JPH0710039Y2 - 刈払機用エンジンの防振装置 - Google Patents
刈払機用エンジンの防振装置Info
- Publication number
- JPH0710039Y2 JPH0710039Y2 JP3632790U JP3632790U JPH0710039Y2 JP H0710039 Y2 JPH0710039 Y2 JP H0710039Y2 JP 3632790 U JP3632790 U JP 3632790U JP 3632790 U JP3632790 U JP 3632790U JP H0710039 Y2 JPH0710039 Y2 JP H0710039Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- connecting pipe
- tubular portion
- fan cover
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、刈払機用エンジンの防振装置に関する。
従来の技術 従来、刈払機用エンジンの動力取出部においては、刈払
機用エンジンのファンカバーに連結管の一端が挿入して
固定されており、連結管の他端側には刈払部が取付けら
れている。なお、前記連結管内には、刈払機用エンジン
から刈払部へ動力を伝達する伝動軸が配設されており、
刈払用エンジンから伝動軸への動力伝達は遠心クラッチ
を介して行われている。
機用エンジンのファンカバーに連結管の一端が挿入して
固定されており、連結管の他端側には刈払部が取付けら
れている。なお、前記連結管内には、刈払機用エンジン
から刈払部へ動力を伝達する伝動軸が配設されており、
刈払用エンジンから伝動軸への動力伝達は遠心クラッチ
を介して行われている。
また、刈払機用エンジンの振動が連結管に伝わることを
防止するため、ファンカバーと連結管との間には防振ゴ
ムが装着されている。
防止するため、ファンカバーと連結管との間には防振ゴ
ムが装着されている。
考案が解決しようとする課題 防振ゴムの装着は、この防振ゴムを連結管の挿入方向と
同一方向から挿入することにより行っているが、防振ゴ
ムの抜止めのためにファンカバーの内面に周溝を機械加
工により形成し、この周溝にスナップリングを係止して
いる。
同一方向から挿入することにより行っているが、防振ゴ
ムの抜止めのためにファンカバーの内面に周溝を機械加
工により形成し、この周溝にスナップリングを係止して
いる。
しかし、軽量化及び製作コストの低減のためにファンカ
バーを合成樹脂により形成した場合には、ファンカバー
の内面に周溝を機械加工することが困難である。
バーを合成樹脂により形成した場合には、ファンカバー
の内面に周溝を機械加工することが困難である。
課題を解決するための手段 刈払機用エンジンのファンカバーを合成樹脂で形成し、
前記刈払機用エンジンから刈払部への動力伝達を行う伝
動軸を覆う連結管を設けるとともにこの連結管の一端を
前記ファンカバーに形成した筒部内に挿入した刈払機に
おいて、前記筒部の内周面と前記連結管の外周面との間
に防振部材を介装し、前記筒部の外方端側に周方向にそ
って複数個のスリットを形成し、前記筒部内に前記防振
部材の外方側端面に当接する抜止部材を嵌合させるとと
もにこの抜止部材を前記スリットに係止した。
前記刈払機用エンジンから刈払部への動力伝達を行う伝
動軸を覆う連結管を設けるとともにこの連結管の一端を
前記ファンカバーに形成した筒部内に挿入した刈払機に
おいて、前記筒部の内周面と前記連結管の外周面との間
に防振部材を介装し、前記筒部の外方端側に周方向にそ
って複数個のスリットを形成し、前記筒部内に前記防振
部材の外方側端面に当接する抜止部材を嵌合させるとと
もにこの抜止部材を前記スリットに係止した。
作用 スリットに係止した抜止部材に防振装置の外方端面が当
接し、防振部材が筒部から抜け出すことが防止される。
なお、合成樹脂製のファンカバーを金型成形する際にス
リットを一体的に成形することができ、スリットの形成
を極めて容易に行える。
接し、防振部材が筒部から抜け出すことが防止される。
なお、合成樹脂製のファンカバーを金型成形する際にス
リットを一体的に成形することができ、スリットの形成
を極めて容易に行える。
実施例 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。刈払機用
エンジン1には冷却ファン2や遠心クラッチ3を覆うフ
ァンカバー4が設けられており、このファンカバー4は
合成樹脂を金型成形することにより形成されている。
エンジン1には冷却ファン2や遠心クラッチ3を覆うフ
ァンカバー4が設けられており、このファンカバー4は
合成樹脂を金型成形することにより形成されている。
前記ファンカバー4には、刈払部(図示せず)へ動力を
伝達するための伝動軸5が軸受6を介して保持されてお
り、前記刈払機用エンジン1から伝動軸5への動力伝達
は前記遠心クラッチ3を介して行われている。また、前
記ファンカバー4には、前記伝動軸5の外周を囲む筒部
7が一体的に形成されている。
伝達するための伝動軸5が軸受6を介して保持されてお
り、前記刈払機用エンジン1から伝動軸5への動力伝達
は前記遠心クラッチ3を介して行われている。また、前
記ファンカバー4には、前記伝動軸5の外周を囲む筒部
7が一体的に形成されている。
つぎに、前記伝動軸5を覆う円筒状の連結管8が設けら
れており、この連結管8の一端は前記筒部7内に挿入さ
れ、連結管8の他端には前記刈払部が取付けられてい
る。また、前記筒部7内に挿入される前記連結管8の一
端側外周にはパイプ9が外嵌されており、さらに、前記
筒部7の内周面に当接する筒状の防振ゴム10が前記パイ
プ9の外周に外嵌され、これらのパイプ9と防振ゴム10
とにより前記刈払機用エンジン1から前記連結管8への
振動の伝わりを防止する防振部材11が構成されている。
れており、この連結管8の一端は前記筒部7内に挿入さ
れ、連結管8の他端には前記刈払部が取付けられてい
る。また、前記筒部7内に挿入される前記連結管8の一
端側外周にはパイプ9が外嵌されており、さらに、前記
筒部7の内周面に当接する筒状の防振ゴム10が前記パイ
プ9の外周に外嵌され、これらのパイプ9と防振ゴム10
とにより前記刈払機用エンジン1から前記連結管8への
振動の伝わりを防止する防振部材11が構成されている。
ここで、前記筒部7の外方端側には、周方向にそって18
0°離間した位置に2個のスリット12が形成されてお
り、これらのスリット12は前記ファンカバー4を金型成
形する際に一体的に成形されたものである。さらに、前
記筒部7の内周部には、ワイヤを略C字形に撓ませた抜
止部材であるクリップ13が嵌合されており、このクリッ
プ13は、前記防振ゴム10の外方側端面に当接されるとと
もに、前記スリット12に弾発的にはまり込んで係止され
ている。
0°離間した位置に2個のスリット12が形成されてお
り、これらのスリット12は前記ファンカバー4を金型成
形する際に一体的に成形されたものである。さらに、前
記筒部7の内周部には、ワイヤを略C字形に撓ませた抜
止部材であるクリップ13が嵌合されており、このクリッ
プ13は、前記防振ゴム10の外方側端面に当接されるとと
もに、前記スリット12に弾発的にはまり込んで係止され
ている。
このような構成において、ファンカバー4の筒部7と連
結管8との間に防振部材11が介装されているため、刈払
機用エンジン1から連結管8への振動の伝わりが防止さ
れ、連結管8を握った状態で刈払作業を行う作業者に対
して振動による不快感を与えることが防止される。
結管8との間に防振部材11が介装されているため、刈払
機用エンジン1から連結管8への振動の伝わりが防止さ
れ、連結管8を握った状態で刈払作業を行う作業者に対
して振動による不快感を与えることが防止される。
つぎに、スリット12に弾発的にはまり込んで係止された
クリップ13が防振ゴム10の外方側端面に当接されている
ため、作業中の振動等によって防振部材11が筒部7から
抜け出すことが防止される。なお、クリップ13はワイヤ
を略C字形に撓ませたものであり、組付けや取外しを容
易に行うことができるとともに専用の工具を用いること
なく組付けや取外しを行える。さらに、スリット12はフ
ァンカバー4を金型成形する際に一体的に成形するもの
であり、スリット12の形成を容易に行える。
クリップ13が防振ゴム10の外方側端面に当接されている
ため、作業中の振動等によって防振部材11が筒部7から
抜け出すことが防止される。なお、クリップ13はワイヤ
を略C字形に撓ませたものであり、組付けや取外しを容
易に行うことができるとともに専用の工具を用いること
なく組付けや取外しを行える。さらに、スリット12はフ
ァンカバー4を金型成形する際に一体的に成形するもの
であり、スリット12の形成を容易に行える。
考案の効果 本考案は、上述のように合成樹脂製のファンカバーに形
成した筒部の外方端側に周方向にそって複数個のスリッ
トを形成し、筒部内に挿入した連結管の外周面と筒部の
内周面との間に防振部材を介装し、筒部内に嵌合されて
防振部材の外方側端面に当接する抜止部材をスリットに
係止したことにより、抜止部材により防振部材の抜止め
を確実に行うことができ、また、ファンカバーを金型成
形する際にスリットを同時に成形することができるた
め、ファンカバーが合成樹脂製であってもスリットの形
成を容易に行うことができ、しかも、抜止部材はスリッ
トに係止して取付けられているため、抜止部材の取付や
取外しを工具を用いることなく簡単に行うことができる
等の効果を有する。
成した筒部の外方端側に周方向にそって複数個のスリッ
トを形成し、筒部内に挿入した連結管の外周面と筒部の
内周面との間に防振部材を介装し、筒部内に嵌合されて
防振部材の外方側端面に当接する抜止部材をスリットに
係止したことにより、抜止部材により防振部材の抜止め
を確実に行うことができ、また、ファンカバーを金型成
形する際にスリットを同時に成形することができるた
め、ファンカバーが合成樹脂製であってもスリットの形
成を容易に行うことができ、しかも、抜止部材はスリッ
トに係止して取付けられているため、抜止部材の取付や
取外しを工具を用いることなく簡単に行うことができる
等の効果を有する。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は縦断側
面図、第2図は刈払機用エンジンの全体を示す側面図、
第3図は一部を断面にして示す刈払機用エンジンの正面
図である。 1…刈払機用エンジン、4…ファンカバー、5…伝動
軸、7…筒部、8…連結管、11…防振部材、12…スリッ
ト、13…抜止部材
面図、第2図は刈払機用エンジンの全体を示す側面図、
第3図は一部を断面にして示す刈払機用エンジンの正面
図である。 1…刈払機用エンジン、4…ファンカバー、5…伝動
軸、7…筒部、8…連結管、11…防振部材、12…スリッ
ト、13…抜止部材
Claims (1)
- 【請求項1】刈払機用エンジンのファンカバーを合成樹
脂で形成し、前記刈払機用エンジンから刈払部への動力
伝達を行う伝動軸を覆う連結管を設けるとともにこの連
結管の一端を前記ファンカバーに形成した筒部内に挿入
した刈払機において、前記筒部の内周面と前記連結管の
外周面との間に防振部材を介装し、前記筒部の外方端側
に周方向にそって複数個のスリットを形成し、前記筒部
内に前記防振部材の外方側端面に当接する抜止部材を嵌
合させるとともにこの抜止部材を前記スリットに係止し
たことを特徴とする刈払機用エンジンの防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3632790U JPH0710039Y2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 刈払機用エンジンの防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3632790U JPH0710039Y2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 刈払機用エンジンの防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03127035U JPH03127035U (ja) | 1991-12-20 |
JPH0710039Y2 true JPH0710039Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=31542463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3632790U Expired - Lifetime JPH0710039Y2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 刈払機用エンジンの防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710039Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5855069A (en) * | 1996-05-21 | 1999-01-05 | Kioritz Corporation | Disengagement-preventing mechanism and bush cutter provided with disengagement-preventing mechanism |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP3632790U patent/JPH0710039Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5855069A (en) * | 1996-05-21 | 1999-01-05 | Kioritz Corporation | Disengagement-preventing mechanism and bush cutter provided with disengagement-preventing mechanism |
DE19721064C2 (de) * | 1996-05-21 | 2003-07-31 | Kioritz Corp | Ablöseverhinderungsmechanismus und Strauchschneider, welcher mit einem Ablöseverhinderungsmechanismus ausgestattet ist |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03127035U (ja) | 1991-12-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |