JPS6336174Y2 - - Google Patents

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JPS6336174Y2
JPS6336174Y2 JP1987161905U JP16190587U JPS6336174Y2 JP S6336174 Y2 JPS6336174 Y2 JP S6336174Y2 JP 1987161905 U JP1987161905 U JP 1987161905U JP 16190587 U JP16190587 U JP 16190587U JP S6336174 Y2 JPS6336174 Y2 JP S6336174Y2
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JP
Japan
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rotor
clutch
main shaft
suction plate
cylindrical
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JP1987161905U
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JPS6375634U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は乾式単板電磁クラツチに係わり、特に
自動車の空調用圧縮機に搭載されて圧縮機の駆動
を制御する電磁クラツチの改良に関するものであ
る。
近年自動車本体の軽量化が図られる中にあつて
自動車空調用圧縮機も小型・軽量化が図られてき
た。これに伴つて圧縮機の容量を減少させ、かつ
今までの大容量の圧縮機と同等の能力を発揮させ
るために圧縮機を高速で駆動させることが必要と
なり、圧縮機の耐高速性能の向上が図られてき
た。そこで、最近このような高速に耐えうる圧縮
機に搭載されて駆動力伝達を制御する電磁クラツ
チにあつては、磁気性能を低下させることなくプ
ーリ径を縮小させる構造が提案されている。
即ち、上述のような電磁クラツチは第2図に示
すように、固定部1より主軸5を内包するように
突出した磁性材料より成る筒状突部1aの外周上
にラジアル軸受2を介して回転自在に支承された
クラツチロータ3、クラツチロータ3内の空間に
静止・固定され励磁コイル41を内包するコア部
4、クラツチロータ3の端面に所定の空隙を有し
て配置されたリング状吸引板6及び筒状突部1a
から突出した主軸5の端部に固着されたクラツチ
ハブ7より構成され、クラツチハブ7と吸引板6
とは複数回巻き上げたコイルスプリング8によつ
て連結されている。
ここで、クラツチロータ3のプーリ部31と摩
擦面部32とで形成される内部空隙内には非磁性
体33を充填し、該非磁性体33の内径部を筒状
突部1aの外周上に嵌合した軸受2に接合してい
る。これによつて、ロータ3は回転自在に支承さ
れることとなる。また、ロータ3の摩擦面部32
内径端部は筒状突部1aと同心状で軸方向外方へ
延びるフランジ部32bを形成している。一方、
主軸5の端部に固着したクラツチハブ7は径方向
外方へ延びるフランジ部71を有しており、外周
上の一部にコイルスプリング8の一端8cを係止
している。該コイルスプリング8はロータ3のフ
ランジ部32bの外周面上に僅かな間隙を有して
延在し、他端8dを吸引板8の内周上の一部に係
止している。なお、ハブ7のフランジ部71には
コイルスプリング8及び吸引板6の端部を覆うス
プリングカバー9を取り付けている。
このような構成にてなる電磁クラツチにおい
て、励磁コイル41へ励磁電流が印加されると、
磁束が発生し吸引板6をロータ3の摩擦面に吸着
し、ロータ3と吸引板6を同時に回転させること
となる。吸引板6がロータ3とともに回転すると
一端8dを吸引板6に係止しているコイルスプリ
ング8がロータ3のフランジ部32bとハブ7の
外周部に巻き締められることとなるのでロータ3
の回転トルクを吸引板6による吸着とコイルスプ
リング8の巻き締めによつてハブ7側に伝達する
こととなる。
上述のような構成の電磁クラツチにおける非磁
性体の充填は亜鉛ダイカストあるいはアルミダイ
カストあるいは鋳造等の加工法を用いているた
め、工程が複雑となるとともに、非磁性体は高価
なためコスト高となるという欠点があつた。
本考案の目的は製造工程が少なく容易に組立て
ることのできる電磁クラツチを提供することにあ
る。
即ち、本考案は回転駆動源により回転駆動され
るクラツチロータと該クラツチロータに相対して
配置された吸引板とを該ロータ内に間隙を有して
静止・固定するように配置された励磁コイルの磁
気回路に包含し、該励磁コイルの通電によつて吸
引板をクラツチロータへ吸引接合させて被駆動装
置の主軸へ回転運動を伝達する電磁クラツチにお
いて、前記クラツチロータは外周面上にベルト溝
を形成したプーリ部と、摩擦面部と、被駆動装置
から主軸を内包して突出した筒状突部の外周上に
軸受を介して回転自在に支承される内筒部と、前
記プーリ部と内筒部を連結するように前記プーリ
部内壁面と内筒部外壁面との間に嵌装した筒状の
非磁性体部とから成ることにより上記目的を達成
するものである。
以下、本考案を実施例を示す第1図を参照して
説明する。
電磁クラツチ10は固定部1より主軸5を内包
するように突出した磁性材料より成る筒状突部1
aの外周面上に配設されている。ここで、電磁ク
ラツチ10は回転駆動源に連結し、しかも筒状突
部1a上に軸受2を介して回転自在に支承された
クラツチロータ11、クラツチロータ11内の空
間に静止・固定された励磁コイル121を内包し
たコア部12、クラツチロータ11の端面に所定
の間隙を有して対向するとともに軸方向に移動可
能とした吸引板13、主軸5の外端に固着された
ハブ14より構成され、ハブ14と吸引板13と
は複数回巻き上げたコイルスプリング15によつ
て連結されている。
クラツチロータ11は回転駆動源と連接するベ
ルト(図示せず)を引張するためのベルト溝11
aを形成したプーリ部111、軸受2を介してク
ラツチロータ11を回転自在に支承するとともに
吸引板13からコイルスプリング15を介して動
力を受けるフランジ部112aを有する内側筒部
112、及びプーリ部111の内壁面と内側筒部
112の外壁面との間に嵌装した筒状の非磁性体
部113より構成され、また、回転動力を伝達す
る摩擦面部11bは外側筒部111、非磁性体部
113及び内側筒部112の外端面より構成され
ている。一方、主軸5の端部に固着したハブ14
は径方向外方へ延びるフランジ部141を有して
おり、外周上の一部にコイルスプリング15の一
端15aを係止している。コイルスプリング15
はロータ11の内側筒部112のフランジ部11
2aの外周面上に僅かな間隙を有して延在し、他
端15bを吸引板13の内周上の一部に係止して
いる。なお、ハブ14のフランジ部141にはコ
イルスプリング15及び吸引板13の端部を覆う
スプリングカバー16を取付けている。
上記のような構成にて成る電磁クラツチにおい
て、励磁コイル121へ励磁電流が印加される
と、これにより起磁力が発生し吸引板13をロー
タ11のプーリ部111と内側筒部112及び非
磁性体部113の端部から成る摩擦面部11b方
向に吸引し、吸着後、吸引板13は駆動方向に回
転され、その直後にコイルスプリング15はクラ
ツチロータ11の内側筒部112のフランジ部1
12aに巻締められ、ハブ14を介して主軸5へ
回転動力を伝達することとなる。
ここで、クラツチ内を循環する磁束は矢印で示
すように流れる。即ち、ロータ11のプーリ部1
11から摩擦面部11bへ流れ、吸引板13に達
する。ここで、磁束はエアギヤツプを介してフラ
ンジ部112aと内側筒部112に分岐して進出
した後、筒状突部1aの大径部にて合流し、コア
部12に戻ることとなる。
このように、本考案に基づく電磁クラツチにあ
つては、クラツチロータを外周面上にベルト溝を
形成したプーリ部と、摩擦面部と、被駆動装置か
ら主軸を内包して突出した筒状突部の外周上に軸
受を介して回転自在に支承される内筒部と、前記
プーリ部と内筒部を連結するように前記プーリ部
内壁面と内筒部外壁面との間に嵌装した筒状の非
磁性体部とから成る構造としているから非磁性体
部が単純な形状となつて、クラツチの組み立てが
容易となる。
さらにまた内筒部を適当な剛性に設定すれば、
ベルトの引張力等の負荷に対する配慮は筒状の非
磁性体の剛性にまで及ばせる必要がなくなり、筒
状の非磁性体についてその厚みは、磁束がプーリ
部から内筒部へ向けて径方向に分岐して流れない
ようにするだけのものでよく、極力薄くできる。
従つて非磁性材料の使用量が減少して、コストの
低減を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である電磁クラツチを
示す断面図、第2図は従来例を示す断面図であ
る。 1……固定部、1a……筒状突部、2……軸
受、5……主軸、10……電磁クラツチ、11…
…クラツチロータ、11a……ベルト溝、11b
……摩擦面部、12……コア部、13……吸引
板、14……ハブ、15……コイルスプリング、
15a……一端、15b……他端、16……スプ
リングカバー、111……プーリ部、112……
内側筒部、112a……フランジ部、113……
非磁性体部、121……励磁コイル、141……
フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転駆動源により回転駆動されるクラツチロー
    タと該クラツチロータに相対して配置された吸引
    板とを該ロータ内に間隙を有して静止・固定する
    ように配置された励磁コイルの磁気回路に包含
    し、該励磁コイルの通電によつて吸引板をクラツ
    チロータへ吸引接合させて被駆動装置の主軸へ回
    転運動を伝達する電磁クラツチにおいて、前記ク
    ラツチロータは外周面上にベルト溝を形成したプ
    ーリ部と、摩擦面部と、被駆動装置から主軸を内
    方して突出した筒状突部の外周上に軸受を介して
    回転自在に支承される内筒部と、前記プーリ部と
    内筒部を連結するように前記プーリ部内壁面と内
    筒部外壁面との間に嵌装した筒状の非磁性体部と
    から成ることを特徴とする電磁クラツチ。
JP1987161905U 1987-10-22 1987-10-22 Expired JPS6336174Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987161905U JPS6336174Y2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987161905U JPS6336174Y2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6375634U JPS6375634U (ja) 1988-05-20
JPS6336174Y2 true JPS6336174Y2 (ja) 1988-09-26

Family

ID=31088660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987161905U Expired JPS6336174Y2 (ja) 1987-10-22 1987-10-22

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JP (1) JPS6336174Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810605A (ja) * 1981-07-10 1983-01-21 Canon Inc 距離測定装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810605A (ja) * 1981-07-10 1983-01-21 Canon Inc 距離測定装置

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JPS6375634U (ja) 1988-05-20

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