JP2790877B2 - 波型屋根の改修方法 - Google Patents

波型屋根の改修方法

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JP2790877B2 JP29749589A JP29749589A JP2790877B2 JP 2790877 B2 JP2790877 B2 JP 2790877B2 JP 29749589 A JP29749589 A JP 29749589A JP 29749589 A JP29749589 A JP 29749589A JP 2790877 B2 JP2790877 B2 JP 2790877B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、波型スレート葺や波型鉄板葺の屋根を改修
するに際し、既設の屋根葺材を撤去することなく既設の
屋根葺材を足場や降雨の際の養生に活用しながら屋根を
葺くことができる波型屋根の改修方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来より波型スレート材や波型鉄板材を屋根葺材とし
て使用した屋根は、工場の屋根葺などに多数使用されて
いる。
しかしながら、このような波型スレート葺や波型鉄板
葺の既設の屋根葺材が老朽化して雨漏り等が発生するよ
うになつてくると改修することが必要になつてくる。こ
の改修に際し、従来の改修方法としては、 既設の屋根葺材を撤去して、新たな屋根葺材を施工
する方法、 既設の屋根葺材を撤去することなく既設の屋根葺材
の上に新たな屋根葺材を施工する方法、とがある。
後者の改修方法は既設の屋根葺材を足場や降雨の際の
養生に活用しながら屋根葺材を施工することができるの
で屋根の改修を必要とする建築物内に種々の装置等が存
在している場合に非常に有効である。
従来の後者の改修方法を図面により説明する。第12図
は従来の既設の屋根葺材を撤去することなく既設の屋根
葺材の上に新たな屋根葺材を施工する改修方法を実施し
た状態を示す縦断面説明図、第13図は第12図におけるF
−F線断面説明図である。
従来のこの改修方法では、波型スレート材や波型鉄板
材から成る既設の屋根葺材1は通常その幅が3尺,長さ
が6〜8尺の長方形の平面形状のものが屋根の流れ方向
に沿つて葺かれたものであつて波形の頂部でフツクボル
トとナツトとより成る固定具により固定されたものであ
るので、この既設の屋根葺材1の波のピツチと同じピツ
チで下面が前記固定具と当接しないように波の高さが既
設の屋根葺材1の波の高さより高い改修用屋根葺材2′
を金属薄板でロール成形し、この改修用屋根葺材2′を
既設の屋根葺材1の波に合わせて既設の屋根葺材1上に
配置し、波の頂部でドリルビス4を改修屋根葺材2′と
既設の屋根葺材1とを貫通させて既設の屋根葺材1が固
定されていた母屋材3に固定することによつて実施して
いた。
しかしながら上記のような従来の波形屋根の改修方法
では、以下に列挙する種々な欠点があつた。
(イ) 既設の屋根葺材1は施工時の施工誤差や永年経
過後の狂い等により波の線が水上側から水下側まで一直
線になつていない場合が多く、既設の屋根葺材1の波と
改修用屋根葺材2′の波とを一致させることが困難であ
る。
(ロ) 水上側から水下側まで連続した長尺の改修用屋
根葺材2′を運搬するのに多大の費用を要する。
(ハ) 上記(ロ)の欠点を防止するために改修用屋根
葺材2′を現場で成形しようとすると、改修用屋根葺材
2′成形用のロール成形機を現場まで運搬する必要があ
ると共に、このロール成形機の設置場所の確保やロール
成形機の駆動用動力の確保も必要で、何処でもロール成
形機を搬入することができるとは限らない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、予め工場で製
造した平面寸法の小さな改修用屋根葺材を使用し、簡単
且つ容易に雨士舞良く波型屋根の改修ができる方法を提
供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は上記課題を解決すべく種々検討した結
果、改修用屋根葺材の平面寸法を既設の屋根葺材の平面
寸法とほぼ同一の平面寸法を有する長方形となるように
予め工場で製造したものとし、改修用屋根葺材の形状を
既設の屋根葺材の波のピツチの2倍以上整数倍のピツチ
で上に凸の部分を金属薄板の長手方向に沿つて設け且つ
その幅方向両端は凸の部分が位置する構成にして隣接す
る改修用屋根葺材の上に凸の部分同士を重ね合わせるこ
とができるようにし、更に水上側に位置する端縁には上
に凸の部分の溝状部から状に凸の部分の途中の高さまで
折曲加工してその自由端が水下側に向けて溝状部の面と
平行を成すように折り返してその上に上面がその上に位
置する改修用屋根葺材の下面に密着せしめられるガスケ
ツトを装着できるようにして吹き上げられてくる雨水等
の浸入を防止できるようにすると共に、水下側に位置す
る端縁は下方に垂下された形状として雨水が浸入し難い
ようにし、このような改修用屋根葺材を既設の屋根葺材
の上部に固定するには既設の屋根葺材を支持している母
屋材上に位置する部分であつて既設の屋根葺材上に改修
用屋根葺材の水下側が位置する部分に高さの高いタイト
フレームをまた各改修用屋根葺材の前記高さの高いタイ
トフレームより水上側に位置する側の所定位置に高さの
低いタイトフレームをそれぞれ固定した後にこれらタイ
トフレーム上に改修用屋根葺材をドリルビスで固定すれ
ば良いことを究明して本発明を完成したのである。
以下、図面によつて本発明に係る波型屋根の改修方法
を詳細に説明する。
第1図は本発明方法に使用する改修用屋根葺材の1例
の斜視図、第2図は第1図におけるX部拡大斜視図、第
3図は第1図に示した改修用屋根葺材を使用して本発明
方法を実施した状態の1実施例を示す縦断面説明図、第
4図は同じく第1図に示した改修用屋根葺材を使用して
本発明方法を実施した状態の他の実施例を示す縦断面説
明図、第5図は第3図におけるA−A線拡大端面図、第
6図は第3図におけるB−B線拡大端面図、第7図は第
3図におけるC−C線拡大端面図、第8図は本発明方法
に使用する改修用屋根葺材の1例の溝状部の水上側と水
下側とに位置する端縁同士の設置状態を示す第7図にお
けるD−D線断面説明図、第9図は第7図におけるE−
E線断面説明図、第10図は第6図におけるタイトフレー
ムの固定状態を示す一部拡大断面説明図、第11図はタイ
トフレームの他の固定状態を示す一部拡大断面説明図で
ある。
図面中、1は波型スレート材や波型鉄板材から成る既
設の屋根葺材であり、母屋材にフツクボルトとナツトと
より成る固定具により固定されている。2は本発明方法
で使用する改修用屋根葺材であり、この改修用屋根葺材
2は予め工場で製造されたものであつて、その平面寸法
は既設の屋根葺材1の平面寸法とほぼ同一の平面寸法の
長方形をなしており、その横断面形状は既設の屋根葺材
1の波のピツチの2倍以上の整数倍のピツチで上に凸の
部分2aを金属薄板の長手方向に沿つて設け且つその幅方
向両端に上に凸の部分2aが位置するように構成され隣接
する改修用屋根葺材2の上に凸の部分2a同士を重ね合わ
せることができるようにしたものであつて、更に水上側
に位置する端縁には上に凸の部分2a間の溝状部2bから上
に凸の部分2aの途中の高さまで折曲加工してその自由端
が水下側に向けて溝状部2bの面と平行を成すように折り
返してその上に上面がその上に位置する改修用屋根葺材
2の下面に密着せしめられるガスケツト5を装着できる
ようにして吹き上げられてくる雨水等の浸入を防止でき
るようにされており、水下側に位置する端縁には下方に
垂下された形状として雨水が浸入し難いようにされてい
る。6は改修用屋根葺材2を既設の屋根葺材1の上部に
固定するために既設の屋根葺材1の上部にその既設の屋
根葺材1を貫通して既設の屋根葺材1を支持している母
屋材3にドリルビス7により固定されるタイトフレーム
であり、このタイトフレーム6として高さの高いものと
高さの低いものとがあつて1枚の改修用屋根葺材2にお
いて改修用屋根葺材2の水下側が位置する側の所定位置
に高さの高いタイトフレーム6が、また改修用屋根葺材
2の前記高さの高いタイトフレーム6より水上側に位置
する側の所定位置に高さの低いタイトフレーム6がそれ
ぞれ使用される。このようなタイトフレーム6として
は、第10図に示す如く既設の屋根葺材1の波の谷部でド
リルビス7で固定されるものが好ましいが、第11図に示
す如く既設の屋根葺材1の波の山部でドリルビス7で固
定されるものであつても既設の屋根葺材1を母屋材3に
固定している固定具等が総ての既設の屋根葺材1の波の
山部に存在しない場合には使用できる。そしてこのタイ
トフレーム6が第10図に示す如く既設の屋根葺材1の谷
部でドリルビス7固定されるものである場合には、タイ
トフレーム6が既設の屋根葺材の1の波の谷部にしつか
り固定できると共に既設の屋根葺材1がスレート製であ
つても破損が生じないように既設の屋根葺材1の波の谷
部に当接する位置に下面側に向けて突設された環状の凸
部6aを設けておくことが好ましい。またこのタイトフレ
ーム6は図示した実施例では改修用屋根葺材2の1つの
上に凸の部分2aにそれぞれ対応したものであるが、第10
〜11図において左右に連続したものであつても差し支え
ない。また、8はタイトフレーム6及び改修用屋根葺材
2を貫通して両者を固定するためのドリルビスである。
〔作 用〕
上述したような各部材を使用して本発明に係る波型屋
根の改修方法を実施するには、次のようにして行う。
先ず、母屋材3にフツクボルトとナツトとより成る固
定具により固定されている波型スレート材や波型鉄板材
から成る既設の屋根葺材1上であつて且つ母屋材3上に
位置する部分に、各改修用屋根葺材2の水下側が位置す
る側の所定位置には高さの高いタイトフレーム6を、ま
た各改修用屋根葺材2の前記高さの高いタイトフレーム
6より水上側に位置する側の所定位置に高さの高いタイ
トフレーム6をそれぞれドリルビス7により固定する。
このタイトフレーム6の固定方法としては、前述したよ
うに第10図に示すように既設の屋根葺材1の波の谷部で
ドリルビス7により固定する方法と、第11図に示すよう
に既設の屋根葺材1の波の山部でドリルビス7により固
定する方法とがあり、このいずれの方法を用いても良
い。かくして高さの高いタイトフレーム6と高さの低い
タイトフレーム6とをそれぞれドリルビス7により既設
の屋根葺材1上の母屋材3上に位置する部分の所定位置
に固定すると、次に水下側から順次改修用屋根葺材2を
タイトフレーム6上に載置してドリルビス8で改修用屋
根葺材2をタイトフレーム6に固定するのである。この
ようにして改修用屋根葺材2をタイトフレーム6に順次
固定するに際し、同一の高さ(段)に固定する改修用屋
根葺材2はその平面寸法が既設の屋根葺材1の平面寸法
とほぼ同一の平面寸法であつてその横断面形状が既設の
屋根葺材1の波のピツチの2倍以上整数倍のピツチで上
に凸の部分2aを長方形の金属薄板の長手方向に沿つて設
けられた形状であり且つその幅方向両端には上に凸の部
分2aが位置するように構成されているので、隣接する改
修用屋根葺材2はその幅方向端部の上に凸の部分2a同士
が順次重ね合わされる。かくして先ず最も水下側に位置
する改修用屋根葺材2をタイトフレーム6に固定した
ら、次に同様にして水上側に第2段目の改修用屋根葺材
2をタイトフレーム6に固定するのであるが、この際改
修用屋根葺材2は水上側に位置する端縁の上に凸の部分
2a間の溝状部2bから上に凸の部分2aの途中の高さまで折
曲加工してその自由端が水下側に向けて溝状部2bの面と
平行を成すように折り返されているのでこの溝状部2bと
平行を成すように折り返されている部分及び凸の部分2a
の上にガスケツト5を装着してから第2段目の改修用屋
根葺材2を載置してガスケツト5の上面がその上に位置
する改修用屋根葺材2の下面に密着せしめた状態とし、
併せて第2段目の改修用屋根葺材2の水下側に位置する
端縁の下方に垂下された部分がそのガスケツト5の位置
より水下側に位置するようにして水下側の改修用屋根葺
材2の水上側の折返し部及びガスケツト5を隠蔽して外
観を向上させると共に水下側の改修用屋根葺材2の水上
側と水上側の改修用屋根葺材2の水下側との間に空間を
形成して台風時のように雨と風とが屋根面に沿つて吹き
上げられてくる際に圧力が高くなつて雨水の浸入を防ぐ
作用を付与するのである。かくして第2段目の改修用屋
根葺材2をタイトフレーム6に固定したら、次に同様に
して第3段目以降の改修用屋根葺材2を第2段目の改修
用屋根葺材2と同様にしてタイトフレーム6に固定すれ
ば良いのである。
〔発明の効果〕
以上詳述した本発明に係る波型屋根の改修方法は、以
下に列挙するような種々の効果を有しており、その工業
的価値の非常に大きなものである。
(1)既設の屋根葺材を足場や降雨の際の養生に活用し
ながら屋根葺材を施工することができるので、屋根の改
修を必要とする建築物内に種々の装置等が存在している
場合に非常に有効である。
(2)使用する改修用屋根葺材はその平面寸法が既設の
屋根葺材の平面寸法とほぼ同一の平面寸法を有する長方
形に予め工場で製造したものであるので、運搬が容易で
あると共に現場で改修用屋根葺材を製造する必要が無い
ため改修用屋根葺材の製造装置を現場に搬入したり改修
用屋根葺材の製造装置の駆動用動力の確保の心配が不要
となる。
(3)使用する改修用屋根葺材の形状を既設の屋根葺材
の波のピツチの2倍以上整数倍のピツチで上に凸の部分
を長方形の金属薄板の長手方向に沿つて設けたものとし
たので、既設の屋根葺材が施工時の施工誤差や永年経過
後の狂い等により波の線が水上側から水下側まで一直線
になつていなくても既設の屋根葺材の波と改修用屋根葺
材の波とを一致させることが容易である。
(4)使用する改修用屋根葺材はその幅方向両端に凸の
部分が位置する構成にいて隣接する改修用屋根葺材の上
に凸の部分同士を重ね合わせることができるようになつ
ているので、幅方向の接合が容易でしかも雨仕舞も確実
である。
(5)使用する改修用屋根葺材は水上側に位置する端縁
に上に凸の部分間の溝状部から上に凸の部分の途中の高
さまで折曲加工してその自由端が水下側に向けて溝状部
と平行を成すように折り返してその上に上面がその上に
位置する改修用屋根葺材の下面に密着せしめられるガス
ケツトを装着できるようにしてあるので、吹き上げられ
てくる雨水等の浸入を防止できて、長手方向の雨仕舞も
確実である。
(6)使用する改修用屋根葺材は水下側に位置する端縁
が下方に垂下された形状であるので、上記(5)の水上
側に位置する端縁の折返しガスケツトの装着との相乗効
果により、水下側の改修用屋根葺材の水上側と水上側の
改修用屋根葺材の水下側との間に空間を形成されるので
台風時のように雨と風とが屋根面に沿つて吹き上げられ
てくる際に圧力が高くなつて雨水の浸入を防ぐ作用をそ
の空間が付与するため雨仕舞が良く、更に改修用屋根葺
材の水上側の折返し部及びガスケツトが隠蔽されて外観
も向上する。
(7)改修用屋根葺材を既設の屋根葺材の上部に固定す
るのに、水下側に高さの高いタイトフレームをまたその
高さの高いタイトフレームより水上側に位置する側の所
定位置に高さの低いタイトフレームをそれぞれ既設の屋
根葺材の上部に固定した後にこれらタイトフレーム上に
改修用屋根葺材をドリルビスで固定するので、改修され
た屋根葺材は段葺きされた形状となつて、従来の単なる
波板製の屋根より外観が著しく向上する。
(8)タイトフレームとして既設の屋根葺材の波の谷部
に当接する位置に下面側に向けて突設された凸部を設け
たものを使用すると、タイトフレームを既設の屋根葺材
にしつかり固定できると共に既設の屋根葺材がスレート
製であつても既設の屋根葺材が破損することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用する改修用屋根葺材の1例の
斜視図、第2図は第1図におけるX部拡大斜視図、第3
図は第1図に示した改修用屋根葺材を使用して本発明方
法を実施した状態の1実施例を示す縦断面説明図、第4
図は同じく第1図に示した改修用屋根葺材を使用して本
発明方法を実施した状態の他の実施例を示す縦断面説明
図、第5図は第3図におけるA−A線拡大端面図、第6
図は第3図におけるB−B線拡大端面図、第7図は第3
図におけるC−C線拡大端面図、第8図は本発明方法に
使用する改修用屋根葺材の1例の溝状部の水上側と水下
側とに位置する端縁同士の設置状態を示す第7図におけ
るD−D線断面説明図、第9図は第7図におけるE−E
線断面説明図、第10図は第6図におけるタイトフレーム
の固定状態を示す一部拡大断面説明図、第11図はタイト
フレームの他の固定状態を示す一部拡大断面説明図、第
12図は従来の既設の屋根葺材を撤去することなく既設の
屋根葺材の上に新たな屋根葺材を施工する改修方法を実
施した状態を示す縦断面説明図、第13図は第12図におけ
るF−F線断面説明図である。 図面中 1……既設の屋根葺材 2′……従来の改修用屋根葺材 2……本発明方法で使用する改修用屋根葺材 2a……凸の部分 2b……溝状部 3……母屋材 4……ドリルビス 5……ガスケツト 6……タイトフレーム 6a……環状の凸部 7……ドリルビス 8……ドリルビス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面寸法が既設の屋根葺材(1)の平面寸
    法とほぼ同一の長方形の平面寸法を有し既設の屋根葺材
    (1)の波のピツチの2倍以上整数倍のピツチで上に凸
    の部分(2a)を金属薄板の長手方向に沿つて設けられ且
    つその幅方向両端に上に凸の部分(2a)が位置するよう
    に構成され更に水上側に位置する端縁には上に凸の部分
    (2a)間の溝状部(2b)から上に凸の部分(2a)の途中
    の高さまで折曲加工してその自由端が水下側に向けて溝
    状部(2b)の面と平行を成すように折り返されており水
    下側に位置する端縁は下方に垂下された形状とした改修
    用屋根葺材(2)を予め準備し、既設の屋根葺材(1)
    を支持している母屋材(3)上に位置する部分であつて
    既設の屋根葺材(1)上に各改修用屋根葺材(2)の水
    下側が位置する側の所定位置に高さの高いタイトフレー
    ム(6)をまた各改修用屋根葺材(2)の前記高さの高
    いタイトフレーム(6)より水上側に位置する側の所定
    位置に高さの低いタイトフレーム(6)をそれぞれドリ
    ルビス(7)により固定した後、水下側からこの改修用
    屋根葺材(2)を幅方向には隣接する改修用屋根葺材
    (2)の端部の上に凸の部分(2a)同士を重ね合わせ、
    また長手方向には水下側の改修用屋根葺材(2)水上側
    の溝状部(2b)の面と平行を成すように折り返されてい
    る部分及び上に凸の部分(2a)の上にガスケツト(5)
    を装着してから次の段の改修用屋根葺材(2)を載置し
    てガスケツト(5)の上面がその上に位置する改修用屋
    根葺材(2)の下面に密着し併せてその上に位置する改
    修用屋根葺材(2)の水下側に位置する端縁の下方に垂
    下された部分がガスケツト(5)の位置より水下側に位
    置するようにし、各改修用屋根葺材(2)を水下側で高
    さの高いタイトフレーム(6)にまた該高さの高いタイ
    トフレーム(6)より水上側で高さの低いタイトフレー
    ム(6)にそれぞれドリルビス(8)で固定することを
    特徴とする波型屋根の改修方法。
  2. 【請求項2】タイトフレーム(6)として既設の屋根葺
    材(1)の波の谷部に当接する位置に下面側に向けて環
    状の凸部(6a)が突設されたものを使用する請求項1に
    記載の波型屋根の改修方法。
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