JP3447793B2 - 建築物の換気構造 - Google Patents

建築物の換気構造

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JP3447793B2
JP3447793B2 JP01978994A JP1978994A JP3447793B2 JP 3447793 B2 JP3447793 B2 JP 3447793B2 JP 01978994 A JP01978994 A JP 01978994A JP 1978994 A JP1978994 A JP 1978994A JP 3447793 B2 JP3447793 B2 JP 3447793B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、金属面板を横葺きする
建築物の屋根あるいは壁面における自然換気構造に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来から自然換気棟に関しては種々のも
のが提案されているが、いずれも構造が複雑であり、取
付けに熟練を要するばかりか、価格も高価である。これ
ら換気棟の取りまとめ工事は屋根工事者が行わねばなら
ないが、屋根工事者は一般にハサミ等の簡単な道具ある
いは電動工具を用いて作業をするのが主であって、鉄工
工事者のように溶接等の重作業には適さない場合が多
い。 【0003】また、従来の屋根の自然換気構造の中に
は、ビス、ボルトあるいは爪片等の止着具にて簡単に工
事できるものも存する。 【0004】例えば実公昭63−1700号考案は、屈
曲させた面板を一部重ねながら縦桟に取り付け、さらに
内部に間隔をおいて同様に縦桟に屈曲させた面板を取り
付けているもの。あるいは特公平2−14503号発明
のように一本の支柱の両側に屈曲させた面板を向い合わ
せて取り付けてなるものが存する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来の実公昭63−1
700号考案および特公平2−14503号発明は、共
に雨水を外側の屈曲させた面板内に導き入れてしまう構
造であるため、雨水の屋内への浸入防止に対して完全で
ない。 【0006】さらに、前記考案等に使用する換気構造用
の面板は、屋根面あるいは壁面を形成する面板とは異な
る部材を使用するため、屋根面に連接させて換気構造を
形成させるためには、特別の接続用部材あるいは加工が
必要となってしまう。 【0007】さらにまた、前記考案等は換気構造用の面
板間の隙間より、虫、鳥、ゴミ等が浸入するため、別に
防虫ネットあるいはパンチングメタル等を取り付けねば
ならない。 【0008】 【課題を解決するための手段】そこで本発明は、金属面
板を横葺して屋根面あるいは壁面を形成する建築物にお
いて、一般の屋根工事者であっても簡単に施工でき、か
つ換気構造用の面板と屋根板あるいは壁板とを同一構造
のものを使用することで、屋根板あるいは壁板に連接さ
せて換気構造の施工ができるようにすることで、屋根の
棟部のみならず、屋根の中間部においても、さらにまた
壁面においても換気構造を自由な位置に配することがで
きるようにするとともに、換気構造の固定材としてパン
チングした部材を使用することで、防虫をも兼ねること
ができるようにし、さらに防虫、防鳥ネット等の取り付
けを不要とした。 【0009】本発明は、換気構造部分に換気口を設ける
ために、各面板下側縁を下段の面板より高くし、その間
に間隔を設けるための逆ハット状の高さを有する固定材
を配して面板の下側縁を取り付け、かつ下段の面板の上
側縁をこの固定材にてタルキ等に押さえ付けて固定する
ことで、各面板を段構造とした。そしてまたこの固定材
の表面をパンチングして通気できるようにしたものであ
る。 【0010】 【実施例】次に図に示す本発明の実施例に従って説明す
る。 【0011】横葺金属面板1として、下側縁に逆コの字
状の係合部2、そして上側縁に上方へ立上がった係止部
3を有する構造のものが公知であり、また下段の面板の
係止部と上段の面板の係合部とを順次噛み合わせて屋根
面あるいは壁面を形成する横葺工法も公知である。 【0012】本発明は、この公知の上下縁に係合部ある
いは係止部を有する長尺の面板を使用して換気構造を形
成するものであって、図2に拡大して示すように、断面
逆ハット状であり各面あるいは少なくとも両側面をパン
チングして多孔面とした面板固定材4を使用し、この面
板固定材4を、下段の面板1の上側縁3に沿ってその上
に配置し、かつこの面板固定材4の上側側面4aにて面
板の上側縁3を係止し、同時に底面4bにてこの面板を
押さえ、ビス等でタルキ5に固定する。 【0013】面板固定材4の上部は、前後方向にほぼ直
角に折曲され、下側折曲部4cにて上段の面板11の下
側係合部12を係合するようになっている。 【0014】面板固定材4の下側折曲部4cは、面板1
の下側係合部12の下側への折曲幅に合わせ、下方への
折曲部4dを形成しておくと係合が密となり、確実とな
って有利である。面板固定材4の高さ、あるいは屋根勾
配に合わせて長手方向に沿った中央部を適当な角度にて
折曲する(折曲部6)。そして順次、次段の面板に対し
ても同様に面板固定材を使用して葺き上げていく。 【0015】このようにして屋根あるいは壁面に、従来
の面板の延長上に換気構造を形成でき、必要に応じ再度
従来の面板を連設させていくことも可能である。 【0016】換気構造部において各段の面板間には、面
板固定材4の高さ分の段が生じ、この面板固定材は各面
がパンチングされて多孔面となっているところから、各
孔を通して通気が行えることになる。 【0017】尚、換気部Bが棟として屋根部Aに対し傾
斜しているような場合は、両者の接続部の屋根板21を
図1に示すように急角度に折曲して換気部Bの裏側に補
助屋根Cを形成し、屋根部Aより接続部の屋根板31を
補助屋根Cに連接して、棟部を二重構造としても良い。
図3は、壁面のサイディングを示す。 【0018】 【発明の効果】本発明は、以上の通り構成されているの
で、上段の面板の下側縁が、下段の面板のほぼ中央上方
に位置し、さらに多孔面を有する面板固定材4を通気口
に配してあるので、雨水の浸入のおそれが無く、万一浸
入するようなことがっても、下段の面板の上側係止縁3
の上方立上がり部にて止水されるので雨仕舞いが良く、
また固定材が虫の浸入を防ぐので、さらに防虫ネット等
の必要も無い。 【0019】そしてまた、屋根および壁面を葺く面板を
そのまま連続させて換気構造材として使用するので、デ
ザイン上の違和感が無く、さらにそれらとの接続に対し
特別な部材の必要も無く、簡単に屋根工事者にて施工が
行える。
【図面の簡単な説明】 【図1】屋根面の施工状態を示す断面図 【図2】固定構造を拡大して示す断面図 【図3】壁面のサイディングを示す斜視図面図 【符号の説明】 1 面板 2 係合部 3 上側係止縁 4 面板固定材 5 タルキ 6 折曲部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−222813(JP,A) 特開 平2−200951(JP,A) 特開 昭64−10857(JP,A) 特開 昭64−10858(JP,A) 実開 昭59−134607(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/152,13/16,3/40 E04B 1/70

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下側縁および上側縁にそれぞれ係合部あ
    るいは係止部を有する面板を順次噛み合わせて面を形成
    する横葺工法において、少なくとも両側面が多孔面とな
    った断面逆ハット状の面板固定材を、下段の面板の上側
    縁に沿ってその上に載置し、この面板固定材の棟側側面
    にて下段の面板の上側縁を係止し、さらにこの面板固定
    材の上部に載置した上段の面板の下側縁を面板固定材の
    上部に形成した軒先側折曲部にて係止し、面板固定材を
    ビス等でタルキ5に固定するようにして、順次同様に葺
    き上げてなる建築物の換気構造。
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