JP2010194028A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗濯機本体の振動を設置床に伝わりにくくして、低振動と低騒音化を実現する。
【解決手段】洗濯機本体30を支える脚42に減衰手段44を設けることで、洗濯機本体30の共振を低減し、かつ第2の弾性体42cを脚42に設けることで設置床への振動伝達エネルギーを小さくして設置床の振動も低減して、低振動と低騒音を実現することができる。
【選択図】図1
【解決手段】洗濯機本体30を支える脚42に減衰手段44を設けることで、洗濯機本体30の共振を低減し、かつ第2の弾性体42cを脚42に設けることで設置床への振動伝達エネルギーを小さくして設置床の振動も低減して、低振動と低騒音を実現することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、洗濯機本体内に弾性的に支持した外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽内で、洗濯物の洗濯、すすぎ、脱水(更に乾燥まで行う場合もある)を行う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、支持装置を洗濯機本体の下側に固定されるベースに上下方向移動可能に装着された多数の支持レッグと、前記支持レッグの下端に装着されて底面に接触するフットと、前記ベースとフットとの間に装着されて前記フットに弾性を与えるスプリングと、前記スプリングの上面及びベースの上面に装着されて、洗濯機の駆動時に発生する前記スプリングの共振を抑制して振動を低減する減衰ユニットとで構成していた(例えば、特許文献1参照)。また、洗濯機本体をスプリングとスプリングの伸縮を一定範囲に規制するストッパとからなる弾性支持脚で支えるものもあった(例えば、特許文献2参照)。
図12は、特許文献1に記載された従来の洗濯機の支持装置の構成を示すものである。図12に示すように、ベース10の貫通孔18に上下方向に直線移動可能に挿入される支持レッグ12と、前記支持レッグ12の下端に装着されて洗濯機が設置される底面に接触するフット14と、前記フットを弾性的に支持するスプリング16と、ベース10の上面に装着され、洗濯機の駆動時に発生する前記スプリング16の共振を抑制して振動を低減する減衰ユニット60とを有している。減衰ユニット60はハウジング64の内周面に摩擦部材70が摩擦することによって減衰作用を得ている。このように構成された支持装置は、スプリング16の弾性により洗濯機の均衡を維持し、更に洗濯機から発生する振動を吸収し、洗濯機の振動が底面に伝達されることを低減するとともに、スプリング16の共振を抑制して減衰機能を発揮し、洗濯機の振動を低減するものである。
図13は特許文献2に記載された従来の洗濯機の脚装置の構成を示すものである。図13に示すように、弾性支持脚5は、コイルスプリング20とストッパ21を組み合わせたもので、コイルスプリング20は底部22Aを上にした有底の筒状のカバー22の内側に収装され、一端を底部22Aに、もう一端を円盤状の支持部材23を介してストッパ21に支持される。ストッパ21は両端にフランジ21Aと21Bを備え、これらの間の軸部21Cがカバー22の開口部に装着されたキャップ24を上下方向に摺動自由に貫通する。そして、キャップ24の上方に位置するフランジ21Aを支持部材23に当接し、キャップ24の下方に位置するフランジ21Bを円盤状に形成された接地部25を介して床面10に接地する。なお、ストッパ21はゴムまたは樹脂で構成されている。この弾性支持脚5で洗濯機本体1を支持することにより、洗濯機本体1の振動が吸収されることになる。
特開2005−152659号公報
特開平4−244195号公報
しかしながら、特許文献1の従来の構成では、減衰を得るのに摩擦を利用しているため、共振以外にも減衰力が働き、逆に洗濯機本体の振動を床面に伝え、床を大きく振動させるとう問題を有していた。
また、特許文献2の従来の構成では、減衰を利用せず、共振時の振動をストッパで規制
しているため、ストッパの衝撃が床面に伝わり、共振時の床面の振動や騒音が大きくなるという問題を有していた。
しているため、ストッパの衝撃が床面に伝わり、共振時の床面の振動や騒音が大きくなるという問題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯機本体の共振振動と定常振動を効率的に低減し、洗濯機本体の低振動と低騒音ならびに設置床の振動低減を実現することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯機本体と、洗濯機本体の底部に設けられた第1の弾性体により支持された外槽と、外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、外槽の振動を抑制するダンパと、洗濯機本体を支持する脚を備え、脚に洗濯機本体の振動エネルギーを吸収する第2の弾性体と、洗濯機本体の振動を減衰する減衰手段を設け、減衰手段は可撓性の袋体と、隣り合う脚の袋体同士を連通する連通管を備え、袋体の伸縮で発生する空気の圧力で相互の袋体の伸縮を抑制するようにしたものである。
これによって、衝撃を発生するストッパがないので洗濯機本体の共振振動を減衰手段により衝撃なくかつ確実に低減することができる。また、第2の弾性体により、定常時の洗濯機本体の設置床に対する振動伝達エネルギーも小さくできるので、設置床の低振動化も図ることができる。
本発明の洗濯機は、洗濯機本体を支える脚に減衰手段を設けることで、洗濯機本体の共振を低減し、かつ第2の弾性体を脚に設けることで設置床への振動伝達エネルギーを小さくして設置床の振動も低減して、低振動と低騒音を実現することができる。
第1の発明は、本発明の洗濯機は、洗濯機本体と、洗濯機本体の底部に設けられた第1の弾性体により支持された外槽と、外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、外槽の振動を抑制するダンパと、洗濯機本体を支持する脚を備え、脚に洗濯機本体の振動エネルギーを吸収する第2の弾性体と、洗濯機本体の振動を減衰する減衰手段を設け、減衰手段は可撓性の袋体と、隣り合う脚の袋体同士を連通する連通管を備え、袋体の伸縮で発生する空気の圧力で相互の袋体の伸縮を抑制するようにしたものである。
これによって、衝撃を発生するストッパがないので洗濯機本体の共振振動を減衰手段により衝撃なくかつ確実に低減することができる。また、第2の弾性体により、定常時の洗濯機本体の設置床に対する振動伝達エネルギーも小さくできるので、設置床の低振動化も図ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の減衰手段は、左右に隣り合う袋体を連通管で接続し、左右に隣り合う脚の袋体は、第2の弾性体と同位置または下に交互に設けたことにより、共振時に洗濯機本体が大きく左右振動して袋体の伸縮が大きくなると、連通管を流れる空気量も多くなり、相互の袋体の伸縮を抑制するようになって減衰力が発生し、洗濯機本体の左右方向の振動を低減するように働く。また、定常時は洗濯機本体の振動は小さく、袋体の伸縮も小さくなって連通管を流れる空気量も減り、伸縮を抑制する力も小さくなって減衰力が減少し、洗濯機本体の振動が設置床に伝わりにくくなると共に、第2の弾性体で洗濯機本体の振動エネルギーが吸収され、更に洗濯機本体の振動が設置床に伝わらなくなるので設置床の振動とそれにより発生する騒音を低減することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の減衰手段は、前後に隣り合う袋体を連通管で接続し、前後に隣り合う脚の袋体は、第2の弾性体と同位置または下に交互に設けたことにより、共振時に洗濯機本体が大きく前後振動して袋体の伸縮が大きくなると、連通管を流れる空気量も多くなり、相互の袋体の伸縮を抑制するようになって減衰力が発生し、洗濯機本体の前後方向の振動を低減するように働く。また、定常時は洗濯機本体の振動は小さく、袋体の伸縮も小さくなって連通管を流れる空気量も減り、伸縮を抑制する力も小さくなって減衰力が減少し、洗濯機本体の振動が設置床に伝わりにくくなると共に、第2の弾性体で洗濯機本体の振動エネルギーが吸収され、更に洗濯機本体の振動が設置床に伝わらなくなるので設置床の振動とそれにより発生する騒音を低減することができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の減衰手段は、左右に隣り合う袋体を連通管で接続し、左右に隣り合う脚の袋体は、第2の弾性体と同位置または下に同様に設けたことにより、共振時に洗濯機本体が大きく前後振動して袋体の伸縮が大きくなると、連通管を流れる空気量も多くなり、相互の袋体の伸縮を抑制するようになって減衰力が発生し、洗濯機本体の前後方向の振動を低減するように働く。また、定常時は洗濯機本体の振動は小さく、袋体の伸縮も小さくなって連通管を流れる空気量も減り、伸縮を抑制する力も小さくなって減衰力が減少し、洗濯機本体の振動が設置床に伝わりにくくなると共に、第2の弾性体で洗濯機本体の振動エネルギーが吸収され、更に洗濯機本体の振動が設置床に伝わらなくなるので設置床の振動とそれにより発生する騒音を低減することができる。また、袋体の取り付け位置が隣り合う脚で同様なため連通管の接続が簡単になり、信頼性も向上する。
第5の発明は、特に、第1の発明の減衰手段は、前後に隣り合う袋体を連通管で接続し、前後に隣り合う脚の袋体は、第2の弾性体と同位置または下に同様に設けたことにより、共振時に洗濯機本体が大きく左右振動して袋体の伸縮が大きくなると、連通管を流れる空気量も多くなり、相互の袋体の伸縮を抑制するようになって減衰力が発生し、洗濯機本体の左右方向の振動を低減するように働く。また、定常時は洗濯機本体の振動は小さく、袋体の伸縮も小さくなって連通管を流れる空気量も減り、伸縮を抑制する力も小さくなって減衰力が減少し、洗濯機本体の振動が設置床に伝わりにくくなると共に、第2の弾性体で洗濯機本体の振動エネルギーが吸収され、更に洗濯機本体の振動が設置床に伝わらなくなるので設置床の振動とそれにより発生する騒音を低減することができる。また、袋体の取り付け位置が隣り合う脚で同様なため連通管の接続が簡単になり、信頼性も向上する。
第6の発明は、特に、第1の発明の減衰手段は、洗濯機本体に設けた振動検知手段の信号により連通管を開放したことにより、洗濯機本体が共振して振動が大きい時に減衰力を発生させ、それ以外の洗濯機本体の振動が小さい時は、減衰力を無くして床への振動伝達を減らし、床振動を低減することができる。
第7の発明は、特に、第1の発明の減衰手段は、接続する袋体を切り替える接続切り替え手段を設けたことにより、洗濯機本体の振動方向に応じて減衰力を発生することができ洗濯機本体の共振振動を効果的に低減することができる。
第8の発明は、特に、第1の発明の減衰手段は、接続する袋体を切り替える接続切り替え手段と、洗濯機本体に設けた振動検知手段を備え、前記振動検知手段の信号により前記接続切り替え手段を動作させたことにより、洗濯機本体の振動方向に応じて最適な方向に減衰力を発生させることができ、更に効率よく洗濯機本体の共振振動を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図を示すものである。図2は、同洗濯機の脚の断面図を示すものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図を示すものである。図2は、同洗濯機の脚の断面図を示すものである。
図1、図2において、洗濯機本体30の内部に収納された外槽33は、洗濯機本体の底部30aに設けられた2本の第1の弾性体31と、2本のダンパ32により弾性支持されている。洗濯兼脱水槽34は、外槽33内に回転自在に配設している。モータ(駆動手段)35は、ブラシレス直流モータから成っており、インバータ制御され、回転速度が自在に変化されるようになっている。そして直接洗濯兼脱水槽34を駆動する。給水手段36は洗濯兼脱水槽34内に給水するものである。水位検知手段37は、外糟33内の洗濯水位を検知する。排水手段38は、外槽33内の洗濯水を排水するものである。
制御装置39は、洗濯機本体30の前面下部に設けられている。制御装置39は、洗濯機本体30の前面上部に設けられた操作表示手段40により入力された設定内容に基づいて洗い、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御するもので、パワースイッチング手段(図示せず)を介してモータ35、給水手段36、排水手段38などを逐次制御する。ダンパ32は、オイルを作動流体とする粘性ダンパで、脱水起動時の外槽33の共振振動振幅を低減するものであり、洗濯機本体の底部30aと外槽33の底部33aの間に緩衝体32aを介して回転自在に固定されている。引っ張りばね41は外槽33の姿勢を維持するもので、天板30bと外槽33の間に設けられている。脚42は洗濯機本体の底部30aの四隅に配置されており、有底筒状の脚本体42a、支持体42b、第2の弾性体42c、袋体42dで構成されている。脚本体42aに第2の弾性体42cが挿入され次に支持体42bが取り付けられる。袋体42dは、第2の弾性体42cの外側に配置されている。脚本体42aの上部には洗濯機本体の底部30aに取り付けるためのねじ部42eが設けられており、ねじ部42eの中央には袋体42dの内部に通ずる管路42fが設けられている。ねじ部42eが洗濯機本体の底部30aに挿入されナット43で固定される。減衰手段44は隣り合う脚42の管路42f同士を連通管45で接続して構成されている。支持体42bの接地部には緩衝ゴム42gが取り付けられ、洗濯機本体30の振動の吸収と設置床の保護を行っている。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。まず、洗濯兼脱水槽34内に衣類と洗剤を投入後、操作表示手段40を操作して運転を開始する。これによって、給水手段36が動作し、洗濯兼脱水槽34内に洗濯水が供給されると共に洗濯兼脱水槽34も回転を開始する。規定量の洗濯水が供給されると給水手段36は給水を停止する。洗濯兼脱水槽34の回転によって、洗剤は洗濯水に溶かされ、洗濯液となって衣類に浸透する。洗濯兼脱水槽34は、30r/min程度の低速で回転して、衣類を持ち上げては落とすというたたき洗いを規定時間行う。
洗濯終了後、排水手段38が作動し、汚れを溶かし込んだ洗濯水は、外槽33の外に排水される。排水終了後、洗濯兼脱水槽34の回転は徐々に速くなり脱水工程に入る。脱水起動時、洗濯兼脱水槽34の回転数が250から300r/minの間は、洗濯物の偏り状態によって外槽33が前後左右に揺れながら大きく上下動する場合がある。この時、外槽33の上下動は、弾性体31により緩衝され、ダンパ32により減衰される。また、外槽33の振動伝達も軽減されることになる。しかし、多少は弾性体31と、ダンパ32と、引っ張りばね41介して洗濯機本体30の天板30bや底部30aに伝わり、洗濯機本体30を振動させることになる。この振動は、脚42を介して設置床(図示せず)に伝わり、軟弱な床の場合、床が大きく振動することになる。この時、第2の弾性体42cは洗濯機本体30の振動を吸収するために伸縮し、それに伴って袋体42dも伸縮する。袋体42dの伸縮は、隣り合う脚42で同じになる。すなわち、一方が縮むと片方も縮み、一方が伸びると片方も伸びている。袋体42dの空気は袋体42dが縮むと管路42fから
流出し、連通管45を通って隣り合う脚42の袋体42d流入し、袋体42dを伸ばそうとするが、力の方向は袋体42dを縮める方向なのでこの縮める方向の力を弱めるように作用する。逆に袋体42dが伸びるときは、袋体42d内に空気が流入し、隣り合う脚42の袋体42dを縮めようとするが、その袋体42dに働く力は、袋体42dを伸ばす方向なのでこの伸ばす方向の力を弱めるように作用する。これらが減衰手段44として機能し洗濯機本体30の振動を低減するように働く。
流出し、連通管45を通って隣り合う脚42の袋体42d流入し、袋体42dを伸ばそうとするが、力の方向は袋体42dを縮める方向なのでこの縮める方向の力を弱めるように作用する。逆に袋体42dが伸びるときは、袋体42d内に空気が流入し、隣り合う脚42の袋体42dを縮めようとするが、その袋体42dに働く力は、袋体42dを伸ばす方向なのでこの伸ばす方向の力を弱めるように作用する。これらが減衰手段44として機能し洗濯機本体30の振動を低減するように働く。
洗濯兼脱水槽34の回転数が上昇して定常回転前の10Hz前後に達すると、洗濯機本体30が共振振動を始める。この振動も設置床を大きく振動させることになる。この時も同様に減衰手段43が機能して洗濯機本体30の振動は低減されることになる。更に洗濯兼脱水槽34の回転数が上昇して定常回転になると、洗濯機本体30の振動は小さくなる。それに伴って袋体42dの伸縮量も減り減衰手段44の減衰力も小さくなり、洗濯機本体30の振動が設置床に伝わりにくくなる。
以上のように本実施の形態においては、脚42に洗濯機本体30の振動を抑える減衰手段44を設けたことにより、洗濯機本体30の振動は減衰手段44により確実に低減される。また、洗濯機本体30から設置床に伝わる振動エネルギーも小さくなるので、設置床の低振動化も図ることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の正面の断面図を示すものである。図4は、同洗濯機の隣り合う脚の断面図を示すものである。
図3は、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の正面の断面図を示すものである。図4は、同洗濯機の隣り合う脚の断面図を示すものである。
図3、図4において、減衰手段44は、左右に隣り合う袋体42dを連通管45で接続し、左右に隣り合う脚42の袋体42dは、第2の弾性体42cと同位置または下に交互に設けたものである。これにより、共振時に洗濯機本体30が大きく左右振動して袋体42dの伸縮が大きくなると、連通管45を流れる空気量も多くなり、相互の袋体42dの伸縮を抑制するようになって減衰力が発生し、洗濯機本体30の左右方向の振動を低減するように働く。また、定常時は洗濯機本体30の振動は小さく、袋体42dの伸縮も小さくなって連通管45を流れる空気量も減り、伸縮を抑制する力も小さくなって減衰力が減少し、洗濯機本体30の振動が設置床に伝わりにくくなると共に、第2の弾性体42cで洗濯機本体30の振動エネルギーが吸収され、更に洗濯機本体30の振動が設置床に伝わらなくなるので設置床の振動とそれにより発生する騒音を低減することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における洗濯機の正面の断面図を示すものである。図6は、同洗濯機の隣り合う脚の断面図を示すものである。
図5は、本発明の第3の実施の形態における洗濯機の正面の断面図を示すものである。図6は、同洗濯機の隣り合う脚の断面図を示すものである。
図5、図6において、減衰手段44は、前後に隣り合う袋体42dを連通管45で接続し、前後に隣り合う脚42の袋体42dは、第2の弾性体42cと同位置または下に交互に設けたものである。これにより、共振時に洗濯機本体30が大きく前後振動して袋体42dの伸縮が大きくなると、連通管45を流れる空気量も多くなり、相互の袋体42dの伸縮を抑制するようになって減衰力が発生し、洗濯機本体30の前後方向の振動を低減するように働く。また、定常時は洗濯機本体30の振動は小さく、袋体42dの伸縮も小さくなって連通管45を流れる空気量も減り、伸縮を抑制する力も小さくなって減衰力が減少し、洗濯機本体30の振動が設置床に伝わりにくくなると共に、第2の弾性体42cで洗濯機本体30の振動エネルギーが吸収され、更に洗濯機本体30の振動が設置床に伝わらなくなるので設置床の振動とそれにより発生する騒音を低減することができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の第4の実施の形態における洗濯機の脚の断面図を示すものである。
図7は、本発明の第4の実施の形態における洗濯機の脚の断面図を示すものである。
図7において、減衰手段44は、左右に隣り合う袋体42dを連通管45で接続し、左右に隣り合う脚42の袋体42dは、第2の弾性体42cと同位置または下に同様に設けたことにより、共振時に洗濯機本体30が大きく前後振動して袋体42dの伸縮が大きくなると、連通管45を流れる空気量も多くなり、相互の袋体42dの伸縮を抑制するようになって減衰力が発生し、洗濯機本体30の前後方向の振動を低減するように働く。また、定常時は洗濯機本体30の振動は小さく、袋体42dの伸縮も小さくなって連通管45を流れる空気量も減り、伸縮を抑制する力も小さくなって減衰力が減少し、洗濯機本体30の振動が設置床に伝わりにくくなると共に、第2の弾性体42cで洗濯機本体30の振動エネルギーが吸収され、更に洗濯機本体30の振動が設置床に伝わらなくなるので設置床の振動とそれにより発生する騒音を低減することができる。また、袋体42dの取り付け位置が隣り合う脚で同様なため連通管45の接続が簡単になり、信頼性も向上する。
(実施の形態5)
図8は、本発明の第5の実施の形態における洗濯機の脚の断面図を示すものである。
図8は、本発明の第5の実施の形態における洗濯機の脚の断面図を示すものである。
図8において、減衰手段44は、前後に隣り合う袋体42dを連通管45で接続し、前後に隣り合う脚42の袋体42dは、第2の弾性体42cと同位置または下に同様に設けたことにより、共振時に洗濯機本体30が大きく左右振動して袋体の伸縮が大きくなると、連通管45を流れる空気量も多くなり、相互の袋体42dの伸縮を抑制するようになって減衰力が発生し、洗濯機本体30の左右方向の振動を低減するように働く。また、定常時は洗濯機本体30の振動は小さく、袋体42dの伸縮も小さくなって連通管45を流れる空気量も減り、伸縮を抑制する力も小さくなって減衰力が減少し、洗濯機本体30の振動が設置床に伝わりにくくなると共に、第2の弾性体42cで洗濯機本体30の振動エネルギーが吸収され、更に洗濯機本体30の振動が設置床に伝わらなくなるので設置床の振動とそれにより発生する騒音を低減することができる。また、袋体42dの取り付け位置が隣り合う脚で同様なため連通管45の接続が簡単になり、信頼性も向上する。
(実施の形態6)
図9は、本発明の第6の実施の形態における洗濯機の断面図を示すものである。図9において、減衰手段44は、洗濯機本体30に設けた加速度センサーを使用した振動検知手段46の信号により連通管45に設けた電磁弁からなる開閉手段47を開放したことにより、洗濯機本体30が共振して振動が大きい時に減衰力を発生させ、それ以外の洗濯機本体30の振動が小さい時は、減衰力を無くして床への振動伝達を減らし、床振動を低減することができる。
図9は、本発明の第6の実施の形態における洗濯機の断面図を示すものである。図9において、減衰手段44は、洗濯機本体30に設けた加速度センサーを使用した振動検知手段46の信号により連通管45に設けた電磁弁からなる開閉手段47を開放したことにより、洗濯機本体30が共振して振動が大きい時に減衰力を発生させ、それ以外の洗濯機本体30の振動が小さい時は、減衰力を無くして床への振動伝達を減らし、床振動を低減することができる。
(実施の形態7)
図10は、本発明の第7の実施の形態における洗濯機の要部の平面図を示すものである。図11は、同洗濯機の要部の平面図を示すものである。図10、図11において、減衰手段44は、接続する袋体42dを切り替える接続切り替え手段48を設けたものである。接続切り替え手段48は円筒状のケース48aと、ケース48aの内壁に密着して回転する弁体48bと、弁体48bを回転させるモータ(図示せず)を備えており、ケース48aの側壁に設けた4つの貫通孔48cの1対を弁体48bに設けた2つの連通孔48dで接続し、弁体48bを回転することで接続する貫通孔48cの対を切り替えている。これにより、洗濯機本体30の振動方向に応じて減衰力を発生することができ洗濯機本体30の共振振動を効果的に低減することができる。
図10は、本発明の第7の実施の形態における洗濯機の要部の平面図を示すものである。図11は、同洗濯機の要部の平面図を示すものである。図10、図11において、減衰手段44は、接続する袋体42dを切り替える接続切り替え手段48を設けたものである。接続切り替え手段48は円筒状のケース48aと、ケース48aの内壁に密着して回転する弁体48bと、弁体48bを回転させるモータ(図示せず)を備えており、ケース48aの側壁に設けた4つの貫通孔48cの1対を弁体48bに設けた2つの連通孔48dで接続し、弁体48bを回転することで接続する貫通孔48cの対を切り替えている。これにより、洗濯機本体30の振動方向に応じて減衰力を発生することができ洗濯機本体30の共振振動を効果的に低減することができる。
(実施の形態8)
減衰手段44は、接続する袋体42dを切り替える接続切り替え手段48と、洗濯機本
体30に設けた振動検知手段46を備え、振動検知手段46の信号により接続切り替え手段48を動作させたことにより、洗濯機本体30の振動方向に応じて最適な方向に減衰力を発生させることができ、更に効率よく洗濯機本体30の共振振動を低減することができる。
減衰手段44は、接続する袋体42dを切り替える接続切り替え手段48と、洗濯機本
体30に設けた振動検知手段46を備え、振動検知手段46の信号により接続切り替え手段48を動作させたことにより、洗濯機本体30の振動方向に応じて最適な方向に減衰力を発生させることができ、更に効率よく洗濯機本体30の共振振動を低減することができる。
上記の実施の形態では、洗濯兼脱水槽34の回転軸は水平としたが、洗濯兼脱水槽34が前方高位に傾斜している場合でも同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、洗濯機本体を支持する脚に減衰手段を設けることで、洗濯機本体と設置床の振動を低減できるので、洗濯機以外の回転機械の防振にも応用可能である。
30 洗濯機本体
30a 洗濯機本体の底部
31 第1の弾性体
32 ダンパ
33 外槽
34 洗濯兼脱水槽
35 駆動手段
42 脚
42c 第2の弾性体
42d 袋体
44 減衰手段
45 連通管
46 振動検知手段
48 接続切り替え手段
30a 洗濯機本体の底部
31 第1の弾性体
32 ダンパ
33 外槽
34 洗濯兼脱水槽
35 駆動手段
42 脚
42c 第2の弾性体
42d 袋体
44 減衰手段
45 連通管
46 振動検知手段
48 接続切り替え手段
Claims (8)
- 洗濯機本体と、前記洗濯機本体の底部に設けられた第1の弾性体により支持された外槽と、前記外槽内に回転可能に設けられた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を回転させる駆動手段と、前記外槽の振動を抑制するダンパと、前記洗濯機本体を支持する脚を備え、前記脚に前記洗濯機本体の振動エネルギーを吸収する第2の弾性体と、前記洗濯機本体の振動を減衰する減衰手段を設け、前記減衰手段は可撓性の袋体と、隣り合う前記脚の前記袋体同士を連通する連通管を備え、前記袋体の伸縮を相互に抑制するようにした洗濯機。
- 減衰手段は、左右に隣り合う袋体を連通管で接続し、左右に隣り合う脚の前記袋体は、第2の弾性体と同位置または下に交互に設けた請求項1記載の洗濯機。
- 減衰手段は、前後に隣り合う袋体を連通管で接続し、前後に隣り合う脚の前記袋体は、第2の弾性体と同位置または下に交互に設けた請求項1記載の洗濯機。
- 減衰手段は、左右に隣り合う袋体を連通管で接続し、左右に隣り合う脚の前記袋体は、第2の弾性体と同位置または下に同様に設けた請求項1記載の洗濯機。
- 減衰手段は、前後に隣り合う袋体を連通管で接続し、前後に隣り合う脚の前記袋体は、第2の弾性体と同位置または下に同様に設けた請求項1記載の洗濯機。
- 減衰手段は、洗濯機本体に設けた振動検知手段の信号により連通管を開放した請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 減衰手段は、接続する袋体を切り替える接続切り替え手段を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 減衰手段は、接続する袋体を切り替える接続切り替え手段と、洗濯機本体に設けた振動検知手段を備え、前記振動検知手段の信号により前記接続切り替え手段を動作させた請求項1または7記載の洗濯機。
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