JP2001017783A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001017783A
JP2001017783A JP2000175457A JP2000175457A JP2001017783A JP 2001017783 A JP2001017783 A JP 2001017783A JP 2000175457 A JP2000175457 A JP 2000175457A JP 2000175457 A JP2000175457 A JP 2000175457A JP 2001017783 A JP2001017783 A JP 2001017783A
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Japan
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motor
washing
shaft
stator
motor bracket
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JP2000175457A
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English (en)
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Kenji Koshiga
健二 越賀
Kenichi Akasaka
兼一 赤坂
Toshihiko Ura
敏彦 裏
Norimasa Kondo
典正 近藤
Junichi Takamatsu
純一 高松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類を洗い、すすぎ、脱水する洗濯機におい
て、部品点数を減らし、洗濯容量アップに対応して、脱
水時におけるアンバランスの発生を抑制するとともに、
何らかの原因により、水受け槽から水が溢れてきた場合
においても、モータの内部に水が入らないようにし、安
全性を向上する。 【解決手段】 脱水軸22と、この脱水軸22と同軸上
に配設した洗濯軸24とをモータ27により回転させ、
脱水軸22により洗濯兼脱水槽を回転させるとともに、
減速機構25により減速して洗濯軸24により洗濯兼脱
水槽内に配設した撹拌翼を回転させ、モータ27の回転
をクラッチ機構29により脱水軸22、洗濯軸24のい
ずれかに切り換える。減速機構25にカップ状に形成し
たモータブラケット26を開口部を下にして取り付け、
モータブラケット26の中にモータ27を構成し、減速
機構25とモータ27とを同一軸線上に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類を洗い、すす
ぎ、脱水する洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は、図4に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、洗濯機本体1は、内部に
サスペンション2によって支持した水受け槽3を設け、
水受け槽3内に洗濯兼脱水槽4を回転自在に設け、この
洗濯兼脱水槽4は天面を開口しており、洗濯物を天面か
ら投入できるようになっている。また、底部には撹拌翼
5を回転自在に設け、側面には多数の孔を有している。
【0004】洗濯兼脱水槽4は、図5に示すように、水
受け槽3の底面に設けた軸受6によって支持されている
脱水軸7に固定されており、撹拌翼5は、脱水軸7の内
部に軸受8によって支持されている洗濯軸9に固定され
ている。この洗濯軸9は減速機構10につながり、減速
機構入力軸11にはプーリ12を取り付けている。
【0005】減速機構入力軸11のプーリ12の取り付
け部は4面を削り、プーリ12の取り付け孔はこれには
め合う形状として、プーリ12の回転力を伝達させてい
る。プーリ12はベルト13を介して、モータ14につ
ながる。また、減速機構入力軸11には、モータ14の
回転を洗濯軸9または脱水軸7に切り換えて伝達するた
めのクラッチ機構15を有する構成としている。
【0006】上記構成において洗濯、すすぎ行程では、
クラッチ機構15のクラッチ駆動手段15bを解放し、
モータ14の回転は洗濯軸9を介して撹拌翼5に伝達さ
れるのみとなり、被洗濯物に機械力を与える。こうして
洗濯兼脱水槽4に収容している洗濯物の洗濯、すすぎが
進行する。
【0007】また、脱水行程では、クラッチ機構15の
クラッチ駆動手段15bを駆動し、モータ14の回転は
脱水軸7を介して洗濯兼脱水槽4に伝達されるのみとな
り、洗濯兼脱水槽4全体が回転する。洗濯兼脱水槽4が
回転することによって洗濯、すすぎを終了した洗濯物の
水分は、遠心力によって洗濯兼脱水槽4の側面に多数設
けている多数の孔から水受け槽3内に、絞り出される。
こうして洗濯物は自動的に脱水される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、モータ14によりベルト13を介して減速機構1
0に動力を伝達しているため、洗濯容量の大容量化や洗
浄力の向上のために部品点数が増え、コストが高く、ま
た、洗濯物により大きな機械力を与えようとすると、ベ
ルトスリップ、ベルト伸び、ベルト切れなど、経時変化
によるベルト13の張力変化による伝達トルクに上限が
あり、大容量に対応する伝達トルクを得ることができな
かった。
【0009】また、重量物であるモータ14と減速機構
10とを水受け槽3の下方に並設しているので、洗濯機
本体1内に懸架されている洗濯兼脱水槽4、水受け槽3
などの重心位置が洗濯兼脱水槽4の回転中心(脱水軸
7)とずれてしまう。これにより、洗濯兼脱水槽4が脱
水回転を行うとき、アンバランスとなりやすく、回転に
よる振動が大きくなりやすかった。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、部品点数を減らし、洗濯容量アップに対応して、脱
水時におけるアンバランスの発生を抑制するとともに、
何らかの原因により、水受け槽から水が溢れてきた場合
においても、モータの内部やクラッチ機構の中に水が入
らないようにし、安全性を向上することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するもので、脱水軸と、この脱水軸と同軸上に配設した
洗濯軸とをモータにより回転させ、脱水軸により洗濯兼
脱水槽を回転させるとともに、モータの回転を減速機構
により減速して洗濯軸により洗濯兼脱水槽内に配設した
撹拌翼を回転させ、モータの回転をクラッチ機構により
脱水軸に切り換え、減速機構にカップ状に形成したモー
タブラケットを開口部を下にして取り付け、モータブラ
ケットの中にモータとクラッチ機構とを構成し、減速機
構とモータとを同一軸線上に配設したものである。
【0012】これにより、部品点数を減らし、洗濯容量
アップに対応して、脱水時におけるアンバランスの発生
を抑制することができるとともに、何らかの原因によ
り、水受け槽から水が溢れてきた場合においても、モー
タの内部に水が入らないようにでき、安全性を向上する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前記洗濯兼脱
水槽内に配設した攪拌翼を回転させかつ前記脱水軸と同
軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前記洗濯軸を回
転させるモータと、前記モータの回転を減速して前記洗
濯軸を回転させる減速機構と、前記モータの回転を脱水
軸に伝達するよう切り換えるクラッチ機構とを備え、カ
ップ状に形成したモータブラケットを開口部を下にして
取り付け、前記モータブラケットの内部にクラッチ機構
を形成し、前記モータは、前記モータブラケットの内側
にステータを取り付けて、前記ステータの内周側にロー
タを対向させて構成し、前記減速機構と前記モータとを
同一軸上に配設し、前記モータブラケットにモータを構
成するステータを取り付け、前記モータブラケットのス
テータ取付面より上方の側面に開口部を設け、この開口
部を下向きのルーバー形状とするとともにその数をステ
ータの極数と一致させた洗濯機である。
【0014】この構成は、モータブラケットに設けた開
口部の数をステータの極数と一致させたものであり、ス
テータの各極のコイルで発生した熱を各ステータごとに
設けた開口部より排出することができ、熱をモータブラ
ケットの内部に溜めることなく効率よく排出できる。
【0015】本発明の請求項2記載の発明は、洗濯兼脱
水槽を回転させる脱水軸と、前記洗濯兼脱水槽内に配設
した攪拌翼を回転させかつ前記脱水軸と同軸上に配設し
た洗濯軸と、前記脱水軸と前記洗濯軸を回転させるモー
タと、前記モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転さ
せる減速機構と、前記モータの回転を脱水軸に伝達する
よう切り換えるクラッチ機構とを備え、カップ状に形成
したモータブラケットを開口部を下にして取り付け、前
記モータブラケットの内部にクラッチ機構を形成し、前
記モータは、前記モータブラケットの内側にステータを
取り付け、前記ステータの内周側にロータを対向させて
構成し、前記減速機構と前記モータとを同一軸上に配設
し、前記モータブラケットにモータを構成するステータ
を圧入して取り付け、前記ステータの積層鋼板のばり方
向を圧入する方向と逆にした洗濯機である。
【0016】この構成は、モータブラケットにモータを
構成するステータを圧入して取り付け、前記ステータの
積層鋼板のばり方向を圧入する方向と逆にしたものであ
り、ステータの積層鋼板をモータブラケットに容易に圧
入することができる上、ステータの積層鋼板のばりが下
向き方向に揃い、ばりにより水が回り込みにくい構造に
することができ、また、脱水時の振動をステータが受け
るとき、積層鋼板のばりがモータブラケットに食い込
み、ステータの脱落を防止することができる。
【0017】本発明の請求項3記載の発明は、洗濯兼脱
水槽を回転させる脱水軸と、前記洗濯兼脱水槽内に配設
した攪拌翼を回転させかつ前記脱水軸と同軸上に配設し
た洗濯軸と、前記脱水軸と前記洗濯軸を回転させるモー
タと、前記モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転さ
せる減速機構と、前記モータの回転を脱水軸に伝達する
よう切り換えるクラッチ機構とを備え、カップ状に形成
したモータブラケットを開口部を下にして取り付け、前
記モータブラケットの内部にクラッチ機構を形成し、前
記モータは、前記モータブラケットの内側にステータを
取り付け、前記ステータの内周側にロータを対向させて
構成し、前記減速機構と前記モータとを同一軸上に配設
し、前記モータを覆うカップ状に形成したモータカバー
を備え、前記モータカバーの内径をモータブラケットの
外径より大きくし、前記モータカバーにより前記モータ
ブラケットを覆うようにし、前記モータブラケットと重
なるモータカバーの側面をモータブラケットの切り欠き
部より長くした洗濯機である。
【0018】この構成は、モータブラケットと重なるモ
ータカバーの側面をモータブラケットの切り欠き部より
長くしたものであり、モータカバーをモータブラケット
のかしめ用の切り欠き部を完全に隠すことができる。ま
た、モータブラケットの変形を矯正し、モータブラケッ
ト端面部の絞り加工による変形を隠すことができる。
【0019】本発明の請求項4記載の発明は、洗濯兼脱
水槽を回転させる脱水軸と、前記洗濯兼脱水槽内に配設
した攪拌翼を回転させかつ前記脱水軸と同軸上に配設し
た洗濯軸と、前記脱水軸と前記洗濯軸を回転させるモー
タと、前記モータの回転を減速して前記洗濯軸を回転さ
せる減速機構と、前記モータの回転を脱水軸に伝達する
よう切り換えるクラッチ機構とを備え、カップ状に形成
したモータブラケットを開口部を下にして取り付け、前
記モータブラケットの内部にクラッチ機構を形成し、前
記モータは、前記モータブラケットの内側にステータを
取り付けて、前記ステータの内周側にロータを対向させ
て構成し、前記減速機構と前記モータとを同一軸上に配
設した洗濯機である。
【0020】この構成は、カップ状に形成したモータブ
ラケットの中にモータ及びクラッチ機構をを構成し、モ
ータブラケットの開口部を下にしているので、モータブ
ラケットの上部に継ぎ目がなく、水受け槽から溢れた水
がモータ内等の駆動部に侵入するのを防止できる。
【0021】また、モータブラケットをカップ状にし、
その開口部をしたにして減速機構の下部に取り付けると
ともにモータをインナーロータ型とすることで、そのス
テータをモータブラケットの内周に設け、その内側にク
ラッチ機構を入れ込むことでステータ及びロータ、クラ
ッチ機構を洗濯槽からの水漏れから、防水を確実にする
ものである。
【0022】また、減速機構、モータが同一軸線上に位
置するので、洗濯兼脱水槽、水受け槽などの重心位置と
洗濯兼脱水槽の回転中心とを一致させることができ、脱
水時におけるアンバランスの発生を抑制できるととも
に、ベルトが不要となるのでベルトによる課題も解消で
き、部品点数を削減することができて組立性を向上させ
ることができ、また、クラッチ機構の薄型化や小型化が
はかれるので、洗濯機本体の下方の容積が大きく取られ
ることも抑えることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0024】(実施例1)図2に示すように、洗濯機本
体16は、内部に脱水振動を防振するように、サスペン
ション17によって懸架された水受け槽18を設け、水
受け槽18内に洗濯兼脱水槽19を回転自在に配設し、
この洗濯兼脱水槽19の内底部に洗濯物を撹拌する撹拌
翼20を回転自在に配設している。
【0025】洗濯兼脱水槽19は、図1に示すように、
水受け槽18の底部に設けた軸受21によって軸支され
ている脱水軸22の上端部に固定され、撹拌翼20は、
脱水軸22の中空部に脱水軸22と同軸上となるように
配設し、脱水軸22の中空部内に設けた軸受23によっ
て軸支した洗濯軸24の上端部に固定されている。ま
た、洗濯軸24の下端部は減速機構25の出力側に接続
されている。
【0026】モータブラケット26は、カップ状に形成
し開口部を下にして減速機構25に取り付け、このモー
タブラケット26の中にロータ27aに回転磁界を与え
るステータ27bを圧入し、このステータ27bにロー
タ27aを対向させてモータ27を構成し、減速機構2
5とモータ27とを同一軸線上に配設し、減速機構25
の減速機構入力軸28にモータ27を取り付けている。
なお、ステータ27bの積層鋼板のばり方向を圧入する
方向と逆にしている。
【0027】また、モータブラケット26の上面にビー
ト26aを設け、ステータ27bの取付面より上方の側
面に開口部26bを設け、この開口部26bを下向きの
ルーバー形状とし、開口部26bの数をステータ27b
の極数と一致させている。
【0028】減速機構25の減速機構入力軸28は、モ
ータ27のロータ27aの回転中心部に連結されてい
る。
【0029】クラッチ機構29は、モータ27の回転を
脱水軸22、洗濯軸24のいずれかに切り換えるもの
で、ロータ27aの内部に設けた空間にクラッチスプリ
ング29aを設け、外部にクラッチスプリング29aを
駆動するクラッチ駆動手段29bを設けている。
【0030】上記構成において動作を説明する。洗濯、
すすぎ行程では、クラッチ機構29のクラッチ駆動手段
29bはクラッチスプリング29aを解放し、脱水軸2
2に回転力を伝達できない状態とする。モータ27の動
力は洗濯軸24を介して撹拌翼20に伝達されるのみと
なり、被洗濯物に機械力を与える。こうして洗濯兼脱水
槽19に収容している洗濯物の洗濯、すすぎが進行す
る。
【0031】洗濯行程を終了すると脱水行程に入り、こ
の脱水行程では、洗濯兼脱水槽19内の水が排水され、
クラッチ機構29のクラッチ駆動手段29bはクラッチ
スプリング29aを駆動し、脱水軸22に回転力を伝達
できる状態とする。モータ27の動力は減速機構入力軸
28と脱水軸22とが連結され、洗濯兼脱水槽19が回
転する。
【0032】洗濯兼脱水槽19が回転することによっ
て、洗濯、すすぎを終了した洗濯物の水分は、遠心力に
よって洗濯兼脱水槽19の側面に多数設けている孔から
水受け槽18内に絞り出される。こうして洗濯物は自動
的に脱水される。このようにして、洗濯兼脱水槽19内
に投入された洗濯物は自動的に洗濯、すすぎ、脱水行程
を終了する。
【0033】このように本実施例によれば、洗濯軸2
4、脱水軸22が同軸の2重構造で、撹拌翼20側か
ら、減速機構25、クラッチ機構29、モータ27の順
に配列され、これらが同一軸線上にあることで、モータ
27と減速機構25が一体となり、水受け槽18の中心
に重心が来るため、従来のようにモータ27が水受け槽
18の中心にないために生じたアンバランスがなくな
り、脱水時の振動を抑えることができる。また、モータ
27により直接、減速機構25、脱水軸22を回転させ
るので、従来のベルトが不要となり、ベルトスリップや
耐久性も解消することができる。
【0034】また、カップ状に形成したモータブラケッ
ト26の中にモータ27を構成し、モータブラケット2
6の開口部を下にしているので、モータブラケット26
の上面に継ぎ目がなく、水受け槽18から水が溢れた場
合でも、溢れた水がモータ27の内部に侵入を防止でき
るともに、モータブラケット26が一体の部品となるた
め、部品点数が削減でき、組立性を向上させることがで
き、また、軽量化も図ることができる。
【0035】また、モータブラケット26の開口部を下
にして、減速機構25とモータブラケット26の上面中
心だけを固定しているので、モータ27の回転時にモー
タ27のステータ27bとロータ27a間に生じる電磁
力の吸引、反発による振動が発生する。モータブラケッ
ト26の上面にビート26aを設けることで、モータブ
ラケット26の板厚を厚くすることなく、モータブラケ
ット26の上面の強度を上げることができ、ステータ2
7bとロータ27a間に生じる電磁力の吸引、反発によ
る振動がモータブラケット26の上面に伝わっても、こ
の振動により共振するのを防止することができる。
【0036】また、モータブラケット26の上面はカッ
プ状に絞るだけでは変形の力を受けないので、素材のと
き受けた歪みを残し、平面度がよくないが、ビート加工
による塑性変形を与えることで、モータブラケット26
の上面の平面度を改善し、モータブラケット26側面部
26cの円筒度を改善することができる。
【0037】また、モータブラケット26のステータ2
7bの圧入部には切り欠き部がなく、ステータ27bを
十分保持することができ、また、ステータ27bの積層
断面がモータブラケット26に覆われるので、水の侵入
を防止できる。
【0038】また、ステータ27bの取付面より上方の
側面に開口部26bがあるので、ステータ27bのコイ
ル27cで発生した熱をモータブラケット26の内部に
溜めることなく排出できる。また、開口部26bは下向
きのルーバー形状としているので、モータブラケット2
6の上面から伝ってくる水の侵入を防止することができ
る。
【0039】また、モータブラケット26に設けた開口
部26bの数をステータ27bの極数と一致させている
ので、ステータ27bの各極のコイル27cで発生した
熱を各コイル27c毎にモータブラケット26に設けた
開口部26bを通して熱をモータブラケット26の外部
に排出することができ、モータ27の冷却効果を高くす
ることができる。
【0040】また、ステータ27bの積層鋼板のばり方
向を圧入する方向と逆にしているので、ステータ27b
の積層鋼板のばりが下向き方向に揃い、ばりにより水が
回り込みにくい構造にでき、また、脱水時の強制振動を
ステータ27bが受けるとき、積層鋼板のばりがモータ
ブラケット26に食い込み、ステータ27bの脱落を防
止することができる。さらに、ステータ27bの積層鋼
板をモータブラケット26に圧入しやすくすることがで
きる。
【0041】(実施例2)図3に示すように、モータカ
バー30は、カップ状に形成してモータ27を覆うもの
で、このモータカバー30の内径をモータブラケット2
6の外径より大きくし、モータカバー30によりモータ
ブラケット26を覆うようにしている。
【0042】また、モータブラケット26と重なるモー
タカバー30の側面をモータブラケット26の切り欠き
部26dより長くしている。さらに、モータカバー30
をモータブラケット26に覆うようにはまり込み量を決
める当て面26eをモータブラケット26の端面部26
fに形成している。他の構成は上記実施例1と同じであ
る。
【0043】上記構成において作用を説明すると、モー
タカバー30の内径をモータブラケット26の外径より
大きくし、モータカバー30によりモータブラケット2
6を覆っているので、モータ27のコイル渡り線27d
からモータブラケット26の側面部26cまでの絶縁距
離を確保するのに、モータカバー26の厚み分、ステー
タ27bの外径を大きくする必要がなく、モータブラケ
ット26外径を小型化することができる。
【0044】また、モータカバー30でモータブラケッ
ト26の側面部26cの穴、切り欠き部27dを隠すこ
とができ、外部からの水の侵入を防止できる。また、モ
ータブラケット26の端面部26fを全周仕上げなくて
よいので、加工工程数を減らすことができ、コストを削
減することができる。
【0045】また、モータブラケット26と重なるモー
タカバー30の側面をモータブラケット26の切り欠き
部26dより長くしているので、モータカバー30に設
けた中性点絶縁距離確保の切り欠き、かしめ用切り起こ
し部となるモータブラケット26の切り欠き部26dを
完全に隠すことができる。また、モータブラケット26
の変形を矯正することができ、モータブラケット26の
端面部26fの絞り加工による変形を隠すことができ
る。
【0046】さらに、モータカバー30をモータブラケ
ット26に覆うようにはまり込み量を決める当て面26
eをモータブラケット26の端面部26fに形成してい
るので、モータブラケット26の端面部26fを全周仕
上げなくてよいため、加工工程数を減らすことができ、
大型のプレス機を使用しなくてよく、安価にできる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、減速機構
にカップ状に形成したモータブラケットを開口部を下に
して取り付け、前記モータブラケットの中に前記モータ
を構成し、前記減速機構と前記モータとを同一軸線上に
配設したから、モータブラケットの上部に継ぎ目がな
く、水受け槽から溢れた水がモータ及びクラッチ機構の
内に侵入するのを防止できる。
【0048】また、減速機構、モータが同一軸線上に位
置するので、洗濯兼脱水槽、水受け槽などの重心位置と
洗濯兼脱水槽の回転中心とを一致させることができ、脱
水時におけるアンバランスの発生を抑制できるととも
に、ベルトが不要となるのでベルトによる課題も解消で
き、部品点数を削減することができて組立性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の要部断面図
【図2】同洗濯機の断面図
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯機の要部断面図
【図4】従来例の洗濯機の断面図
【図5】同洗濯機の要部拡大断面図
【符号の説明】
19 洗濯兼脱水槽 20 撹拌翼 22 脱水軸 24 洗濯軸 25 減速機構 26 モータブラケット 27 モータ 29 クラッチ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 裏 敏彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 近藤 典正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高松 純一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前
    記洗濯兼脱水槽内に配設した攪拌翼を回転させかつ前記
    脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前記
    洗濯軸を回転させるモータと、前記モータの回転を減速
    して前記洗濯軸を回転させる減速機構と、前記モータの
    回転を脱水軸に伝達するよう切り換えるクラッチ機構と
    を備え、カップ状に形成したモータブラケットを開口部
    を下にして取り付け、前記モータブラケットの内部にク
    ラッチ機構を形成し、前記モータは、前記モータブラケ
    ットの内側にステータを取り付けて、前記ステータの内
    周側にロータを対向させて構成し、前記減速機構と前記
    モータとを同一軸上に配設し、前記モータブラケットに
    モータを構成するステータを取り付け、前記モータブラ
    ケットのステータ取付面より上方の側面に開口部を設
    け、この開口部を下向きのルーバー形状とするとともに
    その数をステータの極数と一致させた洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前
    記洗濯兼脱水槽内に配設した攪拌翼を回転させかつ前記
    脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前記
    洗濯軸を回転させるモータと、前記モータの回転を減速
    して前記洗濯軸を回転させる減速機構と、前記モータの
    回転を脱水軸に伝達するよう切り換えるクラッチ機構と
    を備え、カップ状に形成したモータブラケットを開口部
    を下にして取り付け、前記モータブラケットの内部にク
    ラッチ機構を形成し、前記モータは、前記モータブラケ
    ットの内側にステータを取り付け、前記ステータの内周
    側にロータを対向させて構成し、前記減速機構と前記モ
    ータとを同一軸上に配設し、前記モータブラケットにモ
    ータを構成するステータを圧入して取り付け、前記ステ
    ータの積層鋼板のばり方向を圧入する方向と逆にした洗
    濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前
    記洗濯兼脱水槽内に配設した攪拌翼を回転させかつ前記
    脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前記
    洗濯軸を回転させるモータと、前記モータの回転を減速
    して前記洗濯軸を回転させる減速機構と、前記モータの
    回転を脱水軸に伝達するよう切り換えるクラッチ機構と
    を備え、カップ状に形成したモータブラケットを開口部
    を下にして取り付け、前記モータブラケットの内部にク
    ラッチ機構を形成し、前記モータは、前記モータブラケ
    ットの内側にステータを取り付け、前記ステータの内周
    側にロータを対向させて構成し、前記減速機構と前記モ
    ータとを同一軸上に配設し、前記モータを覆うカップ状
    に形成したモータカバーを備え、前記モータカバーの内
    径をモータブラケットの外径より大きくし、前記モータ
    カバーにより前記モータブラケットを覆うようにし、前
    記モータブラケットと重なるモータカバーの側面をモー
    タブラケットの切り欠き部より長くした洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸と、前
    記洗濯兼脱水槽内に配設した攪拌翼を回転させかつ前記
    脱水軸と同軸上に配設した洗濯軸と、前記脱水軸と前記
    洗濯軸を回転させるモータと、前記モータの回転を減速
    して前記洗濯軸を回転させる減速機構と、前記モータの
    回転を脱水軸に伝達するよう切り換えるクラッチ機構と
    を備え、カップ状に形成したモータブラケットを開口部
    を下にして取り付け、前記モータブラケットの内部にク
    ラッチ機構を形成し、前記モータは、前記モータブラケ
    ットの内側にステータを取り付けて、前記ステータの内
    周側にロータを対向させて構成し、前記減速機構と前記
    モータとを同一軸上に配設した洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7171715B2 (en) * 2001-06-12 2007-02-06 Lg Electronics Inc. Full automatic washing machine and method for controlling the same
US7254965B2 (en) 2001-02-19 2007-08-14 Lg Electronics Inc. Washing machine

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