JP2000042287A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000042287A
JP2000042287A JP10213706A JP21370698A JP2000042287A JP 2000042287 A JP2000042287 A JP 2000042287A JP 10213706 A JP10213706 A JP 10213706A JP 21370698 A JP21370698 A JP 21370698A JP 2000042287 A JP2000042287 A JP 2000042287A
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Japan
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bearing
washing machine
positioning guide
shaft
stator
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JP10213706A
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Takeshi Matsumoto
健 松本
Norihiko Sumiyama
典彦 隅山
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水槽及び撹拌翼をベルト伝達機構やギア減
速機構等を介さずにモータで直接的に駆動する洗濯機に
おいて、脱水槽及び撹拌翼を精度良く駆動することがで
きるようにする。 【解決手段】 脱水槽5及び撹拌翼50を駆動するモー
タを構成するステータ46が取り付けられる第2の軸受
け12に第1の位置決めガイド12bを設け、ステータ
46に、第1の位置決めガイド12bと係合しステータ
46を第2の軸受け12に対して位置決めする第2の位
置決めガイド46aを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱水槽及び撹拌翼
をベルト伝達機構やギア減速機構等を介さずにモータで
直接的に駆動する洗濯機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】脱水槽及び撹拌翼をベルト伝達機構やギ
ア減速機構等を介さずにモータで直接的に駆動すること
により、小型化、軽量化、及び低騒音化等を図った洗濯
機が知られている。特開平9−10474号公報には、
この種の洗濯機の一例が開示されており、図4はこの洗
濯機の撹拌翼及び脱水槽の駆動機構の縦断面図を示して
いる。
【0003】この洗濯機は、水槽101と、この水槽1
01に内装された脱水槽102と、水槽101の外底部
に取り付けられ、第1の軸受け104及びこの第1の軸
受け104の下方に第1の軸受け104と同軸状に配さ
れた第2の軸受け105を組み合わせて成る軸受け組立
体103と、この軸受け組立体103によって回転自在
に支承され、一端が脱水槽102に取り付けられた中空
状の脱水槽軸106と、この脱水槽軸106に同軸状に
内装され、一端が脱水槽102内部に突出した撹拌軸1
07と、この撹拌軸107の一端に取り付けられた撹拌
翼108と、撹拌軸107の他端に取り付けられたロー
タ109と、第2の軸受け105に同軸状に取り付けら
れ、ロータ109とともにモータを構成するステータ1
10とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の洗濯機において
は、ロータ109及びステータ110を精度良く同軸状
に配置することが重要であるが、ステータ110は第2
の軸受け105にネジ111によって取り付けられてお
り、ステータ110に形成されたネジ孔110aとネジ
111との間に微小ながたつきがあるため、同軸度にば
らつきが生じ易く、同軸度が良くない場合にロータ10
9とステータ110の間のエアギャップの幅が均等でな
くなり、モータの特性が低下するという問題が有った。
【0005】また、上記の洗濯機では、脱水槽の回転を
制動するブレーキに電磁ブレーキが採用されており、電
磁ブレーキの場合には低速回転時に電磁作用が弱くなる
ため、停止に近づくにつれて制動力が低下するという問
題が有った。
【0006】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、脱水槽及び撹拌翼をベ
ルト伝達機構やギア減速機構等を介さずにモータで直接
的に駆動する洗濯機において、脱水槽及び撹拌翼を精度
良く駆動することができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、水槽と、この水槽に内装
された脱水槽と、前記水槽の外底部に取り付けられ、第
1の軸受け及びこの第1の軸受けの下方に前記第1の軸
受けと同軸状に配された第2の軸受けを組み合わせて成
る軸受け組立体と、この軸受け組立体によって回転自在
に支承され、一端が前記脱水槽に取り付けられた中空状
の脱水槽軸と、この脱水槽軸に同軸状に内装され、一端
が前記脱水槽内部に突出した撹拌軸と、この撹拌軸の一
端に取り付けられた撹拌翼と、前記撹拌軸の他端に取り
付けられたロータと、前記第2の軸受けに同軸状に取り
付けられ、前記ロータとともにモータを構成するステー
タとを備えた洗濯機において、前記第2の軸受けに第1
の位置決めガイドを設け、前記ステータに、前記第1の
位置決めガイドと係合し前記ステータを前記第2の軸受
けに対して位置決めする第2の位置決めガイドを設けた
ことを特徴とするものである。
【0008】上記の構成により、ステータを第2の軸受
けに対して精度良く位置決めすることができるため、ロ
ータとステータの同軸度精度が向上する。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記第1及び第2の位置決めガ
イドをそれぞれ複数個ずつ設けたことを特徴とするもの
である。
【0010】この場合、ステータを第2の軸受けに対し
て更に精度良く位置決めすることができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の発明において、前記第2の軸受
けが金属板をプレス加工することによって形成されたも
のであるとともに前記第1の位置決めガイドがプレス加
工によって突出形成されたダボであり、前記第2の位置
決めガイドが前記ダボの外周面に嵌合するように形成さ
れた孔であることを特徴とするものである。
【0012】この場合、ダボの外周面の立ち上がり部分
にアールが殆ど無いため、ステータを第2の軸受けに対
して高精度に位置決めすることができる。また、ダボは
第2の軸受けの成形時に同時成形することができるた
め、製造コストが上がることが無い。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記第1の軸受けに第3の位置
決めガイドを設け、前記第2の軸受けに前記第3の位置
決めガイドと係合し前記第2の軸受けを前記第1の軸受
けに対して位置決めする第4の位置決めガイドを設けた
ことを特徴とするものである。
【0014】この場合、第1及び第2の軸受けの同軸度
精度が向上する。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記撹拌軸の他端に前記ロータ
を支持するロータフレームが取り付けられており、この
ロータフレームにおける前記撹拌軸との接合部が複数枚
の金属板を厚さ方向に重ね合わせることによって構成さ
れたものであることを特徴としている。
【0016】この場合、ロータフレームにおける撹拌軸
との接合部を、ロータやステータの加工等で発生した廃
材等によって構成することができるため、材料を有効利
用することができる。また、各金属板に撹拌軸の他端の
横断面形状に対応する形状の貫通孔をプレス加工によっ
て設け、これらの貫通孔を互いに整合させることによっ
て撹拌軸の挿通孔を形成することにより、撹拌軸の挿通
孔を簡単かつ精度良く形成することができる。
【0017】また、請求項6の発明は、請求項1の発明
において、前記脱水槽の回転を制動するブレーキが機械
ブレーキであることを特徴とするものである。
【0018】この場合、低速回転時に制動力の低下が無
く、電磁ブレーキに比べて脱水槽を速やかに停止させる
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施
形態である洗濯機の概略構造を示す側面断面図、図2は
図1の洗濯機の脱水槽5及び撹拌翼50の駆動機構9の
縦断面図、図3は駆動機構9の平面図である。
【0020】本実施形態の洗濯機は全自動洗濯機であっ
て、図1に示すように、箱型の外槽1の内部に吊り棒2
及び振動吸収バネ3を介して揺動自在に懸架された有底
筒状の水槽4を備えている。水槽4には有底筒状の脱水
槽(洗濯槽)5が内装されており、その上端には液体バ
ランサ6が取り付けられている。外槽1の上面には、洗
濯物を出し入れするための開口部(不図示)を開閉する
外蓋7が取り付けられている。なお、8は洗濯機の制御
を行う電子制御回路である。
【0021】水槽4の底部には脱水槽5及び撹拌翼50
(後述)の駆動機構9が取り付けられている。図2に示
すように、駆動機構9は、水槽4の外底部に取り付けら
れ、第1の軸受け11とこれの下方に配された第2の軸
受け12とから成る軸受け組立体10を備えている。第
1及び第2の軸受け11、12は金属板をプレス加工す
ることによって形成されており、第1の軸受け11は中
央部に上方に向けて突出するように形成された筒状の凸
部11aを有し、第2の軸受け12は中央部に下方に向
けて突出するように形成された筒状の凸部12aを有し
ている。第1の軸受け11はネジ13によって水槽4の
外底部に立設されたボス4aに固定されており、第2の
軸受け12は上面に形成された突起14(第4の位置決
めガイド)を第1の軸受け11に形成された孔15(第
3の位置決めガイド)に係合することによって第1の軸
受け11に対して同軸状に位置決めされ、ネジ16によ
って第1の軸受け11に固定されている。
【0022】第1及び第2の軸受け11、12の凸部1
1a、12aには中空の脱水槽軸17が貫通している。
脱水槽軸17は、中空筒状の第1の脱水槽軸形成部材1
8と、これの下端に同軸状に接続された中空筒状の第2
の脱水槽軸形成部材19とから成っており、第1の脱水
槽軸形成部材18の上部は水槽4の底部に形成された貫
通孔4bを介して水槽4内部に突出しており、その上端
に形成されたフランジ部18aが脱水槽5の底部にネジ
20によって固定されている。
【0023】第2の脱水槽軸形成部材19の外周面と凸
部11a、12aの間の環状の空間にはそれぞれベアリ
ング21、21が装着されており、これによって脱水槽
軸17が回転自在に支承されている。また、第1の脱水
槽軸形成部材18の外周面と凸部11a及び貫通孔4b
の間の環状の空間には、水密性を保持するためのオイル
シール22が装着されている。なお、第1及び第2の脱
水槽軸形成部材18、19は一体的に形成するようにし
てもよい。
【0024】脱水槽軸17には撹拌軸23が同軸状に内
装されている。撹拌軸23は、上下一対の軸受けメタル
24、24、オイルシール25、及びスラストワッシャ
26等を介して脱水槽軸17に回転自在に保持されてお
り、その上端は脱水槽5内部に突出している。撹拌軸2
3の上端には、脱水槽5の底部に配された撹拌翼50が
ネジ51によって固定されている。
【0025】27はブレーキホイールで、ネジ28によ
って脱水槽軸17に固定されており、その外周面にはブ
レーキバンド29が巻着されている(図3参照)。ブレ
ーキバンド29はその径が縮小しようとする弾発性を有
しているとともに内面に摩擦係数を高めるための処理が
施されており、ブレーキホイール27の外周面上に摺動
自在に保持されている。ブレーキバンド29の一端に
は、外方に向けてほぼ直角に折り曲げられたストッパ部
29aが形成されている。
【0026】30はブレーキレバーで、軸受け10上に
立設された支軸31によって水平方向に回動自在に軸支
されている。ブレーキレバー30の一端の内側側面には
ブレーキバンド29のストッパ部29aに対応する形状
の係合部30aが形成されており、ブレーキレバー30
はバネ32によって反時計まわり方向に付勢されてお
り、ブレーキレバー30に連結されたブレーキモータ
(不図示)が停止しているときには係合部30aがスト
ッパ部29aに係合してブレーキバンド29を保持して
いる。ブレーキモータを駆動すると、ブレーキレバー3
0がバネ32の付勢力に抗して時計まわり方向に回動
し、係合部30aがストッパ部29aから離脱してブレ
ーキレバー30によるブレーキバンド29の保持が解除
され、ブレーキモータを停止すると、ブレーキレバー3
0がバネ32の付勢力によって反時計まわり方向に回動
し、係合部30aがストッパ部29aに係合するように
なっている。
【0027】撹拌軸17の下端にはクラッチボス33が
固定されており、その上方には、クラッチボス33と脱
水槽軸17を接離自在に接続し、これらの間の回転力の
伝達を行う筒状の移動体34が設けられている。移動体
34の内面には上下方向に延びる複数本の歯(不図示)
が形成されており、脱水槽軸17及びクラッチボス33
の外周面にはこれらの歯に摺動自在に係合する上下方向
に延びる複数本の歯(不図示)が形成されており、これ
によって移動体34は上下方向に案内されている。
【0028】35はクラッチバネで、移動体34を上方
へ付勢し、上端位置に保持している。36はクラッチバ
ネ35の下端を支持する受け部材である。37は電磁ソ
レノイドユニットで、ネジ37aによって第2の軸受け
12に固定されており、電磁ソレノイドユニット37に
通電すると、移動体34がクラッチバネ35の付勢力に
抗して下方に移動するようになっている。このように、
電磁ソレノイドユニット37を第2の軸受け12にネジ
止めすると、第2の軸受け12と同軸にし易い。移動体
34が上端位置(図2の位置)に移動すると移動体34
はクラッチボス33と脱水槽軸17の双方に係合してこ
れらを接続し、一方、移動体34が下端位置に移動する
と移動体34は脱水槽軸17から離脱してクラッチボス
33のみに係合した状態となる。なお、クラッチバネ3
5と電磁ソレノイドユニット37の機能を逆にして、移
動体34をクラッチバネ35によって下方に付勢し、電
磁ソレノイドユニット37で上方へ移動させるようにし
てもよい。
【0029】撹拌軸23の下端には、環状のロータ38
が固定された略円盤状のロータフレーム39が取り付け
られている。ロータフレーム39における撹拌軸23と
の接合部39aは強度を確保するために他の部分よりも
厚くなっている。撹拌軸23の下端の外周面には上下方
向に延びる歯(不図示)が複数本形成されており、接合
部39aにおける撹拌軸23の挿通孔39bは、内面
に、この歯に摺動自在に係合する上下方向に延びる歯
(不図示)を複数本有しており、これによってロータフ
レーム39が撹拌軸23に対して回転しないようになっ
ている。ロータフレーム39は緩み止め用のスプリング
ワッシャ40を介してネジ41によって撹拌軸23に固
定されている。
【0030】接合部39aは複数枚の薄い金属板を厚さ
方向に重ね合わせて成るもので、各金属板の中央部に
は、挿通孔39bの横断面形状に対応した貫通孔がプレ
ス加工によって形成されており、各金属板の貫通孔が整
合することによって前記歯を有する挿通孔39bが形成
されている。このように貫通孔が形成された複数枚の板
材を重ね合わせることによって挿通孔39bを形成する
ようにすると、各貫通孔はプレス加工によって高精度に
形成することができるため、前記歯を高精度に形成する
ことができ、厚板に機械加工によって前記歯を形成する
場合に比べて精度が向上する。
【0031】接合部39aを構成する金属板は、ロータ
フレーム39の他の部分よりも厚くてかつ硬質であるこ
とが好ましく、ロータ38やステータ46(後述)のプ
レス加工時に生じる廃材を用いて形成すると経済的であ
る。これらの金属板は、金属板に形成された孔(不図
示)と、ロータフレーム39における金属板の取り付け
部に形成された突起(不図示)とを係合することによっ
て位置決めされ、リベット43によって冷却用ファン4
2とともに固定されている。44は安全カバーで、複数
個の通気孔44aを有しており、ネジ45によって第2
の軸受け12に固定されている。
【0032】46はステータで、ロータ38を包囲し、
ロータ38との間に環状のエアギャップを形成してい
る。ロータ38及びステータ46によって、撹拌軸23
を駆動するモータが構成されている。ステータ46は厚
さ方向に貫通する貫通孔46a(第2の位置決めガイ
ド)、46bを有しており、貫通孔46aを、第2の軸
受け12の下面に突出形成されたダボ12b(第1の位
置決めガイド)の外周面に嵌合させることにより第2の
軸受け12に同軸状に位置決めされ、貫通孔46aを貫
通するネジ47によって第2の軸受け12の固定部12
cに固定されている。なお、ダボの場合、バーリングの
ように外周面の立ち上がり部分にアールがつかないた
め、高精度の位置決めが可能となる。また、第2の軸受
け12の成形時に同時成形できるため、コストが上がる
ことも無い。
【0033】貫通孔46a、46bにはフランジを有す
る筒状の絶縁スペーサ48、49が嵌着されており、こ
れによってステータ46と第2の軸受け12が電気的に
絶縁されている。絶縁スペーサ49は、一端にフランジ
が形成された筒状の第1の絶縁スペーサ形成部材49a
と、一端にフランジが形成された筒状の第2の絶縁スペ
ーサ形成部材49bとから成っている。
【0034】第1の絶縁スペーサ形成部材49aは他端
の内周が切り欠かれており、一方、第2の絶縁スペーサ
形成部材49bは他端の外周が切り欠かれており、第1
の絶縁スペーサ形成部材49aを上方から貫通孔46a
に挿入し、第2の絶縁スペーサ形成部材49bを下方か
ら貫通孔46aに挿入し、これらの切り欠き部分を嵌合
することによって第1及び第2の絶縁スペーサ形成部材
49a、49bが結合固定されている。このようにする
と、絶縁スペーサ形成部材49a、49bが容易に抜け
ないため、製造時の取り扱い性が向上する。なお、絶縁
スペーサ49の取り付けは非常に容易であり、ネジ47
及びステータ46と第2の軸受け12との絶縁を容易に
行うことができる。なお、このような切り欠き部分を形
成する代わりに、第1及び第2の絶縁スペーサ形成部材
49a、49bを接着によって結合するようにしてもよ
い。
【0035】絶縁スペーサ48、49はそれぞれ各貫通
孔46a、46b毎に独立した状態で設けられており、
相互につながっていない。絶縁スペーサ48、49が複
数個つながった状態になっていると、成形時の寸法のば
らつきにより絶縁スペーサ48、49を貫通孔46a、
46bに挿入しにくくなることがあるが、本実施形態の
場合にはそのような問題は無い。また、複数個の絶縁ス
ペーサ48、49間をつなぐ部分が不要となるため、材
料を節約することができる。
【0036】次に、上述した構成の洗濯機の動作を説明
する。洗濯時には、電磁ソレノイドユニット37が通電
され、移動体34がクラッチバネ35の付勢力に抗して
下方に移動し、クラッチボス33と脱水槽軸17が切り
離される。そして、ロータ38が回転することによりロ
ータフレーム39、クラッチボス33、及び撹拌軸23
が回転し、これによって撹拌翼50が回転して洗濯が実
行される。このとき、ブレーキレバー30の係合部30
aはブレーキバンド29のストッパ部29aに係合して
おり、脱水槽軸17が回転しないようにしている。
【0037】一方、脱水時には、ブレーキモータに通電
され、ブレーキレバー30がバネ32の付勢力に抗して
回動し、係合部30aがブレーキバンド29のストッパ
部29aから離脱するとともに、電磁ソレノイドユニッ
ト37への通電が遮断され、移動体34がクラッチバネ
35の付勢力によって上方へ移動し、クラッチボス33
と脱水槽軸17を接続する。そして、ロータ38が回転
することによりロータフレーム39、クラッチボス3
3、撹拌軸23、及び脱水槽軸17が回転して脱水が実
行される。脱水が終了すると、ブレーキモータへの通電
が遮断され、ブレーキレバー30がバネ32の付勢力に
よって回動し、係合部30aがブレーキバンド29のス
トッパ部29aに係合し、ブレーキバンド29がブレー
キレバーによって保持される。これによって、ブレーキ
バンド29と、脱水槽軸17とともに回転しているブレ
ーキホイール27との間に摩擦力が生じ、脱水槽軸17
が徐々に減速して停止する。なお、ロータ38の回転を
制動する電磁ブレーキを併用するようにしてもよい。
【0038】上記実施形態では、本発明を全自動洗濯機
に適用した場合について説明したが、本発明はそれ以外
の洗濯機にも適用可能である。また、本発明の構成を、
被処理物を収容する槽をベルト伝達機構やギア減速機構
等を介さずにモータで直接的に駆動する衣類乾燥機等の
布帛製品回転処理装置、即ち、被処理物を収容する槽
と、一端がこの槽の外部に取り付けられた回転軸と、同
軸状に組み合わされた一対の軸受けより成り回転軸を回
転自在に支承する軸受け組立体と、回転軸の他端に取り
付けられたロータと、このロータに近い側の軸受けに同
軸状に取り付けられロータとともに回転軸を駆動するモ
ータを構成するステータとを備えた装置に適用した場
合、本発明と同様の効果を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、第2の
軸受けに第1の位置決めガイドを設け、ステータに、第
1の位置決めガイドと係合しステータを第2の軸受けに
対して位置決めする第2の位置決めガイドを設けたこと
により、ステータを第2の軸受けに対して精度良く位置
決めすることができるため、ロータとステータの同軸度
精度が向上し、脱水槽及び撹拌翼を精度良く駆動するこ
とができる。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、第
1及び第2の位置決めガイドをそれぞれ複数個ずつ設け
たことにより、ステータを第2の軸受けに対して更に精
度良く位置決めすることができるため、ロータとステー
タの同軸度精度が更に向上し、脱水槽及び撹拌翼を更に
精度良く駆動することができる。
【0041】また、請求項3に記載の発明によれば、ダ
ボの外周面の立ち上がり部分にアールが殆ど無いため、
ステータを第2の軸受けに対して高精度に位置決めする
ことができる。また、ダボは第2の軸受けの成形時に同
時成形することができるため、製造コストが上がること
が無い。
【0042】また、請求項4に記載の発明によれば、第
1の軸受けに第3の位置決めガイドを設け、第2の軸受
けに第3の位置決めガイドと係合し第2の軸受けを第1
の軸受けに対して位置決めする第4の位置決めガイドを
設けたことにより、第1及び第2の軸受けの同軸度精度
が向上するので、脱水槽及び撹拌翼を更に精度良く駆動
することができる。
【0043】また、請求項5に記載の発明によれば、ロ
ータを支持するロータフレームにおける撹拌軸との接合
部をロータやステータの加工等で発生した廃材等によっ
て構成することができるため、材料を有効利用すること
ができる。また、各金属板に撹拌軸の他端の横断面形状
に対応する形状の貫通孔をプレス加工によって設け、こ
れらの貫通孔を互いに整合させることによって撹拌軸の
挿通孔を形成することにより、撹拌軸の挿通孔を簡単か
つ精度良く形成することができる。
【0044】また、請求項6に記載の発明によれば、脱
水槽の回転を制動するブレーキが機械ブレーキであるこ
とにより、低速回転時に制動力の低下が無く、電磁ブレ
ーキに比べて脱水槽を速やかに停止させることができる
ので、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である洗濯機の概略構造
を示す側面断面図。
【図2】 図1の洗濯機の脱水槽及び撹拌翼の駆動機構
の縦断面図。
【図3】 図2の駆動機構の平面図。
【図4】 従来の洗濯機の撹拌翼及び脱水槽の駆動機構
の縦断面図。
【符号の説明】
4 水槽 5 脱水槽 10 軸受け組立体 11 第1の軸受け 12 第2の軸受け 12b ダボ(第1の位置決めガイド) 14 突起(第4の位置決めガイド) 15 孔(第3の位置決めガイド) 17 脱水槽軸 23 撹拌軸 27 ブレーキホイール 29 ブレーキバンド 30 ブレーキレバー 38 ロータ 39 ロータフレーム 39a 撹拌軸との接合部 46 ステータ 46a 貫通孔(第2の位置決めガイド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA06 BB05 BB19 CA06 CA16 CB06 EA12 GC01 GC10 HB12 HB15 HB16 HB17 HB19 HB21 HB22 HB24 3J101 AA02 AA62 BA77 DA09 EA02 GA60

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽と、この水槽に内装された脱水槽
    と、前記水槽の外底部に取り付けられ、第1の軸受け及
    びこの第1の軸受けの下方に前記第1の軸受けと同軸状
    に配された第2の軸受けを組み合わせて成る軸受け組立
    体と、この軸受け組立体によって回転自在に支承され、
    一端が前記脱水槽に取り付けられた中空状の脱水槽軸
    と、この脱水槽軸に同軸状に内装され、一端が前記脱水
    槽内部に突出した撹拌軸と、この撹拌軸の一端に取り付
    けられた撹拌翼と、前記撹拌軸の他端に取り付けられた
    ロータと、前記第2の軸受けに同軸状に取り付けられ、
    前記ロータとともにモータを構成するステータとを備え
    た洗濯機において、前記第2の軸受けに第1の位置決め
    ガイドを設け、前記ステータに、前記第1の位置決めガ
    イドと係合し前記ステータを前記第2の軸受けに対して
    位置決めする第2の位置決めガイドを設けたことを特徴
    とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の位置決めガイドをそ
    れぞれ複数個ずつ設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記第2の軸受けが金属板をプレス加工
    することによって形成されたものであるとともに前記第
    1の位置決めガイドがプレス加工によって突出形成され
    たダボであり、前記第2の位置決めガイドが前記ダボの
    外周面に嵌合する孔であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記第1の軸受けに第3の位置決めガイ
    ドを設け、前記第2の軸受けに前記第3の位置決めガイ
    ドと係合し前記第2の軸受けを前記第1の軸受けに対し
    て位置決めする第4の位置決めガイドを設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記撹拌軸の他端に前記ロータを支持す
    るロータフレームが取り付けられており、このロータフ
    レームにおける前記撹拌軸との接合部が複数枚の金属板
    を厚さ方向に重ね合わせることによって構成されたもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 前記脱水槽の回転を制動するブレーキが
    機械ブレーキであることを特徴とする請求項1に記載の
    洗濯機。
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