JP3965855B2 - 洗濯機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭で使用する衣類の洗浄・すすぎを低速回転する撹拌翼によって行い、脱水を脱水槽の高速回転によって行う洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の洗濯機について図面を参照しながら説明する。図9は従来より使用されている全自動洗濯機の構成を示す側断面図である。図9において、1は洗濯機の本体であり、本体1内には、サスペンション2によって支持した受筒3を設け、受筒3内には洗濯槽を兼ねた脱水槽(以下単に脱水槽と称する)4を備えている。脱水槽4は天面を開口しており、被洗濯物を前記天面から投入できるようになっている。また、底部には撹拌翼5を備え、側面には多数の孔を備えている。
【0003】
脱水槽4は、受筒3の底面に設けた軸受6によって支持された脱水軸7に固定されている。また、撹拌翼5は、脱水軸7の内部に軸受8によって支持された洗濯軸9に固定されている。この洗濯軸9は減速機構10につながり、減速機構入力軸11には駆動モータ12のロータ12aが連結されている。駆動モータ12はロータ12aと、ロータ12aの外周に設けた磁石に対峙して設けられたステータ12bとから構成されており、ステータ12bの回転磁界によりロータ12aが回転する。
【0004】
減速機構入力軸11のロータ12aへの取り付け部は4面を削り、ロータ12a取り付け孔を前記4面にはめ合う形状として、ロータ12aの回転力を伝達させていた。また、減速機構入力軸11には、駆動モータ12の回転を洗濯軸9または脱水軸7に切り換えて伝達するためのスプリングクラッチ機構13を備えている。また、受筒3の底面は強度を持たせるために補強用のリブ14を形成し、補強用のリブ14の最下面と同じか下方の位置に駆動モータの取付部15設け、駆動モータ12を取り付けている。
【0005】
スプリングクラッチ機構13は、減速機構入力軸11に設けた4面を削った部分にはめ合う孔形状を設けたクラッチ入力ボス部13dと、クラッチスプリング13bと、クラッチスプリング13bの端部を曲げて設けた制御爪部13eと、クラッチスプリング13bの端部を曲げて設けた制御爪部13eがはまり込む切り欠きを設けたレリーズスリーブ13cと、レリーズスリーブ13cのストッパ13fに噛み合うクラッチ駆動手段(図示せず)と、クラッチスプリング13bが巻き付く脱水軸7のクラッチ出力ボス部からなる構成としている。
【0006】
上記構成において、撹拌洗濯・すすぎ行程では、スプリングクラッチ機構13のクラッチ駆動手段(図示せず)でレリーズスリーブ13cのストッパ13fにかみ合わせ、クラッチスプリング13bの端部を曲げて設けた制御爪部13eを固定すると、クラッチスプリング13bはクラッチ入力ボス部13dに巻き付くことができず、クラッチ入力ボス部13dが回転しても脱水軸7のクラッチ出力ボス部に回転を伝達することができない。駆動モータ12の回転は洗濯軸9を介して撹拌翼5に伝達されるのみとなり、被洗濯物に機械力を与える。こうして脱水槽4に収容している被洗濯物の撹拌洗濯・すすぎが進行する。
【0007】
また、脱水行程では、スプリングクラッチ機構13のクラッチ駆動手段(図示せず)をレリーズスリーブ13cのストッパ13fから噛み合わせを外し、クラッチスプリング13bの端部を曲げて設けた制御爪部13eを自由にすると、クラッチスプリング13bはクラッチ入力ボス部13dに巻き付き、クラッチ入力ボス部13dが回転すると、脱水軸7のクラッチ出力ボス部に回転を伝達する。駆動モータ12の回転は脱水軸7を介して脱水槽4に伝達されるのみとなり、脱水槽4全体が回転する。脱水槽4が回転することによって撹拌洗濯・すすぎを終了した被洗濯物の水分は、遠心力によって脱水槽4の側面に設けている多数の孔から受筒3内に絞り出される。こうして被洗濯物は自動的に脱水される。
【0008】
また、駆動モータ12の回転軸と脱水槽4の回転中心とを同軸線上に配することにより、脱水槽4、および受筒3などの重心位置と駆動モータ12の重心位置とを略一致させ、とくに脱水時におけるアンバランスの抑制に効果を発揮できるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の洗濯機では、駆動モータ12の受筒3との取付部15は駆動モータ12の上面より上方に設けられ、受筒3の駆動モータとの取付部15は受筒3の底面外側の補強用のリブ14の最下面と同じか下方に位置していたので、受筒3内の水が溢れた場合、受筒3を伝ってきた水が駆動モータ12を濡らすことがあった。したがって、駆動モータ12には防水対策するか、傘のような水が駆動モータ12に侵入しない別部材を取り付ける必要があった。また、多量の被洗濯物を撹拌洗濯・すすぎ、および脱水するには駆動モータ12の高さ寸法を大きくせずに駆動トルクを大きくし、かつ組立性のよい構成が必要であった。
【0010】
本発明は上記の課題を解決するもので、駆動モータの高さ寸法を大きくせずに駆動トルクを大きくでき、構造が簡単で組立性がよく、かつ受筒を伝ってくる水の防水対策を施さずに済む洗濯機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の洗濯機は、脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸の中空内に同軸上に配され、前記脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸および前記洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転させる減速機構と、前記駆動モータの回転を前記脱水軸に伝達または非伝達とするクラッチ機構と、前記脱水槽を内包する受筒と、前記脱水軸を軸支して内包し、前記受筒の外下面の取付部で固定され前記脱水軸を軸支する上ケースと下ケースとで構成したケースとを備え、前記駆動モータは、前記減速機構と前記クラッチ機構の少なくとも一方を内包し、前記減速機構と同軸線上で、かつ、駆動モータの上面が前記ケースの取付部より上方に位置するように配設され、前記ケースは、前記上ケースと下ケースの取付部の周縁を前記駆動モータより外側まで延設し、前記駆動モータから出るコネクタおよび配線の出口を前記ケースの取付面より上方に設けたものである。
【0012】
これにより、高さ寸法を大きくすることなく駆動トルクが大きく、組立性のよい駆動モータとすることが可能となり、かつ受筒から取付部を伝ってくる水が前記駆動モータに浸入するのを防止することができるとともに、コネクタおよび配線が受筒からの水で濡れることがなく、信頼性の高い洗濯機を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸の中空内に同軸上に配され、前記脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸および前記洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転させる減速機構と、前記駆動モータの回転を前記脱水軸に伝達または非伝達とするクラッチ機構と、前記脱水槽を内包する受筒と、前記脱水軸を軸支して内包し、前記受筒の外下面の取付部で固定され前記脱水軸を軸支する上ケースと下ケースとで構成したケースとを備え、前記駆動モータは、前記減速機構と前記クラッチ機構の少なくとも一方を内包し、前記減速機構と同軸線上で、かつ、駆動モータの上面が前記ケースの取付部より上方に位置するように配設され、前記ケースは、前記上ケースと下ケースの取付部の周縁を前記駆動モータより外側まで延設し、前記駆動モータから出るコネクタおよび配線の出口を前記ケースの取付面より上方に設けたものであり、高さ寸法を大きくすることなく駆動トルクが大きく、組立性のよい駆動モータとすることが可能となり、かつ、受筒から取付部を伝ってくる水が前記駆動モータに浸入するのを防止することができるとともに、コネクタおよび配線が受筒からの水で濡れることがなく、信頼性の高い洗濯機を実現することができる。
【0014】
また、駆動モータの上面を取付部より上にして、受筒から取付部を伝ってくる水が駆動モータの上面に侵入させないので、傘のような別部材を取り付ける必要もなく、また、駆動モータの上面および側面に通気用の通気孔を開ける場合に、受筒から取付部を伝ってくる水の侵入を防止するための特別な形状にする必要がなく、駆動モータの熱対策を簡単に行うことができる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の洗濯機の実施例1について説明する。図1は本実施例の全体構成を示す断面図、図2は駆動部の詳細構成を示す要部側断面図である。なお、従来例と同じ構成要素には同一番号を付与している。図1および図2において、本体1内には、脱水振動を防振するようにサスペンション2によって懸架された受筒3を設け、受筒3内には脱水槽4を回転自在に配し、この脱水槽4の内底部には被洗濯物を攪拌する撹拌翼5を回転自在に配している。脱水槽4は、受筒3の底部に設けた軸受6によって軸支されている脱水軸7の上端部に固定され、撹拌翼5は、脱水軸7の中空部に、脱水軸7と同軸上となるように配された洗濯軸9の上端部に固定されている。また、洗濯軸9は脱水軸7の中空部内に設けた軸受8によって軸支され、洗濯軸9の下端部は減速機構10の出力側に接続されている。
【0016】
減速機構10の減速機構入力軸11には駆動モータ12が取り付けられている。また、駆動モータ12は、円盤状で、その外周には高さ方向に延びる磁石取付部12cを備えたロータ12aと、磁石取付部12cの外周部に貼着された磁石と対向するようにロータ12aの磁石の外周側に配され、ロータ12aに回転磁界を与えるステータ12bとから構成されており、減速機構10を内包している。減速機構10の減速機構入力軸11は、駆動モータ12のロータ12aの回転中心部に連結されている。
【0017】
また、かみあいクラッチ機構16は、駆動モータ12の回転を伝達する回転伝達部と、前記回転伝達部を固定または解放させるクラッチ駆動手段とから構成されている。具体的には、前記回転伝達部は、ロータ12aと磁石取付部12cで内包される空間に設けたロータ側かみあいクラッチ歯部16aと、脱水軸7を内包するとともに脱水軸7を軸支する軸受6を有するケース17における下ケース17aの下部外周を軸中心側に窪ませた窪み部に配した固定側かみあいクラッチ歯部16bと、脱水軸7に設けたスプライン7aにはめあいながら、ロータ側かみあいクラッチ歯部16aと噛み合う歯部と固定側かみあいクラッチ歯部16bと噛み合う歯部とを備えてスラスト方向に摺動可能な可動クラッチ16cと、可動クラッチ16cがロータ側かみあいクラッチ歯部16aおよび固定側かみあいクラッチ歯部16bと噛み合うように制御するクラッチ駆動手段(図示せず)とから構成され、駆動モータ12と受筒3との取付部15を駆動モータ12の上面より下に設けている。
【0018】
上記構成における動作について説明する。撹拌洗濯・すすぎ行程では、かみあいクラッチ機構16を駆動するクラッチ駆動手段(図示せず)に通電を停止する。前記クラッチ駆動手段は、可動クラッチ16cを固定側かみあいクラッチ歯部16bと噛み合わせて脱水軸7が回転できない状態とする。これにより駆動モータ12の動力は洗濯軸9を介して撹拌翼5に伝達されるのみとなり、被洗濯物に機械力を与える。こうして脱水槽4に収容している被洗濯物の撹拌洗濯・すすぎが進行する。
【0019】
撹拌洗濯工程を終了すると、自動的に脱水工程に移行し、脱水槽4内の水が排水され、かみあいクラッチ機構16を駆動する前記クラッチ駆動手段に通電する。前記クラッチ駆動手段は、可動クラッチ16cを固定側かみあいクラッチ歯部16bから離し、ロータ側かみあいクラッチ歯部16aと噛み合わせ、脱水軸7がロータ12aと同期して回転できる状態にする。減速機構入力軸11と脱水軸7とは連結され脱水槽4全体が回転する。脱水槽4が回転することによって撹拌洗濯・すすぎを終了した被洗濯物の水分は、遠心力によって脱水槽4の側面に多数設けている孔から受筒3内に絞り出される。こうして被洗濯物は自動的に脱水される。以上により、脱水槽4内に投入された被洗濯物は自動的に撹拌洗濯・すすぎ・脱水行程を終了する。
【0020】
以上のように本実施例によれば、洗濯軸9と脱水軸7とが同軸の2重構造で、撹拌翼5側から、減速機構10、かみあいクラッチ機構16、駆動モータ12の順で配され、これらが同一軸線上にあることで、駆動モータ12と減速機構10とが一体となって受筒3の中心に重心が来るため、駆動モータ12が受筒3の中心にないために生じるアンバランスがなく、脱水時の振動を抑える。また、駆動モータ12が減速機構10、かみあいクラッチ機構16を内包しているので、駆動モータ12が大型化されても軸方向に伸びることがなく、薄型化や小型化が図れる。さらに、受筒3との取付部15を駆動モータ12の上面より下に設けているので、受筒3との取付部15を伝ってくる水が駆動モータ12の上面に侵入することがないので、傘のような別部材を取り付ける必要もなく、また、駆動モータ12の上面、および取付部15よりも上方側面に通気用の通気孔18を開ける場合に、受筒3との取付部15を伝ってくる水の侵入を防止するための特別な形状にする必要がなく、駆動モータ12の熱対策を簡単に行うこともできる。
【0021】
(実施例2)
以下、本発明の洗濯機の実施例2について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成は図1および図2に示した構成であり、図面を省略する。
【0022】
図1および図2において、本実施例では、脱水軸7を内包するとともに、脱水軸7を軸支する軸受6を備えた下ケース17aと上ケース17bとでケース17を構成し、下ケース17aと上ケース17bとの結合部を下方に全周にわたって凹に絞り、その縁は駆動モータ12より外側まで伸ばしたものとする。これにより、受筒3との取付部15を伝ってくる水が駆動モータ12の上面に侵入することがなく、傘のような別部材を取り付ける必要もなく、また、駆動モータ12の上面および側面に通気用の通気孔18を設ける場合に、受筒3との取付部15を伝ってくる水の侵入を防止するための特別な形状にする必要がなく、駆動モータ12の熱対策を簡単に行うことができる。
【0023】
(実施例3)
以下、本発明の洗濯機の実施例3について図1および図2を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成は図1および図2に示した構成であり、図面を省略する。
【0024】
図1および図2において、本実施例では、脱水軸7を内包するとともに、脱水軸7を軸支する軸受6を備えた下ケース17aと上ケース17bとでケース17を構成し、下ケース17aと上ケース17bとの結合部に駆動モータ12の取付部15を設け、駆動モータ12が大型化しても撹拌翼5側から、減速機構10、かみあいクラッチ機構16、駆動モータ12の順に配されて、これらが同一軸線上にある構造で効率よく配置することで、高さが低く、組立性もよく、また、ケースの絞り部の凹部内面と駆動モータ12の外形との隙間に弾性体19を形成することで、駆動モータ12の防振とともに、減速機構10からの音を遮断することができる。
【0025】
(実施例4)
以下、本発明の洗濯機の実施例4について図面を参照しながら説明する。図3は本実施例における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図である。なお、実施例1ないし実施例2と同じ構成要素には同一番号を付与している。
【0026】
図3において、本実施例では、脱水軸7を内包するとともに、脱水軸7を軸支する軸受6を備えた上ケース17bと下ケース17aとでケース17を構成し、かつ上ケース17bをステータ12bで構成し、上ケース17bの上面より下に受筒3との取付部15を設けたものであり、部品点数を減らすとともに、ステータ12bと軸受6とを一体化することでロータ12aの取付精度を高めることでギャップ精度を高められ、モータ効率を高めることができるとともに、上ケース17bの上面より下に受筒3との取付部15を設けているので、受筒3から溢れた水が受筒3から取付部15を伝って駆動モータ12の上面に侵入することがなく、したがって、傘のような別部材を取り付ける必要もなく、また、駆動モータ12の上面と取付部15の上方の側面に通気用の通気孔18を開ける場合に、受筒3との取付部15を伝ってくる水の侵入を防止するための特別な形状にする必要がない。
【0027】
(実施例5)
以下、本発明の洗濯機の実施例5について図面を参照しながら説明する。図4は本実施例における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図である。
【0028】
図4において、本実施例では、脱水軸7を内包するとともに、脱水軸7を軸支する軸受6を備えた上ケース17bと下ケース17aとで構成したケース17を備え、上ケース17bの上面より下に受筒3との取付部を設け、部品点数を減らすとともに、駆動モータ12のステータ12bと軸受6とを一体化することでロータ12aの取付精度を高めることでギャップ精度を高め、したがってモータ効率を高めることができ、また、上ケース17bの上面より下に受筒3との取付部15を設けているので、受筒3から取付部15を伝ってくる水が駆動モータ12の上面に侵入することがなく、傘のような別部材を取り付ける必要がなく、また、駆動モータ12の上面と取付部15の上方の側面に通気用の通気孔18を開ける場合に受筒3との取付部15を伝ってくる水の侵入を防止するための特別な形状にする必要がない。
【0029】
(実施例6)
以下、本発明の洗濯機の実施例6について図面を参照しながら説明する。図5は本実施例における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図である。本実施例では、受筒3の外下面に設けた補強用のリブ14の高さを駆動モータ12を取り付けるための取付部15より下方に伸ばし、駆動モータ12の周囲を取り囲むように設けている。したがって、受筒3から取付部15を伝ってくる水が駆動モータ12の上面に侵入することがさらにないので、傘のような別部材を取り付ける必要がなく、また、駆動モータ12の上面と側面に通気用の通気孔18を開ける場合に受筒3との取付部15を伝ってくる水の侵入を防止するための特別な形状にする必要がなく、駆動モータ12の熱対策を簡単に行うことができる洗濯機を提供する。
【0030】
(実施例7)
以下、本発明の洗濯機の実施例7について図面を参照しながら説明する。図6は本実施例における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図である。図6において、本実施例では、補強用のリブ14とケース17との隙間に弾性体19を形成することで、ケース17を介して駆動モータ12を防振するとともに、減速機構10からの音を遮断することができる。
【0031】
(実施例8)
以下、本発明の洗濯機の実施例8について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例の構成は図7に示した構成であり、図面を省略する。図7において、本実施例では、受筒3の外下面とケース17との隙間に弾性体19を形成することで、ケース17を介して駆動モータ12を防振するとともに、減速機構10からの音を遮断することができる。
【0032】
(実施例9)
以下、本発明の洗濯機の実施例8について図面を参照しながら説明する。図8は本実施例における駆動部の詳細を示す要部側断面図である。図8において、本実施例では、受筒3の外下面とケース17との間に弾性体19を形成し、ケース17を介して駆動モータ12を防振するとともに、減速機構10からの音を遮断し、また、駆動モータ12から出るコネクタ20および配線21の出口を駆動モータ12の取付面より上方とすることで、配線21の出口、またはコネクタ20に防水カバーや防水シールなどの防水対策を施す必要がない。
【0033】
【発明の効果】
本発明の洗濯機は、脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸の中空内に同軸上に配され、前記脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸および前記洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転させる減速機構と、前記駆動モータの回転を前記脱水軸に伝達または非伝達とするクラッチ機構と、前記脱水槽を内包する受筒と、前記脱水軸を軸支して内包し、前記受筒の外下面の取付部で固定され前記脱水軸を軸支する上ケースと下ケースとで構成したケースとを備え、前記駆動モータは、前記減速機構と前記クラッチ機構の少なくとも一方を内包し、前記減速機構と同軸線上で、かつ、駆動モータの上面が前記ケースの取付部より上方に位置するように配設され、前記ケースは、前記上ケースと下ケースの取付部の周縁を前記駆動モータより外側まで延設し、前記駆動モータから出るコネクタおよび配線の出口を前記ケースの取付面より上方に設けたから、高さ寸法を大きくすることなく駆動トルクが大きく、組立性のよい駆動モータとすることが可能となり、かつ、受筒から取付部を伝ってくる水が前記駆動モータに浸入するのを防止することができるとともに、コネクタおよび配線が受筒からの水で濡れることがなく、信頼性の高い洗濯機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の洗濯機の実施例1ないし実施例3の構成を示す側断面図
【図2】 同実施例における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図
【図3】 本発明の実施例4における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図
【図4】 本発明の実施例5における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図
【図5】 本発明の実施例6における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図
【図6】 本発明の実施例7における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図
【図7】 本発明の実施例8における駆動部の詳細構成を示す要部側断面図
【図8】 本発明の実施例9に於ける駆動部の詳細構成を示す要部側断面図
【図9】 従来の洗濯機の構成を示す側断面図
【符号の説明】
1 本体
2 サスペンション
3 受筒
4 脱水槽
5 撹拌翼
6 軸受
7 脱水軸
7a スプライン
8 軸受
9 洗濯軸
10 減速機構
11 減速機構入力軸
12 駆動モータ
12a ロータ
12b ステータ
12c 磁石取付部
13 スプリングクラッチ機構
13b クラッチスプリング
13c レリーズスリーブ
13d クラッチ入力ボス部
13e 制御爪部
13f ストッパ
13g クラッチ出力ボス部
14 補強用のリブ
15 取付部
16 かみあいクラッチ機構
16a ロータ側かみあいクラッチ歯部
16b 固定側かみあいクラッチ歯部
16c 可動クラッチ
17 ケース
17a 下ケース
17b 上ケース
18 通気孔
19 弾性体
20 コネクタ
21 配線

Claims (1)

  1. 脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸の中空内に同軸上に配され、前記脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸および前記洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転させる減速機構と、前記駆動モータの回転を前記脱水軸に伝達または非伝達とするクラッチ機構と、前記脱水槽を内包する受筒と、前記脱水軸を軸支して内包し、前記受筒の外下面の取付部で固定され前記脱水軸を軸支する上ケースと下ケースとで構成したケースとを備え、前記駆動モータは、前記減速機構と前記クラッチ機構の少なくとも一方を内包し、前記減速機構と同軸線上で、かつ、駆動モータの上面が前記ケースの取付部より上方に位置するように配設され、前記ケースは、前記上ケースと下ケースの取付部の周縁を前記駆動モータより外側まで延設し、前記駆動モータから出るコネクタおよび配線の出口を前記ケースの取付面より上方に設けた洗濯機。
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