JPS605197A - 脱水洗濯機の駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不発ＢＡは、軸方向空隙誘導モータを脱水洗濯機す の駆動装置に関する。

従来例の構成とその問題点 従来、脱水洗濯機の駆動装置には種々の構成が提案され
ており、なかでも軸方向空隙誘導モータを利用して、そ
の構造的な特徴である扁平性や磁極面の平面性を活かし
、モータ部分と洗濯脱水切替機構部を一体化した構成の
ものもいくつか提案されている。

例えば、２組の軸方向空隙誘導モータを洗７Ｍ。

脱水用に各々に用意し、脱水側ロータのフレーム中心部
に例えば軸方向に摺動可能なセレーション部を有するイ
ンサート部品を一体に成形して、脱水時のモータの回転
トルクを伝達するもの、あるいは制動時の洗濯兼脱水槽
の停止をロータ外周のエンドリング部分と軸方向に対向
するカバーに貼付けたブレーキシューとの摩擦抵抗によ
り行なう（１ｑ成などである。

ところが、これらの構成によれば、脱水側ロータのエン
ドリング部分は主として電気用純アルミニウムを使用す
る為、強度、耐久性の面で問題があり、また、ロータ外
周部分でブレーキをかける為、周速が大きく、いわゆる
制動時の発熱、ブレーキの鳴きが発生しやすい。

発明の目的 本発明は、以上のような問題を解決するもので、ブレー
キ機構を改良して、構造が簡単で、強度の点でも問題が
なく、制動時の不快音も生じない信頼性の高い脱水洗濯
機の駆動装置を提供することを目的とする。

発明の構成 本発明は、洗濯兼脱水槽を内包する水槽下部に、ステー
タの」三方に脱水側ロータを、下方に洗濯側ロータをそ
れぞれ配した軸方向空隙誘導モータを設け、前記脱水側
ロータのフレームは、洗濯軸を内包する中空の脱水軸の
端部に固定されたギヤー収納ケースに軸方向に摺動自在
に係合させ、一方洗瀬側ロータ軸は、前記ギヤー収納ケ
ースに内設された減速機構を介して前記洗濯軸へ連結し
た１駆動装置であって、前記脱水側０−夕の上面に設け
たブレーキシューと、対向する位置に設けた脱水側ロー
タを蓮うカバ〜との摺接によって制動力を得るように構
成し、前記カバーのプレーギアニーとの接触面には、外
周側において脱水側ロータの回転方向へ角度を持つ長穴
形状の複数のスリ、１・を略放射状に配したことを特徴
とする。

実施例の説明 第１図は本発明による駆動装置を備えた脱水洗濯機の構
成例を示す。

１は洗濯兼脱水槽で、その胴部には多数の脱水用小穴２
を有し、開口部にはバランサ−３を有する。４は水槽、
５は水槽を支持する基板であり、基板５は防振装置６を
有する支持棒７によって支７持されている。

８は軸方向空隙誘導モータのステータフレームで、脱水
側モータのステータ９と洗濯側モータのステータ１０と
をポリエステル樹脂などにより一体にモールドして構成
し、その上下に脱水側ロータのカバー１１と洗濯側ロー
タのカバー１２とを螺子１３により一体に取りつけて基
板５の下部に固定している。

ステータフレーム８の中央には、軸受１４，１５を設け
ており、軸受１４にはスリーブ１６を軸支し、さらにス
リーブ１４には、ギヤーシャフト１７と、ステータ１０
と対向する位置に洗濯側ロータ１８を固定したフレーム
１９とを固定している。

一方、軸受１６にはギヤーケース２０を軸支し、その中
央にはギヤーシャフト１７を支持するメタル２１を設け
、さらにギヤーカバー２２を固定シている。そして、ギ
ヤーケース２０内には、ギヤーシャフト１了と洗濯軸２
３とを連結する減速ギヤー２４が収めである。

ギヤーカバー２２には、洗濯軸２３をメタル２５゜２６
によって回転自在に支持する中空の脱水軸２７を固定し
、脱水側ロータのカバー１１には脱水軸２了を軸支する
軸受２８を設けている。脱水軸２７を軸支する軸受２８
を設けている。脱水軸２７の上端にはフランジ２９を固
定し、ここに脱水槽１を固着しでいる。３０は洗濯軸２
３の先端に固定したパルセータ、３１．３２，３３．３
４は水洩れ防止用シール体である。

ステータ９と対向する位置に脱水側ロータ３５ヲ固定シ
たフレーム３６は、セレーション３７を有し、ギヤーカ
バー２２の外周に設けたセレーション３８と軸方向に摺
動自在に係合しており、ギヤーカバー２２との間には、
フレーム３６を上方へ付勢するスプリング３９を配設し
ている。フレーム３６は上面にブレーキシュー４０を貼
りつけており、−力説水側ロータのカバー１１には、ブ
レーキシュー４０と対向する位置に複数の長大形状のス
リット４１を設けている。これらのスリット４１は、第
２図に示すように、外周において脱水側ロータ３５の回
転方向（図矢印方向）へ角度を持って略放射状に配列さ
れている。

次に、この動作を説明する。

洗濯側ロータ１８の回転は、そのフレーム１９を経てギ
ヤーシャフト１７へ伝達され、ギヤー２４で減速された
後、洗濯軸２３を経てパルセータ３０を回転させ洗濯を
行なう。

一方、脱水側ロータ３５０回転は、フレーム３６及びギ
ヤーカバー２２のセレーション部３７．３８により伝達
され、脱水軸２７を経て洗濯兼脱水槽１を回転ネせ脱水
を行なう。この時脱水側ロータ３５はステータ９との間
に発生する軸方向磁気吸引力により、スプリング３９の
付勢力に抗して下方へ移動し、ブレーキシュー４０と脱
水側ロータのカバー１１との間に空隙が生じ回転自在に
なる。

なお、第１図はモータ通電時を示す。脱水が終了し、モ
ータが非通電状態となると、軸方向磁気吸引力が消失す
る為、スプリング３９の付勢力によりブレーキシュ４Ｑ
はカバー１１に圧接されてブレーキ作用が生じ、洗濯兼
脱水槽１の回転は停止する。

そして、脱水側ロータのカバー１１には、ブレーキシー
−と対向する位置に脱水側ロータの回転方向へ角度をも
った長穴状のスリット４１を複数個配しであるので、前
記の制動時にブレーキシュー　４０とカバー１１との間
で発生する摺動音の低減を図ることができる。同時にス
リット４１の数や形状を変更したり配置ピッチを不等分
割ピッチ変更することにより、脱水側ロータのカバー１
１の固有振動数を変化させることができ、前記摺動音の
周波数特性を変更さて、ブレーキ性能の低下を招くこと
なくより耳障りのよい音にすることができる。

丑だ、脱水回転中は、脱水側ロータは下方へ吸引移動し
ている為、スリット４０は通風穴としてもその役割も果
たし、モータの温度上昇の低減を図ることができる。さ
らにブレーキシー−自体は脱水側ロータのフレームに貼
付されている為、従来例で述べた強度上の問題点もない
。

発明の効果 以上のように本発明によれば、軸方向空隙誘導７モータ
の軸方向の磁気吸引力を利用したブレーキ機構を有し、
構造が簡単で、制動時の不快音もなく、高信頼の脱水洗
濯機の駆動装置を具現化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における脱水洗心機の駆動装
置の縦断面図、第２図は脱水側ロータのカバーの平面図
である。 １・・・・・・洗面兼脱水槽、８・・・・・モータのス
テータフレーム、１１・・・・・・脱水側ロータのカバ
ー、１７・・・・・・ギヤーシャフト、１８・・・・・
・洗濯側ロータ、２２・・・・・・脱水側ロータのフレ
ーム、２３・・・・・・洗濯軸、２４・・・・・・減速
機構、３５・・・・・・脱水側ロータ、３６・・・・・
・脱水側ロータのカバー、３７．３８・・・・・・セレ
ーション、３９・・・・・・スプリング、４０・・・・
・・ブレーキシュー、４１・・・・・スリット。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ３ 第２図 ６７６一

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗濯兼脱水槽を内包する水槽下部に、ステータの
   」三方及び下方にそれぞれ脱水側ロータ及び洗濯側ロー
   タを配した軸方向空隙誘導モータを設け、前記脱水側ロ
   ータの′フレームは洗濯軸を内包する中空の脱水軸の端
   部に固定されたギヤー収納ケースに対して軸方向に摺動
   自在に係合させ、洗濯側ロータ軸は前記ギヤー収納ケー
   ス内に設けた減速機構を介して前記洗濯軸へ連結した駆
   動装置を備え、前記脱水側ロータの上面にブレーキンニ
   ーを設け、このブレーキシー−を脱水側ロータを農うカ
   バーに摺接させ７脱水側ロータを制動するように構成す
   るとともに、前記カバーのブレーキンニーとの接触面に
   は、外周側において脱水ｆｐｌＪａ−タの回転方向に角
   度を持つ長穴形状の複数のスリットを略放射状に配した
   ことを特徴とする脱水洗濯機の駆動装置。
2. （２）前記スリットが不等分割ピッチで配された特許請
   求の範囲第１項記載の脱水洗ａ機の駆動装置。