JPS6346576Y2 - - Google Patents

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JPS6346576Y2
JPS6346576Y2 JP2981283U JP2981283U JPS6346576Y2 JP S6346576 Y2 JPS6346576 Y2 JP S6346576Y2 JP 2981283 U JP2981283 U JP 2981283U JP 2981283 U JP2981283 U JP 2981283U JP S6346576 Y2 JPS6346576 Y2 JP S6346576Y2
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JP
Japan
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roofing material
slate
peak
existing
metal sheet
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JP2981283U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に大型工場、倉庫、体育館等に良
く使用されるスレート葺屋根において、古くなつ
たスレート板屋根材を取壊さずにその上に直接取
付けて古くなつたスレート葺屋根を補修する金属
板屋根材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、古くなつたスレート板屋根材を取壊さず
にスレート葺屋根を補修するための専用の屋根材
がないため、古くなつたスレート葺屋根を補修す
る場合は、まず古くなつたスレート板屋根材を母
屋材より剥し、次にその母屋材に新たなスレート
板屋根材等を取付けて新しい屋根を葺上げるよう
にしていた。このために、屋根下の工場での操業
や倉庫、体育館の使用などを葺替工事の間長期間
に亘つて中止しなければならない。また、剥した
スレート板屋根材は不燃性のものであるため、こ
の大量に出る廃棄物の処理が非常に大変である。
しかも、木毛板などの断熱板を使用している屋根
の場合、この断熱材を剥すと約5倍位に嵩張るの
で、処理作業が非常に煩雑になり、かつ断熱材は
セメント等が配合された準不燃性のものであるた
め、焼却処理が面倒かつ困難である。さらに、葺
替工事中屋根がないため、風雨を凌ぐための養生
が必要であり、しかも骨組だけになるため危険が
伴い、かつ足場などを必要とする。また、古くな
つたスレート板屋根材を1枚とか2枚とか部分的
に取替えようとする場合、フツクボルトが錆付い
ているためその部分だけのスレート板屋根材を外
すことができず、従つてスレート板屋根材を壊し
て屋根裏に廻り錆付いたフツクボルトを切り取つ
てから、スレート板屋根材を取外さなければなら
ずこの作業が非常に面倒である。
そこで、本考案者は、上述の点に鑑み、古くな
つたスレート板屋根材を取壊さずにその上に直接
取付けて古くなつたスレート葺屋根を補修するこ
とができる金属板屋根材(実開昭56−14120号)
および屋根構造(特開昭56−167054号)などを先
に提案した。
前者の金属板屋根材は、薄鋼板を折曲して既設
のスレート板屋根材の谷部の径と略々同径の谷部
と、既設のスレート板屋根材の山部の径より極め
て小さい径の山部とを適宜に連続形成し、そのピ
ツチを既設のスレート板屋根材のピツチに合わせ
ると共に、山部の高さを既設のスレート板屋根材
の山部の高さより高くし、既設のスレート板屋根
材の谷部上に谷部を載置して既設のスレート板屋
根材上に直接取付けた際に、既設のスレート板屋
根材の山部と山部との間に既設のスレート板屋根
材の既設の固定具の頭部を収容し得る空間が形成
されるように構成したものである。
また、後者の屋根構造は、薄鋼板を折曲して山
部と谷部とを既設のスレート板屋根材の山部と谷
部とのピツチに対して2分の1ピツチで連続形成
し、その山部および谷部の曲率を既設のスレート
板屋根材の山部および谷部の曲率より小さくし、
その谷部を既設のスレート板屋根材の山部の両側
に載置した補修用の金属板屋根材と、その金属板
屋根材の山部の内、既設のスレート板屋根材の山
部と対向する山部において、金属板屋根材を既設
のスレート葺屋根に固定した固定金具と、金属板
屋根材の一つおきの山部と既設のスレート板屋根
材の谷部との間に形成された空気の流通用の空間
と、金属板屋根材の他の一つおきの山部と既設の
スレート板屋根材の山部との間に形成された既設
のスレート葺屋根の固定金具の収容用の空間とを
備えたものである。
かかる前者の金属板屋根材および後者の屋根構
造に使用される金属板屋根材は、何も湾曲した山
部と谷部とを連続して形成した波形をなすので、
補修工事が完了しても、既設のスレート葺屋根の
波形と然程変わらない波形の金属板葺屋根しか得
られず、外観上変わらないなどの問題がある。ま
た、波形の金属板屋根材の湾曲部は、折板の金属
板屋根材の平面部と比較して材料を多く使用する
ため、材料上においても問題がある。
そこで、第7図に示すように、薄鋼板を折曲し
て、山部aと水平底部bとを、連続して形成し、
前記山部aのピツチを既設のスレート板屋根材c
の山部dのピツチに合わせると共に、その山部a
の高さを、新設の補修用金属板屋根材Aを既設の
スレート板屋根材cに載置した際に新設の山部a
と既設の山部dとの空間eができる程度の高さと
したスレート葺屋根の補修用金属板屋根材Aが考
えられる。
この金属板屋根材Aを使用した場合、スレート
葺屋根の波形から折板の金属板葺屋根の角形へと
イメージチエンジを計ることができる。また、水
平底部bにより、湾曲底部を有する金属板屋根材
より材料が少なくて済む。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述の金属板屋根材Aは、山部aと
水平底部bとを連続して形成するものであるか
ら、山部aの両側部と水平底部bとの境に角部f
が形成される。このために、上述の金属板屋根材
Aを使用した場合、第7図に示すように、上述の
金属折板屋根材Aの山部aの左右両側部と水平底
部bとの境の角部fが、既設のスレート板屋根材
cの山部dの両側に点接触の状態で載置するの
で、その点接触の部分に荷重が集中し、既設のス
レート板屋根材cが破損、損傷する虞れがある。
本考案の目的は、上述の金属板屋根材の改良に
係わり、既設のスレート板屋根材の破損、損傷を
防ぐことができる金属板屋根材を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するために、金属
板屋根材の山部の左右両側部と水平底部との間
に、既設のスレート板屋根材の山部の両側に面接
触で載置する傾斜面載置部を設けたことを特徴と
する。
〔作用〕
本考案は、金属板屋根材の山部の両側部と水平
底部との間に設けた傾斜面載置部により、この傾
斜面載置部を既設のスレート板屋根材の山部の両
側に載置させると、傾斜面載置部が既設のスレー
ト板屋根材の山部の両側に面接触の状態で載置す
る。従つて、この面接触の部分において荷重が広
く分散し、既設のスレート板屋根材が破損、損傷
するのを防ぐことができる。
〔実施例〕
以下、本考案に係るスレート葺屋根の補修用金
属板屋根材の内の実施例の3例を第1図乃至第6
図を参照して説明する。
第1図は本考案の金属板屋根材の正面図、第2
図は補修施工した状態の正面図、第3図は第2図
における−線断面図、第4図aおよびbは既
設のスレート葺屋根および本考案の金属板屋根材
により葺上げた屋根の雨水の流量を表わした説明
図である。
図中、1は既設のスレート板屋根材であつて、
山部10の径と谷部11の径とが略しい波形形状
をなし、既設のC鋼2にフツクボルト3により固
定されている。図中30はパツキング、31は亀
座金、32はナツトを示す。
しかして、この実施例における本考案の金属板
屋根材は、薄鋼板を折曲して、角形の山部40、
すなわち水平天部41と、その水平天部41の両
側を直角に下方に折曲して設けた垂下側部42,
42と、その山部40の両側の垂下側部42,4
2の先端を斜めに外方に折曲して設けた傾斜面載
置部43,43と、その傾斜面載置部43より水
平に延設した水平底部44とを、例えば6山連続
して、一側縁部の山部40の垂下部42の先を折
返して折曲部45を形成すると共に、他側縁部の
山部の垂下部42の一部を凹ませて凹部46を設
ける。前記山部40のピツチを既設のスレート板
屋根材1の山部10のピツチに合わせると共に、
山部40の高さを、本考案の金属板屋根材の傾斜
面載置部43を既設のスレート板屋根材1の山部
10の両側上に載置して本考案の金属板屋根材を
既設のスレート板屋根材1に直接取付けた際に、
本考案の金属板屋根材の山部40と既設のスレー
ト板屋根材1の山部10との間に既設の固定具
(フツクボルト3の頭部、パツキング30、亀座
金31およびナツト32)を収容し得る空間Sが
形成される程度の高さとする。
この実施例における本考案の金属板屋根材は、
以上の如き構成よりなるから、本考案の金属板屋
根材の傾斜面載置部43を既設のスレート板屋根
材の山部10の両側上に載置すると、本考案の金
属板屋根材の山部40と既設のスレート板屋根材
1の山部10との間に既設の固定具(フツクボル
ト3の頭部(長過ぎる場合は短かく切断する。)、
パツキング30、亀座金31およびナツト32)
を収容し得る空間S、すなわち既設のスレート板
屋根材1上に突出した既設の固定具を跨いで逃げ
るための空間Sが形成されるため、本考案の金属
板屋根材をタツピングビス5により、パツキング
50、座金51を介して既設のスレート板屋根材
1に直接取付けることができる。従つて、古くな
つた既設のスレート板屋根材1を取壊さずに本考
案の金属板屋根材を取付けて新たな屋根を葺上げ
ることができる。
このとき、本考案の傾斜面載置部43が既設の
スレート板屋根材1の山部10の両側上に面接触
の状態で載置するので、その面接触の部分におい
て荷重が広く分散し、既設のスレート板屋根材1
が破損、損傷したりする虞れがない。
なお、上述の実施例においては、スレート葺屋
根の波形から折板の金属板製屋根の角形へとイメ
ージチエンジを計ることができる。さらに、双方
の山部40および傾斜面載置部43と、山部40
および傾斜面載置部43とを水平底部44により
連設したので、既設のスレート板屋根材1の谷部
11に倣つて谷部を湾曲形成した金属板屋根材と
比較して、材料を大巾に節約することができる。
従つて、耐久性の優れた高価な鋼板を使用しても
費用は然程変わらないと言う利点がある。
また、この実施例においては、第4図a,bに
示すように、水平底部44により屋根の底が上げ
られたとしても、山部40もそれに伴つて上るの
で、雨水の流れる断面積Wは、既設のスレート板
屋根材1の雨水の流れる断面積W′と然程変わら
ず、従つて雨水の洩れの心配もない。しかも、本
考案の金属板屋根材を既設のスレート板屋根材1
に直接取付けるので、新たな母屋根材などが不要
となり、かつ作業性が簡潔化される。
また、上述の実施例において、両側縁部に折曲
部45と凹部46とをそれぞれ設けたので、本考
案の金属板屋根材の重ね合せ部分において、一方
の金属板屋根材の一側縁部の折曲部45が他方の
金属板屋根材の他側縁部に当接するので雨水が侵
入し難く、しかも万が一雨水が侵入しても他方の
金属板屋根材の他側縁部の凹部46において毛細
管現象による雨水の侵入を完全に防止することが
できる。
さらに、この実施例においては、既設のスレー
ト板屋根材1の谷部11と、新設の本考案の金属
板屋根材4の水平底部44との間に空間S′が形成
され、この空間S′において空気が対流し断熱効果
をも得られる。
なお、上述の実施例において、本考案の金属板
屋根材の内側にポリフオームなどの断熱材を接着
すれば、断熱効果が上がり既設のC鋼2やフツク
ボルト3の結露を防ぐことができる。また、水平
底部44にリブ(図示せず)を施せば、強度が増
す。
第5図および第6図は本考案の金属板屋根材の
山部の変形例を示した一部正面図である。第5図
のものは、上述の第1の実施例の山部40の水平
天部41に半円形状の凸部47を設けたものであ
り、第6図のものは、半長円形状の山部48をな
すものである。
〔考案の効果〕
以上から明らかなように、本考案のスレート葺
屋根の補修用金属板屋根材は、その山部の両側部
と水平底部との間に傾斜面載置部を設けたもので
あるから、この傾斜面載置部を既設のスレート板
材の山部の両側に載置させると、傾斜面載置部が
既設のスレート板屋根材の山部の両側に面接触の
状態で載置する。従つて、この面接触の部分にお
いて荷重が広く分散し、既設のスレート板屋根材
が破損、損傷するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案に係るスレート葺屋
根の補修用金属板屋根材の一実施例を示し、第1
図は正面図、第2図は補修施工した状態の正面
図、第3図は第2図における−線断面図、第
4図aおよびbは本考案の金属板屋根材および既
設のスレート板屋根材の雨水の流れ面積を示した
説明図、第5図および第6図は山部の変形例を示
した一部正面図である。第7図は角形の補修用金
属板屋根材の説明図である。 1……既設のスレート板屋根材、10……山
部、11……谷部、2……C鋼、3……フツクボ
ルト、4……金属板屋根材、40……山部、43
……傾斜面載置部、44……水平底部、S……空
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄鋼板を折曲して、山部と水平底部とを、連続
    して形成し、前記山部のピツチを既設のスレート
    板屋根材の山部のピツチに合わせると共に、その
    山部の高さを、新設の補修用金属板屋根材を既設
    のスレート板屋根材に載置した際に新設の山部と
    既設の山部との間に空間ができる程度の高さとし
    たスレート葺屋根の補修用金属板屋根材におい
    て、前記山部の左右両側部と前記水平底部との間
    に、既設のスレート板屋根材の山部の両側に面接
    触で載置する傾斜面載置部を設けたことを特徴と
    するスレート葺屋根の補修用金属板屋根材。
JP2981283U 1983-03-03 1983-03-03 スレ−ト葺屋根の補修用金属板屋根材 Granted JPS59136819U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2981283U JPS59136819U (ja) 1983-03-03 1983-03-03 スレ−ト葺屋根の補修用金属板屋根材

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JPS59136819U JPS59136819U (ja) 1984-09-12
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JP2981283U Granted JPS59136819U (ja) 1983-03-03 1983-03-03 スレ−ト葺屋根の補修用金属板屋根材

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JPH0513851Y2 (ja) * 1985-12-26 1993-04-13
JP6403205B2 (ja) * 2014-02-19 2018-10-10 Jfe鋼板株式会社 スレート葺屋根の補修用金属製屋根材

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JPS59136819U (ja) 1984-09-12

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