JP2003019385A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2003019385A
JP2003019385A JP2001210440A JP2001210440A JP2003019385A JP 2003019385 A JP2003019385 A JP 2003019385A JP 2001210440 A JP2001210440 A JP 2001210440A JP 2001210440 A JP2001210440 A JP 2001210440A JP 2003019385 A JP2003019385 A JP 2003019385A
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washing
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Kenichi Akasaka
兼一 赤坂
Junji Kamiya
純司 神谷
Mikio Tawara
己紀夫 田原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水時、スライド板の下端に設けた突起部が
ロータに設けた開口部にかみ合う時、突起部の底面部が
ロータ開口部上面に当接しても、また、脱水回転開始時
や電磁ブレーキ時に突起部の側面部とロータ開口部側面
が当接しても、衝突音等の異常音を減少させ低騒音化を
実現すること。 【解決手段】 上下の滑動により駆動モータ35の回転
の伝達を脱水軸26、洗濯軸29のいずれかに切り換え
るスライド部材37を備え、スライド部材37の下部に
設けた下部突起部37aを駆動モータ35のロータ35
aに設けた開口部35dにかみ合わせることにより駆動
モータ35の回転を脱水軸26に伝達し、ロータ35a
の開口部35dは樹脂材35eによりモールド成形した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類の洗い、すす
ぎ、脱水等を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は、図6に示すよ
うになっていた。以下、その構成について説明する。
【0003】図6に示すように、洗濯機本体1は、内部
に脱水振動を防振するように、サスペンション2によっ
て懸架された水受け槽3を設け、水受け槽3内に洗濯兼
脱水槽4を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽4の内
底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼5を回転自在に配設して
いる。洗濯兼脱水槽4は、水受け槽3の底部に設けた軸
受6によって軸支されている脱水軸7と略同軸上となる
ように配設し、脱水軸7の上端部に固定され、撹拌翼5
は、脱水軸7の中空部に脱水軸7と略同軸上となるよう
に配設し脱水軸7の中空部内に設けた軸受8によって軸
支した洗濯軸9の上端部に固定されている。また、洗濯
軸9の下端部は減速機構10の出力側に接続されてい
る。また、下端部が駆動モータ11のロータ12につな
がる入力軸13の上端部は減速機構10の入力側に接続
されている。
【0004】以下に、駆動モータ11の回転の伝達を脱
水軸7、入力軸13のいずれかに切り換えるクラッチ機
構について説明する。脱水軸7の下部にはその外周部に
スプライン等の形状を有するスライド部14を設けてい
る。スライド部14には、そのスプライン等の形状に対
応した内周形状を有するスライド部材15を設けてい
る。駆動モータ11の回転が脱水軸7への伝達時、すな
わち洗濯兼脱水槽4回転時は、スライド部材15を付勢
バネ16により下に押しつけ、スライド部材15の下部
に設けた下部突起部15aをロータ12に設けたロータ
突起部12aに係合させて、ロータ12の回転を脱水軸
7に伝達している。また、駆動モータ11の回転が入力
軸13への伝達時、すなわち撹拌翼5回転時は、ギアー
ドモータ又はソレノイドなどのレバー駆動手段17によ
りスライド部材15に係合するクラッチレバー18を上
方に移動させることで、スライド部材15を上方に移動
させ、スライド部材15の下部突起部15aをロータ1
2のロータ突起部12aから外すことでロータ12の回
転を脱水軸7に非伝達とし、入力軸13のみに伝達して
いる。入力軸13に伝達された回転は、減速機構10、
洗濯軸9を介して撹拌翼5に伝達され、撹拌翼5を回転
させる構成としている。同時にスライド部材15の上部
に設けた上部突起部15bと駆動モータ11のハウジン
グ部19に設けた固定側突起部19aを係合させること
で、洗濯兼脱水槽4を固定し、撹拌翼5の回転の際、水
流により発生する洗濯兼脱水槽4の共回りを防止してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、駆動モータ11の回転の伝達を脱水軸7へ切り換
える際、スライド部材15の下部突起部15aがロータ
12のロータ突起部12aにかみ合う時、下部突起部1
5aの先端面15bがロータ突起部12aの底面12b
に、または下部突起部15aの底面15cがロータ突起
部12aの先端面12cに当接する衝突音や、脱水回転
開始時や電磁ブレーキ時に下部突起部15aの側面15
dとロータ突起部12aの側面12dが当接する衝突音
等の異常音が発生するといった問題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、脱水への切り換え時や、脱水回転開始時、電磁ブレ
ーキ時に発生する衝突音等の異常音を減少させ低騒音化
を実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明の洗濯機は、上下の滑動により駆動モ
ータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換
えるスライド部材を備え、そのスライド部材の下部に設
けた下部突起部を前記駆動モータのロータ部分に設けた
開口部に係合させることにより駆動モータの回転を脱水
軸に伝達可能とし、かつ、前記ロータ部分の開口部は樹
脂によりモールド成形したものである。
【0008】これにより、脱水への切り換え時や、脱水
回転開始時、電磁ブレーキ時に発生する衝突音等の異常
音を減少させ低騒音化を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、洗濯兼
脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同
軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設し
た撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を
回転させる駆動モータと、上下の滑動により前記駆動モ
ータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換
えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の下部に
設けた下部突起部を前記駆動モータのロータ部分に設け
た開口部に係合させることにより駆動モータの回転を脱
水軸に伝達可能とし、かつ、前記ロータ部分の開口部は
樹脂によりモールド成形したものであり、駆動モータの
回転の伝達を脱水軸へ切り換える際、スライド部材の下
部に設けた下部突起部が駆動モータのロータ部分に設け
た開口部にかみ合う時、下部突起部の底面部がロータ開
口部上面に当接しても、ロータ開口部は樹脂によりモー
ルド成形しているので衝突音を大幅に減少させることが
できる。また、脱水回転開始時や電磁ブレーキ時に下部
突起部の側面とロータ開口部の側面が当接してもロータ
開口部は樹脂によりモールド成形しているので、衝突音
を大幅に減少させ、低騒音化を実現することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、洗濯兼脱水槽を
回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配
設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼
を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させ
る駆動モータと、上下の滑動により前記駆動モータの回
転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスラ
イド部材とを備え、前記スライド部材の下部に設けた下
部突起部を前記駆動モータのロータ部分に設けた開口部
に係合させることにより駆動モータの回転を脱水軸に伝
達可能とし、かつ、前記スライド部材の下部には前記ロ
ータ部分との当接面に弾性部材を設けたものであり、駆
動モータの回転の伝達を脱水軸へ切り換える際、脱水
時、スライド板の下端に設けた突起部がロータに設けた
開口部にかみ合う時、スライド部材の下部に設けた下部
突起部が駆動モータのロータ部分に設けた開口部にかみ
合う時、下部突起部の底面部がロータ開口部上面に当接
しても、スライド部材の下部にはロータ部分との当接面
に弾性部材を設けているので、衝突音を大幅に減少さ
せ、低騒音化を実現することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、洗濯兼脱水槽を
回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配
設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼
を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させ
る駆動モータと、上下の滑動により前記駆動モータの回
転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスラ
イド部材とを備え、前記スライド部材の下部に設けた下
部突起部を前記駆動モータのロータ部分に設けた開口部
に係合させることにより駆動モータの回転を脱水軸に伝
達可能とし、かつ、前記下部突起部を高さの異なる二段
階形状としたものであり、駆動モータの回転の伝達を脱
水軸へ切り換える際、脱水時、スライド板の下端に設け
た突起部がロータに設けた開口部にかみ合う時、下部突
起部は高さの異なる二段階形状となっているので、従来
の一段階形状の下部突起部に比べロータ開口部上面に当
接する際の力を略半減させることができるため、衝突音
を減少させることができ、低騒音化を実現することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0013】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
の洗濯機の全体構成を示す図であり、図2、3は本実施
例の洗濯機の駆動部構成を示す図である。
【0014】図1において、洗濯機本体20は、内部に
脱水振動を防振するように、サスペンション21によっ
て懸架された水受け槽22を設け、水受け槽22内に洗
濯兼脱水槽23を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽
23の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼24を回転自在
に配設している。水受け槽22の底部には駆動部25を
設けている。
【0015】図1および図2において、駆動部25に
は、中空の脱水軸26を設け、脱水軸26は、駆動部2
5の上方中央部に設けた脱水上部軸受27と中間中央部
近傍に設けた脱水下部軸受28により軸支されている。
脱水軸26の上端側は、洗濯兼脱水槽23の底部に固定
され、洗濯兼脱水槽23と連結している。脱水軸26の
上部側中空部26aには、脱水軸26と略同軸上となる
ように洗濯軸29を設け、脱水軸26の上部側中空部2
6a内に設けた洗濯軸受30により軸支されている。洗
濯軸29の上端側は、撹拌翼24の底部に固定され、撹
拌翼24と連結している。一方、洗濯軸29の下端側
は、脱水軸26内の中間中空部26bに設けた減速機構
31の出力側に連結している。
【0016】減速機構31の入力側には、入力軸32の
上端を接続し、入力軸32は、脱水軸26の下部側中空
部26c内に設けた入力軸受33により軸支されてい
る。
【0017】洗濯軸29、入力軸32および減速機構3
1等を内包する脱水軸26、および脱水上部軸受27と
脱水下部軸受28はケース34により内包され、このケ
ース34は水受け槽22の底部に固定されている。
【0018】35は脱水軸27および入力軸32を回転
させる駆動モータであり、入力軸32の下部に駆動モー
タ35のロータ35aが連結されている。駆動モータ3
5内にはロータ35aの外周に設けた磁石35bと対峙
するように、ステータ35cが配されている。
【0019】脱水軸27の下部にはその外周部にスプラ
イン等の形状を有する樹脂製のスライド部36を設けて
いる。スライド部36には、そのスプライン等の形状に
対応した内周形状を有するスライド部材37を上下摺動
自在に設けている。そのスライド部材37は、付勢バネ
38により下方向に押しつけられ、スライド部材37の
下部に設けた下部突起部37aをロータ35aに設けた
開口部35dに係合させて、ロータ35aの回転を脱水
軸27に伝達できるよう構成している。開口部53d
は、樹脂材35eによりモールド成形されている。な
お、洗濯機の電源がOFF時には、上記状態を維持する
ものである。
【0020】水受け槽22の底部には、ギアードモータ
又はソレノイドなどのレバー駆動手段39が取り付けら
れている。
【0021】レバー駆動手段39の駆動手段接続部39
aには、他端をクラッチレバー40のクラッチレバー接
続部40aに接続した媒介部材41の一端を接続してい
る。
【0022】クラッチレバー40は、一端にスライド部
材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支
持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続
部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35
cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部材43
の回転保持部43aに、回転自在に支持される軸部40
cを有している。
【0023】駆動モータ35の回転が入力軸32への伝
達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39a
を回転させ、図2の位置から図3の位置に移動させるこ
とにより、クラッチレバー40は、媒介部材41を介し
て、軸部40cを中心に時計方向に回転する。この回転
により、スライド部材支持部40bが上方向に回転移動
し、付勢バネ38の下方向への付勢力に抗して、スライ
ド部材37を上方向に持ち上げる。これにより、図3に
示すようにスライド部材37の下部に設けた下部突起部
37aは、ロータ35aに設けた開口部35dとの係合
から外れ、ロータ35aの回転は、脱水軸27には非伝
達となり、入力軸32にのみ伝達させるよう構成してい
る。それと同時にスライド部材37の上部に設けた上部
突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固定側突
起部43cが係合することにより、脱水軸26を固定
し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止する構成としてい
る。
【0024】なお、クラッチレバー接続部40aは、駆
動モータ35から外方へ突出しており、図2に示すよう
にクラッチレバー40が反時計方向に回転すると、ケー
ス34の側壁に当接し、その位置で回転が規制される。
【0025】クラッチレバー40は、一端にスライド部
材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支
持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続
部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35
cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部材43
の穴部43bに、回転自在に支持される軸部40cを有
している。
【0026】上記構成において、洗濯、すすぎの行程を
終了すると脱水行程に入る。脱水行程では、洗濯兼脱水
槽23内の水を排水すると同時に、レバー駆動手段39
の駆動手段接続部39aは図2に示す位置まで回転し、
媒介部材41を介してクラッチレバー40は反時計方向
に回転する。これにより、スライド部材支持部40bに
より下から支えられたスライド部材37は、自重及び付
勢バネ38の下方への付勢力により下方へ移動し、スラ
イド部材37の下部に設けた下部突起部37aとロータ
35aに設けた開口部35dがかみ合う。
【0027】その後、ロータ35aを回転させること
で、スライド部材37を介して脱水軸26に固定された
洗濯兼脱水槽23を回転させるのであるが、仮に最初の
状態がスライド部材37の下部突起部37aとロータ3
5aの開口部35dがかみ合わない状態であっても、駆
動モータ35の起動の際のロータ35aの回転によりか
み合いの位置関係にくるので、自重及び付勢バネ38の
下方への付勢力により、スライド部材37はかみ合いの
位置まで下方へ移動し、下部突起部37aと開口部35
dは確実にかみ合い状態となり、洗濯兼脱水槽23を回
転させる。
【0028】以上のように、開口部53dは、樹脂材3
5eによりモールド成形されているので、樹脂製のスラ
イド部材37の上部に設けた下部突起部37aと、樹脂
材35eによりモールド成形された開口部53dがかみ
合う際の衝突音や、脱水開転開始時の衝突音は、樹脂同
士の衝突であるため、金属の場合と比べ、大幅に低減す
ることができる。
【0029】(実施例2)つぎに、第2の実施例を図4
を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同
じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0030】図4において、脱水時は、スライド部材4
4は、下部に設けた下部突起部44aをロータ35aに
設けた開口部35dに係合させて、ロータ35aの回転
を脱水軸27に伝達できるよう構成している。
【0031】また、洗濯時は、スライド部材44の下部
に設けた下部突起部44aは、ロータ35aに設けた開
口部35dとの係合から外れ、ロータ35aの回転は、
脱水軸27には非伝達となり、入力軸32にのみ伝達さ
せるよう構成している。それと同時にスライド部材44
の上部に設けた上部突起部44bと、固定側係合部材4
3に設けた固定側突起部43cが係合することにより、
脱水軸26を固定し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止
する構成としている。
【0032】さらに、スライド部材44の下端のロータ
35aとの略鉛直方向当接面44cに第1の弾性部材4
5aを形成し、また、回転方向当接面44dには第2の
弾性部材45bを形成している。
【0033】上記構成において、洗濯、すすぎの行程か
ら脱水行程に入る際の衝突音は、第1の弾性部材45a
により緩衝され、また、脱水開転開始時の衝突音は、第
2の弾性部材45bにより緩衝されることにより、騒音
を大幅に減少させることができ、低騒音化を実現できる
ものである。
【0034】なお、第1の弾性部材45aだけを設けて
も、洗濯、すすぎの行程から脱水行程に入る際の衝突音
を低減でき、低騒音化を実現できることは、言うまでも
ない。
【0035】(実施例3)つぎに、第2の実施例を図5
を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同
じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0036】図5において、脱水時は、スライド部材4
6は、下部に設けた下部突起部46aをロータ35aに
設けた開口部35dに係合させて、ロータ35aの回転
を脱水軸27に伝達できるよう構成している。
【0037】また、洗濯時は、スライド部材46の下部
に設けた下部突起部46aは、ロータ35aに設けた開
口部35dとの係合から外れ、ロータ35aの回転は、
脱水軸27には非伝達となり、入力軸32にのみ伝達さ
せるよう構成している。それと同時にスライド部材46
の上部に設けた上部突起部46bと、固定側係合部材4
3に設けた固定側突起部43cが係合することにより、
脱水軸26を固定し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止
する構成としている。
【0038】さらに、スライド部材44の下端に設けた
下部突起部46aは、高さの異なる第1の下部突起部4
6cと第2の下部突起部46dの二段階形状としてい
る。
【0039】上記構成において、洗濯、すすぎの行程か
ら脱水行程に入る際、スライド部材46の下端に設けた
下部突起部46aがロータ35に設けた開口部35dに
かみ合う。この時、下部突起部46aの先端高さは二段
階の高さになっているので、最初に先端高さの高い第1
の下部突起部46cの底部46e(第2の下部突起部4
6dの先端面に相当する)に衝突し、その後、先端高さ
の低い第2の下部突起部46dの底部46f(従来の底
部に相当する)に衝突する。この際、従来の一段の形状
のものに比べロータ開口部上面19bに当接するまでの
距離(h1,h2)を短くしているため、衝突の際のエ
ネルギを小さくでき、衝突音を低下させることができ、
低騒音化を実現できるものである。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前
記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱
水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱
水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、上下の滑動に
より前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のい
ずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライ
ド部材の下部に設けた下部突起部を前記駆動モータのロ
ータ部分に設けた開口部に係合させることにより駆動モ
ータの回転を脱水軸に伝達可能とし、かつ、前記ロータ
部分の開口部は樹脂によりモールド成形したから、駆動
モータの回転の伝達を脱水軸へ切り換える際、スライド
部材の下部に設けた下部突起部が駆動モータのロータ部
分に設けた開口部にかみ合う時、下部突起部の底面部が
ロータ開口部上面に当接しても、ロータ開口部は樹脂に
よりモールド成形しているので衝突音を大幅に減少させ
ることができる。また、脱水回転開始時や電磁ブレーキ
時に下部突起部の側面とロータ開口部の側面が当接して
もロータ開口部は樹脂によりモールド成形しているの
で、衝突音を大幅に減少させ、低騒音化を実現すること
ができる。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と
略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配
設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯
軸を回転させる駆動モータと、上下の滑動により前記駆
動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切
り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の下
部に設けた下部突起部を前記駆動モータのロータ部分に
設けた開口部に係合させることにより駆動モータの回転
を脱水軸に伝達可能とし、かつ、前記スライド部材の下
部には前記ロータ部分との当接面に弾性部材を設けたか
ら、駆動モータの回転の伝達を脱水軸へ切り換える際、
脱水時、スライド板の下端に設けた突起部がロータに設
けた開口部にかみ合う時、スライド部材の下部に設けた
下部突起部が駆動モータのロータ部分に設けた開口部に
かみ合う時、下部突起部の底面部がロータ開口部上面に
当接しても、スライド部材の下部にはロータ部分との当
接面に弾性部材を設けているので、衝突音を大幅に減少
させ、低騒音化を実現することができる。
【0042】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸
と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に
配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗
濯軸を回転させる駆動モータと、上下の滑動により前記
駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに
切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の
下部に設けた下部突起部を前記駆動モータのロータ部分
に設けた開口部に係合させることにより駆動モータの回
転を脱水軸に伝達可能とし、かつ、前記下部突起部を高
さの異なる二段階形状としたから、駆動モータの回転の
伝達を脱水軸へ切り換える際、脱水時、スライド板の下
端に設けた突起部がロータに設けた開口部にかみ合う
時、下部突起部は高さの異なる二段階形状となっている
ので、従来の一段階形状の下部突起部に比べロータ開口
部上面に当接する際の力を略半減させることができるた
め、衝突音を減少させることができ、低騒音化を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における洗濯機の断面図
【図2】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断
面図
【図3】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断
面図
【図4】(a)本発明の第2の実施例における洗濯機の
要部断面図 (b)本発明の第2の実施例における洗濯機の要部底面
【図5】(a)本発明の第3の実施例における洗濯機の
要部断面図 (b)本発明の第3の実施例における洗濯機の要部底面
【図6】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
23 洗濯兼脱水槽 24 撹拌翼 26 脱水軸 29 洗濯軸 35 駆動モータ 35a ロータ 35d 開口部 35e 樹脂材 37 スライド部材 37a 下部突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 己紀夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 BA03 CA05 CA06 CA16 CB06 GC02 GC03 HB02 HB03 HB10 HB19 MA01 MA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸
    と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗
    濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、
    前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、上下の
    滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯
    軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記
    スライド部材の下部に設けた下部突起部を前記駆動モー
    タのロータ部分に設けた開口部に係合させることにより
    駆動モータの回転を脱水軸に伝達可能とし、かつ、前記
    ロータ部分の開口部は樹脂によりモールド成形した洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸
    と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗
    濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、
    前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、上下の
    滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯
    軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記
    スライド部材の下部に設けた下部突起部を前記駆動モー
    タのロータ部分に設けた開口部に係合させることにより
    駆動モータの回転を脱水軸に伝達可能とし、かつ、前記
    スライド部材の下部には前記ロータ部分との当接面に弾
    性部材を設けた洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸
    と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗
    濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、
    前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、上下の
    滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯
    軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記
    スライド部材の下部に設けた下部突起部を前記駆動モー
    タのロータ部分に設けた開口部に係合させることにより
    駆動モータの回転を脱水軸に伝達可能とし、かつ、前記
    下部突起部を高さの異なる二段階形状とした洗濯機。
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