JP3094951B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3094951B2
JP3094951B2 JP09148873A JP14887397A JP3094951B2 JP 3094951 B2 JP3094951 B2 JP 3094951B2 JP 09148873 A JP09148873 A JP 09148873A JP 14887397 A JP14887397 A JP 14887397A JP 3094951 B2 JP3094951 B2 JP 3094951B2
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washing
rotor
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reduction mechanism
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準一 森中
信市 中島
健二 越賀
眞一 松田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄、すすぎを低
速回転する撹拌翼によって行い、脱水を脱水槽の高速回
転によって行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗濯機は、図6に示すような構成
となっている。すなわち、2は本体1に複数のサスペン
ション3によって半拘束的に吊り下げられた受筒であ
る。さらに受筒2は内部に、脱水軸4の上端側が固定さ
れ、脱水軸4により回転させられる洗濯槽兼用の脱水槽
7(以下単に脱水槽7と称する)を有している。この脱
水槽7の側面には複数の通水孔5を設け、上部開口部に
は流体バランサー6を設けている。脱水槽7は上部開口
から、洗濯物を投入できるようになっている。
【0003】8は脱水槽7の底部に設けられ、脱水軸4
を軸支している軸受けである。9は中空の脱水軸4内部
に配された洗濯軸で、脱水軸4と同軸となるように設け
られている。洗濯軸9の上端側には脱水槽7内底部に回
転自在に配された撹拌翼10が取り付けられており、下
端側には駆動モータ11のロータ12が連結されてい
る。駆動モータ11はロータ12と、このロータ12の
外周に設けた磁石と対峙して設けられたステータ13と
から構成されており、ステータ13の回転磁界によりロ
ータ12が回転する。また、脱水軸4の下端側とロータ
12との間には、クラッチ14が設けられ、クラッチの
切り換えにより、ロータ12の回転を脱水軸4に伝達・
非伝達する。
【0004】以上の構成で、洗濯・すすぎ行程では、ク
ラッチ14を切り換えて、脱水軸4とロータ12とを切
り離すことにより、駆動モータ11のロータ12の回転
は洗濯軸9を介して撹拌翼10に伝達されるのみとな
り、被洗濯物に機械力を与える。こうして脱水槽7に収
容している洗濯物の洗濯、すすぎが進行する。
【0005】また脱水行程では、脱水槽7内の水が排出
され、クラッチ14を切り換えて、脱水軸4とロータ1
2とを連結することにより、駆動モータ11のロータ1
2と連結された洗濯軸9、脱水軸4及び脱水槽7全体が
回転する。脱水槽7が回転することによって洗濯・すす
ぎを終了した洗濯物の水分は、遠心力によって脱水槽7
の側面に多数設けている通水孔5から受筒2内に、絞り
出される。こうして洗濯物は脱水される。
【0006】また、駆動モータ11の回転軸と脱水槽7
の回転中心と同軸上線上に配することで、脱水槽7、受
筒2などの重心位置と駆動モータ11との重心位置とを
略一致させ、特に脱水時におけるアンバランスの抑制に
効果を発揮できるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
成の洗濯機は、駆動モータ11が撹拌翼10を直接回転
させる構成なので、撹拌翼10を回転させるために駆動
モータ11のトルクを大きくしなければならず、駆動モ
ータ11の大型化が必要であった。特に、洗濯容量の増
大に伴い撹拌翼10を大型化すると、撹拌翼10を回転
させるためのトルクが増大し、また、洗濯物の撹拌力等
を高めて洗浄力を向上させるためにも、駆動モータ11
のトルクを大きくしなければならず、駆動モータ11の
大型化を避けることができなかった。
【0008】また、撹拌翼10の撹拌動作中には、洗濯
物が撹拌翼10に衝突するので、この撹拌翼10を連結
した洗濯軸9は偏心力Fを受け、洗濯軸9の下端側が連
結された駆動モータ11のロータ12もF1方向に偏心
するため、駆動モータ11のステータ13とロータ12
の隙間Sを大きくする必要があった。そのため、駆動モ
ータ11の外形が大きくなり、駆動モータ11の取り付
け性が悪くなるという課題を有していた。また、ロータ
12とステータ13との隙間が大きいと、ステータ13
がロータ12を回転させようとするトルクも低下するの
で、トルクを高めることと相反する構成をとらざるを得
なかった。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、駆動モータの大型化を避け、洗濯容量の増
大に対応できる洗濯機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前記
洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させ、かつ前記
脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前記
洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの回
転を脱水軸に伝達するように切り換えるクラッチ機構
と、前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転
させる遊星歯車による減速機構とを備え、前記駆動モー
タと前記減速機構とを同軸上に配するとともに、前記駆
動モータは、円盤状で外周に磁石を取り付けたロータ
と、この磁石の外周側に配されたステータとで構成さ
れ、前記クラッチ機構は、前記駆動モータのロータの一
部に形成し、前記減速機構の減速機構入力軸は、前記ロ
ータの回転中心部に連結されたものである。
【0011】この構成によれば、減速機構により駆動モ
ータの回転数を減速して撹拌翼を回転させるので、駆動
モータのトルクを増大させることなく、撹拌翼の回転ト
ルクを大きくすることができる。また、洗濯物が攪拌翼
に衝突しても、洗濯軸の偏心は減速機構で吸収され、減
速機構の洗濯側入力軸への偏心を抑えることができ、そ
の入力軸に連結されたロータの偏心も抑えられ、ロータ
とステータとの隙間も小さくすることができる。また、
洗濯側入力軸に直接ロータが連結される構成なので、駆
動モータの軸受けを別途設けることなく、洗濯側入力軸
の軸受けと兼用することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】上記目的を達成するめに本発明の
請求項1に記載の発明は、洗濯兼脱水槽を回転させる脱
水軸と、前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転さ
せ、かつ前記脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記
脱水軸と前記洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆
動モータの回転を脱水軸に伝達するように切り換えるク
ラッチ機構と、前記駆動モータの回転を減速して前記洗
濯軸を回転させる遊星歯車による減速機構とを備え、前
記駆動モータと前記減速機構とを同軸上に配するととも
に、前記駆動モータは、円盤状で外周に磁石を取り付け
たロータと、この磁石の外周側に配されたステータとで
構成され、前記クラッチ機構は、前記駆動モータのロー
タの一部に形成し、前記減速機構の減速機構入力軸は、
前記ロータの回転中心部に連結されたものである。
【0013】この構成によれば、減速機構により駆動モ
ータの回転数を減速して撹拌翼を回転させるので、駆動
モータのトルクを増大させることなく、撹拌翼の回転ト
ルクを大きくすることができる。また、洗濯物が攪拌翼
に衝突しても、洗濯軸の偏心は複数の遊星歯車で構成さ
れた減速機構で吸収され、減速機構の洗濯側入力軸への
偏心を抑えることができ、その入力軸に連結されたロー
タの偏心も抑えられ、ロータとステータとの隙間も小さ
くすることができる。また、洗濯側入力軸に直接ロータ
が連結される構成なので、ロータの回転軸の軸受けを別
途設けることなく、脱水軸内に軸支された洗濯側入力軸
でロータを回転自在に支持することができる。
【0014】さらに、駆動モータの回転を脱水軸に伝達
または非伝達とするクラッチ機構を設けているので、洗
濯時に脱水軸が駆動モータの回転を伝達しないため、脱
水軸の偏心も駆動モータのロータに伝達されることがな
い。
【0015】
【実施例】(実施例1) 本発明の第1の実施例を図1乃至図3により説明する。
まず、全体構成を図1により説明する。本体21内に
は、サスペンション22によって懸架された受筒23が
設けられ、脱水時の振動をサスペンション22により吸
収する構成としている。受筒23内には洗濯槽兼用の脱
水槽24(以下単に脱水槽24と称する)が回転自在に
配されている。脱水槽24は内底部に洗濯物を撹拌する
攪拌翼25を回転自在に配している。27は中空の脱水
軸で、受筒23の底部中央に設けられた脱水軸受け26
によって軸支されている。この脱水軸27の上端側は脱
水槽24の底部に固定され、脱水槽24を回転させる。
29は攪拌翼25を回転させるように、上端側を撹拌翼
25に固定した洗濯軸で、この洗濯軸29は脱水軸27
の中空部に同軸上となるように配され、脱水軸27の中
空部に設けた洗濯軸受け28により軸支されている。
【0016】30は脱水軸27内に内包され、歯車群で
回転数を減速する減速機構であり、脱水時における脱水
槽24のアンバランスによる異常回転防止のために、好
ましくは複数の歯車が対称の形に整列した遊星歯車によ
る減速機構を用いる。この減速機構30の出力側には洗
濯軸29を接続し、入力側には洗濯側入力軸34を接続
している。洗濯側入力軸34は脱水軸27の下部側中空
部内に設けた入力軸受け35により軸支されている。減
速機構30を内包する脱水軸27はケース36により内
包され、また、脱水軸27の下部はケース36の下部に
設けた軸受け39により軸支されている。なお、このケ
ース36は受筒23の底部側に固定されている。
【0017】31は脱水軸27及び洗濯側入力軸34を
回転させる駆動モータであり、洗濯側入力軸34の下部
に駆動モータ31のロータ31aが連結されている。駆
動モータ31内にはロータ31aの外周に設けた磁石と
対峙するように、ステータ31bが配されており、ステ
ータ31bとロータ31aとの間には隙間Sが設けられ
ている。この隙間Sはステータ31bの回転磁界により
回転するロータ31aの外周面、すなわち磁石がステー
タ31bに接触しないように、部品のばらつきなどを考
慮して設定する以外に、駆動モータ31が回転させる出
力軸、すなわち、洗濯軸29,脱水軸27が回転中に受
ける力でロータ31aが偏心する量も考慮して設計す
る。
【0018】駆動モータ31の回転を脱水軸27に伝達
または非伝達とするためのクラッチ機構は、その一部を
駆動モータ31のロータ31aに連結されている。すな
わち、クラッチ機構は、駆動モータ31のロータ31a
の回転力を伝達する回転力伝達部と、回転力伝達部を接
触または離反させる駆動部から構成されている。この回
転力伝達部は、減速機構30の洗濯側入力軸34の下部
に連結されたロータ31aの一部に形成した固定クラッ
チ部32aと、ソレノイドなどで構成される駆動部32
cにより固定クラッチ部32aと接触・離反し、脱水軸
27と共回りする可動クラッチ部32bとで構成されて
いる。
【0019】図2に示すように、固定クラッチ部32a
は、ロータ31aの磁石を除いた部分としており、その
形状は有底円筒状とし、底部に洗濯側入力軸34の下端
側を連結するための角形の貫通孔を設けている。その底
部の上面には貫通孔より放射状に伸びた凸部33aを形
成する。可動クラッチ部32bは、固定クラッチ部32
aの上方開口から内方に差し込める有底円筒形状とし、
固定クラッチ部32aの凸部33aと係合するようその
下側底面には凹部33bを形成している。また、可動ク
ラッチ部32bの側部には鍔部33cを設け、この鍔部
33cの下面がソレノイド32cにより上下運動するレ
バー32dに当接するようにしている。したがって、ソ
レノイド32cによりレバー32dを上下動すると、可
動クラッチ部32bがそのレバー32dの動きに合わせ
て上下動し、固定クラッチ部32aと接触または離反す
るようにしている。
【0020】また、可動クラッチ部32bは中央に貫通
孔を有し、脱水軸27の下部側に挿入される。脱水軸2
7の下部には上下方向に延びる縦溝が複数設けられ、可
動クラッチ部32bの貫通孔の内周面側には脱水軸27
の縦溝にはまり合う複数の凸部が設けられており、可動
クラッチ部32bは脱水軸27の縦溝に沿って上下方向
に移動可能にし、一方、可動クラッチ部32bの凸部が
脱水軸27の縦溝にはまっているので、固定クラッチ部
32aと接触している場合には、可動クラッチ部32b
の回転を脱水軸27に伝達できる構成である。
【0021】なお、本実施例では駆動モータ31のロー
タ31aをステータ31bの内側に形成するインナーロ
ータの形としたが、ステータ31bの外側にロータ31
aを形成するアウターロータの形、あるいはステータ3
1bとロータ31aとを垂直方向に対峙させる形式であ
ってもよい。
【0022】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、洗濯・すすぎ行程においては、ソレノイド32c
に通電し、発生した磁力によって、可動クラッチ部32
bを減速機構30を内包したケース36側、つまり上方
に移動させて、固定クラッチ部32aの凸部33aと可
動クラッチ部32bの凹部33bとの係合を外す(図3
a)。このように係合がはずれることにより、駆動モー
タ31のロータ31aの回転は脱水軸27には伝達され
ず、洗濯側入力軸34、減速機構30、洗濯軸29を介
して攪拌翼25に伝達されるのみとなり、洗濯物に機械
力を与えるとともに、撹拌動作を行う。こうして脱水槽
24に収容している洗濯物の洗濯・すすぎが進行する。
【0023】洗濯・すすぎ工程を終了すると脱水工程に
入る。脱水行程では、脱水槽24内の水が排水され、同
時にソレノイド32cに対する通電を停止する。このと
き、可動クラッチ部32bは図3bに示すように、自重
によって脱水軸27の縦溝に沿って下降し、固定クラッ
チ部32aの凸部33aと可動クラッチ部32bの凹部
33bが係合する。従って、固定クラッチ部32aの凸
部33a及び可動クラッチ部32bの凹部33bの係合
により脱水軸27とロータ31aとが連結され、駆動モ
ータ31のロータ31aの回転が脱水軸27に伝達さ
れ、攪拌翼25と脱水槽24全体が一体となって回転す
る。脱水槽24の回転によって生じた遠心力によって洗
濯・すすぎを終了した洗濯物の水分は、脱水槽24の側
面に多数設けている孔から受筒23内に絞り出される。
こうして洗濯物は自動的に脱水される。
【0024】このようにして、脱水槽24内に投入され
た洗濯物は洗濯・すすぎ・脱水行程を終了するものであ
る。
【0025】上記洗濯・すすぎ工程において、例えば減
速機構30により駆動モータ31のロータ31a、洗濯
側入力軸34の回転が1/6に減速されて洗濯軸29、
攪拌翼25に伝達されるようにすると、伝達効率を無視
すればトルクは減速する前の約6倍となる。このように
洗濯軸29と洗濯側入力軸34とが減速機構30を介し
て連結されたものでは、駆動モータ31のトルクが小さ
くても、撹拌翼25を回転させるトルクを大きくするこ
とができ、洗濯容量の増大、洗浄性能の向上が駆動モー
タ31のトルクを増大させることなく実現することがで
きる。
【0026】また、攪拌翼25に洗濯物が衝突して洗濯
軸29は偏心する力を受けるが、洗濯軸29と洗濯側入
力軸34とが減速機構30を介して連結されているの
で、その力は減速機構30の各歯車間の隙間などにより
吸収され、洗濯側入力軸34にその偏心する力が働くの
を抑制でき、洗濯側入力軸34の下部に連結した駆動モ
ータ31のロータ31aの偏心も防止することができ
る。したがって、ロータ31aとステータ31bとの隙
間Sを必要以上に大きくとる必要がなく、駆動モータ3
1の外形を大きくすることを防止できる。また、ロータ
31aとステータ31bとの隙間Sを小さくすると、ロ
ータ31aを回転させるトルクも効果的に高めることが
できる。
【0027】さらに、駆動モータ31を組み立てるに当
たって、まず、洗濯側入力軸34の下部にロータ31a
を固定した後、このロータ31aの外周側に位置するよ
うに環状のステータ31bを挿入し、このステータ31
bをケース36の下部に固定する。したがって、ステー
タ31bの取り付け位置、あるいは部品ばらつきなどに
よって、ロータ31aとステータ31bとの隙間Sが全
周にわたって均一になることはなく、隙間の大きい箇
所、隙間の小さい箇所が発生することとなる。このよう
に、組立によって隙間Sのばらつきが生じても、ロータ
31aの偏心量を抑えることで、ロータ31aとステー
タ31bとの回転中における接触を防止することができ
る。
【0028】また同じく、攪拌翼25に洗濯物が衝突し
て洗濯軸29は偏心する力を受けるが、洗濯軸29は洗
濯軸受け28により軸支されているため、その力はまず
洗濯軸受け28により受けられ、次に減速機構30によ
り緩和されることとなり、駆動モータ31のロータ31
aの偏心をさらに抑制できる。
【0029】また脱水槽24にも衣類などが衝突して脱
水軸27は偏心する力を受けるが、クラッチ機構により
洗濯・すすぎ工程においては、駆動モータ31の回転は
脱水軸27に伝達されないため、逆に脱水軸27の偏心
も駆動モータ31に伝達されることがなく、駆動モータ
31のロータ31aの偏心をさらに抑制できる。
【0030】また駆動モータ31のロータ31aに洗濯
側入力軸34の下部及びクラッチ機構が直接連結されて
いるので、ロータ31aの回転軸を軸支するための軸受
けが不要になるとともに、ロータ31aにその下部を連
結された洗濯側入力軸34の入力軸受け35と、脱水軸
27の軸受け39との軸心あわせも不要となる。
【0031】また上記脱水行程において、脱水軸27が
偏心力を受ける可能性があるが、脱水軸受け26、軸受
け39により軸支されており、その力は脱水軸受け2
6、軸受け39で受けられるため、駆動モータ31のロ
ータ31aの偏心をさらに抑制できる。
【0032】また固定クラッチ部32a及び可動クラッ
チ部32bからなる回転力伝達部が駆動モータ31のロ
ータ31aと脱水軸27の下部との間に設けられている
ので、駆動モータ31のロータ31aの回転を近傍の脱
水軸27に伝達、非伝達とする構造を容易に実現するこ
とができる。
【0033】(実施例2) 次に、本発明の第2の実施例を図4により説明する。な
お、図4において、上記第1の実施例と同一構成部品に
は同一符号を付しその説明を省略する。
【0034】図において、36は脱水軸27を内包し、
脱水軸27の下部を軸支する軸受け39を下部内側に設
けた筒状のケースである。前記ケース36の下部外周は
軸中心側に窪んで、窪み部37が形成されており、この
窪み部37に駆動モータ31の取り付け部が設けられて
いる。
【0035】上記構成により、駆動モータ31をケース
36に近ずいて取り付けることが可能になる。従って駆
動モータ31のロータ31aと減速機構30とを接続し
ている洗濯側入力軸34の長さを短くすることができ、
ロータ31aの偏心量を小さくすることができる。
【0036】また、可動クラッチ部32bは有底円筒状
なので、可動クラッチ部32bが上方に移動した場合、
窪み部37があるケース36の下部を覆うようになり、
この窪み部37で可動クラッチ部32bの逃げ部を兼用
することができ、クラッチ機構を備えたものにあって
も、洗濯側入力軸34の長さを短くすることができ、ロ
ータ31aの偏心量を小さくすることができる。
【0037】(実施例3) 次に、本発明の第3の実施例を図5により説明する。図
5において、上記第1の実施例と同一構成部品には同一
符号を付しその説明を省略する。
【0038】図において、38は駆動モータ31のロー
タ31aと一体に形成された洗濯側入力軸であり、一体
に形成したこと以外は上記第1の実施例で説明した洗濯
側入力軸34と同じ働きをするようにもうけられてい
る。
【0039】上記構成により、駆動モータ31のロータ
31aと洗濯側入力軸38とを一体に形成しているの
で、ロータ31aと洗濯側入力軸38との連結強度をロ
ータ31aを薄くしても得ることができ、よってロータ
31aを軽量にでき、回転の立ち上がり特性を向上させ
ることができる。
【0040】またロータ31aを薄型にした分、洗濯側
入力軸38の長さを短くすることができ、ロータ31a
の偏心量の低減にもつながる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、洗濯容量の増大、洗浄性能の
向上を図ることができることはもちろん、攪拌翼に洗濯
物が衝突して洗濯軸が偏心する力を受けても、その力は
減速機構の各歯車間の隙間などにより吸収されるので、
ロータの偏心を抑制し、ロータとステータとの隙間を小
さくすることができ、駆動モータの小型化、組立性の向
上、さらには駆動モータの性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である洗濯機の全体構成
を示す断面図
【図2】同、洗濯機の駆動部の構成を示す分解斜視図
【図3】同、洗濯機の駆動部の要部断面図
【図4】本発明の第2の実施例である洗濯機の全体構成
を示す断面図
【図5】本発明の第3の実施例である洗濯機の全体構成
を示す断面図
【図6】従来の洗濯機の全体構成を示す断面図
【符号の説明】
23 受筒 24 脱水槽 25 攪拌翼 26 脱水軸受け 27 脱水軸 28 洗濯軸受け 29 洗濯軸 30 減速機構 31 駆動モータ 31a ロータ 31b ステータ 32 クラッチ機構 32a 固定クラッチ部 32b 可動クラッチ部 34 洗濯側入力軸 35 入力軸受け 36 ケース 37 窪み部 39 軸受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 眞一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−256796(JP,A) 特開 平10−179977(JP,A) 特開 平8−66581(JP,A) 特開 平7−289779(JP,A) 特開 平7−178286(JP,A) 特開 平9−10474(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前
    記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させ、かつ前
    記脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前
    記洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの
    回転を脱水軸に伝達するように切り換えるクラッチ機構
    と、前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転
    させる遊星歯車による減速機構とを備え、前記駆動モー
    タと前記減速機構とを同軸上に配するとともに、前記駆
    動モータは、円盤状で外周に磁石を取り付けたロータ
    と、この磁石の外周側に配されたステータとで構成さ
    れ、前記クラッチ機構は、前記駆動モータのロータの一
    部に形成し、前記減速機構の減速機構入力軸は、前記ロ
    ータの回転中心部に連結された洗濯機。
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