JPH0647217Y2 - 防振性能が調節可能な刈払機 - Google Patents

防振性能が調節可能な刈払機

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JPH0647217Y2
JPH0647217Y2 JP885490U JP885490U JPH0647217Y2 JP H0647217 Y2 JPH0647217 Y2 JP H0647217Y2 JP 885490 U JP885490 U JP 885490U JP 885490 U JP885490 U JP 885490U JP H0647217 Y2 JPH0647217 Y2 JP H0647217Y2
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JP
Japan
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operating rod
vibration
brush cutter
peripheral surface
vibration isolator
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JP885490U
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JPH0399919U (ja
Inventor
博 冨田
Original Assignee
富士ロビン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、作業者の好みに応じて防振性能及び操作性を
調節することができる刈払機に関する。
【従来の技術】
刈払機は、クラッチハウジングと操作杆との間を適宜の
継手によって連結している。しかし、エンジン駆動時に
発生する振動がクラッチハウジングを介して操作杆に伝
わると、作業者に疲労を与えることは勿論、長年この刈
払機を使用する者にとっては白蝋病の原因ともなる。 そこで、クラッチハウジングと操作杆との連結部に防振
性に優れたゴム等の振動吸収材料を介在させ、エンジン
からの振動が操作杆に伝わらないようにしたものが、各
種提案されている。たとえば、実公昭62-45547号公報に
おいては、防振部材を外周に備えた筒状心部材をクラッ
チハウジングの前端開口部に挿入し、この筒状心部材に
操作杆をビス止めする継手構造が紹介されている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、エンジンからの振動が操作杆に伝わらないよ
うにするためには、クラッチハウジングと防振部材との
間にもたせる微少な間隙をできるだけ大きくとる必要が
ある。しかし、この間隙を大きくするとき、防振性能は
向上するものの、操作杆とクラッチハウジングとの接続
部が緩いものとなり、ハンドル操作性が劣化する。 この防振性能及び操作性は、刈払機を使用する作業者の
好みによって変わるものである。たとえば、防振性能を
優先させる作業者もいれば、操作性を優先させる作業者
もいる。このような作業者の好みに対応するためには、
従来の刈払機では、クラッチハウジングと操作杆との間
に介在させる防振部材として各種サイズのものを用意
し、その中から適宜の防振部材を選択する必要がある。 しかし、各種のサイズの防振部材を複数個用意すること
自体、現場での現実的な要求を満足するものではない。
たとえば、刈払機を使用する作業者が代わった場合に、
防振性能及び操作性の選択度合も異なるものであり、前
の作業者の仕様で刈払機を使用すると違和感を感じる原
因となる。また、同じ作業者であっても、作業の種類に
よっては防振性能及び操作性の選択度合も異なる場合も
ある。このような要求に対応するためには、従来の刈払
機では防振部材を要求に見合ったサイズの者に取り替え
る必要がある。 そこで、本考案は、このような問題を解消すべく案出さ
れたものであり、簡単な操作で防振性能及び操作性を調
整することが可能な刈払機を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】
本考案の刈払機は、この目的を達成するため、操作杆挿
入用開口部を奥行き方向に縮径するテーパ状に形成し、
且つ軸方向に関して位置をずらせた複数の係合孔を前記
操作杆挿入用開口部の周壁に穿設したクラッチケースホ
ルダと、前記操作杆挿入用開口部のテーパ状周面に対応
した形状に形成され、前記係合孔の何れかに選択的に係
合される突起を周面に設けた防振体と、該防振体に嵌挿
された操作杆とを備えていることを特徴とする。
【作用】
本考案の刈払機においては、防振体の周面に設けた突起
が嵌め合わせられる係合孔の何れを選ぶかによって、防
振体と操作杆挿入用開口部のテーパ状周面との間の微少
な間隙が変更される。そして、この間隙の変更に応じ
て、防振性能及び操作性も自由に設定することことがで
きる。
【実施例】
以下、図面を参照しながら、実施例によって本考案を具
体的に説明する。 本実施例の刈払機は、第1図に示すように、エンジンが
内蔵されたハウジング1の一側に、エンジンに連結され
たクラッチケースホルダ2を備えている。このクラッチ
ケースホルダ2は、遠心クラッチシュー部21が対向する
遠心クラッチドラム22の伝動ボス23がベアリング24を介
して挿通される孔部を備えている。 伝動ボス23はその中心部にスプライン溝25が刻設されて
おり、このスプライン溝25に操作杆3に同軸状に収容さ
れている伝動軸4の端部がスプライン結合されている。
操作杆3は、伝動ボス23側の端部に開口部31が形成され
ており、反対側の先端部には刈刃(図示せず)が装着さ
れている。また、開口部31側の端部近傍の操作杆3の外
周面には、必要に応じスナップリング(図示せず)が挿
入される溝部32が刻設されている。 クラッチケースホルダ2は、図示するように先端側に延
びた円筒状部分26をもっており、この円筒状部分の内周
面27が奥行き方向に縮径するテーパ状となっている。、
また、円筒状部分26には、軸方向の位置を異ならせて複
数個の係合孔28a,28b,28cが周壁を貫通して設けられて
いる。 円筒状部分26の基部側には、必要に応じて開口部29が穿
設されている。この開口部29には、第2図に示すように
ボルト5が挿入される。このボルト5の先端にある係合
部51は、操作杆3に形成した開口部31にはまり込み、円
筒状部分26に対して操作杆3が回転しないように固定す
る。 符番6は、円筒状部分26の内周面27と操作杆3の外周面
との間に介装される防振体である。防振体6は、たとえ
ば防振ゴムで形成され、円筒状部分26の内周面27に対応
したテーパ状の外周面をもっており、その一部に係合孔
28a,28b,28cの何れかに嵌合する突起61が設けられてい
る。また、防振体6の中心部には伝動軸4が挿通される
孔部62が形成されており、この孔部62は軸方向に関して
同一の断面形状をもっている。更に、防振体6の後端側
では、第3図に示すように、一部周壁に切欠き63が設け
られている。この切欠き63は、第2図に示すように円筒
状部分26の孔部及び操作杆3の開口部31にボルト5を装
着したとき、防振体6が支障にならないようにするため
のものである。 この防振体6には、その周壁の適宜の箇所に孔部64,64
を形成し、これら孔部64,64に適度の硬度をもつ弾性ゴ
ム等の栓体65,65′を挿入してもよい。これら栓体65,6
5′の硬度を防振体6の硬度と相違させることによっ
て、防振体6全体としての弾力性を調整し、作業者の好
みに応じた防振性能を得ることができる。 なお、符番71,72は、ベアリング24を伝動ボス23の所定
位置に保持するためのスナップリングである。 以上に説明した刈払機は、クラッチケースホルダ2の円
筒状部分26に、防振体6を介して操作杆3及び伝動軸4
を装着して組み立てられる。そして、防振体6の防振性
能を変えようとする場合には、防振体6の突起61をドラ
イバ等の棒状部材で操作杆3の軸方向、すなわち前方向
或いは後方向の何れの方向かに押し込み、たとえば突起
61と係合孔28bとの係合を解除した後、他の係合孔28a又
は28cに突起61を嵌め合わせる。 このとき、先端側の係合孔28aに突起61を嵌め合わせた
場合、防振体6の周面とクラッチケースホルダ2の円筒
状部分26との間の微少な間隙が比較的大きなものとな
り、いわゆるガタを有する状態となる。この状態では、
防振体6の弾性力が充分に発揮されて、エンジンからの
振動が操作杆3に伝わり難くなって、防振性能が向上す
る。 他方、エンジン側の係合孔28cに突起61を嵌め合わせた
場合、円筒状部分26のテーパ面によって防振体6が操作
杆3の周面に押し付けられ、円筒状部分26の内面及び操
作杆3の周面と突起61の間の間隙がほとんど無い状態或
いは防振体6が圧縮された状態になる。そのため、防振
体6の防振性能がやや劣るものの、円筒状部分26と操作
杆3との間の接続が確実となり、刈払機のハンドル操作
性が向上する。 このように、防振体6の突起61が嵌め合わせられる係合
孔28a,28b,28cとしてどれを選択するかによって、防振
性能及び操作性を作業者の好みに応じて変更することが
できる。その結果、軽快な刈払作業をおこなうことがで
きる。 以上の例では、円筒状部分26に対して操作杆3を固定し
た刈払機を説明した。しかし、本考案はこれに拘束され
るものではなく、操作杆を回転可能に装着した刈払機に
対しても同様に適用できるものである。 この場合、円筒状部分26の開口部31に挿入されるボルト
として、第5図に示すような先端が平で係合部のないボ
ルト52が使用される。そして、カラー73及び位置決め板
74をスナップリング71,75で軸方向に固定することによ
って、操作杆3をクラッチケースホルダ2に対して回転
自在の状態に取り付ける。 第1〜4図又は第5図の何れの場合にあっても、円筒状
部分26に形成した係合孔28a,28、28cの何れを防振体6
の突起61に係合するかによって、防振性能及び作業性を
自在に調節することができる。しかも、操作杆3,クラッ
チケースホルダ2等の大型部品を何等改変する必要もな
く、クラッチケースホルダ2に対して操作杆3を固定状
態或いは回転自由の状態に装着することが可能となる。
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案においては、クラッチケ
ースホルダの円筒状部分と操作杆の外周面との間に介装
される防振体の操作杆軸方向に関する位置を変更するこ
とによって、防振性能及び操作性を作業者の好みに応じ
て自在に調整することができる。しかも、簡単な操作で
防振体の軸方向位置を変えることができるため、作業者
の要求に合致した使いやすい刈払機となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例における刈払機の要部断面図、第
2図は操作杆と固定する形式の刈払機の要部断面図、第
3図はクラッチケースホルダと操作杆との間に介装され
る防振体を示し、第4図はその防振体に嵌め込まれる栓
体を示し、第5図は操作杆を回転可能に装着した刈払機
の要部断面図である。 2……クラッチケースホルダ,26……円筒状部分,27……
テーパ状の内周面,28a,28b,28c……係合孔,3……操作
杆,6……防振体,61……突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作杆挿入用開口部を奥行き方向に縮径す
    るテーパ状に形成し、且つ軸方向に関して位置をずらせ
    た複数の係合孔を前記操作杆挿入用開口部の周壁に穿設
    したクラッチケースホルダと、前記操作杆挿入用開口部
    のテーパ状周面に対応した形状に形成され、前記係合孔
    の何れかに選択的に係合される突起を周面に設けた防振
    体と、該防振体に嵌挿された操作杆とを備えていること
    を特徴とする防振性能が調節可能な刈払機。
JP885490U 1990-01-30 1990-01-30 防振性能が調節可能な刈払機 Expired - Lifetime JPH0647217Y2 (ja)

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JP885490U JPH0647217Y2 (ja) 1990-01-30 1990-01-30 防振性能が調節可能な刈払機

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Publication Number Publication Date
JPH0399919U JPH0399919U (ja) 1991-10-18
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JP5130147B2 (ja) * 2008-08-11 2013-01-30 株式会社マキタ 操作棹が汎用性を有する刈払機
US11832564B2 (en) 2018-03-30 2023-12-05 Honda Motor Co., Ltd. Brush cutter

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