JP2813963B2 - 建築用下地パネル材 - Google Patents

建築用下地パネル材

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英明 久次米
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株式会社ジャストワン
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築用下地パネル材に関
するものであり、特に断熱性と防風性を有し、かつ透湿
性を備えた建築用下地パネル材に関するものである。本
発明の建築用下地パネル材は、例えば外壁の内側の下
地、床の下地等に使用すれば特に有効である。
【0002】
【従来の技術】従来より建物に断熱性をもたせるため
に、外壁の内側にグラス・ウールを配置することが行な
われているが、その要領は外壁の内側にグラス・ウール
を手にとって軸柱の間等に現場合わせの状態で所定の大
きさにして配置するのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
手段によっては、手作業により現場合わせの状態で作業
するので、作業能率が悪い上に、外壁の取付け工事が完
了してからでないと作業ができないので、建物の工期短
縮の妨げとなり、またグラス・ウールの内側にグラス・
ウール固定用部材等を配置すると外壁との間に湿気が増
え、結露しかびが生えたり、外壁を腐朽させたりなど
し、さらにグラス・ウールを取り扱う際、腕や首筋等に
グラス・ウールの繊維が突き刺さり、作業者に苦痛を与
える等の問題点があった。本発明はこのような事情を背
景としてなされたものであり、本発明の目的は断熱性を
有すると共に湿気が溜らず、かつ建物への取付けが容易
な建築用下地パネル材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような目的
を達成するためになされたものであり、本発明は下記の
ように構成される。すなわち、複数の胴縁材を略同方向
のみに間隔を隔てて配置すると共に隣接する各胴縁材の
間には発泡プラスチックの板材を配置し、かつ胴縁材と
発泡プラスチックの板材は側面同士を接着して一体と
し、さらに各発泡プラスチックの板材の片面側には少な
くとも風を防ぐことが可能でかつ湿気を透過させ得る
風透湿シートを配置してなる建築用下地パネル材であ
。ここに、「胴縁材」とは建築用下地パネル材自体を
仕上げ材やその他の部材に取り付けたり、建築用下地パ
ネル材自体に仕上げ材やその他の部材を取り付けるため
の部材を意味するものである。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1に示すように、建築用下地パネル材50
は複数個(本実施例では3個)の胴縁材52を同方向に
のみ間隔を隔てて並べ、隣接する各胴縁材52間に硬質
発泡ポリウレタンの板材54を配置すると共に硬質発泡
ポリウレタンの片面側に、湿気を透過させ得る防風透湿
シート56を配置し、かつ各胴縁材52の一面側と、各
板材54の他面側とが、略同一平面上に位置する状態
で、接着剤により一体とされている。なお、胴縁材52
は板材54の厚さより厚くされている。ここでは、例え
ば発泡プラスチックの板材として硬質発泡ポリウレタン
製のものを使用し、防風透湿シートとしてはデュポン社
製のタイベッグ・シートを使用し、胴縁材として釘打ち
可能な木の角材が使用されている。なお、同図において
防風透湿シート56は作図上、厚さを誇張して図示して
いる。はその使用法の一例を示す。建築用下地パネ
ル材50の取付けは、外壁18の取付工事完了後、各胴
縁材52を、それぞれ 軸柱20、外壁18の胴縁材2
2、24に釘止めすることにより行なう。釘の頭は各材
の表面まで打ち込まれるが、ここでは作図上釘の頭が若
干飛び出した状態で図示している(以下、他の図におい
ても同様に示す)。建築用下地パネル材50に対し、壁
材等の内装材を取付けるには、胴縁材52に釘止めすれ
ばよいので、内装材の取付けが簡単容易である。なお、
外壁18の取付けは、ここでは図2に示すように外壁1
8の胴縁材26、24を、それぞれ軸柱20、30の内
側に直接あるいは部材28を介して釘止めすることによ
り、行なわれている。胴縁材52の表裏両面には発泡プ
ラスチックの板材等何も配置していないので、胴縁材5
2と他の部材とを直接釘止でき、従って、取付けが強固
になるという利点がある。
【0006】図は上記実施例の建築用下地パネル材5
0を床材の下地として使用した例を示す。床桁60上に
建築用下地パネル材50を釘止めし、その上に床材62
を取付けたものである。このように、簡単な作業で床材
の取付けができ、しかも資材が少なくてすむという利点
がある。従来は床桁間に板を掛け渡し、その上にグラス
・ウール等の所定大きさの断熱材をおき、さらに断熱材
に床材の荷重が直接掛からないようにするために断熱材
の周辺に胴縁材等の部材を配置し、この部材に床材を取
付けていたので、作業能率が低く、かつ板等の資材も余
分に必要としコスト軽減の妨げとなっていたが、本実施
例では上述のように作業能率の向上とコスト節減を図る
ことができる。
【0007】図1に示す本発明の実施例の変形例とし
て、図4(イ)、(ロ)に示すように、防風透湿シート
56を板材54の両面側に配置したものや、防風透湿シ
ート56を配置する面を板材54の両面のうちいずれか
一面側に交互に変えたもの等が考えられる。これら変形
例も本発明の技術的範囲に属するものである。上記実施
例では、発泡プラスチックとして硬質発泡ポリウレタン
を採用したが、これに代えて他の発泡プラスチック、例
えば発泡スチロール樹脂等を採用してもよい。上記実施
例では、使用時建築用下地パネル材を他の部材に取り付
ける際釘止めとしたが、接着剤により接着してもよい。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
ような実施例に何等限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得
ることは勿論である。
【0008】
【発明の効果】本発明は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。本発明の建築用下地パ
ネル材によれば、発泡プラスチックの板材を使用してい
るので、一定の規格寸法に製造することが可能であり、
従ってグラス・ウールを使用する場合のように現場合わ
せすることが不要となり、また、軽くて取扱いも容易で
あり、断熱工事の作業能率の向上を図ることができる。
また、胴縁材を使用して釘止めしたり、接着剤で止めた
りできるので、建物への取付けが容易であり、かつ外壁
取付前でも使用できるので建築工事の取扱いが容易にな
り、建物の工期短縮を図ることができる。さらに防風透
湿シートを使用しているので、防風できるが建築用下地
パネル材と外壁等の他の部材との空間部に湿気が溜ら
ず、かびが生えたり、外壁等を腐朽させたりすることが
ない。また、胴縁材の表裏両面には発泡プラスチックの
板材等何も配置していないので、直接釘止めや接着剤に
より胴縁材を他の部材に接する状態で取付けできるの
で、強固な取付けが可能である。また、胴縁材により荷
重を受けることができるので、床の下地や外壁の下地と
して使用する場合において、荷重を支える縁材等の部材
を別個に設けることが不要となり、作業能率の向上と、
コスト軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の使用状態を示す説明図である。
【図3】同実施例の他の使用状態を示す説明図である。
【図4】(イ)、(ロ)は上記実施例の変形例を示す説
明図である。
【符号の説明】
50 建築用下地パネル材 52 胴縁材 54 板材(発泡プラスチック) 56 防風透湿シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/80 E04B 1/76 E04C 2/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の胴縁材を略同方向にのみ間隔を隔
    てて配置すると共に隣接する各胴縁材の間には発泡プラ
    スチックの板材を配置し、かつ胴縁材と発泡プラスチッ
    クの板材は側面同士を接着して一体とし、さらに各発泡
    プラスチックの板材の片面側には少なくとも風を防ぐこ
    とが可能でかつ湿気を透過させ得る防風透湿シートを配
    置してなる建築用下地パネル材。
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JP6162626B2 (ja) * 2013-02-28 2017-07-12 積水化学工業株式会社 断熱パネル、断熱工法、断熱パネル用枠体および断熱パネル構成部材

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