JP3276517B2 - 複合型レゾネ−タ - Google Patents

複合型レゾネ−タ

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JP3276517B2
JP3276517B2 JP26101294A JP26101294A JP3276517B2 JP 3276517 B2 JP3276517 B2 JP 3276517B2 JP 26101294 A JP26101294 A JP 26101294A JP 26101294 A JP26101294 A JP 26101294A JP 3276517 B2 JP3276517 B2 JP 3276517B2
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勝利 大野
克哉 室井
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株式会社テネックス
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の吸気系等に
装着される複合型レゾネータに関する。
【0001】
【従来の技術】従来複合型レゾネータとして空洞状の容
器を仕切板で区画し、2個の共鳴室を形成したものがあ
る。例えば実開平6−60764号公報にその例が開示
されている。また図3のものもその一例である。図3に
おいて、容器部材1、2と仕切板3を一体化して共鳴室
4、5を有するレゾネータを形成するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記のレゾネータを形
成するにあたり、容器部材1、2と仕切板3の周縁部と
を同時に1工程で振動溶着をするとは困難である。すな
わち仕切板3を加振に対抗できるように治具で固定する
ことは困難であり、3者の間で溶け代を適正に配分して
固着を完全にすることも困難である。
【0003】従って従来は容器部材2に仕切板3の辺縁
を圧入状態で嵌め込み、その後容器部材1、2のフラン
ジ部分を振動溶着により固着している。そのため仕切板
3と容器部材2との嵌合は、正確確実であることを要
し、それぞれの多数のもののうちから現物合わせで組合
わせを選択する等面倒な手数を要し、仕切板3が別体で
あるため部品点数が3種類となり、嵌め込み、溶着の2
工程を必要とした。また仕切板の嵌合は、使用中にゆる
みを生じて消音性能を不良にしたり、時には組立時にお
いて仕切板組付け忘れ等の不良発生のおそれもある。
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一方
端開放の箱状の容器の内部に、開放面に垂直な仕切壁を
設け、仕切壁の一部を切り欠いて容器部材とし、一対の
容器部材の一方の壁面に開口を設け、一対の容器部材の
開放端縁のフランジ同士および双方の仕切壁の端縁同士
を溶着したレゾネータである。
【0003】請求項2の発明は一方端開放の箱状体を2
個並列に配置し近接した開放端の辺縁間を連結板で連結
し、連結板の一部に開放端側へ開いた樋状の凹部を設け
て容器部材とし、一対の容器部材の一方に開口を設ける
とともに、一対の容器部材の開放端の周縁に設けたフラ
ンジ同士、および双方の連結板同士を溶着してなるレゾ
ネータである。
【0004】
【作用】この発明のレゾネータは一対の容器部材を溶着
することにより、2個の区画された共鳴室が形成され
る。この区画は請求項1のものにおいては仕切壁であり
請求項2のものにおいては、連結板とこれに連らなる箱
状体の側壁である。2個の共鳴室の間は、請求項1のも
のでは仕切壁の切欠きで連通し、請求項2のものでは連
結板に形成した樋状の凹部によって連通する。一方の容
器部材に設けた開口を空気ダクトと接続することにより
複合型レゾネータが構成される。
【0005】
【実施例】図1(a)、(b)に請求項1の実施例を示
す。この発明の複合型レゾネータ10は合成樹脂でなる
容器部材11、12を一体的に溶着してなるものであ
る。容器部材11、12は略対称的な形状であって開放
端を有する箱状をなし、開放端縁にフランジ13、14
を形成し、内部に開放端面に対し垂直な仕切壁15、1
6を形成してある。仕切壁15、16の端縁はフランジ
13、14とほぼ同一平面上にあり、切欠き17、18
が設けられ、リブ19、20で補強してある。容器部材
11には開口21が設けてある。
【0006】容器部材11、12をフランジ13、14
の対向面およびフランジ15、16の端縁で振動溶着す
ることにより、切欠き17、18によって連通した共鳴
室22、23が形成され、開口21をエアダクト(図示
しない)に接続すると複合レゾネータとなる。なおリブ
19、20は振動溶着の際仕切壁15、16を支持し溶
着を確実にするための補強板である。またフランジ1
3、14の対向面および仕切壁15、16の対向する端
縁には振動溶着面として適宜の対応する凹凸面13a、
14aおよび15a、16aが形成されている。
【0007】図2(a)、(b)に請求項2の実施例を
示す。複合型レゾネータ30は合成樹脂でなる容器部材
31、41を溶着して一体化したものである。容器部材
31は開放端を有する2個の箱状体32、33を連結板
34で連結し、連結板34の一部を開放端側へ開いた樋
状に凹部35を設け、開放端縁全周にわたってフランジ
36を設け、さらに開口37を設けたものである。対応
する容器部材41は、容器部材31と対称的な形状をな
し、箱状体42、43、連結板44、凹部45、フラン
ジ46を有するもので、開口37に対応する開口は設け
ない。
【0008】容器部材31、41はフランジ36、46
の対向面および連結板34、44の凹部35、45を除
いた部分が振動溶着により溶着されて複合型レゾネータ
30となり、箱状体32、42の内部と箱状体33、4
3の内部とがそれぞれ共鳴室38、39となり凹部3
5、45で連結する。
【0009】図1(a)に構成部材を示したレゾネータ
10は2つの共鳴室22、23が仕切壁の穴で連通して
いるものであり、図2(a)、(b)の複合型レゾネー
タ30は2つの共鳴室38、39が長さAなる管で連結
されているものである。複合型レゾネータに要求される
消音特性からこれらの形状が選択されるものである。
【0010】
【発明の効果】この発明は上記の構成でなり、請求項
1、請求項2のものはいずれも2つの容器部材のみから
成るので、部品点数が削減され、2つの共鳴室を区切る
仕切板に取付けゆるみが生じたり、仕切板の取付け忘れ
をする等の不良が発生するおそれがなく、信頼性の高い
複合型レゾネータである。また溶着1工程で形成できる
ので製作も簡単容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例の部材の断面図、(b)は実施
例の仕切壁の側面図。
【図2】(a)は他の実施例の断面図、(b)はその斜
視図。
【図3】 従来の複合型レゾネータの部材の断面図。 11、12、31、41 容器部材 13、14、36、46 フランジ 15、16 仕切壁 17、18 切欠き 32、33、42、43 箱状体 34、44 連結板 35、45 凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端開放の箱状容器の内部に、開放面
    に垂直で端縁の一部を切り欠いた仕切壁を設けて容器部
    材を形成し、一対の容器部材の一方の壁面に1個の開口
    を設けるとともに、一対の容器部材の開放端の周縁に設
    けたフランジ同士、および双方の仕切壁の端縁同士を溶
    着してなる複合型レゾネータ。
  2. 【請求項2】 一方端開放の箱状体を2個並列して配置
    し近接した開放端の辺縁間を連結板で連結し、連結板の
    一部に開放端側へ開いた樋状の凹部を設けて容器部材と
    し、一対の容器部材の一方に1個の開口を設けるととも
    に、一対の容器部材の開放端の周縁に設けたフランジ同
    士、および双方の連結板同士を溶着してなる複合型レゾ
    ネータ。
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