JP2000237494A - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

脱水兼用洗濯機

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JP2000237494A
JP2000237494A JP11046599A JP4659999A JP2000237494A JP 2000237494 A JP2000237494 A JP 2000237494A JP 11046599 A JP11046599 A JP 11046599A JP 4659999 A JP4659999 A JP 4659999A JP 2000237494 A JP2000237494 A JP 2000237494A
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washing
tub
rotor
water receiving
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Kinya Hayashi
欽也 林
Takeshi Shiga
剛 志賀
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手の良い洗濯機の高さを得る。 【解決手段】 水受槽6内に設けられた回転槽9と、こ
の回転槽9内に設けられた攪拌体11と、この撹拌体1
1を直接駆動するように設けられたアキシャルギャップ
形の洗いモータ15と、前記回転槽9を直接駆動するよ
うに設けられたアキシャルギャップ形の脱水モータ18
とを備え、前記洗いモータ15のロータ16を前記撹拌
体11の下面に内設し、これに対峙するステータ17を
前記水受槽6底部に設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキシャルギャッ
プ形モータを採用してなる脱水兼用洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、周知の脱水兼用洗濯機において
は、有底円筒状の水受槽内に洗い兼脱水槽としての回転
槽を回転可能に設けると共に、この回転槽の内底部に撹
拌体を正逆回転可能に設けている。そして、上記撹拌体
及び回転槽は、水受槽の底部に設けた一つのモータによ
り回転駆動する駆動機構部を具備し、洗い運転を実行す
る場合には、回転槽を制動停止させた状態でモータを減
速駆動すると共に正逆回転させて、この回転を撹拌体の
みに伝達し、一方、脱水運転を行う場合には、回転槽の
制動を解除してモータを減速しないで回転駆動し、この
回転を回転槽及び撹拌体に伝達し、両者を一体的に回転
駆動する構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、洗
い運転及び脱水運転を行うには、モータからの回転動力
を撹拌体や回転槽に切り換え伝達する必要があり、従っ
て、その伝達経路中にクラッチ機構やギヤ式減速機構等
の駆動機構部をモータと共に軸方向(垂直方向)に設け
ている。このため、モータを含め駆動機構部を設けるに
は水受槽と洗濯機据付け面との間に、安全性も考慮する
と上下方向に相当大きな空間を必要とし、これが使用者
が作業し易い洗濯機の高さを求める際の制約となってい
た。また、クラッチ機構や減速機構の動作音が耳障りな
騒音となったり、駆動機構部が複雑化して製造組立が面
倒でありコスト的にも不利であった。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされ、従っ
てその目的は、使い勝手の良い高さの脱水兼用洗濯機を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の脱水兼用洗濯機は、水受槽と、この水受槽
内に設けられた回転槽と、この回転槽内に設けられた攪
拌体と、この撹拌体を直接駆動するように設けられたア
キシャルギャップ形の洗いモータと、前記回転槽を直接
駆動するように設けられたアキシャルギャップ形の脱水
モータとを備え、前記洗いモータのロータを前記撹拌体
の下面に内設すると共に、これに対峙するステータを前
記水受槽底部に設けたことを特徴とする(請求項1の発
明)。
【0006】斯かる構成によれば、アキシャルギャップ
形のモータを採用したことにより、モータ駆動部を扁平
な薄型にできるばかりか、洗いモータのロータを撹拌体
下面の空間を利用して設けることができるので下方に大
きく突出することなく、しかも軸方向への動力伝達軸が
実質的に不用であるから一層薄型に構成でき、従って、
使用者に好都合な洗濯機の高さを求めるのに特に制約を
受けることなく容易に設定できると共に、その設計的自
由度を高め得る。更には、洗いモータ及び脱水モータ
は、夫々撹拌体及び回転槽を直接駆動する構成であるか
ら、洗い及び脱水運転に夫々適正な回転速度を得るにも
各モータを駆動制御することで容易に得られる。しか
も、クラッチ機構等の切り換え機構とか減速機構等の駆
動機構部は不要となるから、更に軸方向の高さ寸法を低
減化する許容度が増すと共に、軽量化並びに二つのモー
タは同軸心にできるから重量バランスが良くて振動の抑
制に有効であり、併せてクラッチ機構とか減速機構等に
よる動作音の発生もなく静穏化にも好都合である。
【0007】また、請求項1記載の脱水兼用洗濯機にお
いて、脱水モータは、そのロータを回転槽底部に設ける
と共に、これに対峙するステータを水受槽底部に設けた
構成としたことを特徴とする(請求項2の発明)。
【0008】斯かる構成によれば、回転槽底部は比較的
平坦状で広い面積を有することから該回転槽を駆動する
脱水モータのロータを外方に大きく突出することなく扁
平でコンパクトに設けることが可能で、従って、脱水運
転時における回転槽の回転に対して該ロータ部分が大き
な抵抗となるのを低減できる。また、ステータは洗いモ
ータ及び脱水モータ共に、やはり大きな面積を有する水
受槽底部に設けることが可能で、しかも共通の水受槽に
同時に付設できるので効率良く生産できる。
【0009】更に、請求項1記載の脱水兼用洗濯機にお
いて、洗いモータのロータは、撹拌体と一体に樹脂モー
ルド成形したことを特徴とする(請求項3の発明)。
【0010】斯かる構成によれば、ロータは所謂型成形
により形成されるので位置決めが確実で均一な品質が得
られ、しかも撹拌体と同時成形することにより組立工数
が低減でき安価に提供できる。
【0011】そして、請求項2記載の脱水兼用洗濯機に
おいて、脱水モータのロータは、回転槽と一体に樹脂モ
ールド成形したことを特徴とする(請求項4の発明)。
【0012】斯かる構成によれば、ステータは所謂型成
形により形成されるので位置決めが確実で均一な品質が
得られ、しかも大形部品である回転槽と同時成形するこ
とにより組立工数の大幅低減が期待でき、コスト低減に
一層有利となる。
【0013】更には、請求項2記載の脱水兼用洗濯機に
おいて、洗いモータ及び脱水モータの各ステータは、水
受槽と一体に樹脂モールド成形したことを特徴とする
(請求項5の発明)。
【0014】斯かる構成によれば、二つのステータを大
形部品である水受槽に同時に型成形により配設できるの
で、特に生産性に優れると共に、両者の確実な位置決め
と均一な品質を保障できる。
【0015】また、請求項2または5記載の脱水兼用洗
濯機において、洗いモータのステータを水受槽の中心寄
りに配し、その外側に脱水モータのステータを配したこ
とを特徴とする(請求項6の発明)。
【0016】斯かる構成によれば、洗いモータを内側に
配し、その径方向外側に脱水モータを配設したので、脱
水モータは径大なロータ及びステータとして構成でき、
脱水運転時に必要な大きなトルクを得るのに好適し、一
方、内側に配した洗いモータは径小な撹拌体に相応した
位置関係と一致するため、性能及び設計製造的にも無理
のない構成にて提供でき極めて好都合である。
【0017】更にまた、請求項1記載の脱水兼用洗濯機
において、脱水モータは、そのロータを回転槽の上端部
に設けると共に、ステータを水受槽の上端部に設けた構
成としたことを特徴とする(請求項7の発明)。
【0018】斯かる構成によれば、脱水モータは径大な
ロータ及びステータから構成できて大きなトルクを得る
のに好適すると共に、このように上部に位置する脱水モ
ータ(ステータ)と通常洗濯機本体の上部に設けられる
制御ユニットとの間の配線処理が容易にできる点で有利
である。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の脱水兼用洗濯機を示す第1実施例につき、図1を参
照して説明する。図1は、脱水兼用洗濯機1の一部を破
断して概略構成を示す側面図で、2は箱形の外箱本体で
その上面は本体カバー3によって覆われ、この本体カバ
ー3の略中央上面には折り畳み可能な開閉蓋4が装着さ
れ、また前方には洗濯機1の運転を制御し外部操作可能
な制御ユニット5が内設されている。
【0020】そして、外箱本体2内には有底円筒状の水
受槽6が4隅部に設けられた吊り棒7a,圧縮コイルば
ね7b等からなる防振吊持機構7により弾性的に支持さ
れていて、この水受槽6の上端開口縁には槽カバー8が
嵌合取着され、これらは何れも絶縁性を有する合成樹脂
にて成形されている。この水受槽6内には同じく絶縁性
を有する樹脂製の回転槽9が回転可能に設けられ、これ
は上方へ漸次拡開するテーパ状の有底円筒状にあって洗
い槽及び脱水槽を兼用するもので、本実施例では全周壁
に多数の脱水孔9aを設けており、その内底部には後述
する撹拌体11の収容凹部を形成した樹脂製の補助枠9
bを備えた構成としている。
【0021】このように構成された回転槽9の上端部に
は液体を封入した環状のバランスリング10が装着さ
れ、また内底部中心には絶縁性を有する樹脂製の撹拌体
11が撹拌軸12を介して回転可能に設けられており、
その撹拌軸12は前記水受槽6底部に固着された軸受ケ
ース13にて支持されている。この軸受ケース13には
撹拌軸12の外側に回転可能に配した中空状の脱水軸1
4も軸支していて、この脱水軸14は上記回転槽9とそ
の底部中心において連結されている。
【0022】そして、撹拌体11の下方にはアキシャル
ギャップ形モータからなる洗いモータ15が設けられて
いて、その駆動により撹拌軸12を中心に該撹拌体11
を直接回転駆動する。この洗いモータ15は、本実施例
では撹拌体11下面に撹拌軸12と同軸心に円板状のロ
ータヨーク16aとロータマグネット16bとからなる
ロータ16を配置して撹拌体11と一体に樹脂モールド
成形されており、一方、このロータ16と対峙するステ
ータ17は、ステータヨーク17aとステータコイル1
7bとからなり、前記水受槽6の底部を隆起するように
して上記ロータ16と近接する位置にて該水受槽6と一
体に樹脂モールド成形され、以って扁平薄型の洗いモー
タ15を槽中心寄りに設けた構成としている。
【0023】このような洗いモータ15の外側には、脱
水モータ18が回転槽9を直接回転駆動するよう設けら
れている。即ち、脱水モータ18は、そのロータ19を
構成するロータヨーク19aとロータマグネット19b
を回転槽9の底部下方に突出するように該回転槽9と一
体に樹脂モールド成形され、斯かるロータ19と対峙す
るステータ20を構成するステータヨーク20aとステ
ータコイル20bを水受槽6の底部に一体に樹脂モール
ド成形され、以って径大な薄型の脱水モータ18を構成
するもので、その駆動時には脱水軸14を中心に回転槽
9を直接回転駆動する。従って、水受槽6の底部には中
心寄りに洗いモータ15のステータ17が、その外側に
脱水モータ18のステータ20が配置された状態に並設
される。尚、水受槽6底部の隅部には排水口6aが形成
され、途中に排水弁21を介して機外に連通している。
【0024】上記のように構成された本実施例の脱水兼
用洗濯機1において、洗濯運転するには所望の洗濯運転
コースを選択してスタート操作することにより、制御ユ
ニット5により運転制御され洗い行程から脱水行程の終
了まで自動運転される。このうちの洗い行程について述
べると、周知のように回転槽9内に被洗濯物と洗剤が投
入され、排水弁21を閉じた状態で図示しない給水弁か
ら洗濯水が供給される。そして、回転槽9(及び水受槽
6)内に所定水位まで給水されると洗いモータ15が通
電駆動され、これに直結された撹拌体11が回転駆動さ
れる。即ち、ステータ17への通電制御により撹拌体1
1と一体化され内設されたロータ16が回転制御され、
洗い運転に適切な低速回転速度で撹拌体11を駆動し、
必要に応じ自動反転制御され洗濯運転が行われる。
【0025】これに対し、脱水行程においては、まず排
水弁21を開放して回転槽9及び水受槽6内の洗濯水を
排出した後、脱水モータ18と共に洗いモータ15が通
電駆動されることにより、夫々直結状態にある回転槽9
と撹拌体11が一方向に回転し被洗濯物の遠心脱水を行
う。即ち、両者のステータ20及び17への通電制御に
より回転槽9と一体化されたロータ19及び撹拌体11
と一体化されたロータ16が脱水運転に適した回転速度
に回転制御される。この場合、脱水モータ18と洗いモ
ータ15は略同速度となるように回転制御され、一体的
に回転駆動するようにしてある。そして遠心脱水された
水は、脱水孔9aから水受槽6側に放出され、その際、
槽外上方に飛散しようとするスプラッシュは水受槽6上
部の槽カバー8により防止され、底部の排水口6aから
排水弁21を経て機外に排水される。
【0026】このように本実施例によれば、洗いモータ
15及び脱水モータ18にアキシャルギャップ形モータ
を採用したので扁平薄型に構成できることはもとより、
洗いモータ15を構成するロータ16は撹拌体11の下
面に樹脂モールド成形により内設したので、該ロータ1
6の回転駆動が即撹拌体11の回転駆動となり、途中に
動力伝達軸等を不要とする直結構造であるため、軸方向
寸法は実質的に無く、従ってこれと対峙するステータ1
17を含めた軸方向(高さ)寸法にしても最小限で済
み、従来例の如き水受槽9より下方に駆動機構部が突出
することはない。また、脱水モータ18においても、ロ
ータ19及びステータ20は夫々回転槽9及び水受槽6
の各底部において樹脂モールド成形されているから、斯
かる脱水モータ18を設置するための大きな特に高さ方
向のスペースは不要となし、やはり水受槽6より下方に
突出することなくコンパクトに構成できる。
【0027】従って、洗いモータ15或いは脱水モータ
18等の駆動機構部に対する洗濯機1の据付け面Aとの
間の間隔Hは、余裕十分な距離を確保できるから、その
余裕分縮小したコンパクトな洗濯機1の高さにすること
ができて、使用者による回転槽9への被洗濯物の出し入
れが容易で使い勝手が良くなると共に、洗濯機1として
の製品輸送や取り扱いにも便利である。しかも、駆動機
構部等の突出部分のない広い空間が形成できるから、排
水弁21や配管構造など他の部品の組み込み作業が容易
にできると共に、洗いモータ15や脱水モータ18は、
樹脂モールド成形により一体化された撹拌体11,回転
槽9及び水受槽6の外箱本体2内への組み立てに併せて
組み込むことができるので、組立工数が低減できて且つ
均一な品質のもとに生産性が向上し、コスト的にも有利
となる。特に、両モータ15,18のステータ17,2
0は共通の水受槽6に同時にモールド成形が可能である
ため、一層生産性の向上に有利となる。
【0028】また、洗いモータ15を槽中心寄りに配
し、その外側に脱水モータ18を配する構成としたの
で、脱水モータ18のロータ19及びステータ20は径
大となし得、脱水運転に必要な大きな駆動トルクを得る
のに好都合である。その上、クラッチ機構とか減速機構
等の機構部も不要で軽量化が図れ、且つ重量的なアンバ
ランス要因も削減でき、併せて動作音の発生もないので
振動及び騒音の低減にも有効である。
【0029】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
実施例を示すもので、上記第1実施例と同一部分には同
一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についての
み述べる。即ち、図2に示す洗濯機1の構成は、特には
上記第1実施例における脱水モータ18の態様を異に
し、他には種々変更可能な回転槽9の他の構造例を開示
したもので、まず本実施例に示す回転槽22は二重筒構
成からなり、その外側の槽本体23は絶縁性の樹脂材で
形成され上部のみに脱水孔23aを有し、上方に向って
漸次拡開するテーパ状の有底円筒状をなしており、そし
て内側に若干の間隙を存してステンレス鋼板製で多数の
透孔24aを有する内筒24が取着され、更にこの内筒
24の下部には撹拌体11の収容凹部を形成した樹脂製
の補助枠24bを備えた構成としている。従って、斯か
る回転槽22は、外側の槽本体23が実質的に無孔状の
構造であるため、洗濯水はこの回転槽22内のみに供給
貯水され、所謂節水型の回転槽22とした構成にある。
【0030】そして、本実施例に示す脱水モータ25
は、回転槽22及び水受槽6の上端部に配置したもの
で、そのロータ26はバランスリング10内に封鎖状態
に設けられ、具体的にはバランスリング10の蓋体部1
0aと一体に絶縁性を有する樹脂材にてモールド成形さ
れたロータヨーク26aとロータマグネット26bとか
ら構成されると共に、このロータ26と一体化された蓋
体部10aをケース部10bに接合することでバランス
リング10をも形成する。一方、これと対峙するステー
タ27は槽カバー8と一体に樹脂モールド成形されたス
テータヨーク27aとステータコイル27bとから構成
され、以ってバランスリング10を利用したロータ26
と槽カバー8を兼ねたステータ27とによりアキシャル
ギャップ形の脱水モータ25が形成される。尚、洗いモ
ータ15は、上記第1実施例と実質的に同じで、ロータ
16は撹拌体11と、またステータ17は水受槽6と夫
々一体に樹脂モールド成形された構成にある。
【0031】上記のように構成された本実施例におい
て、洗い行程及び脱水行程の各運転とも洗いモータ15
及び脱水モータ25による回転制御により行われること
は上記第1実施例と同様である。しかるに、本実施例に
おける回転槽22は、その槽本体23が上部のみ脱水孔
23aを有する実質的に無孔状の構成にあるため、洗濯
水は該回転槽22内のみに供給貯留されて洗濯運転が行
われ、所謂節水効果をもたらす。
【0032】また、脱水運転に際しては、回転槽22の
回転駆動初期において洗濯水が遠心作用を受けてテーパ
状の内壁面を上昇し、上部の脱水孔23aから水受槽6
内に排出され、しかる後、回転速度も上昇し被洗濯物か
らの遠心脱水が行われ、水受槽6の排水口6aを経て機
外に排出される。この場合、被洗濯物は遠心力により回
転槽22の内筒24の内壁面に密着するも、脱水された
水は透孔24aを通り抜け槽本体23の内壁面に沿って
揚水され脱水孔23aに導かれるので、一旦脱水された
水が被洗濯物に再付着することがないようにしている。
ところで、脱水モータ25を構成するロータ26は回転
槽22の上端部たるバランスリング10に設け、これに
対峙するステータ27は水受槽6の上端部たる槽カバー
8に設けたので、先の第1実施例の脱水モータ18より
も更に径大なアキシャルギャップ形の脱水モータ25が
得られると共に、回転槽22の底部には凹凸部が生じな
いので脱水された水による回転抵抗も生じない。
【0033】このように本実施例によれば、水受槽6の
底部には洗いモータ15のステータ17のみが設けられ
るので、構造的に簡素になると共に第1実施例と同様に
据付け面Aから駆動機構部までの間隔Hは十分な余裕が
できるので、その分洗濯機1の高さを低くできる。ま
た、脱水モータ25は回転槽22及び水受槽6の上端部
であるバランスリング10及び槽カバー8の機能を消失
することなくロータ26及びステータ27を設けること
ができて極めて便利で、しかも本体カバー3内に設けら
れた制御ユニット5に近くて電気配線Cするにも好都合
であると共に、径大なロータ26,ステータ27から構
成されて脱水運転に好ましい大きな駆動トルクを得るの
に有利である。
【0034】尚、本発明は上記し且つ図面に示した各実
施例に限定されるものではなく、例えば洗いモータ15
のロータ16を絶縁性樹脂材で被覆し、これを撹拌体1
1下面に接合等により取着する構成としても良く、勿論
このような構成手段はステータ17に対しても可能であ
ると共に、脱水モータ18,25に対しても同様に応用
できる。その他、コンパクトに構成できることから比較
的小容量の洗濯機1の提供に好適するが、それに応じて
回転槽9,22や水受槽6の構成も種々変更することが
可能であるなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて
適宜変更して実施できるものである。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、モータ等の
駆動機構部を扁平な薄型に構成できることから、洗濯物
の出し入れなど使い勝手の良い洗濯機の高さを容易に求
めることができる脱水兼用洗濯機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部破断した側面図
【図2】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は洗濯機、5は制御ユニット、6は水受槽、8は槽カ
バー、9,22は回転槽、10はバランスリング、11
は撹拌体、15は洗いモータ、16,19,26はロー
タ、17,20,27はステータ、及び18,25は脱
水モータを示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水受槽と、この水受槽内に設けられた回
    転槽と、この回転槽内に設けられた攪拌体と、この撹拌
    体を直接駆動するように設けられたアキシャルギャップ
    形の洗いモータと、前記回転槽を直接駆動するように設
    けられたアキシャルギャップ形の脱水モータとを備え、
    前記洗いモータのロータを前記撹拌体の下面に内設する
    と共に、これに対峙するステータを前記水受槽底部に設
    けたことを特徴とする脱水兼用洗濯機。
  2. 【請求項2】 脱水モータは、そのロータを回転槽底部
    に設けると共に、これに対峙するステータを水受槽底部
    に設けた構成としたことを特徴とする請求項1記載の脱
    水兼用洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗いモータのロータは、撹拌体と一体に
    樹脂モールド成形したことを特徴とする請求項1記載の
    脱水兼用洗濯機。
  4. 【請求項4】 脱水モータのロータは、回転槽と一体に
    樹脂モールド成形したことを特徴とする請求項2記載の
    脱水兼用洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗いモータ及び脱水モータの各ステータ
    は、水受槽と一体に樹脂モールド成形したことを特徴と
    する請求項2記載の脱水兼用洗濯機。
  6. 【請求項6】 洗いモータのステータを水受槽の中心寄
    りに配し、その外側に脱水モータのステータを配したこ
    とを特徴とする請求項2または5記載の脱水兼用洗濯
    機。
  7. 【請求項7】 脱水モータは、そのロータを回転槽の上
    端部に設けると共に、ステータを水受槽の上端部に設け
    た構成としたことを特徴とする請求項1記載の脱水兼用
    洗濯機。
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Cited By (3)

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