JP3622717B2 - 洗濯機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類の洗い、すすぎ、脱水等を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯機は、図11に示すようにしていた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図11に示すように、洗濯機本体1は、内部に脱水振動を防振するように、サスペンション2によって懸架された水受け槽3を設け、水受け槽3内に洗濯兼脱水槽4を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽4の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼5を回転自在に配設している。洗濯兼脱水槽4は、水受け槽3の底部に設けた軸受6によって軸支されている脱水軸7と同軸上となるように配設し、脱水軸7の上端部に固定している。
【0004】
撹拌翼5は、脱水軸7の中空部に脱水軸7と同軸上となるように配設し脱水軸7の中空部内に設けた軸受8によって軸支した洗濯軸9の上端部に固定している。また、洗濯軸9の下端部は減速機構10の出力側に接続している。また、下端が駆動モータ11のロータ15につながる入力軸14の上端を減速機構10の入力側に接続している。
【0005】
クラッチ機構は、脱水軸7の下部にスプライン等のスライド部を設け、洗濯兼脱水槽4の回転時は、これにはめ合うスライド板12をばねにより下に押さえており、スライド板12の下端に設けた突起部18をロータ15に設けた突起部17にかみ合わせることで、ロータ15の回転を脱水軸7に伝達する。
【0006】
また、撹拌翼回転時は、スライド板駆動手段13がスライド板12を上方に移動させることで、スライド板12の下端に設けた突起部18をロータ15に設けた突起部17から外して、ロータ15の回転を脱水軸7に非伝達とし、入力軸14、減速機構10、洗濯軸9を通して撹拌翼5を回転させる構成としている。
【0007】
ここで、スライド板駆動手段13は、ギアードモータ21により駆動させるが、水平面上で行われるギアードモータ21の運動を上下方向の運動へと変換してスライド板12を上下動させる必要がある。例えばスライド板駆動手段13は、スライド板12を下から支え、かつ斜めに切られた溝(図示せず)を側面に有する円筒カム22と、円筒カム22の溝に挿入される静止部位に設けたガイドピン16と、ギアードモータ21の運動を円筒カム22に伝達するクラッチレバー23により構成される。
【0008】
クラッチレバー23は、ギアードモータ21により駆動され、円筒カム22を正転反転させる。これにより、円筒カム22は、斜めの溝の部分をガイドピンに支えられながら上下動し、スライド板12を上下動させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、クラッチ機構の切り換えを行うために、ギアードモータ21の水平運動をスライド板12の上下運動の動作へと変換する機構が必要となり、構成が複雑となる上にスムーズな運動を実現するのが困難であるという問題を有していた。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド板をスムーズに上下動できるようにし、切換え動作がスムーズな信頼性の高いクラッチ機構を簡単な構成で実現することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸により洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させ、ギアードモータに設けた回転レバーによりクラッチレバーを駆動し、クラッチレバーによりスライド板を上下動させて、駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるよう構成し、スライド板、クラッチレバーおよび回転レバーの動作線が略同一平面上となるように構成したものである。
【0012】
これにより、駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド板をスムーズに上下動させることができ、切換え動作がスムーズな信頼性の高いクラッチ機構を簡単な構成で実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させかつ前記脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、上下動して駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド板と、前記スライド板を上下動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを駆動する回転レバーを有するギアードモータとを備え、前記スライド板、前記クラッチレバーおよび前記回転レバーの動作線が略同一平面上となるように構成したものであり、ギアードモータの回転レバーの運動をクラッチレバー、スライド板へと略同一平面上で伝達することができるため、水平運動を上下運動に変換するような特別な機構を必要とすることなく、スムーズにスライド板を上下動させることができ、切換え動作がスムーズな信頼性の高いクラッチ機構を簡単な構成で実現することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、クラッチレバーとギアードモータの回転レバーの動作とを媒介する弾性を有する媒介部材を備え、前記回転レバーは一方向にのみ回転フリーとし、前記媒介部材が伸びた状態での前記回転レバーの停止位置は、前記媒介部材の弾性力が前記回転レバーの回転を防止する位置としたものであり、運転中に使用者が電源コードを抜いたり、停電が起きたときにおいても、ギアードモータの回転レバーが回転することはなく、洗濯兼脱水槽または撹拌翼が惰性回転している最中にスライド板が上下動することがないため、安全性の高いクラッチ機構を実現することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、ギアードモータは、回転レバーと同期回転する1つの凹部を有する円筒状のカムと、前記カムの凹部と嵌合することでオフする1つのスイッチとを備え、前記回転レバーは、前記スイッチがオフする位置と前記スイッチがオンされてからの一定時間後の時間制御による位置の2点で停止することで駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換え、媒介部材が伸びた状態での前記回転レバーの停止位置は、時間制御側の位置としたものであり、回転レバーは、媒介部材の縮むときには、機構的に確定する正確な位置で止めることができ、また、媒介部材の伸びるときには、回転レバーは、ギアードモータにより一定の速度で回転するため、時間制御であっても、正確な位置で止めることができるので、スイッチ1つと簡単な回路だけで、正確な位置で回転レバーの停止位置を制御することができ、確実なクラッチの切り換えを行うことができる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、ギアードモータは、回転レバーと同期回転する等間隔の位置関係にない2つ以上の凹部を有する円筒状のカムと、前記カムの凹部と嵌合することでオフする1つのスイッチとを備え、前記回転レバーは、前記スイッチがオフする2点以上の位置で停止することで駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるよう構成したものであり、2点以上の機構的に確定する位置で回転レバーを止めることができるため、スイッチ1つと簡単な回路だけで、正確な位置で回転レバーの停止位置を制御することができ、確実なクラッチの切り換えを行うことができる。
【0017】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、洗濯軸回転時において、スライド板はその高さ位置により、静止部位に設けた歯とかみ合うことで脱水軸を固定する場合と、かみ合わずに脱水軸を固定しない場合とを有し、ギアードモータを3点で回転停止させることにより、駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換え、かつ洗濯軸回転時には、脱水軸が固定の状態とフリーの状態を切り換える3モードを備えたものであり、洗浄手段の自由度を上げることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図2に示すように、洗濯機本体21は、内部にサスペンション22によって懸架された水受け槽23を設け、脱水時の振動をサスペンション22により吸収する構成としている。水受け槽23内に洗濯槽兼脱水槽24を回転自在に配設している。洗濯兼脱水槽24は内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼25を回転自在に配設している。
【0020】
中空の脱水軸26は、水受け槽23の底部中央に設けた脱水軸受27によって軸支している。この脱水軸26の上端側は洗濯兼脱水槽24の底部に固定し、洗濯兼脱水槽24を回転させる。洗濯軸29は、上端側に撹拌翼25を固定して撹拌翼25を回転させる。この洗濯軸29は、図1に示すように、脱水軸26の中空部に同軸上となるように配し、脱水軸26の上部側中空部26aに設けた洗濯軸受30により軸支している。
【0021】
減速機構31は、脱水軸26の中間中空部26b内に内包され、この減速機構31の出力側に洗濯軸29を接続し、入力側に入力軸32を接続している。入力軸32は脱水軸26の下部側中空部26cに設けた入力軸受33により軸支されている。減速機構31を内包する脱水軸26はケース34により内包され、脱水軸26の下部は減速機構31の下部に設けた軸受28により軸支されている。なお、このケース34は水受け槽23の底部側に固定している。
【0022】
駆動モータ35は、脱水軸26および入力軸32を回転させるもので、入力軸32の下部に駆動モータ35のロータ35aを連結している。駆動モータ35内に、ロータ35aの外周に設けた磁石35bと対峙するように、ステータ35cを配している。駆動モータ35の回転を脱水軸26に伝達、非伝達とするクラッチ機構は、以下に説明するような構成となっている。
【0023】
脱水軸26の下部にスプライン36を形成し、これと嵌合するスプライン状の穴をもつスライド板37を脱水軸26に上下方向に摺動可能に取り付けている。スライド板37はばね38により下に押さえられており、スライド板37の下端に設けた下歯37aとロータ35aに設けた開口部35dをかみ合わせることでロータ35aの回転を脱水軸26に伝達し、洗濯兼脱水槽24を回転させる。
【0024】
クラッチレバー40は、スライド板37を下から支える略U字形状のスライド板支え部40bを一端に形成し、静止部位43に設けた穴43bに回転自在にはまる軸40cを有しており、軸40cを中心に、図1の状態から時計方向にクラッチレバー40を回転することで、スライド板支え部40bはばね38の下方への付勢力に逆らって、スライド板37を上方へ移動させる。
【0025】
そして、図3に示すように、スライド板37の下端に設けた下歯37aをロータ35aに設けた開口部35dから外すことで、ロータ35aの回転は脱水軸26に非伝達となり、入力軸32、減速機構31、洗濯軸29を介して、撹拌翼25が回転する。同時に、スライド板37の上端に設けた上歯37bと静止部位43に設けた歯43aをかみ合わせることで、撹拌翼25の回転の際の水流により起こる洗濯兼脱水槽24の共回りを防止する。
【0026】
つまり、クラッチレバー40を反時計方向へ回転させると、図1に示すように、脱水軸26は回転可能な状態となり、時計方向へ回転させると、図3に示すように、脱水軸26は回転不可能な状態となる。また、スライド板支え部40bを一端に形成するクラッチレバー40の他端は駆動モータ35の外側へ突き出しており、図1に示すように、クラッチレバー40の回転が反時計方向のときにケース34と当接してそれ以上回転しないように構成している。
【0027】
ギアードモータ39は、回転レバー39bを回転させる。さらに、クラッチレバー40と回転レバー39bの間を連結する弾性を有する媒介部材41を設け、回転レバー39bの運動をクラッチレバー40に伝達する。回転レバー39bは、図5に示すように、ワンウェイクラッチ(図示せず)により、ギアードモータ本体39aに対して一方向(図1、図3、図5の時計方向)には回転フリーであり、逆方向(図1、図3、図5の反時計方向)には回転することができないように規制している。
【0028】
回転レバー39bの下部は側面に1つの凹部44aを有する円筒状のカム44を形成し、ギアードモータ本体39aの穴39cに挿入している。ギアードモータ本体39aは、スイッチ45を備えており、穴39cの側面からはスイッチ45の突起部45aが突き出ている。カム44の回転に伴ってスイッチ45の突起部45aがカム44の凹部44aと嵌合したときはスイッチ45がオフ、嵌合しないときにはオンされるように構成している。
【0029】
カム44の凹部44aとスイッチ45の突起部45aは、図1に示されるクラッチ状態のときは嵌合しており、スイッチはオフの状態にある。図6はギアードモータ39の通電時にスイッチ45のオン/オフのスイッチ信号を検出する回路46を示す図であり、制御手段(図示せず)は、スイッチ信号を受け取り、図7に示すような制御を行う。
【0030】
また、図1〜図5に示すように、回転レバー39bの回転する動作線は垂直面上にあり、クラッチレバー40の回転運動およびスライド板37の上下運動の動作線と略同一平面上にくるように構成している。
【0031】
上記構成において動作について説明する。まず、撹拌翼回転による洗濯・すすぎ行程を行う場合には、図7(b)に示すフローチャートに基づき、制御手段はギアードモータ39および駆動モータ35を動作させる。
【0032】
まず、ステップ51にてギアードモータ39への通電をオンし、図1の状態から回転レバー39bを時計方向に回転させる。これにより、弾性を有する媒介部材41を介してクラッチレバー40は時計方向に回転し、スライド板支え部40bにより下から支えられたスライド板37は、ばね38の下方への付勢力に逆らって上方へ移動して行く。
【0033】
このとき、回転レバー39bの回転運動とクラッチレバー40の回転運動およびスライド板40の上下運動の動作線は、同一平面上にあるため、無理なく運動の伝達が行われ、スムーズにスライド板を上方へ移動させることができる。そして、スライド板37の下端に設けた下歯37aとロータ35aに設けた開口部35dのかみ合いが外れる。
【0034】
つぎに、ステップ52にてスイッチ信号がオフからオンに変わったことを認識してから、ステップ53にて所定時間を経過すると、ステップ54にてギアードモータ39への通電をオフし、回転レバー39bを図3の状態で停止させる。この過程において、媒介部材41は伸びていくため、回転レバー39bは弾性力により、回転を妨げるような向きの力を受けることになるが、ギアードモータ39は一定速度で回転するため、回転レバー39bは、常に正確な位置で停止する。
【0035】
また、その停止位置において回転レバー39bが媒介部材41の弾性力により受ける力の方向は、回転レバー39bの回転不可能な方向であるため、その停止位置において確実に回転レバー39bを固定することができる。このため、使用者が電源コードを抜いたり、停電が起きたとしても、回転レバー39bが媒介部材41の弾性力により回転することはなく、撹拌翼が惰性回転している最中にスライド板が下方へ移動することがない。
【0036】
つぎに、ステップ55にて駆動モータ35への通電をオンし、ロータ35aを回転させ、入力軸32、減速機構31、洗濯軸29を介して撹拌翼25を回転させることにより、洗濯、すすぎ行程を行う。
【0037】
ここで、最初にスライド板37の上端に設けた上歯37bと静止部位43に設けた歯43aがかみ合いの位置関係にあれば、図3のようにかみ合い、脱水軸26を固定することになるのであるが、かみ合いの位置関係になければ、歯と歯が乗り上げた状態となっている。このため、クラッチレバー40は回転が不充分な状態となるが、媒介部材41が伸びることにより、ギアードモータ39やクラッチレバー40に過負荷がかかり、壊れることはない。
【0038】
また、撹拌翼回転の際の水流により起こる洗濯兼脱水槽24の共回りにより脱水軸26が回転し、これと一体回転するスライド板37の上端に設けた上歯37bと静止部位43に設けた歯43aがかみ合いの位置関係にくることにより、媒介部材41の弾性力により、クラッチレバー40を介してスライド板37はかみ合いの位置まで上方へ移動し、図3に示す状態となり、脱水軸26を固定し、以降洗濯兼脱水槽24を共回りさせることなく、洗濯兼脱水槽24内の洗濯物の洗濯・すすぎを進行させる。
【0039】
洗濯・すすぎ行程を終了すると脱水行程に入る。脱水行程では、洗濯兼脱水槽24内の水が排水され、同時に、図7(a)に示すフローチャートに基づき、ギアードモータ39および駆動モータ35を動作させる。
【0040】
まず、ステップ56にてギアードモータ39への通電をオンし、回転レバー39bを時計方向に回転させる。回転レバー39bが図4に示す位置を越えると、媒介部材41を介してクラッチレバー40は反時計方向に回り始め、スライド板支え部40bにより下から支えられたスライド板37は、自重およびばね38の下方への付勢力により下方へ移動し、スライド板37の下端に設けた下歯37aとロータ35aに設けた開口部35dがかみ合う。クラッチレバー40はさらに反時計方向へ回転し、スライド板支え部40bはスライド板37から離れる。
【0041】
制御手段は、ステップ57にてスイッチ信号がオンからオフに変わったことを認識した時点で、ステップ58にてギアードモータ39への通電をオフし、回転レバー39bを図1の状態で停止させる。
【0042】
この過程において、回転レバー39bは、図4に示す位置を越えると媒介部材41の弾性力により媒介部材41の伸びがなくなるまで、回転を促進させるような力を受け、ギアードモータ39の一定の回転速度以上の速度で回転するが、カム44の凹部44aとギアードモータ本体39aのスイッチ45の突起部45aが嵌り合う機構的に確定する位置で停止するため、常にその停止位置は正確である。
【0043】
また、この位置においては、媒介部材41は伸びがなくなった状態であるため、回転レバー39bが弾性力を受けることはない。このため、使用者が電源コードを抜いたり、停電が起きたとしても、回転レバー39bが媒介部材41の弾性力により回転することはなく、洗濯兼脱水槽24が惰性回転している最中にスライド板が上方へ移動することがない。
【0044】
つぎに、ステップ59にて駆動モータ35への通電をオンし、ロータ35aを回転させ、ロータ35aとかみ合うスライド板37を介して脱水軸26に固定された洗濯兼脱水槽24を回転させるが、最初の状態がスライド板37の下端に設けた下歯37aとロータ35aに設けた開口部35dがかみ合わない状態であっても、駆動モータ35の起動の際にロータ35aが少し回転してかみ合いの位置関係にくるので、自重およびばね38の下方への付勢力により、スライド板37はかみ合いの位置まで下方へ移動し確実にかみ合い、洗濯兼脱水槽24を回転させる。
【0045】
洗濯兼脱水槽24の回転によって生じた遠心力によって洗濯・すすぎを終了した洗濯物の水分は、洗濯兼脱水槽24の側面に多数設けている孔から水受け槽23内に絞り出される。こうして洗濯物は自動的に脱水される。
【0046】
なお、本実施例では、洗濯兼脱水槽24を回転させて洗濯、すすぎを行う行程を設けていないが、その場合は、本実施例の脱水時と同様のクラッチ動作を行うことで実現できる。
【0047】
また、媒介部材41が伸びた状態を撹拌翼25が回転する状態、媒介部材41が伸びていない状態を洗濯兼脱水槽24が回転する状態としているが、逆の構成であっても構わない。また、減速機構を有する洗濯機について述べているが、減速機構を有さず、駆動モータの回転を直接、洗濯軸に伝える洗濯機であっても構わない。
【0048】
以上述べたように、スライド板37、クラッチレバー40、およびギアードモータ39の回転レバー39bの動作線が全て垂直な略同一平面上にくるように構成することにより、回転レバー39bの運動をクラッチレバー40、スライド板37へと無理なく伝達することができるため、水平運動を上下運動に変換するような特別な機構を必要としない簡単な構成で、スムーズにスライド板37を上下動させる信頼性の高いクラッチ機構を実現することができる。
【0049】
また、回転レバー39bは一方向にのみ回転フリーであり、媒介部材41が伸びた状態での回転レバー39bの停止位置では、媒介部材41の弾性力による引き方向が回転レバー39bの回転不可能な方向であるため、運転中に使用者が電源コードを抜いたり、停電が起きたときにおいても、回転レバー39bが回転することはなく、洗濯兼脱水槽24または撹拌翼25が惰性回転している最中にスライド板37が上下動することがないため、安全性の高いクラッチ機構を実現できる。
【0050】
また、スイッチ45がオフする位置と、スイッチ45がオフからオンに変わってからの一定時間後の位置を回転レバー39bの2点の停止位置とし、媒介部材41が伸びた状態での停止位置を時間制御側にしているので、回転レバー39bは、媒介部材41の縮むときには、機構的に確定する正確な位置で止めることができ、媒介部材41の伸びるときには、一定速度で回転するギアードモータ39により、時間制御であっても正確な位置で止めることができるので、一つのスイッチ45と簡単な回路46だけで、正確な位置で回転レバー39bの停止位置を制御することが可能で、確実なクラッチの切り換えを行うことができる。
【0051】
(実施例2)
つぎに、本発明の実施例2について説明する。なお、上記実施例1と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0052】
図8に示すように、ギアードモータ39により回転する回転レバー39bの下部に形成した円筒状のカム44は、側面に等間隔の位置関係にない3つの凹部44b、44c、44dを有しており、スイッチ45がオフされる位置は3箇所となる。
【0053】
このときの回転レバー39bの位置は、図1、図3および図9に示す位置であり、図9に示すクラッチ状態においては、スライド板37の下端に設けた下歯37aとロータ35aに設けた開口部35dのかみ合いも、スライド板37の上端に設けた上歯37bと静止部位43に設けた歯43aのかみ合いも外れた状態となっている。この状態で撹拌翼25を回転させると、脱水軸26が固定されていないため、洗濯兼脱水槽24は水流により共回りし、洗濯兼脱水槽24を固定したときとは異なる水流が発生する。
【0054】
回転レバー39bは時計方向に回転させると、図1から図9の状態になるまでにX秒、図9から図3の状態になるまでにY秒、図3から図1の状態になるまでにZ秒かかる。制御手段(図示せず)はスイッチ信号を受け取り、図10に示すような制御を行う。
【0055】
上記構成において動作を説明する。洗濯兼脱水槽24を固定した状態で撹拌翼25を回転させ、洗濯・すすぎ行程を行う場合には、図10(b)に示すフローチャートに基づき、ギアードモータ39および駆動モータ35を動作させる。
【0056】
まず、ステップ61にてギアードモータ39への通電をオンし、回転レバー39bを時計方向に回転させていき、ステップ62にてスイッチ信号がオフになった後、ステップ62にて再度スイッチ信号がオフになると、ステップ64にてオフからオフまでの時間がY秒であるかどうかを判定する。
【0057】
Y秒でなければ、ギアードモータ39への通電をオンしたまま、ステップ63へ戻り、スイッチ信号の次のオフまでの時間を順次判定する。ステップ64にてY秒であることを判定すると、その時点でステップ65へ進み、ギアードモータ39への通電をオフし、図1に示す位置で回転レバー39bを停止させ、ステップ66にて駆動モータ35のロータ35aを回転させる。
【0058】
洗濯兼脱水槽24がフリーの状態で撹拌翼25を回転させ、洗濯・すすぎ行程を行う場合は、図10(a)に示すフローチャートに基づき、ギアードモータ39および駆動モータ35を動作させる。洗濯兼脱水槽24を回転させ、洗濯・すすぎ行程又は脱水行程を行う場合は、図10(c)に示すフローチャートに基づき、ギアードモータ39および駆動モータ35を動作させる。すなわち、スイッチ信号のオフからつぎのオフまでの判定時間が、それぞれステップ67にてX秒、ステップ68にてZ秒と変わるだけで同様の制御を行う。他の動作は上記実施例1と同じであるので省略する。
【0059】
以上述べたように、カム44の側面に等間隔の位置関係にない3つの凹部44b、44c、44dを設け、回転レバー39bの停止位置をスイッチ45がオフされる位置としているので、スイッチ信号のオフからオフまでの時間を判定するだけで、回転レバー39bの初期位置がどこにあっても、機構的に確定する3つの停止位置に任意に停止させることができ、一つのスイッチ45と簡単な回路46だけで、確実なクラッチの切り換えを行うことができる。
【0060】
また、それぞれの停止位置におけるクラッチ状態は、1つは、洗濯兼脱水槽24を回転させる状態であり、残り2つは、洗濯兼脱水槽24を固定する場合と固定しない場合とで撹拌翼25を回転させる状態である。洗濯兼脱水槽24がフリーの状態で撹拌翼25を回転させ、洗濯兼脱水槽24を共回りさせるという新たなモードを加えることで、新たな水流を起こすことができ、洗浄手段の自由度を上げることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させかつ前記脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、上下動して駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド板と、前記スライド板を上下動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを駆動する回転レバーを有するギアードモータとを備え、前記スライド板、前記クラッチレバーおよび前記回転レバーの動作線が略同一平面上となるように構成したから、ギアードモータの回転レバーの運動をクラッチレバー、スライド板へと略同一平面上で伝達することができるため、水平運動を上下運動に変換するような特別な機構を必要とすることなく、スムーズにスライド板を上下動させることができ、切換え動作がスムーズな信頼性の高いクラッチ機構を簡単な構成で実現することができる。
【0062】
また、請求項2に記載の発明によれば、クラッチレバーとギアードモータの回転レバーの動作とを媒介する弾性を有する媒介部材を備え、前記回転レバーは一方向にのみ回転フリーとし、前記媒介部材が伸びた状態での前記回転レバーの停止位置は、前記媒介部材の弾性力が前記回転レバーの回転を防止する位置としたから、運転中に使用者が電源コードを抜いたり、停電が起きたときにおいても、ギアードモータの回転レバーが回転することはなく、洗濯兼脱水槽または撹拌翼が惰性回転している最中にスライド板が上下動することがないため、安全性の高いクラッチ機構を実現することができる。
【0063】
また、請求項3に記載の発明によれば、ギアードモータは、回転レバーと同期回転する1つの凹部を有する円筒状のカムと、前記カムの凹部と嵌合することでオフする1つのスイッチとを備え、前記回転レバーは、前記スイッチがオフする位置と前記スイッチがオンされてからの一定時間後の時間制御による位置の2点で停止することで駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換え、媒介部材が伸びた状態での前記回転レバーの停止位置は、時間制御側の位置としたから、回転レバーは、媒介部材の縮むときには、機構的に確定する正確な位置で止めることができ、また、媒介部材の伸びるときには、回転レバーは、ギアードモータにより一定の速度で回転するため、時間制御であっても、正確な位置で止めることができるので、スイッチ1つと簡単な回路だけで、正確な位置で回転レバーの停止位置を制御することができ、確実なクラッチの切り換えを行うことができる。
【0064】
また、請求項4に記載の発明によれば、ギアードモータは、回転レバーと同期回転する等間隔の位置関係にない2つ以上の凹部を有する円筒状のカムと、前記カムの凹部と嵌合することでオフする1つのスイッチとを備え、前記回転レバーは、前記スイッチがオフする2点以上の位置で停止することで駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるよう構成したから、2点以上の機構的に確定する位置で回転レバーを止めることができるため、スイッチ1つと簡単な回路だけで、正確な位置で回転レバーの停止位置を制御することができ、確実なクラッチの切り換えを行うことができる。
【0065】
また、請求項5に記載の発明によれば、洗濯軸回転時において、スライド板はその高さ位置により、静止部位に設けた歯とかみ合うことで脱水軸を固定する場合と、かみ合わずに脱水軸を固定しない場合とを有し、ギアードモータを3点で回転停止させることにより、駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換え、かつ洗濯軸回転時には、脱水軸が固定の状態とフリーの状態を切り換える3モードを備えたから、洗浄手段の自由度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機のクラッチ機構を備えた駆動部の洗濯兼脱水槽回転時の状態を示す断面図
【図2】同洗濯機の断面図
【図3】同洗濯機のクラッチ機構を備えた駆動部の洗濯兼脱水槽固定時の状態を示す断面図
【図4】同洗濯機のクラッチ機構を備えた駆動部のクラッチ切換途中の状態を示す断面図
【図5】(a)同洗濯機のギアードモータの正面図
(b)同洗濯機のギアードモータの分解正面図
(c)同洗濯機のギアードモータの回転レバーの側面図
【図6】同洗濯機のギアードモータのスイッチのオン/オフを検出する回路図
【図7】(a)同洗濯機の洗濯兼脱水槽を回転させる状態に切り換える場合の要部フローチャート
(b)同洗濯機の撹拌翼を回転させる状態に切り換える場合の要部フローチャート
【図8】(a)本発明の第2の実施例の洗濯機のギアードモータの正面図
(b)同洗濯機のギアードモータの分解正面図
(c)同洗濯機のギアードモータの回転レバーの側面図
【図9】同洗濯機のクラッチ機構を備えた駆動部の洗濯兼脱水槽フリー状態を示す断面図
【図10】(a)同洗濯機の洗濯兼脱水槽をフリーにした状態で撹拌翼を回転させる状態に切り換える場合の要部フローチャート
(b)同洗濯機の洗濯兼脱水槽を固定した状態で撹拌翼を回転させる状態に切り換える場合の要部フローチャート
(c)同洗濯機の洗濯兼脱水槽を回転させる状態に切り換える場合の要部フローチャート
【図11】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
24 洗濯兼脱水槽
25 撹拌翼
26 脱水軸
29 洗濯軸
35 駆動モータ
37 スライド板
39 ギアードモータ
39b 回転レバー
40 クラッチレバー
Claims (5)
- 洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させかつ前記脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、上下動して駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド板と、前記スライド板を上下動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを駆動する回転レバーを有するギアードモータとを備え、前記スライド板、前記クラッチレバーおよび前記回転レバーの動作線が略同一平面上となるように構成した洗濯機。
- クラッチレバーとギアードモータの回転レバーの動作とを媒介する弾性を有する媒介部材を備え、前記回転レバーは一方向にのみ回転フリーとし、前記媒介部材が伸びた状態での前記回転レバーの停止位置は、前記媒介部材の弾性力が前記回転レバーの回転を防止する位置とした請求項1記載の洗濯機。
- ギアードモータは、回転レバーと同期回転する1つの凹部を有する円筒状のカムと、前記カムの凹部と嵌合することでオフする1つのスイッチとを備え、前記回転レバーは、前記スイッチがオフする位置と前記スイッチがオンされてからの一定時間後の時間制御による位置の2点で停止することで駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換え、媒介部材が伸びた状態での前記回転レバーの停止位置は、時間制御側の位置とした請求項2記載の洗濯機。
- ギアードモータは、回転レバーと同期回転する等間隔の位置関係にない2つ以上の凹部を有する円筒状のカムと、前記カムの凹部と嵌合することでオフする1つのスイッチとを備え、前記回転レバーは、前記スイッチがオフする2点以上の位置で停止することで駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるよう構成した請求項1記載の洗濯機。
- 洗濯軸回転時において、スライド板はその高さ位置により、静止部位に設けた歯とかみ合うことで脱水軸を固定する場合と、かみ合わずに脱水軸を固定しない場合とを有し、ギアードモータを3点で回転停止させることにより、駆動モータの回転を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換え、かつ洗濯軸回転時には、脱水軸が固定の状態とフリーの状態を切り換える3モードを備えた請求項1記載の洗濯機。
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