JP3232426B2 - エアクリーナ等の空気処理用機器におけるダクトの取付装置 - Google Patents
エアクリーナ等の空気処理用機器におけるダクトの取付装置Info
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Description
処理用機器に対し空気を導入したり、導出したりするた
めのダクトの取付装置に関する。
られるエアクリーナでは、図5のようにろ過エレメント
2を収容したケース本体1の上部一側及び下部他側に短
かなパイプ3をそれぞれ突設し、それらの一方を入口,
他方を出口となし(図では上側を入口,下側を出口とし
ている)、入口のパイプ3には導入用のダクト5を結合
する一方、出口のパイプ3には導出用のダクト5(但
し、導出用のものはレイアウトの関係でダクトでなくホ
ースのこともある)を結合してエンジンの吸気系統につ
なぎ、エンジンの作動時には導入用のダクトから外気を
取入れ、ろ過エレメント2を横切らせて塵埃を除去し、
きれいな空気を導出用のダクト5を通じエンジンに送り
込むようにしている。
低減を図る意味合いから、エアクリーナのケース本体1
及びダクト5をポリアミド,ポリエチレン,ポリプロピ
レン等の合成樹脂製となし、ケース本体1と一体なパイ
プ3の先端にはダクト5との結合を確かにするために図
6の(A)のように外側にふくらむビード3aを設ける
一方、ダクト5の端部には図6の(B)のようにパイプ
3のビード3aより若干大きなビード5aを設けると共
に端面からビード5aの半ばに及ぶ複数の切割り5bを
形成し、ダクト5の組付けに当たっては、切割り5bに
より端部を開くようにして相手方パイプ3の外側に嵌挿
し、図7のようにそのビード5aをパイプ3のビード3
aの上に係合させて両者を結合するようにしている。
ナのケース本体1やダクト5を合成樹脂製とする場合、
ケース本体1は射出成形により作成し、ダクト5はブロ
ー成形により作るのが一般で、ブロー成形により作られ
るダクト5は金型に対する関係で、外面に比べ内面は寸
法的に不正確であると共にビード5aの形体がケース側
パイプのビード3aに対し整合せず、パイプ3とダクト
5との嵌合部にガタつきや隙間ができてしまい、又ダク
トの端部には嵌め込み易くするために切割り5bを設け
るため、手間がかかる上にパイプに対するシール性が悪
く、エンジンの場合、騒音発生の原因になったり、騒音
洩れを生じてしまう。
ーナ等の空気処理用の機器本体に合成樹脂のブロー成形
によるダクトをガタつきなく、緊密,確実に取付け、か
つ騒音発生の原因を作らないようにすることを目的とす
る。
明は、エアクリーナ等の空気処理用機器におけるダクト
の取付装置として、合成樹脂製のケース本体に設けられ
る空気通し用のパイプを、内面が外側に向ってゆるやか
に広がる主体部と肉薄な先端部で形成する一方、合成樹
脂でブロー成形されるダクトの外径を上記パイプの主体
部内端の内径にほぼ等しくなし、その先端上にはストッ
プ突起を設けると共にストップ突起の背面から上記パイ
プの内側長さに等しい位置にはパイプの先端部に当接す
る環状の係止部を設け、かつ係止部の前側には外径がパ
イプ先端部の内径にほぼ等しい大径部を形成し、上記ダ
クトをケース本体のパイプの内側に嵌挿し、ストップ突
起をケース本体の内面に係止させると共に係止部をパイ
プの先端部に係止させて組付けることを特徴としてい
る。
クリーナのパイプ13部分の1例の断面及び右側からみ
た端面を示すものであり、ケース本体11及びパイプ1
3は前記のようにポリアミド,ポリエチレン,ポリプロ
ピレン等の合成樹脂で射出成形により一体に形成され、
パイプ13は内面が金型に対する抜き勾配のため内側か
ら外側に向かってゆるやかに広がった主体部13aと、
弾性を持つように肉薄になされた先端部13bとで形成
され、この例では主体部13aと先端部13bの内面の
間には外広がりのテーパ内面13cが設けられている。
るダクト15の嵌め合せ端部分の端面及び軸方向の断面
を示すもので、ダクト15はケース本体11と同様の合
成樹脂でブロー成形してケース本体のパイプ13より肉
薄に作られており、その外径d1 はパイプ13の主体部
13aの内端の内径φ1 に等しいか僅かに大きくなさ
れ、先端上には所要幅の先すぼまりのテーパ状をなした
ストップ突起15dが上下に一対設けられている。しか
し、これは3つでも1つでもよい。
らパイプ13の内側長さLに等しい位置に、外径及び高
さをパイプ13の肉薄先端部13cの外径及び肉厚にほ
ぼ等しくした環状の係止部15aが設けられ、その係止
部15aの前側には、外径d2 がパイプ13の肉薄先端
部13cの内径φ2 に等しいか僅かに大きく軸方向の長
さを一致させた大径部15bと、これに続いてパイプ1
3の受け部13bのテーパ内面に一致する斜面をなした
先すぼまりの傾斜部15cが形成されている。
体11のパイプ13に挿入していけば、その途中で先端
上のストップ突起15dがパイプ主体部13aの内面に
当接することになり、ダクト15は縮径ぎみになって進
行し、先端がパイプ内端から突き出たところで、図3の
ようにストップ突起15dの背面がケース本体11の内
面に係止すると同時にダクト15上の環状係止部15a
がパイプ13の肉薄先端部13cの端面に当接してダク
ト15の進行が止まり、ダクト15はケース本体のパイ
プ13の内側に組付けられる。
パイプ13の主体部13aの内端部内周面に密接すると
共にダクト15の傾斜部15cと大径部15bの外面が
パイプ13のテーパ内面13c及び肉薄先端部13cの
内面に密接し、しかも、先端のストップ突起15dと後
方の係止部15aによってパイプ13を前後からきっち
りと挟み込むので、ダクト15はケース本体11のパイ
プ13にガタつくことなく、強固緊密に結合される。
プ13の先端部内にテーパ内面13cを設け、これにダ
クト15の傾斜部15cを接触させて、両者の密接性を
増すようにしたものを示したが、図4のようにパイプ1
3の先端部内にはテーパ内面13cを設けずに段部とし
てもよい。しかしこの際にはダクト15の大径部15b
の外径をパイプ13の肉薄先端部13bの内径より僅か
に大きくして両者を密着させるようにするのが望まし
い。又、上述の例では空気処理用の機器としてエアクリ
ーナの場合につき説明したが、本発明はこれに限らず、
エンジンの吸排気系統に付設される消音器やサージタン
ク等のケース本体にダクトを組付ける場合にも適用する
ことができる。
の機器にダクトを取付ける装置として、上述のように構
成されているので、従来のものに比べ、ケース本体のパ
イプにブロー成形されたダクトをガタつくことなく、安
定して強固,確実に結合することができ、これまでのよ
うな切割りは備えず、しかも、ブロー成形品において内
面に比べ寸法的に正確な外面をパイプの内端部内面と先
端部内に密接させるので、パイプとダクトの整合性が良
好で、騒音発生の原因になったり、騒音洩れを招いたり
しない。
分の一例の断面図。(B)はその右方からみた端面図。
(B)はその端部分の軸方向の断面図。
の半断面図。
図。(B)は従来のダクトの端部分の斜視図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂製のケース本体に設けられる空
気通し用のパイプを、内面が外側に向ってゆるやかに広
がる主体部と肉薄な先端部で形成する一方、合成樹脂で
ブロー成形されるダクトの外径を上記パイプの主体部内
端の内径にほぼ等しくなし、その先端上にはストップ突
起を設けると共にストップ突起の背面から上記パイプの
内側長さに等しい位置にはパイプの先端部に当接する環
状の係止部を設け、かつ係止部の前側には外径がパイプ
先端部の内径にほぼ等しい大径部を形成し、上記ダクト
をケース本体のパイプの内側に嵌挿し、ストップ突起を
ケース本体の内面に係止させると共に係止部をパイプの
先端部に係止させて組付けることを特徴とするエアクリ
ーナ等の空気処理用機器におけるダクトの取付装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP6891694A JP3232426B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | エアクリーナ等の空気処理用機器におけるダクトの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6891694A JP3232426B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | エアクリーナ等の空気処理用機器におけるダクトの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07253238A JPH07253238A (ja) | 1995-10-03 |
JP3232426B2 true JP3232426B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=13387465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6891694A Expired - Fee Related JP3232426B2 (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | エアクリーナ等の空気処理用機器におけるダクトの取付装置 |
Country Status (1)
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1994
- 1994-03-15 JP JP6891694A patent/JP3232426B2/ja not_active Expired - Fee Related
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