。なお、図中の1
は回転刃、2はその支持軸(回転軸)である。
カバー5′に対するフランジ4′の接触面積(支持面積)
が広いほど(厳密には接触面積と接触部までの半径とが
大きいほど)取付け状態でのカバー5′の剛性が高まる
ので、フランジ4′の外径は大きくとられるのが一般で
ある。同じようにカバー5′の剛性を上げる目的で、そ
の表面には第4図のような補強リブ5′a・5′b・5′
eが形成されることもある。リブ5′aはカバー5′の外
側周面に、リブ5′bは内方から外方にかけて前後各面
に、またリブ5′eは外周縁との境においてそれぞれ畝
状に形成されており、これらはカバー5′の重量をほと
んど増すことなくその剛性を高めるものである。
[考案が解決しようとする課題] 第3図・第4図のような取付け構造には、つぎのような
課題が存在する。すなわち、 イ)回転刃カバー5′の取付け剛性を高めるためにフラ
ンジ4′の外径を大きくすれば、機体の重量が増し、製
造コストも上がる。
ロ)互いに外径の等しいフランジ4′と金属板6′とによ
ってカバー5′を挟圧保持するため、応力の集中する部
分、つまりカバー5′におけるフランジ4′および金属板
6′の各外周縁との接触線部分が、カバー5′の内外両面
で重なってしまう。しかもこの接触線部分は、完全剛体
に等しいフランジ4′に支持された部分と自由な部分と
の境界にあたるので、ここに集中する応力値はかなりの
大きさになる。カバー5′には外力や振動による力が頻
繁に作用するので、上記は、カバー5′の耐用性(寿
命)に大きく影響する。
ハ)金属板6′を用いる代わりにカラーを装着する場合
は、カバー5′におけるフランジ4′の外周縁位置とカラ
ーの装着部付近にやはり応力が集中するうえ、多数のカ
ラーを装着する手間がかかってコストが上昇する。
この考案は、樹脂製カバーの取付け剛性および耐用性を
高くするとともに全体を軽量・低コストに構成すること
のできる回転刃カバーの取付け構造を提供し、上記の課
題を解決することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この考案の回転刃カバーの取付け構造は、回転刃支持軸
の軸受ハウジングに設けたフランジと、このフランジよ
りも外径の大きい金属薄板とによって、樹脂製カバーの
内周部分を挟み込んで厚み方向に締着するとともに、フ
ランジより外方で上記金属薄板とカバーとをボルト等で
締着したものである。
また請求項2に記載したように、上記カバーのうち金属
薄板と接しない側でフランジより外方になる部分に、締
着用ボルトの挿通部を囲む補強リブを形成するのもよ
い。
[作用] 考案の取付け構造では、樹脂製カバーの内周部分は金属
薄板の内方部分とフランジとの間で挟着され、カバーの
やや外方(フランジより外方)の部分は金属薄板の外周
部分にボルト等で締着される。いいかえると上記カバー
は、フランジより外方の部分までもが金属薄板を介して
フランジにより支持される。
フランジより外方での金属薄板との締着部分を含める
と、カバーは広い面積で(かつ半径の大きい位置で)支
持されることになるので、カバーにはフランジとの間の
みで締着した場合を上まわる剛性が付与される。これ
は、フランジの外形が小さい(したがって軽量な)場合
でもカバーの取付け剛性が高いことを意味する。
金属薄板は厚みが小さく、カバーに曲げ荷重がかかった
場合には同板の面と直角な方向へカバーとともに弾性的
に変形する。この場合、カバーに発生する応力の多く
は、金属薄板とともに変形した範囲の部分に分散され、
金属薄板またはフランジの各外周縁との接触線部分に集
中することが避けられる。
カバーに請求項2のような補強リブを形成すると、金属
薄板・カバーの締着用ボルトの周辺におけるカバーの強
度(剛性)が高くなる。したがって、限られた数のボル
トで締着するだけでも、その周辺で金属薄板とカバーと
が分離しにくくなって両者の一体性が強まる。このこと
は、上述した取付け剛性の向上および発生応力の分散と
いった作用を、より顕著化する。
[実施例] 第1図はこの考案の実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図のII-II線における矢視図である。図の回転刃1
は、芝の側端部を刈り揃えるエッジャーと呼ばれる芝刈
機(全体図は省略)において機体側方に配備されてい
る。第1図のようにこの回転刃1は、動力伝達機構(図
示せず)を介してエンジンで駆動される支持軸2の先端
部に取着され、支持軸2とともに回転する。図中、2aは
支持軸2の軸受、3はその軸受ハウジング、1aはハウジ
ングキャップ、1bは座板、1cはナットである。回転刃1
はキャップ1a、座板1bおよびナット1cによって支持軸2
に取着されている。
回転刃1が芝を刈る箇所は地面に近い下方の部分である
ため、その上半分はカバー5によって覆われている。カ
バー5は軽量なうえ成形の容易な樹脂で製造されてお
り、その内方(支持軸2寄り)の部分でフランジ4上に
取り付けられている。なお、フランジ4は金属製で、上
記の軸受ハウジング3に対し溶接により一体に設けられ
たものである。
カバー5をフランジ4に取り付けるにあたり、この実施
例では、フランジ4を小寸法、つまり円周方向に並べ
た3個のねじ穴4aの内外方に多少のスペースがある程度
の小さな外径に形成するとともに、弾性変形しやすく
かつその変形範囲の大きい金属で、フランジ4より外径
が大きくてカバー5と内径が等しい薄板6を製作し、
その金属薄板6のほかボルト7・ばね座金7a・ボルト8
・ばね座金8a・平座金8b・ナット8cを、第1図のように
使用した。すなわち、カバー5の内周部分は薄板6の内
方部分とフランジ4との間にボルト7(およびねじ穴4
a)の作用で締着し、フランジより外方になる部分は薄
板6の外周部分にボルト8・ナット8cの作用で締着して
いる。
またカバー5の表面には、第2図のように補強用のリブ
5a・5b・5c・5d・5e・5fを形成している。リブ5a・5b・5eは従
来(第4図のリブ5′a・5′b・5′e参照)と同様の
箇所にあるが、リブ5c・5dはリブ5eとともにボルト8の
挿通部を囲むように、またリブ5fはフランジ4の端部を
取り巻くように形成したものである。各リブはいずれも
畝状に盛り上がってその部分でのカバー5の剛性を高め
るので、リブ5c・5d・5eによってボルト8の周辺でカバー
5がたわみにくくなって薄板6との一体性が増し、リブ
5fによってフランジ4との一体性が増す。とくにこの例
のリブ5cは、薄板6の外周縁と同じ半径位置に形成した
ので、この付近で多少は高くなる応力を緩和するのにも
有効である。なお、平座金8bとして比較的に外径の大き
いものを使用したが、これは、カバー5と薄板6との上
記一体性をより高めるためである。
以上によりカバー5は、フランジ4に対して直接は内周
部分のみで締着されるものの、そのやや外方の部分まで
が、フランジ4に接合された薄板6に締着されて一体的
に支持されていることになる。このため、取付け状態で
のカバー5の剛性が高く、しかもカバー5に外力等がは
たらいても薄板6との締着部分に広く応力が分散される
([作用]参照)。また、フランジ4の外径が小さく薄
板6の厚みが小さいことから、以上の取付け部分の重量
が軽減されている。
なお本考案は、ここに紹介した実施例のほか、つぎのよ
うに実施してもよい。
イ)フランジ4に対し回転刃1寄りの側にカバー5を取
り付けるのでなく、その反対側(第1図でフランジ4の
左側)にカバー5および薄板6を重ねて取り付ける場合
にも同様に実施できる。
ロ)フランジ4にあたる部材を特に設けずとも、軸受ハ
ウジング3の端面にそれ相当のフランジ面を形成するな
どによって実施してもよい。
ハ)請求項2に沿った補強リブ5c・5d・5eを形成するのに
代えて、ボルト8の挿通部を含むその周辺の厚みを増す
ことにより薄板6との一体性を高めるのもよい。フラン
ジ4の外方で薄板6の外径までの部分のみを増厚するだ
けなので、カバー5の重量増には殆どならない。
ニ)芝刈機や草刈機だけに限らず、回転刃を使用する各
種の機械において実施できる。すなわち、木材や金属材
の切断機あるいは研削機などにおける回転刃カバーの取
付け構造としても、広く適用できる。
[考案の効果] この考案の取付け構造によれば、樹脂製カバーを剛性の
高い状態に取り付けることができ、しかもカバーの応力
が分散されてその耐用性が向上する。また、フランジな
どが小さく部品点数も多くないので、全体を軽量・低コ
ストに構成することができる。前者の利点からは、カバ
ーとして成形する樹脂材料自体に高強度をもたせる必要
がないので、その材料および寸法設定の自由度が増えて
コストが一層低減されることにもなる。
さらに請求項2に従えば、金属薄板とカバーとの一体性
が強まり、上記の取付け剛性および発生応力に関する効
果が、より顕著になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図のII-II線における矢視図である。また第3図は従
来例を示す縦断面図、第4図はそのIV-IV線での矢視図
である。 1…回転刃、3…軸受ハウジング、4…フランジ、5…
カバー、6…金属薄板。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転刃の一部を覆う樹脂製カバーを、回転
    刃支持軸の軸受ハウジングに設けたフランジ上に取り付
    ける構造であって、 上記フランジと、このフランジよりも外径の大きい金属
    薄板とによって上記カバーの内周部分を挟み込んで厚み
    方向に締着するとともに、フランジより外方で上記金属
    薄板とカバーとをボルト等で締着したことを特徴とする
    回転刃カバーの取付け構造。
  2. 【請求項2】上記カバーのうち、上記金属薄板と接しな
    い側で上記フランジより外方になる部分に、上記締着用
    ボルトの挿通部を囲む畝状の補強リブを形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の回転刃カバーの取付け構
    造。
JP1989055970U 1989-05-15 1989-05-15 回転刃カバーの取付け構造 Expired - Lifetime JPH0626104Y2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989055970U JPH0626104Y2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 回転刃カバーの取付け構造
US07/522,923 US5139091A (en) 1989-05-15 1990-05-14 Edger with improved operating lever assembly
US07/766,526 US5119879A (en) 1989-05-15 1991-09-27 Edger with tubular main frame
US07/766,321 US5165485A (en) 1989-05-15 1991-09-27 Edger with improved blade cover assembly
US07/766,286 US5156217A (en) 1989-05-15 1991-09-27 Edger with improved rear wheel adjustment
US07/766,271 US5437334A (en) 1989-05-15 1991-09-27 Edger
US07/766,388 US5199502A (en) 1989-05-15 1991-09-27 Edger with improved rotary blade driving device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989055970U JPH0626104Y2 (ja) 1989-05-15 1989-05-15 回転刃カバーの取付け構造

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Publication Number Publication Date
JPH02148228U JPH02148228U (ja) 1990-12-17
JPH0626104Y2 true JPH0626104Y2 (ja) 1994-07-20

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093656A1 (ja) * 2007-02-02 2008-08-07 Honda Motor Co., Ltd. パルサープレートの取り付け構造

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JPH02148228U (ja) 1990-12-17

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