JPH08312364A - 作業機用エンジンの防振装置 - Google Patents

作業機用エンジンの防振装置

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JPH08312364A
JPH08312364A JP11961495A JP11961495A JPH08312364A JP H08312364 A JPH08312364 A JP H08312364A JP 11961495 A JP11961495 A JP 11961495A JP 11961495 A JP11961495 A JP 11961495A JP H08312364 A JPH08312364 A JP H08312364A
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JP
Japan
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vibration isolator
tubular
fitted
engine
holder
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JP11961495A
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English (en)
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Kazuya Tajika
和也 多鹿
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ISEKI KAWASAKI SERVICE HANBAI
ISEKI KAWASAKI SERVICE HANBAI KK
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ISEKI KAWASAKI SERVICE HANBAI
ISEKI KAWASAKI SERVICE HANBAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、小型,軽量で使い易い作業機用エ
ンジンの防振装置を提供することにある。 【構成】 ファンカバー10の空洞部11の開口部近傍
に位置する内周面縁部に環状抜け止め溝12を設ける。
そして、この環状抜け止め溝12に係合したストップリ
ング35で、筒状ホルダー20に嵌合し、かつ、筒状防
振体40の端面に当接する抜け止め用ワッシャ30を抜
け止めすることにより、防振体40および筒状ホルダー
20を抜け止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作業機用エンジンの防振
装置、特に、その防振体の抜け止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業機用エンジンの防振装置とし
ては、例えば、図9ないし図11に示すように、刈払機
用エンジンに適用した防振装置がある。すなわち、図1
0に示すように、冷却ファン(図示せず),遠心クラッ
チ2を覆うように刈払機用エンジン1に取り付けられた
金属製ファンカバー3が軸受4を介して出力軸5を回動
自在に支持し、この出力軸5の一端部が前記遠心クラッ
チ2に連結されている。また、金属製ファンカバー3の
空洞部3a内にはゴム製の筒状防振体6を介してスリッ
ト7aを有する筒状ホルダー7が圧入されている。さら
に、この筒状ホルダー7内には伝動軸8aを内蔵する筒
状竿8bが挿入され、伝動軸8aの一端部が前記出力軸
5に連結されるとともに、ネジ7bで筒状ホルダー7を
締め付け、前記スリット7aを狭めることにより、竿8
bが筒状ホルダー7内に固定されている。
【0003】そして、エンジン1を始動し、遠心クラッ
チ2を介して出力軸5を回転させると、これに連結され
た伝動軸8aが回転し、その先端部に接続された刈刃
(図示せず)が回転して雑草等を刈り取るようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
防振装置では、筒状防振体6およびこれに嵌合一体化し
た筒状ホルダー7の脱落を防止するため、図9に示すよ
うに、金属製ファンカバー3の空洞部3aの開口部に鉄
製蓋9を3本のボルト9aで取り付けて閉鎖していた。
このため、ボルト9aを取り付ける雌ネジ用ボス部3b
をファンカバー3に設ける必要があるので、金属製ファ
ンカバー3の握り部3cの外形寸法が大きくなり、小型
で軽量の防振装置が得られなかった。この結果、例え
ば、金属製ファンカバー3の握り部3cを握って草刈り
する場合、特に、手のひらが小さい女性が草刈りすると
きには握りにくく、持ちにくいので、作業性が低いとい
う問題点があった。
【0005】このため、防振装置を小型化,軽量化すべ
く、防振体6,筒状ホルダー7の肉厚を薄くすることも
考えられるが、所定の耐久性を確保しつつ、所望の防振
効果を得ようとすると、ある程度の肉厚を有する防振体
6,筒状ホルダー7を使用する必要があるので、前述の
構造を有する防振装置では、装置の小型化,軽量化に限
界があった。
【0006】本発明は、前記問題点に鑑み、小型,軽量
で使い易い作業機用エンジンの防振装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる作業機用
エンジンの防振装置は、前記目的を達成するため、エン
ジン本体に取り付けたカバーの空洞部内に、筒状防振体
を嵌合,一体化して外周面を被覆された筒状ホルダーを
圧入,固定し、前記エンジン本体から前記空洞部内に突
出する回動自在な出力軸を前記筒状ホルダー内に配置す
るとともに、この筒状ホルダー内に伝動軸を内蔵する竿
を挿入,固定し、この伝動軸を前記出力軸に連結した作
業機用エンジンの防振装置において、前記カバーの空洞
部の開口部近傍に位置する内周面縁部に環状抜け止め溝
を設け、この環状抜け止め溝に係合したストップリング
で、前記筒状ホルダーに嵌合し、かつ、前記防振体の端
面に当接する抜け止め用ワッシャを抜け止めすることに
より、前記防振体および筒状ホルダーを抜け止めした構
成としてある。
【0008】
【作用と発明の効果】したがって、本発明によれば、ス
トップリングおよび抜け止め用ワッシャを介して防振体
および筒状ホルダーの脱落を防止できるので、従来例の
ようにカバーの開口部に蓋をボルトで取り付ける必要が
なく、雌ネジ用ボス部をカバーに設ける必要がない。こ
のため、カバーの外形寸法が従来例よりも小さくなり、
小型で軽量の防振装置が得られるとともに、カバーが握
り易くなるので、作業性が向上する。
【0009】また、ストップリングが抜け止め用ワッシ
ャを介して防振体を位置規制しているので、エンジン温
度が上昇して防振体が軟化してはみ出そうとしても、こ
れを抜け止め用ワッシャを介してストップリングが阻止
することになる。このため、ストップリングが外れるこ
とがなく、カバーと防振体との密着性が低下しないの
で、カバーの空洞部から筒状防振体および筒状ホルダー
が脱落しないという効果がある。
【0010】
【実施例】次に、本発明にかかる一実施例を図1ないし
図8の添付図面に従って説明する。本実施例は刈払機用
エンジンに適用した場合であるが、エンジン本体は前述
の従来例とほぼ同様であるので、同一部品には同一番号
を付して説明する。
【0011】すなわち、図2に示すように、図示しない
エンジン本体に取り付けられたファンカバー10が軸受
4を介して出力軸5を回動自在に支持し、この出力軸5
の一端部がエンジン本体の遠心クラッチ2に連結されて
いる。また、前記ファンカバー10の空洞部11の内周
面には複数本の回り止め用突条(図示せず)が軸心に沿
って突設されているとともに、その開口部近傍の内周面
縁部には環状の抜け止め溝12が形成されている。そし
て、前記ファンカバー10の空洞部11内には抜け止め
用ワッシャ30および筒状防振体40を嵌合した筒状ホ
ルダー20がストップリング35を介して抜け止めされ
ている。
【0012】前記筒状ホルダー20は、図4および図5
に示すように、その外周面に平面略I字形状の突条2
1,22を軸心に沿って形成してある一方、この突部2
1,22間の外周面に方形の貫通孔23を囲む環状突部
24が設けられている。また、筒状ホルダー20は、一
方の開口縁部の外周面に鍔部25を形成するとともに、
これに切削加工を施して前記突部22に達するスリット
26を形成してある一方、他方の開口縁部に抜け止め用
リブ27を一体成形してある。そして、前記鍔部25に
設けたネジ孔25aに螺合するボルト28にはスリット
26内に位置するワッシャ29が嵌合されている。
【0013】抜け止め用ワッシャ30は、図6に示すよ
うに、同心円状の薄板バネ材からなり、その内周縁部に
切り欠き部31を所定の間隔で形成してある。この切り
欠き部31は前記筒状ホルダー20の突条21,22お
よび段部24にワッシャ30が係止しないようにするた
めのものである。
【0014】ストップリング35は、図7に示すよう
に、略C字形状を有する薄板バネ材からなるもので、そ
の両端部に設けた係止孔36,36を介して治具(図示
せず)で押し縮め、前記ファンカバー10の環状抜け止
め溝12に嵌合して抜け止めするものである。
【0015】前記筒状防振体40はゴム成形品であり、
図8に示すように、その外周面に前記ファンカバー10
の内周面に突設した突条に嵌合する複数本の係合溝41
を軸心に沿って形成してあるとともに、一方の開口縁部
に抜け止め用環状リブ42を設けてある。また、筒状防
振体40は、その内周面に前記筒状ホルダー20の突条
21,22および環状突部24にそれぞれ嵌合する凹溝
43,44および環状溝45が設けられ、そして、この
環状溝45を設けることにより、その中央に抜け止め用
突起46が形成されている。
【0016】したがって、本実施例にかかる防振装置を
組み立てる場合には、抜け止め用ワッシャ30を嵌合し
た筒状ホルダー20を筒状防振体40に圧入すると、筒
状防振体40が弾性変形し、その抜け止め用突起46が
筒状ホルダー20の貫通孔23に嵌合する一方、筒状ホ
ルダー20の突条21,22および環状突部24が筒状
防振体40の内周面に設けた凹溝43,44および環状
溝45にそれぞれ嵌合し、相互に一体化される。
【0017】さらに、筒状ホルダー20を嵌合一体化し
た筒状防振体40を、その外周面に形成した係合溝41
をファンカバー10の空洞部11の内周面に形成した突
条に嵌合し、空洞部11内の所定の位置まで圧入する。
ついで、ストップリング35を押し縮めてファンカバー
10の環状抜け止め溝12に係合することにより、抜け
止めワッシャ30を介して筒状防振体40および筒状ホ
ルダー20を抜け止めする。
【0018】そして、図2に示すように、伝動軸8aを
内蔵する竿8bを筒状ホルダー20内に挿入し、伝動軸
8aの一端部を出力軸5に連結するとともに、ネジ28
で筒状ホルダー20を締め付け、スリット26を狭める
ことにより、竿8bが筒状ホルダー20に固定される。
【0019】したがって、本実施例によれば、図示しな
いエンジン本体を始動すると、遠心クラッチ2を介して
出力軸5が回動し、これにつれて伝動軸8aが回転し、
その先端部に連結された刈刃(図示せず)が回転して雑
草等を刈り取ることになる。
【0020】本実施例によれば、筒状防振体40を抜け
止め用ワッシャ30を介してストップリング35で抜け
止めしているので、エンジン温度が上昇して筒状防振体
40が軟化してはみ出そうとしても、これを抜け止め用
ワッシャ30が阻止し、ストップリング35の抜け落ち
を防止するので、筒状ホルダー20の脱落を確実に防止
できるという利点がある。
【0021】なお、前述の実施例では刈払機用エンジン
に適用する場合について説明したが、必ずしもこれに限
らず、他の作業機用エンジン、例えば、手持式枝打機,
小型除草機,エッジャー等に適用してもよいことは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる一実施例を示す防振装置の斜
視図である。
【図2】 図1に示した防振装置の正面断面図である。
【図3】 図1に示した防振装置の左側面図である。
【図4】 本発明にかかる防振装置の筒状ホルダーを示
し、図(a)は左側面図、図(b)は正面図、図(c)
は右側面図、図(d)は底面図である。
【図5】 本発明にかかる防振装置の筒状ホルダーを示
し、図(a)は横断面図、図(b)は縦断面図である。
【図6】 本発明にかかる防振装置の抜け止め用ワッシ
ャの正面図である。
【図7】 本発明にかかる防振装置のストップリングの
正面図である。
【図8】 本発明にかかる防振装置の防振体を示し、図
(a)は左側面図、図(b)は横断面図、図(c)は縦
断面図、図(d)は異なる位置における縦断面図、図
(e)は異なる位置における横断面図である。
【図9】 従来例にかかる防振装置の斜視図である。
【図10】 図9に示した防振装置の正面断面図であ
る。
【図11】 図9に示した防振装置の左側面図である。
【符号の説明】
2…遠心クラッチ、4…軸受、5…出力軸、10…ファ
ンカバー、11…空洞部、12…環状抜け止め溝、20
…筒状ホルダー、30…抜け止め用ワッシャ、35…ス
トップリング、40…筒状防振体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体に取り付けたカバーの空洞
    部内に、筒状防振体を嵌合,一体化して外周面を被覆さ
    れた筒状ホルダーを圧入,固定し、前記エンジン本体か
    ら前記空洞部内に突出する回動自在な出力軸を前記筒状
    ホルダー内に配置するとともに、この筒状ホルダー内に
    伝動軸を内蔵する竿を挿入,固定し、この伝動軸を前記
    出力軸に連結した作業機用エンジンの防振装置におい
    て、 前記カバーの空洞部の開口部近傍に位置する内周面縁部
    に環状抜け止め溝を設け、この環状抜け止め溝に係合し
    たストップリングで、前記筒状ホルダーに嵌合し、か
    つ、前記防振体の端面に当接する抜け止め用ワッシャを
    抜け止めすることにより、前記防振体および筒状ホルダ
    ーを抜け止めしたことを特徴とする作業機用エンジンの
    防振装置。
JP11961495A 1995-05-18 1995-05-18 作業機用エンジンの防振装置 Pending JPH08312364A (ja)

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JP (1) JPH08312364A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104179567A (zh) * 2014-05-26 2014-12-03 何长军 一种柴油发动机动力输出轴系统
CN107152455A (zh) * 2016-03-04 2017-09-12 奥维罗有限责任公司 用于应力波传动机构的轴式发电机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104179567A (zh) * 2014-05-26 2014-12-03 何长军 一种柴油发动机动力输出轴系统
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