JPH0640742Y2 - スレート建造物用補修構造 - Google Patents

スレート建造物用補修構造

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JPH0640742Y2
JPH0640742Y2 JP1987123059U JP12305987U JPH0640742Y2 JP H0640742 Y2 JPH0640742 Y2 JP H0640742Y2 JP 1987123059 U JP1987123059 U JP 1987123059U JP 12305987 U JP12305987 U JP 12305987U JP H0640742 Y2 JPH0640742 Y2 JP H0640742Y2
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JP
Japan
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slate
corrugated
corrugated plate
plate
repair
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JP1987123059U
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JPS6427324U (ja
Inventor
冨士男 矢部
Original Assignee
矢部 富士男
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スレート建造物に使用される補修構造に関
する。
〔従来技術〕
従来における、スレート建造物の補修構造は、鉄骨に固
定された既存のスレート波板に補修用スレート波板を隙
間なく重ね、補修用スレート波板を鉄骨にボルト止めし
ていた(特開昭62-41855)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる従来の補修構造にあっては、既存
のスレート波板を鉄骨に止めているフックボルトの突出
部が補修用スレート波板の内側面に接触して損傷させや
すく、この結果、補修用スレート波板の内側面がさびや
すいという不都合を有した。
(考案の構成) 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は前記不都合を解消するためになされたもので
あり、その構成は、鉄骨の外側面にスレート波板を設置
し、このスレート波板にフックボルトを貫通させ、その
内端部を前記鉄骨に掛け止めするとともにその外端部を
前記スレート波板から突出させ、この突出部にナットを
螺合させ、前記スレート波板を前記鉄骨に固定すること
によって屋根又は壁部を形成した建造物構造において、 前記スレート波板の外側面に、波形のピッチが前記スレ
ート波板の波形と略等しく且つその肉厚が前記フックボ
ルトの突出部よりも厚い発泡ポリスチロール製波板を隙
間無く重ねるととに前記発泡ポリスチロール製波板の外
側面に波形のピッチが前記スレート波板の波形と略等し
い補修用波板を隙間無く押圧することによって前記フッ
クボルトの突出部を前記発泡ポリスチロール製波板に埋
設し、且つ、重なった前記補修用波板と前記発泡ポリス
チロール製波板と前記スレート板とに前記補修用波板側
から固定ボルトを貫通させ、前記鉄骨に螺着したことを
特徴とするスレート建造物用補修構造である。
〔考案の作用〕
この考案に係るスレート建造物用補修構造は、上記のよ
うに構成されているため、 既存のスレート波板におけるフックボルトの突出部が発
泡ポリスチロール製波板に埋設される結果、この突出部
が補修用波板の内側面に接触して損傷させることはな
い。
〔実施例の説明〕
この考案の実施例を第1図〜第4図に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図において、1は建造物の鉄骨、2はフッ
クボルト21によって鉄骨1に固定されたスレート波板で
ある。このスレート波板2は建造物の屋根又は壁部を構
成する。3は発泡ポリスチロール製波板であり、前記ス
レート波板2の外側面に隙間無く重ねられている。この
発泡ポリスチロール製波板3は建造物の内外における気
温の伝達を遮断する、4は補修用波板であり、前記発泡
ポリスチロール製波板3の外側面に隙間無く重ねられて
いる。この補修用波板4は前記発泡ポリスチロール製波
板3の風雨等による損傷を防止する。41,41,…は固定ボ
ルトであり、補修用波板4、発泡ポリスチロール製波板
3およびスレート波板2を貫通し前記鉄骨1に螺着して
いる。このため、補修用波板4及び発泡ポリスチロール
製波板3は前記スレート波板2の外側面に固定される。
この実施例では、平面状のスレート波板2に関する補修
構造を述べたが、第3図に仮想腺で示すような湾曲した
スレート波板に対しても同様に適用することができる。
又、スレート波板2の波形状が第4図のような場合に
は、発泡ポリスチロール製波板3及び補修用波板4の波
形状を同様な形状にすればよい。
〔考案の効果〕
この考案に係るスレート建造物用補修構造は、鉄骨の外
側面にスレート波板を設置し、このスレート波板にフッ
クボルトを貫通させ、その内端部を前記鉄骨に掛け止め
するとともにその外端部を前記スレート波板から突出さ
せ、この突出部にナットを螺合させ、前記スレート波板
を前記鉄骨に固定することによって屋根又は壁部を形成
した建造物構造において、 前記スレート波板の外側面に、波形のピッチが前記スレ
ート波板の波形と略等しく且つその肉厚が前記フックボ
ルトの突出部よりも厚い発泡ポリスチロール製波板を隙
間無く重ねるとともに前記発泡ポリスチロール製波板の
外側面に波形のピッチが前記スレート波板の波形と略等
しい補修用波板を隙間無く押圧することによって前記フ
ックボルトの突出部を前記発泡ポリスチロール製波板に
埋設し、且つ、重なった前記補修用波板と前記発泡ポリ
スチロール製波板と前記スレート板とに前記補修用波板
側から固定ボルトを貫通させ、前記鉄骨に螺着したた
め、 既存のスレート波板におけるフックボルトの突出部が発
泡ポリスチロール製波板に埋設される結果、この突出部
が内側面補修用波板の内側面に接触して損傷させること
はない。
よって、この考案に係る補修構造を使用すれば、既存の
フックボルトの突出部が補修用波板の内側面を損傷する
ことはないため、補修用波板(鋼板)はさびにくく、そ
の耐久性を向上させることができる。
このため、この考案に係る補修構造を使用すれば、既存
のフックボルトをすべて撤去する必要がないため、従来
と異なり、撤去したボルトが工場内に落下するおそれも
無くなる結果、作業にあたって工場の操業を停止する必
要性はなくなり、よって、従来に比し工場の操業性は向
上する。また、この考案の補修構造を使用すれば、既存
のフックボルトをすべて撤去する必要がないため、従来
に比し、補修作業の効率が向上する。更に、発泡ポリス
チロール製波板を介在させたため、当該構造物の断熱効
果が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るスレート建造物用補修構造の実施
例を示すものであり、 第1図は斜視図、 第2図は第1図におけるII-II線拡大断面図、 第3図は第1図におけるIII-III線拡大断面図、 第4図は第2図に相当する他の実施例の図、 1……鉄骨 2……スレート波板 21……フックボルト 211……突出部 3……発泡ポリスチロール製波板 4……補修用波板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨の外側面にスレート波板を設置し、こ
    のスレート波板にフックボルトを貫通させ、その内端部
    を前記鉄骨に掛け止めするとともにその外端部を前記ス
    レート波板から突出させ、この突出部にナットを螺合さ
    せ、前記スレート波板を前記鉄骨に固定することによっ
    て屋根又は壁部を形成した建造物構造において、 前記スレート波板の外側面に、波形のピッチが前記スレ
    ート波板の波形と略等しく且つその肉厚が前記フックボ
    ルトの突出部よりも厚い発泡ポリスチロール製波板を隙
    間無く重ねるとともに前記発泡ポリスチロール製波板の
    外側面に波形のピッチが前記スレート波板の波形と略等
    しい補修用波板を隙間無く押圧することによって前記フ
    ックボルトの突出部を前記発泡ポリスチロール製波板に
    埋設し、且つ、重なった前記補修用波板と前記発泡ポリ
    スチロール製波板と前記スレート板とに前記補修用波板
    側から固定ボルトを貫通させ、前記鉄骨に螺着したこと
    を特徴とするスレート建造物用補修構造。
JP1987123059U 1987-08-10 1987-08-10 スレート建造物用補修構造 Expired - Lifetime JPH0640742Y2 (ja)

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JPS6427324U JPS6427324U (ja) 1989-02-16
JPH0640742Y2 true JPH0640742Y2 (ja) 1994-10-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2546578Y2 (ja) * 1990-10-18 1997-09-03 株式会社淀川製鋼所 折版屋根
JPH0740571Y2 (ja) * 1990-10-18 1995-09-20 株式会社淀川製鋼所 二重折版屋根

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522609Y2 (ja) * 1971-07-29 1977-01-20
JPS6241855A (ja) * 1985-08-19 1987-02-23 株式会社 富士総業 スレ−ト葺屋根の補修構造

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JPS6427324U (ja) 1989-02-16

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