JP2003019387A5 - - Google Patents
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Description
【発明の名称】洗濯機
【特許請求の範囲】
【請求項1】洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、この固定側係合部材は補強部材を内包する樹脂成形品とした洗濯機。
【請求項2】固定側係合部材の下部には第1の略円筒状リブを設け、固定側突起部は前記第1の略円筒状リブから外方向に放射状に延設し、スライド部材には上部突起部が前記放射状の固定側突起部に係合するように放射状に設けられ、前記放射状の上部突起部の外周には前記放射状の上部突起部に一体に第2の略円筒状リブを設けた請求項1に記載の洗濯機。
【請求項3】回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは固定側係合部材に一体に設けた回転保持部により軸支した請求項1または2に記載の洗濯機。
【請求項4】洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの外郭と一体成形し、かつ、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を一体形成した洗濯機。
【請求項5】保持部材は固定側突起部の近傍に補強材を内包した請求項4に記載の洗濯機。
【請求項6】回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは保持部材に一体に設けた回転保持部により軸支した請求項4または5に記載の洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類の洗い、すすぎ、脱水等を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯機は、図7に示すようになっていた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図7に示すように、洗濯機本体1は、内部に脱水振動を防振するように、サスペンション2によって懸架された水受け槽3を設け、水受け槽3内に洗濯兼脱水槽4を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽4の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼5を回転自在に配設している。洗濯兼脱水槽4は、水受け槽3の底部に設けた軸受6によって軸支されている脱水軸7と略同軸上となるように配設し、脱水軸7の上端部に固定され、撹拌翼5は、脱水軸7の中空部に脱水軸7と略同軸上となるように配設し脱水軸7の中空部内に設けた軸受8によって軸支した洗濯軸9の上端部に固定されている。また、洗濯軸9の下端部は減速機構10の出力側に接続されている。また、下端部が駆動モータ11のロータ12につながる入力軸13の上端部は減速機構10の入力側に接続されている。
【0004】
以下に、駆動モータ11の回転の伝達を脱水軸7、入力軸13のいずれかに切り換えるクラッチ機構について説明する。脱水軸7の下部にはその外周部にスプライン等の形状を有するスライド部14を設けている。スライド部14には、そのスプライン等の形状に対応した内周形状を有するスライド部材15を設けている。駆動モータ11の回転が脱水軸7への伝達時、すなわち洗濯兼脱水槽4回転時は、スライド部材15を付勢バネ16により下に押しつけ、スライド部材15の下部に設けた下部突起部15aをロータ12に設けたロータ突起部12aに係合させて、ロータ12の回転を脱水軸7に伝達している。また、駆動モータ11の回転が入力軸13への伝達時、すなわち撹拌翼5回転時は、ギアードモータ又はソレノイドなどのレバー駆動手段17によりスライド部材15に係合するクラッチレバー18を上方に移動させることで、スライド部材15を上方に移動させ、スライド部材15の下部突起部15aをロータ12のロータ突起部12aから外すことでロータ12の回転を脱水軸7に非伝達とし、入力軸13のみに伝達している。入力軸13に伝達された回転は、減速機構10、洗濯軸9を介して撹拌翼5に伝達され、撹拌翼5を回転させる構成としている。同時にスライド部材15の上部に設けた上部突起部15bと駆動モータ11のハウジング部19に設けた固定側突起部19aを係合させることで、洗濯兼脱水槽4を固定し、撹拌翼5の回転の際、水流により発生する洗濯兼脱水槽4の共回りを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、駆動モータ11の回転の伝達を脱水軸7から入力軸13へ切り換える際、スライド部材15の上部に設けた上部突起部15bがロータ12のロータ突起部12aにかみ合う時の衝突音や、脱水回転開始時や電磁ブレーキ時に下部突起部15aの側面15dとロータ突起部12aの側面12dが当接する衝突音等の異常音が発生するという問題を有していた。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時の衝突音等の異常音を減少させ低騒音化を実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、上下の滑動により駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材を備え、そのスライド部材の上部には上部突起部を設け、保持部材には上部突起部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、この固定側係合部材は補強部材を内包する樹脂成形品としたものである。
【0008】
これにより、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時の衝突音等の異常音を減少させ低騒音化を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、この固定側係合部材は補強部材を内包する樹脂成形品としたものであり、強度を確保するとともに、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、固定側係合部材の下部には第1の略円筒状リブを設け、固定側突起部は前記第1の略円筒状リブから外方向に放射状に延設し、スライド部材には上部突起部が前記放射状の固定側突起部に係合するように放射状に設けられ、前記放射状の上部突起部の外周には前記放射状の上部突起部に一体に第2の略円筒状リブを設けたものであり、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、かみ合い用のそれぞれの突起部の強度向上を図ることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは固定側係合部材に一体に設けた回転保持部により軸支したものであり、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、かみ合い用のそれぞれの突起部の強度向上を図ることができるとともに、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの外郭と一体成形し、かつ、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を一体形成したものであり、部品点数の低減を図り組立性を向上することができるとともに、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、保持部材は固定側突起部の近傍に補強材を内包したものであり、部品点数の低減を図り組立性を向上することができ、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、保持部材の強度を向上させることができ、耐久性を向上させることができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、上記請求項4または5に記載の発明において、回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは保持部材に一体に設けた回転保持部により軸支したものであり、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0015】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例の洗濯機の全体構成を示す図であり、図2、3は本実施例の洗濯機の駆動部構成を示す図である。
【0017】
図1において、洗濯機本体20は、内部に脱水振動を防振するように、サスペンション21によって懸架された水受け槽22を設け、水受け槽22内に洗濯兼脱水槽23を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽23の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼24を回転自在に配設している。水受け槽22の底部には駆動部25を設けている。
【0018】
図1および図2において、駆動部25には、中空の脱水軸26を設け、脱水軸26は、駆動部25の上方中央部に設けた脱水上部軸受27と中間中央部近傍に設けた脱水下部軸受28により軸支されている。脱水軸26の上端側は、洗濯兼脱水槽23の底部に固定され、洗濯兼脱水槽23と連結している。脱水軸26の上部側中空部26aには、脱水軸26と略同軸上となるように洗濯軸29を設け、脱水軸26の上部側中空部26a内に設けた洗濯軸受30により軸支されている。洗濯軸29の上端側は、撹拌翼24の底部に固定され、撹拌翼24と連結している。一方、洗濯軸29の下端側は、脱水軸26内の中間中空部26bに設けた減速機構31の出力側に連結している。
【0019】
減速機構31の入力側には、入力軸32の上端を接続し、入力軸32は、脱水軸26の下部側中空部26c内に設けた入力軸受33により軸支されている。
【0020】
洗濯軸29、入力軸32および減速機構31等を内包する脱水軸26、および脱水上部軸受27と脱水下部軸受28はケース34により内包され、このケース34は水受け槽22の底部に固定されている。
【0021】
35は脱水軸27および入力軸32を回転させる駆動モータであり、入力軸32の下部に駆動モータ35のロータ35aが連結されている。駆動モータ35内にはロータ35aの外周に設けた磁石35bと対峙するように、ステータ35cが配されている。
【0022】
脱水軸27の下部にはその外周部にスプライン等の形状を有する樹脂製のスライド部36を設けている。スライド部36には、そのスプライン等の形状に対応した内周形状を有するスライド部材37を上下摺動自在に設けている。そのスライド部材37は、付勢バネ38により下方向に押しつけられ、スライド部材37の下部に設けた下部突起部37aをロータ35aに設けた開口部35dに係合させて、ロータ35aの回転を脱水軸27に伝達できるよう構成している。なお、洗濯機の電源がOFF時には、この状態を維持するものである。
【0023】
水受け槽22の底部には、ギアードモータ又はソレノイドなどのレバー駆動手段39が取り付けられている。
【0024】
レバー駆動手段39の駆動手段接続部39aには、他端をクラッチレバー40のクラッチレバー接続部40aに接続した媒介部材41の一端を接続している。
【0025】
クラッチレバー40は、一端にスライド部材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部材43の回転保持部43aに、回転自在に支持される軸部40cを有している。
【0026】
固定側係合部材43の保持部材42への取り付けは、ねじ44により、固定側係合部材43と保持部材42を一体にケース34に固定している。
【0027】
固定側係合部材43は、金属部材43bを底部に穴部を有するように略凹状にプレス加工し、その外側略平面部を保持部材42へ取り付け部とし、金属部材43bを内包するように樹脂成形にて固定側突起部43cを形成している。
【0028】
駆動モータ35の回転が入力軸32への伝達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39aを回転させ、図2の位置から図3の位置に移動させることにより、クラッチレバー40は、媒介部材41を介して、軸部40cを中心に時計方向に回転する。この回転により、スライド部材支持部40bが上方向に回転移動し、付勢バネ38の下方向への付勢力に抗して、スライド部材37を上方向に持ち上げる。これにより、図3に示すようにスライド部材37の下部に設けた下部突起部37aは、ロータ35aに設けた開口部35dとの係合から外れ、ロータ35aの回転は、脱水軸27には非伝達となり、入力軸32にのみ伝達させるよう構成している。それと同時にスライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固定側突起部43cが係合することにより、脱水軸26を固定し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止する構成としている。
【0029】
なお、クラッチレバー接続部40aは、駆動モータ35から外方へ突出しており、図2に示すようにクラッチレバー40が反時計方向に回転すると、ケース34の側壁に当接し、その位置で回転が規制される。
【0030】
クラッチレバー40は、一端にスライド部材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部材43の穴部43aに、回転自在に支持される軸部40cを有している。
【0031】
図4に示すように、金属部材43bを内包する樹脂成形にて形成された固定側突起部43cの内径方向部には、第1の略円筒状リブ43dを設け、固定側突起部43cは第1の略円筒状リブ43dから外方向に放射線状に延設している。43eは、保持部材42への取り付けの際の貫通穴である。
【0032】
図5に示すように、スライド部材37の上部に設けた上部突起部37bは、固定側突起部43cと係合するように放射線状に設けられている。上部突起部37bの外周には、その上部突起部37bに一体に第2の略円筒状リブ37cを設けている。
【0033】
このような構成において、動作について説明する。
【0034】
まず、撹拌翼24の回転による洗濯、すすぎの行程を実行する場合、すなわち駆動モータ35の回転が入力軸32への伝達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39aを回転させ、図2の位置から図3の位置に移動させることにより、クラッチレバー40は、媒介部材41を介して、軸部40cを中心に時計方向に回転する。この回転により、スライド部材支持部40bが上方向に回転移動し、付勢バネ38の下方向への付勢力に抗して、スライド部材37を上方向に持ち上げる。これにより、図3に示すようにスライド部材37の下部に設けた下部突起部37aは、ロータ35aに設けた開口部35dとの係合から外れ、ロータ35aの回転は、脱水軸27には非伝達となり、入力軸32にのみ伝達され、撹拌翼24が回転する。それと同時にスライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固定側突起部43cが係合し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止する。
【0035】
以上のように、固定側係合部材43は、金属部材43bを内包するように樹脂成形にて固定側突起部43cを形成しているので、金属部材43bにて強度を確保するとともに、樹脂製のスライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固定側係合部材43に設けた樹脂製の固定側突起部43cが係合する際の衝突音や、洗濯時の撹拌翼の反転の際の衝突音は、樹脂同士の衝突であるため、金属の場合と比べ、大幅に低減することができる。
【0036】
また、固定側突起部43cには第1の略円筒状リブ43dを、上部突起部37bには第2の略円筒状リブ37cをそれぞれ一体に設けているため、それぞれの突起部の強度を向上させることができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0037】
さらに、クラッチレバー40の軸部40cを支持する回転保持部43aを固定側係合部材43と一体に設けているので、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0038】
(実施例2)
つぎに、第2の実施例を図6を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
図6において、駆動モータ35のステータ35cを保持する保持部材45には、スライド部材37の上部に放射線状に設けた上部突起部37bと係合するように、放射線状に固定側突起部45aが一体に設けられている。固定側突起部45aの内径方向部には、第3の略円筒状リブ45bが、固定側突起部45aと一体に設けられている。
【0040】
また、保持部材45に一体に設けた固定側突起部45aの近傍内部には、補強材46が内包されている。
【0041】
クラッチレバー40は、一端にスライド部材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35cを保持する保持部材45に一体に設けた回転保持部45cに、回転自在に支持される軸部40cを有している。
【0042】
以上の構成により、樹脂製のスライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、保持部材45に一体に設けた固定側突起部45aが係合する際の衝突音や、洗濯時の撹拌翼の反転の際の衝突音は、樹脂同士の衝突であるため、金属の場合と比べ、大幅に低減することができる。また、固定側突起部45aを保持部材45に一体に設けているので、固定側突起部を有する固定側係合部材を別部品として設ける必要がないため、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0043】
また、保持部材45に一体に設けた固定側突起部45aの近傍内部には、補強材46が内包されているため、固定側突起部45aの強度を向上させることができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0044】
さらに、クラッチレバー40の軸部40cを支持する回転保持部45cを保持部材45と一体に設けているので、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、この固定側係合部材は補強部材を内包する樹脂成形品としたから、強度を確保するとともに、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、品質の向上を実現できるものである。
【0046】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、固定側係合部材の下部には第1の略円筒状リブを設け、固定側突起部は前記第1の略円筒状リブから外方向に放射状に延設し、スライド部材には上部突起部が前記放射状の固定側突起部に係合するように放射状に設けられ、前記放射状の上部突起部の外周には前記放射状の上部突起部に一体に第2の略円筒状リブを設けたから、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、かみ合い用のそれぞれの突起部の強度向上を図ることができ、信頼性、品質の向上を実現できるものである。
【0047】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明において、回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは固定側係合部材に一体に設けた回転保持部により軸支したから、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、かみ合い用のそれぞれの突起部の強度向上を図り、信頼性、品質の向上を実現できることができるとともに、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0048】
また、請求項4に記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの外郭と一体成形し、かつ、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を一体形成したから、部品点数の低減を図り組立性を向上することができるとともに、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、品質の向上を実現できるものである。
【0049】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明において、保持部材は固定側突起部の近傍に補強材を内包したから、部品点数の低減を図り組立性を向上することができ、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、保持部材の強度を向上させることができ、耐久性を向上させることができ、信頼性、品質の向上を実現できるものである。
【0050】
さらに、請求項6に記載の発明によれば、上記請求項4または5に記載の発明において、回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは保持部材に一体に設けた回転保持部により軸支したから、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、品質の向上を実現できるとともに、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における洗濯機の断面図
【図2】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断面図
【図3】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断面図
【図4】(a)本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断面図
(b)本発明の第1の実施例における洗濯機の要部底面図
【図5】(a)本発明の第1の実施例における洗濯機の要部平面図
(b)本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断面図
【図6】本発明の第2の実施例における洗濯機の要部断面図
【図7】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
23 洗濯兼脱水槽
24 撹拌翼
26 脱水軸
29 洗濯軸
35 駆動モータ
37 スライド部材
37b 上部突起部
42 保持部材
43 固定側係合部材
43b 金属部材(補強部材)
43c 固定側突起部
【特許請求の範囲】
【請求項1】洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、この固定側係合部材は補強部材を内包する樹脂成形品とした洗濯機。
【請求項2】固定側係合部材の下部には第1の略円筒状リブを設け、固定側突起部は前記第1の略円筒状リブから外方向に放射状に延設し、スライド部材には上部突起部が前記放射状の固定側突起部に係合するように放射状に設けられ、前記放射状の上部突起部の外周には前記放射状の上部突起部に一体に第2の略円筒状リブを設けた請求項1に記載の洗濯機。
【請求項3】回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは固定側係合部材に一体に設けた回転保持部により軸支した請求項1または2に記載の洗濯機。
【請求項4】洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの外郭と一体成形し、かつ、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を一体形成した洗濯機。
【請求項5】保持部材は固定側突起部の近傍に補強材を内包した請求項4に記載の洗濯機。
【請求項6】回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは保持部材に一体に設けた回転保持部により軸支した請求項4または5に記載の洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類の洗い、すすぎ、脱水等を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯機は、図7に示すようになっていた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図7に示すように、洗濯機本体1は、内部に脱水振動を防振するように、サスペンション2によって懸架された水受け槽3を設け、水受け槽3内に洗濯兼脱水槽4を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽4の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼5を回転自在に配設している。洗濯兼脱水槽4は、水受け槽3の底部に設けた軸受6によって軸支されている脱水軸7と略同軸上となるように配設し、脱水軸7の上端部に固定され、撹拌翼5は、脱水軸7の中空部に脱水軸7と略同軸上となるように配設し脱水軸7の中空部内に設けた軸受8によって軸支した洗濯軸9の上端部に固定されている。また、洗濯軸9の下端部は減速機構10の出力側に接続されている。また、下端部が駆動モータ11のロータ12につながる入力軸13の上端部は減速機構10の入力側に接続されている。
【0004】
以下に、駆動モータ11の回転の伝達を脱水軸7、入力軸13のいずれかに切り換えるクラッチ機構について説明する。脱水軸7の下部にはその外周部にスプライン等の形状を有するスライド部14を設けている。スライド部14には、そのスプライン等の形状に対応した内周形状を有するスライド部材15を設けている。駆動モータ11の回転が脱水軸7への伝達時、すなわち洗濯兼脱水槽4回転時は、スライド部材15を付勢バネ16により下に押しつけ、スライド部材15の下部に設けた下部突起部15aをロータ12に設けたロータ突起部12aに係合させて、ロータ12の回転を脱水軸7に伝達している。また、駆動モータ11の回転が入力軸13への伝達時、すなわち撹拌翼5回転時は、ギアードモータ又はソレノイドなどのレバー駆動手段17によりスライド部材15に係合するクラッチレバー18を上方に移動させることで、スライド部材15を上方に移動させ、スライド部材15の下部突起部15aをロータ12のロータ突起部12aから外すことでロータ12の回転を脱水軸7に非伝達とし、入力軸13のみに伝達している。入力軸13に伝達された回転は、減速機構10、洗濯軸9を介して撹拌翼5に伝達され、撹拌翼5を回転させる構成としている。同時にスライド部材15の上部に設けた上部突起部15bと駆動モータ11のハウジング部19に設けた固定側突起部19aを係合させることで、洗濯兼脱水槽4を固定し、撹拌翼5の回転の際、水流により発生する洗濯兼脱水槽4の共回りを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構成では、駆動モータ11の回転の伝達を脱水軸7から入力軸13へ切り換える際、スライド部材15の上部に設けた上部突起部15bがロータ12のロータ突起部12aにかみ合う時の衝突音や、脱水回転開始時や電磁ブレーキ時に下部突起部15aの側面15dとロータ突起部12aの側面12dが当接する衝突音等の異常音が発生するという問題を有していた。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時の衝突音等の異常音を減少させ低騒音化を実現することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、上下の滑動により駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材を備え、そのスライド部材の上部には上部突起部を設け、保持部材には上部突起部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、この固定側係合部材は補強部材を内包する樹脂成形品としたものである。
【0008】
これにより、洗濯への切り換え時や、洗濯運転時の衝突音等の異常音を減少させ低騒音化を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、この固定側係合部材は補強部材を内包する樹脂成形品としたものであり、強度を確保するとともに、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、固定側係合部材の下部には第1の略円筒状リブを設け、固定側突起部は前記第1の略円筒状リブから外方向に放射状に延設し、スライド部材には上部突起部が前記放射状の固定側突起部に係合するように放射状に設けられ、前記放射状の上部突起部の外周には前記放射状の上部突起部に一体に第2の略円筒状リブを設けたものであり、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、かみ合い用のそれぞれの突起部の強度向上を図ることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは固定側係合部材に一体に設けた回転保持部により軸支したものであり、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、かみ合い用のそれぞれの突起部の強度向上を図ることができるとともに、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの外郭と一体成形し、かつ、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を一体形成したものであり、部品点数の低減を図り組立性を向上することができるとともに、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、保持部材は固定側突起部の近傍に補強材を内包したものであり、部品点数の低減を図り組立性を向上することができ、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、保持部材の強度を向上させることができ、耐久性を向上させることができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、上記請求項4または5に記載の発明において、回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは保持部材に一体に設けた回転保持部により軸支したものであり、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0015】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例の洗濯機の全体構成を示す図であり、図2、3は本実施例の洗濯機の駆動部構成を示す図である。
【0017】
図1において、洗濯機本体20は、内部に脱水振動を防振するように、サスペンション21によって懸架された水受け槽22を設け、水受け槽22内に洗濯兼脱水槽23を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽23の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌翼24を回転自在に配設している。水受け槽22の底部には駆動部25を設けている。
【0018】
図1および図2において、駆動部25には、中空の脱水軸26を設け、脱水軸26は、駆動部25の上方中央部に設けた脱水上部軸受27と中間中央部近傍に設けた脱水下部軸受28により軸支されている。脱水軸26の上端側は、洗濯兼脱水槽23の底部に固定され、洗濯兼脱水槽23と連結している。脱水軸26の上部側中空部26aには、脱水軸26と略同軸上となるように洗濯軸29を設け、脱水軸26の上部側中空部26a内に設けた洗濯軸受30により軸支されている。洗濯軸29の上端側は、撹拌翼24の底部に固定され、撹拌翼24と連結している。一方、洗濯軸29の下端側は、脱水軸26内の中間中空部26bに設けた減速機構31の出力側に連結している。
【0019】
減速機構31の入力側には、入力軸32の上端を接続し、入力軸32は、脱水軸26の下部側中空部26c内に設けた入力軸受33により軸支されている。
【0020】
洗濯軸29、入力軸32および減速機構31等を内包する脱水軸26、および脱水上部軸受27と脱水下部軸受28はケース34により内包され、このケース34は水受け槽22の底部に固定されている。
【0021】
35は脱水軸27および入力軸32を回転させる駆動モータであり、入力軸32の下部に駆動モータ35のロータ35aが連結されている。駆動モータ35内にはロータ35aの外周に設けた磁石35bと対峙するように、ステータ35cが配されている。
【0022】
脱水軸27の下部にはその外周部にスプライン等の形状を有する樹脂製のスライド部36を設けている。スライド部36には、そのスプライン等の形状に対応した内周形状を有するスライド部材37を上下摺動自在に設けている。そのスライド部材37は、付勢バネ38により下方向に押しつけられ、スライド部材37の下部に設けた下部突起部37aをロータ35aに設けた開口部35dに係合させて、ロータ35aの回転を脱水軸27に伝達できるよう構成している。なお、洗濯機の電源がOFF時には、この状態を維持するものである。
【0023】
水受け槽22の底部には、ギアードモータ又はソレノイドなどのレバー駆動手段39が取り付けられている。
【0024】
レバー駆動手段39の駆動手段接続部39aには、他端をクラッチレバー40のクラッチレバー接続部40aに接続した媒介部材41の一端を接続している。
【0025】
クラッチレバー40は、一端にスライド部材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部材43の回転保持部43aに、回転自在に支持される軸部40cを有している。
【0026】
固定側係合部材43の保持部材42への取り付けは、ねじ44により、固定側係合部材43と保持部材42を一体にケース34に固定している。
【0027】
固定側係合部材43は、金属部材43bを底部に穴部を有するように略凹状にプレス加工し、その外側略平面部を保持部材42へ取り付け部とし、金属部材43bを内包するように樹脂成形にて固定側突起部43cを形成している。
【0028】
駆動モータ35の回転が入力軸32への伝達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39aを回転させ、図2の位置から図3の位置に移動させることにより、クラッチレバー40は、媒介部材41を介して、軸部40cを中心に時計方向に回転する。この回転により、スライド部材支持部40bが上方向に回転移動し、付勢バネ38の下方向への付勢力に抗して、スライド部材37を上方向に持ち上げる。これにより、図3に示すようにスライド部材37の下部に設けた下部突起部37aは、ロータ35aに設けた開口部35dとの係合から外れ、ロータ35aの回転は、脱水軸27には非伝達となり、入力軸32にのみ伝達させるよう構成している。それと同時にスライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固定側突起部43cが係合することにより、脱水軸26を固定し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止する構成としている。
【0029】
なお、クラッチレバー接続部40aは、駆動モータ35から外方へ突出しており、図2に示すようにクラッチレバー40が反時計方向に回転すると、ケース34の側壁に当接し、その位置で回転が規制される。
【0030】
クラッチレバー40は、一端にスライド部材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35cを保持する保持部材42に設けた固定側係合部材43の穴部43aに、回転自在に支持される軸部40cを有している。
【0031】
図4に示すように、金属部材43bを内包する樹脂成形にて形成された固定側突起部43cの内径方向部には、第1の略円筒状リブ43dを設け、固定側突起部43cは第1の略円筒状リブ43dから外方向に放射線状に延設している。43eは、保持部材42への取り付けの際の貫通穴である。
【0032】
図5に示すように、スライド部材37の上部に設けた上部突起部37bは、固定側突起部43cと係合するように放射線状に設けられている。上部突起部37bの外周には、その上部突起部37bに一体に第2の略円筒状リブ37cを設けている。
【0033】
このような構成において、動作について説明する。
【0034】
まず、撹拌翼24の回転による洗濯、すすぎの行程を実行する場合、すなわち駆動モータ35の回転が入力軸32への伝達時には、レバー駆動手段39の駆動手段接続部39aを回転させ、図2の位置から図3の位置に移動させることにより、クラッチレバー40は、媒介部材41を介して、軸部40cを中心に時計方向に回転する。この回転により、スライド部材支持部40bが上方向に回転移動し、付勢バネ38の下方向への付勢力に抗して、スライド部材37を上方向に持ち上げる。これにより、図3に示すようにスライド部材37の下部に設けた下部突起部37aは、ロータ35aに設けた開口部35dとの係合から外れ、ロータ35aの回転は、脱水軸27には非伝達となり、入力軸32にのみ伝達され、撹拌翼24が回転する。それと同時にスライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固定側係合部材43に設けた固定側突起部43cが係合し、洗濯兼脱水槽23の共回りを防止する。
【0035】
以上のように、固定側係合部材43は、金属部材43bを内包するように樹脂成形にて固定側突起部43cを形成しているので、金属部材43bにて強度を確保するとともに、樹脂製のスライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、固定側係合部材43に設けた樹脂製の固定側突起部43cが係合する際の衝突音や、洗濯時の撹拌翼の反転の際の衝突音は、樹脂同士の衝突であるため、金属の場合と比べ、大幅に低減することができる。
【0036】
また、固定側突起部43cには第1の略円筒状リブ43dを、上部突起部37bには第2の略円筒状リブ37cをそれぞれ一体に設けているため、それぞれの突起部の強度を向上させることができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0037】
さらに、クラッチレバー40の軸部40cを支持する回転保持部43aを固定側係合部材43と一体に設けているので、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0038】
(実施例2)
つぎに、第2の実施例を図6を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
図6において、駆動モータ35のステータ35cを保持する保持部材45には、スライド部材37の上部に放射線状に設けた上部突起部37bと係合するように、放射線状に固定側突起部45aが一体に設けられている。固定側突起部45aの内径方向部には、第3の略円筒状リブ45bが、固定側突起部45aと一体に設けられている。
【0040】
また、保持部材45に一体に設けた固定側突起部45aの近傍内部には、補強材46が内包されている。
【0041】
クラッチレバー40は、一端にスライド部材37を下方から支持する略U字形状のスライド部材支持部40bを有し、他端には前記のクラッチレバー接続部40aを有し、かつ、駆動モータ35のステータ35cを保持する保持部材45に一体に設けた回転保持部45cに、回転自在に支持される軸部40cを有している。
【0042】
以上の構成により、樹脂製のスライド部材37の上部に設けた上部突起部37bと、保持部材45に一体に設けた固定側突起部45aが係合する際の衝突音や、洗濯時の撹拌翼の反転の際の衝突音は、樹脂同士の衝突であるため、金属の場合と比べ、大幅に低減することができる。また、固定側突起部45aを保持部材45に一体に設けているので、固定側突起部を有する固定側係合部材を別部品として設ける必要がないため、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0043】
また、保持部材45に一体に設けた固定側突起部45aの近傍内部には、補強材46が内包されているため、固定側突起部45aの強度を向上させることができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0044】
さらに、クラッチレバー40の軸部40cを支持する回転保持部45cを保持部材45と一体に設けているので、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を有する固定側係合部材を着設し、この固定側係合部材は補強部材を内包する樹脂成形品としたから、強度を確保するとともに、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、品質の向上を実現できるものである。
【0046】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、固定側係合部材の下部には第1の略円筒状リブを設け、固定側突起部は前記第1の略円筒状リブから外方向に放射状に延設し、スライド部材には上部突起部が前記放射状の固定側突起部に係合するように放射状に設けられ、前記放射状の上部突起部の外周には前記放射状の上部突起部に一体に第2の略円筒状リブを設けたから、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、かみ合い用のそれぞれの突起部の強度向上を図ることができ、信頼性、品質の向上を実現できるものである。
【0047】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明において、回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは固定側係合部材に一体に設けた回転保持部により軸支したから、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、かみ合い用のそれぞれの突起部の強度向上を図り、信頼性、品質の向上を実現できることができるとともに、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【0048】
また、請求項4に記載の発明によれば、洗濯兼脱水槽を回転させる中空の脱水軸と、前記脱水軸と略同軸上に配設されるとともに前記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させる洗濯軸と、前記脱水軸と洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの外郭と一体成形し、かつ、前記駆動モータを保持する保持部材と、上下の滑動により前記駆動モータの回転の伝達を脱水軸、洗濯軸のいずれかに切り換えるスライド部材とを備え、前記スライド部材の上部には上部突起部を設け、前記保持部材には前記上部突起部に係合する固定側突起部を一体形成したから、部品点数の低減を図り組立性を向上することができるとともに、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、品質の向上を実現できるものである。
【0049】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明において、保持部材は固定側突起部の近傍に補強材を内包したから、部品点数の低減を図り組立性を向上することができ、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができるとともに、保持部材の強度を向上させることができ、耐久性を向上させることができ、信頼性、品質の向上を実現できるものである。
【0050】
さらに、請求項6に記載の発明によれば、上記請求項4または5に記載の発明において、回転によりスライド部材を上下に滑動させるクラッチレバーと、前記クラッチレバーを回転動作させるレバー駆動手段とを備え、前記クラッチレバーは保持部材に一体に設けた回転保持部により軸支したから、洗濯への切り換え時の衝突音や、洗濯運転時における撹拌翼の反転時の衝突音を大幅に減少させることができ、品質の向上を実現できるとともに、部品点数の低減を図り組立性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における洗濯機の断面図
【図2】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断面図
【図3】本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断面図
【図4】(a)本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断面図
(b)本発明の第1の実施例における洗濯機の要部底面図
【図5】(a)本発明の第1の実施例における洗濯機の要部平面図
(b)本発明の第1の実施例における洗濯機の要部断面図
【図6】本発明の第2の実施例における洗濯機の要部断面図
【図7】従来の洗濯機の断面図
【符号の説明】
23 洗濯兼脱水槽
24 撹拌翼
26 脱水軸
29 洗濯軸
35 駆動モータ
37 スライド部材
37b 上部突起部
42 保持部材
43 固定側係合部材
43b 金属部材(補強部材)
43c 固定側突起部
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