JPH0726581Y2 - 遠心クラッチのシュー取付構造 - Google Patents

遠心クラッチのシュー取付構造

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JPH0726581Y2
JPH0726581Y2 JP1989079307U JP7930789U JPH0726581Y2 JP H0726581 Y2 JPH0726581 Y2 JP H0726581Y2 JP 1989079307 U JP1989079307 U JP 1989079307U JP 7930789 U JP7930789 U JP 7930789U JP H0726581 Y2 JPH0726581 Y2 JP H0726581Y2
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JP
Japan
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clutch
shaft
center
clutch drum
crankshaft
Prior art date
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Application number
JP1989079307U
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English (en)
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JPH0319133U (ja
Inventor
長己 河辺
博 富田
Original Assignee
富士ロビン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、クラッチドラムに内装するクラッチシューを
クランク軸の延長先端側に取付けるようにした遠心クラ
ッチのシュー取付構造に関する。
[従来の技術] 従来は、エンジンに連結させるクラッチケース内には伝
動軸に連結するクラッチドラムを軸架するとともに、該
クラッチドラムに内装する両クラッチシューをエンジン
のクランク軸により回転駆動するようにして構成する遠
心クラッチにおいて、実開昭63−59225号広報に見られ
るように、クランク軸の延長先端側に固定したホルダー
に両クラッチシューを架着するような構造になってい
た。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、クラッチドラムを内装するクラッチケー
スをエンジン側に連結する場合、組立て誤差が生じて、
クランク軸の軸芯とクラッチドラムの軸芯とが芯ずれを
生じたり、また、クランク軸の先端側に連結するシュー
取付用のホルダーや、クランク軸先端側が振れたりし
て、クラッチシューが異常に振れを生じる状態となって
不快な振動が生じたり、クラッチケースおよびクラッチ
シューの損耗を早めている、といった不具合を呈してい
た。
[課題を解決するための手段] 本考案は、そのような不具合を解決し、振動が生じない
ようにクラッチシューを良好に取付けたものであり、そ
のため、クラッチドラムの内方中心部には外周部に両ク
ラッチシューを架着したホルダーの中心ボス部をクラッ
チドラムの中心部と同軸芯にしてベアリングを介し回動
自由に軸架し、該ボス部の中心部には該ボス部と同一軸
芯となる盲孔形の軸孔を形設し、クランク軸から延出す
る延長回転軸の先端部を前記軸孔に回動方向に遊びを有
して角嵌合するよう遊嵌して構成したものである。
[作用] したがって、クラッチケースをエンジンに連結する場
合、クラッチドラムの軸芯とクランク軸先端側の軸芯と
が芯ずれを生じていても、延長回転軸の先端部をボス部
の軸孔に遊嵌させて連結することができることになり、
クラッチシューはクラッチドラムの軸芯を中心にして振
れることなく正確に回転することができて、振動が生じ
ないよう良好に遠心クラッチ作用が行なわれることにな
る。
[実施例] 次に、図面に示す実施例について説明する。
第3図は草刈機の側面図を示し、エンジン(1)の出力
側にはクラッチケース(2)の端部を取付ボルト(8)
を介して連結し、クラッチケース(2)の内部より延設
したパイプ形操作桿(9)の先端部を、下部に刈刃(1
0)を軸架したギヤケース(11)の上部に連結し、クラ
ッチケース(2)の先端側となる操作桿(9)の部位に
はグリップ(12)を嵌着して構成したものである。
前記クラッチケース(2)内にはクラッチドラム(4)
を軸架するが、該クラッチドラム(4)の中心部外側方
には筒状のボス部(4a)を一体的に形成するとともに、
該ボス部(4a)の外方側には軸部(13)を溶接により固
設し、該軸部(13)をクラッチケース(2)内の支持部
(2a)にベアリング(14)を介装して軸架し、軸部(1
3)の軸芯部にスプライン嵌合もしくは固定した伝動軸
(3)を前記操作桿(9)の内部に嵌挿し、前記クラッ
チドラム(4)に内装する円盤形ホルダー(7)の中心
部に形成したボス部(7a)の一端側を前記ボス部(4a)
の内方にベアリング(15)を介して回動自在に軸架し、
前記ボス部(7a)の他端側軸芯部には該ボス部(7a)と
同一軸芯となって横断面正4角形となる盲孔形の軸孔
(7b)を形成し、前記ホルダー(7)の直径方向となる
両外周部にそれぞれ一端側を挿着した軸芯方向に平行の
両支軸(16)(16)には、クラッチドラム(4)の内周
面に圧接できる両クラッチシュー(5)(5)の一端側
ボス部(5a)(5a)をそれぞれ従来形同様にして取付け
構成する。
前記エンジン(1)におけるクランク軸(6)の出力側
先端部からは、正4角形の前記軸孔(7b)より小形とな
る横断面正4角形の延長回転軸(6a)を延設し、前記ク
ランク軸(6)の先端部にはファン(17)のボス部(17
a)を嵌合するとともにナット(18)を螺合して固定
し、前記延長回転軸(6a)の先端部を前記軸孔(7a)に
回動方向に遊びを有して角嵌合するよう遊嵌して構成す
るが、延長回転軸(6a)と軸孔(7b)は角嵌合できるよ
うな様々な形状にしたり、また、延長回転軸(6a)と軸
孔(7b)との間の隙間にゴムなどの緩衝材を介装して構
成することもできる。
前記伝動軸(3)は内部にグリースを充填して一端側に
キャップ(19)を嵌着できるようにパイプ状に形成する
とともに、伝動軸(3)の外周部には長手方向に所定間
隔をおいて各小孔(20)をそれぞれ穿設し、各小孔(2
0)の外方に中間部が面するようにして伝動軸(3)と
操作桿(9)の間には含油焼結合金製の軸受具(21)を
所定間隔おきに嵌挿し、伝動軸(3)の回転によりグリ
スに遠心力がかかって小孔(20)から注油できるように
構成するが、小孔(20)を軸受具(21)の一端側外方に
接近して面するように穿設して構成することもできる。
また、前記操作桿(9)の途中部位には両側方に延出す
るハンドル杆(22)(22)を取付けるが、前記操作桿
(9)を挾入できるU状の可撓性ジョイント部材(23)
の両側上方には、撓む前ではその間隔がl1長となって頭
部(24a)(24a)の高さが一定となる両係止杆(24)
(24)をそれぞれ立設し、両側から両ハンドル杆(22)
(22)が延出して下面が前記ジョイント(23)の上面に
接合できる剛性ジョイント部材(25)の上面には、湾曲
した溝状の両段面(26)(26)を対称的にそれぞれ形成
し、両断面(26)(26)の一端側から下面にかけては、
その間隔がl1長となって前記頭部(24a)(24a)が嵌入
できる大きさの両縦孔(27a)(27a)をそれぞれ形成す
るとともに、両係止杆(24)(24)が嵌入できる程度の
幅狭となる縦溝(27b)(27b)を、その終端側の間隔が
前記l1長より短いl2長となるようにして両縦孔(27a)
(27a)に連ねてそれぞれ形成し、操作桿(9)を挾入
したジョイント部材(23)の上方にジョイント部材(2
5)を合わせながら、両係止杆(24)(24)を両縦孔(2
7a)(27a)にそれぞれ嵌入させて、そのまま両ハンド
ル杆(22)(22)を持ってジョイント部材(25)を回動
させると、両頭部(24a)(24a)が段面(26)(26)上
にっ引っかかりがら、両縦溝(27b)(27b)に案内され
て両係止杆(24)(24)はその間が接近するよう相寄せ
られる状態となって、ジョイント部材(23)が撓んで操
作桿(9)に固定されるとともにハンドル杆(22)(2
2)が固定されるように構成する。
したがって、クラッチケース(2)を取付ボルト(8)
によりエンジン(1)に連結する場合、クラッチドラム
(4)の軸芯とクランク軸(6)先端側の軸芯とが芯ず
れを生じて連結されることになっても、延長回転軸(6
a)の先端部をホルダー(7)の軸孔(7b)に遊嵌させ
て連結することができることになり、その角嵌合により
延長回転軸(6a)によってホルダー(7)を回転駆動す
ることができることになる。
その場合、ホルダー(7)に軸架する両クラッチシュー
(5)はクラッチドラム(4)の軸芯を中心にして振れ
ることなく正確に回転しながら、振動を生じることなく
クラッチドラム(4)に内接して遠心クラッチ作用が行
われることになり、また、延長回転軸(6a)の先端部が
回動方向に遊びを有して軸孔(7b)に角嵌合するよう遊
嵌されているので、クランク軸(6)側の振れを吸収で
きるとともに操作桿(9)側が振れるのを防止できるこ
とになる。
[考案の効果] このように本考案は、組立て誤差上、クラッチドラム
(4)の軸芯とクランク軸(6)先端側の軸芯とが芯ず
れを生じていても、延長回転軸(6a)の先端部を軸孔
(7b)に遊嵌してクラッチケース(2)をエンジン
(1)側に容易に連結することができることになり、両
クラッチシュー(5)はクラッチドラム(4)の軸芯を
中心にして振れることなく常に正確に回転することがで
きることになって、振動が生じないよう良好に遠心クラ
ッチの作用が行われることにより、また、クランク軸
(6)側の振れを吸収したり伝動軸(3)側の振れを防
止できるようにして延長回転軸(6a)はホルダー(7)
を確実良好に回転駆動できることになり、振れが生じな
いようにしてクラッチドラム(4)や両クラッチシュー
(5)の極端な損耗を防止できることになり、組立も容
易となる簡単な構造にして好適に実施できる特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である要部の断面図、第2図は
その一部の縦断面図、第3図は草刈機の側面図を示し、
第4図は第3図の一部の分解斜視図、第5図は第4図の
一部の平面図を示す。 (1)……エンジン、(2)……クラッチケース (3)……伝動軸、(4)……クラッチドラム (5)……クラッチシュー、(6)……クランク軸 (7)……ホルダー、(6a)……延長回転軸 (7a)……ボス部、(7b)……軸孔 (15)……ベアリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(1)に連結させるクラッチケー
    ス(2)内には伝動軸(3)に連結するクラッチドラム
    (4)を軸架するとともに、該クラッチドラム(4)に
    内接する両クラッチシュー(5)をエンジン(1)のク
    ランク軸(6)により回転駆動するようにして構成する
    遠心クラッチにおいて、前記クラッチドラム(4)の内
    方中心部には外周部に前記両クラッチシュー(5)を架
    着したホルダー(7)の中心ボス部(7a)をクラッチド
    ラム(4)の中心部と同軸芯にしてベアリング(15)を
    介し回動自由に軸架し、該ボス部(7a)の中心部には該
    ボス部(7a)と同一軸芯となる盲孔形の軸孔(7b)を形
    設し、前記クランク軸(6)から延出する延長回転軸
    (6a)の先端部を前記軸孔(7b)に回動方向に遊びを有
    して角嵌合するよう遊嵌して構成したことを特徴とする
    シュー取付構造。
JP1989079307U 1989-07-05 1989-07-05 遠心クラッチのシュー取付構造 Expired - Lifetime JPH0726581Y2 (ja)

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JPH0319133U JPH0319133U (ja) 1991-02-25
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