JP2001259287A - 全自動洗濯機 - Google Patents
全自動洗濯機Info
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- JP2001259287A JP2001259287A JP2000076193A JP2000076193A JP2001259287A JP 2001259287 A JP2001259287 A JP 2001259287A JP 2000076193 A JP2000076193 A JP 2000076193A JP 2000076193 A JP2000076193 A JP 2000076193A JP 2001259287 A JP2001259287 A JP 2001259287A
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- JP
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- clutch
- washing
- shaft
- fixed
- clutch plate
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- Pending
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 脱水時の振動や設置時の機器の変形、クラッ
チ駆動手段に位置決めのバラツキ、クラッチが完全に切
り換わらずに、駆動モータが回転してクラッチから異音
が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ
駆動変換手段を破壊するという課題を有している。 【解決手段】 本発明は、クラッチ駆動手段33の動き
をクラッチ駆動変換手段34としてベルクランク機構に
よって上下方向に変換し、可動クラッチ板と固定クラッ
チ板とを係合、切り離しをする。ベルクランク機構を弾
性体または、一定の力以上で弾性変形する機構を持つ構
造としたことで、クラッチ駆動手段33が動作時にクラ
ッチが完全に切り替わらないで駆動モータが回転してク
ラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動
手段33、クラッチ駆動変換手段34を破壊することが
ない。
チ駆動手段に位置決めのバラツキ、クラッチが完全に切
り換わらずに、駆動モータが回転してクラッチから異音
が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ
駆動変換手段を破壊するという課題を有している。 【解決手段】 本発明は、クラッチ駆動手段33の動き
をクラッチ駆動変換手段34としてベルクランク機構に
よって上下方向に変換し、可動クラッチ板と固定クラッ
チ板とを係合、切り離しをする。ベルクランク機構を弾
性体または、一定の力以上で弾性変形する機構を持つ構
造としたことで、クラッチ駆動手段33が動作時にクラ
ッチが完全に切り替わらないで駆動モータが回転してク
ラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動
手段33、クラッチ駆動変換手段34を破壊することが
ない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用す
る衣類の洗浄、すすぎを低速回転するパルセータによっ
て行い、脱水を洗濯兼脱水槽の高速回転によって行う全
自動洗濯機に関するものである。
る衣類の洗浄、すすぎを低速回転するパルセータによっ
て行い、脱水を洗濯兼脱水槽の高速回転によって行う全
自動洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用している全自動洗濯機は、図
9、図10に示すような構成となっている。すなわち、
本体1内には、サスペンション2によって支持した受筒
3を設け、受筒3内には洗濯槽を兼ねた洗濯兼脱水槽5
を備えている。洗濯兼脱水槽5は天面を開口しており、
洗濯物を天面から投入できるようになっている。また底
部にはパルセータ9を、側面には多数の孔を有してい
る。洗濯兼脱水槽5は、受筒3の底面に設けた軸受6に
よって支持されている脱水軸4に固定されている。
9、図10に示すような構成となっている。すなわち、
本体1内には、サスペンション2によって支持した受筒
3を設け、受筒3内には洗濯槽を兼ねた洗濯兼脱水槽5
を備えている。洗濯兼脱水槽5は天面を開口しており、
洗濯物を天面から投入できるようになっている。また底
部にはパルセータ9を、側面には多数の孔を有してい
る。洗濯兼脱水槽5は、受筒3の底面に設けた軸受6に
よって支持されている脱水軸4に固定されている。
【0003】またパルセータ9は、脱水軸4の内部に軸
受7によって支持されている洗濯軸8に固定されてい
る。この洗濯軸8は駆動モータ11と連動している。ま
た洗濯軸8には、駆動モータ11の回転を洗濯軸8また
は脱水軸4に伝達するためのクラッチ手段12を接続し
ている。すなわちクラッチ手段12は、洗濯軸8に固定
した固定クラッチ板11と、クラッチ駆動手段13の動
きをクラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換
手段14を有し、洗濯軸8を下方に移動したときに固定
クラッチ12aに係合する可動クラッチ12bとによっ
て構成している。
受7によって支持されている洗濯軸8に固定されてい
る。この洗濯軸8は駆動モータ11と連動している。ま
た洗濯軸8には、駆動モータ11の回転を洗濯軸8また
は脱水軸4に伝達するためのクラッチ手段12を接続し
ている。すなわちクラッチ手段12は、洗濯軸8に固定
した固定クラッチ板11と、クラッチ駆動手段13の動
きをクラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換
手段14を有し、洗濯軸8を下方に移動したときに固定
クラッチ12aに係合する可動クラッチ12bとによっ
て構成している。
【0004】以上の構成で、洗濯・すすぎ行程ではクラ
ッチ駆動手段13に通電して、発生した力によって、ク
ラッチ駆動変換手段14を動作し、可動クラッチ12b
を洗濯軸8のスラスト方向につまり上方に移動させて停
止し、固定クラッチ12aとの係合を外すものである。
従って、駆動モータ10の動力は洗濯軸8を介してパル
セータ9に伝達されるのみとなり、被洗濯物に機械力を
与える。こうして洗濯兼脱水槽5に収容している洗濯物
の洗濯・すすぎが進行する。
ッチ駆動手段13に通電して、発生した力によって、ク
ラッチ駆動変換手段14を動作し、可動クラッチ12b
を洗濯軸8のスラスト方向につまり上方に移動させて停
止し、固定クラッチ12aとの係合を外すものである。
従って、駆動モータ10の動力は洗濯軸8を介してパル
セータ9に伝達されるのみとなり、被洗濯物に機械力を
与える。こうして洗濯兼脱水槽5に収容している洗濯物
の洗濯・すすぎが進行する。
【0005】また脱水行程では、クラッチ駆動手段13
に通電して、可動クラッチ12bを洗濯軸8をスラスト
方向に下降させて停止し、固定クラッチ12aと係合す
る。従って、洗濯軸8と脱水軸4とは連結され洗濯兼脱
水槽5全体が回転する。洗濯兼脱水槽5が回転すること
によって洗濯・すすぎを終了した洗濯物の水分は、遠心
力によって洗濯兼脱水槽5の側面に多数設けている孔か
ら受筒3内に、絞り出される。こうして洗濯物は自動的
に脱水される。
に通電して、可動クラッチ12bを洗濯軸8をスラスト
方向に下降させて停止し、固定クラッチ12aと係合す
る。従って、洗濯軸8と脱水軸4とは連結され洗濯兼脱
水槽5全体が回転する。洗濯兼脱水槽5が回転すること
によって洗濯・すすぎを終了した洗濯物の水分は、遠心
力によって洗濯兼脱水槽5の側面に多数設けている孔か
ら受筒3内に、絞り出される。こうして洗濯物は自動的
に脱水される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の全自
動洗濯機は、駆動モータの動力の伝達先を洗濯軸あるい
は脱水軸に切り換えるクラッチ手段を駆動する手段とし
てクラッチ駆動手段とクラッチ駆動変換手段とで動かす
ため、脱水時の振動や設置時の機器の変形、クラッチ駆
動手段に位置決めのバラツキ、また、クラッチが完全に
切り換わらずに、駆動モータが回転してクラッチから異
音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動手段、クラッ
チ駆動変換手段を破壊するという課題を有している。
動洗濯機は、駆動モータの動力の伝達先を洗濯軸あるい
は脱水軸に切り換えるクラッチ手段を駆動する手段とし
てクラッチ駆動手段とクラッチ駆動変換手段とで動かす
ため、脱水時の振動や設置時の機器の変形、クラッチ駆
動手段に位置決めのバラツキ、また、クラッチが完全に
切り換わらずに、駆動モータが回転してクラッチから異
音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動手段、クラッ
チ駆動変換手段を破壊するという課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような従来
の構成が有している課題を解決するもので、簡単な構
成、制御で確実に動作させ、洗濯・すすぎ・脱水行程を
実現する全自動洗濯機としているものである。
の構成が有している課題を解決するもので、簡単な構
成、制御で確実に動作させ、洗濯・すすぎ・脱水行程を
実現する全自動洗濯機としているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、クラ
ッチ駆動手段の動きをクラッチ駆動変換手段としてベル
クランク機構によって上下方向に変換し、可動クラッチ
板と固定クラッチ板とを係合、切り離しをする。ベルク
ランク機構を弾性体または、一定の力以上で弾性変形す
る機構を持つ構造としたことで、クラッチ駆動手段が動
作時にクラッチが完全に切り替わらないで駆動モータが
回転してクラッチから異音が発生したり、クラッチ、ク
ラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊すること
がない全自動洗濯機としている。
ッチ駆動手段の動きをクラッチ駆動変換手段としてベル
クランク機構によって上下方向に変換し、可動クラッチ
板と固定クラッチ板とを係合、切り離しをする。ベルク
ランク機構を弾性体または、一定の力以上で弾性変形す
る機構を持つ構造としたことで、クラッチ駆動手段が動
作時にクラッチが完全に切り替わらないで駆動モータが
回転してクラッチから異音が発生したり、クラッチ、ク
ラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊すること
がない全自動洗濯機としている。
【0009】請求項2に記載した発明は、クラッチ駆動
手段とクラッチ駆動変換手段の間に弾性体を介したこと
で、クラッチ駆動手段が動作時にクラッチが完全に切り
替わらないで駆動モータが回転してクラッチから異音が
発生したり、クラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆
動変換手段を破壊することがない。全自動洗濯機として
いる。
手段とクラッチ駆動変換手段の間に弾性体を介したこと
で、クラッチ駆動手段が動作時にクラッチが完全に切り
替わらないで駆動モータが回転してクラッチから異音が
発生したり、クラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆
動変換手段を破壊することがない。全自動洗濯機として
いる。
【0010】請求項3に記載した発明は、クラッチ切り
換え時、クラッチ駆動手段が切り換え位置付近で変化量
を小さくするようにしたことで、クラッチ駆動手段の位
置決め精度が悪くても、クラッチが切り替わらないで駆
動モータが回転してクラッチから異音が発生したり、ク
ラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破
壊することがない全自動洗濯機としている。
換え時、クラッチ駆動手段が切り換え位置付近で変化量
を小さくするようにしたことで、クラッチ駆動手段の位
置決め精度が悪くても、クラッチが切り替わらないで駆
動モータが回転してクラッチから異音が発生したり、ク
ラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破
壊することがない全自動洗濯機としている。
【0011】請求項4に記載した発明は、クラッチ切り
換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に一定時間内に
到達しない時エラー表示したことで、クラッチ駆動手段
が動作時にクラッチが完全に切り替わらないで駆動モー
タが回転してクラッチから異音が発生したり、クラッ
チ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊す
ることがない全自動洗濯機としている。
換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に一定時間内に
到達しない時エラー表示したことで、クラッチ駆動手段
が動作時にクラッチが完全に切り替わらないで駆動モー
タが回転してクラッチから異音が発生したり、クラッ
チ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊す
ることがない全自動洗濯機としている。
【0012】請求項5に記載した発明は、クラッチ切り
換え時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に一定時間内
に到達しない時ロータを少なくともかみ合い一歯分より
大きく回転させることで、クラッチ駆動手段が動作時に
クラッチが完全に切り替わらないで駆動モータが回転し
てクラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ
駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊することがない
全自動洗濯機としている。
換え時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に一定時間内
に到達しない時ロータを少なくともかみ合い一歯分より
大きく回転させることで、クラッチ駆動手段が動作時に
クラッチが完全に切り替わらないで駆動モータが回転し
てクラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ
駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊することがない
全自動洗濯機としている。
【0013】請求項6に記載した発明は、クラッチ切り
換え時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に一定時間内
に到達しない時、切り換え位置に一定時間内に到達しな
い時クラッチ駆動装置を元の位置に戻し、再度、動作さ
せることで、クラッチ駆動手段が動作時にクラッチが完
全に切り替わらないで駆動モータが回転してクラッチか
ら異音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動手段、ク
ラッチ駆動変換手段を破壊することがない全自動洗濯機
としている。
換え時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に一定時間内
に到達しない時、切り換え位置に一定時間内に到達しな
い時クラッチ駆動装置を元の位置に戻し、再度、動作さ
せることで、クラッチ駆動手段が動作時にクラッチが完
全に切り替わらないで駆動モータが回転してクラッチか
ら異音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動手段、ク
ラッチ駆動変換手段を破壊することがない全自動洗濯機
としている。
【0014】請求項7に記載した発明は、クラッチ切り
換え時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に一定時間内
に到達しない時、クラッチ駆動装置を元の位置に戻し、
ロータを少なくともかみ合い一歯分より大きく回転さ
せ、再度、クラッチ駆動装置を動作させることで、クラ
ッチ駆動手段が動作時にクラッチが完全に切り替わらな
いで駆動モータが回転してクラッチから異音が発生した
り、クラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手
段を破壊することがない全自動洗濯機としている。
換え時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に一定時間内
に到達しない時、クラッチ駆動装置を元の位置に戻し、
ロータを少なくともかみ合い一歯分より大きく回転さ
せ、再度、クラッチ駆動装置を動作させることで、クラ
ッチ駆動手段が動作時にクラッチが完全に切り替わらな
いで駆動モータが回転してクラッチから異音が発生した
り、クラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手
段を破壊することがない全自動洗濯機としている。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
【0016】(実施例1)図1、図2に示すように、本
体21内には、サスペンション22によって支持した受
筒23を設け、受筒23内には洗濯兼脱水槽25を備
え、底部にはパルセータ29を有し、洗濯兼脱水槽25
は、受筒23の底面に設けた軸受26によって支持され
ている脱水軸24に固定され、パルセータ29は、脱水
軸24の内部に軸受27によって支持され、洗濯軸28
に固定され駆動モータ31と連動している。また洗濯軸
28には、駆動モータ31の回転を洗濯軸28または脱
水軸24に伝達するためのクラッチ手段32を接続して
いる。
体21内には、サスペンション22によって支持した受
筒23を設け、受筒23内には洗濯兼脱水槽25を備
え、底部にはパルセータ29を有し、洗濯兼脱水槽25
は、受筒23の底面に設けた軸受26によって支持され
ている脱水軸24に固定され、パルセータ29は、脱水
軸24の内部に軸受27によって支持され、洗濯軸28
に固定され駆動モータ31と連動している。また洗濯軸
28には、駆動モータ31の回転を洗濯軸28または脱
水軸24に伝達するためのクラッチ手段32を接続して
いる。
【0017】すなわちクラッチ手段32は、洗濯軸28
に固定した固定クラッチ32aと、クラッチ駆動手段3
3とクラッチ駆動変換手段34によって洗濯軸28を下
方に移動したときに固定クラッチ32aに係合する可動
クラッチ32bと可動クラッチ32bを駆動するクラッ
チ駆動手段33と、クラッチ駆動手段33の動きを上下
方向に変換する弾性体または、一定の力以上で弾性変形
する機能を持つ構造としたクラッチ駆動変換手段34
(本実施例では弾性体35dで一部構成されたベルクラ
ンク機構35)とを備え、ベルクランク機構35は可動
クラッチ32bの重心を支持するにように構成してい
る。
に固定した固定クラッチ32aと、クラッチ駆動手段3
3とクラッチ駆動変換手段34によって洗濯軸28を下
方に移動したときに固定クラッチ32aに係合する可動
クラッチ32bと可動クラッチ32bを駆動するクラッ
チ駆動手段33と、クラッチ駆動手段33の動きを上下
方向に変換する弾性体または、一定の力以上で弾性変形
する機能を持つ構造としたクラッチ駆動変換手段34
(本実施例では弾性体35dで一部構成されたベルクラ
ンク機構35)とを備え、ベルクランク機構35は可動
クラッチ32bの重心を支持するにように構成してい
る。
【0018】以下本実施例の動作について説明する。洗
濯・すすぎ行程では、クラッチ駆動手段33に通電し
て、ベルクランク機構35を動かし、動きはベルクラン
ク機構35によって上下方向に変換し、可動クラッチ3
2bを洗濯軸28のスラスト方向につまり上方に移動さ
せて、固定クラッチ32aとの係合を外す。駆動モータ
31の動力は洗濯軸28を介してパルセータ29に伝達
されるのみとなり、被洗濯物に機械力を与える。こうし
て洗濯兼脱水槽25に収容している洗濯物の洗濯・すす
ぎが進行する。
濯・すすぎ行程では、クラッチ駆動手段33に通電し
て、ベルクランク機構35を動かし、動きはベルクラン
ク機構35によって上下方向に変換し、可動クラッチ3
2bを洗濯軸28のスラスト方向につまり上方に移動さ
せて、固定クラッチ32aとの係合を外す。駆動モータ
31の動力は洗濯軸28を介してパルセータ29に伝達
されるのみとなり、被洗濯物に機械力を与える。こうし
て洗濯兼脱水槽25に収容している洗濯物の洗濯・すす
ぎが進行する。
【0019】洗濯工程を終了すると、自動的に脱水工程
に入り、この脱水行程では、洗濯兼脱水槽25内の水が
排水され、同時にクラッチ駆動手段33に通電してベル
クランク機構35を動かし、動きはベルクランク機構3
5によって上下方向に変換し、可動クラッチ32bは洗
濯軸28をスラスト方向に下降して固定クラッチ32a
と係合する。従って、洗濯軸28と脱水軸24とは連結
され洗濯兼脱水槽25全体が回転する。洗濯兼脱水槽2
5が回転することによって洗濯・すすぎを終了した洗濯
物の水分は、遠心力によって洗濯兼脱水槽25の側面に
多数設けている孔から受筒23内に、絞り出される。こ
うして洗濯物は自動的に脱水される。このようにして、
洗濯兼脱水槽25内に投入された洗濯物は自動的に洗濯
・すすぎ・脱水行程を終了するものである。
に入り、この脱水行程では、洗濯兼脱水槽25内の水が
排水され、同時にクラッチ駆動手段33に通電してベル
クランク機構35を動かし、動きはベルクランク機構3
5によって上下方向に変換し、可動クラッチ32bは洗
濯軸28をスラスト方向に下降して固定クラッチ32a
と係合する。従って、洗濯軸28と脱水軸24とは連結
され洗濯兼脱水槽25全体が回転する。洗濯兼脱水槽2
5が回転することによって洗濯・すすぎを終了した洗濯
物の水分は、遠心力によって洗濯兼脱水槽25の側面に
多数設けている孔から受筒23内に、絞り出される。こ
うして洗濯物は自動的に脱水される。このようにして、
洗濯兼脱水槽25内に投入された洗濯物は自動的に洗濯
・すすぎ・脱水行程を終了するものである。
【0020】以上のように本実施例によれば、クラッチ
駆動手段33の動きを上下方向に変換する弾性体また
は、一定の力以上で弾性変形する機能を持つ構造とした
ベルクランク機構35により、可動クラッチ32bを円
滑に洗濯軸28をスラスト方向に上下して固定クラッチ
32aと係合する。つまり本実施例は、クラッチ駆動変
換手段34を弾性体または、一定の力以上で弾性変形す
る機構を持つ構造としたことで、脱水時の振動や設置時
の機器の変形、クラッチ駆動手段に位置決めのバラツキ
を吸収し、安定したクラッチ切り換え動作をする全自動
洗濯機を提供するものである。
駆動手段33の動きを上下方向に変換する弾性体また
は、一定の力以上で弾性変形する機能を持つ構造とした
ベルクランク機構35により、可動クラッチ32bを円
滑に洗濯軸28をスラスト方向に上下して固定クラッチ
32aと係合する。つまり本実施例は、クラッチ駆動変
換手段34を弾性体または、一定の力以上で弾性変形す
る機構を持つ構造としたことで、脱水時の振動や設置時
の機器の変形、クラッチ駆動手段に位置決めのバラツキ
を吸収し、安定したクラッチ切り換え動作をする全自動
洗濯機を提供するものである。
【0021】なお、本実施例のようにクラッチ駆動変換
手段の一部を弾性体32dとしてもよく、要は、脱水時
の振動や設置時の機器の変形、クラッチ駆動手段に位置
決めのバラツキを吸収すればよい。また、本実施例のよ
うにクラッチ駆動変換手段33はベルクランク機構35
である必要はなく、クラッチ駆動手段22の動きをクラ
ッチの運動方向に変換するものであれば良い。
手段の一部を弾性体32dとしてもよく、要は、脱水時
の振動や設置時の機器の変形、クラッチ駆動手段に位置
決めのバラツキを吸収すればよい。また、本実施例のよ
うにクラッチ駆動変換手段33はベルクランク機構35
である必要はなく、クラッチ駆動手段22の動きをクラ
ッチの運動方向に変換するものであれば良い。
【0022】(実施例2)図3に示すように、クラッチ
駆動変換手段33とクラッチ駆動変換手段34(本実施
例ではベルクランク機構35)の間に弾性体(本実施例
ではコイルバネ35e)を介して構成している。他の構
成は上記実施例1と同じである。
駆動変換手段33とクラッチ駆動変換手段34(本実施
例ではベルクランク機構35)の間に弾性体(本実施例
ではコイルバネ35e)を介して構成している。他の構
成は上記実施例1と同じである。
【0023】以上の構成で動作を説明すると、クラッチ
駆動手段33の動きはベルクランク機構35によって上
下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運動に
させることにより切り換えることができる。
駆動手段33の動きはベルクランク機構35によって上
下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運動に
させることにより切り換えることができる。
【0024】従って、クラッチ駆動変換手段33とベル
クランク機構35の間にコイルバネ35eの様な弾性体
を介してたことという簡単な構成で、脱水時の振動や設
置時の機器の変形、クラッチ駆動手段33の位置決めの
バラツキを吸収し、安定したクラッチの切り換え動作を
する全自動洗濯機を提供するものである。
クランク機構35の間にコイルバネ35eの様な弾性体
を介してたことという簡単な構成で、脱水時の振動や設
置時の機器の変形、クラッチ駆動手段33の位置決めの
バラツキを吸収し、安定したクラッチの切り換え動作を
する全自動洗濯機を提供するものである。
【0025】なお、弾性体35eは本体21の変形によ
る長さの変化を吸収できる物であれば良く、ゴム、エア
ーダンパーの様な物であってもよい。
る長さの変化を吸収できる物であれば良く、ゴム、エア
ーダンパーの様な物であってもよい。
【0026】(実施例3)図4に示すように、クラッチ
切り換え時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置付近
で変化量を小さくするようなクラッチ駆動変換手段34
(本実施例では円筒カム36)で構成している。他の構
成は上記実施例1と同じである。
切り換え時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置付近
で変化量を小さくするようなクラッチ駆動変換手段34
(本実施例では円筒カム36)で構成している。他の構
成は上記実施例1と同じである。
【0027】以上の構成で動作を説明すると、クラッチ
駆動手段33の動きは円筒カム36によって上下方向に
変換し、可動クラッチ32bを上下往復運動にさせるこ
とにより、切り換えることができる。
駆動手段33の動きは円筒カム36によって上下方向に
変換し、可動クラッチ32bを上下往復運動にさせるこ
とにより、切り換えることができる。
【0028】従って、クラッチ駆動変換手段34を円筒
カム36で構成するという簡単な構成で、脱水時の振動
や設置時の機器の変形、クラッチ駆動手段33の位置決
めバラツキを吸収し、安定したクラッチ切り換え動作を
する全自動洗濯機を提供するものである。
カム36で構成するという簡単な構成で、脱水時の振動
や設置時の機器の変形、クラッチ駆動手段33の位置決
めバラツキを吸収し、安定したクラッチ切り換え動作を
する全自動洗濯機を提供するものである。
【0029】なお、円筒カム36ははクラッチ駆動手段
33の動きをクラッチ切り換え停止位置付近で変化量を
小さくするものであれば良く、偏心カム、リンク機構の
様な物でよい。
33の動きをクラッチ切り換え停止位置付近で変化量を
小さくするものであれば良く、偏心カム、リンク機構の
様な物でよい。
【0030】(実施例4)図5に示すように、クラッチ
切り換時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置に一定
時間内に到達しない時エラー表示する制御とする。
切り換時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置に一定
時間内に到達しない時エラー表示する制御とする。
【0031】以上の構成で動作を説明すると、クラッチ
駆動手段33の動きはクラッチ駆動変換手段34によっ
て上下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運
動させることにより、クラッチを切り換えることができ
る。クラッチ駆動手段33は駆動するが、切り換わらな
いとき、そのまま駆動モータ31が回転することがな
い。
駆動手段33の動きはクラッチ駆動変換手段34によっ
て上下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運
動させることにより、クラッチを切り換えることができ
る。クラッチ駆動手段33は駆動するが、切り換わらな
いとき、そのまま駆動モータ31が回転することがな
い。
【0032】従って、簡単な制御で、クラッチ切り換時
にクラッチ手段32に不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ31が回転して
クラッチ手段32から異音が発生したり、クラッチ手段
32、クラッチ駆動手段33、クラッチ駆動変換手段3
4を破壊することがない。
にクラッチ手段32に不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ31が回転して
クラッチ手段32から異音が発生したり、クラッチ手段
32、クラッチ駆動手段33、クラッチ駆動変換手段3
4を破壊することがない。
【0033】(実施例5)図6に示すように、クラッチ
切り換え時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置に一
定時間内に到達しない時ロータ31aを少なくともかみ
合い一歯分より大きく回転させる制御をする。
切り換え時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置に一
定時間内に到達しない時ロータ31aを少なくともかみ
合い一歯分より大きく回転させる制御をする。
【0034】以上の構成で動作を説明すると、クラッチ
駆動手段33の動きはクラッチ駆動変換手段34によっ
て上下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運
動させることにより、クラッチを切り換えることができ
る。クラッチ駆動手段33は駆動するが、切り換わらな
いとき、そのまま駆動モータ31が回転することがな
い。
駆動手段33の動きはクラッチ駆動変換手段34によっ
て上下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運
動させることにより、クラッチを切り換えることができ
る。クラッチ駆動手段33は駆動するが、切り換わらな
いとき、そのまま駆動モータ31が回転することがな
い。
【0035】従って、簡単な制御で、クラッチ切り換時
にクラッチ手段32に不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ31が回転して
クラッチ手段32から異音が発生したり、クラッチ手段
32、クラッチ駆動手段33、クラッチ駆動変換手段3
4を破壊することがない。
にクラッチ手段32に不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ31が回転して
クラッチ手段32から異音が発生したり、クラッチ手段
32、クラッチ駆動手段33、クラッチ駆動変換手段3
4を破壊することがない。
【0036】(実施例6)図7に示すように、クラッチ
切り換え時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置に一
定時間内に到達しない時、切り換え位置に一定時間内に
到達しない時クラッチを元の位置に戻し、再度、動作さ
せる制御をする。
切り換え時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置に一
定時間内に到達しない時、切り換え位置に一定時間内に
到達しない時クラッチを元の位置に戻し、再度、動作さ
せる制御をする。
【0037】以上の構成で動作を説明すると、クラッチ
駆動手段33の動きはクラッチ駆動変換手段34によっ
て上下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運
動させることにより、クラッチを切り換えることができ
る。クラッチ駆動手段33は駆動するが、切り換わらな
いとき、そのまま駆動モータ31が回転することがな
い。
駆動手段33の動きはクラッチ駆動変換手段34によっ
て上下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運
動させることにより、クラッチを切り換えることができ
る。クラッチ駆動手段33は駆動するが、切り換わらな
いとき、そのまま駆動モータ31が回転することがな
い。
【0038】従って、簡単な制御で、クラッチ切り換時
にクラッチ手段32に不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ31が回転して
クラッチ手段32から異音が発生したり、クラッチ手段
32、クラッチ駆動手段33、クラッチ駆動変換手段3
4を破壊することがない。
にクラッチ手段32に不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ31が回転して
クラッチ手段32から異音が発生したり、クラッチ手段
32、クラッチ駆動手段33、クラッチ駆動変換手段3
4を破壊することがない。
【0039】(実施例7)図8に示すように、クラッチ
切り換え時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置に一
定時間内に到達しない時、クラッチを元の位置に戻し、
ロータ31aを少なくともかみ合い一歯分より大きく回
転させ、再度、クラッチ駆動手段33を動作させる制御
をする。
切り換え時、クラッチ駆動手段33が切り換え位置に一
定時間内に到達しない時、クラッチを元の位置に戻し、
ロータ31aを少なくともかみ合い一歯分より大きく回
転させ、再度、クラッチ駆動手段33を動作させる制御
をする。
【0040】以上の構成で動作を説明すると、クラッチ
駆動手段33の動きはクラッチ駆動変換手段34によっ
て上下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運
動させることにより、クラッチを切り換えることができ
る。クラッチ駆動手段33は駆動するが、切り換わらな
いとき、そのまま駆動モータ31が回転することがな
い。
駆動手段33の動きはクラッチ駆動変換手段34によっ
て上下方向に変換し、可動クラッチ32bを上下往復運
動させることにより、クラッチを切り換えることができ
る。クラッチ駆動手段33は駆動するが、切り換わらな
いとき、そのまま駆動モータ31が回転することがな
い。
【0041】従って、簡単な制御で、クラッチ切り換時
にクラッチ手段32に不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ31が回転して
クラッチ手段32から異音が発生したり、クラッチ手段
32、クラッチ駆動手段33、クラッチ駆動変換手段3
4を破壊することがない。
にクラッチ手段32に不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ31が回転して
クラッチ手段32から異音が発生したり、クラッチ手段
32、クラッチ駆動手段33、クラッチ駆動変換手段3
4を破壊することがない。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯兼脱水槽を固定して自由に回転する
中空の脱水軸と、洗濯兼脱水槽内に配置したパルセータ
を固定した前記脱水軸内に配置した洗濯軸と、洗濯軸を
駆動する駆動モータと、洗濯軸に固定した固定クラッチ
板と、クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段の動きを
クラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換手段
と、クラッチ駆動手段によって移動して固定クラッチ板
に係合する可動クラッチ板とを備え、クラッチ駆動変換
手段は弾性体または、一定の力以上で弾性変形する機構
を持つ構造とし、洗濯・すすぎ行程ではクラッチ駆動手
段を動作して、可動クラッチ板を固定クラッチ板との係
合から外し、駆動モータの動力を洗濯軸を介してパルセ
ータに伝達されるのみとし、被洗濯物に機械力を与え、
また脱水行程に入ると、クラッチ駆動手段を動作し、可
動クラッチ板は固定クラッチ板と係合し、洗濯軸と脱水
軸とは連結され洗濯兼脱水槽全体が回転する手段とを備
えたから、簡単な構成により、信頼性の高いクラッチ機
構を構成することができ、脱水時の振動や設置時の機器
の変形、クラッチ駆動手段に位置決めのバラツキを吸収
し、安定した動作のクラッチ機構を提供するものであ
る。
発明によれば、洗濯兼脱水槽を固定して自由に回転する
中空の脱水軸と、洗濯兼脱水槽内に配置したパルセータ
を固定した前記脱水軸内に配置した洗濯軸と、洗濯軸を
駆動する駆動モータと、洗濯軸に固定した固定クラッチ
板と、クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段の動きを
クラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換手段
と、クラッチ駆動手段によって移動して固定クラッチ板
に係合する可動クラッチ板とを備え、クラッチ駆動変換
手段は弾性体または、一定の力以上で弾性変形する機構
を持つ構造とし、洗濯・すすぎ行程ではクラッチ駆動手
段を動作して、可動クラッチ板を固定クラッチ板との係
合から外し、駆動モータの動力を洗濯軸を介してパルセ
ータに伝達されるのみとし、被洗濯物に機械力を与え、
また脱水行程に入ると、クラッチ駆動手段を動作し、可
動クラッチ板は固定クラッチ板と係合し、洗濯軸と脱水
軸とは連結され洗濯兼脱水槽全体が回転する手段とを備
えたから、簡単な構成により、信頼性の高いクラッチ機
構を構成することができ、脱水時の振動や設置時の機器
の変形、クラッチ駆動手段に位置決めのバラツキを吸収
し、安定した動作のクラッチ機構を提供するものであ
る。
【0043】また、請求項2に記載した発明によれば、
弾性体または、一定の力以上で弾性変形する機構を持つ
構造のクラッチ駆動変換手段に代えて、クラッチ駆動手
段と、クラッチ駆動手段の動きをクラッチ切り換え方向
に変換するクラッチ駆動変換手段との間に弾性体を介す
るように構成したから、簡単な構成により、信頼性の高
いクラッチ機構を構成することができ、脱水時の振動や
設置時の機器の変形、クラッチ駆動手段に位置決めのバ
ラツキを吸収し、安定した動作のクラッチ機構を提供す
るものである。
弾性体または、一定の力以上で弾性変形する機構を持つ
構造のクラッチ駆動変換手段に代えて、クラッチ駆動手
段と、クラッチ駆動手段の動きをクラッチ切り換え方向
に変換するクラッチ駆動変換手段との間に弾性体を介す
るように構成したから、簡単な構成により、信頼性の高
いクラッチ機構を構成することができ、脱水時の振動や
設置時の機器の変形、クラッチ駆動手段に位置決めのバ
ラツキを吸収し、安定した動作のクラッチ機構を提供す
るものである。
【0044】また、請求項3に記載した発明によれば、
クラッチ駆動変換手段をカムで行ないカム形状をそれぞ
れの位置決め付近で変位の変化量を小さくするようにし
たから、簡単な構成により、信頼性の高いクラッチ機構
を構成することができ、脱水時の振動や設置時の機器の
変形、クラッチ駆動手段に位置決めのバラツキを吸収
し、安定した動作のクラッチ機構を提供するものであ
る。
クラッチ駆動変換手段をカムで行ないカム形状をそれぞ
れの位置決め付近で変位の変化量を小さくするようにし
たから、簡単な構成により、信頼性の高いクラッチ機構
を構成することができ、脱水時の振動や設置時の機器の
変形、クラッチ駆動手段に位置決めのバラツキを吸収
し、安定した動作のクラッチ機構を提供するものであ
る。
【0045】また、請求項4に記載した発明によれば、
クラッチ切り換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に
一定時間内に到達しない時エラー表示したから、クラッ
チ切り換時にクラッチに不都合が生じてクラッチがうま
く結合しないときも、そのまま駆動モータ10が回転し
てクラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ
駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊することがな
い。
クラッチ切り換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に
一定時間内に到達しない時エラー表示したから、クラッ
チ切り換時にクラッチに不都合が生じてクラッチがうま
く結合しないときも、そのまま駆動モータ10が回転し
てクラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ
駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊することがな
い。
【0046】また、請求項5に記載した発明によれば、
クラッチ切り換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に
一定時間内に到達しない時ロータを少なくともかみ合い
一歯分より大きく回転させるようにしたから、クラッチ
切り換時にクラッチに不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ10が回転して
クラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆
動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊することがない。
クラッチ切り換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に
一定時間内に到達しない時ロータを少なくともかみ合い
一歯分より大きく回転させるようにしたから、クラッチ
切り換時にクラッチに不都合が生じてクラッチがうまく
結合しないときも、そのまま駆動モータ10が回転して
クラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆
動手段、クラッチ駆動変換手段を破壊することがない。
【0047】また、請求項6に記載した発明によれば、
クラッチ切り換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に
一定時間内に到達しない時クラッチ駆動装置を元の位置
に戻し、再度、動作させるようにしたから、クラッチ切
り換時にクラッチに不都合が生じてクラッチがうまく結
合しないときも、そのまま駆動モータ10が回転してク
ラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動
手段、クラッチ駆動変換手段を破壊することがない。
クラッチ切り換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に
一定時間内に到達しない時クラッチ駆動装置を元の位置
に戻し、再度、動作させるようにしたから、クラッチ切
り換時にクラッチに不都合が生じてクラッチがうまく結
合しないときも、そのまま駆動モータ10が回転してク
ラッチから異音が発生したり、クラッチ、クラッチ駆動
手段、クラッチ駆動変換手段を破壊することがない。
【0048】また、請求項7に記載した発明によれば、
クラッチ切り換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に
一定時間内に到達しない時クラッチ駆動装置を元の位置
に戻し、ロータを少なくともかみ合い一歯分より大きく
回転させ、再度、クラッチ駆動装置を動作させるように
したから、クラッチ切り換時にクラッチに不都合が生じ
てクラッチがうまく結合しないときも、そのまま駆動モ
ータ10が回転してクラッチから異音が発生したり、ク
ラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破
壊することがない。
クラッチ切り換時、クラッチ駆動手段が切り換え位置に
一定時間内に到達しない時クラッチ駆動装置を元の位置
に戻し、ロータを少なくともかみ合い一歯分より大きく
回転させ、再度、クラッチ駆動装置を動作させるように
したから、クラッチ切り換時にクラッチに不都合が生じ
てクラッチがうまく結合しないときも、そのまま駆動モ
ータ10が回転してクラッチから異音が発生したり、ク
ラッチ、クラッチ駆動手段、クラッチ駆動変換手段を破
壊することがない。
【図1】本発明の第1の実施例である全自動洗濯機の全
体構成を説明する断面図
体構成を説明する断面図
【図2】本発明の第1の実施例であるクラッチ駆動手段
を説明する詳細図
を説明する詳細図
【図3】本発明の第2の実施例であるクラッチ駆動手段
を説明する詳細図
を説明する詳細図
【図4】本発明の第3の実施例であるクラッチ駆動手段
を説明する詳細図
を説明する詳細図
【図5】本発明の第4の実施例であるクラッチ駆動手段
の制御を示すフローチャート
の制御を示すフローチャート
【図6】本発明の第5の実施例であるクラッチ駆動手段
の制御を示すフローチャート
の制御を示すフローチャート
【図7】本発明の第6の実施例であるクラッチ駆動手段
の制御を示すフローチャート
の制御を示すフローチャート
【図8】本発明の第7の実施例であるクラッチ駆動手段
の制御を示すフローチャート
の制御を示すフローチャート
【図9】従来例である全自動洗濯機の全体構成を説明す
る断面図
る断面図
【図10】従来例である全自動洗濯機のクラッチ駆動手
段を説明する詳細図
段を説明する詳細図
1 本体 2 サスペンション 3 受筒 4 脱水軸 5 洗濯兼脱水槽 6 軸受 7 軸受 8 洗濯軸 9 パルセータ 10 減速機構 11 駆動モータ 11a ロータ 12 クラッチ手段 12a 固定クラッチ板 13 クラッチ駆動手段 14 クラッチ駆動変換手段 12b 可動クラッチ板 35 ベルクランク機構 35a 可動クラッチ板持ち上げレバー 35b リンク 35c 支点 35d 弾性体 35e コイルバネ 36 円筒カム 36a リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 己紀夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 BA03 BA18 BA23 BB05 CA16 CB06 HB12 HB19 HB25 JC10 KA31 KB28 KB29 MA01 MA02 MA06
Claims (7)
- 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を固定して自由に回転する
中空の脱水軸と、洗濯兼脱水槽内に配置したパルセータ
を固定した前記脱水軸内に配置した洗濯軸と、洗濯軸を
駆動する駆動モータと、洗濯軸に固定した固定クラッチ
板と、クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段の動きを
クラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換手段
と、クラッチ駆動手段によって移動して固定クラッチ板
に係合する可動クラッチ板とを備え、クラッチ駆動変換
手段は弾性体または、一定の力以上で弾性変形する機構
を持つ構造とし、洗濯・すすぎ行程ではクラッチ駆動手
段を動作して、可動クラッチ板を固定クラッチ板との係
合から外し、駆動モータの動力を洗濯軸を介してパルセ
ータに伝達されるのみとし、被洗濯物に機械力を与え、
また脱水行程に入ると、クラッチ駆動手段を動作し、可
動クラッチ板は固定クラッチ板と係合し、洗濯軸と脱水
軸とは連結され洗濯兼脱水槽全体が回転する手段とを備
えた全自動洗濯機。 - 【請求項2】 クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段
の動きをクラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動
変換手段との間に弾性体を介していることを特徴とする
請求項1項の全自動洗濯機 - 【請求項3】 洗濯兼脱水槽を固定して自由に回転する
中空の脱水軸と、洗濯兼脱水槽内に配置したパルセータ
を固定した前記脱水軸内に配置した洗濯軸と、洗濯軸を
駆動する駆動モータと、洗濯軸に固定した固定クラッチ
板と、クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段の動きを
クラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換手段
と、クラッチ駆動手段によって移動して固定クラッチ板
に係合する可動クラッチ板とを備え、クラッチ駆動変換
手段をカムで行ないカム形状をそれぞれの位置決め付近
で変位の変化量を小さくするようにし、洗濯・すすぎ行
程ではクラッチ駆動手段を動作して、可動クラッチ板を
固定クラッチ板との係合から外し、駆動モータの動力を
洗濯軸を介してパルセータに伝達されるのみとし、被洗
濯物に機械力を与え、また脱水行程に入ると、クラッチ
駆動手段を動作し、可動クラッチ板は固定クラッチ板と
係合し、洗濯軸と脱水軸とは連結され洗濯兼脱水槽全体
が回転する手段とを備えた全自動洗濯機。 - 【請求項4】 洗濯兼脱水槽を固定して自由に回転する
中空の脱水軸と、洗濯兼脱水槽内に配置したパルセータ
を固定した前記脱水軸内に配置した洗濯軸と、洗濯軸を
駆動する駆動モータと、洗濯軸に固定した固定クラッチ
板と、クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段の動きを
クラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換手段
と、クラッチ駆動手段によって移動して固定クラッチ板
に係合する可動クラッチ板とを備え、洗濯・すすぎ行程
ではクラッチ駆動手段を動作して、可動クラッチ板を固
定クラッチ板との係合から外し、駆動モータの動力を洗
濯軸を介してパルセータに伝達されるのみとし、被洗濯
物に機械力を与え、また脱水行程に入ると、クラッチ駆
動手段を動作し、可動クラッチ板は固定クラッチ板と係
合し、洗濯軸と脱水軸とは連結され洗濯兼脱水槽全体が
回転する手段とを備え、クラッチ切り換時、クラッチ駆
動手段が切り換え位置に一定時間内に到達しない時エラ
ー表示する全自動洗濯機。 - 【請求項5】 洗濯兼脱水槽を固定して自由に回転する
中空の脱水軸と、洗濯兼脱水槽内に配置したパルセータ
を固定した前記脱水軸内に配置した洗濯軸と、洗濯軸を
駆動する駆動モータと、洗濯軸に固定した固定クラッチ
板と、クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段の動きを
クラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換手段
と、クラッチ駆動手段によって移動して固定クラッチ板
に係合する可動クラッチ板とを備え、洗濯・すすぎ行程
ではクラッチ駆動手段を動作して、可動クラッチ板を固
定クラッチ板との係合から外し、駆動モータの動力を洗
濯軸を介してパルセータに伝達されるのみとし、被洗濯
物に機械力を与え、また脱水行程に入ると、クラッチ駆
動手段を動作し、可動クラッチ板は固定クラッチ板と係
合し、洗濯軸と脱水軸とは連結され洗濯兼脱水槽全体が
回転する手段とを備え、クラッチ切り換時、クラッチ駆
動手段が切り換え位置に一定時間内に到達しない時ロー
タを少なくともかみ合い一歯分より大きく回転させるこ
とを特徴とする全自動洗濯機 - 【請求項6】 洗濯兼脱水槽を固定して自由に回転する
中空の脱水軸と、洗濯兼脱水槽内に配置したパルセータ
を固定した前記脱水軸内に配置した洗濯軸と、洗濯軸を
駆動する駆動モータと、洗濯軸に固定した固定クラッチ
板と、クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段の動きを
クラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換手段
と、クラッチ駆動手段によって移動して固定クラッチ板
に係合する可動クラッチ板とを備え、洗濯・すすぎ行程
ではクラッチ駆動手段を動作して、可動クラッチ板を固
定クラッチ板との係合から外し、駆動モータの動力を洗
濯軸を介してパルセータに伝達されるのみとし、被洗濯
物に機械力を与え、また脱水行程に入ると、クラッチ駆
動手段を動作し、可動クラッチ板は固定クラッチ板と係
合し、洗濯軸と脱水軸とは連結され洗濯兼脱水槽全体が
回転する手段とを備え、停止位置に一定時間内に到達し
ない時クラッチ駆動手段を動かしクラッチを元の位置に
戻し、再度、動作させることを特徴とする全自動洗濯機 - 【請求項7】 洗濯兼脱水槽を固定して自由に回転する
中空の脱水軸と、洗濯兼脱水槽内に配置したパルセータ
を固定した前記脱水軸内に配置した洗濯軸と、洗濯軸を
駆動する駆動モータと、洗濯軸に固定した固定クラッチ
板と、クラッチ駆動手段と、クラッチ駆動手段の動きを
クラッチ切り換え方向に変換するクラッチ駆動変換手段
と、クラッチ駆動手段によって移動して固定クラッチ板
に係合する可動クラッチ板とを備え、洗濯・すすぎ行程
ではクラッチ駆動手段を動作して、可動クラッチ板を固
定クラッチ板との係合から外し、駆動モータの動力を洗
濯軸を介してパルセータに伝達されるのみとし、被洗濯
物に機械力を与え、また脱水行程に入ると、クラッチ駆
動手段を動作し、可動クラッチ板は固定クラッチ板と係
合し、洗濯軸と脱水軸とは連結され洗濯兼脱水槽全体が
回転する手段とを備え、停止位置に一定時間内に到達し
ない時クラッチ駆動装置を元の位置に戻し、ロータを少
なくともかみ合い一歯分より大きく回転させ、再度、ク
ラッチ駆動装置を動作させることを特徴とする全自動洗
濯機
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000076193A JP2001259287A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 全自動洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000076193A JP2001259287A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 全自動洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001259287A true JP2001259287A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18593968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000076193A Pending JP2001259287A (ja) | 2000-03-17 | 2000-03-17 | 全自動洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001259287A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004225734A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | クラッチ切換機能付排水バルブとこれを有する洗濯機 |
CN110804829A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-02-18 | 浙江三星机电股份有限公司 | 一种用于洗衣机离合器的离合转换拨杆结构 |
-
2000
- 2000-03-17 JP JP2000076193A patent/JP2001259287A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004225734A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | クラッチ切換機能付排水バルブとこれを有する洗濯機 |
CN110804829A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-02-18 | 浙江三星机电股份有限公司 | 一种用于洗衣机离合器的离合转换拨杆结构 |
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