JP3054581B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3054581B2
JP3054581B2 JP7129654A JP12965495A JP3054581B2 JP 3054581 B2 JP3054581 B2 JP 3054581B2 JP 7129654 A JP7129654 A JP 7129654A JP 12965495 A JP12965495 A JP 12965495A JP 3054581 B2 JP3054581 B2 JP 3054581B2
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JP
Japan
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washer
drive shaft
roller clutch
outer ring
washing machine
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国興 本田
順久 船田
孝 田中
稔 岸
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯機に関し、詳しく
は、ベルトによる動力伝達で発生する静電気が内部にた
まりにくく、ノイズの発生が少ない洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動モータの回転力をクラッチ機
構を介して回転翼及び洗濯槽(脱水槽)に伝達する構成
とした洗濯機が種々提案されている(例えば、特公平5
−84199号、特公平6−9639号等)。
【0003】図4は、従来提案されている洗濯機の構成
の一例を示す模式図である。同図に示す洗濯機Lにおい
ては、機枠1に外槽2が内設され、該外槽2に、洗濯及
び脱水を行う内槽3が内設され、該内槽3の底部には回
転翼4が配設されている。上記内槽3及び回転翼4は、
動力伝達機構5、プーリ28、ベルト30及びプーリ2
9を介して駆動モータ6に連結されており、洗濯時には
内槽3が固定されて回転翼4のみが回転し、脱水時には
内槽3と回転翼4とが同一速度で回転する構成となって
いる。なお、外槽2はスプリングを介して機枠1の上部
から吊下されており、動力伝達機構5は、外槽2の下部
に固定されたモータ台33(図5)に固定されている。
【0004】上記動力伝達機構5においては、図5の要
部断面図に示すように、前記内槽3の駆動軸20が、上
下のベアリング21及び23によって軸支されており、
下側に位置するベアリング23上には、洗濯時に上記内
槽3の一方向の回転を防止するためのローラクラッチ5
0が載置されている。なお、洗濯時の内槽3の他方向の
回転は、駆動軸20上部の膨出部の周囲に設けられた図
示せぬブレーキにより行なわれる。
【0005】上記ローラクラッチ50は、例えば図6に
示すように動作するものである。すなわち、図6(a)
に示すように、内槽3の駆動軸20が脱水方向(脱水時
の内槽3及び回転翼4の回転方向)に回転する際には、
ローラクラッチ50の各ローラ52がラチェット溝53
の幅の広い方に逃げるため、駆動軸20はローラクラッ
チ50の外輪51(これはモータ台33に固定されてい
る)による拘束状態から解放され、駆動軸20(すなわ
ち内槽3)は自由に回転することができる。一方、洗濯
時には、図6(b)に示すように、洗濯水流等の影響で
内槽3(駆動軸20)が脱水方向と逆の方向に回転しよ
うとしても、ローラクラッチ50の各ローラ52がラチ
ェット溝53の幅の狭い方に食い込むため、駆動軸20
と外輪51は互いに拘束され、駆動軸20(内槽3)の
回転が阻止される。
【0006】上記のようなローラクラッチ50を駆動軸
20に設ける場合、例えばローラクラッチ50のハウジ
ング56をネジ止め等によって周囲の保持部材57に剛
的に固定すると、駆動軸20は上下のベアリング21、
23とローラクラッチ50の3箇所で剛的に軸支される
ことになり、いずれかの部分において駆動軸20、ベア
リング21、23及びローラクラッチ50に無理な力が
掛かるようになる。その結果、駆動軸20の回転が円滑
に行われなくなったり、ローラクラッチ50が磨耗し
て、駆動軸20の逆転を防止する機能が不十分になった
りするという問題がある。
【0007】このため、図7及び前記図5に示すよう
に、ローラクラッチ50のハウジング56は保持部材5
7に剛に固定されることなく、径方向に僅かの間隙S1
を設けた凹凸部63及び64によってスプライン係合さ
れるようになっている。また、軸方向についても、該ハ
ウジング56上面と保持部材57との間には間隙S2が
設けられ、駆動軸20やベアリング21、23等に無理
な力が掛からず、駆動軸20がスムーズに回転するよう
にされている。そして、該ハウジング56は、ポリプロ
ピレンよりなる平板円環状のワッシャ66を介して下側
のベアリング23上に載置されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、駆動
モータ6で発生した動力はベルト30により動力伝達機
構5に伝達されるが、ベルトによる動力伝達では静電気
が発生する。この静電気は通常、図5の破線矢印で示す
ように、駆動軸20→下側のベアリング23→軸受ケー
ス54を経て、軸受ケース54が固定されているモータ
台33(図5)に伝達される。モータ台33と機枠1と
の間にはアース線(図示せず)が配設されており、モー
タ台33に伝達された静電気はアース線を経て機枠1に
伝達され、機枠1から外部のアースに逃がされる。とこ
ろが、この経路ではベアリング23のボール23cに油
膜があるため導通が不安定であり、ノイズの原因となる
という問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記のような課題を解決
し、ベルトによる動力伝達で発生する静電気が内部にた
まりにくく、ノイズの発生が少ない洗濯機を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る洗濯機は、外槽と、該外槽に内
設された内槽と、該内槽の底部に配設された回転翼とを
有し、該内槽の駆動軸がベアリングによって回転自在に
軸支され、該内槽の駆動軸の外周に、一方向のみの回転
を可能にするローラクラッチが配設され、駆動モータの
回転力をベルトによって上記駆動軸に伝達する洗濯機に
おいて、上記ベアリングの外輪とローラクラッチの外輪
側との間に導電性及び弾性を有するワッシャを介在さ
、上記ベルトによる動力伝達で発生した静電気を、上
記駆動軸、ローラクラッチのローラ、ローラクラッチの
外輪側、ワッシャ、ベアリングの外輪を通して逃がすよ
う構成したことを特徴とするものである。
【0011】なお、導電性のワッシャとしては、金属製
の波ワッシャや導電性物質を含有する高分子材料(ゴ
ム、樹脂等)よりなるワッシャ等を使用することができ
る。
【0012】
【作用及び効果】このようにベアリングの外輪とローラ
クラッチの外輪側(これは、ローラクラッチの外輪の場
合もあるし、外輪に固定されたハウジングの場合もあ
る)との間に導電性のワッシャを介在させることによ
り、ベルトによる動力伝達で発生する静電気は、駆動軸
→ローラクラッチのローラ→ローラクラッチの外輪(→
ローラクラッチのハウジング)→ワッシャ→ベアリング
の外輪→軸受ケース→モータ台→アース線→機枠を経て
アースと逃れることができる。この経路には油膜等が介
在していないため、静電気の導通は安定したものとな
り、ノイズの発生が最小限に抑えられる。さらに、ワッ
シャは、弾性を有するので、ローラクラッチの外輪(ロ
ーラクラッチのハウジング)及びベアリングの外輪の両
者との接触状態を良好にできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の洗濯機の一実施例を示す要部断面図で
ある。なお、図中、前記図4〜図7に示す従来例と同一
の符号を付したものは同様の箇所を示す。
【0014】同図においては、前記図4〜図7と同様
に、駆動軸20が上側のベアリング(図示せず)及び下
側のベアリング23によって軸支され、下側のベアリン
グ23上にローラクラッチ50が載置されている。ロー
ラクラッチ50は、その外輪51がアルミダイカスト等
により作製されるハウジング56内に固定され、ハウジ
ング56は、その上面及び側面において、樹脂よりなる
保持部材57で包囲されている。
【0015】上記ハウジング56の側面及び保持部材5
7の包囲面には、前記図7と同様に、それぞれ全周にわ
たって(又は部分的に)、互いにスプライン結合(又は
セレーション結合)し得るように凹凸部が形成されてい
る。上記凹凸部の間には、ハウジング56が移動できる
余地として、径方向の間隙(0.5〜1mm程度)が形成
され、さらに、該ハウジング56上面と保持部材57と
の間にも、軸方向の間隙(0.2〜0.8mm程度)が形
成されている。
【0016】上記ローラクラッチ50は、ワッシャ77
を介して下側のベアリング23の外輪23a上に載置さ
れている。このワッシャ77は金属よりなるものであ
り、これによって、ベアリング23の外輪23aとハウ
ジング56とが導通し得るものとなっている。ただし、
このワッシャ77は、金属よりなるものであるため、こ
れを図2の斜視図に示すように波形状のものとすること
で、弾性を得るとともに、ベアリング23及びハウジン
グ56の両者との接触状態を良好にしている。
【0017】本実施例では上記のような金属製の波ワッ
シャを用いているが、このワッシャとしては、導電性及
び適度な弾性を有するものであればよく、例えばその形
状を図3の側面図に示すようなばね状とする等の変更も
可能である。さらに、その材質としては金属以外にも、
カーボン等の導電性物質を含有させた導電性ゴム或いは
導電性樹脂を用いることもでき、これによれば従来の樹
脂製ワッシャと同様に平板状としても適度な弾性を有す
るワッシャが得られる。
【0018】図1に示す例では、ベルトによる動力伝達
で発生する静電気は、駆動軸20→ローラクラッチ50
→ハウジング56→ワッシャ77→ベアリング23の外
輪23a→軸受ケース54→モータ台33→アース線→
機枠1をこの順に経由してアースへ逃がれることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の洗濯機の一実施例を示す要部断面
図。
【図2】 ワッシャの一例を示す斜視図。
【図3】 ワッシャの他の例を示す側面図。
【図4】 従来の洗濯機の一例を示す内部機構図。
【図5】 図4の動力伝達機構の要部断面図。
【図6】 図5の一方向回転ローラクラッチの動作説明
図。
【図7】 図5のローラクラッチ配設部位における径方
向断面図。
【符号の説明】
20…駆動軸 23…下側のベアリング 23a…外輪 54…軸受ケース 50…ローラクラッチ 56…ハウジング 57…保持部材 77…ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 稔 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−13755(JP,A) 特公 平6−9639(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/40 B41J 3/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽と、該外槽に内設された内槽と、該
    内槽の底部に配設された回転翼とを有し、該内槽の駆動
    軸がベアリングによって回転自在に軸支され、該内槽の
    駆動軸の外周に、一方向のみの回転を可能にするローラ
    クラッチが配設され、駆動モータの回転力をベルトによ
    って上記駆動軸に伝達する洗濯機において、上記ベアリ
    ングの外輪とローラクラッチの外輪側との間に導電性
    び弾性を有するワッシャを介在させ、上記ベルトによる
    動力伝達で発生した静電気を、上記駆動軸、ローラクラ
    ッチのローラ、ローラクラッチの外輪側、ワッシャ、ベ
    アリングの外輪を通して逃がすよう構成したことを特徴
    とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 ワッシャが、金属製の波ワッシャである
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 ワッシャが、導電性物質を含有する高分
    子材料よりなるものである請求項1に記載の洗濯機。
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JP2001304281A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Nsk Ltd 転がり軸受ユニット
ITTO20130743A1 (it) * 2013-09-13 2015-03-14 Skf Ab Cannotto costampabile con vasche di lavatrici

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