JPH0248575Y2 - - Google Patents

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JPH0248575Y2
JPH0248575Y2 JP19632183U JP19632183U JPH0248575Y2 JP H0248575 Y2 JPH0248575 Y2 JP H0248575Y2 JP 19632183 U JP19632183 U JP 19632183U JP 19632183 U JP19632183 U JP 19632183U JP H0248575 Y2 JPH0248575 Y2 JP H0248575Y2
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shaped
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wall
snow
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JP19632183U
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JPS60104514U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、大型山形屋根下部が多雪に対しても
十分に耐えられ、且つその下部に積雪させて落下
対策を良好にできるし、この雪の融水処理も確実
にできる大型山形屋根下部の多雪軒先修構造に関
する。
従来より、出願人が研究,開発した長大スパン
(長さ略十数m乃至略数十m)で、大型(高さ略
1m乃至略1.5m)の山形屋根材が工場生産され、
これを現場に運搬して、そこの構造物又は基礎上
に大型クレーン等で一つ一つ吊り上げ、その構造
物上部の対向する梁材間又は基礎間上に亘つて載
置固着し、隣接する大型山形屋根材を並列に揃え
て相互に緊結して屋根葺成しており、特に梁等を
全く設けず、その屋根自体を構造体とした簡易な
構成をなしている。その大型山形屋根材を屋根部
大型山形材と壁部大型山形材とに複数(4部材)
に分割して、屋根部大型山形材をフランジを介し
て略左右対称的に山形に設けたもので、より強固
になるような構成にした所謂、マンサードタイプ
の大型山形屋根も最近盛んに施工されている。と
ころが、その屋根部大型山形材の両側の壁部大型
山形材は急傾斜しているため、ここに積る雪は直
ぐに落下し、危険であることからその下部箇所に
は積雪用の強固な架台等を設ける必要があるし、
このように架台を設けると、その雪が融水する
と、今度は室内側に雨水が極めて浸入しやすく、
この箇所が早期に腐食する欠点があるし、且つ大
型であるがゆえに特に大型山形屋根下部の多雪軒
先修を良好で確実にすることが要望されている。
そこで考案者は、前記要望点等を解決すべく鋭
意,研究を重ねた結果、本考案を、マンサードタ
イプの大型山形屋根を構成する壁部大型山形材の
下端箇所の両側にスカート部を設け、このような
壁部大型山形材相互を併設してそのスカート部の
先端裏面より水切板を設け、該水切板の傾斜部を
構造物の壁部の軒先状部上に設けた下地枠材にて
支持し、その水切板の水下側位置の前記軒先状部
にU字溝を設け、該U字溝の上部間に目皿を敷設
し、該U字溝より下方に流下させる配管を設けた
ことにより、大型山形屋根下部が多雪に対しても
十分に耐えられ、且つその下部に積雪させて落下
対策を良好にできるし、この雪の融水処理も確実
にでき前記の要望点等を解決し、その目的を達成
したものである。
以下、図面の実施例に基づき本考案を説明す
る。第1図,第2図が本考案の実施例を示し、A
は壁部大型山形材であつて、金属製で断面台形山
形状をなし、この両側下端の底部より外方上側に
傾斜縁が形成され、比較的長尺(約数m)で、そ
の断面全体の高さ約1m乃至1.5mで、幅約2m
に形成され、その壁部大型山形材Aの外皮材1の
裏面には長手方向に適宜の間隔をおいて力骨が複
数固着されている。該力骨の両端にL形金具がそ
れぞれ固着されている。その外皮材1は台形状の
山形部1aの両側下端より外方に底部1b,1b
が設けられ、該両底部1b,1bの外端より外方
上側を向く傾斜縁1c,1cが設けられている。
その壁部大型山形材Aは構造物の壁部B上に急傾
斜状に据付けられ、この下端がピンシユー2にて
軸支されている。又、前記壁部大型山形材Aを構
成する外皮材1の裏面には、断熱材,空調関係等
の取付材,化粧板等が予め工場にて取付けられて
いるが、図面では省略した。
3は金属板製のスカート部であつて、前記壁部
大型山形材Aの下端の外皮材1の外面側で山形部
1aの傾斜辺と底部1bと傾斜縁1c間に設けら
れ、下り勾配になるように形成されている。さら
にスカート部3の外端には、逆L形の接合部3a
が形成され、且つスカート部3の下端には、先端
垂下縁3bが形成されている。このように形成さ
れた壁部大型山形材A,Aが併設されて、外皮材
1,1の傾斜縁1c,1c端相互及びスカート部
3,3の接合部3a,3aが当接されて結合され
る。
4は長尺な金属製の水切板であつて、傾斜部4
aの一側(第2図おいて左側の水上側)に垂直部
4bが形成され、この上端より頂部4cが前記傾
斜部4a側に設けられ、その頂部4c端より垂下
縁4dが形成され、前記傾斜部4aの他側(第2
図おいて右側の水下側)より垂下状屈曲縁4eが
一体形成されている。さらにその頂部4c垂下縁
4dには、断面逆L形のシール材5が貼着されて
いる。該シール材5は、例えばネオプレン系で圧
縮率が約50%前後の弾力性を有したものであり、
このシール材5付きの頂部4c垂下縁4d及び垂
直部4bが前記スカート部3,3の先端垂下縁3
b,3bとこの裏面側に設けた断面アングル状の
補強杆6の垂下片との間にシール材5が圧縮され
るようにして挿入されて固定される。又、その水
切板4の傾斜部4aは、前記構造物の壁部Bの軒
先状部B1の上部に設けた下地枠材7上にドリル
ビス、ボルト・ナツト等にて固着されている。
その水切板4の水下側位置の前記軒先状部B1
の先端側にはU字溝8が水切板4のの長手方向と
略平行に設けられている。そのU字溝8の両側上
部間にはこれを覆うようにして目皿9が載置さ
れ、該目皿9の水上側の下面に前記水切板4の垂
下状屈曲縁4eが入り、U字溝8に流下するよう
に構成されている。そのU字溝8の底部の適所よ
り流下孔10が形成され、該流下孔10より前記
構造物の壁部Bの下側に流下させる垂下短管,横
管,垂下管等からなる配管11が設けられてい
る。前記U字溝8箇所等はモルタル仕上げするこ
とが多い。
図中12は前記両接合部3a,3a及び隣接す
る外皮材1,1の傾斜縁1c,1c端相互を被覆
するキヤツプ材である。又、図示しないが、構造
物の対向する壁部B,B上に設けられた壁部大型
山形材A,Aの上端間には、該壁部大型山形材A
と同断面で長大スパンの屋根部大型山形材が設け
られてマンサードタイプの大型山形屋根が施工さ
れている。
次に作用効果について説明する。
本考案においては、マンサードタイプの大型山
形屋根を構成する壁部大型山形材Aの下端箇所の
両側にスカート部3,3を設け、このような壁部
大型山形材A,A相互を併設してそのスカート部
3の先端裏面より水切板4を設け、該水切板4の
傾斜部4aを構造物の壁部Bの軒先状部B1上に
設けた下地枠材7にて支持し、その水切板4の水
下側位置の前記軒先状部B1にU字溝8を設け、
該U字溝8の上部間に目皿9を敷設し、該U字溝
8より下方に流下させる配管11を設けたことに
より、第1に大型山形屋根下部が多雪に対しても
十分に耐えられ、且つその下部に積雪させて落下
対策を良好にできるし、第2に積雪の融水処理も
確実にできる等の作用効果を奏する。
該作用効果を詳述すると、屋根部大型山形材の
両側の壁部大型山形材A,Aは急傾斜しているた
め、ここに積る雪は直ぐに落下し、大型ゆえに極
めて危険であるが、本考案では、壁部大型山形材
Aの下端箇所に、スカート部3を設け、且つ構造
物の壁部Bの軒先状部B1上には水切板4や目皿
9を設けたので、これらの存在にてその雪はここ
に積り、これから落下することもなく危険を防止
できるし、水切板4は下地枠材7上に固着されて
いるし、その目皿9は軒先状部B1に載置されて
いるため、大型山形屋根下部の大型箇所に、多雪
が降り積もつても、その大型山形屋根下部箇所を
強度的に十分に耐えうるものにできるし、特に、
本考案では目皿9を設けたことでここに積もつた
雪は、その目皿9からU字溝8内に僅かに浸入す
るが殆どの雪は目皿9上に積り、該目皿9も積雪
架台としてできる。
又、その雪が融水すると、該融水はU字溝8に
流下して配管11を介して構造物の壁部Bの下方
に流下させることができ、構造物の壁部Bの下方
を汚すこともなく、積雪修に対しても樋装置を設
けたものと同様となり、融水処理が極めて勝れた
大型山形屋根下部の多雪軒先修構造を提供でき
る。さらに、屋根部大型山形材の両側の急傾斜し
た壁部大型山形材A,Aの下部箇所では、雪が降
らない季節でも、室内側に雨水の吹き込み等によ
つて雨水が極めて浸入しやすいが、本考案では、
壁部大型山形材A,A相互を併設してそのスカー
ト部3の先端裏面より水切板4を設けたことで、
室内側に雨水は浸入せず、これによつてこの箇所
が早期に腐食させることもなくなるし、その雨水
はU字溝8及び配管11を介して構造物の壁部B
の下方に流下させることができ、極めて雨仕舞の
勝れたものにできる。
以上のように大きな特長を発揮しても、比較的
簡単な構成であるし、簡易且つ迅速な施工がで
き、ひいては安価で有用なる大型山形屋根下部の
多雪軒先修構造を提供できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は本考案の斜視図、第2図は本考案の断面
図である。 A……壁部大型山形材、B……壁部、B1……
軒先状部、3……スカート部、4……水切板、4
a……傾斜部、7……下地枠材、8……U字溝、
9……目皿、11……配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マンサードタイプの大型山形屋根を構成する壁
    部大型山形材の下端箇所の両側にスカート部を設
    け、このような壁部大型山形材相互を併設してそ
    のスカート部の先端裏面より水切板を設け、該水
    切板の傾斜部を構造物の壁部の軒先状部上に設け
    た下地枠材にて支持し、その水切板の水下側位置
    の前記軒先状部にU字溝を設け、該U字溝の上部
    間に目皿を敷設し、該U字溝より下方に流下させ
    る配管を設けたことを特徴とした大型山形屋根下
    部の多雪軒先修構造。
JP19632183U 1983-12-22 1983-12-22 大型山形屋根下部の多雪軒先修構造 Granted JPS60104514U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19632183U JPS60104514U (ja) 1983-12-22 1983-12-22 大型山形屋根下部の多雪軒先修構造

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Publication Number Publication Date
JPS60104514U JPS60104514U (ja) 1985-07-17
JPH0248575Y2 true JPH0248575Y2 (ja) 1990-12-20

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JPS60104514U (ja) 1985-07-17

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