JP3042756B2 - フラット状外囲体 - Google Patents

フラット状外囲体

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JP3042756B2
JP3042756B2 JP6292021A JP29202194A JP3042756B2 JP 3042756 B2 JP3042756 B2 JP 3042756B2 JP 6292021 A JP6292021 A JP 6292021A JP 29202194 A JP29202194 A JP 29202194A JP 3042756 B2 JP3042756 B2 JP 3042756B2
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正 福原
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三晃金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強度的に優れ、水はけ
が良好で、且つ施工効率に優れ簡易,迅速に施工するこ
とができるフラット状外囲体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、金属製の屋根,壁等の外囲体が多
く使用されており、その中でもフラット状の屋根,壁等
の外囲体も多く存在している。そのフラット状外囲体の
場合には、これを構成するフラット状建築用板の平坦状
部分が広い面積で形成されている。フラット状外囲体は
一般には樋状支持材を吊子にて押さえるとともに、その
吊子にフラット状建築用板の端部個所を嵌合して固定
し、且つ隣接するフラット状建築用板の間にキャップ材
を嵌合してフラット状外囲体を施工するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フラット状
外囲体は、外観が美的であり且つ独創的なものである
し、内部に樋状支持材を設けているタイプでは雨水の排
出が比較的良好にできる等の種々の特色を有している。
しかしながら、上記のようにフラット状建築用板,キャ
ップ材及び吊子に加えて樋状支持材或いはその他比較的
多数の構成部品が必要である。特に、従来のものでは樋
状支持材を吊子で固定するものであり、且つその吊子に
て同時に屋根を支持する金具の役目も兼ねるため、吊子
等の構成部品の構造が複雑となり、単一部材にしたり、
部品点数を少なくしたりすることが比較的困難である。
【0004】さらに、施工時には据え付けに高い精度が
要求されることから、作業員は作業に神経を使わなけれ
ばならず、作業員に多くの負担をかけることも大きな問
題点となる。さらに、部材が多いことで、工場から工事
現場への搬入が大変であり、また部材を紛失する機会も
増えるであろう。以上述べたように、フラット状外囲体
にも種々の問題点が存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、主板の幅方向両端に、一段と下がる段部を有して下
側に嵌合側部を形成したフラット状建築用板と、頂部の
両端より下側に折返しを介して嵌合脚片を適宜の間隔に
対向させたキャップ材と、幅方向両側に互いに内向きの
嵌合端縁を有する被嵌合部を形成した樋状支持材とから
なり、複数の樋状支持材を下地部上に所定間隔に配置固
定し、その隣接する樋状支持材間に前記フラット状建築
用板を載置し、前記嵌合側部を樋状支持材の被嵌合部の
被嵌合端縁に嵌合固着し、隣接するフラット状建築用板
間にキャップ材を配置し、該キャップ材の頂部両側を前
記隣接するフラット状建築用板の段部上に配置して嵌合
脚片を前記嵌合側部に嵌合してなるフラット状外囲体等
としたことにより、施工を極めて簡単なものとするとと
もに施工効率を格段と向上させ、且つ力学的強度に充分
に優れ、前記課題を解決したものである。
【0006】
【作用】下地部G上に被嵌合端縁6b,6bを有する被
嵌合部6,6を形成した樋状支持材Bを配置固定する。
主板1の幅方向両端に嵌合側部2,2を形成したフラッ
ト状建築用板Aを隣接する樋状支持材B,B,…間にフ
ラット状建築用板A,A,…を載置し、その嵌合側部
2,2を樋状支持材Bの被嵌合部6,6の被嵌合端縁6
b,6bに嵌合固着する。次に、隣接するフラット状建
築用板A,A間にキャップ材Cを嵌合する。また、前記
樋状支持材Bを下地部Gに固定するには溶接手段11に
て行うか、或いは樋状支持材Bの長手方向に適宜の間隔
をおいて固定部材7,7,…を固着し、その固定部材
7,7,…を固着具8にて下地部Gに固着する。
【0007】また、外れ止部材Dを使用する実施例で
は、複数の樋状支持材B,B,…内にそれぞれ外れ止部
材D,D,…を装着しておく。そして、隣接する樋状支
持材B,B,…間にフラット状建築用板Aを載置し、そ
の嵌合側部2,2を樋状支持材Bの被嵌合部6,6に嵌
合し、隣接するフラット状建築用板A,A間にキャップ
材Cを嵌合する。次に、前記外れ止部材Dの連結用螺子
杆15をキャップ材Cに貫通させて、該キャップ材C上
から外れ止部材Dの締付部材16を前記連結用螺子杆1
5に螺合し、樋状支持材B,該樋状支持材B上にて隣接
するフラット状建築用板A,A及びキャップ材Cを固定
する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、まずフラット状建築用板Aは、図1,図2等に
示すように、主板1の幅方向両側より下方に嵌合側部
2,2が形成されており、該嵌合側部2,2は、主板1
の幅方向端部より下方に適宜に屈曲されたもので、図
1,図2等に示すように、屈曲端縁2a,2aが形成さ
れている。該屈曲端縁2a,2aは、図2,図4等に示
すように、円弧状に形成されている。また、図2,図1
1に示すように、前記嵌合側部2の具体的な実施例とし
て、前記主板1の幅方向両端に、一段と下がる段部2
b,2bと下側外向きの傾斜片2c,2cと内方に屈曲
し再び外方に屈曲する屈曲端縁2a,2aとから形成さ
れている。次に、キャップ材Cは、図2等に示すよう
に、金属板を適宜に屈曲して長手方向に長尺であり、頂
部3の幅方向両側に下側に折返しを介して嵌合脚片4,
4が適宜の間隔に対向して形成され、該嵌合脚片4,4
の下端には屈曲端縁4a,4aが形成されたものであ
る。具体的には、図2等に示すように、頂部3と該頂部
3の両端より下側に折返しを介して形成された嵌合脚片
4,4とは金属板が適宜に屈曲されて一体的に形成され
ており頂部3と嵌合脚片4,4との間は略円弧状に折り
返し形成されている。該嵌合脚片4,4が隣接する前記
フラット状建築用板A,Aの対向する嵌合側部2,2に
嵌合し、両屈曲端縁2a,2a及び4a,4aが嵌合す
る構成となっている。このとき、図1及び図2等に示す
ように、前記キャップ材Cの頂部3の両側が前記隣接す
るフラット状建築用板Aの段部2b上に配置され、前記
キャップ材Cの頂部3と前記フラット状建築用板Aの主
板1とが略同一平面上に存在するように構成されてい
る。
【0009】次に、樋状支持材Bは、図1乃至図3又は
図7等に示すように、長手方向に長尺又は適宜の長さを
有したものであり、断面U字状に形成された樋状部5
は、底部5a及び両立上り側部5b,5bから構成され
る。そして、樋状部5の両立上り側部5b,5bの上端
に被嵌合部6,6が形成され、該被嵌合部6,6は水平
状片6a,6aの内端より底部5aに向かって適宜に傾
斜する被嵌合端縁6b,6bが形成されている。その樋
状支持材Bの被嵌合部6,6には、前記フラット状建築
用板Aの嵌合側部2,2が嵌合されるものであり、且つ
その上方よりキャップ材Cの嵌合脚片4,4が嵌合す
る。樋状支持材Bを構成する金属材は、比較的厚さの厚
いものが使用されることが好ましい。その樋状支持材B
は後述する下地部Gに直接固定されるか或いは固定部材
7,7,…及び固着具8を介して固定される。
【0010】下地部Gは、リップ溝形鋼,H形鋼或いは
I形鋼等の構造材9及び断熱板等の下地材10等から構
成される。その下地部Gが構造材9のみから構成される
場合には、図4(a),(b)に示すように、前記樋状
支持材Bが溶接手段11にて固着される実施例が存在す
る。さらに、図2(b)に示すように、その構造材9上
に固着具8が垂直状に設けられ、図2(a)に示すよう
に、樋状支持材Bに固着した固定部材7,7,…に前記
固着具8,8が貫通し、ナット13,13にて締めつけ
固定される。
【0011】さらに、樋状支持材Bの長手方向に沿って
適宜の間隔をおいて、固定部材7,7,…が溶接手段等
にて固着され(図7参照)、その固定部材7,7,…を
固着具8,8,…にて下地部G上に固定することで、樋
状支持材Bを下地部G上に配置固定するものである(図
8参照)。上記のように、固定部材7,7,…を固着具
8,8,…にて下地部G上に固着して樋状支持材Bを下
地部G上に配置固定する実施例では、下地部Gが構造材
9上に断熱材等の下地材10が設けられたものであって
もよい(図5,図6等参照)。その固定部材7の実施例
としては、固定底片7a及び支持立上り片7bから形成
された断面L形状としたものであり、その固定底片7a
には貫通孔7a1 が形成されている(図7参照)。その
固定底片7aの貫通孔7a1 には前記ドリルビス等の固
着具8等が貫通するようになっている。
【0012】その固定部材7は、図7,図8に示すよう
に、その樋状支持材Bの長手方向に沿って適宜の間隔を
おいて溶接等にて固着されているが、これは予め工場に
て樋状支持材Bの樋状部5の立上り側部5b,5bに固
着される。ここで、樋状支持材Bに固着される固定部材
7,7,…の間隔は、工事現場における建造物の下地部
Gの平行に配置された複数の構造材9,9,…の間隔に
等しくなるように設定されることが好ましい(図8参
照)。また、必要に応じて、工事現場にて樋状支持材B
に固定部材7,7,…を溶接手段或いはその他の手段に
て固着することもある。この場合には、工事現場にて、
その下地部Gにおける構造材9,9,…の間隔に合わせ
て樋状支持材Bに固定部材7,7,…を固着することが
できる利点がある。
【0013】上記のフラット状建築用板A,樋状支持材
B,キャップ材C及び下地部G等からフラット状外囲体
が構成されるものであるが、さらにこれらの構成部材に
加えて外れ止部材Dが構成部材として存在する。該外れ
止部材Dは、図9乃至図12等に示すように、押圧支持
部14,連結用螺子杆15及び締付部材16とから構成
され、その押圧支持部14は偏平V字形状をなし、基部
14aの両側より上方に傾斜する押圧腕部14b,14
bが形成され、該押圧腕部14b,14bの先端は押圧
部14c,14cとなっている。そして、その基部14
aには、連結用螺子杆15が垂直状に設けられている。
その締付部材16は、前記連結用螺子杆15に螺合可能
な締付ナット16a及び貫通孔16b1 を設けた座金1
6bから構成される(図12参照)。
【0014】その外れ止部材Dの押圧支持部14は、図
9,図11等に示すように、樋状支持材Bの樋状部5内
に収容可能であり、その押圧部14c,14cが樋状支
持材Bの被嵌合部6,6の下面より押圧することができ
るようになっている。そして、連結用螺子杆15は、樋
状支持材Bより上方に突出して隣接するフラット状建築
用板A,A上に嵌合したキャップ材Cの頂部3を貫通す
るものである。そして、そのキャップ材Cの頂部3上に
前記締付部材16の座金16bが載置され、該座金16
b上より締付ナット16aが連結用螺子杆15に螺合さ
れる。
【0015】そして、その締付部材16を締め付ける
と、押圧支持部14の押圧部14c,14cが樋状支持
材Bの被嵌合部6,6の下面側を押圧するとともに、締
付部材16は、座金16bにてキャップ材Cの頂部3を
樋状支持材B方向に押圧することとなり、樋状支持材B
とキャップ材Cとの中間に位置して隣接するフラット状
建築用板A,Aは強固に嵌合固着状態を維持することが
できるものである。即ち、この状態を図解すると、図1
3に示すように、外れ止部材Dを樋状支持材B,フラッ
ト状建築用板A,A及びキャップ材Cの構成に適正に設
置して、先ず締付部材16を締めつけてゆくと押圧支持
部14が樋状支持材Bの被嵌合部6,6の下面側に集中
押圧力P,Pで押圧する。これと同時に締付部材16の
座金16bはキャップ材Cの頂部3を分布荷重p,p,
…にて押圧することになる。これにて、極めて強固なる
押圧力が生じ、フラット状建築用板A,A,…が十分に
強風時の負圧状態に耐えうるものとなる。
【0016】図14に示すものでは、フラット状建築用
板A,キャップ材C及び樋状支持材Bが緩やかに湾曲し
た形状のものである。これらによって、フラット状外囲
体全体を湾曲状としたものが施工できる。このとき樋状
支持材Bの樋状部5では底部5aと立上り側部5b,5
bとの屈曲部分が樋状部5内部に略円弧状に屈曲される
ことで、樋状支持材Bが比較的容易に長手方向に湾曲形
成されるものである。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明においては、主板1の幅
方向両端に、一段と下がる段部2bを有して下側に嵌合
側部2,2を形成したフラット状建築用板Aと、頂部3
の両端より下側に折返しを介して嵌合脚片4,4を適宜
の間隔に対向させたキャップ材Cと、幅方向両側に互い
に内向きの被嵌合端縁6b,6bを有する被嵌合部6,
6を形成した樋状支持材Bとからなり、複数の樋状支持
材B,B,…を下地部G上に所定間隔に配置固定し、そ
の隣接する樋状支持材B,B,…間に前記フラット状建
築用板A,A,…を載置し、前記嵌合側部2,2を樋状
支持材Bの被嵌合部6,6の被嵌合端縁6b,6bに嵌
合固着し、隣接するフラット状建築用板A,A間にキャ
ップ材Cを配置し、該キャップ材Cの頂部3両側を前記
隣接するフラット状建築用板A,Aの段部2b,2b上
に配置して嵌合脚片4,4を前記嵌合側部2,2に嵌合
してなるフラット状外囲体としたことにより、先ず第1
に施工を簡易且つ迅速にできるし、第2に部品数を減少
させ構造を簡単にすることができるし、第3に施工時間
を大幅に短縮することができる。
【0018】上記効果を詳述すると、複数の樋状支持材
B,B,…を下地部G上に所定間隔に配置固定し、その
隣接する樋状支持材B,B,…間にフラット状建築用板
Aを載置し、その嵌合側部2,2を樋状支持材Bの被嵌
合部6,6に嵌合固着し、隣接するフラット状建築用板
A,A間にキャップ材Cを嵌合しているもので、樋状支
持材B及びフラット状建築用板Aは吊子或いは受金具等
の従来必要とした固定用の部材を不要としたものであ
り、これによって部品点数を大幅に減少させ、且つ外囲
体としての構造を簡単にすることができる。
【0019】そして、樋状支持材Bには被嵌合部6,6
を形成してあるので、嵌合側部2,2を形成したフラッ
ト状建築用板Aは簡単に樋状支持材Bに嵌合固着するこ
とができる。さらに、樋状支持材Bを下地部Gに種々の
手段にて固着すると後は、単にフラット状建築用板A,
Aをその樋状支持材Bに嵌合固着し、さらにキャップ材
Cを嵌合してゆくだけであるから、工期を大幅に短縮す
ることもできる。これに加えて部品点数が少なくなるこ
とからコストを安くすることができる利点もある。
【0020】また、本発明では、キャップ材Cの頂部3
両側がフラット状建築用板A,Aの段部2b,2bに配
置されているため、台風のような強い正圧がかかると
き、又は重い人間の体重や重い施工治具がキャップ材C
にのみに加わったときでも、第1発明のキャップ材Cは
段部2b,2bの存在ゆえにめり込むようなこともな
く、極めて整然とした施工状態を保持することができ、
嵌合部を強固に保持できる利点がある。さらに、本発明
を構成するフラット状建築用板Aは、主板1の幅方向両
端に、一段と下がる段部2bを有して下側に嵌合側部
2,2を形成しているため、前記段部2bの存在ゆえ
に、正圧又は負圧に対して、フラット状建築用板Aの主
板1の中央部の変形歪みが発生するのを吸収することが
でき、これによって、フラット状建築用板Aの端部の嵌
合側部2aの拡がりは小さくでき、外れにくくでき、強
固なるフラット状外囲体を提供できる利点がある。
【0021】次に、請求項2の発明では、請求項1にお
いて、前記樋状支持材Bの幅方向両側を下地部Gの構造
材9上に溶接手段11にて固着してなるフラット状外囲
体としたことにより、強い負圧がフラット状外囲体に作
用すると、該フラット状外囲体は強い力で持ち上げられ
ようとするが、かかる場合でも、樋状支持材Bの底部周
辺が変形しないように樋状支持材Bは構造材9を強固に
保持でき、ひいては、強風地域に合った仕様を提供でき
る利点がある。さらに、樋状支持材Bは下地部Gに単に
溶接するのみで固定作業を完了することができる。これ
によって、樋状支持材Bは下地部Gが金属で、溶接可能
であれば、簡単に固着することができ、また下地部Gを
構成する母屋,胴縁等の間隔に合わせて溶接すること
で、据え付け作業に高い精度が要求されることがなく、
作業員も作業を比較的容易且つ効率的に行うことができ
る。この他には請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0022】次に、請求項3の発明では、請求項1にお
いて、前記樋状支持材Bの幅方向両側であって、その長
手方向に適宜の間隔をおいて設けた固定部材7,7,…
を固着具8にて下地部Gの構造材9に固着してなるフラ
ット状外囲体としたことにより、樋状支持材Bは下地部
Gに対して単にナット等にて簡単に固着することができ
る。また、下地部Gが金属の構造材9上に断熱材等の下
地材10を設けたものであっても、その固着具8にて樋
状支持材Bを比較的簡単に固定することができる。この
他には請求項2の発明と同様の効果を奏する。
【0023】次に、請求項4においては、主板1の幅方
向両側に嵌合側部2,2を設けたフラット状建築用板A
と、キャップ材Cと、幅方向両側に被嵌合部6,6を形
成した樋状支持材Bと、前記樋状支持材Bの内部より両
被嵌合部6,6の下面側を押圧可能な二つの押圧部14
c,14cを有する断面U字形の押圧支持部14と連結
用螺子杆15と前記連結用螺子杆15に螺合する締付部
材16とからなる外れ止部材Dとからなり、複数の樋状
支持材B,B,…を下地部G上に所定間隔に配置固定
し、前記樋状支持材B内に外れ止部材Dを収容し、隣接
する樋状支持材B,B,…間にフラット状建築用板Aを
載置し、その嵌合側部2,2を樋状支持材Bの被嵌合部
6,6に嵌合固着し、隣接するフラット状建築用板A,
A間にキャップ材Cを嵌合し、前記外れ止部材Dの連結
用螺子杆15をキャップ材Cに貫通させて、該キャップ
材C上より締付部材16の締付ナット16aを前記連結
用螺子杆15に螺合して前記締付部材16と押圧支持部
14とで前記フラット状建築用板Aの主板1の端部箇所
を挟持固定してなるフラット状外囲体としたことによ
り、極めて強固なフラット状外囲体とすることができ
る。
【0024】上記効果を詳述すると、その外れ止部材D
は前記樋状支持材B内に収容し、その断面U字形の押圧
支持部14の押圧部14c,14cを樋状支持材Bの被
嵌合部6,6の下面側より押圧するとともに、連結用螺
子杆15を介してキャップ材Cを締付部材16により押
圧することになる。そこで、外れ止部材Dは、樋状支持
材Bの被嵌合部6,6及びキャップ材Cを互いに接近す
るように押圧し、そして、キャップ材Cと被嵌合部6,
6との間にて挟持状態となった隣接するフラット状建築
用板A,Aを一層層強固に固定されることとなり、強風
等の負圧発生時においても十分に耐えうる耐久性の優れ
たものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】下地部より螺子杆を直接設け、これに樋状支持
材の固定部材を固定した実施例の縦断正面略示図
【図2】(a)は図1におけるフラット状外囲体の要部
縦断正面図 (b)は固着具を設けた下地部の実施例の正面図
【図3】溶接手段によるフラット状建築用板の縦断正面
略示図
【図4】(a)は図3におけるフラット状外囲体の要部
縦断正面図 (b)は樋状支持材を溶接手段にて下地部に固着した縦
断正面図
【図5】構造材及び下地材とからなる下地部の実施例か
らなるフラット状樋状支持材の縦断正面図
【図6】図5の要部縦断正面図
【図7】樋状支持材及び固定部材の実施例の斜視図
【図8】下地部上に樋状支持材を固定した実施例の斜視
【図9】外れ止部材を使用したフラット状外囲体の要部
縦断正面図
【図10】外れ止部材を使用したフラット状外囲体の要
部斜視図
【図11】外れ止部材を使用したフラット状外囲体の分
解図
【図12】外れ止部材の分解斜視図
【図13】外れ止部材の作用状態を示す縦断側面図
【図14】湾曲したフラット状外囲体の斜視図
【符号の説明】
A…フラット状建築用板 1…主板 2…嵌合側部 B…樋状支持材 6…被嵌合部 6b…被嵌合端縁 7…固定部材 8…固着具 C…キャップ材 G…下地部 9…構造材 11…溶接手段 D…外れ止部材 14c…押圧部 15…連結用螺子杆 16…締付部材 16a…締付ナット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主板の幅方向両端に、一段と下がる段部
    を有して下側に嵌合側部を形成したフラット状建築用板
    と、頂部の両端より下側に折返しを介して嵌合脚片を適
    宜の間隔に対向させたキャップ材と、幅方向両側に互い
    に内向きの嵌合端縁を有する被嵌合部を形成した樋状支
    持材とからなり、複数の樋状支持材を下地部上に所定間
    隔に配置固定し、その隣接する樋状支持材間に前記フラ
    ット状建築用板を載置し、前記嵌合側部を樋状支持材
    被嵌合部の被嵌合端縁に嵌合固着し、隣接するフラット
    状建築用板間にキャップ材を配置し、該キャップ材の頂
    部両側を前記隣接するフラット状建築用板の段部上に配
    置して嵌合脚片を前記嵌合側部に嵌合してなることを特
    徴としたフラット状外囲体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記樋状支持材の幅
    方向両側を下地部の構造材上に溶接手段にて固着してな
    ることを特徴とするフラット状外囲体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記樋状支持材の幅
    方向両側であって、その長手方向に適宜の間隔をおいて
    設けた固定部材を固着具にて下地部の構造材に固着して
    なることを特徴とするフラット状外囲体。
  4. 【請求項4】 主板の幅方向両側に嵌合部を設けたフ
    ラット状建築用板と、キャップ材と、幅方向両側に被嵌
    合部を形成した樋状支持材と、該樋状支持材の内部より
    両被嵌合部の下面側を押圧可能な二つの押圧部を有する
    断面U字形の押圧支持部と連結用螺子杆と連結用螺子
    杆に螺合する締付部材とからなる外れ止部材とからな
    り、複数の樋状支持材を下地部上に所定間隔に配置固定
    し、前記樋状支持材内に外れ止部材を収容し、隣接する
    樋状支持材間に前記フラット状建築用板を載置し、前記
    嵌合側部を樋状支持材の被嵌合部に嵌合固着し、隣接す
    前記フラット状建築用板間にキャップ材を嵌合し、前
    記外れ止部材の連結用螺子杆上端をキャップ材に貫通さ
    せて、該キャップ材上より締付部材の締付ナットを前記
    連結用螺子杆に螺合して前記締付部材と押圧支持部とで
    前記フラット状建築用板の主板の端部箇所を挟持固定
    てなることを特徴としたフラット状外囲体。
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