JP2520789Y2 - 連結コンベヤ装置 - Google Patents

連結コンベヤ装置

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JP2520789Y2
JP2520789Y2 JP8539090U JP8539090U JP2520789Y2 JP 2520789 Y2 JP2520789 Y2 JP 2520789Y2 JP 8539090 U JP8539090 U JP 8539090U JP 8539090 U JP8539090 U JP 8539090U JP 2520789 Y2 JP2520789 Y2 JP 2520789Y2
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康弘 富田
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山村硝子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、複数のコンベヤ装置を組み合わせて形成
される連結コンベヤ装置に関する。
〈従来の技術〉 各種の生産工場などでは、製造される物品を搬送する
のに例えばチェンコンベヤが用いられている。物品の搬
送経路が直線状であれば従来のチェンコンベヤをそのま
ま用いるだけでよいが、搬送経路を変更するなどの必要
がある場合には、変更される搬送経路に対応した形状の
搬送装置を個別に設計して施工している。この種の搬送
装置は個々の現場にのみ適合する専用機であるため、汎
用性を持たず、また製作コストも高価につくという問題
がある。
そこで一般に用いられている従来のチェンコンベヤを
複数台平行に配置し、搬送面上に経路変更方向に沿って
斜めの方向に案内板を設置するという方法がとられてい
る。この構成によれば、チェンコンベヤで直線状に搬送
されてきた物品は案内板に当った後、この案内板に沿っ
て複数のチャンコンヘセヤを斜めに横切るようにして移
動し、物品の搬送経路が変更される。
第7図は、従来のチェンコンベヤ1の構造を示す。こ
のチェンコンベヤ1は、幅W1の連結板材をチェンにより
無端状に連結して成る搬送体2と、この搬送体2を支持
するための前記幅W1より大きな幅W2を有するフレーム3
とで構成される。フレーム3は、左右一対の側板4,5の
上端を対向する方向に曲げて支持板6を一体に形成し、
対向する支持板6,6間に長手方向に沿う案内溝7を形成
している。各支持板6上には合成樹脂板より成るレール
部材8が配置され、このレール部材8上に搬送体2の上
側走行部2aが案内支持される。また、フレーム3の下部
位置には、側板4,5間に回転自由に支持された支持ロー
ラ9が長手方向に多数並べてあり、これら支持ローラ9
上で搬送体2の下側走行部2bを案内支持する。
上記構成のチェンコンベヤ1を複数組み合わせて搬送
径路の変更部分を形成するには、第7図中、二点鎖線で
示す如く、チェンコンベヤ1の一側に他の同じチェンコ
ンベヤ1を位置させ、対向する側板4,5間を相互に当接
させて一体固定する。これにより各チェンコンベヤ1の
搬送体2が平行し、その上に案内板を斜め方向に設置す
ることになる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記の従来例においては、搬送体2の下側走行部2bは
フレーム3の両側板4,5間を走行させる関係上、搬送体
2の幅W1をフレーム3の幅W2より小さく設定する必要が
ある。このため側板4,5間を当接させて2台のチェンコ
ンベヤ1,1を並べた場合に、各搬送体2,2間には隙間12が
生ずることになる。このため搬送される物品が案内板に
よる案内を受けて複数のチェンコンベヤを横切るように
移動するとき、物品が前記隙間12に引っ掛かって転倒し
たり、進行が阻止されたりするなどのトラブルか発生す
る。
またチェンコンベヤ1の設置床面が平坦でない場合、
複数のチェンコンベヤ1を並設した際に各搬送体2,2の
高さが一致せずに段差が生じ、前記隙間12に加えてこの
段差のために一層物品の円滑な流れが阻害される。この
ため高さ調節作業に労力と時間を必要とし、しかも高精
度の調整が容易でないなどの問題がある。
この考案は、上記問題に着目してなされたもので、複
数のコンベヤ装置を組み合わせて連結しても搬送体間に
隙間や段差が生ずる虞がない連結コンベヤ装置を提供
し、もって作業の簡易化を実現することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案の連結コンベヤ装置は、複数のコンベヤ装置
とスペーサと連結手段とを有するものである。
各コンベヤ装置は、長手方向に走行駆動される無端状
の搬送体と、上下面に前記搬送体を案内する走行溝を備
え両側板には所定の高さ位置に係合溝が開口されたフレ
ームとを備えると共に、前記搬送体は、フレームの両側
板間の間隔より大きな幅に形成されている。前記スペー
サは、両側面を相互に平行な当接面となし、各当接面に
は前記フレームの係合溝に適合する突部を備えている。
前記コンベヤ装置を複数平行に並べ、長手方向の中間
位置の複数箇所に前記スペーサを介在させ、各スペーサ
の両当接面を両側位置のコンベヤ装置の各フレームの側
板に当てかつ両突部を前記係合溝に係合させた状態で各
コンベヤ装置のフレーム間を連結手段で連結固定するこ
とにより連結コンベヤ装置が構成される。
〈作用〉 コンベヤ装置を複数平行に並べ、長手方向の中間位置
の複数箇所にスペーサを介在させて各コンベヤ装置を連
結するとき、搬送体の幅をフレームの両側板間の間隔よ
り大きく設定してあるので、搬送体間に隙間が生ずる虞
はない。またスペーサの両当接面を両側位置のコンベヤ
装置の各フレームの側板に当てかつ両突部をそれぞれの
フレームの係合溝に係合させるのて、各コンベヤ装置は
自動的に相互に位置決めされ、搬送体間に段差も生じな
い。
〈実施例〉 第1図はこの考案の一実施例にかかる連結コンベヤ装
置21の平面図である。この連結コンベヤ装置21は、チェ
ンコンベヤより成る複数のコンベヤ装置22を後述するよ
うに幅方向に連結して構成される。各コンベヤ装置22
は、相互に同一の構成を有するもので、この実施例では
一対のコンベヤ装置22,22を単位として共通の動力源で
駆動している。すなわち各コンベヤ装置22は複数の連結
板材をチェンにより無端状に連結して成る搬送体23を備
え、その両端には搬送体23が巻き掛けられるスプロケッ
トホイール24,25が配置される。対をなす2台のコンベ
ヤ装置22,22の一方の各スプロケットホイール24は連結
軸26により連結され、他方の各スプロケットホイール25
は駆動装置27に連繁されて動力が与えられる。
第2図は各コンベヤ装置22の構成を示し、コンベヤ装
置22を長手方向と直角な切断面で表している。このコン
ベヤ装置22は、搬送体23を長手方向に沿って案内かつ支
持するフレーム30を備えている。このフレーム30は長手
方向に沿って延びる左右一対の側板31,32と、各側板31,
32の上下端を対向する方向へ曲げて一体形成された上下
の支持板33,34とを備え、対向する上側の支持板33,33間
および下側の支持板34,34間には、長手方向に沿って案
内溝35,36が形成されている。
上側の各支持板33上には、搬送体23の上側走行部23a
を案内支持するための合成樹脂板より成るレール部材3
7,38が配備され、また下側の各支持板34には、搬送体23
の下側走行部23bを案内支持するための同様の合成樹脂
板より成るレール部材45,46が配備されている。
搬送体23は、その幅W4がフレーム30の両側板31,32間
の間隔W3より大きく設定されており、後記するスペーサ
59を介して2台のコンベヤ装置22,22を連結したとき、
搬送体23,23間に隙間が生じないようになっている。
搬送体23を構成する各連結板材は、その裏面に案内溝
35,36に係合して摺動する摺動突部41と、この摺動突部4
1の先端より幅方向に張り出した係合突部42とが一体に
形成されている。この係合突部42は搬送体23が特に下側
の案内溝36より抜け出るのを阻止するためのものであ
る。
両側板31,32は、連結片43,44により全長にわたり連結
されており、各側板31,32の板面には所定の高さ位置に
長手方向に沿って係合溝57,58が開設されている。
第2図中、49,50は、搬送される物品を案内するため
の案内板であって、コンベヤ装置22を単独で用いるとき
は両側に、他のコンベヤ装置と連結して用いる場合は、
開放された側に、それぞれ取り付けられる。各案内板4
9,50は支え軸54,55の先端に垂直に支持され、各支え軸5
4,55はそれぞれ保持具56にて水平状態に保持される。各
保持具56は取付金具51上に支持され、各取り付け金具51
は締付具52により各側板31,32に締付け固定される。
第3図は、2台のコンベヤ装置22,22を平行に並べ相
互に連結した状態を示している。
各コンベヤ装置22,22は、長手方向の中間位置の複数
箇所にスペーサ59を介在させた状態で連結軸60により一
体連結されている。各スペーサ59は対向する両側板31,3
2間の係合溝57,58の位置に位置決め配置されており、連
結軸60を両方のフレーム30の連結片43,44間を挿通し、
また中間位置スペーサ59を貫通して両フレーム30の外側
へ突出させ、その両端をナット62で締め付けている。
第4図はスペーサ59の外観を示し、第5図はこのスペ
サー59をフレーム30,30間に介在させた状態を示してい
る。
このスペーサ59は、全体が矩形板状に形成され、両側
面を相互に平行な当接面64,65となしている。各当接面6
4,65には前記フレーム30の係合溝57,58の溝幅W6に適合
する幅W7の突部66,67が突設されると共に、中央位置に
は前記連結軸60を貫通させるための貫通孔61が開設され
る。
上記スペーサ59の両当設面64,65は、両側位置のフレ
ーム30の対向する側板31,32に当てられ、両突部66,67は
それぞれ係合溝57,58と係合させる。この状態で貫通孔6
1を貫通させた連結軸60により両フレーム30,30間を連結
固定する。
上記スペーサ59の板厚tは、搬送体23の幅W4とフレー
ム30の側板31,32間の間隔W3との差(W4−W3)のほぼ2
倍に設定する。これにより2台のコンベヤ装置22,22を
連結したとき、搬送体23,23間に隙間が生ずるのを防止
できる。
第6図は上記コンベヤ装置22を工場などの床面68上に
支持脚69にて支持した状態を示す。この支持脚69は、床
面68上に支持される中空の第1脚部70と、第1脚部70内
へ下端が挿入された上下方向に変位可能な第2脚部71と
から成るもので、第2脚部71を所望の突出長さに設定し
てねじ72にて固定する。フレーム30は、この第2脚部71
の上端に、取付部材73を介して支持される。
以上の構成を有するコンベヤ装置22を複数用いて連結
コンベヤ装置21を形成するには、各コンベヤ装置22を平
行に並べ、長手方向の中間位置の複数箇所にスペーサ59
を介在位置させる。この場合に各スペーサ59は両側の当
接面64,65を隣接するフレーム30の対向する各側板31,32
に当接させると共に、両側の突部66,67を係合溝57,58内
へ係入する。この状態で連結軸60を用いて隣接するフレ
ーム30,30間を連結固定すると、各コンベヤ装置22の搬
送体23,23間には隙間が生じず、一連の搬送面が形成さ
れる。また各コンベヤ装置22は、スペーサ59により自動
的に相互に位置決めされるので、両搬送体23の高さも一
致し、隣接する各搬送体23,23間に段差は生じない。
〈考案の効果〉 この考案は上記の如く、コンベヤ装置を複数平行に並
べ、長手方向の中間位置の複数箇所にスペーサを介在さ
せて各コンベヤ装置を連結すると共に、各コンベヤ装置
の搬送体の幅をフレームの両側板間の間隔より大きく設
定したから、搬送体間に隙間が生ずる虞がない。しかも
スペーサの両当接面を両側位置のコンベヤ装置の各フレ
ームの側板に当てかつ両突部をそれぞれのフレームの係
合溝に係合させるから、各コンベヤ装置はこのスペーサ
により自動的に相互に位置決めされ、搬送体間に段差も
生じさせない。このため複数のコンベヤ装置を組み合わ
せて搬送方向の変更部分を形成しても、一連の搬送面が
得られ、搬送すべき物品を円滑に搬送できる。また高さ
調整など、連結時の調整に手数を要さず、作業の簡易化
を実現できるなど、実用上の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例にかかる連結コンベヤ装置
の平面図、第2図はコンベヤ装置の断面図、第3図はコ
ンベヤ装置を連結した状態を示す断面図、第4図はスペ
ーサの外観を示す斜視図、第5図はスペーサをフレーム
間に介在させた状態を示す拡大断面図、第6図は支持脚
の一例を示す正面図、第7図は従来例の断面図である。 21……連結コンベヤ装置 22……コンベヤ装置、23……搬送体 30……フレーム、57,58……係合溝 59……スペーサ、60……連結軸 64,65……当接面、66,67……突部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のコンベヤ装置とスペーサと連結手段
    とを有する連結コンベヤ装置であって、 前記の各コンベヤ装置は、長手方向に走行駆動される無
    端状の搬送体と、上下面に前記搬送体を案内する走行溝
    を備え両側板には所定の高さ位置に係合溝が開口された
    フレームとを備えると共に、前記搬送体は、フレームの
    両側板間の間隔より大きな幅に形成され、 前記スペーサは、両側面を相互に平行な当接面となし、
    各当接面には前記フレームの係合溝に適合する突部を備
    えており、 前記コンベヤ装置を複数平行に並べ、長手方向の中間位
    置の複数箇所に前記スペーサを介在させ、各スペーサの
    両当接面を両側位置のコンベヤ装置の各フレームの側板
    に当てかつ両突部を前記係合溝に係合させた状態で各コ
    ンベヤ装置のフレーム間を連結手段で連結固定して成る
    連結コンベヤ装置。
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