JP3391335B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3391335B2
JP3391335B2 JP2000175458A JP2000175458A JP3391335B2 JP 3391335 B2 JP3391335 B2 JP 3391335B2 JP 2000175458 A JP2000175458 A JP 2000175458A JP 2000175458 A JP2000175458 A JP 2000175458A JP 3391335 B2 JP3391335 B2 JP 3391335B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄、すすぎを低
速回転する撹拌翼によって行い、脱水を脱水槽の高速回
転によって行う洗濯機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の洗濯機は、図5に示すような構成
となっている。すなわち、本体1内には、脱水振動を防
振するために、サスペンション2によって懸架された受
筒3を配し、受筒3内には洗濯槽を兼ねた脱水槽4(以
下単に脱水槽4と称する)を回転自在に収容している。
脱水槽4は上方が開口しており、洗濯物を上方から投入
できるようになっている。 【0003】また、脱水槽4の底部には洗濯物を撹拌す
る撹拌翼の一種であるパルセータ5を回転自在に配設
し、脱水槽4の側面には多数の孔が形成されている。脱
水槽4の底部中央には脱水軸7の上端側が固定され、ま
た、脱水軸7は受筒3の底部中央に設けた軸受6によっ
て軸支される。脱水槽4の底部中央を回転中心とするパ
ルセータ5は、脱水軸7の中空部内に配されたに洗濯軸
9の上端側が固定され、洗濯軸9は脱水軸の中空部内
に設けた軸受8によって軸支されている。 【0004】この洗濯軸9の下端側は減速機構10の出
力側に連結され、減速機構10の減速機構入力軸42に
はプーリーが取り付けられ、ベルト11を介して、駆動
モータ12につながる。また減速機構10の減速機構入
力軸42の下部に径大部を設け、その径大部より上方の
減速機構入力軸42を収容した脱水軸7の径と前記径大
部の径とを略同一としている。減速機構入力軸42の径
大部の外周と脱水軸7の外周とにまたがってスプリング
クラッチ13を巻回し、スプリングクラッチ13の径大
部側を径方向に広げることにより減速機構入力軸42の
回転が脱水軸7に伝達されないようにし、また、スプリ
ングクラッチ13径大部側を径方向に広げなければ、
減速機構入力軸42の回転が脱水軸7に伝達される。よ
って、スプリングクラッチ13の働きにより、駆動モー
タ12の回転を脱水軸7に伝達または非伝達にすること
ができる。 【0005】以上の構成で、洗濯・すすぎ行程では、ス
プリングクラッチ13を非伝達状態に切り換えるので、
駆動モータ12の回転は脱水軸7に伝達されることな
く、減速機構入力軸42減速機構10、洗濯軸9を介
してパルセータ5のみに伝達されることとなり、洗濯物
を撹拌したり、擦れ合うことによる機械力を与える。こ
うして脱水槽4に収容している洗濯物の洗濯・すすぎが
進行する。 【0006】また脱水行程では、スプリングクラッチ1
3を伝達状態に切り換えるので、駆動モータ12の回転
を脱水軸7を介して脱水槽4に伝達し、脱水槽4全体を
回転させる。洗濯物は、脱水槽4が回転することによっ
て生ずる遠心力により脱水槽4の側面に押さえつけら
れ、洗濯・すすぎを終了した洗濯物の水分は、脱水槽4
の側面に設けている多数の孔から受筒3内に、絞り出さ
れる。こうして洗濯物は自動的に脱水される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
成の洗濯機は、駆動モータ12がベルト11を介して減
速機構10に動力を伝達している。このため、洗濯容量
の大容量化や洗浄力の向上のために洗濯物により大きな
機械力を与えようとすると、ベルトスリップ、ベルト伸
び、ベルト切れ等、経時変化によるベルト張力変化によ
る伝達トルクに上限があり、大容量に対応する伝達トル
クを得ることができない。 【0008】また、スプリングクラッチ13は、伝達ト
ルクを大きくするためには、巻回する長さを長くして強
度を増す必要があるので、これにより洗濯機の本体1下
方の容積が大きく取られてしまう。そのため、洗濯容量
の大容量化に伴う脱水槽4の容積の増大に加えて、スプ
リングクラッチ13の容量が大きくなり、さらなる洗濯
機の大型化を促進してしまうことになる。 【0009】さらに、重量物である駆動モータ12と減
速機構10とが受筒3の下方に並設されているので、本
体1内に懸架されている脱水槽4、受筒3などの重心位
置が、脱水槽4の回転中心(脱水軸7)とずれてしま
う。これにより、脱水槽4が脱水回転を行うとき、アン
バランスとなりやすく、回転振動が大きくなる。 【0010】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決するもので、洗濯容量のアップに対応する
とともに、脱水時におけるアンバランスの発生を抑制す
ることを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前記
洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させ、かつ
記脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前
記洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの
回転を前記脱水軸に伝達するように切り換えるクラッチ
機構と、前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸を
回転させる減速機構とを備え、前記駆動モータと前記減
速機構とを同軸上に配するとともに、前記駆動モータ
は、円盤状でその外周には高さ方向に延びる磁石取り付
け部を有するロータと、前記磁石の外周側に配されたス
テータとで構成され、前記減速機構の減速機構入力軸
は、前記ロータの回転中心部に連結され、前記クラッチ
機構は、前記駆動モータのロータの軸心より外周側に
数のかみ合いを形成した固定クラッチ部と、前記固定ク
ラッチ部に係合する可動クラッチ部及びクラッチ駆動
部とで構成し、前記可動クラッチ部を上下方向に移動す
る事により、前記脱水軸に前記駆動モータの回転伝達を
切り換えるとともに、前記可動クラッチ部上部に形成
された係合部を係止し、前記洗濯脱水槽の回り
する係止部を前記減速機構を収容するケースの下部に
設けたものである。 【0012】この構成により、洗濯機の容量アップ及び
脱水時におけるアンバランスの発生を抑制するものであ
る。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前記洗濯兼脱
水槽内に配設した撹拌翼を回転させ、かつ前記脱水軸
と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前記洗濯軸
を回転させる駆動モータと、前記駆動モータの回転を
脱水軸に伝達するように切り換えるクラッチ機構と、
前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転させ
る減速機構とを備え、前記駆動モータと前記減速機構と
を同軸上に配するとともに、前記駆動モータは、円盤状
でその外周には高さ方向に延びる磁石取り付け部を有す
るロータと、前記磁石の外周側に配されたステータとで
構成され、前記減速機構の減速機構入力軸は、前記ロー
タの回転中心部に連結され、前記クラッチ機構は、前記
駆動モータのロータの軸心より外周側に複数のかみ合い
を形成した固定クラッチ部と、前記固定ク ラッチ部に係
合する可動クラッチ部及びクラッチ駆動部とで構成
し、前記可動クラッチ部を上下方向に移動する事によ
り、前記脱水軸に前記駆動モータの回転伝達を切り換え
るとともに、前記可動クラッチ部上部に形成された係
合部を係止し、前記洗濯脱水槽の回り防止する
止部を前記減速機構を収容するケースの下部に設けたも
のである。 【0014】この構成により、洗濯時に可動クラッチ部
の係合部がクラッチ部の上部の形成された係止部により
係止されて可動クラッチの回転が阻止されるので、洗濯
時における撹拌翼の回転により脱水槽が共回りしようと
しても、脱水軸に連結された可動クラッチがケースによ
り回転しないようになっているので、脱水槽の共回りを
防止することができるとともに、係止部を減速機構を収
容するケースの下部に設けることにより、部品点数の削
減を可能とするとともに、上下方向の駆動部の寸法も低
減することができる。 【0015】 【実施例】(実施例1) 以下、本発明の第1の実施例について説明する。まず、
本実施例の全体構成を図1により説明する。本体21内
には、脱水振動を防振するように、サスペンション22
によって懸架された受筒23を設け、受筒23内には脱
水槽24を回転自在に配し、この脱水槽24の内底部に
は、洗濯物を撹拌する撹拌翼の一種であるパルセータ2
5を回転自在に配している。脱水槽24は、受筒23の
底部に設けた軸受26によって軸支されている脱水軸2
7の上端側に固定され、パルセータ25は、脱水軸27
の中空部に、脱水軸27と同軸上となるように配された
洗濯軸29の上端側に固定されている。また、洗濯軸2
9は脱水軸27の中空部内に設けた軸受28によって軸
支され、洗濯軸29の下端側は減速機構30の出力側に
接続されている。減速機構30の減速機構入力軸42に
は駆動モータ31が取り付けられている。 【0016】また、駆動モータ31は、円盤状で、その
外周には高さ方向に延びる磁石取り付け部31cを有す
るロータ31aと、磁石取り付け部31cの外周に貼着
された磁石と対向するようにロータ31aの磁石の外周
側に配され、ロータ32aに回転磁界を与えるステータ
ー31bとから構成されている。減速機構30の減速機
構入力軸42は、駆動モータ31のロータ31aの回転
中心部に連結されている。 【0017】また、クラッチ機構32は、図2に示すよ
うに、駆動モータ31の回転力を伝達する回転力伝達部
と、回転力伝達部を接触または離反させる駆動部から構
成されているもので、具体的には、回転力伝達部は、ロ
ータ31aの一部に形成した固定クラッチ部32aと、
固定クラッチ部32aと接触・離反する可動クラッチ部
32bと、可動クラッチ部32bを上下方向に移動さ
せ、固定クラッチ部32aと接触・離反させるソレノイ
ドなどで構成される駆動部32cとから構成されてい
る。本実施例では、固定クラッチ部32aを、ロータ3
1aの磁石を除いた部分として構成し、ロータ31aに
かかる部品と固定クラッチ部にかかる部品との共用化を
図っている。 【0018】また、図2に示すように、有底円筒形状を
なす固定クラッチ部32aの底部には、減速機構入力軸
42を連結するための角形の貫通孔を設け、また、固定
クラッチ部32aの内底面には、貫通孔を中心に放射状
にのびる複数の凸部41aを形成している。しかも、凸
部41aは貫通孔より外周側に設け、好ましくは、磁石
取り付け部31cの内周面側から貫通孔に向かって設け
るようにし、凸部41aができる限り外周側に位置する
ようにしている。 【0019】可動クラッチ部32bは、固定クラッチ部
32aの上方から内方に挿入する有底円筒形状とし、そ
の底部の外底面にも放射状にのびる凹部41bが形成さ
れ、この凹部41bが固定クラッチ部32aの凸部41
aと係合して、固定クラッチ部32aの回転を可動クラ
ッチ部32b側に伝達する構成である。可動クラッチ部
32bの外周面には環状の鍔部41eが設けられ、ソレ
ノイド32cにより上下動するレバー部32dが鍔部4
1eの下面に当接する構成である。よって、ソレノイド
32cの上下動により鍔部41eを設けた可動クラッチ
部32bも上下動する構成である。 【0020】可動クラッチ部32bは、図1に示すよう
に、減速機構30の外郭と一体に下方側(クラッチ機構
側)にのびる脱水軸27に取り付けられるが、脱水軸2
7の下方側には、図2に示すように上下方向にのびる複
数の溝が設けられており、一方、可動クラッチ部32b
には脱水軸27が貫通する貫通孔が設けられており、こ
の貫通孔には脱水軸27の溝にはまりあう複数の凸部が
設けられている。従って、可動クラッチ部32bは脱水
軸27の溝が設けられている範囲内を上下動することが
でき、また可動クラッチ部32bの回転力も脱水軸側に
伝達される構成としている。 【0021】また、可動クラッチ部32bの内底面に
は、脱水軸27の貫通孔を中心に放射状に延びる複数の
凸部41cを設けている。一方、減速機構30を収容す
るケース19の底面には、可動クラッチ部32bの凸部
41cを係止するための切り欠き部41dを設けてお
り、可動クラッチ部32bが上方に移動した場合に、前
記凸部41cが切り欠き部41dにはまり合い、可動ク
ラッチ部32bの回転を阻止するようになっている。 【0022】以下、本実施例の動作について図3を中心
に説明する。まず、洗濯・すすぎ行程においては、ソレ
ノイド32cに通電し、発生した磁力によって、可動ク
ラッチ部32bを脱水軸27のスラスト方向、つまり上
方に移動させて、固定クラッチ部32aの凸部41aと
可動クラッチ部32bの凹部41bとの係合を外す。こ
のように係合がはずれることにより、駆動モータ31の
ロータ31aの回転力は減速機構入力軸42、減速機構
30を介して洗濯軸29に伝達され、パルセータ25を
回転させるのみとなり、洗濯物を撹拌させ、また擦れ合
いによる機械力を与える。こうして脱水槽24に収容し
ている洗濯物の洗濯・すすぎが進行する。 【0023】洗濯工程を終了すると、自動的に脱水工程
に入り、この脱水行程では、脱水槽24内の水が排水さ
れ、同時にソレノイド32cに対する通電を停止する。
このとき、可動クラッチ部32bは自重によって脱水軸
27をスラスト方向に下降して固定クラッチ部32aの
凸部41aと可動クラッチ部32bの凹部41cは係合
する。 【0024】従って、ロータ31aと脱水軸27とは連
結され、駆動モータ31の回転力が脱水軸27に伝達さ
れ、パルセータ25と脱水槽24全体が一体となって回
転する。脱水槽24の回転によって生じた遠心力によっ
て洗濯・すすぎを終了した洗濯物の水分は、脱水槽24
の側面に多数設けている孔から受筒23内に、絞り出さ
れる。こうして洗濯物は自動的に脱水される。 【0025】このようにして、脱水槽24内に投入され
た洗濯物は自動的に洗濯・すすぎ・脱水行程を終了する
ものである。 【0026】次に、脱水行程におけるアンバランス対策
につき説明する。本実施例では、減速機構30の減速機
構入力軸42と駆動モータ31のロータ31aとが直結
されている。すなわち、減速機構30と駆動モータ31
とは同一軸上に位置するので、脱水槽24、受筒23、
さらに受筒24の下方に取り付けた減速機構30及び駆
動モータ31などの重心位置と、脱水槽24の回転中心
とを略一致させることができ、脱水時におけるアンバラ
ンスの発生を抑制できる。本実施例では、受筒23がサ
スペンション22により懸架される構成なので、重量物
である減速機構30や駆動モータ31が同一軸上にない
と重心がずれてしまい、うまく脱水槽24を回転させる
ことができないが、本実施例ではスムーズに脱水槽24
を回転させることができる。 【0027】また、駆動モータ31により直接、減速機
構30、脱水軸27を回転させるので、従来のベルトが
不要となり、ベルトスリップや耐久性も解消することが
できる。 【0028】また、クラッチ機構の回転力伝達部の一
部、すなわち固定クラッチ部32aを駆動モータ31の
ロータ31aに形成しているので、部品点数が削減でき
組立性を向上させることができ、また、クラッチ機構の
薄型化や小型化が図れるので、洗濯機の本体21下方の
容積が大きく取られることも抑えることができる。特
に、本実施例では、ロータ31aを有底筒状とし、その
内部空間内にクラッチ機構の回転力伝達を行う凸部41
aを設けたので、クラッチ機構の回転力伝達部の薄型化
を達成でき、洗濯機の本体下方の容積が大きく取られる
ことを一層抑えることができる。 【0029】また、クラッチ機構の回転力伝達部を構成
する固定クラッチ部32aと可動クラッチ部32bとの
回転力伝達は貫通孔の中心より外周側に設けた凸部41
aと凹部41bとにより行っているので、貫通孔に取り
付けた脱水軸27を回転させるトルクを大きくしても、
これら凹部41b、凸部41aが損傷することがない。
すなわち、貫通孔から離れた位置(凹部41b、凸部4
1aの位置)から、貫通孔に位置する脱水軸27を回転
させる場合には、モーメント力により凹部41b、凸部
41aに加わるトルクを押さえることができ、これらの
損傷を防止することができる。 【0030】また、脱水軸27を大きなトルクで回転さ
せる場合には、上述したとおり、固定クラッチ部32a
の凸部41a及びそれに係合するよう形成した可動クラ
ッチ部32bの凹部41cのトルクを小さく押さえるこ
とができので、これら固定クラッチ部32a及び可動ク
ラッチ部32bの強度を増すために、大型化してしまう
ことも防止でき、クラッチ機構の薄型化にも寄与する。 【0031】さらに、本実施例では、図3(a)に示す
ように、洗濯時には、ソレノイド32cにより可動クラ
ッチ部32bが脱水軸のスラスト方向、つまり上方に移
動し、固定クラッチ部32aの凸部41aとの係合を外
す一方、可動クラッチ部32bの凸部41cはケース1
9の下部の切り欠き部41dに係合し、可動クラッチ部
32bの回転が阻止される。ケース19は受筒23の下
方に固定されるので、このケース19自体が回転するこ
とはない。 【0032】したがって、洗濯時に洗濯軸29を左右反
転の回転を行わせることにより、パルセーター25が左
右反転して洗濯物を撹拌するが、この洗濯物を撹拌する
際に、脱水槽24がこの撹拌力を受けて共回りしようと
する。しかし、可動クラッチ部32bがケース19の切
り欠き部41dで係止されているので、この可動クラッ
チ部32bの貫通孔にはまり合う脱水軸27の回転も阻
止され、脱水軸27に連結された脱水槽24の回転も阻
止される。 【0033】このように、洗濯時、すすぎ時における脱
水槽24の共回りを防止して、洗浄性能の低下を防止で
きる。さらに、可動クラッチ部32bに脱水槽24の共
回り防止機能も兼用させることにより、脱水槽の共回り
防止機構を排除して組み立て性の向上がはかれるととも
に、可動クラッチ部の上面側を利用して脱水槽の共回り
防止機構を設けているので、クラッチ機構の回転力伝達
部の薄型化を阻害することもない。 【0034】なお、本実施例では、ロータ31aと回転
力伝達部である固定クラッチ部32aと一体的に設けた
が、それぞれ別体として構成してもよいことはいうまで
もない。 【0035】(実施例2) 次に、本発明の第2の実施例を図4及び図5により説明
する。なお、上記実施例と同一構成部品には同一符号を
付し、その詳細な説明は省略する。 【0036】図4に示すように、駆動モータ31で減速
機構30を内包するように構成している。このように、
駆動モータ31で減速機構30を内包することで、減速
機構30及び駆動モータ31を同軸上に配列しても全体
を薄型に構成することができ、洗濯機の本体21の下方
の容積が大きく取られることも抑えることができる。 【0037】 【発明の効果】以上により、本発明は、洗濯時に可動ク
ラッチ部の係合部がケースの係止部により係止されて可
動クラッチの回転が阻止されるので、脱水槽が撹拌翼と
共回りするのを防止して、洗浄性能、および、すすぎ性
能の低下を防止するとともに、部品点数の削減を可能に
して、上下方向の駆動部の寸法も低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例である洗濯機の断面図 【図2】同洗濯機のクラッチ機構周辺の分解斜視図 【図3】同洗濯機の減速機構及び駆動モータ周辺の断面
図 【図4】本発明の第2の実施例である洗濯機の断面図 【図5】従来の洗濯機の断面図 【符号の説明】 21 本体 23 受筒 24 脱水槽 25 パルセータ(撹拌翼) 27 脱水軸 29 洗濯軸 30 減速機構 31 駆動モータ 31a ロータ 32 クラッチ 32a 固定クラッチ(回転力伝達部) 32b 可動クラッチ(回転力伝達部) 32c ソレノイド(駆動部) 41a 凸部 41b 凹部 41c 凸部(係合部) 41d 切り欠き部(係止部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 眞一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−10474(JP,A) 特開 平4−256796(JP,A) 特開 平7−289779(JP,A) 特開 平7−116379(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 1/00 - 51/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前
    記洗濯兼脱水槽内に配設した撹拌翼を回転させ、かつ
    前記脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と
    前記洗濯軸を回転させる駆動モータと、前記駆動モータ
    の回転を前記脱水軸に伝達するように切り換えるクラッ
    チ機構と、前記駆動モータの回転を減速して前記洗濯軸
    を回転させる減速機構とを備え、前記駆動モータと前記
    減速機構とを同軸上に配するとともに、前記駆動モータ
    は、円盤状でその外周には高さ方向に延びる磁石取り付
    け部を有するロータと、前記磁石の外周側に配されたス
    テータとで構成され、前記減速機構の減速機構入力軸
    は、前記ロータの回転中心部に連結され、前記クラッチ
    機構は、前記駆動モータのロータの軸心より外周側に
    数のかみ合いを形成した固定クラッチ部と、前記固定ク
    ラッチ部に係合する可動クラッチ部及びクラッチ駆動
    部とで構成し、前記可動クラッチ部を上下方向に移動す
    る事により、前記脱水軸に前記駆動モータの回転伝達を
    切り換えるとともに、前記可動クラッチ部上部に形成
    された係合部を係止し、前記洗濯脱水槽の回り
    する係止部を前記減速機構を収容するケースの下部に
    設けた洗濯機。
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