JPH0332419Y2 - - Google Patents

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JPH0332419Y2
JPH0332419Y2 JP1984177168U JP17716884U JPH0332419Y2 JP H0332419 Y2 JPH0332419 Y2 JP H0332419Y2 JP 1984177168 U JP1984177168 U JP 1984177168U JP 17716884 U JP17716884 U JP 17716884U JP H0332419 Y2 JPH0332419 Y2 JP H0332419Y2
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JP
Japan
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shift lever
floor
flange portion
lever plate
bush
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JP1984177168U
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両変速機用のフロアシフトレバー
を車体側のフロアに取付けるための構造に関する
ものである。
(従来の技術) 従来より、フロアシフトレバーがシフトアンド
セレクト操作可能に組付けられているシフトレバ
ープレートを車体のフロアに固定した形式のもの
がある。この場合、フロア下面から車室内へ泥や
水が浸入することを防止するために、このフロア
とシフトレバープレートとの間をシールする必要
がある。また、防振あるいは防音の観点からもフ
ロアとシフトレバープレートとを直接固定するこ
とは好ましくなく、これらの相互間にはゴム等の
素材よりなる防振材を介在させることが一般に実
施されている(例えば実公昭59−4828号公報,実
開昭58−82934号公報参照)。
このように、フロアとシフトレバープレートと
の間のシール性ならびに防振,防音性を配慮した
ものとしては、例えば第4図で示すようにシフト
レバーブーツにおける大開口部外周のフランジ部
21をフロア1とシフトレバープレート2との間
に介在させたものがある。つまり、この第4図で
示すものは、シフトレバーブーツをフロア1側に
固定するための上記フランジ部21を、このフロ
ア1とシフトレバープレート2との間のシール材
及び防振材として兼用しているのである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の第4図で示す構造のものにあつては、フ
ロア1とシフトレバープレート2とを結合するボ
ルト17が挿通される箇所において、上記シフト
レバーブーツのフランジ部21に鍔24aを有す
る筒状の部分24を一体に形成する必要がある。
このため、フランジ部21の形状が複雑となり、
シフトレバーブーツの単品コストが増大するとと
もに、その成型も困難となる。
この対応策として、第5図で示すように両端に
鍔34a,34bを有するブツシユ34を、上記
シフトレバーブーツのフランジ部21とは別体に
形成し、このブツシユ34を上記ボルト17の挿
通箇所であるフランジ部21の各取付孔22に組
込んで使用する構成のものがある。しかしなが
ら、この第5図で示す構成のものでは、シフトレ
バーブーツにおけるフランジ部21の取付孔22
内周と、ここに位置するブツシユ34の鍔34b
外周との間にこれらの製造おなびに組付け上のバ
ラツキや公差等によつて図面で示すような隙間S
が生じる。この結果、隙間Sの箇所においてフロ
ア1とシフトレバープレート2との間のシール性
が損われるといつた問題が生じる。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するために、本考案の変速
機用フロアシフトレバーの取付構造は次のように
構成されている。
すなわち、この取付構造は第1図から明らかな
ように、フロア1とシフトレバープレート2との
間にシフトレバーブーツ10のフランジ部11を
介在させた状態で、このシフトレバープレート2
がフロア1にボルト17及びナツト19で固定さ
れ、前記フランジ部11がフロア1とシフトレバ
ープレート2との間のシール材及び防振材を兼用
している。
そして前記ボルト17及びナツト19による固
定箇所における前記フランジ部11には内周テー
パ面13をもつた取付孔12が形成されている。
この取付孔12にはその内周テーパ面13に密着
する外周テーパ面15をもつたブツシユ14が組
付けられている。このブツシユ14は前記ボルト
17の挿入が可能で、かつ前記フロア1及びシフ
トレバープレート2のいずれかとボルトヘツド1
7a及びナツト19のいずれかとの間に介在させ
る鍔14aを備えている。
(作用) 上記の構成において、フロア1とシフトレバー
プレート2との間にシフトレバーブーツのフラン
ジ部11及びブツシユ14を介在させた状態で、
このブツシユ14の箇所をボルト17及びナツト
19で締付けることにより、各ブツシユ14の外
周テーパ面15が上記フランジ部11における各
取付孔12の内周テーパ面13に密着して相互間
のシール性を高めることとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第3図に従つ
て具体的に説明する。
まず、第3図においてこの形式のシフトレバー
4はシフトレバーハウジング3に対してシフトア
ンドセレクト操作可能に組付けられている、この
シフトレバーハウジング3は、シフトレバープレ
ート2に対して前後一対のサポートリンク7によ
つて支持されていると共に、サポートロツド6に
よつて図示しない変速機の一部に連結されてい
る。そして、このシフトレバー4のシフトアンド
セレクト操作は、コントロールロツド5を通じて
変速機の内部に伝達されるように構成されてい
る。
上記のシフトレバープレート2は車両のフロア
1に対し、上記シフトレバー4をフロア1の開口
部1aから車室内側へ挿通させた状態で固定さ
れ、このフロア1の開口部1aとシフトレバー4
との間は、周知のようにゴム等の素材によつて一
体成形されたシフトレバーブーツ10によつて覆
われている。すなわち、このシフトレバーブーツ
10の小開口部10aは上記シフトレバー4の外
周の一部に密着させた状態で取付けられ、かつ大
開口部10bはその外周に形成したフランジ部1
1を上記フロア1とシフトレバープレート2との
間に介在させ、後で述べるようにこのフロア1に
対するシフトレバープレート2の組付と同時に固
定されるのである。
上記フロア1に対するシフトレバープレート2
の取付構造を、主として第3図の仮想円で囲ま
れた部分を拡大して表わした第1図によつて説明
すると、上記シフトレバーブーツ10の大開口部
10b外周に形成されているフランジ部11に
は、取付孔12が形成されている。そして、この
取付孔12の内周面はフランジ部11の上面から
下面に向つて径が小さくなるテーパ面13となつ
ている。また、この取付孔12は第3図から明ら
かなようにフランジ部11の周囲に沿つて数個形
成されており、これはフロア1に対してシフトレ
バープレート2を固定するために、これらに予め
形成されているボルト挿通孔8,9とそれぞれ対
応しているものとする。
ブツシユ14は、ゴム等の防振素材によつて上
記シフトレバーブーツ10とは別体に形成されて
おり、その形状は第2図から明らかなように上下
に鍔14a,14bを有する円筒状に形成されて
いる。そして、下部の鍔14b外周には上記シフ
トレバーブーツ10のフランジ部11に形成され
ている取付孔12の内周テーパ面13に対応した
形状で、かつここに密着し得る外周テーパ面15
となつている。つまり、このブツシユ14はシフ
トレバーブーツ10におけるフランジ部11の各
取付孔12に対し、鍔14bの外周テーパ面15
を上記内周テーパ面13に接触させた状態でそれ
ぞれ組付けられるのである。
なお、シフトレバーブーツ10のフランジ部1
1を図示のように、フロア1とシフトレバープレ
ート2の間に介在させた状態において、各ブツシ
ユ14はフロア1のボルト挿通孔8内に嵌合位置
し、その上部の鍔14aはフロア1の上面に位置
する。また、ブツシユ14の内孔にはカラー16
及びボルト17が車室内側(第1図及び第3図の
上方側)からそれぞれ挿入される。このボルト1
7のヘツド17aと上記ブツシユ14の鍔14a
との間にはワツシヤ18を介在させるとともに、
ボルト17先端にはシフトレバープレート2の下
面側からナツト19が締め付けられる。
上記の構成において、フロア1にシフトレバー
プレート2を取付ける手順について説明すると、
まずシフトレバーブーツ10におけるフランジ部
11の各取付孔12に対し、ブツシユ14を上述
したようにそれぞれ組付ける。このようにブツシ
ユ14を組付けた状態で、シフトレバーブーツ1
0のフランジ部11をフロア1とシフトレバープ
レート2との間に介在させ、同時に各ブツシユ1
4をフロア1の各ボルト挿通孔8に嵌合させてそ
れぞれの上部の鍔14aをフロア1の上面に位置
させる。
次に、フロア1の上面側から各ブツシユ14の
内孔にカラー16を挿入すると共に、ボルト17
をそのヘツド17aとブツシユの鍔14aとの間
にワツシヤ18を介在させた状態で挿通させる。
このボルト17に対して、シフトレバープレート
2の下面側からナツト19を締め付けることによ
り、フロア1にシフトレバープレート2がこれら
相互間にシフトレバーブーツ10のフランジ部1
1及びブツシユ14を介在した状態で取付けられ
るとともに、各ブツシユ14の外周テーパ面15
が上記フランジ部11における各取付孔12の内
周テーパ面13に密着して相互間のシール性を高
める。
このように、シフトレバーブーツ10における
フランジ部11の各取付孔12と、ブツシユ14
との間の密着性を高めて、フロア1とシフトレバ
ープレート2との間のシール性を向上させたこと
により、フロア1の下面から車室内に水や泥が浸
入するといつた不都合を防止し得る。また、シフ
トレバーブーツ10におけるフランジ部11の取
付孔12とブツシユ14とを互いのテーパ面1
3,15による接触としたことは、このシフトレ
バーブーツ10とブツシユ14とを別体に形成し
たにも拘らず、これらの製作上及び組付上のバラ
ツキや公差等があつても、相互の密着性は適正に
維持される。
なお、第2図で示すように取付孔12の内周テ
ーパ面13の小径d1よりブツシユ14の外周テ
ーパ面15の小径d2を大きく設定することによ
つて、両テーパ面13,15の密着性はより増大
する。
(考案の効果) 以上のように本考案は、シフトレバーブーツの
フランジ部がフロアとシフトレバープレートとの
間のシール材及び防振材を兼用している構成のシ
フトレバー取付構造において、前記フランジ部が
取付孔を備えた平板状といつた単純な形状である
にもかかわらず、この取付孔に対する密着性に優
れたブツシユを用いて前記フロアにシフトレバー
プレートをボルト止めしたことで、このボルト止
め箇所でのシール性も良好に保持され、もつてフ
ロアとシフトレバープレートとの接合部全域にお
けるシール性及び防振材が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図はフロアシフトレバーの取付構造における要部
の拡大断面図、第2図はシフトレバーブーツにお
けるフランジ部の取付孔とブツシユとの関連を表
わした分解図、第3図はフロアシフトレバーの取
付構造の概略を表わした一部破断正面図である。
第4図及び第5図は従来のフロアシフトレバー取
付構造のそれぞれ異なる例を第1図と対応させて
表わした断面図である。 1……フロア、2……シフトレバープレート、
4……シフトレバー、10……シフトレバーブー
ツ、10b……シフトレバーブーツ10の大開口
部、11……シフトレバーブーツ10のフランジ
部、12……フランジ部11に形成された取付
孔、13……取付孔12の内周テーパ面、14…
…ブツシユ、15……ブツシユ14の外周テーパ
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロアとシフトレバープレートとの間にシフト
    レバーブーツのフランジ部を介在させた状態で、
    このシフトレバープレートがフロアにボルト及び
    ナツトで固定され、前記フランジ部がフロアとシ
    フトレバープレートとの間のシール材及び防振材
    を兼用した変速機用フロアシフトレバーの取付構
    造において、 前記ボルト及びナツトによる固定箇所における
    前記フランジ部には内周テーパ面をもつた取付孔
    が形成され、この取付孔にはその内周テーパ面に
    密着する外周テーパ面をもつたブツシユが組付け
    られ、このブツシユは前記ボルトの挿入が可能
    で、かつ前記フロア及びシフトレバープレートの
    いずれかとボルトヘツド及びナツトのいずれかと
    の間に介在させる鍔を備えていることを特徴とす
    る変速機用フロアシフトレバーの取付構造。
JP1984177168U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0332419Y2 (ja)

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JP1984177168U JPH0332419Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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JP1984177168U JPH0332419Y2 (ja) 1984-11-20 1984-11-20

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JPS6190632U JPS6190632U (ja) 1986-06-12
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4788513B2 (ja) * 2006-07-25 2011-10-05 日産自動車株式会社 シフトレバー装置の取付構造
JP4679538B2 (ja) * 2007-03-08 2011-04-27 ヤマウチ株式会社 ダンパおよび光ディスク装置
KR101184281B1 (ko) * 2010-11-30 2012-09-21 기아자동차주식회사 차량용 롤로드

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60161625U (ja) * 1984-04-05 1985-10-26 マツダ株式会社 シフトレバ−ブ−ツの取付構造

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JPS6190632U (ja) 1986-06-12

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