JP2001041122A - 吸気ダクト - Google Patents

吸気ダクト

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JP2001041122A
JP2001041122A JP11211356A JP21135699A JP2001041122A JP 2001041122 A JP2001041122 A JP 2001041122A JP 11211356 A JP11211356 A JP 11211356A JP 21135699 A JP21135699 A JP 21135699A JP 2001041122 A JP2001041122 A JP 2001041122A
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Japan
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duct
protector
flange
tuning hole
hole
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JP11211356A
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Katsuhiro Tange
勝博 丹下
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音漏れ低減に貢献し且つホコリや水の侵入を
防いで長期に亘って信頼性を確保し、コスト的にも比較
的安くできる吸気ダクトを提供する。 【解決手段】 外気を導入するダクト1上にチューニン
グホール11を穿設し且つ該チューニングホール11の
両側でダクト外方へ突出するフランジ部2a,2bを形
成したダクト本体Aと、上面開口の碗状体4の両脇に鍔
5a,5bを形成したプロテクターBと、薄肉形状にし
て前記一のフランジ部2aと前記一の鍔5aとをつなぐ
ヒンジ部6と、を具備し、該ダクト本体Aとプロテクタ
ーBとヒンジ部6がブロー成形により一体成形され、該
ヒンジ部6を支点に他の鍔5bを他のフランジ部2bへ
折り重ねて係止させることにより、プロテクターBが、
碗状体4の開口kをチューニングホール11に対向させ
且つ前記ダクト1との間に所定の隙間εを設けるように
して該チューニングホール11を覆った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両エンジンの燃
焼室へ外気を導入する吸気ダクトに関し、特にエアクリ
ーナの上流側設置に好適な吸気ダクトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に対する低騒音化ニーズが
高まってきており、エンジンの吸気口音もその対象にな
っている。エンジンの吸気口音を下げる対策としては、
レゾネータ等を用いる方法が一般的であるが、実開平1
−95566号公報技術のように消音用通孔(チューニ
ングホール)を穿設した吸気ダクトもある。ところが、
該チューニングホールは大気連通孔であり、ここから大
気中のダストおよび車輪にて跳ね上げられた水がダクト
内へ入り込んでフィルターエレメントを汚損する不具合
があった。また、エンジンルーム内の暖められた空気を
該チューニングホールから吸入するため、エンジン出力
を低下させる問題があり、さらに、チューニングホール
から音漏れが発生し、車外騒音を大きくするといった問
題もあった。そこで、特開平10−281027号公報
に記載のように、チューニングホール92に非透水性及
び非通気性を有する薄膜部材93で塞ぐように設ける対
策技術が考えられている(図13)。薄膜のため、ダク
ト内吸気音に共鳴して膜振動し吸気音を低減することが
できる。図13中、符号94はエアクリーナケース,符
号95はフィルタエレメントを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記公開特
許公報の技術にも以下のような問題があった。後から薄
膜部材93を貼り付けるために、薄膜部材を加工する
型などが新たに追加になり、該薄膜部材93を貼り付
ける工数が増加するといったコストアップになる問題が
あった。また、薄膜部材93を貼り付けているため、
剥がれ等の信頼性に欠ける可能性があった。特に、ダク
ト91と薄膜部材93に材質の違いがあると、線膨張係
数が異なるため一層剥がれ易かった。さらに、薄膜の
ため音を透過し易く、音漏れ防止効果がさほど上がらな
いといった問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するもので、音
漏れ低減に貢献し且つホコリや水の侵入を防いで長期に
亘って信頼性を確保し、コスト的にも比較的安くできる
吸気ダクトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
請求項1に記載の発明の要旨は、外気を導入するダクト
上にチューニングホールを穿設し且つ該チューニングホ
ールの両側でダクト外方へ突出するフランジ部を形成し
たダクト本体(A)と、上面開口の碗状体の両脇に鍔を
形成したプロテクター(B)と、を具備して、該プロテ
クターの両鍔を前記両フランジ部に係止させることによ
り、プロテクターが、碗状体の開口をチューニングホー
ルに対向させ且つ前記ダクトとの間に所定の隙間を設け
るようにして、該チューニングホールを覆うことを特徴
とする吸気ダクトにある。また、請求項2に記載の発明
の要旨は、外気を導入するダクト上にチューニングホー
ルを穿設し且つ該チューニングホールの両側でダクト外
方へ突出するフランジ部を形成したダクト本体(A)
と、上面開口の碗状体の両脇に鍔を形成したプロテクタ
ー(B)と、薄肉形状にして前記一のフランジ部と前記
一の鍔とをつなぐヒンジ部(6)と、を具備し、該ダク
ト本体とプロテクターとヒンジ部がブロー成形により一
体成形され、該ヒンジ部を支点に他の鍔を他のフランジ
部へ折り重ねて係止させることにより、プロテクター
が、碗状体の開口をチューニングホールに対向させ且つ
前記ダクトとの間に所定の隙間を設けるようにして、該
チューニングホールを覆うことを特徴とする吸気ダクト
にある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る吸気ダクトに
ついて詳述する。 (1)実施形態1 図1〜図5は、本発明の吸気ダクトの一形態で、図1は
その全体斜視図でプロテクターが開いた状態図、図2は
その全体斜視図でプロテクターがチューニングホールを
覆って蓋した状態図、図3は図2の要部縦断面図、図4
は鍔とフランジ部の係止機構の別態様図、図5,図6は
図1でヒンジ部をなくしダクト本体とプロテクターが別
個形成となる別態様の吸気ダクトの斜視図を示す。
【0007】吸気ダクトは、合成樹脂成形品で、ダクト
本体AとプロテクターBとヒンジ部6とを具備する。本
実施形態の吸気ダクトは、ダクト本体Aとプロテクター
Bとヒンジ部6がブロー成形により図1のごとく開いた
状態にして一体成形で造られる。
【0008】ダクト本体Aはダクト1とフランジ部2
a,2bからなる。ダクト1は、文字通り大気空気を取
り入れる導通孔Oを形成する導管で、ここでのダクト1
は吸気口O1からエアクリーナ94までのエアクリーナ
上流側吸気管とする(図13参照)。該ダクト1の上面
(ダクト上)には所定位置に消音用チューニングホール
11が穿設される。チューニングホール11が所定位置
に設けられると、実開平1−95566号公報に記載の
ごとく、圧力振幅の腹とする次数モードの共鳴音が低減
せしめられ、広い周波数範囲に亘り共鳴音の発生が防止
される。チューニングホール11は一種の共鳴型消音器
であり、バネマスモデルで示せば、チューニングホール
11の孔の板厚分がマス、大気がばねとして作用すると
考えられる。音圧の腹、見方を変えれば粒子(音を伝え
る媒質の微小部分)の動きの最も小さい部分にチューニ
ングホール11たる小孔を穿設することによって、バネ
マスでダクト内の粒子を動かし、音響モードを変更し吸
気音を下げる作用をする。
【0009】フランジ部2a,2bはダクト1の水平方
向に突出する板体で、前記チューニングホール11の両
側に設けられる。図1のごとく、ダクト上面に形成され
たチューニングホール11に対し、フランジ部2a,2
bは該チューニングホール11から両サイドへ90゜ズ
ラしたダクト外周面位置で、長手方向に沿って一対水平
に形成される。両フランジ部2a,2bは帯板状の形状
である。一のフランジ部2aはヒンジ部6を介してプロ
テクターBにつながる。他のフランジ部2bにはプロテ
クターBの鍔5bを係止(スクリューねじ,ボルト等に
よる螺着係止)するための2つの透孔21が設けられ
る。
【0010】プロテクターBは碗状体4の両脇に鍔5
a,5bを一体形成したものである。鍔5aは、フラン
ジ部2aとほぼ同形で、フランジ部2aからヒンジ部6
を介して延設される。該鍔5aの先に鍔5aと同幅Wの
碗状体4が延び、その先にまた同幅Wの鍔5bが延び
る。碗状体4は、上面開口Kの半割り角筒形の碗状カバ
ー体で、その大きさはレゾネータと比較すると小さく設
定できる。鍔2aと鍔2bを結ぶ側壁の開口縁41をダ
クト1に合わせ円弧形に切り欠くことによって、碗状体
4の開口Kをチューニングホール11に対向させて該チ
ューニングホール11を覆えるようにする。碗状体4と
ダクト1との間に隙間εを確保して、プロテクターBが
ダクト本体Aに取着される。ここで、碗状体4は主とし
てチューニングホール11に入ろうとするホコリや水を
防ぐためにあるので、ダクト1の外面に完全密着させる
必要はない。むしろ、碗状体4がチューニングホール1
1を覆った状況下で隙間εが形成され、該隙間εのトー
タルが透孔11の大きさにほぼ等しくなるよう設定すれ
ば、消音効果が高まりより好ましいとされる。
【0011】ヒンジ部6はヒンジ機能を備える薄肉部か
らなり、フランジ部2aと鍔5aを付き合わすようにし
て両者をつなぐ。フランジ部2aに対し、鍔5aは回動
可能となる。ヒンジ部6を支点にプロテクターBを折り
曲げ(図1の矢印)、プロテクターBに係る鍔5bをフ
ランジ部2bに折り重ねることができる。鍔5bがフラ
ンジ部2bに折り重ねられると、透孔21と透孔51が
一致する。透孔21,51の内周壁には適宜雌ねじ部が
形成される。該透孔21,51にスクリューねじ3やボ
ルト等を螺着することにより鍔5bをフランジ部2bに
係止できる(図2)。図3のようにプロテクターBがチ
ューニングホール11を覆うように蓋をすることにな
る。碗状体4が半割り筒形の碗状カバー体であるため、
チューニングホール11が在るダクト1の上半分に碗状
体4が被さった格好になる。なお、本実施形態はブロー
成形に依ったが、これに限らず、例えばダクト1の分割
形状品をインジェクション成形し、後でこれらを接合す
るなどして吸気ダクトとしてもよい。
【0012】ところで、鍔5bをフランジ部2bに係止
する手段は、透孔21,51にスクリューねじ3等によ
らず、例えば、図4のような係止手段で鍔5bをフラン
ジ部2bに係止することも可能である。図4は、碗状体
4から外方へ突出す鍔5bの先端縁に小突起を立設し、
その頂部に矢尻部521を形成する。プロテクターBが
チューニングホール11を覆うようにヒンジ部6を支点
に鍔5bをフランジ部2bへ折り重ねた際、矢尻部52
1がダクト外方へ突出するフランジ部2aの先端縁22
を弾性変形して乗り越え、鍔5bがフランジ部2bに係
止する構成である。
【0013】また、本実施例形態では、ダクト本体Aと
プロテクターBをヒンジ部6でつなぎ、これらをブロー
成形で一体成形しているが、図5のようにヒンジ部6を
なくし、ダクト本体AとプロテクターBを別個に形成す
ることができる。本ケースではヒンジ部6がないため、
鍔5bをフランジ部2bに係止するだけでなく、鍔5a
をフランジ部2aに係止する必要がある。鍔5aに透孔
51が、またフランジ部2aにも透孔21が設けられ
る。これら鍔5a,5bの透孔51、フランジ部2a,
2bの透孔21を利用して、プロテクターBの両鍔5
a,5bを前記両フランジ部2a,2bに係止すること
によりプロテクターBが碗状体4の開口Kをチューニン
グホール11に対向させて該チューニングホール11を
確実に覆える構造となる(図6)。ダクト本体Aとプロ
テクターBが別体になっているため、プロテクターBを
射出成形等で造ることができる。図5,図6における他
の構成は図1〜図3に示しす吸気ダクトと同じである。
【0014】(2)実施形態2 実施形態1ではチューニングホール11が在るダクト1
の上半分だけにプロテクターBの碗状体4が被さる構成
であったが、本実施形態は、ダクト1の下面にもチュー
ニングホール11を設けてこの箇所にもプロテクターB
の碗状体4が被さる構成とする。図7,図8のごとく、
吸気ダクトはダクト本体Aに2つのプロテクターBと2
つのヒンジ部6を具備する。ダクト本体Aは外気を導入
するダクトの所定位置の上下面にチューニングホール1
1を穿設する。そして、該チューニングホール11が在
るその両側位置で、ダクト外方へ水平突出するフランジ
部2a,2bを形成する。両フランジ部2a,2bは実
施形態1と同様の帯板状体であるが、それよりダクト外
方へ若干長めに突出す。また、両フランジ部の先端寄り
に各2つの透孔を設ける。フランジ部2aに対しては、
実施形態1と同じくヒンジ部6が延設され、さらに該ヒ
ンジ部6にプロテクターBの鍔5aがつながる。該プロ
テクターBも図1と同様、上面開口Kの碗状体4の両脇
に鍔5a,5bを形成したものであるが、実施形態1の
碗状体4がやや角形の半割り筒状体であるのに対し、こ
こでは半割り円筒体の形をなしている。フランジ部2a
に対し、ヒンジ部6を支点に図7で手前にあるプロテク
ターBを折り曲げ、鍔5bがフランジ部2bへ折り重な
ると、透孔21と透孔51が一致する。該透孔21,5
1にスクリューねじ3やボルト等を螺着,係止すること
によりプロテクターBがダクト上面に在るチューニング
ホール11を覆うことになる。なお、前記鍔5bがフラ
ンジ部2bへ折り重なったとき、フランジ部2aの透孔
21と鍔5aの透孔51も一致する。
【0015】一方、図7に示すごとくフランジ部2bに
ついても薄肉形成されたヒンジ部6が延設され、さらに
該ヒンジ部6にプロテクターBの鍔5cがつながる。該
プロテクターBも碗状体4の両脇に鍔5c,5dを形成
したものであるが、該碗状体4は下面開口Kとなるよう
取付けられている。そして、フランジ部2bに対し、ヒ
ンジ部6を支点に図7で奥にあるプロテクターBを折り
曲げ、鍔5dをフランジ部2aへ折り重なると、透孔2
1と透孔51が一致する。該透孔21,51にスクリュ
ーねじ3やボルト等を螺着,係止することにより、プロ
テクターBがダクト下面に在るチューニングホール11
を覆える構造となる。本実施形態では、図8のごとく鍔
5bとフランジ部2bと鍔5cとをスクリューねじ3で
螺着係止することにより上側のチューニングホール11
に被さるプロテクターBがダクト本体Aに固定され、ま
た、鍔5dとフランジ部2aと鍔5aとをスクリューね
じ3で螺着係止することにより、下側のチューニングホ
ール11に被さるプロテクターBがダクト本体Aに固定
される。従って、両プロテクターB,Bのダクト本体A
への一体化がより強固になる。本実施形態の吸気ダクト
も、ダクト本体AとプロテクターBとヒンジ部6がブロ
ー成形により図7のように開いた状態にして一体成形さ
れる。ここでは説明上、チューニングホール11を便宜
的にダクト上下面の2箇所に設けたが、チューニングホ
ール11はダクト中心軸に対し対角線上に2つ設け、両
チューニングホールをそれぞれ覆うプロテクターBを形
成することであってもよい。他の構成は実施形態1と同
様でその説明を省く。実施形態1と同一符号は同一また
は相当部分を示す。
【0016】(3)性能比較試験 次に、本発明に係る吸気ダクトの性能試験について述べ
る。 比較試験1 ここでは、チューニングホール11なしの吸気ダクト
と、チューニングホール11を設けた吸気ダクトと、実
施形態1に係る図2の吸気ダクトを用いた本発明品(チ
ューニングホール11+プロテクター有り)とについ
て、吸気音の比較測定試験(回転10次)を行った。図
9に示すごとく吸気口O1の出口近傍で吸気音測定を実
施した。その結果を図11に示す。同図は本発明品が吸
気音低減に効果のあることを明らかにする。
【0017】比較試験2 ここでは、チューニングホール11を設けただけの吸気
ダクトと、実施形態1に係る図2の吸気ダクトを用いた
本発明品(チューニングホール11+プロテクター有
り)とについて、透過音の比較測定試験(回転10次)
を行った。図10に示すごとくチューニングホール11
の頭上で透過音測定を実施した。その結果を図12に示
す。同図は本発明品が透過音低減に効果のあることを明
らかにする。
【0018】(4)効果 このように構成した吸気ダクトは、チューニングホール
11の形成により吸気口O1での吸気騒音を低減でき
る。加えて、プロテクターBが、チューニングホール1
1の機能を維持したうえでチューニングホール11を覆
っているので、該チューニングホール11からダクト内
への異物,水等の侵入を防ぐことができる。プロテクタ
ーBはレゾネータと比較すると小さいので、エンジン周
囲のスペースを有効活用できる。ダクト形状の自由度も
大きくなる。さらに、比較試験2から明らかなように、
薄膜部材93と異なり、頑強なプロテクターBがチュー
ニングホール11を覆っており、チューニングホール頭
上への音漏れも減少できるので、車外騒音を一層低減で
きる。また、空気吸入時、チューニングホール11から
の空気吸入量が減るため、エンジンルーム内の暖められ
た空気を吸入し難くなり、エンジン出力の低下を防止で
きる。
【0019】また、ブロー成形で吸気ダクトを一体成形
で造れば、金型が1型で済むので、コストが大幅に上が
ることもない。プロテクターBとダクト1が同材質のた
め、線膨張係数も同じになり、接合部の信頼性を確保,
維持できる。材料が同じなので、リサイクルもし易くな
る。実施形態2のごとく、ダクト上下面にチューニング
ホール11を形成し、それぞれに半割り筒状のプロテク
ターBを被せれば、吸気騒音の一層の低減を促すことが
できる。
【0020】尚、本発明においては、前記実施形態に示
すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で
種々変更できる。ダクト本体A,プロテクターB,ヒン
ジ部6の形状,大きさ,材質等は用途に合わせて適宜選
択できる。
【0021】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の吸気ダクトは音
漏れ低減に大いに役立ち、さらにホコリや水の侵入を防
ぎ、長期に亘って所望の品質確保がなされ、またコスト
的にも安く提供できる等優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1で、吸気ダクトのプロテクターが開
いた状態の全体斜視図である。
【図2】実施形態1で、吸気ダクトのプロテクターがチ
ューニングホールを覆って蓋した状態の全体斜視図であ
る。
【図3】図2の要部縦断面図である。
【図4】鍔とフランジ部の係止機構の別態様図である。
【図5】ダクト本体とプロテクターが別個になる別態様
の吸気ダクトの斜視図である。
【図6】ダクト本体とプロテクターが別個になる別態様
の吸気ダクトの斜視図である。
【図7】実施形態2で、吸気ダクトのプロテクターが開
いた状態の全体斜視図である。
【図8】実施形態2で、吸気ダクトのプロテクターがチ
ューニングホールを覆って蓋した状態の全体斜視図であ
る。
【図9】比較試験1での測定方法の説明図である。
【図10】比較試験2での測定方法の説明図である。
【図11】比較試験1における吸気音測定結果図であ
る。
【図12】比較試験2における透過音測定結果図であ
る。
【図13】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 ダクト 11 チューニングホール 2a,2b フランジ部 4 碗状体 5a,5b,5c,5d 鍔 6 ヒンジ部 A ダクト本体 B プロテクター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を導入するダクト上にチューニング
    ホールを穿設し且つ該チューニングホールの両側でダク
    ト外方へ突出するフランジ部を形成したダクト本体
    (A)と、上面開口の碗状体の両脇に鍔を形成したプロ
    テクター(B)と、を具備して、該プロテクターの両鍔
    を前記両フランジ部に係止させることにより、プロテク
    ターが、碗状体の開口をチューニングホールに対向させ
    且つ前記ダクトとの間に所定の隙間を設けるようにし
    て、該チューニングホールを覆うことを特徴とする吸気
    ダクト。
  2. 【請求項2】 外気を導入するダクト上にチューニング
    ホールを穿設し且つ該チューニングホールの両側でダク
    ト外方へ突出するフランジ部を形成したダクト本体
    (A)と、上面開口の碗状体の両脇に鍔を形成したプロ
    テクター(B)と、薄肉形状にして前記一のフランジ部
    と前記一の鍔とをつなぐヒンジ部(6)と、を具備し、
    該ダクト本体とプロテクターとヒンジ部がブロー成形に
    より一体成形され、該ヒンジ部を支点に他の鍔を他のフ
    ランジ部へ折り重ねて係止させることにより、プロテク
    ターが、碗状体の開口をチューニングホールに対向させ
    且つ前記ダクトとの間に所定の隙間を設けるようにし
    て、該チューニングホールを覆うことを特徴とする吸気
    ダクト。
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