JPS644976Y2 - - Google Patents

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JPS644976Y2
JPS644976Y2 JP1983134968U JP13496883U JPS644976Y2 JP S644976 Y2 JPS644976 Y2 JP S644976Y2 JP 1983134968 U JP1983134968 U JP 1983134968U JP 13496883 U JP13496883 U JP 13496883U JP S644976 Y2 JPS644976 Y2 JP S644976Y2
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roof
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main building
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JP1983134968U
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JPS6041418U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、既設屋根の上部に別の屋根を新設し
た葺替屋根に関するものである。
〔従来の技術〕
既設屋根の屋根材が老朽化したような場合、そ
の屋根材を解体撤去することなく、当該既設屋根
の上部に別の屋根を新設する葺替屋根は、特開昭
55−75045号公報によつて既に知られている。
この葺替屋根は、断面波形状を呈する既設の屋
根材(波形スレート板)の上に、当該屋根材の横
幅よりも長い新設用母屋を、隣接する屋根材同士
の重ね合わせ部分における山部で支持された状態
に載置し、当該新設用母屋を、前記重ね合わせ部
分において、山部を貫通するタツピングビスによ
り既設の母屋に連結し、屋根材の幅方向中間部
(2枚の屋根材が重ね合わされていない部分)に
おいては、新設用母屋と既設屋根材の山部との間
に屋根材1枚分の厚さに相当する隙間ができるの
で、屋根材と新設用母屋との間に当該屋根材と同
じ断面波形状で且つ屋根材と同じ厚さを有するス
ペーサーを介在させ、このスペーサーと屋根材の
山部を貫通するタツピングビスにより新設用母屋
を既設母屋に連結し、当該新設用母屋に支持部材
を介して新設用の屋根材を取り付けるように構成
されていた。
この葺替屋根は、既設の屋根材を解体体撤去す
る手間と時間が不要でコスト的に有利であり、ま
た工事中も、一般住宅の場合は居住者の生活が妨
げられず、工場や事務所等においては業務が中断
されない等々の利点を有しているが、次のような
欠点があつた。
即ち、断面波形状を呈する既設屋根材(波形ス
レート板)の山部で新設用母屋を支持する構造で
あるため、既設屋根材が老朽化して壊れやすくな
つているにもかかわらず、最も壊れやすい山部で
荷重を支持することになり、せつかく屋根を葺き
替えても、新設用母屋を支持する既設屋根材の山
部が容易に破損してしまうのである。
このため、第1図に示すような葺替屋根が提案
されている。
この葺替屋根は、鋼板等、強度の大きい板材の
曲げ加工によつて、既設の屋根材2の谷部に位置
する取付用板部12aと前記屋根材2の山部に跨
る乗載用板部12bとから成る山形のスペーサー
12を作製し、このスペーサー12をセルフドリ
ルビス13によつて既設屋根Aの母屋1に固着
し、このスペーサー12上に新設用母屋5を溶接
等により取り付け、当該新設用母屋5と既設屋根
材2の山部との間に間隙を形成して、既設屋根材
2の山部に新設屋根の荷重がかからないように配
慮したものである。第1図中の9は新設用母屋5
に溶接された支持部材、8は新設用屋根材であ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
第1図で示した従来例は、老朽化した屋根材2
の山部に新設屋根による荷重がかからず、既設屋
根材2の破損を防止できる点で非常に優れたもの
であるが、次の点に改良の余地があつた。
即ち、前記スペーサー12が既設屋根材2の山
部を跨いで、山部両側の谷部に固定する形状に形
成されていたため、スペーサー12として、断面
波形状を呈する既設屋根材の波形ピツチに対応し
た寸法のものが必要とされた。
言うまでもなく、既設屋根材の波形ピツチは、
多種多様であり、屋根ごとに区々である。さらに
一つの屋根であつても、例えばば、体育館等の屋
根のような大屋根においては、屋根面の各部位ご
とに波形ピツチの異なる屋根材が葺かれることも
希ではない。また屋根の大きさにもよるが、一つ
の屋根に使用されるスペーサー12の個数は非常
に多いものである。
従つて、上記の従来例では、このような場合、
既設屋根材の波形ピツチに対応する何種類ものス
ペーサーを多量に準備して、使い分けることが必
要であり、これが葺替屋根の施工性を悪くする要
員となり、資材管理やコスト面でも大いに問題が
あつた。
本考案の目的は、これらの点で改良された葺替
屋根を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案が講じた
技術的手段は、次の通りである。即ち、本考案に
よる葺替屋根は、既設屋根の上部に別の屋根を新
設した葺替屋根であつて、既設の母屋に乗載され
た断面波形状を呈する既設の屋根材の隣り合う山
部間の谷部の上面に、上面が前記山部の頂上より
も高くなるようにスペーサーを載置すると共に、
当該スペーサー上に新設用母屋を載置して既設屋
根材の山部と当該新設用母屋との間に間隙を形成
し、当該新設用母屋を前記既設母屋に直接連結
し、かつ、前記新設用母屋に付設の支持部材に新
設用屋根材を取付けてあることを特徴としてい
る。
〔作用〕
上記の構成によれば、既設屋根材の山部と当該
新設用母屋との間に間隙が形成されているので、
老朽化した既設屋根材の山部に新設屋根による荷
重がかからず、既設屋根材の破損を防止できる。
また、新設用母屋を載置するためのスペーサー
を既設屋根材の隣り合う山部間に位置する形状と
してあるから、波形ピツチの異なる既設屋根材に
も対応できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は既設屋根Aの上部に別の屋根Bを新設
した状態を示し、第3図は既設屋根A並びに新設
屋根Bの断面を示す。
前記既設屋根Aは、図外の柱によつて支持され
た断面Cの字状の母屋1に、順次端部を重ね合わ
せる状態で、断面波形状の、例えば大波カラー鉄
板から成る屋根材2を乗載すると共に、フツクボ
ルト3を前記母屋1の上部垂下片1aに係止させ
ながら、該フツクボルト3のねじ部3aを前記屋
根材2の山部に形成した孔aに下方から挿通さ
せ、かつ、クツシヨン材bと座金cを前記ねじ部
3aに外嵌合させると共に、該ねじ部3aにナツ
トdを螺着して成る。
前記新設屋根Bは次のようにして構成されてい
る。
上面が既設屋根材2の山部2aよりも高く設定
され、かつ、両側の山部2a,2a間に位置する
ように左右の幅が既設屋根材2の波形ピツチより
も十分に狭く設定された角筒から成るスペーサー
4を既設屋根材2の谷部2bの上面の所定位置
(既設母屋1の上方)に載置する。
次に、断面L字状の新設用母屋5を前記スペー
サー4の上面に載置して、既設屋根材2の山部2
aと当該新設用母屋5との間に間隙l′を形成する
と共に、当該新設用母屋5とスペーサー4に予め
形成された上下方向の孔e,f,fの位置を合わ
せ、これらの孔e,f,fにセルフドリルビス6
を挿通させて、該セルフドリルビス6を既設母屋
1に螺着し、もつて、前記新設用母屋5を既設母
屋1に直接的に前記セルフドリルビス6で連結す
る。
前記新設用母屋5には、新設用屋根材8の山部
8aに対応させて支持部材9,9が設けられてい
る。この支持部材9は、一端側に剣先ねじ部9a
が形成された棒状体から成り、その他端側をL字
状母屋5の水平板部5aと垂直板部5bとに当接
させた状態で、予め工場等において溶接により固
着されている。また、前記新設用屋根材8は、所
定間隔おきに山部8aが形成されたカラー鋼板
に、例えば、ポリエチレンフオーム等の断熱材7
を裏貼りして成り、端部の山部8aどうしを重ね
合わせる状態で、各山部8aを前記支持部材9に
取り付けてある。
新設用屋根材8の山部8aを支持部材9に取り
付けるにあつたつては、先ず、新設用屋根材8の
支持部材9の上端近くを打ち叩いて、支持部材9
の上端を新設用屋根材8の方に突出させ、クツシ
ヨン材jと座金kを支持部材9の突出部分に外嵌
合させ、ナツトlを螺合させ、もつて、該ナツト
lと支持部材9の受座mとで新設用屋根材8を挟
持固着させればよい。
この実施例によれば、スペーサー4を貫通する
まセルフドリルビス6で新設用母屋5を既設母屋
1に連結するため、先に述べた考案の構成による
作用効果に加えて、既設母屋1に対するスペーサ
ー4の固定と新設用母屋5の固定とが同時に行わ
れるという利点がある。
尚、上述のように、新設用母屋5とスペーサー
4に孔e,f,fを予め穿設しておき、かつ、支
持部材9を新設用母屋5に予め溶接等によつて付
設しておくと、作業面並びに施工面で優れたもの
となるが、それら孔あけや溶接等を現場で行うも
良きものである。
第4図は本考案の別実施例を示す。この実施例
は、断面波形状の既設屋根材2が波形スレート板
であること、スペーサー4として前記既設屋根材
2の谷部2bに沿うような円形のパイプを用いた
こと、新設用母屋5として中空の角パイプを用い
たこと、支持部材9を、山部8aの下面を支持す
る板部9bと、該板部9bの両側に垂下させた板
部9c,9cと、該板部9c,9cの下端から外
側に折曲させた取付板部9d,9dと、前記板部
9bの上面に設けた剣先ボルト9eとから構成
し、かつ、セルフドリルビス9f,9fで新設用
母屋5に取り付けたことを特徴としている。その
他の構成は先の実施例と同じである。
尚、上記各実施例では、いずれも、セルフドリ
ルビス6をスペーサー4に貫通させたが、第2図
の構成を例にとつて第5図に示すように、前記ス
ペーサー4をセルフドリルビス6による新設用母
屋5の固定位置とは離れた箇所に配置するもよ
い。この場合、特に必要ではないが、前記スペー
サー4の位置ずれが懸念されるならば、仮想線で
図示するように、必要に応じて新設用母屋5とス
ペーサー4とをセルフドリルビス11や溶接等に
よつて一体化させてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなり、新設用母屋
を載置するためのスペーサーを既設屋根材の隣り
合う山部間に位置する形状としてあるから、一種
類のスペーサーで波形ピツチの異なる何種類もの
既設屋根材に対応でき、殊に、一つの屋根で各部
位ごとに既設屋根材の波形ピツチが異なる場合に
も、波形ピツチに対応する何種類ものスペーサー
を準備して、これらを使い分けるといつた施工上
及び資材管理上の煩雑さがなく、施工能率の向上
とスペーサーの量産によるコストダウンが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断正面図である。第2
図以降が本考案に係り、第2図は葺替屋根の縦断
正面図、第3図は縦断側面図である。第4図と第
5図は各々本考案の別実施例を示す要部の断面図
である。 A…既設屋根、B…新設屋根、1…既設屋根、
2…既設屋根材、2a…山部、2b…谷部、4…
スペーサー、5…新設用母屋、8…新設用屋根
材、9…支持部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 既設屋根の上部に別の屋根を新設した葺替屋根
    であつて、既設の母屋に乗載された断面波形状を
    呈する既設の屋根材の隣り合う山部間の谷部の上
    面に、上面が前記山部の頂上よりも高くなるよう
    にスペーサーを載置すると共に、当該スペーサー
    上に新設用母屋を載置して既設屋根材の山部と当
    該新設用母屋との間に間隙を形成し、当該新設用
    母屋を前記既設母屋に直接連結し、かつ、前記新
    設用母屋に付設の支持部材に新設用屋根材を取付
    けてあることを特徴とする葺替屋根。
JP13496883U 1983-08-30 1983-08-30 葺替屋根 Granted JPS6041418U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13496883U JPS6041418U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 葺替屋根

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JP13496883U JPS6041418U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 葺替屋根

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JPS6041418U JPS6041418U (ja) 1985-03-23
JPS644976Y2 true JPS644976Y2 (ja) 1989-02-08

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ID=30303942

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JP13496883U Granted JPS6041418U (ja) 1983-08-30 1983-08-30 葺替屋根

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650575Y2 (ja) * 1988-03-30 1994-12-21 三晃金属工業株式会社 補修屋根
JPH0650576Y2 (ja) * 1988-03-30 1994-12-21 三晃金属工業株式会社 補修屋根

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575045A (en) * 1978-11-30 1980-06-06 Nasu Bankin Kogyo Yuugen Repair method of slated roof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5575045A (en) * 1978-11-30 1980-06-06 Nasu Bankin Kogyo Yuugen Repair method of slated roof

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