JP2005015142A - リタンローラ取付用ブラケット装置及びそれを用いたベルトコンベヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リタンローラ支軸(16a)の軸受孔(11)を有するリタンローラ取付用ブラケット(9)の板面に、リタンベルトの側縁に沿う方向に延出するサイドローラ取付アングル(12)の一端部を接続し、当該アングル(12)の他端部にサイドローラ(13)を立設支持し、上記ブラケット(9)をベルトコンベヤのフレーム(1,1’)に固設し得るように構成する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベヤベルトの蛇行防止機能を有するベルトコンベヤのリタンローラ取付用ブラケット装置及びそれを用いたベルトコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンベヤベルトの蛇行を防止する装置として、キャリア側に自動調心装置を設けたり、キャリア側或いはリタン側にV型ローラを使用することが行われている。
【0003】
また、上記ベルトの蛇行を防止する装置として、互い違い或いはベルトを挟んで配置された一対のリタンローラを設けると共に、リタンベルトの側面に対向してサイドローラを立設し、上記一対のリタンローラ及びサイドローラでリタンベルトを案内することにより、コンベヤベルトの蛇行を防止する装置が提案されている(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−165824号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記自動調心装置やV型ローラを用いる方法では、コンベヤ機長の長いベルトコンベヤにおいては効果があるが、コンベヤ機長の短いもの、或いは急傾斜のベルトコンベヤ等においては、蛇行防止の機能が十分に発揮できない。
【0006】
また、特許文献1に記載の装置では、一対のリタンローラ及びリタンベルト側のサイドローラが開示されているが、これらリタンローラ及びサイドローラの設置に係る具体的構成が開示されていない。
【0007】
本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたものであり、例えば機長の短いベルトコンベヤ等においても十分な蛇行防止効果を発揮し得て、かつ構造簡単なリタンローラ取付用ブラケット装置及びそれを用いたベルトコンベヤを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、
第1に、リタンローラ支軸の軸受孔を有するリタンローラ取付用ブラケットの板面に、リタンベルトの側縁に沿う方向に延出するサイドローラ取付アングルの一端部を接続し、当該アングルの他端部にサイドローラを立設支持し、上記ブラケットをベルトコンベヤのフレームに固設し得るように構成したものであることを特徴とするリタンローラ取付用ブラケット装置により構成される。
【0009】
このように構成すると、リタンローラ取付用ブラケット(9)にサイドローラ(13)が一体的に設けられているため、当該ブラケット装置(18)をリタンベルト(17)両側に配置固設することにより、簡単な構成でリタンベルト(17)の蛇行防止の効果を得ることができる。
【0010】
第2に、上記ブラケットは、板状部材の下半部を逆L字状に屈曲して逆L字型屈曲面を形成すると共に該屈曲面に上記軸受孔を穿設し、かつ上記板状部材の上部に上記フレームへの接続部を設け、上記板状部材の板面に上記サイドローラ取付アングルの上記一端部を接続したものであることを特徴とする上記第1記載のリタンローラ取付用ブラケット装置により構成される。
【0011】
上記接続部はブラケット(9)の上部の水平面部(9a)に設けた取付孔(10)及び締結具(19)等により構成することができる。このように構成すると、簡単な構成でサイドローラ(13)付きのリタンローラ取付用ブラケット装置(18)を構成することができ、例えば短機長のベルトコンベヤ等にも容易に取り付けることができ、これにより短機長のベルトコンベヤ等においてもベルトの蛇行を効果的に抑制することができる。
【0012】
第3に、上記リタンローラ取付用ブラケットは、単一のリタンローラを支持するための単一の軸受孔を有するものであることを特徴とする上記第1又は2記載のリタンローラ取付用ブラケット装置により構成される。
【0013】
このように構成すると、リタンローラ取付用ブラケット(9)を小型に構成することができ、これにより例えば短機長のベルトコンベヤ等においても、リタンローラ(16)の設置数に応じて当該ブラケット装置(18)を容易に配設することができ、これにより短機長のベルトコンベヤ等においてもベルト蛇行防止の効果を十分に発揮し得る。
【0014】
第4に、上記リタンローラ取付用ブラケット装置をベルトコンベヤのリタンベルトの両側に対向して配置固定すると共に、上記両ブラケットの各軸受孔にリタンローラ支軸を挿入して当該リタンローラを支持し、上記両サイドローラをリタンベルトの両側縁に当接可能に構成したものであることを特徴とする上記第1〜第3の何れかに記載のリタンローラ取付用ブラケット装置を用いたベルトコンベヤにより構成される。
【0015】
このような構成によると、ブラケット(9,9’)に一体的にサイドローラ(13,13’)が設けられているため、例えば設置空間の限られた短機長のベルトコンベヤ等においても容易に設置することができ、簡単な構成でありながらコンベヤベルトの蛇行を効果的に防止することができる。
【0016】
尚、本欄において本発明の構成に対応して実施形態中の構成部材の符号をかっこ書で示したが、これは対応関係を明確にするために便宜上付したものであって、本発明がこれらの部材に限定されるものではない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明に係るリタンローラ取付用ブラケット装置を使用したベルトコンベヤの正面図である。同図において、1、1’はベルトコンベヤの左右一対に設けられた横断面「コ」字状のフレームであり、当該フレーム1,1’は支持脚2,2’により地面上に支持されている。
【0019】
3はキャリアローラ支持用の横杆であり、当該フレーム1,1’間に水平に支持固定されている。この横杆3上の両端部には、一対のキャリアローラ支持アングル4,4’が立設固定され、同横杆3上の中央部には、一対の支持アングル5,5’が立設固定され、上記支持アングル4,5間、及び上記支持アングル4’、5’間に傾斜キャリアローラ6,6’を各々回転自在に支持し、上記支持アングル5,5’間に水平キャリアローラ7を回転自在に支持することで、キャリア側のベルトコンベヤが構成されている。8は上記各キャリアローラ6,6’,7上を走行するキャリアベルトである。
【0020】
18、18’は、本発明に係るリタンローラ取付用ブラケット装置であり、当該装置は、リタンローラ取付用ブラケット9,9’と、該ブラケット9,9’に固定されたサイドローラ取付アングル12,12’により構成されている。
【0021】
上記リタンローラ取付用ブラケット9,9’は、上記フレーム1,1’の各下面1a,1a’に吊設されており、これらブラケット9,9’は、図5に示すように、金属板等の板状部材の下半部を逆L字状に屈曲して、水平面部9c、9c’及び垂直面部9d,9d’よりなる逆L字型屈曲面を形成し、かつ上半部を逆L字状に屈曲して、垂直面部9b,9b’と上記フレーム1,1’への取付孔10を有する水平面部9a,9a’により構成されている。
【0022】
即ち、当該ブラケット9,9’は上部の上記水平面部9a,9a’側縁から鉛直下方に延びる垂直面部9b,9b’と、該垂直面部9b、9b’の下縁から水平方向(ベルトコンベヤの内側方向)に延びる水平面部9c、9c’と、該水平面部9c、9c’側縁から鉛直下方に延びる垂直面部9d、9d’により構成されており、下半部の上記水平面部9c,9c’とそれに続く上記垂直面部9d、9d’(逆L字型屈曲面)の中央部に、リタンローラ16の支軸16a,16a’を受ける軸受孔11,11’が両面部9c,9d,9c’、9d’に亙って穿設されている。
【0023】
そして、これらのブラケット9,9’は、その上部の水平面部9a,9a’を上記フレーム1,1’の下面1a,1a’に宛がい、ボルト及びナット等の締結具19(図3)により上記下面1a,1a’に接続固定することにより、上記ベルトコンベヤのリタンベルト17の両側に対向するように配置固定されるものである。
【0024】
16はリタンローラであり、上記ブラケット9,9’の各軸受孔11,11’にその両端の支軸16a,16a’を挿通支持することで、上記ブラケット9,9’間に水平に支持されている。尚、このリタンローラ16は、内蔵するベアリング(図示せず)により、支軸16a,16a’に対して正逆回転自在に構成されている。17は上記リタンローラ16上を図2中矢印A方向又は矢印B方向に走行するリタンベルトである。
【0025】
12、12’は、横断面L字形状のサイドローラ取付アングルであり、その垂直面12a,12a’の一端部を以って上記リタンローラ取付用ブラケット9、9’における上記垂直面部9d,9d’の背面側(ベルトコンベヤの外側に向いた面)に各々溶接固定され、これにより当該アングル12,12’は上記ブラケット9,9’から上記リタンベルト17の進行方向(矢印A方向又は矢印B方向)に沿って、同ベルトの側縁17a,17a’に沿う方向に水平に延出するように固定されている。これらのサイドローラ取付アングル12、12’は、図2に示す実施形態では、リタンベルト17が矢印A方向に進行するとすれば、図中左側のアングル12は、上記リタンローラ16の中心線aを基準として、その他端部がリタンベルト17の進行方向(矢印A方向)に対して反対側に延出するように固定され、右側のアングル12’は、上記中心線aを基準として、その他端部が上記リタンベルト17の進行方向側に延出するように固定されている。
【0026】
13、13’は上記サイドローラ取付アングル12、12’の各他端部(先端部)に立設固定されたサイドローラである。これらのサイドローラ13、13’は、上記各アングル12,12’の上記垂直面12a,12a’他端部に支持筒14、14’を溶接固定し、これらの支持筒14,14’内にサイドローラ13の支軸13a,13a’を各々挿通し、上記支持筒14,14’下方に突出する上記支軸13a,13a’端部にナット15を螺合することで、上記各支持筒14,14’に垂直に立設支持されている。
【0027】
また、上記支持筒14,14’側面にはボルト挿入用の横孔14a,14a’が穿設されており(図5参照)、当該横孔14a,14a’からボルト21を挿通して該ボルト21端部を上記支軸13a,13a’に当接することにより、これら支軸13a、13a’を上記支持筒14,14’内において固定し得るように構成されている。
【0028】
これらサイドローラ13,13’は、その内蔵するベアリング(図示せず)により、上記各支軸13a,13a’を中心軸として正逆回転自在に支持されており(図5中矢印参照)、その側面が各々上記リタンベルト17の両側縁17a,17a’に対向する位置に配設されている。従って、上記サイドローラ13,13’の各側面に上記リタンベルト17の側縁17a,17a’が各々当接することで、当該リタンベルト17の蛇行を防止する機能を有するものである。
【0029】
図2に示す実施形態では、上記リタンローラ16の中心線aを基準として、該リタンベルト17の側縁17a’においてはその進行方向(矢印A方向)側又は進行方向(矢印B方向)とは反対側に上記サイドローラ13’が位置しており、同リタンベルト17の側縁17aにおいてはその進行方向(矢印A方向)側とは反対側又は進行方向(矢印B方向)側に上記サイドローラ13が位置するように構成されており、かつ上記サイドローラ13,13’は上記リタンローラ16の中心点bに対して点対称位置となるように配設されている(図2参照)。
【0030】
また、図6に示す実施形態では、上記リタンローラ16の中心軸aを基準として、リタンベルト17の両側縁17a,17a’において、進行方向(矢印B方向)側、又は進行方向(矢印A方向)とは反対側に上記サイドローラ13,13’が共に位置するように構成されている。即ち、上記両サイドローラ13,13’が中心軸aを基準として、共に同じ側に位置するように取り付けることもできる。
【0031】
このように、上記リタンローラ取付用ブラケット装置18,18’は、単一のリタンローラ16を支持する単一の軸受孔11、11’のみを有するものであり、1個のリタンローラ16に対応して1組のブラケット装置18,18’が用いられるものである。従って、リタンローラ16の設置数に対応して当該ブラケット装置18,18’を設置することができ、短機長のベルトコンベヤであっても容易に当該ブラケット装置18,18’を設置し得て、そのサイドローラ13,13’によるベルト蛇行防止機能を発揮し得るものである。
【0032】
尚、12b、12b’は上記サイドローラ取付アングル12、12’板面に設けられた切欠であり、当該アングル12,12’を上記ブラケット9,9’に取り付けた状態において、上記軸受孔11,11’部分を避けるために設けられたものである(図3参照)。また、20は上記サイドローラ取付アングル12,12’の背面側に設けられた補強板である。
【0033】
本発明は上述のように構成されており、次にその動作を説明する。
【0034】
本発明に係るリタンローラ取付用ブラケット装置18,18’をベルトコンベヤに取り付けるには、1組のリタンローラ取付用ブラケット装置18,18’を用いて、これらのブラケット装置18,18’をリタンベルト17の両側縁17a,17a’に各々対向配置し、その軸受孔11,11’が同一軸線上(中心軸a上)に位置するように、当該ブラケット9,9’の水平面部9a,9a’を各々ベルトコンベヤのフレーム1,1’の下面1a,1a’に宛がい、当該下面1a,1aに締結具19を以って固定する。その後、リタンローラ16の支軸16a,16a’を、各々上記ブラケット9,9’の軸受孔11,11’に挿通支持すれば良い。
【0035】
すると、上記ブラケット9,9’には、サイドローラ13,13’が一体的に支持されているので、図2の実施形態では、リタンベルト17の側縁17a’側には、該ベルト17の進行方向(矢印A方向)側にサイドローラ13’が位置し、上記リタンベルト17の側縁17a側には、該ベルト17の進行方向(矢印A方向)とは反対側にサイドローラ13が位置するように各サイドローラ13を容易に配設することができる。
【0036】
このような構成において、リタンベルト17が例えば矢印A方向に進行し、リタンベルト17が蛇行した場合、リタンベルト17の側縁17aがリタンローラ16に達する以前にサイドローラ13に接することにより、リタンベルト17の矢印C方向の蛇行が修正され、サイドローラ16に達した直後に、反対側のサイドローラ13’に上記側縁17a’が接することにより、リタンベルト17の矢印D方向の蛇行が修正されるため、これらのサイドローラ13,13’によりリタンベルト17の蛇行を効果的に防止することができる。上記リタンベルト17が矢印B方向に進行する場合も同様であり、リタンベルト17の進行方向に拘わらず、リタンベルト17の蛇行を防止し得るものである。
【0037】
また、図6の実施形態では、リタンベルトが例えば矢印A方向又はB方向に進行し、リタンベルト17が蛇行した場合、リタンベルト17の側縁17a又は17a’がリタンローラ16に達する以前に、又は側縁17a,17a’がリタンローラ16を通過した直後に、サイドローラ13又は13’の何れかに接することにより、リタンベルト17の矢印C方向又はD方向の蛇行が修正され、リタンベルト17の進行方向に拘わらず、これらのサイドローラ13,13’によりリタンベルト17の蛇行を効果的に防止することができる。
【0038】
また、図2の実施形態では、サイドローラ13は、リタンローラ16の中心線a(即ち、リタンローラ取付用ブラケット9,9’の中心)を基準として、例えばリタンベルト17の進行方向を矢印A方向(矢印B方向)とすれば、後方側(前方側)に位置しており、サイドローラ13’は、同じくコンベヤベルトの進行方向を矢印A方向(矢印B方向)とすれば、前方側(後方側)に位置しており、これによりリタンローラ16の直前及び直後においてリタンベルト17の蛇行を修正し得るため、上記中心線a上にサイドローラが位置している場合と比較して、リタンベルト17のサイドローラ13,13’への乗り上げをも効果的に防止することができる。
【0039】
また、図6の実施形態では、リタンベルト17の進行方向を矢印A方向(矢印B方向)とすれば、サイドローラ13,13’は共に、リタンローラ16の中心線a(即ち、リタンローラ取付用ブラケット9,9’の中心)を基準として後方側(前方側)に位置しており、何れもリタンローラ16の直前(直後)においてリタンベルト17の蛇行を修正し得るため、当該実施形態においても、上記中心線a上にサイドローラが位置している場合と比較して、リタンベルト17のサイドローラ13,13’への乗り上げを効果的に防止し得る。
【0040】
また、サイドローラ13,13’を図2又は図6に示すように配置することにより、リタンベルト17の進行方向が何れであっても、当該サイドローラ13,13’によりベルト蛇行防止機能を同様に発揮し得る効果がある。
【0041】
また、このようにリタン側においてリタンベルト17の蛇行を抑制することにより、キャリア側において、例えばV型ローラ等による蛇行防止機能をより効果的に発揮させることができるとの効果をも奏するものである。
【0042】
また、リタンローラ16は、ベルトコンベヤの機長に沿って複数設けられるが、各リタンローラ16の支持部に当該リタンローラ取付用ブラケット装置18,18’を設けることにより、短機長であっても各リタンローラ取付位置にサイドローラ13,13’を各々同時に配置することができ、これにより、例えば機長の短いベルトコンベヤ等であっても十分に蛇行防止機能を発揮することができるものである。
【0043】
また、本発明のブラケット装置18、18’は、サイドローラ13,13’が一体的に設けられているため、当該ブラケット装置18,18’をリタン側に設けるだけでよく、当該ブラケット装置18,18’とは別に、サイドローラ取付装置を必要としないため、極めて簡単な構成でベルトの蛇行防止効果を得ることができるものである。
【0044】
また、本発明のブラケット装置18、18’によると、リタンローラ取付用ブラケット9,9’にサイドローラ13,13’が一体的に設けられており、サイドローラ用の取付装置を別途設ける必要がないため、例えば機長の短いベルトコンベヤや、急傾斜のベルトコンベヤ等、リタン側にサイドローラを別途取り付ける空間的余裕のない場合においても、サイドローラを容易に設置することが可能となるものである。従って、当該ブラケット装置18,18’を設置することにより、短機長のベルトコンベヤや急傾斜のベルトコンベヤ等において、蛇行防止効果を十分に発揮し得るものである。
【0045】
また、各ブラケット装置18,18’は、単一のリタンローラ16に対応する単一の軸受孔11,11’のみを有し、単一のリタンローラ16毎に対応して設けられるものであるから、ベルトコンベヤの機長に拘わらず各リタンローラの設置数に応じて容易に設置することができるという効果を奏するものである。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、リタンローラ取付用ブラケットにサイドローラが一体的に構成されているため、例えば機長の短いベルトコンベヤ等においてもサイドローラの設置を容易に行うことができるものである。
【0047】
また、当該ブラケット装置は、例えば機長の短いベルトコンベヤ等においても、リタンローラ毎に配置することができるため、短機長のベルトコンベヤ等であっても蛇行防止効果を十分に発揮し得るものである。
【0048】
また、本発明のブラケット装置は、構造が簡単であり、単一のリタンローラに対応して設置し得るものであるため、ベルトコンベヤの機長に拘わらず、各リタンローラの設置数に応じて容易に設置し得て、ベルトの蛇行防止の効果を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリタンローラ取付用ブラケット装置を用いたベルトコンベヤの正面図である。
【図2】同上ベルトコンベヤのリタンローラ側の平面図である。
【図3】同上ブラケット装置の側面図である。
【図4】(a)は同上ブラケット装置の正面図、(b)は同上ブラケット装置のサイドローラを除いた正面図である。
【図5】同上ブラケット装置の分解斜視図である。
【図6】同上ベルトコンベヤのリタンローラ側の平面図である。
【符号の説明】
1’ フレーム
9,9’ リタンローラ取付用ブラケット
11,11’ 軸受孔
12,12’ サイドローラ取付アングル
13,13’ サイドローラ
16 リタンローラ
16a,16a’ 支軸
17 リタンベルト
17a,17a’ 側縁
18,18’ リタンローラ取付用ブラケット装置
a 中心軸
b 中心点
Claims (4)
- リタンローラ支軸の軸受孔を有するリタンローラ取付用ブラケットの板面に、リタンベルトの側縁に沿う方向に延出するサイドローラ取付アングルの一端部を接続し、当該アングルの他端部にサイドローラを立設支持し、
上記ブラケットをベルトコンベヤのフレームに固設し得るように構成したものであることを特徴とするリタンローラ取付用ブラケット装置。 - 上記ブラケットは、板状部材の下半部を逆L字状に屈曲して逆L字型屈曲面を形成すると共に該屈曲面に上記軸受孔を穿設し、
かつ上記板状部材の上部に上記フレームへの接続部を設け、
上記板状部材の板面に上記サイドローラ取付アングルの上記一端部を接続したものであることを特徴とする請求項1記載のリタンローラ取付用ブラケット装置。 - 上記リタンローラ取付用ブラケットは、単一のリタンローラを支持するための単一の軸受孔を有するものであることを特徴とする請求項1又は2記載のリタンローラ取付用ブラケット装置。
- 上記リタンローラ取付用ブラケット装置をベルトコンベヤのリタンベルトの両側に対向して配置固定すると共に、上記両ブラケットの各軸受孔にリタンローラ支軸を挿入して当該リタンローラを支持し、
上記両サイドローラをリタンベルトの両側縁に当接可能に構成したものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のリタンローラ取付用ブラケット装置を用いたベルトコンベヤ。
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