JPH11141424A - 内燃機関用吸気装置 - Google Patents

内燃機関用吸気装置

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JPH11141424A
JPH11141424A JP32530397A JP32530397A JPH11141424A JP H11141424 A JPH11141424 A JP H11141424A JP 32530397 A JP32530397 A JP 32530397A JP 32530397 A JP32530397 A JP 32530397A JP H11141424 A JPH11141424 A JP H11141424A
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JP
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molded body
collector
manifold
throttle
internal combustion
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Application number
JP32530397A
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English (en)
Inventor
Ikuo Mogi
郁男 茂木
Masanori Namiki
正則 並木
Hironori Ohashi
弘典 大橋
Munehiro Kudo
宗弘 工藤
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/24Multi-cylinder engines with cylinders arranged oppositely relative to main shaft and of "flat" type
    • F02B75/243Multi-cylinder engines with cylinders arranged oppositely relative to main shaft and of "flat" type with only one crankshaft of the "boxer" type, e.g. all connecting rods attached to separate crankshaft bearings

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コレクタ、マニホールドを上,下の樹脂成形
体から構成し、下側の成形体にスロットル装置を取付け
ることにより、耐久性、信頼性を向上させる。 【解決手段】 吸気装置11の下部成形体12をコレク
タ底ケース13、マニホールド下側分割体14によって
構成する。また、上部成形体19をコレクタ上ケース2
0、マニホールド上側分割体21により構成し、下部成
形体12上に接合する。そして、下部成形体12の取付
部16を水平対向型のエンジン本体1に取付け、コレク
タ23から左,右に延びるマニホールド24を各気筒2
に接続する。また、スロットル装置25の一端側を下部
成形体12のコレクタ底ケース13に取付け、コレクタ
23と接続する。さらに、スロットル装置25の他端側
をダクト27を介してエアクリーナ28に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジン等の吸気系統に用いて好適な内燃機関用吸気装置
に関し、特に、水平対向型のエンジンに用いられる内燃
機関用吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジン等の内燃機関
には、外部からの吸入空気をエンジンの各気筒に吸込む
ための吸気装置が設けられている。そして、この種の従
来技術によるエンジンの吸気装置は、外気がエアクリー
ナ等を介して流入するコレクタと、該コレクタからエン
ジンの各気筒に向けて延びる複数のマニホールドと、エ
アクリーナとコレクタとの間に接続して設けられ、エン
ジンの吸入空気量を増減させるスロットル装置等とから
なり、エンジンの運転中には、外部からの吸入空気がエ
アクリーナ、スロットル装置、コレクタおよびマニホー
ルドを介してエンジンの各気筒に吸気される構成となっ
ている。
【0003】ここで、コレクタとマニホールドとはナイ
ロン樹脂等の樹脂材料からなり、エンジンの各気筒に向
けて分岐した比較的複雑な形状の中空構造体として形成
されている。また、コレクタとマニホールドとは、例え
ばナイロン11等の樹脂層からなる内壁部と、ナイロン
6にガラス繊維を混入させた強化樹脂等の樹脂層からな
る外壁部とを重合わせることによって構成されている。
【0004】このため、コレクタ、マニホールドを形成
するときには、まずブロー成形等の成形手段を用いてナ
イロン11等の溶融樹脂の内部に空気を吹込むことによ
り、予め用意した金型等の内部で溶融樹脂の内圧を上昇
させ、コレクタ、マニホールドの内壁部を金型の内壁面
に沿って形成する。次に、この金型から取外したコレク
タ、マニホールドの内壁部を型枠(中子)としてナイロ
ン6の強化樹脂等を射出成形することにより、コレク
タ、マニホールドの外壁部を内壁部に重合わせるように
一体形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、複雑な形状をもった中空構造体であるコレ
クタ、マニホールドを樹脂材料によって形成するため、
まずコレクタ、マニホールドの内壁部をブロー成形等に
よって形成した後に、この内壁部を中子として強化樹脂
等の外壁部を射出成形する。
【0006】しかし、ブロー成形等の手段を用いて樹脂
成形を行う場合には、溶融樹脂の内部に空気を吹込み、
溶融樹脂の内圧を上昇させ、金型に沿った樹脂層を形成
するため、その肉厚が不均一となり易い。このため、コ
レクタとマニホールドの内壁部をブロー成形等によって
形成するときには、これらの肉厚が部分的に薄くなって
強度が低下したり、逆に肉厚が厚くなって吸入空気の流
路が狭くなったりする虞れがあるため、コレクタ、マニ
ホールドの成形品の品質が不安定となり、耐久性、信頼
性を向上させるのが難しいという問題がある。
【0007】この結果、従来技術では、例えばスロット
ル装置等をコレクタに直接取付けて吸気装置をコンパク
トに構成しようとすると、コレクタ、マニホールドの内
壁部に外壁部を重合わせることにより、これらの強度を
高める必要が生じるため、内壁部と外壁部とを別々の工
程で成形しなければならず、コレクタ、マニホールドを
形成するのに手間がかかるという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、コレクタ、マニホールドを安
定した品質で容易に形成でき、スロットル装置をコレク
タにコンパクトに接続できると共に、耐久性、信頼性を
確実に向上できるようにした内燃機関用吸気装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明は、内燃機関の左,右両側に対向
して設けられた左,右の気筒間に位置して配置される内
燃機関用吸気装置において、上部側が開口すると共にス
ロットル取付部が設けられたコレクタ底ケースおよび該
コレクタ底ケースから内燃機関の左,右の気筒に向けて
それぞれ延びる複数のマニホールド下側分割体を樹脂材
料により一体形成した下部成形体と、コレクタ底ケース
の上部側に接合されてコレクタを形成するコレクタ上ケ
ースおよび各マニホールド下側分割体の上部側に接合さ
れて複数のマニホールドを形成するマニホールド上側分
割体とを樹脂材料により一体形成した上部成形体と、下
部成形体のスロットル取付部に取付けられ、スロットル
ボディ内にスロットル弁を開,閉可能に設けてなるスロ
ットル装置とから構成したことを特徴としている。
【0010】このように構成することにより、吸気装置
を製造するときには、まず下部成形体と上部成形体とを
例えば射出成形等の成形手段を用いて形成した後に、こ
れらを接合してコレクタ、マニホールドを形成すること
ができる。また、スロットル装置を下部成形体のスロッ
トル取付部に取付け、コレクタに接続することができ
る。従って、上記構成からなる吸気装置は、例えば水平
対向型の内燃機関等に設けられた左,右の気筒に対し、
コレクタから左,右に延びるマニホールドを接続するこ
とができる。
【0011】また、請求項2の発明では、下部成形体の
コレクタ底ケースにはスロットル取付部を外向きに突出
させて設け、該スロットル取付部にはコレクタ底ケース
との間に位置して補強用のリブを設けている。
【0012】これにより、スロットル取付部の強度を高
めることができ、スロットル装置をコレクタ底ケースに
安定して取付けることができる。
【0013】さらに、請求項3の発明では、下部成形体
には、コレクタ底ケースとマニホールド下側の上端側周
縁に位置して接合用のフランジを設け、上部成形体に
は、コレクタ上ケースとマニホールド上側分割体の下端
側周縁に位置して下部成形体のフランジと接合される接
合用のフランジを設ける構成としている。
【0014】これにより、吸気装置を組立てるときに
は、下部成形体のフランジと上部成形体のフランジとを
互いに接合でき、これによってコレクタ、マニホールド
を一体形成することができる。
【0015】また、請求項4の発明では、マニホールド
の先端側には、燃料噴射弁を取付ける噴射弁取付部を設
けている。
【0016】これにより、燃料噴射弁をマニホールドの
噴射弁取付部に取付けることができ、内燃機関の運転中
には、燃料噴射弁によってマニホールド内に燃料を噴射
させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図1ないし図5を参照しつつ自動車用エンジン等の
吸気装置を例に挙げて詳細に説明する。
【0018】1は本実施の形態による吸気装置11が適
用される自動車用エンジンのエンジン本体で、該エンジ
ン本体1には、吸気口2Aを有する例えば4個の気筒
2,2,…(2個のみ図示)がエンジン本体1の左,右
両側に2個ずつ配設され、該各気筒2内のピストン3は
コンロッド3A等を介してエンジンの出力軸4に連結さ
れている。これにより、エンジン本体1は、左,右の気
筒2が出力軸4を挟んで水平方向で対向するように配置
された水平対向型のエンジンを構成している。
【0019】11はエンジン本体1と共に車両のエンジ
ンルーム(図示せず)等に設置されるエンジンの吸気装
置を示し、該吸気装置11は、図2および図3に示す如
く、後述の下部成形体12、上部成形体19、スロット
ル装置25等からなり、コレクタ23、マニホールド2
4等を備えている。
【0020】12は吸気装置11の下部側を構成した下
部成形体で、該下部成形体12は、図3および図4に示
す如く、例えばナイロン6、ナイロン66、ポリフェニ
レンサルフィド(PPS)、またはこれらにガラス繊維
を混入させた強化樹脂等からなり、後述のコレクタ底ケ
ース13、マニホールド下側分割体14、接合用のフラ
ンジ18等を一体形成することによって構成されてい
る。
【0021】13は図1中に示す左,右の気筒2間に位
置してエンジン本体1上に配設されたコレクタ底ケース
で、該コレクタ底ケース13は、図3および図4に示す
如く、上側が開口した略箱形状に形成されている。ま
た、コレクタ底ケース13の側面部には、外側に向けて
斜め上向きに突出した筒状のスロットル取付部13Aが
一体形成され、その突出側には接続用のフランジ部13
Bが設けられている。
【0022】さらに、コレクタ底ケース13の側面部に
は、スロットル取付部13Aの下部側との間に位置して
例えば3個の平板状をなす補強用リブ13Cが一体形成
され、該各補強用リブ13Cは、コレクタ底ケース13
からスロットル取付部13Aの長さ方向に沿ってフラン
ジ部13Bへと延びると共に、左,右方向に間隔をもっ
て配設されている。
【0023】14,14,…はコレクタ底ケース13か
ら図1中に示す左,右の気筒2に向けて例えば2個ずつ
延設されたマニホールド下側分割体で、該各マニホール
ド下側分割体14は、図4に示す如く、基端側の部位か
ら先端側の一部に亘って横断面が上向きに開口した略円
弧状に形成され、先端側が略筒状に形成されている。
【0024】また、マニホールド下側分割体14の先端
側には、図1に示す如く、各取付ボルト15等を介して
エンジン本体1に取付けられるフランジ状の取付部16
と、該取付部16との間に位置して後述の燃料噴射弁2
9を取付けるための噴射弁取付部17とが一体形成され
ている。さらに、コレクタ底ケース13とマニホールド
下側分割体14には、これらの上端側周縁に位置して外
向きに突出した接合用のフランジ18が一体形成されて
いる。
【0025】19は下部成形体12と同様の樹脂材料に
よって形成された上部成形体で、該上部成形体19は、
図2に示す如く、下側が開口した略箱形状のコレクタ上
ケース20と、横断面が下向きに開口した略円弧状に形
成され、下部成形体12のマニホールド下側分割体14
に対応してコレクタ上ケース20から左,右に延びる4
個のマニホールド上側分割体21,21,…と、コレク
タ上ケース20およびマニホールド上側分割体21の下
端側周縁から外向きに突出した接合用のフランジ22等
を一体形成することによって構成されている。
【0026】ここで、下部成形体12と上部成形体19
とは、例えば振動溶着、高周波溶着または接着剤等の接
合手段を用いてフランジ18,22が接合されている。
これにより、コレクタ上ケース20はコレクタ底ケース
13上に接合され、これらはコレクタ23を構成してい
る。また、マニホールド上側分割体21はマニホールド
下側分割体14上に接合され、これらは4個のマニホー
ルド24,24,…を構成すると共に、該各マニホール
ド24の先端側は、図1中に示す各気筒2の吸気口2A
に接続されている。
【0027】25はエンジンの吸入空気量を増減させる
スロットル装置で、該スロットル装置25は、図3に示
す如く、筒状のスロットルボディ25Aと、該スロット
ルボディ25A内に開,閉可能に設けられ、車両のアク
セルペダル(図示せず)等の操作量に応じて開,閉され
るスロットル弁25Bとから構成されている。そして、
スロットルボディ25Aは、例えばアルミニウム、鉄等
の金属材料によって構成されており、一端側が各取付ね
じ26等によってコレクタ底ケース13のスロットル取
付部13A(フランジ部13B)に取付けられ、他端側
がダクト27等を介して吸気用のエアクリーナ28(図
1参照)に接続されている。
【0028】29,29,…は各マニホールド下側分割
体14の噴射弁取付部17に取付けられた4個の燃料噴
射弁(2個のみ図示)で、該各燃料噴射弁29は、図1
に示す如く、マニホールド24内に燃料をそれぞれ噴射
させるものである。
【0029】本実施の形態による自動車用エンジン等の
吸気装置11は上述の如き構成を有するもので、次にそ
の作動について説明する。
【0030】まず、エンジンの運転中には、スロットル
装置25のスロットル弁25Bが開,閉されることによ
り、エアクリーナ28からの吸入空気がダクト27、ス
ロットル装置25、コレクタ23および各マニホールド
24を介してエンジン本体1の各気筒2に吸気され、こ
のとき各燃料噴射弁29はマニホールド24内を流れる
吸入空気中に燃料を噴射させる。
【0031】また、吸気装置11を製造するときには、
図5に示す如く、まず下部成形体12と上部成形体19
とを射出成形等の成形手段を用いて形成した後に、例え
ば振動溶着、高周波溶着または接着剤等の接合手段を用
いてこれらのフランジ18,22を互いに接合し、図4
に示すように下部成形体12と上部成形体19とを一体
的に固着する。または、DSI(Die Slide
Injection)成形法と呼ばれる樹脂成形工法を
用いて、下部成形体12と上部成形体19とをそれぞれ
成形した後に、これらを一体的に接合するように接合フ
ランジ部に樹脂成形を施し、下部成形体12と上部成形
体19とを固着する。そして、スロットル装置25を下
部成形体12のスロットル取付部13Aに取付ける。
【0032】この場合、DSI用の成形装置(図示せ
ず)は、相対的にスライド可能に設けられた一対の金型
を有し、これらの金型間で下部成形体12と上部成形体
19とを同時に射出成形する成形工程と、この成形工程
後に各金型を相対的にスライドさせて下部成形体12と
上部成形体19とを接合させる接合工程とを一連の成形
動作として行うように構成されている。
【0033】また、吸気装置11をエンジンルーム内に
設置するときには、下部成形体12の取付部16をエン
ジンルーム内でエンジン本体1上に取付け、これによっ
て各マニホールド24をエンジン本体1の気筒2にそれ
ぞれ接続する。そして、エンジンルーム内に予め取付け
たエアクリーナ28とスロットル装置25とをダクト2
7を用いて接続し、燃料噴射弁29を各マニホールド2
4の噴射弁取付部17にそれぞれ取付ける。
【0034】かくして、本実施の形態では、吸気装置1
1を、射出成形等の成形手段を用いて樹脂材料により形
成した下部成形体12および上部成形体19と、下部成
形体12のスロットル取付部13Aに取付けられるスロ
ットル装置25とから構成したので、コレクタ23、マ
ニホールド24が複雑な形状を有する場合でも、従来技
術のようにブロー成形等の手段を用いて下部成形体1
2、上部成形体19を形成する必要がなくなり、下部成
形体12と上部成形体19とを射出成形によってコレク
タ23、マニホールド24の肉厚が均一となるように高
精度に形成できると共に、これらの品質を安定させるこ
とができる。
【0035】また、単一の成形体からなる下部成形体1
2のコレクタ底ケース13にスロットル取付部13Aを
設けたから、金属材料からなる重量のスロットル装置2
5を下部成形体12に取付けることができ、その取付構
造の剛性を確実に高めることができる。即ち、下部成形
体12は左,右の取付部16を支持位置としてエンジン
本体1に取付けられているから、スロットル装置25を
単一の成形体である下部成形体12の中央位置にあるス
ロットル取付部13Aに設けることにより、該スロット
ル装置25を確実に支持することができる。このため、
スロットル装置25の重量が大きくても、下部成形体1
2と上部成形体19の接合状態を長期に亘り、安定的に
保持することができる。
【0036】これにより、従来技術のようにスロットル
装置をコレクタに接続する接続用のダクト等を用いるこ
となく、コレクタ23に対してスロットル装置25を直
接的に接続することができる。このため、実施の形態で
は、吸気装置11を小型化できると共に、その耐久性、
信頼性を向上させることができる。
【0037】また、コレクタ23、マニホールド24の
肉厚を成形時の誤差に対する余裕代分だけ厚肉に形成す
る必要がなくなり、下部成形体12と上部成形体19と
を従来技術よりも薄肉に形成できるから、その軽量化、
コストダウンを図ることができる。
【0038】さらに、下部成形体12と上部成形体19
とを射出成形によって高精度に形成できるから、コレク
タ底ケース13(スロットル取付部13A)に設けたフ
ランジ部13Bの端面を滑らかに形成でき、このフラン
ジ部13Bとスロットル装置25との接続部をシールす
るためのシール構造を簡略化することができる。
【0039】また、下部成形体12と上部成形体19と
を射出成形等の成形手段を用いて形成した後に、振動溶
着等の接合方法を用いることにより、従来工法やロスト
コア工法等による中子が必要な製造工程を用いる必要が
なくなる。
【0040】さらに、DSI成形法を用いて下部成形体
12と上部成形体19とを形成することにより、下部成
形体12、上部成形体19の成形工程と、これらの接合
工程とをDSI用の成形装置等により一連の成形動作と
して円滑に行うことができ、吸気装置11の製造効率を
大幅に向上させることができる。
【0041】一方、コレクタ底ケース13には、スロッ
トル取付部13Aとの間に位置して各補強用リブ13C
を設けたから、コレクタ底ケース13に突設したスロッ
トル取付部13Aの強度を補強用リブ13Cによって確
実に高めることができ、スロットル装置25をコレクタ
底ケース13に安定して取付けることができる。
【0042】また、マニホールド下側分割体14、マニ
ホールド上側分割体21をコレクタ底ケース13、コレ
クタ上ケース20から左,右両側に延設したので、コレ
クタ23から左,右に延びるマニホールド24をエンジ
ン本体1の左,右両側に設けられた気筒2にそれぞれ接
続でき、吸気装置11を水平対向型のエンジン本体1上
にコンパクトに取付けることができる。
【0043】さらに、下部成形体12、上部成形体19
に接合用のフランジ18,22を設けたから、下部成形
体12と上部成形体19とを形成した後には、これらの
フランジ18,22を互いに接合するだけで、コレクタ
23、マニホールド24を容易に一体形成でき、吸気装
置11を効率よく製造することができる。
【0044】また、下部成形体12のマニホールド下側
分割体14に噴射弁取付部17を設けたから、燃料噴射
弁29をマニホールド24に容易に取付けることがで
き、その取付構造を簡略化することができる。
【0045】なお、実施の形態では、下部成形体12を
図中の下側に配置し、上部成形体19を上側に配置する
ことによって吸気装置11を構成するものとしたが、吸
気装置11は、エンジン本体1との関係で、上,下方向
または左,右方向に対して任意の位置関係となるように
配設してもよいもので、吸気装置11の配置が限定され
るものではない。
【0046】また、実施の形態では、スロットル装置2
5のスロットル弁25Bがアクセルペダルの操作量に応
じて開,閉されるものとして述べたが、本発明はこれに
限らず、コントロールユニット等からの駆動信号により
スロットル弁を電気的に開,閉させる電動式のスロット
ル装置をスロットル装置25に代えて用いる構成として
もよい。
【0047】さらに、実施の形態では、吸気装置11を
水平対向型の4気筒エンジンに用いる場合を例に挙げて
述べたが、本発明はこれに限らず、2気筒、3気筒また
は5気筒以上のエンジンに適用してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、吸気装置を下部成形体、上部成形体およびスロッ
トル装置から構成したので、コレクタ、マニホールドが
複雑な形状を有する場合でも、例えば射出成形等の成形
手段を用いて下部成形体と上部成形体とをコレクタ、マ
ニホールドの肉厚が均一となるように高精度に形成で
き、これらの品質を安定させることができる。また、下
部成形体のコレクタ底ケースにスロットル取付部を設け
たから、下部成形体を内燃機関側に取付ける構成とする
ことにより、スロットル装置の取付構造に高い剛性を与
えることができ、スロットル装置を下部成形体により安
定して支持することができる。この結果、スロットル装
置の重量が大きくても、下部成形体と上部成形体の接合
状態を安定的に保持することができる。
【0049】これにより、コレクタに対しスロットル装
置を一体的に接続することができ、吸気装置を小型化で
きると共に、その耐久性、信頼性を確実に向上させるこ
とができる。また、下部成形体と上部成形体とを従来技
術よりも薄肉に形成でき、その軽量化およびコストダウ
ンを図ることができる。さらに、コレクタから左,右に
延びるマニホールドを内燃機関に設けられた左,右の気
筒にそれぞれ接続できるから、例えば水平対向型の内燃
機関に対して吸気装置を容易に取付けることができる。
【0050】また、請求項2の発明によれば、コレクタ
底ケースにはスロットル取付部との間に位置して補強用
のリブを設ける構成としたから、コレクタ底ケースに突
設したスロットル取付部の強度を補強用のリブによって
確実に高めることができ、スロットル装置をコレクタ底
ケースに安定して取付けることができる。
【0051】さらに、請求項3の発明によれば、下部成
形体と上部成形体には接合用のフランジをそれぞれ設け
る構成としたから、吸気装置を組立てるときには、これ
らのフランジを互いに接合するだけで、コレクタ、マニ
ホールドを容易に一体形成でき、吸気装置を効率よく製
造することができる。
【0052】また、請求項4の発明によれば、噴射弁取
付部をマニホールドに設ける構成としたから、燃料噴射
弁をマニホールドの噴射弁取付部に容易に取付けること
ができ、その取付構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエンジンの吸気装置
を水平対向型のエンジンに取付けた状態を示す正面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態によるエンジンの吸気装置
を示す平面図である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向からみた吸気装置
の拡大断面図である。
【図4】スロットル装置を取付ける前の状態を示す下部
成形体と上部成形体の正面図である。
【図5】下部成形体と上部成形体とを分解した状態で示
す正面図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体(内燃機関) 2 気筒 11 吸気装置 12 下部成形体 13 コレクタ底ケース 13A スロットル取付部 13C 補強用リブ 14 マニホールド下側分割体 17 噴射弁取付部 18,22 フランジ 19 上部成形体 20 コレクタ上ケース 21 マニホールド上側分割体 23 コレクタ 24 マニホールド 25 スロットル装置 25A スロットルボディ 25B スロットル弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 宗弘 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の左,右両側に対向して設けら
    れた左,右の気筒間に位置して配置される内燃機関用吸
    気装置において、 上部側が開口すると共にスロットル取付部が設けられた
    コレクタ底ケースおよび該コレクタ底ケースから内燃機
    関の左,右の気筒に向けてそれぞれ延びる複数のマニホ
    ールド下側分割体を樹脂材料により一体形成した下部成
    形体と、 前記コレクタ底ケースの上部側に接合されてコレクタを
    形成するコレクタ上ケースおよび前記各マニホールド下
    側分割体の上部側に接合されて複数のマニホールドを形
    成するマニホールド上側分割体とを樹脂材料により一体
    形成した上部成形体と、 前記下部成形体のスロットル取付部に取付けられ、スロ
    ットルボディ内にスロットル弁を開,閉可能に設けてな
    るスロットル装置とから構成したことを特徴とする内燃
    機関用吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記下部成形体のコレクタ底ケースには
    前記スロットル取付部を外向きに突出させて設け、該ス
    ロットル取付部にはコレクタ底ケースとの間に位置して
    補強用のリブを設けてなる請求項1に記載の内燃機関用
    吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記下部成形体には、前記コレクタ底ケ
    ースとマニホールド下側の上端側周縁に位置して接合用
    のフランジを設け、前記上部成形体には、前記コレクタ
    上ケースとマニホールド上側分割体の下端側周縁に位置
    して前記下部成形体のフランジと接合される接合用のフ
    ランジを設ける構成としてなる請求項1または2に記載
    の内燃機関用吸気装置。
  4. 【請求項4】 前記マニホールドの先端側には、燃料噴
    射弁を取付ける噴射弁取付部を設けてなる請求項1,2
    または3に記載の内燃機関用吸気装置。
JP32530397A 1997-11-11 1997-11-11 内燃機関用吸気装置 Pending JPH11141424A (ja)

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