JPH0627425B2 - 嵌合外囲体 - Google Patents

嵌合外囲体

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JPH0627425B2
JPH0627425B2 JP4124385A JP4124385A JPH0627425B2 JP H0627425 B2 JPH0627425 B2 JP H0627425B2 JP 4124385 A JP4124385 A JP 4124385A JP 4124385 A JP4124385 A JP 4124385A JP H0627425 B2 JPH0627425 B2 JP H0627425B2
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五男 上薗
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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Sanko Metal Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、施工性が極めて優れ、さらに水密性,強度性
も良好にできる嵌合外囲体に関する。
〔従来の技術及びその問題点等〕
従来より、屋根又は壁等の金属製の外囲体が施工されて
いる。その外囲体において隣接する建築用板相互の端部
に、キャップ材を嵌合して葺成施工するものも研究,開
発されている。しかるに、施工性を追求しつつ、水密性
等の諸条件を満足するものが中々存在しなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで発明者は、前記問題点等を解決すべく鋭意,研究
を重ねた結果、本発明を、底部主板の両側より外方上向
きの傾斜部を形成し、この両上端より外側に水平状部を
形成し、この両外端より立上り部を形成し、この両上端
より内方に頂部を形成し、この両頂部の内側端より内方
下向きの傾斜縁を形成して建築用板とし、この建築用板
の端部の立上り部箇所に、支持部の略中央上面にT字形
部を設け、且つ該T字形部の上面にクッション材を貼着
した支持具の支持部とT字形部との間隔を挿入しつつ支
持具を下地部上に固着し、隣接の同建築用板の端部の立
上り部箇所を前記支持具の支持部とT字形部との間に挿
入し、隣接する建築用板の端部箇所を略接触状態にさ
せ、上部の両側より嵌合部を有する両脚部を一体形成し
たキャップ材を隣接する建築用板の端部箇所に被嵌する
とともに、その嵌合部を隣接する建築用板の対向する両
傾斜縁端に弾性にて嵌合した嵌合外囲体としたことによ
り、施工性が極めて優れ、さらに水密性,強度性も良好
にでき、前記の問題点等を解消したものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第10図に基づいて
説明する。
Aは金属製の建築用板であって、底部主板1の幅方向両
側より外方上向きの傾斜部2,2が形成され、この両傾
斜部2,2の上端より外側に水平状部3,3が形成さ
れ、この両外端より立上り部4,4が形成され、この両
上端より内方に頂部5,5が屈曲形成され、この両頂部
5,5の内側端より内方下向きの傾斜縁6,6が屈曲形
成されている。また、場合によっては、この両傾斜縁
6,6の下端より内側に僅かの長さで、かつ弧状の折返
し端縁6a,6aが設けられることもある(第2図乃至
第5図参照)。前記底部主板1は、単に平板状に形成さ
れたり、或いは長手方向に直交する高さの低いリブを連
続形成して波形に形成するのも含まれる。その建築用板
Aは底部主板1両傾斜部2,2水平状部3,3立上り部
4,4頂部5,5傾斜縁6,6(折返し端縁6a,6a
が含まれることもある)にて構成され、これは長尺の金
属板が、多段の上下部形成ロールにて一体的に成形され
ている。
この建築用板Aの裏面には適宜の箇所に、発砲合成樹脂
又はクラスウール材等の断熱材7が必要に応じて貼着さ
れている。この場合の具体的実施例について述べると、
まず第1に底部主板1両傾斜部2,2水平状部3,3立
上り部4,4頂部5,5の裏面に貼着されたり(第3
図,第5図,第6図鎖線参照)、或いは底部主板1両傾
斜部2,2水平状部3,3立上り部4,4の裏面に貼着
されている(第7図参照)。また、図示しないが、底部
主板1両傾斜部2,2水平状部3,3の裏面のみに貼着
されることもある。前記水平状部3及び立上り部4の方
向が傾いて傾斜状に形成されることもある。
Bは下地部であって、新設の場合には、母屋,胴縁等の
構造材8のみの場合や(第1,第2図等参照)、この構
造材8上に断熱材,ベニヤ板等の下地板9が載置された
ものもある(第4図参照)。さらに、既設の場合には、
この構造材8又は下地板9の上に既設の屋根又は壁等の
外囲体10が施工されたものも存在している(第3図参
照)。
Cは支持具であって、適宜の高さ位置に設けた略水平状
の支持部11の略中央上面にT字形部12が固着されて
構成されている。その支持部11の一側とT字形部12
の一側とで断面コ字状部が互いに外方を向いて形成され
ている。この支持具Cの具体的実施例では、支持部11
の略中央下側に、底部取付部13b付きの垂直状の立上
り部部13aの上端が固着されている。或いは、その支
持部11の両側より底部取付部14b,14b付きの傾
斜状の脚部14a,14aが設けられている。
前記T字形部12の上辺の両側より上側に逆L字形の支
持屈曲片15,15が一体形成されることもある(第9
図,第10図等参照)。この支持屈曲片15,15の上
面には発砲合成樹脂等の弾力性を有するクッション材1
6,16が適宜の厚さを有して貼着されている。
前述の支持具Cは、前記下地部B上に溶接又はボルト・
ナット等にて固着され、これが適宜の間隔毎(建築用板
Aの葺成ピッチ)に複数取り付けられている。
また、支持具Cを既設瓦棒葺屋根の外囲体10に取り付
けるには、第3図に示すように、瓦棒部を跨ぐようにし
て取り付けることが多い。
Dは長手方向に適宜の長さ又は長尺の金属板製のキャッ
プ材であって、その上部17の両側より下方に、中間に
嵌合部18a,18aを有する両脚部18,18が一体
形成されている。そのキャップ材Dの両脚部18,18
は下方にゆくに従って次第に外方に広がるように構成さ
れている。このキャップ材Dの適所(嵌合部18a,1
8a箇所を除いた箇所等)の裏面には発泡合成樹脂又は
グラスウール材等の断熱材19が貼着されている。(第
8図鎖線等参照)。
まず、建築用板Aの一方の端部の立上り部4箇所(水平
状部3立上り部4頂部5箇所)に、支持具Cの支持部1
1とT字形部12との間隔が挿入されつつ、支持具Cが
下地部B上にボルト・ナット又は溶接等にて固着され、
次いでその支持具Cの支持部11とT字形部12との間
に、建築用板Aの他方の端部の立上り部4箇所が挿入さ
れる。このとき隣接する建築用板A,Aの端部(立上り
部4,4)箇所は略接触状態に構成される。第1図に示
すように接触したり、或いは第2図に示すように僅かな
間隔を有することもある。そして、キャップ材Dが、隣
接する建築用板A,Aの頂部5,5傾斜縁6,6箇所に
被嵌され、且つそのキャップ材Dの両脚部18,18の
嵌合部18a,18aの上側部が、隣接する建築用板
A,Aの対向する両傾斜縁6,6の端に嵌合されてい
る。これらが順次繰り返されて嵌合外囲体が施工され
る。このとき、クッション材16が貼着された支持具C
の場合には、このクッション材16がキャップ材Dの上
部17の下面にて押圧され、同時にそのクッション材1
6の弾発力にてキャップ材Dは上側に張引され、これに
よってキャップ材Dの嵌合部18a,18aと隣接する
建築用板A,Aの両傾斜縁6,6の端との嵌合力を増加
するように構成されている。
断熱材7が貼着されている場合にも、略前記と同様に施
工される。
〔発明の効果〕
本発明においては、底部主板1の両側より外方上向きの
傾斜部2,2を形成し、この両上端より外側に水平状部
3,3を形成し、その両外端より立上り部4,4を形成
し、この両上端より内方に頂部5,5を形成し、この両
頂部5,5の内側端より内方下向きの傾斜縁6,6を形
成して建築用板Aとし、この建築用板Aの端部の立上り
部4箇所に、支持部11の略中央上面にT字形部12を
設け、且つ該T字形部12の上面にクッション材16を
貼着した支持具Cの支持部11とT字形部12との間隔
を挿入しつつ支持具Cを下地部B上に固着し、隣接の同
建築用板Aの端部の立上り部4箇所を前記支持具Cの支
持部11とT字形部12との間に挿入し、隣接する建築
用板A,Aの端部箇所を略接触状態にさせ、上部17の
両側より嵌合部18a,18aを有する両脚部18,1
8を一体形成したキャップ材Dを隣接する建築用板A,
Aの端部箇所に被嵌するとともに、その嵌合部18a,
18aを隣接する建築用板A,Aの対向する両傾斜縁
6,6端に弾性にて嵌合したことにより、第1に極めて
迅速に施工できるし、第2に雨仕舞(水密性)を極めて
良好にできる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、キャップ材D
を隣接する建築用板A,Aの端部箇所に被嵌するととも
に、そのキャップ材Dの嵌合部18a,18aを隣接す
る建築用板A,Aの対向する両傾斜縁6,6端に弾性に
て嵌合したことにより、嵌合施工が極めて簡易かつ迅速
にできる効果がある。即ち、支持具Cを取り付け後は、
キャップ材Dを隣接する建築用板A,A端箇所に嵌合さ
せることのみで屋根等の外囲体を施工することができ
る。
従来では、嵌合して施工する以外では、ボルト・ナット
等による固着、馳締加工が主流であり、ボルト・ナット
による場合には、そのボルト軸部か露出してそこが雨水
に晒され、早期に腐食したりしてそこから雨水が浸入す
る欠点があったり、或いはその馳締加工では、手動式や
電動式のものであっても、加工に時間を要し、施工効率
に問題があった。しかるに、本発明では、そのような欠
点を一切解消して、キャップ材Dを嵌合することのみで
殆どが終了し、極めて簡易かつ迅速に施工できる大きな
利点がある。
また、建築用板Aの傾斜縁6とキャップ材Dの嵌合部1
8aとが嵌合したことにより、その脚部18と傾斜縁6
頂部5立上り部4水平状部3とで、略閉塞した空隙が形
成され、毛管現象の発生を防止し、この箇所が建築用板
Aの傾斜部2の上側に位置していることも加わって極め
て雨水が浸入しにくい構成にでき雨仕舞を良好にでき
る。
次に本発明を構成する建築用板Aは幅方向に左右対称で
あるため、葺成方向には関係なく施工現場のどの位置か
らでも、建築用板Aを葺成することができ、施工後にあ
っては、建築用板Aの適所の一部が破損等した場合に取
替補修作業が簡単にできる効果もある。
また、その支持具Cの上部にクッション材16を貼着し
て、これでキャップ材Dを嵌合するように構成したの
で、そのキャップ材Dの上部17の下面にてクッション
材16が押圧されると、同時にこのクッション材16の
弾発力にてキャップ材Dは上側に引張され、これによっ
てキャップ材Dの嵌合部18a,18aと隣接する建築
用板A,Aの両傾斜縁6,6端との嵌合力が弾性にて一
層強固となる嵌合外囲体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は本発明の斜視図、第2図乃至第5図は本発明の要部縦
断正面図、第6図は建築用板の斜視図、第7図は建築用
板の要部斜視図、第8図はキャップ材の斜視図、第9
図,第10図は支持具の斜視図である。 A…建築用板、B…下地部、 C…支持具、D…キャップ材、 1…底部主板、2…傾斜部、 3…水平状部、4…立上り部、 5…頂部、6…傾斜縁、 11…支持部、12…T字形部、 17…上部、18…脚部、 18a…嵌合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部主板の両側より外方上向きの傾斜部を
    形成し、この両上端より外側に水平状部を形成し、この
    両外端より立上り部を形成し、この両上端より内方に頂
    部を形成し、この両頂部の内側端より内方下向きの傾斜
    縁を形成して建築用板とし、この建築用板の端部の立上
    り部箇所に、支持部の略中央上面にT字形部を設け、且
    つ該T字形部の上面にクッション材を貼着した支持具の
    支持部とT字形部との間隔を挿入しつつ支持具を下地部
    上に固着し、隣接の同建築用板の端部の立上り部箇所を
    前記支持具の支持部とT字形部との間に挿入し、隣接す
    る建築用板の端部箇所を略接触状態にさせ、上部の両側
    より嵌合部を有する両脚部を一体形成したキャップ材を
    隣接する建築用板の端部箇所に被嵌するとともに、その
    嵌合部を隣接する建築用板の対向する両傾斜縁端に弾性
    にて嵌合したことを特徴とした嵌合外囲体。
JP4124385A 1985-03-04 1985-03-04 嵌合外囲体 Expired - Lifetime JPH0627425B2 (ja)

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JPS61200250A JPS61200250A (ja) 1986-09-04
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US4716216A (en) * 1985-08-30 1987-12-29 General Electric Company Crystalline polyimides containing cumulative phenylene sulfide units
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