JPS6218196B2 - - Google Patents
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- JPS6218196B2 JPS6218196B2 JP54109398A JP10939879A JPS6218196B2 JP S6218196 B2 JPS6218196 B2 JP S6218196B2 JP 54109398 A JP54109398 A JP 54109398A JP 10939879 A JP10939879 A JP 10939879A JP S6218196 B2 JPS6218196 B2 JP S6218196B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は脱水洗濯機において、脱水時に洗濯兼
脱水槽を回動せしむる駆動部及び洗濯時に撹拌翼
を回動せしむる駆動部をそれぞれ有する駆動装置
に関するもので、前記両駆動部として脱水用及び
洗濯用にそれぞれ見合う二種類の鉄心及びコイル
より成るステータを絶縁性樹脂でモールド一体成
型し、第1の脱水用ステータに対応するロータを
上部に、第2の洗濯用ステータに対応するロータ
を下部に位置せしめ、さらに脱水回転速度、撹拌
翼回転速度に見合つた適切な回転を得るべく各モ
ータを多極化構成することによつて、従来脱水洗
濯機に構造的に不可欠とされてきた減速機構、制
動機構、クラツチ機構を廃止乃至は大幅に簡略化
し性能の向上,コストの引下げを図ろうとするも
のである。
脱水槽を回動せしむる駆動部及び洗濯時に撹拌翼
を回動せしむる駆動部をそれぞれ有する駆動装置
に関するもので、前記両駆動部として脱水用及び
洗濯用にそれぞれ見合う二種類の鉄心及びコイル
より成るステータを絶縁性樹脂でモールド一体成
型し、第1の脱水用ステータに対応するロータを
上部に、第2の洗濯用ステータに対応するロータ
を下部に位置せしめ、さらに脱水回転速度、撹拌
翼回転速度に見合つた適切な回転を得るべく各モ
ータを多極化構成することによつて、従来脱水洗
濯機に構造的に不可欠とされてきた減速機構、制
動機構、クラツチ機構を廃止乃至は大幅に簡略化
し性能の向上,コストの引下げを図ろうとするも
のである。
従来一般の脱水洗濯機の駆動装置としては、半
径方向空隙型の誘導モータの動力を、プーリ、ベ
ルトの組合わせ或は歯車類を組合わせて構成され
る減速機構を経て洗濯兼脱水槽や撹拌翼に伝え、
これを回動せしめるものが多く、又、モータ1ケ
で駆動させる構造にあつては、複雑なクラツチ機
構が必要であつたり、脱水を終了させる為の洗濯
兼脱水槽の制動機構や、洗濯時撹拌翼の回動によ
つて洗濯兼脱水槽が共回りしない為の制動機構、
更にそれ等制動機構を作動せしめる為の電磁マグ
ネツト及びそのストロークの伝達機構等必要であ
つたりして、構造的に極めて複雑なものであつ
た。
径方向空隙型の誘導モータの動力を、プーリ、ベ
ルトの組合わせ或は歯車類を組合わせて構成され
る減速機構を経て洗濯兼脱水槽や撹拌翼に伝え、
これを回動せしめるものが多く、又、モータ1ケ
で駆動させる構造にあつては、複雑なクラツチ機
構が必要であつたり、脱水を終了させる為の洗濯
兼脱水槽の制動機構や、洗濯時撹拌翼の回動によ
つて洗濯兼脱水槽が共回りしない為の制動機構、
更にそれ等制動機構を作動せしめる為の電磁マグ
ネツト及びそのストロークの伝達機構等必要であ
つたりして、構造的に極めて複雑なものであつ
た。
又、洗濯兼脱水槽の回動用と撹拌翼の回動用に
それぞれ専用の半径方向空隙型の誘導モータを配
した脱水洗濯機の構造が見られたが、何れも減速
機構、モータ取付構造が複雑となり、さらに大型
化していた。
それぞれ専用の半径方向空隙型の誘導モータを配
した脱水洗濯機の構造が見られたが、何れも減速
機構、モータ取付構造が複雑となり、さらに大型
化していた。
本発明は上記従来の欠点に鑑み成されたもの
で、以下、その実施例を図面に従つて説明する。
図において、1は脱水洗濯機の外筐であり、1a
はそのハンガー部、2は水槽であり、その内部に
は開口部にバランスウエート4を配した洗濯兼脱
水槽3が配設され、更にその内部中央底には撹拌
翼5が配設されている。6は水槽2底部を保持補
強しつゝ後述の駆動装置を一例として保持する様
に設けたブラケツトであり、その外周に係止片6
aが形成され、ハンガー部1aに連らなつた支持
桿1b、サスペンシヨン1cを介し懸垂保持され
る。Mは軸方向空隙誘導モータであり、本実施例
における駆動装置そのものであつて要素的には洗
濯兼脱水槽3を駆動する第1のモータと、撹拌翼
5を回動せしめる第2のモータとより成る。
で、以下、その実施例を図面に従つて説明する。
図において、1は脱水洗濯機の外筐であり、1a
はそのハンガー部、2は水槽であり、その内部に
は開口部にバランスウエート4を配した洗濯兼脱
水槽3が配設され、更にその内部中央底には撹拌
翼5が配設されている。6は水槽2底部を保持補
強しつゝ後述の駆動装置を一例として保持する様
に設けたブラケツトであり、その外周に係止片6
aが形成され、ハンガー部1aに連らなつた支持
桿1b、サスペンシヨン1cを介し懸垂保持され
る。Mは軸方向空隙誘導モータであり、本実施例
における駆動装置そのものであつて要素的には洗
濯兼脱水槽3を駆動する第1のモータと、撹拌翼
5を回動せしめる第2のモータとより成る。
第1のモータは、鉄心7a、コイル7bとで構
成される第1のステータ7cと、ロータ鉄心8a
をアルミニウム材でモールドして形成し、その中
央ボス部にセレーシヨン部8bを有する第1のロ
ータ8と、この第1のロータ8のセレーシヨン部
8bに対し縦方向には摺動自在、回転方向には常
時係止状態で連繋されるセレーシヨン部10aを
有しそのセレーシヨン部10aの下部を軸受15
を介しステータ7に保持させまたその上部を軸受
14を介しブラケツト6の中央部に保持させた筒
軸10とよりなり、シール部材13を貫通して水
槽2内に突出した部分がカツプリング11および
取付ナツト12によつて洗濯兼脱水槽3に連結さ
れる。
成される第1のステータ7cと、ロータ鉄心8a
をアルミニウム材でモールドして形成し、その中
央ボス部にセレーシヨン部8bを有する第1のロ
ータ8と、この第1のロータ8のセレーシヨン部
8bに対し縦方向には摺動自在、回転方向には常
時係止状態で連繋されるセレーシヨン部10aを
有しそのセレーシヨン部10aの下部を軸受15
を介しステータ7に保持させまたその上部を軸受
14を介しブラケツト6の中央部に保持させた筒
軸10とよりなり、シール部材13を貫通して水
槽2内に突出した部分がカツプリング11および
取付ナツト12によつて洗濯兼脱水槽3に連結さ
れる。
第2のモータは、鉄心7d、コイル7eで構成
される第2のステータ7fと、ロータ鉄心9aを
アルミニウム材でモールド形成してなる第2のロ
ータ9と、下端を第2のロータ9に装着され筒軸
10に保持されるメタル18およびメタル19を
ガイドとしてモータ軸シール20を貫通して洗濯
兼脱水槽3内に突出しその上端に螺子17にて撹
拌翼5が装着されるモータ軸16とで構成され
る。
される第2のステータ7fと、ロータ鉄心9aを
アルミニウム材でモールド形成してなる第2のロ
ータ9と、下端を第2のロータ9に装着され筒軸
10に保持されるメタル18およびメタル19を
ガイドとしてモータ軸シール20を貫通して洗濯
兼脱水槽3内に突出しその上端に螺子17にて撹
拌翼5が装着されるモータ軸16とで構成され
る。
上記第1,第2のステータ7c,7fは一例と
して、不燃性熱硬化型ポリエステル樹脂等で所定
の形状にモールド一体化することによりステータ
7を形成し、その端部には、取付耳片7gが形成
され、ブラケツト6或は水槽2等に、軸方向空隙
誘導モータM全体を保持する様強固に装着され
る。
して、不燃性熱硬化型ポリエステル樹脂等で所定
の形状にモールド一体化することによりステータ
7を形成し、その端部には、取付耳片7gが形成
され、ブラケツト6或は水槽2等に、軸方向空隙
誘導モータM全体を保持する様強固に装着され
る。
25はブレーキ板で、一例としてブラケツト6
とステータ7間に挾持され、ブレーキ板25の有
する摩擦抵抗によつてブラケツト6とステータ7
とは強固に装着される。
とステータ7間に挾持され、ブレーキ板25の有
する摩擦抵抗によつてブラケツト6とステータ7
とは強固に装着される。
第1のステータ7cの非通電時には、第1のロ
ータ8は軸受15、バネガイド21を介し、バネ
22によつてステータ7の鉄心7aとの隙間を拡
大する方向に配置され、このバネ22の付勢力に
より、第1のロータ8の制動面8cはブレーキ板
25に圧接され、洗濯兼脱水槽3は回転しない様
保持される。
ータ8は軸受15、バネガイド21を介し、バネ
22によつてステータ7の鉄心7aとの隙間を拡
大する方向に配置され、このバネ22の付勢力に
より、第1のロータ8の制動面8cはブレーキ板
25に圧接され、洗濯兼脱水槽3は回転しない様
保持される。
又、第1のステータ7cに通電された時には、
その界磁力により第1のロータ8はバネ22を圧
縮し乍ら軸方向に移動してステータ側に吸引され
制動面8cは、ブレーキ板25から離れて洗濯兼
脱水槽3は回転を始め脱水動作が行われる構成と
なつている。
その界磁力により第1のロータ8はバネ22を圧
縮し乍ら軸方向に移動してステータ側に吸引され
制動面8cは、ブレーキ板25から離れて洗濯兼
脱水槽3は回転を始め脱水動作が行われる構成と
なつている。
上記構成において、次に動作を説明すると、洗
濯時には軸方向空隙誘導モータMのうち、第1の
モータは非通電状態、第2のモータは通電状態に
あり、従つて上述の如く洗濯兼脱水槽3には回転
方向に制動が働いており、第2のロータ9は回転
状態となり従つて撹拌翼5は回転状態となり洗浄
動作が行われる。
濯時には軸方向空隙誘導モータMのうち、第1の
モータは非通電状態、第2のモータは通電状態に
あり、従つて上述の如く洗濯兼脱水槽3には回転
方向に制動が働いており、第2のロータ9は回転
状態となり従つて撹拌翼5は回転状態となり洗浄
動作が行われる。
次に脱水の時は、第2のモータは非通電状態に
あつて、撹拌翼5への回転力はなくなり、第1の
モータは通電状態となつて、第1のステータ7c
の界磁力によつて第1のロータ8はバネ22を圧
縮しながらステータ7側に吸引され、第1のロー
タ8の制動面8cはブレーキ板25から離れて、
第1のロータ8は回転を始める。この回転は、セ
レーシヨン部8b,10aの係合部を通して筒軸
10,洗濯兼脱水槽3の回転を行わせることとな
り、脱水動作が行われる。この際撹拌翼5はその
回転が完全に零になつて洗濯兼脱水槽3との間に
相対的に回転差を生じ、脱水中の被洗濯物がこの
撹拌翼5に巻きつくという様な事態は必ずしも生
じない。即ち、モータ軸16はメタル18,メタ
ル19,モータ軸シール20等を介して筒軸10
の回転を摺動抵抗の形で受け共回りすることにな
る為である。
あつて、撹拌翼5への回転力はなくなり、第1の
モータは通電状態となつて、第1のステータ7c
の界磁力によつて第1のロータ8はバネ22を圧
縮しながらステータ7側に吸引され、第1のロー
タ8の制動面8cはブレーキ板25から離れて、
第1のロータ8は回転を始める。この回転は、セ
レーシヨン部8b,10aの係合部を通して筒軸
10,洗濯兼脱水槽3の回転を行わせることとな
り、脱水動作が行われる。この際撹拌翼5はその
回転が完全に零になつて洗濯兼脱水槽3との間に
相対的に回転差を生じ、脱水中の被洗濯物がこの
撹拌翼5に巻きつくという様な事態は必ずしも生
じない。即ち、モータ軸16はメタル18,メタ
ル19,モータ軸シール20等を介して筒軸10
の回転を摺動抵抗の形で受け共回りすることにな
る為である。
ここで、上記した構成において、極めて有益な
点は、洗濯兼脱水槽3の駆動用のモータ、撹拌翼
5の駆動用のモータのそれぞれにおけるステータ
7c,7fを一体化構成とし、この第1,第2の
ステータ7c,7fをもつステータ7の上下に、
第1のロータ8、第2のロータ9を配したことで
ある。これによつて、脱水或は洗濯運転時のステ
ータ7の剛性を高め、2つのモータを用いた場合
の運転振動によるがた付き、位置ずれ等を基本的
に解消でき、又、ブレーキ板25を本実施例の如
く、ブラケツト6とステータ7との間に挾持する
構造とする場合、より強固に構成する事が可能と
なるなど著しい効果を奏するものである。
点は、洗濯兼脱水槽3の駆動用のモータ、撹拌翼
5の駆動用のモータのそれぞれにおけるステータ
7c,7fを一体化構成とし、この第1,第2の
ステータ7c,7fをもつステータ7の上下に、
第1のロータ8、第2のロータ9を配したことで
ある。これによつて、脱水或は洗濯運転時のステ
ータ7の剛性を高め、2つのモータを用いた場合
の運転振動によるがた付き、位置ずれ等を基本的
に解消でき、又、ブレーキ板25を本実施例の如
く、ブラケツト6とステータ7との間に挾持する
構造とする場合、より強固に構成する事が可能と
なるなど著しい効果を奏するものである。
又、ステータ7が一体化されることにより、構
造が一段と簡略化されて製造が容易となり、同時
に材料費用、組立経費の削減等経済効果をもあげ
ることができるものである。
造が一段と簡略化されて製造が容易となり、同時
に材料費用、組立経費の削減等経済効果をもあげ
ることができるものである。
以上のように本発明によれば、洗濯兼脱水槽の
駆動用の第1の軸方向空隙型誘導モータにおける
ステータと、撹拌翼駆動用の第2の軸方向空隙誘
導モータにおけるステータとがモールド成型にて
一体化されており、ステータの剛性を高めること
ができるとともに2つのモータを用いた場合の運
転振動によるがたつき、位置ずれ等を基本的に解
消できて、運転性能を向上できる。さらに構造が
一段と簡略化されて組立が容易となり、同時に材
料費用、組立経費の消減等が図れる。さらに従来
の脱水洗濯機で必要とされてきた減速機構,クラ
ツチ機構,制動機構及びそれ等に付帯する複雑多
数の構成部材は、本発明の実施によつて、その殆
んどが不要となり、駆動装置としての構成が大幅
に簡略化され、それに伴い、製造の際の材料コス
ト,加工組立経費の低減等経済効果が著しく大と
なるものである。
駆動用の第1の軸方向空隙型誘導モータにおける
ステータと、撹拌翼駆動用の第2の軸方向空隙誘
導モータにおけるステータとがモールド成型にて
一体化されており、ステータの剛性を高めること
ができるとともに2つのモータを用いた場合の運
転振動によるがたつき、位置ずれ等を基本的に解
消できて、運転性能を向上できる。さらに構造が
一段と簡略化されて組立が容易となり、同時に材
料費用、組立経費の消減等が図れる。さらに従来
の脱水洗濯機で必要とされてきた減速機構,クラ
ツチ機構,制動機構及びそれ等に付帯する複雑多
数の構成部材は、本発明の実施によつて、その殆
んどが不要となり、駆動装置としての構成が大幅
に簡略化され、それに伴い、製造の際の材料コス
ト,加工組立経費の低減等経済効果が著しく大と
なるものである。
さらにまた、上記したステータ,ロータは必要
であるものの、両モータのモータ軸は従来構成の
駆動装置でも使用されている筒軸、モータ軸とし
て兼用でき、又、軸受の使用数は少なくて済み、
結局、経済的効果につながるものである。さら
に、上記両モータ,撹拌翼,洗濯業脱水槽の回転
中心が略同一であり、例えば脱水運転時など機構
的アンバランスが殆んどなく、運転に伴う振動,
騒音を著しく低減することが可能であり、併せベ
ルト,歯車等による減速騒音を有さないので極め
て品質の良い脱水洗濯機を得ることが可能とな
る。
であるものの、両モータのモータ軸は従来構成の
駆動装置でも使用されている筒軸、モータ軸とし
て兼用でき、又、軸受の使用数は少なくて済み、
結局、経済的効果につながるものである。さら
に、上記両モータ,撹拌翼,洗濯業脱水槽の回転
中心が略同一であり、例えば脱水運転時など機構
的アンバランスが殆んどなく、運転に伴う振動,
騒音を著しく低減することが可能であり、併せベ
ルト,歯車等による減速騒音を有さないので極め
て品質の良い脱水洗濯機を得ることが可能とな
る。
次に本発明の他の実施例を第2図,第3図によ
り説明する。なお、第2図および第3図におい
て、第1図と同一符号は同一機能を有する部材を
示すためにその説明を略す。図において、M′は
洗濯,脱水両用の軸方向空隙誘導モータであり、
要素的には洗濯兼脱水槽3を駆動する第1のモー
タと、撹拌翼5を回動せしむる第1のモータとよ
り成る。7′はステータであり、洗濯兼脱水槽3
駆動用のコイル7hを埋設する為のスロツト7i
および撹拌翼5回動用のコイル7jを埋設する為
のスロツト7kをそれぞれ上下に形成した鉄心7
lを有し、この鉄心7lはコイル7hおよび7j
とともに一例として不燃性熱硬化型ポリエステル
等の樹脂材料でモールド一体化形成されるもので
ある。そして、鉄心7lとコイル7hにより第1
のステータ7mを、また、鉄心7lとコイル7j
により第2のステータ7nを構成する。
り説明する。なお、第2図および第3図におい
て、第1図と同一符号は同一機能を有する部材を
示すためにその説明を略す。図において、M′は
洗濯,脱水両用の軸方向空隙誘導モータであり、
要素的には洗濯兼脱水槽3を駆動する第1のモー
タと、撹拌翼5を回動せしむる第1のモータとよ
り成る。7′はステータであり、洗濯兼脱水槽3
駆動用のコイル7hを埋設する為のスロツト7i
および撹拌翼5回動用のコイル7jを埋設する為
のスロツト7kをそれぞれ上下に形成した鉄心7
lを有し、この鉄心7lはコイル7hおよび7j
とともに一例として不燃性熱硬化型ポリエステル
等の樹脂材料でモールド一体化形成されるもので
ある。そして、鉄心7lとコイル7hにより第1
のステータ7mを、また、鉄心7lとコイル7j
により第2のステータ7nを構成する。
ステータ7′は鉄心7lにより径小部7oと径
大部7pとに分割され、軸受15で受ける軸方向
の荷重、即ち、自重或は負荷荷重を径小部7oか
ら径大部7pに伝達し取付耳片7gにて保持す
る。この場合、鉄心7lにて分断され、強度的に
不充分な場合、一例として鉄心7lに穴部7qを
形成しこの穴部7qをもつて、径小部7oと径大
部7pを樹脂材料で連結せしめ補強効果をもたら
す様に配慮するも可とする。
大部7pとに分割され、軸受15で受ける軸方向
の荷重、即ち、自重或は負荷荷重を径小部7oか
ら径大部7pに伝達し取付耳片7gにて保持す
る。この場合、鉄心7lにて分断され、強度的に
不充分な場合、一例として鉄心7lに穴部7qを
形成しこの穴部7qをもつて、径小部7oと径大
部7pを樹脂材料で連結せしめ補強効果をもたら
す様に配慮するも可とする。
一般的に軸方向空隙誘導モータを製造するに当
つては、鉄心を巻鉄心型にするにしても、ソリツ
ド型、例えば粉末合金を用いて成型するにして
も、スコツト加工がむつかしいとされているが、
上記したように、鉄心7lを、第1のステータ7
m,第2のステータ7nが共有するように一体化
することにより、材料コススト,加工経費の面で
極めて大なる効果を奏する。
つては、鉄心を巻鉄心型にするにしても、ソリツ
ド型、例えば粉末合金を用いて成型するにして
も、スコツト加工がむつかしいとされているが、
上記したように、鉄心7lを、第1のステータ7
m,第2のステータ7nが共有するように一体化
することにより、材料コススト,加工経費の面で
極めて大なる効果を奏する。
また、鉄心7lによつて、第1,第2のステー
タ7m,7nを構成するために、第1,第2のス
テータ7m,7n間の位置関係上のバラツキが生
じ難く、精度が高い。
タ7m,7nを構成するために、第1,第2のス
テータ7m,7n間の位置関係上のバラツキが生
じ難く、精度が高い。
以上のように本発明によれば、特に第1,第2
の軸方向空隙誘導モータのそれぞれのステータ
は、上下にスロツトを有する一体の鉄心を共有
し、この鉄心の上下のスロツトには相異なるコイ
ルを埋設するとともにこれらの鉄心およびコイル
をモールド一体化してステータを構成し、このス
テータの上方に第1の軸方向空隙誘導モータのロ
ータを、また、同下方には第2の軸方向空隙誘導
モータのロータを各々対向させたことにより、ス
テータ構造を簡略化でき、特に、鉄心のコスト
面,加工面における有利性を発揮できる。しか
も、第1,第2のステータ間における位置関係上
のバラツキが生じ難く、精度の高い駆動装置を得
ることができ、脱水洗濯機としての動作上の信頼
性を高めることができる。さらにまた、上記した
軸方向空隙誘導モータでは、多極化するにも、回
転トルクを強める為にも、径方向に大型化してや
り、中央部分は適度に重量軽減した構成とするこ
とは容易であり、一般に、フラツトモータとも呼
称されるように薄形で軽量のモータ構成とするこ
とができるが、上記したように、鉄心が共有化さ
れることでより薄形,軽量化が図れる。
の軸方向空隙誘導モータのそれぞれのステータ
は、上下にスロツトを有する一体の鉄心を共有
し、この鉄心の上下のスロツトには相異なるコイ
ルを埋設するとともにこれらの鉄心およびコイル
をモールド一体化してステータを構成し、このス
テータの上方に第1の軸方向空隙誘導モータのロ
ータを、また、同下方には第2の軸方向空隙誘導
モータのロータを各々対向させたことにより、ス
テータ構造を簡略化でき、特に、鉄心のコスト
面,加工面における有利性を発揮できる。しか
も、第1,第2のステータ間における位置関係上
のバラツキが生じ難く、精度の高い駆動装置を得
ることができ、脱水洗濯機としての動作上の信頼
性を高めることができる。さらにまた、上記した
軸方向空隙誘導モータでは、多極化するにも、回
転トルクを強める為にも、径方向に大型化してや
り、中央部分は適度に重量軽減した構成とするこ
とは容易であり、一般に、フラツトモータとも呼
称されるように薄形で軽量のモータ構成とするこ
とができるが、上記したように、鉄心が共有化さ
れることでより薄形,軽量化が図れる。
従つて、このような軸方向空隙誘導モータを軸
方向にてかつ縦型に重ねる構成は実現容易とな
り、これによつて、従来の脱畳洗濯機で必要とさ
れてきた減速機構,クラツチ機構,制動機構及び
それ等に付帯する複雑多数の構成部材は、本発明
の実施によつて、その殆んどが不要となり、駆動
装置としての構成が大幅に簡略化され、それに伴
い、製造の際の材料コスト,加工組立経費の低減
等経済効果が著しく大となるものである。
方向にてかつ縦型に重ねる構成は実現容易とな
り、これによつて、従来の脱畳洗濯機で必要とさ
れてきた減速機構,クラツチ機構,制動機構及び
それ等に付帯する複雑多数の構成部材は、本発明
の実施によつて、その殆んどが不要となり、駆動
装置としての構成が大幅に簡略化され、それに伴
い、製造の際の材料コスト,加工組立経費の低減
等経済効果が著しく大となるものである。
また、本発明においては、軸方向空隙誘導モー
タを2個使用している為、各モータを構成するス
テータ,ロータは必要であるものの、各モータの
モータ軸は従来構成の駆動装置でも使用されてい
る筒軸、モータ軸として兼用でき、又、軸受の使
用数は少なくて済み、結局、経済的効果につなが
るものである。さらに、上記両モータ,撹拌翼,
洗濯兼脱水槽の回転中心が略同一であり、例えば
脱水運転時など機構的アンバランスが殆んどな
く、運転に伴う振動,騒音を著しく低減すること
が可能であり、併せてベルト,歯車等による減速
騒音を有さないので極めて品質の良い脱水洗濯機
を得ることが可能となる。
タを2個使用している為、各モータを構成するス
テータ,ロータは必要であるものの、各モータの
モータ軸は従来構成の駆動装置でも使用されてい
る筒軸、モータ軸として兼用でき、又、軸受の使
用数は少なくて済み、結局、経済的効果につなが
るものである。さらに、上記両モータ,撹拌翼,
洗濯兼脱水槽の回転中心が略同一であり、例えば
脱水運転時など機構的アンバランスが殆んどな
く、運転に伴う振動,騒音を著しく低減すること
が可能であり、併せてベルト,歯車等による減速
騒音を有さないので極めて品質の良い脱水洗濯機
を得ることが可能となる。
第1図は本発明の一実施例を示す脱水洗濯機の
縦断面図、第2図は本発明の他の実施例における
脱水洗濯機の要部断面図、第3図はその軸方向空
隙誘導モータのステータ用鉄心を示す要部斜視図
である。 2……水槽、3……洗濯兼脱水槽、5……撹拌
翼、M′……軸方向空隙誘導モータ、7′……ステ
ータ、7m,7n……第1,第2のステータ、7
l……鉄心、7i,7k……スロツト、7h,7
j……コイル、8,9……第1,第2のロータ、
10……筒軸、16……モータ軸。
縦断面図、第2図は本発明の他の実施例における
脱水洗濯機の要部断面図、第3図はその軸方向空
隙誘導モータのステータ用鉄心を示す要部斜視図
である。 2……水槽、3……洗濯兼脱水槽、5……撹拌
翼、M′……軸方向空隙誘導モータ、7′……ステ
ータ、7m,7n……第1,第2のステータ、7
l……鉄心、7i,7k……スロツト、7h,7
j……コイル、8,9……第1,第2のロータ、
10……筒軸、16……モータ軸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水槽に収容した洗濯兼脱水槽内に撹拌翼を配
設してなる脱水洗濯機であつて、前記水槽の下部
に前記洗濯兼脱水槽に筒軸を介して回転伝達する
第1の軸方向空隙誘導モータを配し、このモータ
の下部に、前記撹拌翼にモータ軸を介して回転伝
達する第2の軸方向空隙誘導モータを配し、第1
の軸方向空隙誘導モータはそのロータをステータ
の上に位置させ、また第2の軸方向空隙誘導モー
タはそのステータをロータの上に位置せしめ、前
記両モータのステータをモールドにて一体化した
ことを特徴とする脱水洗濯機の駆動装置。 2 第1の軸方向空隙誘導モータの第1のステー
タと第2の軸方向空隙誘導モータの第2のステー
タは、上下にスロツトを有する一体の鉄心を共有
し、この鉄心の上下のスロツトに相異なるコイル
を埋設するとともにこれら鉄心およびコイルをモ
ールド一体化してステータを構成したことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の脱水洗濯機の
駆動装置。 3 第1の軸方向空隙誘導モータのロータと筒軸
とは軸方向には摺動自在で回転方向には常時係合
状態となる様に連繋され、且つそのロータは相対
するステータとの軸方向空隙を拡大する様にバネ
によつて付勢され、第1の軸方向空隙誘導モータ
の通電状態では、前記ロータはバネの付勢力に抗
して前記軸方向空隙を縮小する方向に吸引され、
ロータとブレーキ板との圧接状態が解除されるよ
うに構成したことを特徴とする特許静求の範囲第
1項記載の脱水洗濯機の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10939879A JPS5634391A (en) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | Driving device for hydroextracting washing machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10939879A JPS5634391A (en) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | Driving device for hydroextracting washing machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5634391A JPS5634391A (en) | 1981-04-06 |
JPS6218196B2 true JPS6218196B2 (ja) | 1987-04-21 |
Family
ID=14509226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10939879A Granted JPS5634391A (en) | 1979-08-28 | 1979-08-28 | Driving device for hydroextracting washing machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5634391A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58143798A (ja) * | 1982-02-18 | 1983-08-26 | 松下電器産業株式会社 | 排水コック等の駆動装置 |
JPS59113751A (ja) * | 1982-12-16 | 1984-06-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 軸方向空隙誘導電動機 |
JPS60166272U (ja) * | 1984-04-10 | 1985-11-05 | 株式会社安川電機 | 同心2軸アクチユエ−タ |
NZ215389A (en) * | 1986-03-06 | 1992-02-25 | Fisher & Paykel | Washing machine: spin tub connected to drive at low water level |
JP3139947B2 (ja) * | 1995-10-30 | 2001-03-05 | 株式会社東芝 | 洗濯機 |
CN112421830A (zh) * | 2019-08-23 | 2021-02-26 | 广东美的生活电器制造有限公司 | 电机、食物处理机及送风装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5410933A (en) * | 1977-06-27 | 1979-01-26 | Hitachi Maxell | Alkaline cell |
-
1979
- 1979-08-28 JP JP10939879A patent/JPS5634391A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5410933A (en) * | 1977-06-27 | 1979-01-26 | Hitachi Maxell | Alkaline cell |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5634391A (en) | 1981-04-06 |
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