JP2003199990A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2003199990A
JP2003199990A JP2002003084A JP2002003084A JP2003199990A JP 2003199990 A JP2003199990 A JP 2003199990A JP 2002003084 A JP2002003084 A JP 2002003084A JP 2002003084 A JP2002003084 A JP 2002003084A JP 2003199990 A JP2003199990 A JP 2003199990A
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兼一 赤坂
Junji Kamiya
純司 神谷
Mikio Tawara
己紀夫 田原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類の洗い、すすぎ、脱水等を行う洗濯機に
おいて、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時の衝突音等
の異常音を低減し、低騒音化を実現する。 【解決手段】 洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸
26と略同軸上に洗濯軸29を配設して撹拌翼を回転さ
せ、クラッチレバー45の回転によりスライド部材37
を上下に滑動させて駆動モータ35の回転の伝達を脱水
軸26、洗濯軸29のいずれかに切り換える。スライド
部材37の上部に上部突起部37bを設け、保持部材4
2に上部突起部37bに係合する固定側突起部46cを
有する固定側係合部材46を着設し、上部突起部37b
と固定側突起部46cとを係合した際、上部突起部37
bの上面と固定側突起部46cの底面の間および上部突
起部37bの底面と固定側突起部46cの上面の間に隙
間を設けるようにクラッチレバー45と固定側係合部材
46を当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類の洗い、すす
ぎ、脱水等を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は、図6〜図10
に示すように構成していた。以下、その構成について説
明する。
【0003】図6に示すように、洗濯機本体20は、内
部に脱水振動を防振するように、サスペンション21に
よって懸架された水受け槽22を設け、水受け槽22内
に洗濯兼脱水槽23を回転自在に配設し、この洗濯兼脱
水槽23の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼24を回転
自在に配設している。水受け槽22の底部には駆動部2
5を設けている。
【0004】駆動部25には、図7に示すように、中空
の脱水軸26を設け、脱水軸26は、駆動部25の上方
中央部に設けた脱水上部軸受27と中間中央部近傍に設
けた脱水下部軸受28により軸支されている。脱水軸2
6の上端側は、洗濯兼脱水槽23の底部に固定され、洗
濯兼脱水槽23と連結している。脱水軸26の上部側中
空部26aには、脱水軸26と略同軸上となるように洗
濯軸29を設け、脱水軸26の上部側中空部26a内に
設けた洗濯軸受30により軸支されている。洗濯軸29
の上端側は、撹拌翼24の底部に固定され、撹拌翼24
と連結している。一方、洗濯軸29の下端側は、脱水軸
26内の中間中空部26bに設けた減速機構31の出力
側に連結している。
【0005】減速機構31の入力側には、入力軸32の
上端を接続し、入力軸32は、脱水軸26の下部側中空
部26c内に設けた入力軸受33により軸支されてい
る。
【0006】洗濯軸29、入力軸32および減速機構3
1等を内包する脱水軸26、および脱水上部軸受27と
脱水下部軸受28はケース34により内包され、このケ
ース34は水受け槽22の底部に固定されている。
【0007】駆動モータ35は脱水軸27および入力軸
32を回転させるものであり、入力軸32の下部に駆動
モータ35のロータ35aを連結している。駆動モータ
35内にはロータ35aの外周に設けた磁石35bと対
峙するように、ステータ35cを配している。
【0008】脱水軸27の下部にはその外周部にスプラ
イン等の形状を有する樹脂製のスライド部36を設けて
いる。スライド部36には、そのスプライン等の形状に
対応した内周形状を有するスライド部材37を上下摺動
自在に設けている。そのスライド部材37は、付勢ばね
38により下方向に押しつけられ、スライド部材37の
下部に設けた下部突起部37aをロータ35aに設けた
開口部35dに係合させて、ロータ35aの回転を脱水
軸27に伝達できるよう構成している。なお、洗濯機の
電源がオフ時には、この状態を維持するものである。
【0009】水受け槽22の底部に、ギアードモータま
たはソレノイドなどのレバー駆動手段39を取り付けて
いる。
【0010】レバー駆動手段39の駆動手段接続部39
aには、他端をクラッチレバー40のクラッチレバー接
続部40aに接続した媒介部材41の一端を接続してい
る。
【0011】クラッチレバー40は、一端にスライド部
材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支
持部40bを有し、他端には前述のクラッチレバー接続
部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35
cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部材43
の回転保持部43aに、回転自在に支持される軸部40
cを有している。
【0012】固定側係合部材43の保持部材42への取
り付けは、ねじ44により、固定側係合部材43と保持
部材42を一体にケース34に固定している。
【0013】固定側係合部材43は、図9に示すよう
に、金属部材43bを底部に穴部を有するように略凹状
にプレス加工し、その外側略平面部を保持部材42へ取
り付け部とし、金属部材43bを内包するように樹脂成
形にて固定側突起部43cを形成している。
【0014】駆動モータ35の回転が入力軸32への伝
達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39a
を回転させ、図7の位置から図8の位置に移動させるこ
とにより、クラッチレバー40は、媒介部材41を介し
て、軸部40cを中心に時計方向に回転する。この回転
により、スライド部材支持部40bが上方向に回転移動
し、付勢ばね38の下方向への付勢力に抗して、スライ
ド部材37を上方向に持ち上げる。
【0015】これにより、図8に示すように、スライド
部材37の下部に設けた下部突起部37aは、ロータ3
5aに設けた開口部35dとの係合から外れ、ロータ3
5aの回転は、脱水軸27には非伝達となり、入力軸3
2にのみ伝達させるよう構成している。それと同時にス
ライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固
定側係合部材43に設けた固定側突起部43cが係合す
ることにより、脱水軸26を固定し、洗濯兼脱水槽23
の共回りを防止する構成としている。
【0016】なお、クラッチレバー接続部40aは、駆
動モータ35から外方へ突出しており、図6に示すよう
にクラッチレバー40が反時計方向に回転すると、ケー
ス34の側壁に当接し、その位置で回転が規制される。
【0017】図9に示すように、金属部材43bを内包
する樹脂成形にて形成された固定側突起部43cの内径
方向部には、第1の略円筒状リブ43dを設け、固定側
突起部43cは第1の略円筒状リブ43dから外方向に
放射線状に延設している。43eは、保持部材42への
取り付けの際の貫通穴である。
【0018】また、スライド部材37の上部に設けた上
部突起部37bは、図10に示すように、固定側突起部
43cと係合するように放射線状に設けている。上部突
起部37bの外周には、その上部突起部37bに一体に
第2の略円筒状リブ37cを設けている。
【0019】上記構成において動作を説明する。撹拌翼
24の回転による洗濯、すすぎの行程を実行する場合、
すなわち駆動モータ35の回転の入力軸32への伝達時
には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39aを回
転させ、図7の位置から図8の位置に移動させることに
より、クラッチレバー40は、媒介部材41を介して、
軸部40cを中心に時計方向に回転する。この回転によ
り、スライド部材支持部40bが上方向に回転移動し、
付勢ばね38の下方向への付勢力に抗して、スライド部
材37を上方向に持ち上げる。
【0020】これにより、図8に示すように、スライド
部材37の下部に設けた下部突起部37aは、ロータ3
5aに設けた開口部35dとの係合から外れ、ロータ3
5aの回転は、脱水軸27には非伝達となり、入力軸3
2にのみ伝達され、撹拌翼24が回転する。それと同時
にスライド部材37の上部に設けた上部突起部37b
と、固定側係合部材43に設けた固定側突起部43cが
係合し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、撹拌翼24の回転による洗濯、すすぎの行程を実
行する場合、すなわち駆動モータ35の回転が入力軸3
2への伝達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続
部39aを回転させ、図7の位置から図8の位置に移動
させることにより、スライド部材37の上部に設けた上
部突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固定側
突起部43cが係合し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防
止する。
【0022】ここで、上部突起部37bの上面37d
と、固定側係合部材43に設けた固定側突起部43cの
上面43fが当接したとき、媒介部材41はばねで構成
しており、伸びた状態となり、撹拌翼24が回転すると
ともに洗濯兼脱水槽23がわずかに共回りすると、上部
突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固定側突
起部43cが係合するが、媒介部材41が瞬時に縮むた
め、上部突起部37bの上面37dと、固定側係合部材
43に設けた固定側突起部43cの底面43gが勢いよ
く当接したり、また、上部突起部37bの底面37e
と、固定側係合部材43に設けた固定側突起部43cの
上面43fが勢いよく当接し、異常音が発生するという
問題を有していた。
【0023】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時の衝突音等の異
常音を低減し、低騒音化を実現することを目的としてい
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と
略同軸上に洗濯軸を配設して洗濯兼脱水槽内に配設した
撹拌翼を回転させ、脱水軸と洗濯軸を保持部材により保
持した駆動モータにより回転させ、クラッチレバーの回
転によりスライド部材を上下に滑動させて駆動モータの
回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるよ
う構成し、スライド部材の上部に上部突起部を設け、保
持部材に上部突起部に係合する固定側突起部を有する固
定側係合部材を着設し、上部突起部と固定側突起部とを
係合した際、上部突起部の上面と固定側突起部の底面の
間および上部突起部の底面と固定側突起部の上面の間に
隙間を設けるようにクラッチレバーと固定側係合部材を
当接させるようにしたものである。
【0025】これにより、洗濯への切り換え時や、洗濯
運転時の衝突音等の異常音を低減できて、低騒音化を実
現することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱
水軸と略同軸上に配設し前記洗濯兼脱水槽内に配設した
撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回
転させる駆動モータと、前記駆動モータを保持する保持
部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達
を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材
と、回転により前記スライド部材を上下に滑動させるク
ラッチレバーとを備え、前記スライド部材の上部に上部
突起部を設け、前記保持部材に前記上部突起部に係合す
る固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、前記
上部突起部と固定側突起部とを係合した際、前記上部突
起部の上面と固定側突起部の底面の間および上部突起部
の底面と固定側突起部の上面の間に隙間を設けるように
前記クラッチレバーと固定側係合部材を当接させるよう
にしたものであり、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時
の衝突音等の異常音を低減することができ、低騒音化を
実現することができる。
【0027】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、クラッチレバーと固定側係合部材
の当接部に弾性部材を設けたものであり、洗濯への切り
換え時や、洗濯運転時の衝突音等の異常音を低減するこ
とができ、低騒音化を実現することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、洗濯機の全体構成は従来例と
同じであるので説明を省略し、また、従来例と同じ構成
のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0029】(実施例1)図1および図4に示すよう
に、クラッチレバー45は、一端にスライド部材37を
下方から支持する略U字形状のスライド部材支持部45
bを有し、他端に媒介部材41を接続するクラッチレバ
ー接続部45aを有し、かつ、駆動モータ35のステー
タ35cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部
材46の回転保持部46aに、回転自在に支持される軸
部45cを有している。そして、クラッチレバーの一部
に当接部45eを設けている。
【0030】固定側係合部材46は、図3に示すよう
に、金属部材46bを底部に穴部を有するように略凹状
にプレス加工し、その外側略平面部を保持部材42へ取
り付け部とし、金属部材46bを内包するように樹脂成
形にて固定側突起部46cと当接部46hを形成してい
る。固定側係合部材46の保持部材42への取り付け
は、ねじ44により、固定側係合部材46と保持部材4
2を一体にケース34に固定している。
【0031】駆動モータ35の回転が入力軸32への伝
達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39a
を回転させ、図1の位置から図2の位置に移動させるこ
とにより、クラッチレバー45は、媒介部材41を介し
て、軸部45cを中心に時計方向に回転する。この回転
により、スライド部材支持部45bが上方向に回転移動
し、付勢ばね38の下方向への付勢力に抗して、スライ
ド部材37を上方向に持ち上げる。
【0032】これにより、図2に示すように、スライド
部材37の下部に設けた下部突起部37aは、ロータ3
5aに設けた開口部35dとの係合から外れ、ロータ3
5aの回転は、脱水軸27には非伝達となり、入力軸3
2にのみ伝達させるよう構成している。それと同時にス
ライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固
定側係合部材46に設けた固定側突起部46cが係合す
ることにより、脱水軸26を固定し、洗濯兼脱水槽23
の共回りを防止する構成としている。
【0033】上記構成において動作を説明する。撹拌翼
24の回転による洗濯、すすぎの行程を実行する場合、
すなわち駆動モータ35の回転の入力軸32への伝達時
には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39aを回
転させ、図1の位置から図2の位置に移動させることに
より、スライド部材37の上部に設けた上部突起部37
bと、固定側係合部材46に設けた固定側突起部46c
が係合し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止する。
【0034】ここで、上部突起部37bの上面37d
(図10参照)と、固定側係合部材46に設けた固定側
突起部46cの上面46fが当接したとき、媒介部材4
1を構成するばねが伸びた状態となり、撹拌翼24が回
転するとともに洗濯兼脱水槽23がわずかに共回りする
と上部突起部37bと、固定側係合部材46に設けた固
定側突起部46cが係合する。
【0035】このとき、媒介部材41を構成するばねが
瞬時に縮んだとしても、クラッチレバー45の当接部4
5eと固定側係合部材46の当接部46hが先に当接す
ることで、上部突起部37bの上面37dと、固定側係
合部材46に設けた固定側突起部46cの底面46gの
間に隙間ができ、勢いよく当接することがなくなる。ま
た、上部突起部37bの底面37eと、固定側係合部材
46に設けた固定側突起部46cの上面46fの間にも
隙間ができ、勢いよく当接することがなくなり、洗濯へ
の切り換え時や、洗濯運転時の衝突音等の異常音を減少
させ低騒音化を実現することができる。
【0036】(実施例2)図5に示すように、クラッチ
レバー47は、一端にスライド部材37を下方から支持
する略U字形状のスライド部材支持部47bを有し、他
端に媒介部材41を接続するクラッチレバー接続部47
aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35cを保
持する保持部材42に設けた固定側係合部材46の回転
保持部46aに、回転自在に支持される軸部47cを有
している。そして、クラッチレバー47の一部に弾性体
を有する当接部47fを設けている。他の構成は上記実
施例1と同じである。
【0037】上記構成において動作を説明する。撹拌翼
24の回転による洗濯、すすぎの行程を実行する場合、
すなわち駆動モータ35の回転が入力軸32への伝達時
には、上記実施例1と同様に、レバー駆動手段39の駆
動手段接続部39aを回転させ、図1の位置から図2の
位置に移動させることにより、スライド部材37の上部
に設けた上部突起部37bと、固定側係合部材46に設
けた固定側突起部46cが係合し、洗濯兼脱水槽23の
共回りを防止する。
【0038】ここで、上部突起部37bの上面37d
と、固定側係合部材46に設けた固定側突起部46cの
上面46fが当接したとき、媒介部材41を構成するば
ねが伸びた状態となり、撹拌翼24が回転するとともに
洗濯兼脱水槽23がわずかに共回りすると上部突起部3
7bと、固定側係合部材46に設けた固定側突起部46
cが係合する。
【0039】このとき、媒介部材41を構成するばねが
瞬時に縮んだとしても、クラッチレバー47の一部に弾
性体を有する当接部47fと固定側係合部材46の当接
部46hが先に当接することで、上部突起部37bの上
面37dと、固定側係合部材46に設けた固定側突起部
46cの底面46gの間に隙間ができ、勢いよく当接す
ることがなくなる。また、上部突起部37bの底面37
eと、固定側係合部材46に設けた固定側突起部46c
の上面46fの間にも隙間ができ、勢いよく当接するこ
とがなくなり、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時の衝
突音等の異常音を減少させ低騒音化を実現することがで
きる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸
と、前記脱水軸と略同軸上に配設し前記洗濯兼脱水槽内
に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と
洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータを保
持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの
回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるス
ライド部材と、回転により前記スライド部材を上下に滑
動させるクラッチレバーとを備え、前記スライド部材の
上部に上部突起部を設け、前記保持部材に前記上部突起
部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着
設し、前記上部突起部と固定側突起部とを係合した際、
前記上部突起部の上面と固定側突起部の底面の間および
上部突起部の底面と固定側突起部の上面の間に隙間を設
けるように前記クラッチレバーと固定側係合部材を当接
させるようにしたから、洗濯への切り換え時や、洗濯運
転時の衝突音等の異常音を低減することができ、低騒音
化を実現することができる。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、ク
ラッチレバーと固定側係合部材の当接部に弾性部材を設
けたから、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時の衝突音
等の異常音を低減することができ、低騒音化を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の駆動部の脱水
時の状態の断面図
【図2】同洗濯機の駆動部の洗濯時の状態の断面図
【図3】(a)同洗濯機の固定側係合部材の一部切欠し
た側面図 (b)同洗濯機の固定側係合部材の底面図
【図4】(a)同洗濯機のクラッチレバーの平面図 (b)同洗濯機のクラッチレバーの側面図
【図5】(a)本発明の第2の実施例の洗濯機のクラッ
チレバーの平面図 (b)同洗濯機のクラッチレバーの側面図
【図6】従来の洗濯機の断面図
【図7】同洗濯機の駆動部の脱水時の状態の断面図
【図8】同洗濯機の駆動部の洗濯時の状態の断面図
【図9】(a)同洗濯機の固定側係合部材の断面図 (b)同洗濯機の固定側係合部材の底面図
【図10】(a)同洗濯機のスライド部材の平面図 (b)同洗濯機のスライド部材の断面図
【符号の説明】
23 洗濯兼脱水槽 24 撹拌翼 26 脱水軸 29 洗濯軸 35 駆動モータ 37 スライド部材 37b 上部突起部 37d 上部突起部の上面 37e 上部突起部の底面 42 保持部材 45 クラッチレバー 46 固定側係合部材 46c 固定側突起部 46f 固定側突起部の上面 46g 固定側突起部の底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 己紀夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 BA03 CA06 CA16 CB06 HB02 HB03 HB09 HB15 HB19 HB25 HB36 LA02 LA11 LB15 LC03 LC23 MA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸
    と、前記脱水軸と略同軸上に配設し前記洗濯兼脱水槽内
    に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と
    洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータを保
    持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの
    回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるス
    ライド部材と、回転により前記スライド部材を上下に滑
    動させるクラッチレバーとを備え、前記スライド部材の
    上部に上部突起部を設け、前記保持部材に前記上部突起
    部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着
    設し、前記上部突起部と固定側突起部とを係合した際、
    前記上部突起部の上面と固定側突起部の底面の間および
    上部突起部の底面と固定側突起部の上面の間に隙間を設
    けるように前記クラッチレバーと固定側係合部材を当接
    させるようにした洗濯機。
  2. 【請求項2】 クラッチレバーと固定側係合部材の当接
    部に弾性部材を設けた請求項1記載の洗濯機。
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