JPH11293865A - 瓦屋根上設置機材の取付金具およびその取付構造 - Google Patents
瓦屋根上設置機材の取付金具およびその取付構造Info
- Publication number
- JPH11293865A JPH11293865A JP10114228A JP11422898A JPH11293865A JP H11293865 A JPH11293865 A JP H11293865A JP 10114228 A JP10114228 A JP 10114228A JP 11422898 A JP11422898 A JP 11422898A JP H11293865 A JPH11293865 A JP H11293865A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- roof
- tip
- substrate
- mounting bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
瓦の種類を問わず、瓦の傾斜にも影響されずに適用でき
る取付金具及びその取付金具を使用しての取付構造を提
供するものである。 【解決手段】 取付金具10は、屋根の桟木6に挿入す
ることのできる基板11を有し、この基板11と協同し
て瓦4の後端から瓦を挟持するように設けられた瓦押え
板13を備え、瓦押え板13の先端には機器を設置する
枠20と接続するための取付部15を備えている。
Description
る機材、例えば太陽電池パネル、太陽熱温水器、空調設
備機器等を瓦屋根上に設置するための取付金具およびそ
の取付構造に関するものである。
熱温水器、空調設備機器等を設置するとき、取付け方法
等は取付業者の自由意思に任されており、一般的には、
例えば木材を枕木として瓦屋根に渡し架け、この上に設
置機材を取付け、設置機材の重量で屋根上に据え置く方
法が取られている。これは重量のみで支えるため強風、
台風によって動かされ、設置機材に故障の原因を与え、
瓦などを破損し雨漏りの原因にもなり、しかも枕木は雨
風に曝されるため朽ちる状態が早いなど設置機材の設置
の安全性に問題があった。
専用取付金具が最近使用されるようになってきた。これ
を図6、図7に基づいて説明する。図6は屋根の側方断
面図、図7は屋根の前方断面図である。屋根の複数の垂
木1上には野地板2が張ってあり、野地板2の上には適
宜間隔をあけて横桟木6が打ちつけれられている。瓦4
はこの横桟木6に係止した状態で葺かれる。横桟木6の
間の野地板2上に固定台3を釘等で固定し、その上に専
用取付金具8がその基部に釘打ちすることによって固定
される。専用取付金具8は、第7図で分かるように、鋼
板をジグザグに折曲したような形状をしており、平坦な
基部3−1と、瓦に係合する屈曲部3−2と、上端にコ
字状金具3−4をを備えた支持部3−3とから成ってい
る。コ字状金具3−4には、設置機材の枠等が挿入さ
れ、両者はねじ等で一体に固定されている。
む構造となっているため、瓦の種類に対応して適応性が
限られ、または瓦面の傾斜に影響されるものであった。
更に、屈曲部3−2があるため取付金具自体に座屈が起
こり易く、しかも、専用取付金具の面が瓦の側面を向い
ているため、衝撃により捻じれが生ずるおそれがあり、
そのような場合は設置機材の支持に安定性を欠くものと
なっていた。
太陽電池パネル、太陽熱温水器、空調設備機器等を設置
する場合において、機器の据え付けの簡便さ、強固さは
もとより、瓦の種類(一般和瓦、平瓦、洋瓦、重ね式瓦
など)を問わず、屋根の瓦の傾斜角度にも影響されずに
適応される、太陽電池パネル等を瓦屋根上に設置するた
めの取付金具および取付構造を提供するものである。
基板の略中央部から立ち上がった脚部と、前記脚部によ
って支えられ、前記基板とは間隔を置いて前記基板の先
端側に延設された瓦押え板と、前記瓦押え板の先端に形
成された取付部とからなることを特徴とする瓦屋根上設
置機材の取付金具である。
央部から立ち上がった脚部と、前記脚部によって支えら
れ、前記基板とは間隔を置いて前記基板の先端側に延設
された瓦押え板と、前記瓦押え板の先端に形成された取
付部とからなる取付金具の複数個を、設置機材の位置す
る範囲の瓦屋根上において、その基板の先端部を瓦屋根
の野地板と横桟木との間に挿入することによって固定
し、かつ前記各取付支承金具の瓦押え板は前記横桟木に
係止した瓦の上に延在するようにし、そして前記瓦押え
板の先端の取付部には設置機材の枠等を接続したことを
特徴とする瓦屋根上設置機材の取付構造である。
図2によって説明する。本発明の瓦屋根上設置機材の取
付金具10は、基板11と、前記基板11の略中央部か
ら立ち上がった脚部12と、前記脚部12によって支え
られ、前記基板11とは間隔を置いて前記基板11の先
端側に延設された瓦押え板13と、前記瓦押え板13の
先端に形成された、設置機材の枠等を接続するための取
付部14とから構成されている。取付金具10は、帯状
の金属板を長手方向に折り曲げることによって形成され
ている。取付金具の基板11は、短冊状を呈し、折り曲
げた部分が後端部11Bで、反対側が先端部11Aとな
る。先端部11Aは後述の桟木と野地板との隙間に挿入
される部分となる。後端部11Bには取付金具10を屋
根の野地板に固定するための釘等用の孔15が穿設され
ている。
に立ち上り、脚部12を形成している。なお、脚部12
と基板11との境は離れることは望ましくないので、両
者を溶接等で一体に固定するか、基板11の折り重ねた
部分を数箇所スッポト溶接しておく。脚部12の立ち上
り高さは、瓦の後縁の厚みに略等しく、その位置から折
り曲がって基板11に対し略平行に基板の先端の方向に
向かう瓦押え板13が形成されている。瓦押え板13の
途中はクランク状に折り曲げられた折曲げ部13Aを備
えている。
れた取付部14が形成されており、この部分には図5に
も示されるように溝型金具15などが取り付けられる。
この様にして構成された取付金具10は、機材の設置部
位の適宜複数個所の瓦を上下にわたり捲り、野地板2上
に適宜間隔を置いて固定された桟木6の後方(上方)か
ら桟木6の下に取付金具の先端部11Aを挿入し、その
脚部12が瓦4の後縁に接する位置まで押し込み、後端
部を野地板2に釘等で固定する。しかる後、前方(下
方)に位置する瓦4を先に乗せ、続いて後方(上方)の
瓦を前方の瓦4の後部上に乗せる。瓦押え板13は上下
の瓦で挟まれた状態に位置し、かつその下面は前方の瓦
上に接して位置し、その上面の略3分の2は露出した状
態となる。瓦押え板13の先端部は折り曲げ部13Aに
よって少し上方に浮いており、枠20の取り付けを容易
にしている。
は、設置機材の枠20がボルト等21で接続される。設
置機材は従来公知の手段で枠20に固定される。なお、
取付金具の取り付ける際に、瓦は一枚除去して施工して
もよいものである。
ものであるから、設置部位の上位の一枚の瓦(必要に応
じて上下の二枚の瓦)を捲れば容易に桟木6に係合した
瓦4の後端に、または桟木に近付くことができ、しかも
桟木を利用して取付金具20を取り付けるものであるか
ら特別な固定台のようなものは不要となり、作業を容易
となる。設置後の荷重は枠20が接する瓦屋根の全てで
支持し、屋根の傾斜方向のすべり荷重は取付金具10の
固定力すなわち釘等および桟木によって受け止めること
なり、また取付金具10は、基板11、枠20及び瓦押
え板13とで瓦4を挟む形になり、かつ脚部の傾倒を瓦
を介して桟木6で受けるので取付金具10が座屈するこ
とはなく、安定した取付状態を永年にわたって維持する
ことができる。
の一部に折曲げ部13Aを備えているが、図3に示すよ
うに、何もないフラットな板状としてもよいものであ
る。また、図2の取付金具10は帯状板体を長手方向に
折り曲げて作成しているが、図4に示すように、短冊状
の基板11に、瓦押え板13を備えた脚部12を溶接固
定してもよいものである。また、取付金具10は、防錆
上ステンレス製の帯状板材を使用することが望ましい。
帯状板材を使用した場合、全体として弾性があり、強
風、地震等による振動を吸収し、設置機材の保護と瓦材
の保護に役立つものである。
冊状の基板11と、基板の略中央部から上方に突設した
脚部12によって支えられた瓦押え板13とを有するも
のであるから、瓦の後方から前方に向かって基板11と
瓦押え板13によって瓦の上下から抱持するようにして
野地板上に固定できるので、施工が容易迅速に行うこと
ができ、しかも、瓦の種類、瓦の野地板に対する傾斜に
影響されることなく適用できるものである。
の取付構造は、上記の取付金具10の効果を有すると共
に一枚程度の瓦を捲るだけで施工ができるので、取付金
具の取付位置を容易に増やすことができ、これによって
荷重を分散することができる。また、取付金具の桟木と
釘等による固定は強固となり、設置後の荷重は枠20が
接する瓦屋根の全てで支持し、屋根の傾斜方向のすべり
荷重に対しかつ衝撃に対し十分耐えられるものであり安
定した取付状態を永年にわたって維持することができ
る。
材の取付構造を示す縦断面図である。
ある。
図である。
視図である。
すの縦断断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】基板と、前記基板の略中央部から立ち上が
った脚部と、前記脚部によって支えられ、前記基板とは
間隔を置いて前記基板の先端側に延設された瓦押え板
と、前記瓦押え板の先端に形成された取付部とからなる
ことを特徴とする瓦屋根上設置機材の取付金具。 - 【請求項2】基板と、前記基板の略中央部から立ち上が
った脚部と、前記脚部によって支えられ、前記基板とは
間隔を置いて前記基板の先端側に延設された瓦押え板
と、前記瓦押え板の先端に形成された取付部とからなる
取付金具の複数個を、設置機材の位置する範囲の瓦屋根
上において、その基板の先端部を瓦屋根の野地板と横桟
木との間に挿入することによって固定し、かつ前記各取
付金具の瓦押え板は前記横桟木に係止した瓦の上に延在
するようにし、そして前記瓦押え板の先端の取付部には
設置機材の枠等を接続したことを特徴とする瓦屋根上設
置機材の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11422898A JP4078493B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 瓦屋根上設置機材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11422898A JP4078493B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 瓦屋根上設置機材の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11293865A true JPH11293865A (ja) | 1999-10-26 |
JP4078493B2 JP4078493B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=14632458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11422898A Expired - Fee Related JP4078493B2 (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 瓦屋根上設置機材の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4078493B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007002650A (ja) * | 2005-03-10 | 2007-01-11 | Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk | 屋根における支持金具 |
JP2007291814A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Kyocera Corp | 屋根上設置装置 |
JP2011106255A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-06-02 | Toshibumi Murai | 屋根外設材の取付方法 |
JP2012154155A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Mitsubishi Electric Corp | 設備固定防水構造 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP11422898A patent/JP4078493B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007002650A (ja) * | 2005-03-10 | 2007-01-11 | Yane Gijutsu Kenkyusho:Kk | 屋根における支持金具 |
JP2007291814A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Kyocera Corp | 屋根上設置装置 |
JP2011106255A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-06-02 | Toshibumi Murai | 屋根外設材の取付方法 |
JP2012154155A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Mitsubishi Electric Corp | 設備固定防水構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4078493B2 (ja) | 2008-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3352647B2 (ja) | 建築用パネルにおける太陽電池パネルの設置構造 | |
US6725623B1 (en) | Standing seam metal roof wind uplift prevention bar | |
US6904730B2 (en) | Roof panel clip | |
JP2000080768A (ja) | 太陽電池モジュールの取付方法 | |
WO2022024777A1 (ja) | 太陽電池パネル設置構造及び太陽電池パネル支持金具 | |
JP3869292B2 (ja) | 太陽電池パネル取付用の支持金具 | |
JP3041279B2 (ja) | 屋根上設置パネルの固定装置及びその取付方法並びに屋根上設置パネルの設置方法 | |
JP4479333B2 (ja) | 屋根上載置物用ラック取付構造、ラック取付金具及びラック取付方法 | |
JPH11293865A (ja) | 瓦屋根上設置機材の取付金具およびその取付構造 | |
JP3729488B2 (ja) | パネルの受金具構造 | |
HU222259B1 (hu) | Tartóelem sík lap alakú építőelemnek ferde tetőhöz történő rögzítésére | |
JP2990230B2 (ja) | ソ−ラ−器機据付支持装置 | |
JP3450123B2 (ja) | 支持瓦 | |
JP3934453B2 (ja) | 太陽電池パネルを有する屋根構造 | |
JP5430544B2 (ja) | 補助垂木固定金具及び設備固定装置 | |
JP2012140774A (ja) | スレート葺屋根におけるソーラーパネル用架台の基礎装置 | |
JP2003082824A (ja) | 屋根上構造物の取付装置 | |
JP6062671B2 (ja) | 屋根付設物の設置構造 | |
JPH09310458A (ja) | 屋根上に載置される構造物の取付装置 | |
JP3202583U (ja) | 太陽光発電パネルの支持構造 | |
JPS6326502Y2 (ja) | ||
JPS6142040Y2 (ja) | ||
AU709435B3 (en) | Securing and weatherproofing roof tiles | |
JPS6142041Y2 (ja) | ||
JP3042756B2 (ja) | フラット状外囲体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20050408 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050419 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050419 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050419 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050419 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070719 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070822 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071017 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20071203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080122 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |