JPS6326502Y2 - - Google Patents

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JPS6326502Y2
JPS6326502Y2 JP8559280U JP8559280U JPS6326502Y2 JP S6326502 Y2 JPS6326502 Y2 JP S6326502Y2 JP 8559280 U JP8559280 U JP 8559280U JP 8559280 U JP8559280 U JP 8559280U JP S6326502 Y2 JPS6326502 Y2 JP S6326502Y2
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JP
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roof
fixing
rafter
section
plate
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JP8559280U
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、既設の屋根の上に、新規な屋根を葺
設する場合に用いる固定金具に関するもので、特
に、工場や体育館等の大型建造物の屋根を葺替え
る場合において有効に活用される屋根の固定金具
の改良に係るものである。
〔従来技術及びその解決すべき課題〕
従来、建造物の屋根を葺替える場合には、少な
くとも既設の屋根を剥して新規な屋根に葺替える
作業が行われるが、この場合、葺替作業中は屋根
を失うため建造物の使用を中止しなければならな
い。特に、工場、或は体育館のように屋根面積の
大きな建造物では、葺替時間日数を長く要するた
め、製造中止或は使用中止のやむなきに至り、そ
の間の経済的は損失には大きいものがあつた。
上記の点に鑑み、本考案者は、先に実願昭52−
58217号(実開昭53−153320号)として、既設の
屋根をそのままの状態にして、その上に新規な屋
根を葺替るための固定装置を考案した。
この固定装置は、既設の屋根の上に正面門形の
金具を支持し、該金具を既設の屋根の垂木に止付
ボルトをもつて固定し、この金具の上に新規な屋
根を葺くようにしたものである。しかし、この金
具の上面板部の前後には、2枚の固定係合片を切
起しているため、この固定係合片に嵌着して上面
板部に支持される葺替屋根の垂木からの荷重が、
2枚の固定係合片の切起しにより弱くなつている
上面板部の両側にかかるため、上面板部は負荷に
より凹曲する虞れがあり、その補強のため、金具
の設置間隔を狭くする必要があり、それだけ多く
の金具を使用しなければならないという問題点が
あつた。又、2枚の固定係合片の上端でも新設垂
木を支えているため、新設垂木は、内幅と高さが
固定係合片の幅と高さに合つたものしか使用でき
ず、このため新設垂木に寸法精度を要する他、切
曲げ加工であるため、加工費が高くなり、更に輸
送時などに切起した固定係合片が他の固定金具に
当つて曲がる等の変形を生ずるという問題点もあ
つた。
〔考案の開示〕
本考案は、既設屋根の垂木8上方に位置するよ
うに複数の固定金具7を波形の既設屋根9上に設
置し、前記固定金具7を前記垂木8に止付ボルト
16で屋根板9の傾斜する方向に沿つて固定し、
前記固定金具7に断面帽子状の新設垂木19をそ
の開口が下向になるようにボルト22で固定し、
新設垂木19上に横長の新設屋根板24を固定し
た葺替屋根に用いる固定金具において、金属板を
断面門形に折曲げて、下端1,1を既設の屋根板
に沿う円弧状に外側方向に曲成した一対の脚片
2,2を形成し、これらの脚片2,2相互間を連
結する上面板部3の幅方向中央上に、前記新設垂
木19の開口が嵌まる段突部4を、軒棟方向に沿
つて断面が下向に開口すると共に、直立した両側
面を備えたコ字形に形成し、しかも、前記段突部
4の中央部に前記止付ボルト16、ボルト22用
の貫通孔5,6を穿設したことを特徴としてい
る。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例図にもとづき詳述する。
第1図において、1は金属板を断面門形に折曲げ
たものの下端であつて、該下端1,1を外側方向
へ円弧状に曲成して一対の脚片2,2を形成す
る。3は前記脚片2,2相互間を連結している上
面板部であつて、該上面板部3の中央に、前後方
向の段突部4を断面が下向きに開口すると共に直
立した両側面を備えたコ字形に形成する。5,6
は、段突部4の中央部面に穿設した止付ボルト用
の貫通孔である。7はこのようにして形成された
固定金具であつて、第1図示のものは波形スレー
ト瓦等が小さな波、即ち小波用に適合するように
形成したものである。
第2図示のものは、本考案の第2実施例斜視図
であつて、金具7′の一対の脚片2′,2′の下方
を外側方向へ大きく拡開させたものであり、特に
広波幅の屋根板に適する。即ち、波形が大波用の
スレート瓦等に適合させるものである。
次に本考案に係る金具の取付順位等につき説明
する。
まず、第3図、第4図に示すように、金具7
を、既設の屋根の垂木8上に敷設した野地板12
上に、波形のスレート瓦等よりなる屋根板9を葺
き、この屋根板9上の1つの山部10を跨いだ山
部10両側の谷部11,11上に、円弧状に曲成
した脚片2,2の下端1,1を跨架させた後、屋
根板9とその下方の野地板12に穿孔した貫孔1
4に、下端にフツク15を有する止付ボルト16
を挿通して、該止付ボルト16下端のフツク(又
はビス)15を横向チヤンネル状の垂木8の上側
縁17に懸止する。更に、金具7の段突部4にあ
る貫通孔5に、止付ボルト16の上端を挿通し
て、該止付ボルト16の上端にナツト18を螺締
することにより、複数の金具7を屋根板9の傾斜
方向に沿つて固定する。
次に、金具7上に、帯状鋼板を断面帽子状、す
なわち、上面部23と下端両側の外向水平片2
0,20とを垂直な脚片で連接するように屈曲形
成した長尺材よりなる新設垂木19下端両側の外
向水平片20,20を、金具7の上面板部3中央
に形成した段突部4が嵌入するようにして、上面
板部3の両側部上に支持させ、該新設垂木19の
貫孔21と金具7における段突部4の貫通孔6と
の間にボルト22を締結して、新設垂木19を金
具7に固定する。
この新設垂木19は、上面部23に屋根板24
の幅間隔で起上る止着片25を多数備えており、
この止着片25により屋根板24を固定できるよ
うにしてある。すなわち、屋根板24は、横長の
金属板の一方の縁に上向に折返した折返片26
を、又他方の縁には下向に折返した折返片27
を、それぞれ長さ方向に沿つて備えており、上向
折返片26を止着片25に当接し、この止着片2
5を被せるように叩打することによつて、上向折
返片26を止着片25に止着した後、別の屋根板
24の下向折返片27を上記の叩きつぶした上向
折返片26の間に差込み、同時に他方の上向折返
片26を上記と同様にして止着片25に止付す
る。この作業を繰返すことにより、屋根板24相
互を連結しながら、新設垂木19に固定される構
造としてある。
〔効果〕 本考案の固定金具7は以上のように構成され、
該金具7が既設の屋根板9上に載置され、新規な
屋根板24を固定する新設垂木19の足場となる
ものであり、既設の屋根板の垂木8に対しては止
付ボルト16により、又、新設垂木19はボルト
22により、それぞれ迅速簡単に固定することが
できる。しかも、新設垂木19下端の外向水平片
20,20を支持する金具7の上向板3の受圧面
が飛躍的に広がつたことにより、強度が大きくな
り、十分に新設垂木19の荷重を支えることがで
きるのである。又、その曲げ荷重は、上面板部3
中央の段突部4の高さ方向すなわち断面が下向き
に開口するコ字形の段突部4に形成されている直
立した両側面で確実に受けることができるので、
前述した従来のものの切起した固定係合片や台形
に傾斜した側面で受けるのと異なり、曲げ荷重に
対しても強度を飛躍的に大きくすることが出来、
従つて、金具7の設置間隔を広くして、金具7の
使用個数を減らすこともできる。
更に、新設垂木19は、金具7における上面板
部3中央の段突部4に下端が嵌入しているのみで
あるから、この段突部4に新設垂木19の内幅を
合わせるのみで、高さ方向には何等寸法的な規制
を受けないから、寸法精度が必要でなくなり、量
産にも適するのである。しかも、金具7は曲げ加
工のみで製作し得るから、加工が極めて容易であ
つて、安価に提供することが出来る上に、切起し
た固定係合片やボルトなどが上面板部から突出し
ていると輸送時等に他の固定金具等に当つて曲が
る等の変形を生ずることがあるが、本考案の段突
部4は他の固定金具等に当つても変形を生じにく
いという効果も得られる。
尚、第2図及び第5図示のように脚片2′,
2′の下方を外側へ大きく拡開しておくと、高さ
が低く、幅が広がるため、既設屋根の上に安定よ
く新規の屋根を葺替えることが出来るだけでな
く、特に大波用の瓦に使用すると非常に便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る葺替屋根の固定金具の実施
例を示すものであつて、第1図は固定金具の斜視
図、第2図は固定金具の他の実施例を示す斜視
図、第3図は波幅の小さな屋根への葺替状態を示
す縦断正面図、第4図は同縦断側面図、第5図は
波幅の大きな屋根への葺替状態を示す縦断側面図
である。 1……金属板の下端、2……脚片、3……上面
板部、4……段突部、5,6……貫通孔、7……
金具、8……垂木、9……屋根板、10……山
部、11……谷部、12……野地板、13,14
……貫孔、15……フツク(又はビス)、16…
…ボルト、17……垂木の上側縁、18……ナツ
ト、19……新設垂木、20……外向水平片、2
1……新設垂木の貫孔、22……ボルト、23…
…上面部、24……屋根板、25……止着片、2
6……上向折返片、27……下向折返片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 既設屋根の垂木8上方に位置するように複数
    の固定金具7を波形の既設屋根9上に設置し、
    前記固定金具7を前記垂木8に止付ボルト16
    で屋根板9の傾斜する方向に沿つて固定し、前
    記固定金具7に断面帽子状の新設垂木19をそ
    の開口が下向になるようにボルト22で固定
    し、新設垂木19上に横長の新設屋根板24を
    固定した葺替屋根に用いる固定金具において、
    金属板を断面門形に折曲げて、下端1,1を既
    設の屋根板に沿う円弧状に外側方向に曲成した
    一対の脚片2,2を形成し、これらの脚片2,
    2相互間を連結する上面板部3の幅方向中央上
    に、前記新設垂木19の開口が嵌まる段突部4
    を、軒棟方向に沿つて断面が下向に開口すると
    共に、直立した両側面を備えたコ字形に形成
    し、しかも、前記段突部4の中央部に前記止付
    ボルト16、ボルト22用の貫通孔5,6を穿
    設したことを特徴とする葺替屋根の固定金具。 (2) 脚片2,2は、下方が外側方向へ大きく拡開
    させてある実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の葺替屋根の固定金具。
JP8559280U 1980-06-20 1980-06-20 Expired JPS6326502Y2 (ja)

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JP8559280U JPS6326502Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20

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JP8559280U JPS6326502Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20

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JPS5716420U JPS5716420U (ja) 1982-01-27
JPS6326502Y2 true JPS6326502Y2 (ja) 1988-07-19

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JP8559280U Expired JPS6326502Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20

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JPH0796820B2 (ja) * 1990-10-18 1995-10-18 元旦ビューティ工業株式会社 二重葺き屋根構造
JP4686020B2 (ja) * 2000-11-16 2011-05-18 綿半鋼機株式会社 屋根補修工法

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JPS5716420U (ja) 1982-01-27

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