JP2000220539A - 吸気装置 - Google Patents
吸気装置Info
- Publication number
- JP2000220539A JP2000220539A JP11023161A JP2316199A JP2000220539A JP 2000220539 A JP2000220539 A JP 2000220539A JP 11023161 A JP11023161 A JP 11023161A JP 2316199 A JP2316199 A JP 2316199A JP 2000220539 A JP2000220539 A JP 2000220539A
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- JP
- Japan
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- duct
- side wall
- air
- body panel
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】多孔質材の側壁からなるダクトを採用しながら
も、車両のボディーパネルを共振させることのない吸気
装置を提供する。 【解決手段】空気は、第1ダクト2を通じてエアークリ
ーナ3に至り、エアークリーナ3によって浄化されてか
ら、第2ダクト4を通じて内燃機関へと導かれ供給され
る。第1ダクト2の側壁が多孔質材からなり、該側壁を
通じて空気が吸入される。気柱共鳴により振動した空気
が該側壁を通じて出入りするので、第1ダクト2の側壁
から音波が放射される。車両のボディーパネル5に近接
する第1ダクト2の側壁部分に気密性部材6を貼り付け
ているので、該側壁部分から車両のボディーパネル5へ
と音波が放射されることはない。
も、車両のボディーパネルを共振させることのない吸気
装置を提供する。 【解決手段】空気は、第1ダクト2を通じてエアークリ
ーナ3に至り、エアークリーナ3によって浄化されてか
ら、第2ダクト4を通じて内燃機関へと導かれ供給され
る。第1ダクト2の側壁が多孔質材からなり、該側壁を
通じて空気が吸入される。気柱共鳴により振動した空気
が該側壁を通じて出入りするので、第1ダクト2の側壁
から音波が放射される。車両のボディーパネル5に近接
する第1ダクト2の側壁部分に気密性部材6を貼り付け
ているので、該側壁部分から車両のボディーパネル5へ
と音波が放射されることはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
内燃機関に外気を供給する吸気装置に関する。
内燃機関に外気を供給する吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、この種の吸気装置は、空気
の流通経路となるダクト、及び空気を浄化するエアーク
リーナ等を備えている。
の流通経路となるダクト、及び空気を浄化するエアーク
リーナ等を備えている。
【0003】ダクトを通じて内燃機関へと空気を吸入す
る際、ダクト内に気柱共鳴が生じて、騒音が発生するの
で、ダクトにレゾネータを接続し、この気柱共鳴を低減
している。
る際、ダクト内に気柱共鳴が生じて、騒音が発生するの
で、ダクトにレゾネータを接続し、この気柱共鳴を低減
している。
【0004】ところが、一般的にレゾネータが大きくて
かさばり、エンジンルームが狭くなるので、レゾネータ
を除去し、この代わりに多孔質材の側壁を有するダクト
を適用することがある(特開平5−126002号公報
等を参照)。
かさばり、エンジンルームが狭くなるので、レゾネータ
を除去し、この代わりに多孔質材の側壁を有するダクト
を適用することがある(特開平5−126002号公報
等を参照)。
【0005】この様な多孔質材の側壁からなるダクトに
おいては、該側壁を通じて空気の出入りがあるため、気
柱共鳴が減衰される。また、多孔質材の該側壁によって
吸音がなされる。これによってダクトの騒音が低減さ
れ、レゾネータが不要となる。
おいては、該側壁を通じて空気の出入りがあるため、気
柱共鳴が減衰される。また、多孔質材の該側壁によって
吸音がなされる。これによってダクトの騒音が低減さ
れ、レゾネータが不要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダクトは、その側壁が多孔質材であるから、気柱共
鳴により振動した空気が該側壁を通じて出入りする。し
たがって、ダクトの側壁から音波が放射されている状態
となる。このため、車両のボディーパネルの近傍にダク
トが配置されていると、ダクトの側壁から放射される音
波によってボディーパネルが共振するという事態を招い
た。
来のダクトは、その側壁が多孔質材であるから、気柱共
鳴により振動した空気が該側壁を通じて出入りする。し
たがって、ダクトの側壁から音波が放射されている状態
となる。このため、車両のボディーパネルの近傍にダク
トが配置されていると、ダクトの側壁から放射される音
波によってボディーパネルが共振するという事態を招い
た。
【0007】すなわち、側壁が多孔質材からなるダクト
を適用することによって、ダクトの騒音の低減を図って
いるにもかかわらず、多孔質材の側壁が原因となって、
ボディーパネルが共振し、ボディーパネルからの騒音が
大きくなった。
を適用することによって、ダクトの騒音の低減を図って
いるにもかかわらず、多孔質材の側壁が原因となって、
ボディーパネルが共振し、ボディーパネルからの騒音が
大きくなった。
【0008】そこで、本発明は、上記従来の課題を解決
するためになされたものであり、多孔質材の側壁からな
るダクトを採用しながらも、車両のボディーパネルを共
振させることのない吸気装置を提供することを目的とす
る。
するためになされたものであり、多孔質材の側壁からな
るダクトを採用しながらも、車両のボディーパネルを共
振させることのない吸気装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明は、車両に搭載された内燃機関へとダ
クトを通じて外気を供給する吸気装置において、前記ダ
クトの側壁が多孔質材からなり、前記車両のボディーパ
ネルに近接する該ダクトの側壁部分を気密封止してい
る。
るために、本発明は、車両に搭載された内燃機関へとダ
クトを通じて外気を供給する吸気装置において、前記ダ
クトの側壁が多孔質材からなり、前記車両のボディーパ
ネルに近接する該ダクトの側壁部分を気密封止してい
る。
【0010】この様な本発明によれば、車両のボディー
パネルに近接するダクトの側壁部分を気密封止している
ので、該側壁部分から空気が出入りせず、該側壁部分か
ら音波が放射されることはない。このため、車両のボデ
ィーパネルが共振することはない。
パネルに近接するダクトの側壁部分を気密封止している
ので、該側壁部分から空気が出入りせず、該側壁部分か
ら音波が放射されることはない。このため、車両のボデ
ィーパネルが共振することはない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の吸気装置の一実施形態を示
す側面図であり、図2は図1のA−Aに沿った断面図で
ある。
す側面図であり、図2は図1のA−Aに沿った断面図で
ある。
【0013】図1及び図2に示す様に、本実施形態の吸
気装置1は、第1ダクト2、エアークリーナ3及び第2
ダクト4を備えている。また、車両のボディーパネル5
に近接する第1ダクト2の側壁部分に気密性部材6を貼
り付けている。
気装置1は、第1ダクト2、エアークリーナ3及び第2
ダクト4を備えている。また、車両のボディーパネル5
に近接する第1ダクト2の側壁部分に気密性部材6を貼
り付けている。
【0014】第1ダクト2の側壁は、多孔質材からな
り、多数の小孔を有する。多孔質材としては、網目状の
ものや不織布等がある。この様な多孔質材からなるダク
トをポーラスダクトと称している。
り、多数の小孔を有する。多孔質材としては、網目状の
ものや不織布等がある。この様な多孔質材からなるダク
トをポーラスダクトと称している。
【0015】気密性部材6は、車両のボディーパネル5
近傍の第1ダクト2の側壁部分を気密封止する。気密性
部材6は、塗料や粘着テープ等で良く、要するに該側壁
部分の多数の小孔を塞ぐことができれば、どのような種
類のものでも構わない。あるいは、第1ダクト2(ポー
ラスダクト)の製造工程においては、第1ダクト2の側
壁に塗料を塗り、該側壁の通気状態(小孔の数や大き
さ)を調節することがあるので、このときに車両のボデ
ィーパネル5に近接する第1ダクト2の側壁部分でのみ
該塗料の量を多くして、該側壁部分の通気をなくしても
良い。
近傍の第1ダクト2の側壁部分を気密封止する。気密性
部材6は、塗料や粘着テープ等で良く、要するに該側壁
部分の多数の小孔を塞ぐことができれば、どのような種
類のものでも構わない。あるいは、第1ダクト2(ポー
ラスダクト)の製造工程においては、第1ダクト2の側
壁に塗料を塗り、該側壁の通気状態(小孔の数や大き
さ)を調節することがあるので、このときに車両のボデ
ィーパネル5に近接する第1ダクト2の側壁部分でのみ
該塗料の量を多くして、該側壁部分の通気をなくしても
良い。
【0016】この様な構成において、空気は、第1ダク
ト2の流入口2aから流入し、該第1ダクト2を通じて
エアークリーナ3に至り、このエアークリーナ3によっ
て浄化されてから、第2ダクト4を通じて内燃機関へと
導かれ供給される。第1ダクト2の側壁が多孔質材から
なり、該側壁を通じて空気が出入りし、気柱共鳴が減衰
される。また、多孔質材の該側壁によって吸音がなされ
る。これによって騒音が低減され、レゾネータが不要と
なる。
ト2の流入口2aから流入し、該第1ダクト2を通じて
エアークリーナ3に至り、このエアークリーナ3によっ
て浄化されてから、第2ダクト4を通じて内燃機関へと
導かれ供給される。第1ダクト2の側壁が多孔質材から
なり、該側壁を通じて空気が出入りし、気柱共鳴が減衰
される。また、多孔質材の該側壁によって吸音がなされ
る。これによって騒音が低減され、レゾネータが不要と
なる。
【0017】先に述べた様に側壁が多孔質材である場合
は、気柱共鳴により振動した空気が該側壁を通じて出入
りするので、第1ダクト2の側壁から音波が放射され
る。ところが、本実施形態では、車両のボディーパネル
5に近接する第1ダクト2の側壁部分に気密性部材6を
貼り付けているので、該側壁部分を通じて空気が出入り
せず、該側壁部分から車両のボディーパネル5へと音波
が放射されることはない。このため、車両のボディーパ
ネル5が共振することはない。
は、気柱共鳴により振動した空気が該側壁を通じて出入
りするので、第1ダクト2の側壁から音波が放射され
る。ところが、本実施形態では、車両のボディーパネル
5に近接する第1ダクト2の側壁部分に気密性部材6を
貼り付けているので、該側壁部分を通じて空気が出入り
せず、該側壁部分から車両のボディーパネル5へと音波
が放射されることはない。このため、車両のボディーパ
ネル5が共振することはない。
【0018】この様に本実施形態では、気密性部材6に
よって第1ダクト2の側壁部分からの音波の放射を禁止
しているので、該側壁部分近傍のボディーパネル5の共
振を防止することができ、ボディーパネル5の振動並び
に騒音を低減することができる。すなわち、側壁が多孔
質材からなる第1ダクト2を適用することによってダク
トの騒音を低減した上で、第1ダクト2の側壁部分から
の音波の放射を禁止することによってボディーパネル5
の振動並びに騒音を低減し、この結果として従来にない
静粛性を達成している。
よって第1ダクト2の側壁部分からの音波の放射を禁止
しているので、該側壁部分近傍のボディーパネル5の共
振を防止することができ、ボディーパネル5の振動並び
に騒音を低減することができる。すなわち、側壁が多孔
質材からなる第1ダクト2を適用することによってダク
トの騒音を低減した上で、第1ダクト2の側壁部分から
の音波の放射を禁止することによってボディーパネル5
の振動並びに騒音を低減し、この結果として従来にない
静粛性を達成している。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、車
両のボディーパネルに近接するダクトの側壁部分を気密
封止しているので、該側壁部分から空気が出入りせず、
該側壁部分から音波が放射されることはない。このた
め、車両のボディーパネルが共振することはない。
両のボディーパネルに近接するダクトの側壁部分を気密
封止しているので、該側壁部分から空気が出入りせず、
該側壁部分から音波が放射されることはない。このた
め、車両のボディーパネルが共振することはない。
【図1】本発明の吸気装置の一実施形態を示す側面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−Aに沿った断面図である。
1 吸気装置 2 第1ダクト 3 エアークリーナ 4 第2ダクト 5 ボディーパネル 6 気密部材
Claims (1)
- 【請求項1】 車両に搭載された内燃機関へとダクトを
通じて外気を供給する吸気装置において、 前記ダクトの側壁が多孔質材からなり、前記車両のボデ
ィーパネルに近接する該ダクトの側壁部分を気密封止し
た吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11023161A JP2000220539A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11023161A JP2000220539A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000220539A true JP2000220539A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12102898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11023161A Pending JP2000220539A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000220539A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001041122A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-13 | Inoac Corp | 吸気ダクト |
JP2003328885A (ja) * | 2002-05-16 | 2003-11-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | 吸気装置 |
US7174872B2 (en) | 2002-05-16 | 2007-02-13 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Air intake apparatus |
KR101794204B1 (ko) * | 2016-08-01 | 2017-11-06 | 코리아웨코스타 주식회사 | 자동차용 레조네이터 일체형 pet흡기덕트 및 그 제작방법 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11023161A patent/JP2000220539A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001041122A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-13 | Inoac Corp | 吸気ダクト |
JP2003328885A (ja) * | 2002-05-16 | 2003-11-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | 吸気装置 |
US7174872B2 (en) | 2002-05-16 | 2007-02-13 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Air intake apparatus |
DE10322168B4 (de) * | 2002-05-16 | 2008-12-18 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Lufteinlassvorrichtung |
KR101794204B1 (ko) * | 2016-08-01 | 2017-11-06 | 코리아웨코스타 주식회사 | 자동차용 레조네이터 일체형 pet흡기덕트 및 그 제작방법 |
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