JPH0640921Y2 - 気体流通管構造 - Google Patents

気体流通管構造

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JPH0640921Y2
JPH0640921Y2 JP3641388U JP3641388U JPH0640921Y2 JP H0640921 Y2 JPH0640921 Y2 JP H0640921Y2 JP 3641388 U JP3641388 U JP 3641388U JP 3641388 U JP3641388 U JP 3641388U JP H0640921 Y2 JPH0640921 Y2 JP H0640921Y2
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recess
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寛 久木田
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、例えば内燃機関における吸気管あるいは排
気管のような気体の流通路内に圧力変動が発生する気体
流通管の構造に関する。
(従来の技術) 一般に、内燃機関の吸気系においては、吸気弁開閉によ
る気柱振動が発生し、これにより騒音が引起こされる
が、第12図のように吸気通路101の途中に連通管103を介
して共鳴箱105を設けることで上記騒音が抑制される
(実開昭60-195961、実開昭54-150712号公報参照)。こ
れは、排気系についても同様である。
一方、上述した吸気系及び排気系にあっては、吸気ある
いは排気が通過することにより、吸入負圧あるいは排気
圧力による吸気管あるいは排気管の変形が発生する恐れ
があり、この対策として第12図に示すような例えば通路
内方に突出する補強用リブ107を設ける必要が生じてく
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このような気体流通管構造では、補強用リブ
を設けることにより気体流通管の変形を防止できるもの
の、所望の容積を必要とする共鳴箱を連通管を介して気
体流通管外部に設けてあるため、これらの専有スペース
が必要となり、気体流通管自体が大型化する。特に、最
近における自動車のエンジンルーム内には多くの部品が
装備されるので、上記気体流通管をエンジンの吸気系に
適用した場合には、共鳴箱を設けることによりこれら諸
部品のレイアウトが難しく、エンジンルーム内の設計自
由度が損なわれるという課題があった。
そこでこの考案は、共鳴要素を装備していながら、その
専有スペースを小さくし小型化した気体流通管構造の提
供を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前述した課題を解決するためにこの考案は、気体流通管
に、この流通管通路内方側に突出する一方外方側に密閉
された凹部が形成される補強用リブを設け、この密閉さ
れた凹部と前記気体流通管通路とを連通させる連通孔を
前記凹部壁面に設け、前記凹部と連通孔とで共鳴要素を
構成した。
(作用) このような構成によれば、気体流通管内通路内方に補強
用リブを突出させ、この突出により外壁側に形成される
凹部を利用して共鳴室を形成したので、気体流通管外部
には共鳴要素の専有スペースが特に必要なく、気体流通
管を小型化する。
(実施例) 以下、第1図乃至第11図に基づきこの考案の実施例を説
明する。
第1図乃至第7図は第1の実施例を示しており、第1図
はブロー成形により製造された気体流通管の正面図、第
2図はその側面図である。この場合の気体流通管は矩形
状であり、その上面側に共鳴要素を備えた第1のリブ1
が、下面側に第2のリブ3が形成されている。これら各
リブ1,3は、共に気体流通管内の通路5側に互いに対向
する位置に突出形成されている。第1のリブ1は気体流
通管の外壁に凹部7を有し、第2のリブ3は気体流通管
の外壁側にその長手方向全長にわたって溝9を有して、
気体流通管の補強がなされている。
第1のリブ1の凹部7内には、凹部7の形状に合わせて
ブロー成形により製造した内部に共鳴室11を備えた共鳴
箱13が収納固定されている。共鳴箱13を凹部7に収納固
定した後、共鳴箱13側からドリル加工を行う。これによ
り形成される共鳴箱13外方側の加工孔15にはゴム製のプ
ラグ17が嵌め込まる一方、共鳴箱13と凹部7との固定側
の加工孔19は、共鳴室11と通路5とを連通する連通孔と
なり、この連通孔と共鳴室11とで共鳴要素を構成する。
このように、補強用として第1、第2の各リブ1,3を設
けたので、通路5を通る気体に圧力変動が生じても、気
体流通管の変形は抑制され、また、第1のリブ1によっ
て形成される気体流通管の従来使用されていなかったデ
ッドスペースである凹部7を利用して共鳴要素を形成し
たので、気体流通管の外方側に共鳴要素を設置する専有
スペースは必要なく、気体流通管の小型化が可能とな
る。
第3図はこのような気体流通管を自動車用エンジンのエ
アクリーナ21の上流側に接続されるエアダクト23に適用
した例を示している。24は図示しないエンジン側に接続
される吸気管である。このエアダクト23の詳細を第4図
乃至第7図に示す。すなわち、このエアダクト23は屈曲
成形されており、その両面にそれぞれ補強用の第1のリ
ブ25及び第2のリブ27が形成され、第1のリブ25側の凹
部29に共鳴室31を備えた共鳴箱33を収納固定したもので
ある。この場合はドリルによる加工部は共鳴箱3の長手
方向両端の2か所であり、これら2か所にゴム製のプラ
グ35,37及び連通孔39,41がそれぞれ設けられる。
このように、第1図、第2図に示した気体流通管構造を
エンジンの吸気系に適用することで、吸気負圧によるエ
アダクト23のつぶれが、第1,第2のリブ25,27により抑
制され、また、共鳴要素をエアダクト23の外部に専用の
スペースをとることなく形成できるので、エアダクト23
の小型化が図れ、第3図に示すエンジンルーム43内の諸
部品のレイアウトが容易となり、エンジンルーム内の設
計自由度が向上する。
第8図及び第9図は第2の実施例を示す。この実施例
は、第1のリブ1側の凹部7を密閉する平板状の蓋45を
気体流通管に溶接固定したものである。凹部7の底部に
は、共鳴室11と通路5とを連通する連通孔19が形成され
ている。この連通孔19及び第1、第2のリブ1,3は、気
体流通管製造時にブロー成形により一体に形成される。
この場合も、第1の実施例と同様の効果を奏する他、第
1の実施例に比べて製造が容易である上、共鳴箱を別個
に製造する必要がないので、材料も少なくて済む。
第10図及び第11図は第3の実施例を示す。この実施例
は、第1のリブ1を気体流通管の長手方向一方端側に片
寄らせて形成し、他方端側の第1のリブ1が形成された
側の気体流通管外壁面に共鳴箱47を溶接固定したもので
ある。この場合は第1のリブ1によって形成される凹部
7には、連通孔構成部材49が収納固定されている。連通
孔構成部材49の一端には、共鳴箱47内共鳴室51に連通す
る突状開口部53が形成されている。連通孔構成部材49の
他端側には、ドリルによる加工孔15を塞ぐゴム製のプラ
グ17が設けられると共に、ドリルによる加工孔19が形成
されている。そして、この加工孔19と連通孔構成部材49
内空間55とにより、共鳴室51と通路5とを連通する連通
孔を構成する。したがって、この実施例では連通孔のみ
第1のリブ1の凹部7に収納して、共鳴箱47は気体流通
管の外部に設置しているので、気体流通管の小型化は多
少犠牲になるものの、消音したい共鳴周波数領域に対し
て共鳴室容積を大きく、あるいは連通孔を長くしたい場
合に特に有効なものとなる。
なお、上記各実施例の気体流通管は、流通気体に圧力変
動が発生するものであれば、自動車用エンジンの吸気系
及び排気系に限らず適用できる。
[考案の効果] 以上説明してきたようにこの考案によれば、気体流通管
内方に補強用リブを突出させ、この突出により外壁側に
形成される凹部を利用して共鳴要素を構成したため、気
体流通管外部には共鳴要素の専有スペースを特に設ける
必要はなく、気体流通管の小型化が可能な上、補強用リ
ブにより気体流通管の強度も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図はこの考案の第1の実施例に係わり、
第1図は気体流通管の外観図、第2図は第1図の側面
図、第3図は第1図の気体流通管構造を自動車用エンジ
ンのエアダクトに適用した例を示すエンジンルーム内の
部分的な上面図、第4図は第3図のエアダクトの外観
図、第5図は第4図のV-V断面図、第6図は第5図のVI
部の拡大図、第7図は第4図のVII-VII断面図、第8図
は第2の実施例の気体流通管の外観図、第9図は第8図
の側面図、第10図は第3の実施例の気体流通管の外観
図、第11図は第10図の側面図、第12図は従来の気体流通
管の斜視図である。 1……第1のリブ(補強用リブ) 3……第2のリブ(補強用リブ) 5……通路、7……凹部 11……共鳴室(共鳴要素) 19……加工孔(共鳴要素)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体流通管に、この流通管通路内方側に突
    出する一方外方側に密閉された凹部が形成される補強用
    リブを設け、この密閉された凹部と前記気体流通管通路
    とを連通させる連通孔を前記凹部壁面に設け、前記凹部
    と連通孔とで共鳴要素を構成したことを特徴とする気体
    流通管構造。
JP3641388U 1988-03-22 1988-03-22 気体流通管構造 Expired - Lifetime JPH0640921Y2 (ja)

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JP3641388U JPH0640921Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 気体流通管構造

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JP3641388U JPH0640921Y2 (ja) 1988-03-22 1988-03-22 気体流通管構造

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JPH01141361U JPH01141361U (ja) 1989-09-28
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