JP2000110543A - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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JP2000110543A
JP2000110543A JP10283183A JP28318398A JP2000110543A JP 2000110543 A JP2000110543 A JP 2000110543A JP 10283183 A JP10283183 A JP 10283183A JP 28318398 A JP28318398 A JP 28318398A JP 2000110543 A JP2000110543 A JP 2000110543A
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JP
Japan
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duct
resonator
hole
wall
welded
Prior art date
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Pending
Application number
JP10283183A
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English (en)
Inventor
Riyougo Murayama
僚悟 村山
Yukichi Osada
勇吉 長田
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダクトの板厚および溶着部の組付寸法にばら
つきが生じても一定の共鳴周波数を確保できるレゾネー
タを提供すること。 【解決手段】 内部が気体流路を形成し壁に穴11を有
するダクト10と、穴11の半径方向外側でかつダクト
10の壁の外側でダクト10に溶着され内部がダクト1
0内部に開口端22を介して連通しているレゾネータ2
0と、からなる消音装置であって、レゾネータ20の開
口端22をダクト10の穴11を通してダクト0内に突
出させた状態でレゾネータ20がダクト10に溶着され
ている消音装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設けられる
吸気系のレゾネータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の消音装置では、図6に示すよう
に、たとえば筒型のレゾネータ(サイドブランチ)2が
ダクト1に配置される場合、レゾネータ2はダクト1の
外壁部に取り付けられる。図7に示すように、ダクト1
は通常のブロー成形で成形され、板厚tを有している。
ダクト1の壁には穴1aが形成されている。レゾネータ
2は筒状である。レゾネータ2は、開口端2bを有する
筒状部2aと、開口端部の外周面から半径方向外側に延
びるフランジ2cと、フランジ2cからダクト1側に向
って突出する溶着用突起部2dとを有している。筒状部
2aと、フランジ2cと、溶着用突起部2dとは、全て
樹脂製で、互いに一体に形成されている。筒状部2aの
軸芯と穴1aの中心を合わせ、溶着用突起部2dをダク
ト1の外壁の溶着用突起部1bに押し付けて溶着するこ
とにより、レゾネータ2はダクト1に取り付けられる。
3は溶着部を示す。筒状部2aは、ダクト1の穴1aを
挿通不能な径に形成されており、筒状部2aの開口端2
bはダクト1の外側に位置している。レゾネータ2の共
鳴周波数は、ダクト1の内壁面から筒状部2aの開口端
2bと反対側の底部2eの内面までの距離L´(レゾネ
ータ長)によって決定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の消音装置
にはつぎの問題がある。 レゾネータをダクトに溶着しているため、溶着ごとに
溶着部の組付寸法a(図6参照)にばらつきが生じ、レ
ゾネータ長L´、レゾネータの共鳴周波数にばらつきが
生じる。 ダクトは通常ブロー成形で成形されるため、成形ごと
にダクトの板厚t(図6参照)にばらつきが生じ、レゾ
ネータ長L´が変化し、レゾネータの共鳴周波数にばら
つきが生じる。 本発明の目的は、ダクトの板厚および溶着部の組付寸法
にばらつきが生じても一定の共鳴周波数を確保できるレ
ゾネータを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、つぎの通りである。内部が気体流路を形成し壁に
穴を有するダクトと、前記穴の半径方向外側でかつダク
トの壁の外側でダクトに溶着され内部がダクト内部に開
口端を介して連通しているレゾネータと、からなる消音
装置であって、前記レゾネータの開口端を前記ダクトの
穴を通してダクト内に突出させた状態でレゾネータがダ
クトに溶着されている消音装置。
【0005】上記本発明の消音装置では、ダクトの内側
にレゾネータの開口端を突出させた状態で、レゾネータ
がダクトに溶着されるため、ダクトの板厚、溶着部の組
付寸法に影響を受けることなく常に一定のレゾネータ長
を確保でき、レゾネータの共鳴周波数を維持することが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の第1実施例
の消音装置を示しており、図3、4は本発明の第2実施
例の消音装置を示している。図5は本発明の第1実施例
にも第2実施例にも適用可能なレゾネータの端部構造を
示している。本発明の第1、第2実施例にわたって共通
するまたは類似する部分には、本発明の第1、第2実施
例にわたって同じ符号を付してある。まず、本発明の第
1、第2実施例にわたって共通するまたは類似する部分
の構成および作用を、図1、図2、図5を参照して説明
する。本発明の消音装置は、ダクト10と、レゾネータ
20と、からなる。ダクト10とレゾネータ20は、た
とえば樹脂製である。
【0007】ダクト10は、自動車のエンジンの、吸気
流れ方向上流に配置される吸気系ダクトである。吸気系
ダクトは、エアクリーナの上流側のダクトであってもよ
いし、あるいはエアクリーナの下流側のパイプ;コネク
タであってもよい。ダクト10は樹脂の通常のブロー成
形で成形され、板厚tを有している。ダクト10の壁に
は、レゾネータ取付部に、穴11が形成されている。ダ
クト10の外壁面には、穴11の周囲に、穴11と同心
状に、溶着用突起部12が形成されている。
【0008】レゾネータ20は、たとえば、金型を用い
た樹脂のインジェクション成形(射出成形)で成形され
ることが望ましい。また、レゾネータ20がダクト11
に比べて小型であり、成形しやすい。射出成形による成
形、およびレゾネータ20がダクト11に比べて小型で
あることにより、レゾネータ20の形状、寸法、したが
って、レゾネータ長Lは、高精度に出すことができる。
レゾネータ20は、一端が開口する筒状部21(図5に
示すように、途中で径が変化する段付き上の筒状部21
であってもよい)を有しており、レゾネータ20の開口
端22側をダクト10側に向けてダクト10に溶着で取
付けられる。筒状部21の外径はダクト10に形成され
た穴11の径より小である。レゾネータ20の開口端2
2は、ダクト10の穴11を挿通してダクト10内に突
出している。
【0009】レゾネータ20は、筒状部21と、筒状部
21の外壁から半径方向外方に筒状部21とほぼ直交す
る方向に延びるフランジ23と、フランジ23のダクト
に対向する側の面からダクト10側に突出する溶着用突
起部24とを有し、筒状部21、フランジ23、溶着用
突起部24は互いに一体に形成されている。溶着用突起
部24は、ダクト10の溶着用突起部12に押し付けら
れ、ダクト10の壁の外側で、ダクト10の溶着用突起
部12に溶着される。
【0010】レゾネータ20の筒状部21の開口端22
の、ダクト10の壁の内面からのダクト10内への突出
寸法b(b>0)は、ダクト10内の気体の流れの抵抗
を実質的に増加させない程度としてある。ダクト10内
への突出寸法を容易に調整するために、図5に示すよう
に、レゾネータ20の筒状部21の開口端22側の端部
を、開口端22から離れた位置で、壁厚方向に2分割し
かつ軸方向には一部重なるように、筒状部本体側部21
aとそれとは別体の先端部21bとに2分割し、重なり
部において、筒状部本体側部21aと先端部21bとの
一方の内周面に形成されたねじと、筒状部本体側部21
aと先端部21bとの他方の外周面に形成されたねじと
を、ねじ切部21cで長さ調整可能に螺合させた構造と
してもよい。この構造をとることにより、ねじ切部21
cで軸方向重なり長さを調整することにより、レゾネー
タ20の筒状部21の開口端22のダクト10内への突
出寸法を調整でき、レゾネータ長Lを任意にチューニン
グでき、消したい周波数に容易に対応することができ
る。
【0011】つぎに、本発明の第1、第2実施例にわた
って共通または類似する部分の作用を説明する。ダクト
10は、通常、樹脂のブロー成形で成形されるため、成
形ごとにダクト10の板厚tにばらつきが生じる。ま
た、溶着後の溶着部30のフランジ23のダクト側面か
らの組付寸法aは、溶着時の押付け力、溶け量によりば
らつきが生じる。しかし、レゾネータ20の共鳴周波数
を決定するレゾネータ長Lは、筒状部21の開口端12
がダクト10内に突出しているため、板厚t、組付寸法
aのばらつきにかかわらず、一定長Lが確保され、しか
もこの長さLは成形で高精度に出るため、レゾネータ2
0の共鳴周波数、消音性能はほとんどばらつくことがな
く、安定する。
【0012】つぎに、本発明の各実施例に特有な構成部
分およびその作用を説明する。本発明の第1実施例で
は、図1および図2に示すように、レゾネータ20は、
その全長にわたって一定の内径を有する筒型レゾネータ
(サイドブランチ)である。レゾネータ20はダクト1
0の壁に直交している。筒状部21は、ダクト10側の
一端が開口端22となっており、他端は閉じている。筒
型レゾネータ(サイドブランチ)20の共鳴周波数は筒
状部21の長さL(開口端から底内面までの距離L)に
より決定される。本発明の第1実施例の作用は、前述
の、本発明の第1、第2実施例にわたって共通または類
似する部分の作用と同じである。
【0013】本発明の第2実施例では、図3および図4
に示すように、レゾネータ20は箱型レゾネータ(ボリ
ューム型レゾネータ)である。箱型レゾネータ20は、
筒状部21と、筒状部のダクトと反対側の端部に接続す
る箱状部(容積部)25を有しており、筒状部21の両
端は開口している。筒状部21の外面には、フランジ2
3が形成されており、フランジ23のダクトに対向する
面には溶着用突起部24が形成されている。筒状部21
の一端はダクト10の壁の内面からダクト10内に寸法
bだけ突出している。箱型レゾネータ20の共鳴周波数
は、筒状部21の長さL、筒状部21の横断面積S、容
積部25のボリュームVにより決定される。寸法Lは、
成形において高精度に出される。本発明の第2実施例の
作用については、筒状部21の長さLが溶着部の寸法の
ばらつきに関係なく一定長となるため、共鳴周波数が一
定となり、消音性能が安定する。
【0014】
【発明の効果】請求項1の消音装置によれば、レゾネー
タの開口端がダクトの内側に突出しているので、ダクト
の板厚、溶着部の組付寸法に影響されることなく、一定
のレゾネータ長Lを確保することができ、一定の共鳴周
波数を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の消音装置とその近傍を示す
斜視図である。
【図2】本発明第1実施例の消音装置の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明第2実施例の消音装置とその近傍を示す
斜視図である。
【図4】本発明第2実施例の消音装置の拡大断面図であ
る。
【図5】本発明第1実施例の消音装置にも第2実施例の
消音装置にも適用可能なレゾネータ端部の構造の拡大断
面図である。
【図6】従来の消音装置とその近傍を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の消音装置の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ダクト 11 穴 12 溶着用突起 20 レゾネータ 21 筒状部 22 開口端 23 フランジ 24 溶着用突起 30 溶着部 a 組付寸法 b 突出寸法 t ダクト板厚 L、L´ レゾネータ長

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が気体流路を形成し壁に穴を有する
    ダクトと、 前記穴の半径方向外側でかつダクトの壁の外側でダクト
    に溶着され内部がダクト内部に開口端を介して連通して
    いるレゾネータと、からなる消音装置であって、 前記レゾネータの開口端を前記ダクトの穴を通してダク
    ト内に突出させた状態でレゾネータがダクトに溶着され
    ている消音装置。
JP10283183A 1998-10-06 1998-10-06 消音装置 Pending JP2000110543A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341622A (ja) * 2006-08-30 2006-12-21 Aitec:Kk レゾネータ
US7543683B2 (en) 2007-11-06 2009-06-09 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle resonator structure and attachment method

Cited By (2)

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JP2006341622A (ja) * 2006-08-30 2006-12-21 Aitec:Kk レゾネータ
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