JPH0699013B2

JPH0699013B2 - パレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニット及びその製造方法

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Publication number: JPH0699013B2
Application number: JP59502337A
Authority: JP
Inventors: フア−リオン，オツトマ−
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-06-10
Filing date: 1984-06-08
Publication date: 1994-12-07
Anticipated expiration: 2009-12-07
Also published as: DE3321018A1; EP0146598A1; EP0146598B1; JPS60501554A; WO1984004909A1; SU1436866A3; US4664253A; DD218874A5; EP0128632A3; DE3321018C2; EP0128632A2

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はパレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニット及
びその製造方法に関する。

〔従来の技術〕

水平な搬送平面内に配置され、互いに平行に間隔を保っ
て走行する２本のコンベヤチェーンを含むパレット搬送
用チェーンコンベヤは公知である。この公知コンベヤに
あっては、チェーンのヒンジ軸線がコンベヤチェーンと
直交するように配向されている。外側継目板の外側に薄
板状の支持部材を設けてあり、下方支持板はコンベヤ機
枠の支持面と摺動接触し、上方支持板はその一端におい
てパレットを支持する（他端は間隔を保って配置された
第２コンベヤ・ユニットの上方支持板によって支持され
る）。支持板の搬送方向に見て前端面及び後端面をそれ
ぞれ凸面彎曲円筒面及び凹面彎曲円筒面として形成し、
これら円筒面の軸線をチェーンのボルト軸線と一致させ
る。この構成では搬送路にカーブがあっても支持板はほ
ぼ平滑は連続面を形成することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

このようなパレット搬送用チェーンコンベヤの欠点とし
て、搬送路が必ず搬送平面内において閉鎖されていなけ
ればならない。従ってこのようなパレット搬送用チェー
ンコンベヤは広い場所を必要とする。また、互いに間隔
を保つ２本のコンベヤチェーンはカーブを走行する際に
長さの異なる路長を走行することになるから、カーブに
おいて必然的にスリップが起こる。さらにこの公知のパ
レット搬送用チェーンコンベヤの欠点として、両コンベ
ヤ・ユニットの間隔を変えることができない。即ち、搬
送路のカーブ箇処に設けられる案内手段（例えば案内レ
ールまたは案内輪）はコンベヤ・ユニットの正確な間隔
にしか対応できないからである。

以上に述べた問題点はローラコンベヤには見られないも
のである。しかしローラコンベヤの場合、搬送される物
品と搬送手段との間には線接触しか存在しないから、搬
送物品を加速したり制動したりする力が弱いという欠点
がある。ところが製造ラインにおいては１つの作業部か
ら次の作業部へパレットに積んだ工作物を間欠的に移動
させることが極めて重要である。

本発明はチェーンコンベヤ・ユニットを、このようなコ
ンベヤ・ユニットを組込んだパレット搬送用チェーンコ
ンベヤを種々の幅のパレットに合わせて調整でき、しか
も平滑な連搬面が搬送され、パレットと面接触するよう
に改良することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明によれば、継目板を
介してボルトに対し互いにヒンジ結合された多数のオー
プンリンク・チェーンと、各オープンリンク・チェーン
に対応して１個づつ設けられた支持キャップとから構成
されるパレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニットであ
って、上記各支持キャップはその該当オープンリンク・チェー
ンのヒンジ軸線を中心として枢着され、しかもほぼＵ字
形の横断面を有し、上記支持キャップはパレット運搬面
を構成する支持面に対し90゜の角度で下方に延びかつヒ
ンジ軸線が通る脚部を具備し、上記各支持キャップは更に運搬方向で見てその一方の端
部に第１の円筒状端面と、その他方の端部に第２の円筒
状端面とを備え、上記第１の円筒状端面がパレット支持面に対して横断方
向に延びたジ上記オープンリンク・チェーンのヒンジ軸
線に対して同軸状に形成され、上記第２の円筒状端面が上記ヒンジ軸線に平行な軸線に
対して同軸状に形成されるか、或いは外ヒンジ軸線に直
角軸線に対して同軸状に形成されて、後続側のオープン
リンク・チェーン（24）の支持キャップ（26）の第１の
円筒状端面（52）に係合させられることを特徴とするパ
レット搬送用チェーンコンベヤ・ユニットが提供され
る。

また、本発明によれば、チェーンボルトに通されたスリ
ーブを両側から挟む２枚の内側継目板およびその外側に
位置した２枚の外側継目板を包含するオープンリンク・
チェーンと、ほぼＵ字形断面の支持キャップと具備し、
該支持キャップによって形成されかつ外方に開口した空
洞部内に上記オープンリンク・チェーンを取り付けて成
るパレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニットの製造方
法であって、オープンリンク・チェーンを構成する上記内側継目板、
上記外側継目板および上記スリーブに対し、上記支持キ
ャップの脚部の内側間隔より短い組立ボルトを嵌入する
が、しかしその際に上記外側継目板に対してはプレス嵌
めで組立ボルトを嵌入し、次いで、そのように仮組立されたオープンリンク・チェ
ーンに上記支持キャップを被せ、該支持キャップのボル
ト挿入孔を組立用ボルトに整合させ、次いで、上記支持キャップの脚部の内側間隔よりも長い
チェーンボルトを該支持キャップのボルト挿入孔に打ち
込むことによって、仮組立されたオープンリンク・チェ
ーンから組立ボルトを押し出すことを特徴とするパレッ
ト搬送用チェーンコンベヤ・ユニットの製造方法も提供
される。

〔作用及び効果〕

各オープンリンク・チェーンに対応して設けられる支持
キャップを、平坦な支持面と脚部とから構成し、オープ
ンリンク・チェーンの各ヒンジ軸線が脚部を通り、支持
キャップはこのヒンジ軸線を中心として枢着されるよう
にしたため、ヒンジ軸線が上記支持面と平行になり、常
にパレットを面接触した状態で運搬することができる。

又、各支持キャップの運搬方向両端面を円筒状に形成
し、第２の円筒状端面が後続の支持キャップの第１の円
筒状端面と係合するようにしたため、オープンリンク・
チェーンが湾曲しても、支持キャップ間には隙間ができ
ず、異物や汚染物の侵入を防ぐことができる。

また、第２の円筒状端面は、ヒンジ軸線に平行な軸線に
同軸状に形成されるか、或はヒンジ軸線に直角に交わる
軸線に同軸状に形成され、後続のオープンリンク・チェ
ーンの支持キャップの第１の円筒状端面に係合するため
パレット搬送路を搬送平面に対して垂直な方向にも、ま
た搬送平面内でも彎曲させることができ、この場合にも
搬送されるパレットに対する平滑かつ連続的な運搬面が
得られる。

また本発明の製造方法によればチェーンコンベヤ・ユニ
ットを簡単に製造できるという点で有利である。支持キ
ャップはオープンリンク・チェーンを完全に囲むが、互
いに結合している各部分を整列させるのに複雑な工具は
不要である。コンベヤチェーン自体は公知の態様で容易
に組立てることができ、次いで支持キャップを順次コン
ベヤチェーンに滑り嵌めして関連するヒンジ軸線に整合
させた後、チェーンボルトによって組立用ボルトを押出
せばすべての部分が一体的に結合される。

〔実施例〕

以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に
説明する。

第１〜３図に示すコンベヤ・ユニットは、側方に間隔を
保って配置された同じ構成のコンベヤ・ユニットと共に
パレット搬送用コンベヤを構成し、その底板10にねじ12
で両側壁板14を取付けてある。側壁板は両者間に介在す
る端部16によって補強され、密閉連結されている。

側壁板14に軸受18を介してスプロケットホイール22のシ
ャフト20を支持し、このスプロケットホイール22に参照
符号24で総括的に示したオープンリンク・チェーンを装
架する。尚、チェーンはそのうちの数個のチェーンリン
クだけを詳細に図示し、残りのチェーン部分は破線で示
した。

オープンリンク・チェーン24には連続的に隣接する多数
の支持キャップ26を装着してあり、支持キャップ26はオ
ープンリンク・チェーン24の状側走路の領域では、機枠
に固設された支持板28によって支持される。

支持板28は側壁板14間の上部スペーサをも兼ねており、
支持スリーブ30がこのスペーサを貫通して側壁板14の孔
32に嵌入している。この支持スリーブ30をねじ付きボル
ト33が貫通し、ナット34と協同して側壁板14を固定す
る。同様にして側壁板の下端も固定されている。

特に第１図及び第２図から明らかなように、各チェーン
リンクには２個の外側継目板36、２個の内側継目板38、
及びボルト40を連携させてある。ボルト40は外側継目板
36にプレスばめされ、内側継目板38を回動自在に支持す
る。内側継目板はそれらの間に介在させたスリーブ42に
より互いに所定間隔に維持される。

特に第２図から明らかなように、ボルト40は外側継目板
36からさらに突出し、支持キャップ26の脚部44を貫通す
る。脚部44は支持部46によって互いにつながっていて、
支持キャップ全体は角張ったＵ字形の横断面形状を呈す
る。脚部44の外面は互いに平行であり、側壁板14の内面
間の摺動間隙を通過する。

脚部44は第１図及び第２図における下端に広い摺動面48
を有し、この摺動面は支持部46の同様に広い上側の支持
面50と平行である。従って、摺動面48は支持板28の上側
と接触するほぼ連続的な摺動面を構成し、一方、支持面
50は全体として連続的なパレット運搬面を構成し、この
支持面50上にパレット端が支持され、摩擦係合して支持
面50と共に駆動される。

搬送平面に直角で且つ搬送方向を含む断面（第１図）で
見た場合、支持キャップ26のそれぞれは凸状に彎曲した
第１の円筒状端面52及びこれと補完的な凹状に彎曲した
第２の円筒状端面54を具備する。第１円筒状端面52の軸
線は、この支持キャップ26の脚部44を貫通するボルト40
のヒンジ軸線と一致する。一方、同じ支持キャップの第
２円筒状端面54の軸線は直ぐ隣りのボルト40のヒンジ軸
線と一致し、第１〜３図に示す実施例では双方のヒンジ
軸線は平行となる。これにより先行するキャップ26の第
２円筒状端面54と後続のキャップ26の第１円筒状端面52
が係合する。

各円筒状端面52及び54は脚部44にも支持部46にも同様に
関連する。支持部46及び脚部44には他に、コンベヤチェ
ーンの彎曲が強くても密閉状態が維持されるように内方
に張出したシールフランジ56を形成してある。

第１図及び第２図から明らかなように、支持キャップ26
は側壁板14と共に極めて簡単にオープンリンク・チェー
ン24を完全に密閉する。また、搬送されるパレットとの
良好な面接触も確保される。パレットの重量は支持キャ
ップ26を介して支持板28上に広く配分される。さらに、
支持キャップ26は非可撓部品、例えば良質鋳造部品であ
るから、パレットを垂直方向に極めて正確に位置決めで
きる。

第１〜３図に基づいて上述したコンベヤ・ユニットで
は、支持キャップ26を装備したオープンリンク・チェー
ン24が搬送平面と垂直に両方向に移動自在である。従っ
て、平坦な連続的支持板28の代りに、相異なる高さに配
置した支持板を設けることにより、特に機枠に固設した
支持板間に高さの調整可能なリフトプレートを挿入する
ことにより、搬送されるパレットを作業部において工作
台に下ろすことができるように構成することができる。
このような上下動自在なリフトプレートを第４図に参照
番号58で示した。詳しくは説明しない駆動手段により、
このリフトプレートは矢印60で示す如く上下動すること
ができる。リフトプレート58は、連接された過渡板62を
介して、機枠に固定した両側の支持板28と接続されてい
る。

第４図には更に、工作物が載置されたパレット64をリフ
トプレートの位置において略示してある。

リフトプレート58の上下動に伴なうオープンリンク・チ
ェーン24の長さ変化を吸収できるように、第４図右側に
ばね筐体として略示したような引張装置66をスプロケッ
トホイール22に連携させる。

第５図は、交差連結チェーンとして構成され、且つパレ
ットを支持すると同時にオープンリンク・チェーンを密
閉するための支持キャップが装着されたオープンリンク
・チェーンの変更実施例を示す。

第１〜３図の関連してすでに説明した標準型オープンリ
ンク・チェーンの構成素子にはそれと同じ参照番号を付
してある。ただし、第１ヒンジ軸と連携する素子につい
ては参照番号のあとに“a"を付加し、90゜だけずれた第
２ヒンジ軸と連携する素子については参照番号のあとに
“b"を付加してある。

第５図の支持キャップが第１〜３図の支持キャップと異
なる要点は、第１の円筒状端面52と第２の円筒状端面54
が互いに直交する軸線を有することにある。さらに、支
持キャップ26は外形が正方形の横断面形状を有し、従っ
て支持キャップの脚部44が隣接支持キャップの上側50と
共に搬送すべきパレットに対する連続的な載置面を形成
する。同様に、１組の支持キャップ26の上側と下側が両
支持キャップ間に介在する支持キャップの脚部44と共に
連続的な側方境界面を形成するから、全体として、正方
形断面及び平滑連続境界面を具えたカルダン継手式の可
撓引張手段が得られる。

第５図左半分において、68が案内用スプロケットホイー
ルであり、これは支持キャップ26の開口側に侵入可能な
歯70を具備し、前記支持キャップ26にはスプロケットホ
イール68の軸線と平行な軸線を有するボルト40が連携す
る。また、スプロケットホイール68は、支持キャップ26
が円滑に該ホイールに沿って走行できるようにその半径
が設定されている。

第５図右半分では、左半分に示したのと同じチェーンリ
ンクをこれと直交する方向にて示してある。72は別のス
プロケットホイールであり、オープンリンク・チェーン
及び支持キャップから成る集合体がこのスプロケットホ
イール72によってスプロケットホイール68の軸線と直交
する軸線周りを案内される。

第７図は低摩擦下の搬送が可能となるように第１〜３図
の実施例に変更を加えた実施例を示す。即ち、オープン
リンク・チェーン24の継目板38間に挿入可能な走行レー
ル74を支持板28に設け、スリーブ42が走行レール74上を
走行するように構成した。

第８図は支持キャップ26を装備したオープンリンク・チ
ェーン24の組立段階を示す。

先ず外側継目板36、内側継目板38及びスリーブ42を組合
わせるのは公知の態様で行うが、その結合のためには簡
単なプレスばめで外側継目板36に嵌入させるだけで各部
を一体的に結合できる組立ボルト76を使用する。この組
立ボルト76は一端に円錐形の突起78を具備する。

このようにして未だ積載能力のないチェーンが形成さ
れ、次いでこれに個々の支持キャップ26をかぶせ、脚部
44の孔が組立ボルト76と整合するように位置決めする。
組立ボルトの軸長は、前記突起78によってキャップ26が
ほぼ所定の位置に位置決めされるように設定されてい
る。

ここで一方の脚部44に本当のチェーンボルト40を打込む
ことによって組立ボルト76を押出す。組立ボルト76に対
する支持キャップ26の位置調整に誤差が残っているのを
補正するため、チェーンボルト40に、同じく円錐形では
あるが突起78よりも開き角がやや大きい凹部80を設け
る。打込み後、チェーンボルト40を外側継目板36にしっ
かりとプレス嵌着させる。

図面の簡単な説明第１図はパレット搬送用チェーンコンベヤのコンベヤ・
ユニットのコンベヤチェーン案内輪の１つに近接する一
部分を、コンベヤ・ユニットの側壁板を取外して示す側
面図、第２図は第１図のコンベヤ・ユニットの曲折切断
線II−IIに沿った垂直断面図、第３図は第１図のコンベ
ヤ・ユニットの上段往路の一部を、支持キャップの一部
を切欠いて示す俯瞰図、第４図は他の実施態様によるコ
ンベヤ・ユニットの一部を略示する側面図、第５図はパ
レット搬送用チェーンコンベヤの支持キャップを装着さ
れた交差連結チェーンを互いに90゜だけ向きを変え、上
下方向に互いに整合させて示す２つの部分図、第６図は
第５図の構成を同図中の切断線VI−VIに沿って示す横断
面図、第７図は第２図上部の構成に変更を加えた実施態
様によるコンベヤ・ユニットの横断面図、そして第８図
は支持キャップを装着したオープンリンク・チェーンを
組み立てる際の種々の段階を示す説明図である。

24……オープンリンク・チェーン、 26……支持キャップ、 44……脚部、50……支持面、 52……第１の円筒状端面、 54……第２の円筒状端面。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献実開昭50−128883（ＪＰ，Ｕ) 実開昭53−11189（ＪＰ，Ｕ) 実開昭57−135511（ＪＰ，Ｕ) 実開昭49−66177（ＪＰ，Ｕ) 実開昭56−34151（ＪＰ，Ｕ) 特公昭35−6076（ＪＰ，Ｂ１) 実公昭53−17113（ＪＰ，Ｙ２)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】継目板を介してボルトに対し互いにヒンジ
結合された多数のオープンリンク・チェーンと、各オー
プンリンク・チェーンに対応して１個づつ設けられた支
持キャップとから構成されるパレット搬送用チェーンコ
ンベヤ・ユニットであって、上記各支持キャップ（26）はその該当オープンリンク・
チェーン（24）のヒンジ軸線を中心として枢着され、し
かもほぼＵ字形の横断面を有し、上記支持キャップ（2
6）はパレット運搬面を構成する支持面（50）に対し90
゜の角度で下方に延びかつヒンジ軸線が通る脚部（44）
を具備し、上記各支持キャップ（26）は更に運搬方向で見てその一
方の端部に第１の円筒状端面（52）と、その他方の端部
に第２の円筒状端面（54）とを備え、上記第１の円筒状端面（52）がパレット支持面（50）に
対して横断方向に延びた上記オープンリンク・チェーン
（24）のヒンジ軸線に対して同軸状に形成され、上記第２の円筒状端面（54）が上記ヒンジ軸線に平行な
軸線に対して同軸状に形成されて、後続側のオープンリ
ンク・チェーン（24）の支持キャップ（26）の第１の円
筒状端面（52）に係合させられることを特徴とするパレ
ット搬送用チェーンコンベヤ・ユニット。
【請求項２】特許請求の範囲第１項に記載のパレット搬
送用チェーンコンベヤ・ユニットにおいて、上記支持キ
ャップ（26）によって形成されかつ外方に開口した空洞
部にオープンリンク・チェーン（24）が取り付けられる
ことを特徴とするパレット搬送用チェーンコンベヤ・ユ
ニット。
【請求項３】特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の
パレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニットにおいて、
上記支持キャップ（26）の第１の円筒状端面（52）には
シールフランジ（56）が設けられ、このシールフランジ
（56）は上記オープンリンク・チェーン（24）に対して
内側に彎曲して上記脚部（44）に連結され、上記シール
フランジ（56）の外側が上記第１の円筒状端面（52）に
対して平滑な延長部を形成することを特徴とするパレッ
ト搬送用チェーンコンベヤ・ユニット。
【請求項４】特許請求の範囲第１項から第３項までのい
ずれか１項に記載のパレット搬送用チェーンコンベヤ・
ユニットにおいて、上記オープンリンク・チェーン（2
4）のボルト（40）が上記脚部（44）まで延びているこ
とを特徴とするパレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニ
ット。
【請求項５】継目板を介してボルトに対し互いにヒンジ
結合された多数のオープンリンク・チェーンと、各オー
プンリンク・チェーンに対応して１個づつ設けられた支
持キャップとから構成されるパレット搬送用チェーンコ
ンベヤ・ユニットであって、上記各支持キャップ（26）はその該当オープンリンク・
チェーン（24）のヒンジ軸線を中心として枢着され、し
かもほぼＵ字形の横断面を有し、上記支持キャップ（2
6）はパレット運搬面を構成する支持面（50）に対し90
゜の角度で下方に延びかつヒンジ軸線が通る脚部（44）
を具備し、上記各支持キャップ（26）は更に運搬方向で見てその一
方の端部に第１の円筒状端面（52）と、その他方の端部
に第２の円筒状端面（54）とを備え、上記第１の円筒状端面（52）がパレット支持面（50）に
対して横断方向に延びた上記オープンリンク・チェーン
（24）のヒンジ軸線に対して同軸状に形成され、上記第２の円筒状端面（54）が上記ヒンジ軸線に直角な
軸線に対して同軸状に形成されて、後続側のオープンリ
ンク・チェーン（24）の支持キャップ（26）の第１の円
筒状端面（52）に係合させられることを特徴とするパレ
ット搬送用チェーンコンベヤ・ユニット。
【請求項６】特許請求の範囲第５項に記載のパレット搬
送用チェーンコンベヤ・ユニットにおいて、上記支持キ
ャップ（26）によって形成されかつ外方に開口した空洞
部にオープンリンク・チェーン（24）が取り付けられる
ことを特徴とするパレット搬送用チェーンコンベヤ・ユ
ニット。
【請求項７】特許請求の範囲第５項又は第６項に記載の
パレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニットにおいて、
上記支持キャップ（26）の第１の円筒状端面（52）には
シールフランジ（56）が設けられ、このシールフランジ
（56）は上記オープンリンク・チェーン（24）に対して
内側に彎曲して上記脚部（44）に連結され、上記シール
フランジ（56）の外側が上記第１の円筒状端面（52）に
対して平滑な延長部を形成することを特徴とするパレッ
ト搬送用チェーンコンベヤ・ユニット。
【請求項８】特許請求の範囲第５項から第７項までのい
ずれか１項に記載のパレット搬送用チェーンコンベヤ・
ユニットにおいて、上記オープンリンク・チェーン（2
4）のボルト（40）が上記脚部（44）まで延びているこ
とを特徴とするパレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニ
ット。
【請求項９】特許請求の範囲第５項から第８項までのい
ずれか１項に記載のパレット搬送用チェーンコンベヤ・
ユニットにおいて、２組の互いに隣接するオープンリン
ク・チェーンのヒンジ軸線が互いに90゜の角度で交差
し、上記支持キャップ（26）の第１の円筒状端面（52）
および第２の円筒状端面（54）とが、互いに90゜で交差
する軸線を有し、上記支持キャップ（26）の横断面の外
側輪郭が正方形に等しくされることを特徴とするパレッ
ト搬送用チェーンコンベヤ・ユニット。
【請求項１０】チェーンボルトに通されたスリーブを両
側から挟む２枚の内側継目板およびその外側に位置した
２枚の外側継目板を包含するオープンリンク・チェーン
と、ほぼＵ字形断面の支持キャップと具備し、該支持キ
ャップによって形成されかつ外方に開口した空洞部内に
上記オープンリンク・チェーンを取り付けて成るパレッ
ト搬送用チェーンコンベヤ・ユニットの製造方法であっ
て、オープンリンク・チェーンを構成する上記内側継目板、
上記外側継目板および上記スリーブに対し、上記支持キ
ャップの脚部の内側間隔より短い組立ボルトを嵌入する
が、しかしその際に上記外側継目板に対してはプレス嵌
めで組立ボルトを嵌入し、次いで、そのように仮組立されたオープンリンク・チェ
ーンに上記支持キャップを被せ、該支持キャップのボル
ト挿入孔を組立用ボルトに整合させ、次いで、上記支持キャップの脚部の内側間隔よりも長い
チェーンボルトを該支持キャップのボルト挿入孔に打ち
込むことによって、仮組立されたオープンリンク・チェ
ーンから組立ボルトを押し出すことを特徴とするパレッ
ト搬送用チェーンコンベヤ・ユニットの製造方法。
【請求項１１】特許請求の範囲第10項に記載のパレット
搬送用チェーンコンベヤ・ユニットの製造方法におい
て、上記組立ボルトの少なくとも一端には上記チェーン
ボルトの少なくとも一端に形成される係合手段と協動す
るようになった凹部または突起が設けられることを特徴
とするパレット搬送用チェーンコンベヤ・ユニットの製
造方法。