JPH0642204U - 半田付着防止機能付き半田マスク - Google Patents

半田付着防止機能付き半田マスク

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JPH0642204U
JPH0642204U JP8628792U JP8628792U JPH0642204U JP H0642204 U JPH0642204 U JP H0642204U JP 8628792 U JP8628792 U JP 8628792U JP 8628792 U JP8628792 U JP 8628792U JP H0642204 U JPH0642204 U JP H0642204U
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solder mask
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面実装用基板におけるLCD接続用端子等
に半田が付着することを防止しプリント基板の不良率を
低下させる。 【構成】 プリント基板(1)上の所定箇所(3)に選
択的に半田ペースト(13)を印刷するための半田付着
防止機能付き半田マスク(7a)である。該半田マスク
(7a)のプリント基板(1)に対向する面においてプ
リント基板(1)の半田付着防止箇所(5)に対応する
位置にくぼみ部分(27)を設ける。該くぼみ部分(2
7)は半田マスク(7a)をその厚みの中間部分までエ
ッチング除去して形成できる。また、前記半田付着防止
箇所は液晶表示素子用接続端子部分等である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半田付着防止機能付き半田マスクに関し、例えばプリント基板に表 面実装部品(SMD)を実装するために行なわれる半田ペーストの印刷工程にお いて、半田ペーストが例えば液晶表示素子用接続端子のような半田付着を避ける べき部分に付着することを防止し不良プリント基板の発生率を低下させる技術に 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、表面実装部品(SMD)をプリント基板に実装する場合には、該プリ ント基板上の所定箇所に半田ペーストを印刷した後、表面実装部品を該印刷箇所 に表面実装部品の接続端子が位置するように載置する。そして、半田リフロー処 理によって加熱を行なうことにより半田ペーストに含まれる半田が溶融してプリ ント基板上の導電パターンと表面実装部品の接続端子との間が半田接続される。
【0003】 図2は、プリント基板上の所定箇所に半田ペーストを印刷する様子を示す。す なわち、プリント基板1上の所定の導電性ランドパターン(部品パッド)3の部 分に開口9を有する半田ペースト印刷用マスク7を図示の如くプリント基板1上 に位置決め載置する。すなわち、マスク7の開口部9が半田ペーストを印刷すべ き導電性ランドパターン3上に位置するよう重ねられる。この状態で、ゴムなど で作られたスキージ(ヘラ)11によって半田ペースト13を矢印の方向に移動 させ、各開口部9から半田ペースト13がランドパターン3上に付着されるよう にする。
【0004】 このようにして半田ペーストを付着させたプリント基板1上に、所望の表面実 装部品が載置または仮止めされる。この場合、表面実装部品の接続端子が導電性 ランドパターン3の半田付着箇所に位置するよう配置される。そして、このよう に表面実装部品が装着されたプリント基板1は半田リフロー処理によって加熱さ れる。これにより、表面実装部品の各接続端子と導電性ランドパターン3とが半 田接続される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述のような半田マスク7によって半田ペーストを印刷する場合に 、マスク7を頻繁に使用するうちに該マスク7の裏面に図2の参照番号15,1 7で示すように半田ペーストが付着する場合がある。このような半田ペーストの 残渣(残りかす)は例えば、マスク7を使用の度に布、ブラシ等で拭き取るが、 この拭き取りが不十分な場合等に生ずることがある。そして、このような半田マ スク7を使用して半田ペーストの印刷を行なうと、プリント基板1上の導電パタ ーン5のような半田付着が望ましくない部分にも半田ペーストが付着する恐れが ある。そして、このような半田ペーストが付着した状態で半田リフロー処理を行 なうと、導電パターン5上にも半田が付着することになる。
【0006】 半田付着が望ましくない導電パターン5としては例えば、液晶表示素子(LC D)接続用端子があり、このようなLCD接続用端子は半田付着によって接触不 良を生ずる。例えば図3に示すように、LCD素子21は導電端子部分25を含 むゼブラゴム23によってプリント基板1上のLCD接続用端子5に押圧接続さ れる。しかしながら、この場合、例えばLCD用接続端子5の1つに半田19が 付着しておれば、LCD素子21の導電端子25とプリント基板1上のLCD用 端子5との接触が不十分な箇所が発生する。LCD接続用端子5は通常金メッキ 処理がなされていてLCD素子21の導電端子25と良好な接触を行なうように 構成されているが、LCD用接続端子5に半田19が付着しているとその半田部 分19と導電部分25との間の接触抵抗が増大するのみならず、例えば隣接のL CD用端子5とLCD素子21の導電端子25との間に隙間が生じ接触不良を生 ずる場合がある。このため、LCD用接続端子5には半田が付着しないようにす ることが必要である。
【0007】 従って、本考案の目的は、前述の従来例の装置における問題点に鑑み、半田ペ ースト印刷用の半田マスクにおいて、半田マスクの裏面に半田ペーストの残渣が あってもプリント基板上のLCD用端子のような半田付着が許されない箇所に半 田ペーストが付着することを防止し、もってプリント基板の製造歩留りを向上さ せることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案によれば、プリント基板上の所定箇所に選択 的に半田ペーストを印刷するための半田付着防止機能付き半田マスクが提供され 、該半田マスクは該半田マスクのプリント基板に対向する面においてプリント基 板の半田付着防止箇所に対応する位置にくぼみ部分を設けたことを特徴とする。
【0009】 前記プリント基板の半田付着防止箇所は例えば液晶表示素子用接続端子部分と することができる。
【0010】 また、前記半田マスクに設けられたくぼみ部分は前記半田マスクをその厚みの 中間部分までエッチング除去することによって形成できる。
【0011】
【作用】
上記構成においては、半田マスクをプリント基板上に載置して半田ペーストを 印刷する場合において、該半田マスクの裏面に半田ペーストの残渣があっても、 前記半田付着防止箇所においては半田マスクがくぼみを有する。従って、プリン ト基板の半田付着防止箇所と半田マスク裏面との間に所定の距離が保たれ、たと え半田マスク裏面に半田ペーストが付着していてもその半田ペーストがプリント 基板上の半田付着防止箇所に付着することがなくなる。
【0012】
【実施例】
図1は、本考案の1実施例に係わる半田マスク7a等を示す。同図に示される 半田マスク7aは、プリント基板1の半田ペーストを付着させるべき導電パター ン部分3に開口部9を有すると共に、プリント基板1上の半田付着が望ましくな い導電パターン部分5に対向する裏面にくぼみ27を有する。
【0013】 このようなくぼみ27は、例えば半田マスク7aのほぼ中間部分まで該半田マ スク7aをエッチング除去することによって構成される。あるいは、機械的な手 段等によって半田マスク7aの裏面を削りとることによってくぼみ27を形成す ることもできる。
【0014】 このような半田マスク7aを使用して半田ペーストを印刷する場合には、まず 半田マスク7aの開口部9がプリント基板1上の半田ペーストを付着させるべき 導電パターン3上の所定箇所に位置するよう位置合わせして、半田マスク7aを プリント基板1上に載置する。そして、半田マスク7aの上から半田ペースト1 3をスキージ11を矢印方向に移動させることによって印刷する。これにより、 半田マスク7の開口部9を通り半田ペースト13が導電パターン3上の所定箇所 のみに付着する。
【0015】 このようにして、導電パターン3上の所定箇所に半田ペーストが付着されたプ リント基板1上に図示しない表面実装部品等を載置または仮止めし半田リフロー 処理を行なう。これによって、表面実装部品のプリント基板1への実装が行なわ れる。
【0016】 上述のような半田ペースト印刷工程においては、半田マスク7aの裏面に半田 ペーストの拭き残し等による残渣15,17が生ずることがある。しかしながら 、上記半田マスク7aにおいてはLCD用接続端子のような半田付着が望ましく ない部分において半田マスク7aがくぼみ27を有し、従って半田マスク7aの 裏面と該導電パターン5との間に所定距離のギャップが生じている。このため、 半田マスク7aの裏面に付着した半田ペースト17は導電パターン9に付着する ことはない。すなわち、半田マスク7aの裏面に多少の半田ペーストの残渣があ っても、くぼみ27の作用によりその半田ペーストの残渣が導電パターン5に付 着することがなくなる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、簡単な構造により、半田マスクの裏面に付着 した半田ペーストの残渣がある場合にもプリント基板上の所定の半田付着防止箇 所には半田ペーストが付着することがなくなる。このため、プリント基板の製造 の歩留りが向上し、半田付着による製品の不良率が大幅に低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例に係わる半田マスク等の構造
を示す断面的説明図である。
【図2】従来の半田マスクの構造等を示す断面的説明図
である。
【図3】半田付着による接触不良状態を示す断面的説明
図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 3 半田接続用導電パターン 5 LCD用接続端子 7,7a 半田マスク 9 開口部 11 スキージ 13 半田ペースト 15,17 半田ペーストの残渣 19 半田 21 LCD素子 23 ゼブラゴム部 25 導電端子部 27 くぼみ部分

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上の所定箇所に選択的に半
    田ペーストを印刷するための半田付着防止機能付き半田
    マスクであって、 該半田マスクのプリント基板に対向する面においてプリ
    ント基板の半田付着防止箇所に対応する位置にくぼみ部
    分を設けたことを特徴とする半田付着防止機能付き半田
    マスク。
  2. 【請求項2】 前記半田付着防止箇所は液晶表示素子用
    接続端子部分であることを特徴とする請求項1に記載の
    半田付着防止機能付き半田マスク。
  3. 【請求項3】 前記くぼみ部分は前記半田マスクを該半
    田マスクの厚みの中間部分までエッチング除去すること
    により形成したことを特徴とする請求項1または2に記
    載の半田付着防止機能付き半田マスク。
JP1992086287U 1992-11-20 1992-11-20 半田付着防止機能付き半田マスク Expired - Fee Related JP2604572Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159579A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 印刷用メタルマスク版の製造方法と印刷用メタルマスク版

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