JP3268106B2 - カルダン形自在軸継手 - Google Patents

カルダン形自在軸継手

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JP3268106B2
JP3268106B2 JP01499594A JP1499594A JP3268106B2 JP 3268106 B2 JP3268106 B2 JP 3268106B2 JP 01499594 A JP01499594 A JP 01499594A JP 1499594 A JP1499594 A JP 1499594A JP 3268106 B2 JP3268106 B2 JP 3268106B2
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shaft
bearing
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cardan
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廣恭 富井
伸一 田中
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Nippon Piston Ring Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/38Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another
    • F16D3/40Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected with a single intermediate member with trunnions or bearings arranged on two axes perpendicular to one another with intermediate member provided with two pairs of outwardly-directed trunnions on intersecting axes
    • F16D3/405Apparatus for assembling or dismantling

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカルダン形自在軸継手の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品数が少ないカルダン形自在軸継手
は、特開平3−74632合によって公知である。その
継手は1対のヨークを一体に備えた左右のハブを、1個
のこまと、そのこまから前後上下に突出する4本のピン
からなる十字形金具によって連結したものであり、駆動
軸と被動軸間の偏心と偏差を吸収して回転を円滑に伝達
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記軸継手は4個の軸
受を4個のハブに挿入し、各軸受にピンを挿入してその
先端をこまに圧入して組み立てるため、組立に多くの工
数を要し、コストが高くつくという問題があった。又、
ハブと一体のヨークに軸受を装着し、その軸受にピンを
挿入するため、ヨークの軸方向寸法を短縮することが困
難であり、軸方向寸法の小さな軸継手を得ることはでき
なかった。
【0004】本発明はこれらの問題点を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、組立工
数を低減してコストを節減し、かつ軸方向寸法も短縮す
ることができるカルダン形自在軸継手を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、左右のハブを十字形金具
によって連結してなるカルダン形自在軸継手において、
こまの周面にあらかじめ4本のピンの一端側を固定して
十字形金具を形成し、ハブに直径方向に並ぶ2個の取付
穴をあけ、その取付穴に円柱状の軸受を嵌挿し、その軸
受のハブ内端面から突出する部分に直径方向に貫通する
軸孔をあけ、その軸孔を全長にわたり軸受の内側端面に
開口させる開口を設け、その開口から十字形金具のピン
を直径方向に軸孔にはめて軸継手を組み立てるようにし
たことにある。
【0006】
【作用】軸継手は、あらかじめこまと一体に形成した十
字形金具のピンを、同じくあらかじめハブに嵌挿した軸
受の軸孔にその開口を介して直径方向にはめ込むだけで
簡単に組み立てることが出来る。ハブに軸受を取り付け
るためのヨークを設けないから、その分コストを低減す
ることが可能である。軸継手の軸方向寸法は十字形金具
のこまによって決定するから、こまの軸方向幅を薄くす
ることによって、軸継手の軸方向寸法を短縮することが
可能になる。駆動軸と被動軸の間の偏心及び偏角は従来
のものと同様にピンと軸受間の相互摺動及び回動によっ
て吸収される。
【0007】
【実施例】本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて
説明する。図1及び図2に示すように、本発明の軸継手
は左右1対のハブ10と、各ハブに2個づつ取り付けた軸
受11と、4個の軸受に軸受けした4本のピン12と、各ピ
ンの先端を挿嵌したこま13とから構成される。左右のハ
ブ10は駆動軸20又は被動軸21に嵌着する軸部14とその軸
部のフランジ状内端面を形成する円板部15を備え、軸受
11は円板部15に軸部14を中心として直径方向に並べて配
置する。
【0008】こま13に先端を挿嵌して固定した4本のピ
ン12はこま13から前後及び上下の4方に放射状に延長す
る。各ピン12の軸心は同一平面上にあり、相互に90度
の角度を形成する。軸受11のピン12を軸受けする軸孔17
は軸受11を直径方向に貫通する。その軸孔17を開口18に
よって全長にわたり軸受11の内側端面に開口させる。開
口18はさしわたし幅が底から表面にかけて拡大するテー
パ状であり、底幅は軸孔17の直径よりも小さく表面幅は
軸孔17の直径よりも大きい。
【0009】図3に示すように、こま13はメタルインジ
ェクション又は焼結金属により製作し、これに別体のピ
ン12の先端をピン穴22に圧入固定して一体の十字形金具
とするか、又は、ピン12とこま13を一体としてメタルイ
ンジェクション又は焼結金属によって製作する。ハブ10
の円板部15に2個の軸受11を嵌着する取付穴16を設け、
その取付穴に軸受11を挿入する。軸受11の外端側に取付
穴16よりも大径のフランジ部19を設け、軸受11の軸方向
摺動を防止する。軸受11と取付穴16のはめ合いは使用条
件により締りばね又はすきまばめとする。
【0010】ピン12を軸受11の開口18から軸孔17に嵌め
込むとき、開口18を一度弾性的に拡大させなくてはなら
ないから、軸受11は弾性に優れた材料から製作する。例
えば、軸受を合成樹脂製とし射出成形等によって製作す
ると、弾性に富む上に、製作費も低減することができ
る。本発明の軸継手の軸方向寸法はこま13の軸方向幅に
よるから、こま13の軸方向幅を薄くすることにより、軸
継手の軸方向寸法を従来より大幅に短縮することができ
る。
【0011】本発明の軸継手の組立は、図4に示すよう
に、始めに4本のピン12の先端をこま13のピン穴22に嵌
着して十字形金具を形成する。同時に左右のハブ10にそ
れぞれ2個の軸受11を取り付ける。次に左右のハブ10の
一方(図では右側)の2個の軸受11にこま13から前後方
向に突出する2本のピン12を開口18から直径方向に軸孔
17にはめ込む。終わりに、左側のハブ10の2個の軸受11
にこま13から上下方向に突出する2本のピン12を開口か
ら直径方向に軸孔にはめ込む。このように、組立は至極
簡単な作業であるから、従来のものに比べると、組立工
数を低減することができる。
【0012】図1に示すように、組立てた軸継手のハブ
10の一方の軸部14は駆動軸20に他方の軸部14は被動軸21
にそれぞれ嵌着する。駆動軸20の回転は一方のハブ10の
2個の軸受11とそれに軸受けした2本のピン12を介して
こま13に伝達され、ついで、その回転はこま13の他の2
本のピン12とそれを軸受けする2個の軸受11を介して他
方のハブ10に固定した被動軸21に伝達される。このと
き、駆動軸20と被動軸21の間の偏心運動は軸受11とピン
12の摺動によって吸収され、偏角運動はピン12が軸受11
を回転させることにより吸収されるから、両軸孔に偏心
偏角があっても回転は円滑に伝達される。
【0013】
【発明の効果】上記のとおり、本発明の軸継手は、従来
のハブと一体のヨークに軸受を取り付け、その軸受にピ
ンを挿入して軸受けし、そのピンの先端をこまに圧入し
て組み立てていた方式に比べると、あらかじめこまに先
端を圧入してこまと一体にしたピンを、同じくあらかじ
めハブにはめ込んだ軸受の軸孔にその直径方向の開口か
ら押し込んで組み立てる方式であるから、組立工数を低
減することが可能であり、又、ハブにヨークを形成する
必要はなく、軸受は合成樹脂を射出成形して製作するこ
とが可能であるから、軸継手の製作コストを節減するこ
とも可能であり、さらに、こまを軸方向薄幅化すること
により、軸継手の軸方向寸法を短縮することも可能であ
るという多くの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施例の軸継手の正面図、
【図2】は図1のII−II線に沿う断面図、
【図3】は図1の軸継手の分解斜視図、
【図4】は図1の軸継手の組立工程図、
【符号の説明】
10:ハブ、11:軸受、12:ピン、13:こま、14:軸部、
15:円板部、16:取付穴、17:軸孔、18:開口、19:フ
ランジ部、20:駆動軸、21:被動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 3/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸(20)又は被動軸(21)に連結する
    1対のハブ(10)と、1対の前記ハブを連結する十字形
    金具(12、13)とからなる軸継手であって、前記ハブを
    前記駆動軸又は前記被動軸に嵌着する軸部(14)とその
    軸部のフランジ状内端面を形成する円板部(15)から形
    成し、前記十字形金具をこま(13)と前記こまに一端側
    を固定し他端側を4方に放射状に延長させた4本のピン
    (12)から形成し、前記ハブの前記円板部に前記軸部を
    中心として2個の取付穴(16)を直径方向に並べて設
    け、前記取付穴に円柱状の軸受(11)を嵌挿し、前記軸
    受の前記ハブから内側に突出した部分に直径方向に貫通
    する軸孔(17)をあけ、前記軸孔を全長にわたり前記軸
    受の内側端面に開口させる開口(18)を設け、前記開口
    の最小さしわたし幅を前記ピンの直径よりも小さくし、
    前記開口から各ピンをそれぞれの前記軸孔に嵌め込んで
    組み立てたことを特徴とするカルダン形自在軸継手。
  2. 【請求項2】軸受(11)の外端側に取付穴(16)よりも
    大径のフランジ部(19)を一体に設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のカルダン形自在軸継手。
  3. 【請求項3】開口(18)のさしわたし幅を開口表面側が
    拡大するテーパ状としたことを特徴とする請求項1記載
    のカルダン形自在軸継手。
  4. 【請求項4】軸受(11)を合成樹脂製としたことを特徴
    とする請求項1記載のカルダン形自在軸継手。
  5. 【請求項5】こま(13)をメタルインジェクション又は
    焼結金属によって形成したことを特徴とする請求項1記
    載のカルダン形自在軸継手。
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