JPS60137391A - 脱水洗濯機の駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、軸方向空隙誘導モータを用いた脱水洗濯機の
駆動装置に関するものである。

（従来例の構成とその問題点） 従来脱水洗濯機の駆動装置には種々の構成のものがある
。なかでも軸方向空隙誘導モータを利用して、その特徴
である偏平性や磁極面の平面性を活かし、モータ部分と
洗濯脱水切替機構部を一体化した構成のものもいくつが
ある。

たとえば、脱水および洗濯側モータを、そのステータコ
アを共用する形で構成し、上方に脱水側ロータ、下方に
洗濯側ロータを取付け、脱水側ロータは脱水軸に連通し
、一方洗濯側ロータは脱水側ロータ部分に構成した歯車
収納ケース内に組み込まれた減速装置を介して洗濯軸を
回動し、前記ステータコアは巻線を内包するよう熱硬化
性樹脂等、でモールドし、駆動装置のフレームの構成要
素としたものがある。すなわち、モータ、減速装置、洗
濯脱水切替機構部、ブレーキ装置を複合化し、一つのユ
ニットとしたものである。これらの構成によれば、駆動
装置全体がコン・ぐクトになるため、洗濯機の外枠の寸
法を変更することなく、洗濯槽を大型化することができ
るため、洗濯容量を増加することができる。

しかし、一般の脱水洗濯機の駆動部分は１台のモータで
洗濯、脱水を行なっているのに対し、複合するためには
、ステータコアは共用でも、巻線およびロータは各々２
台分が必要であり、大幅な原価高となる・ さらに、モータから発生する熱量が増加し、他の部品類
に悪影響を与え、軸方向に生ずる磁気吸引力により振動
が発生する欠点がある。

また、洗濯脱水切替機構部やモータの故障に際しては、
構成が複雑であるため、どちらか一方だけを交換するこ
とはむずかしく、両者共に交換しなければならなくなる
等の不経済な欠点も生じた。

（発明の目的） 本発明の目的は、従来の欠点を解消し、軸方向空隙誘導
モータの使用は一台ですみ、故障時の経済性を考え、従
来の製造技術、設備等を活かし、コン・母りトな脱水洗
濯機の駆動装置を提供することである。

（発明の構成） 本発明の脱水洗濯機の駆動装置は、減速装置を内包する
歯車収納ケースの上部に洗濯軸を内包する中空の脱水軸
に、下方に歯車軸を内包する中空のカップリングを固着
して、洗濯および脱水の回転軸体となし、この回転軸体
に、上方から中心部に軸受を配設したカバーを、下方か
ら中心部に軸受を配設したフレームを設け、この両者を
固着することにより回転軸体を回転支持した構成である
。

前記歯車軸下端には同軸上に軸方向空隙誘導モータのロ
ータを配設し、そのロータ下方に熱硬化性樹脂等でモー
ルドされたステータフレームを配設し、前記フレームよ
り下方へ延設した脚部と、このステータフレームを固着
し、軸方向空隙誘導モータのロータ中心部にはロータデ
スを挿入し、直接歯車軸に軸方向に摺動自在かつ回転ト
ルクを伝達するよう係合し、またロータポスの上部外周
部とカップリング外周部とをスプリングクラッチで連結
する。　ゝ 一方軸方向空隙モータのロータ軸は、歯車軸と兼用し、
カップリング内に配設されたメタルとモールドされたス
テータ中央部に配設された軸受により回転支持される。

（実施例の説明） 本発明の一実施例を図に基づいて説明する。同（５） 図は脱水洗濯機の駆動装置の断面図である。

■は駆動装置のフレーム（以下フレームと略称する）で
中心部には軸受２が圧入されている。３はカバーで中心
部には軸受４が圧入され、上部開口部にはオイルシール
５が固着されている。６は軸方向空隙誘導モータのステ
ータフレームでモータのステータコア７および巻線８、
挿入金具９をポリエステル樹脂等でモールドして構成さ
れ、その外方において、フレーム１に形成された脚部１
０とねじ１１によりフレーム１に取り付けられている。

また中心部には軸受１２が圧入されている。１３は軸方
向空隙誘導モータのロータで、ロータコア１４およびロ
ータボス１５をアルミニウムでダイカスト成形して構成
している。１６はロータ１３の回転軸を兼用しながら、
減速装置１７へ連通する歯車軸で、先端には歯車１８を
、ロータとの嵌合部には動力伝達用のカッター割り部１
９が形成されている。２０は洗濯軸で、減速装置１７を
経て、モータの回転トルクが伝達される。

２１は歯車収納ケースで、上端には中空の脱水軸（６） ２２が圧入され、下方にはカップリング２３がかしめ固
定され、機能的には、これら全体で脱水軸を構成する。

脱水軸２２およびカップリング２３の内部にはメタル２
４，２５，２６．２７が配設され、洗濯軸２０および歯
車軸１６を回転支持する。２８はオイルシールである。

２９はスプリングクラッチで、ロータボス１５とカップ
リング２３を一方回転方向において連結し、その外方に
は、クラッチ切替保合用の爪３０を有するクラッチボス
３１が圧入され、スプリングクラッチ２９の下端面から
切起こされた爪部（図示せず）においてクラッチボス３
１と連結している。３２はクラッチ切替レバーで、先端
にクラッチデス３１の爪部３０と係合する爪部品３３が
ビン３４により固定されている。３５はブレーキ解放用
しｉＺ−で、クラッチ切替レバー３２とスポット等で一
体化され、取付軸により支持されている。３７は取付軸
固定用ナツト　３８は常時クラッチボスの爪部３０と爪
部品３３が係合するように付勢力を与えているクラッチ
ばねである。３９はブレーキシューでブレーキバンド４
０の内側に貼付されている。

４１はブレーキバンド４０の取付アームで、ピン４２に
より連結され、ブレーキバネ４３により、常にブレーキ
バンド４０が歯車収納ケース２１を締付けるように旧勢
力を与えられている。４４は回転用アーム４１を支持す
る取付軸で、ナツト４５により固定されている。４６は
フレーム１セカバ−３とを固定するねじである。

洗濯時においては、ロータ１３の回転は歯車軸１６に回
転力を伝達し、減速装置１７で減速させたのち、洗濯軸
２０を回転させる。この際スｆ　ＩＪングクラッチ２９
はカップリング２３へ回転力を伝達しようとするが、ス
プリングクラッチ２９に取り付けられたクラッチボス３
１の爪部３０と爪部品３３とが係合することにより、ス
プリングクラッチ２９はロータボス１５との接触部にお
いて、ゆるめられており、回転力は伝えられない。また
同時に、ブレーキシュー３９は歯車収納ケース２１へ圧
接されており、脱水軸２２０回動を停止させるため、結
果として洗濯兼脱水槽（図示せず）を回動することなく
パルセータ（図示せず）を回転させる。

一方脱水時においては、クラッチ切替し・ｑ−がソレノ
イド（図示せず）の吸引力により、回動し、クラッチデ
ス３１の爪部３０と爪部品３３との係合状態は解放され
る。同時にクラッチ切替し・９−３２と一体化されたブ
レーキ解放用レバー３５も回動し、ブレーキバンド取付
アーム４１を押し、アーム４１自身が回動することによ
り、ブレーキバンド４０を拡張し、ブレーキシュー３９
の歯車収納ケース２１−＼の圧接を解放する。この状態
でロータ１３の回転力は歯車軸１６および、スプリング
クラッチ２９によりカップリング２３−＼伝達され、結
果として、洗濯槽兼脱水槽および・約しセータは同時に
回転する。脱水が終了した際には、モータへの通電とソ
レノイドへの通電を停止することにより、ブレーキ解放
用し・マー３５は当初の位置へもどり、ブレーキバンド
取付アーム４１は、ブレーキバネ４３により回動力を与
えられ、ブレーキシュー３９は歯車収納ケース２１を圧
接し、（９） 洗濯槽兼脱水槽の回転を停止させる。

本駆動装置の組立ては下記のように簡単である。

まず、洗濯軸２０、脱水軸２２、減速装置１７等の軸関
係部分は、従来と同様にユニット化されている。また、
カバー３についても、軸受４、オイルシール５を組みこ
み、これらでユニット化されている。駆動装置のフレー
ム１においても、軸受２、ブレーキ機構、クラッチ切替
レバー３２等が別途に組立てられ、これらがユニット化
されている。

これら３つのユニ、トを互いに組立て、従来と同様な洗
濯脱水切替機構部として構成した後、スプリングクラッ
チ２９、クラッチがス３１、ロータ１３、ステータフレ
ーム６をとりつけ、ねじ１１でフレームｌに固着するこ
とにより駆動装置は完成する。

以上のように、組立構成において、各ブロック別に構成
しているために、モータの交換においても、ステータだ
け、まだはロータだけの交換もでき、従来の洗濯機にお
いて必要とされていたＶぺ（１０） ルトの張力調整作業も必要なく丑だ、洗濯脱水切替機構
部の交換もモータの分解が容易なため、簡単にできる。

全体の構成においても、ステークの上方にロータがあり
、発生する磁気吸引力に対して、ベアリングは常にロー
タの重量で予圧されており、ロータが下方にきたときに
要求されるベアリングに加わる衝撃荷重を緩和する機構
も不要であり、簡単な構成である。捷たステータとロー
タのエアーギャップの均一な確保の方法は、駆動装置の
フレーム１に圧入される軸受ハウジング穴を基準にして
、上下取付面の面振れ、または相手部品との同心度を出
す嵌合用のビン等を準備することにより、簡単に解決さ
れる。

（発明の効果） 本発明によれば、洗濯脱水切替機構部の下方に、歯車軸
に直接に連通ずるように、ロータを上方に、ステータを
下方に配置した軸方向空隙誘導モータを、洗濯脱水切替
機構部のフレームより延設した脚部に取り付けることに
より、軸方向空隙誘導モ（１１） 一夕の偏平性を活かし、従来の脱水洗濯機の製造技術、
組立方法を活用して、原価の安い、機構が簡単な駆動装
置を提供できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例による脱水洗濯機の駆動装置の断
面図である。 １・・・フレーム、２，４．１２・・軸受、３・・カバ
ー、５・オイルシール、６・ステータフレーム、７・・
７．　チー　タ：７ア、８・ｔｌＬ　９・・挿入金具、
１０・・・脚部、】１・・ねじ、１３・・ロータ、１４
・・・ロータコア、１５・・・ロータボス、１６・・・
歯車軸、１７・・・減速装置、１８・・・歯車、１９・
力、ター割り部、２０・洗躍軸、２１・・・歯車収納ケ
ース、２２・・脱水軸、２３・・・カッシリング、２４
．２５゜２６　、２７　メタル、２８・・オイルシール
、２９・・スプリングクラ、チ、３０・・爪、３１・・
・クラ。 チボス、３２・・クラッチ切替レバー、３３・・爪部品
、３４・・ビン、３５・ブレーキ解放用レバー、３６・
・・ワッシャー、３７・・増刊軸固定用ナツト、３８・
クラ、チばね、３９・・・ブレーキシュー、（１２） ４０・・・ブレーキバンド、４１・・取付アーム、４２
・・・ビン、４３　・ブレーキばね、４４・・増刊軸、
４５・・・ナツト、４６・・・ねじ。 （１３）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）減速装置を内包する歯車収納ケースの上部に、洗
   濯軸を内包する中空の脱水軸を、下方に歯車軸を内包す
   る中空のカップリングを固着して、洗濯および脱水の回
   転軸体となし、該回転軸体に上方から中心部に軸受を配
   設したカバーを、下方から中心部に軸受を配設したフレ
   ームを設けて、両者を固着することにより、前記回転軸
   体を回転可能に支持した構成であって、前記歯車軸下端
   には同軸上に軸方向空隙誘導モータのロータが配設され
   、該ロータ下方に、熱硬化性樹脂等でモールドされたス
   テータフレームが配設され、前記フレームより下方−＼
   延設した脚部と、前記ステータフレームとが固着された
   ことを特徴とする脱水洗濯機の駆動装置。
2. （２）軸方向空隙誘導モータのロータ中心部にはロータ
   ボスを挿入し、直接歯車軸に軸方向に摺動自在、かつ回
   転トルクを伝達するように係合され、前記ロータボスの
   上部外周部とカップリング外周部とがスプリングクラッ
   チで連結されたことを特徴とする特許請求の範囲第（１
   ）項記載の脱水洗濯機の駆動装置。
3. （３）軸方向空隙誘導モータのロータ軸は、歯車軸と兼
   用され、カップリング内に配設されたメタルとモールド
   されたステータ中央部に配設された軸受により回転可能
   に支持されたことを特徴とする特許請求の範囲第（１）
   項記載の脱水洗濯機の駆動装置。