JP2546578Y2 - 折版屋根 - Google Patents

折版屋根

Info

Publication number
JP2546578Y2
JP2546578Y2 JP1990109417U JP10941790U JP2546578Y2 JP 2546578 Y2 JP2546578 Y2 JP 2546578Y2 JP 1990109417 U JP1990109417 U JP 1990109417U JP 10941790 U JP10941790 U JP 10941790U JP 2546578 Y2 JP2546578 Y2 JP 2546578Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
folded roof
insulating board
folded
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990109417U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0466228U (ja
Inventor
隆 武内
Original Assignee
株式会社淀川製鋼所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社淀川製鋼所 filed Critical 株式会社淀川製鋼所
Priority to JP1990109417U priority Critical patent/JP2546578Y2/ja
Publication of JPH0466228U publication Critical patent/JPH0466228U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546578Y2 publication Critical patent/JP2546578Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は断熱構造の折版屋根に係り、特に断熱材の張
設作業性、断熱効果の向上を主眼とするものである。
〔従来の技術〕
この種の折版屋根として、例えば、実開平1−131726
号公報に示されるように折版屋根板の裏面にシート状の
断熱材を張設したものがある。そのシート状の断熱材
は、折版屋根板の素材を所望の断面形状に成形した後、
その山部および谷部の裏面の凹凸形状に沿わせて手作業
で曲げながら貼りつけられる。その加工順とは反対に、
折版屋根板の素材が平板状態にあるときこの裏面に断熱
材を貼りつけ、しかるのち折版屋根板素材を断熱材とと
もに、所望の断面形状に成形する場合は、この成形時に
断熱材が障害となり、特に断面形状の角部分を正確に出
しにくいからである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、シート状の断熱材を折版屋根の山部および
谷部の裏面にその凹凸形状に沿わせて手作業で曲げなが
ら貼って行く作業は多くの手間と時間がかかる。また、
シート状の断熱材では厚みに限界があって、断熱効果、
吸音効果を十分に期することができなかった。
本考案は、折版屋根板の裏面への断熱材の張設作業性
の向上を図ることを目的とする。
また本考案は、折版屋根の断熱効果、吸音効果を高め
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の折版屋根は、第1図に例示するように、折版
屋根板2の裏面の凹凸形状に合致する凹凸表面3aをもつ
形の断熱ボード3を予め成形加工し、この固形状の成形
品たる断熱ボード3の凹凸表面3a側を折版屋根板2の裏
面に張設したものである。
屋内に露出状態とされる上記断熱ボード3の裏面側に
は多数の吸音用の孔4を設けることができる。
〔作用〕
断熱ボード3は、折版屋根板2の裏面の凹凸形状に合
致する凹凸表面3aをもつ所定の形を有する固形状の成形
品からなるので、シート状の断熱材を折版屋根板2の凹
凸部に沿わせて手作業で順次曲げて行くといった、従来
の張設作業のごときその曲げ作業は一切不要となり、折
版屋根板2の裏面に順次並べて張設して行くだけで、そ
の作業が簡単に行える。
また、そのような所定の断面形状をもつ成形品たる断
熱ボード3は厚みを大にすることができ、シート状の断
熱材に比し、断熱効果を高めることができる。
断熱ボード3の裏面側に多数の吸音用の孔4を設ける
ことにより、吸音効果をも高めることができる。
折版屋根板2を葺くに際しては、下地材1上に屋根板
受フレーム5を固着し、該フレーム5に吊り子6をボル
ト7まわりに回動自在に備えつけてある。そこで、隣接
する折版屋根板2・2の端2a・2aどうしを、前記吊り子
6の上端のフック部6aを巻き込むようにハゼ締める。そ
の際に、断熱ボード3の幅方向両端面には、凹溝9を長
手方向の全長にわたって形成してあるので、該凹溝9に
前記ボルト7の頭または軸部が嵌合して、隣接する断熱
ボード3・3の幅方向両端面どうしが隙間なく突き合わ
せ接合される。
〔実施例〕
本考案に係る折版屋根の一実施例を第1図ないし第3
図に基づき説明する。
第1図および第2図において、1は梁、母屋等の下地
材、2は鋼板等からなる折版屋根板、3は折版屋根2の
裏面側に張設した断熱ボードである。
断熱ボード3は、発泡ウレタン、発泡ポリエチレン、
発泡スチレン、発泡スチロール等の発泡プラスチックを
成形材料として、折版屋根板2の山部および谷部の裏面
の凹凸形状に合致する凹凸表面3aをもつ所定形状に成形
加工された固形状の成形品である。
一つの断熱ボード3の断面形状としては、例えば、第
1図に示すように、一つの山部の中心から隣の山部の中
心までの幅をもつ一枚の折版屋根板2の断面形状に合わ
せた山形断面形状に成形し、その裏面には吸音用の多数
の孔4を設ける。その孔4としては盲状または貫通状に
設けたり、溝を1本、もしくは格子状に折版屋根板2の
長手方向に設ける。その孔4を溝にする場合は溝断面形
状としてはV形、角形、またはその他の形状にすること
ができる。
このように所定形状に成形された断熱ボード3はその
凹凸表面3aを折版屋根板2の裏面に合わせて全面または
所定間隔毎に接着材で貼りつけるが、この貼りつけ時に
はシート状の断熱材を折版屋根板2の凹凸部に沿わせて
曲げるといった煩雑な手作業が要さないため、簡単な作
業で行える。なお、折版屋根板2の裏面に断熱ボード3
を張設するに際し、接着材を用いることなく、後述する
吊り子6のみで取付けることもできる。
断熱ボード3は上記発泡プラスチックのほかに、グラ
スウールにバインダーを添加して上記断面形状に成形す
ることもできる。こうしたグラスウールからなる断熱ボ
ード3も現場施工で手作業で曲げなくてすむため、ガラ
ス繊維による痒みや傷みを感じることなく貼りつけるこ
とができる。
このように断熱ボード3が貼りつけられた折版屋根板
2は次のようにして葺かれる。まず、下地材1の上に屋
根板受フレーム5を固着し、該フレーム5の山部には吊
り子6を屋根勾配の変化に対応するようボルト7まわり
に回動自在に備えつけている。折版屋根板2はその屋根
板受フレーム5の上になるよう取付けるが、このさい隣
接する折版屋根板2・2の端2a・2aどうしが前記吊り子
6の上端のフック部6aを巻き込むようにハゼ締めされ
る。断熱ボード3は下地材1の上に載せられる。
断熱ボード3の幅方向両端面には凹溝9をその長手方
向全長にわたって形成しておき、その凹溝9に吊り子の
ボルト7の頭、または軸部が嵌合するようにすれば、隣
接する断熱ボード3・3の幅方向両端面どうしを隙間な
く突き合わせることができる。
第3図に示すように、断熱ボード3は相隣る下地材1
・1間で垂れ下がることのないように、上記吊り子6と
は別の吊り子10を用意し、この吊り子10のT形下端部10
aを隣接する断熱ボード3・3の凹溝9・9に引っ掛
け、その上端のフック部10bは上記吊り子6と同様に折
版屋根板2の端2a・2a間に巻き込めばよい。
〔別実施例〕
上記実施例では、断熱ボード3の表面3aのみならず、
その裏面側もそれと同じに凹凸形状に形成して全体を一
定厚に成形してあるが、これに代えて第4図に示すよう
にその裏面側はこれ全体をフラットに形成することもで
きる。
また、断熱ボード3の断面形状としては、一枚の折版
屋根板2が山部を2以上に連続する断面形状をもつもの
である場合には、断熱ボード3もその断面形状に合わせ
て山部を2以上に連続する断面形状に形成すればよい。
〔考案の効果〕
本考案の折版屋根によれば、折版屋根板2の裏面側に
張設される断熱ボード3は、折版屋根板2の裏面の凹凸
形状に合致する凹凸表面3aをもつ形に成形された固形状
の成形品からなるので、シート状の断熱材を折版屋根板
2の裏面の凹凸部に沿って手作業で曲げて行く張設作業
に比して、簡単に能率よく張設することができる。
しかも、そのような成形品からなる断熱ボード3は厚
みの大きいものを得ることができるため、断熱効果を上
げることができる。
断熱ボード3の裏面側に多数の孔4を設けることによ
り、吸音効果を高めることができる。
断熱ボード3はこれを下地材1の上に直接載せること
により、屋根に加えられる正圧荷重を折版屋根板2だけ
でなく、その断熱ボード3でも受けることができ、許容
耐力をアップする効果を期することができる。
更に、本考案の断熱ボード3は、その幅方向両端面に
凹溝9を長手方向にわたって形成してある。従って、下
地材1上の任意の位置に屋根板受フレーム5を固着し、
該フレーム5に吊り子6をボルト7まわりに回動自在に
備えつけておき、隣接する折版屋根板2・2の端2a・2a
どうしが該吊り子6のフック部6aを巻き込むようにハゼ
締めしたとき、前記凹溝9に前記ボルト7の頭または軸
部が嵌合し、これで隣接する断熱ボード3・3の幅方向
両端面どうしが隙間なく突き合わせ接合されることにな
り、この点でも断熱および吸音性に優れたものが得られ
る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る折版屋根の一実施例
を示しており、 第1図は折版屋根の納まり状態の断面図、 第2図は断熱ボードおよび折版屋根板の取付け前の状態
を示す斜視図、 第3図は下地材間における断熱ボードの吊り下げ状態を
示す断面図である。 第4図は本考案の別実施例を示す折版屋根の納まり状態
の断面図である。 1……下地材、2……折版屋根板、3……断熱ボード、
4……孔。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−103153(JP,A) 実公 昭35−546(JP,Y1) 実公 昭55−27772(JP,Y2) 実願 昭62−123059号(実開 昭64− 27324号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地材(1)上に折版屋根板(2)がこれ
    の裏面側に断熱ボード(3)を張設して葺かれる折版屋
    根において、 断熱ボード(3)が、折版屋根板(2)の裏面の凹凸形
    状に合致する凹凸表面(3a)をもつ形状に発泡プラスチ
    ック材料で予め成形加工されており、 屋内に露出状態とされる上記断熱ボード(3)の裏面側
    には、多数の吸音用の孔(4)を設けてあり、 下地材(1)上に屋根板受フレーム(5)を固着し、該
    フレーム(5)に吊り子(6)をボルト(7)まわりに
    回動自在に備えつけてあり、 隣接する折版屋根板(2・2)の端(2a・2a)どうし
    が、前記吊り子(6)の上端のフック部(6a)を巻き込
    むようにハゼ締めされており、 断熱ボード(3)の幅方向両端面には、凹溝(9)を長
    手方向の全長にわたって形成してあり、 該凹溝(9)に前記ボルト(7)の頭または軸部が嵌合
    して、隣接する断熱ボード(3・3)の幅方向両端面ど
    うしが隙間なく突き合わせ接合されていることを特徴と
    する折版屋根。
JP1990109417U 1990-10-18 1990-10-18 折版屋根 Expired - Lifetime JP2546578Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990109417U JP2546578Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 折版屋根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990109417U JP2546578Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 折版屋根

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0466228U JPH0466228U (ja) 1992-06-10
JP2546578Y2 true JP2546578Y2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=31856618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990109417U Expired - Lifetime JP2546578Y2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 折版屋根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546578Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527772U (ja) * 1978-08-12 1980-02-22
JPH0640742Y2 (ja) * 1987-08-10 1994-10-26 矢部 富士男 スレート建造物用補修構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0466228U (ja) 1992-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2546578Y2 (ja) 折版屋根
JPH083244B2 (ja) 縦葺き屋根構造
JPH0740571Y2 (ja) 二重折版屋根
US5798163A (en) Temporary tarp-like barrier assembly, kit and method therefor
JP3019595U (ja) 断熱積層板
JP2001073530A (ja) タイル貼付用基板
JPH0640742Y2 (ja) スレート建造物用補修構造
JPH036733Y2 (ja)
JPS5916437Y2 (ja) 建築用パネル
JPS6222577Y2 (ja)
JPS609623B2 (ja) 外囲体
JPH036731Y2 (ja)
JP3242078B2 (ja) 縦葺き屋根構造
JP2813963B2 (ja) 建築用下地パネル材
JPH055916U (ja) 断熱材
JPH0240649Y2 (ja)
JP3887974B2 (ja) 折板屋根の支持構造、支持部材及び支持方法
JPH0514321U (ja) 防湿断熱構造
JP2586490Y2 (ja) カーテンウォール等における横材受支構造
JPS6278340A (ja) 外装施工法
JP3237030B2 (ja) 仕上げ材の外壁取付構造
JPS60432Y2 (ja) 建造物における化粧パネル固定装置
JPS5914576Y2 (ja) 建築用屋根材ハゼ付コイル
JPH074642U (ja) 定尺折板
JPH0536005Y2 (ja)